JP2014153289A - ナビゲーション装置およびナビゲーション方法 - Google Patents
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Abstract
【解決方法】車両がスマートICを利用するための専用道路に進入したか否かを判定する進入判定部と、ETCゲートを通行不可能な状態であるか否かを判定するETC判定部と、前記進入判定部により前記専用道路に進入したと判定され、かつ、前記ETC判定部によりETCゲートを通行不可能な状態であると判定されると、地図データに基づいて、ETCゲートへの進入を回避する回避道路を通過する回避経路を探索する経路探索部と、前記経路探索部により探索された回避経路を表示する表示部を備える。
【選択図】図6
Description
そのスマートICに、ETC車載機を搭載していない車両や、ETC車載機を搭載していても、ETCカードの未挿入である車両や挿入しているETCカードの有効期限が切れている車両等、ETCを利用できない車両が誤って進入してしまう場合がある。
そこで、上記のようなETCを利用できない車両が、スマートICのETCゲートに誤って進入をしないように防止する技術が開示されている。(特許文献1、2)
また、特許文献2では、ETC専用レーンに進入する進入レーンの所定位置に設置したアンテナ装置により非ETC車両または異常ETC車両であることを事前に検知し、当該車両に対しETC専用レーン進入前に路肩に設置された案内表示装置で回避出口通路への進行を誘導する案内情報を表示することで、非ETC車両および異常ETC車両のETC専用レーンへの誤進入を防止している。
しかし、運転手の中には、スマートICを利用するための専用道路(以下、スマートIC専用道路)に誤って進入した際、すぐに、誤進入しまったことに気付く人もおり、その場合、本線に戻ろうと急な車線変更や後進等危険な運転を行ってしまい、事故を起こす可能性がある。
操作部11は、車載ナビゲーション装置1における各種指示操作を受け付けるためのものであり、各種ボタンや表示部42に取り付けられたタッチパネル等により構成され、入力された指示操作をナビ制御部20に出力する。
自律航法センサ13は、回転角度を検出するジャイロなどの角度センサや、一定走行距離毎にパルスを発生する距離センサ等からなり、車両の車速、加速度(角速度)および自車方位等の情報を検出し、検出結果を、ナビ制御部20に出力する。
外部インターフェース(外部IF)15は、外部装置と有線または近距離無線による相互通信を行い、例えば、ETC車載機を接続することで、後述するナビ制御部20とデータ通信を行う。
具体的には、ETC判定部24は、第1に車載ナビゲーション装置1とETC車載機とが外部IF15を介して接続されているか否かを判定し、接続されていると判定した場合には、続いてETC車載機にETCカードが未挿入であるか(図3(a))、挿入されているETCカードが有効期限切れであるか(図3(b))、ETC車載機との通信にエラーが発生しているか(図3(c))のいずれかの状態であるか否かを判定する。このとき、前記状態のいずれか1つでも満たす場合は、スマートICのETCゲートを通行不可能と判定し、前記状態の1つも満たさない場合は、スマートICのETCゲートを通行可能と判定する。
今、ETCを利用不可能な車両がリンクL1上を走行しており、その後、分岐点(ノードN1)でスマートIC専用道路(リンクL4)方向に進入したとする。この場合、進入判定部23によりスマートIC専用道路に進入したと判定され、かつETC判定部24によりETCゲートを通行不可能な状態であると判定されるため、経路探索部26は、ETCゲートの進入を回避する回避道路(道路リンクL8〜L10)を利用して有料道路に復帰する回避経路を探索する。
そして、経路探索部26は、この回避経路を経路記憶部32に記憶する。
経路記憶部32は、経路探索部26により探索、設定された誘導経路や回避経路を構成するノードおよび道路リンクの情報を出発地点から目的地まで通行順に経路データとして記憶する。
経路案内部34は、自車位置特定部21から入力される自車位置と経路記憶部32に記憶されている経路データを参照して案内交差点から所定距離の地点に自車位置が到達すると、当該案内交差点における交差点拡大図を生成し、表示制御部41に出力するとともに、当該案内交差点における音声案内メッセージ(例えば「この先、300m先左折です。ガソリンスタンドが目印です。」)を生成し、音声制御部51に出力する。これら交差点拡大図に用いる各種画像データや音声案内に用いる各種案内音声データは、経路案内部34に記憶されている。
ここで、確認メッセージや警告メッセージを音声出力するために、それぞれに対応する音声メッセージを音声制御部51に出力するようにしてもよい。
音声制御部51は、経路案内部34から入力される音声案内メッセージおよび通知部35から入力される音声メッセージに対して、復号処理やD/A変換処理等を行い、スピーカ52から音声出力する。
自車位置特定部21は、GPS受信機12および自律航法センサ13からの情報を基に、自車位置を特定し、地図読出制御部22と進入判定部23に出力する。地図読出制御部22は、入力された自車位置周辺の地図データを地図データ記憶部16から読み出し、地図描画部31に出力する。そして、地図描画部31は、入力された地図データから生成した地図描画データを表示制御部41に出力する。進入判定部23は自車位置特定部21から入力される自車位置情報と地図データ記憶部16の地図データに基づき、スマートIC専用道路に進入したか否かの判定を行う(ステップS101)。ここで、進入判定部23が、車両がスマートIC専用道路に進入したと判定すると、次に、ETC判定部24は、ETC車載機が外部IF15を介して車載ナビゲーション装置1と接続されているか否かを判定する(ステップS103)。一方、進入判定部23により進入していないと判定されると、車両がスマートIC専用道路に進入するまで判定を続ける。
ステップS105で、ETC判定部24がETCゲートを通行可能と判定すると、ETCゲートへ進入しても問題ないため、当該回避経路探索処理を終了する。一方、ETC判定部24がETCゲートを通行不可能と判定すると、次に、経路探索部26がスマートICのETCゲートを回避する回避経路の探索を行う(ステップS107)。
以上に示す回避経路探索処理は、常時行われる。
図6(a)は、車両が有料道路上の図示する自車位置マークP1の位置を上り方向に走行している時に、車載ナビゲーション装置1の表示部42に表示されている自車位置周辺の地図画面である。その後、車両がさらに有料道路を上り方向に走行し、分岐点Dpに差し掛かり、誤ってスマートIC専用道路に進入したとする。つまり、車両が位置P1から分岐点Dpを左方向に進むと、進入判定部23はスマートIC専用道路へ進入したと判定し、続いて、ETC判定部24が、ETCゲートを通行不可能と判定する。経路探索部26は、これらの判定結果を受け、ETCゲート2を通過せず、本線に復帰する回避経路を探索する。当該スマートICには、ETCゲート2への進入を回避する回避道路が存在するので、経路探索部26は、その回避道路を通過して、本線に復帰する回避経路を探索する。そして、探索された回避経路が表示された地図画面(図6(b))が表示部42に表示される。この時、経路探索が正常に行えたため、図6(c)に示す確認メッセージMSG1が所定時間表示される。
図7(a)は、車両が一般道路上の図示する自車位置マークP3の位置を走行している時に、車載ナビゲーション装置1の表示部42に表示されている自車位置周辺の地図画面である。その後、車両がさらに走行し、交差点Cpに差し掛かり、誤ってスマートIC専用道路に進入したとする。つまり、車両が位置P3から交差点Cpで右折すると、進入判定部23はスマートIC専用道路へ進入したと判定し、続いて、ETC判定部24がETCゲートを通行不可能と判定する。経路探索部26は、これらの判定結果を受け、ETCゲート2を通過せず、一般道路に復帰する回避経路を探索する。当該スマートICには、ETCゲート2への進入を回避する回避道路が存在するので、経路探索部26は、その回避道路を通過して、一般道路に復帰する回避経路を探索する。そして、探索された回避経路が表示された地図画面(図7(b))が表示部42に表示される。この時、経路探索が正常に行えたため、図7(c)に示す確認メッセージMSG2が所定時間表示される。
20…ナビ制御部、21…自車位置特定部、22…地図読出制御部、23…進入判定部、24…ETC判定部、25…目的地設定部、26…経路探索部、
31…地図描画部、32…経路記憶部、33…経路描画部、34…経路案内部、35…通知部、41…表示制御部、42…表示部、51…音声制御部、52…スピーカ
Claims (7)
- 車両の現在位置周辺の地図画像を表示するナビゲーション装置であって、
ETC専用のインターチェンジであるスマートインターチェンジの位置と、少なくとも有料道路または一般道路から前記スマートインターチェンジに進入するための専用道路及び前記専用道路から分岐され、前記スマートインターチェンジのETCゲートへの進入を回避する回避道路を含む道路ネットワークとを含む地図データを記憶する地図データ記憶部と、
前記車両が前記専用道路に進入したか否かを判定する進入判定部と、
前記ETCゲートを通行不可能な状態であるか否かを判定するETC判定部と、
前記進入判定部により前記専用道路に進入したと判定され、かつ、前記ETC判定部によりETCゲートを通行不可能な状態であると判定されると、前記地図データに基づいて、前記回避道路を通過する回避経路を探索する経路探索部と、
前記経路探索部により探索された回避経路を前記地図画像に重畳表示する表示部と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記経路探索部により前記回避経路が探索されたとき、前記回避道路を通過することをユーザに案内通知する通知部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。 - 前記経路探索部は、前記進入判定部が前記有料道路から前記専用道路に進入したと判定した場合、前記有料道路に復帰する前記回避道路を通過する経路を探索する、
ことを特徴とする請求項1または2記載のナビゲーション装置。 - 前記経路探索部は、前記進入判定部が前記一般道路から前記専用道路に進入したと判定した場合、前記一般道路に復帰する前記回避道路を通過する経路を探索する、
ことを特徴とする請求項1または2記載のナビゲーション装置。 - 前記ETC判定部は、前記車両が有料道路の入口にて前記ETCゲートを通過せず、前記有料道路に進入した場合に、有料道路出口のETCゲートを通行不可能な状態であると判定する、
ことを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。 - 前記ETC判定部は、ETC車載機と通信エラーが発生した場合、もしくは、ETCカードが前記ETC車載機に挿入されていない場合、ETCカードの有効期限がきれている場合のいずれかにおいて、前記ETCゲートを通行不可能な状態であると判定する、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のナビゲーション装置。 - 車両の現在位置周辺の地図画像を表示するナビゲーション方法であって、
ETC専用のインターチェンジであるスマートインターチェンジの位置と、少なくとも有料道路または一般道路から前記スマートインターチェンジに進入するための専用道路及び前記専用道路から分岐され、前記スマートインターチェンジのETCゲートへの進入を回避する回避道路を含む道路ネットワークとで構成される地図データを予め記憶しておき、
前記車両が前記専用道路に進入したか否かを判定するステップと、
前記ETCゲートを通行不可能な状態であるか否かを判定するステップと、
前記進入判定部により前記専用道路に進入したと判定され、かつ、前記ETC判定部によりETCゲートを通行不可能な状態であると判定されると、前記地図データに基づいて、前記回避道路を通過する経路を探索するステップと、
前記経路探索部により探索された経路を前記地図画像に重畳表示するステップと、
を備えることを特徴とするナビゲーション方法。
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