JP2014153020A - 高温再生器 - Google Patents

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充 児玉
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Abstract

【課題】煙管における詰まり等の発生時においてモータが動作し続ける場合であっても、構成部品の破損を防止し、全体に対するダメージの発生を防止することが可能な高温再生器を提供する。
【解決手段】高温再生器1の回転機構22は、モータ20の回転力が伝達されて回転可能なハウジング22bと、ハウジング22bの回転中心側において当該ハウジング22bと連結されハウジング22bの回転に伴って回転可能なハブ22cと、ハブ22cの回転力をバッフルまで導く構成部品とを有している。ハブ22cは、凹部22dが回転外側に形成され、ハウジング22bは、凹部22dに嵌る球体22eと、当該球体22eを回転中心側に付勢するコイルバネ22gと、を有し、ハブ22cとハウジング22bとは、コイルバネ22gに付勢された球体22eが凹部22dに押し付けられることによって連結されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、高温再生器に関する。
従来、木質系のバイオマス燃料(以下、木質系ペレット燃料という)を燃料とするペレット燃焼器の燃焼熱により、吸収式冷温水機等の希溶液を加熱して濃溶液に再生する高温再生器が提案されている。この高温再生器は、横形の炉筒と、炉筒の一端に装着され木質系ペレット燃料を燃焼する燃焼器と、炉筒の他端に接続された煙室と、煙室に接続されて炉筒の上方にて横向きに配置された複数の煙管とを備えている。また、高温再生器は、炉筒と煙管の外周側に希溶液が導入される空間を形成する容器を備えており、煙管を通過する燃焼排ガスの熱により希溶液を加熱すると共に、炉筒の炉壁からの熱により希溶液を加熱する。
さらに、高温再生器は、複数の煙管に挿通されると共に煙管の軸方向に伸びる螺旋状の帯板を有して軸を中心に回転可能なバッフルと、モータからの回転力によりバッフルを回転させる回転機構とを備えている。このような高温再生器は、木質系ペレット燃料の燃焼によって発生するペレット燃焼灰が煙管内に侵入してきたとしても、回転機構によりバッフルを回転させることによりペレット燃焼灰を煙室側に掻き落とす構成となっている。また、高温再生器は、バッフルを備えることにより、燃焼排ガスが螺旋状に煙管内を通過することから、煙管の通過時間を長くして熱交換効率を高めることができる(例えば特許文献1参照)。
特開2009−236322公報
しかし、従来の高温再生器は、煙管側で詰まりや引っ掛かりが発生して回転トルクが増大した場合であっても、モータは動作を続けてしまうため、構成部品(ギアボックスや歯車など)を破損させてしまう可能性があった。さらに、破損が生じた場合には、煙管の詰まりに起因して、炉内温度が上昇することとなり、高温再生器全体に対してダメージが発生してしまうこととなる。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、煙管における詰まり等の発生時においてモータが動作し続ける場合であっても、構成部品の破損を防止し、全体に対するダメージの発生を防止することが可能な高温再生器を提供することにある。
本発明の高温再生器は、横形の炉筒の一端に装着され、木質系ペレット燃料を燃焼する燃焼器と、前記炉筒の他端に接続された煙室と、前記煙室に接続されて前記炉筒の上方にて横向きに配置された複数の煙管と、前記煙管の外周側に希溶液が導入される空間を形成する容器と、前記複数の煙管に挿通されると共に当該煙管の軸方向に伸びる螺旋状の帯板を有して軸を中心に回転可能なバッフルと、モータからの回転力を前記バッフルに伝達する回転機構と、を備え、前記回転機構は、前記モータの回転力が伝達されて回転可能なハウジングと、前記ハウジングの回転中心側において当該ハウジングと連結され前記ハウジングの回転に伴って回転可能なハブと、前記ハブの回転力を前記バッフルまで導く構成部品と、を有し、前記ハブは、凹部が回転外側に形成され、前記ハウジングは、前記凹部に嵌る球体と、当該球体を回転中心側に付勢する付勢手段と、を有し、前記ハブと前記ハウジングとは、前記付勢手段に付勢された前記球体が前記凹部に押し付けられることによって連結されていることを特徴とする。
この高温再生器によれば、ハブとハウジングとは、付勢手段に付勢された球体が凹部に押し付けられることによって連結されているため、煙管における詰まり等の発生時においてモータが動作しハウジングが回転したとしても、ハブは煙管における詰まり等によって略固定状態にあることから、球体が付勢手段の付勢力に抗して凹部から抜け出ることとなり、ハウジングとハブとの連結が解除され、ハウジングはハブを回転させない空転状態となる。これにより、回転トルクの増大を抑えることとなり、煙管における詰まり等の発生時においてモータが動作し続ける場合であっても、構成部品の破損を防止し、全体に対するダメージの発生を防止することができる。
また、本発明の高温再生器において、ハウジングは、前記付勢手段の球体反対側を抑える固定部を有し、前記固定部の位置を回転の径方向に調整可能となっていることが好ましい。
この高温再生器によれば、付勢手段の球体反対側を抑える固定部を有し、固定部の位置を回転の径方向に調整可能となっているため、付勢手段の付勢力を調整することができ、種々の仕様に応じて回転トルクの増大量を調整することができる。
また、本発明の高温再生器において、ハブの回転を検出する回転センサをさらに備え、前記回転センサは、前記ハブの回転が停止している場合に、その旨の信号を出力することが好ましい。
この高温再生器によれば、ハブの回転を検出する回転センサをさらに備え、回転センサは、ハブの回転が停止している場合に、その旨の信号を出力するため、出力先において異常警報を報知することが可能となり、煙管の詰まり等の状態を報知することができる。
また、本発明の高温再生器において、回転センサは、電磁誘導を利用して回転を検出する高周波発振型近接センサであることが好ましい。
この高温再生器によれば、回転センサは、電磁誘導を利用して金属を検出する高周波発振型近接センサであるため、高温環境下やペレット燃焼灰による検出精度の低下を抑制することができる。
本発明によれば、煙管における詰まり等の発生時においてモータが動作し続ける場合であっても、構成部品の破損を防止し、全体に対するダメージの発生を防止することが可能な高温再生器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る高温再生器の断面図である。 図1に示した高温再生器の外観図である。 図1に示した高温再生器の上部一端側を拡大して示す拡大図である。 図1及び図3に示したバッフルの拡大図である。 図1及び図2に示した回転機構の詳細を示す概略図であり、(a)は側面図を示し、(b)は(a)のI−I断面図を示している。 ハウジングとハブとの回転の様子を示す断面図であり、煙管に詰まり等が発生していない状態を示している。 ハウジングとハブとの回転の様子を示す断面図であり、煙管に詰まり等が発生している状態を示している。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は該実施形態に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る高温再生器の断面図であり、図2は、図1に示した高温再生器の外観図である。図1及び図2に示すように、高温再生器1は、横型の炉筒10と、第1煙室(煙室)12と、煙管式熱交換器14と、再生容器(容器)16とを備えている。炉筒10は、図1に示すように円筒形状の本体部10aを有しており、その一端10bに木質系ペレット燃料を燃焼する燃焼器(図示せず)が設けられている。燃焼器は、炉筒10の一端10bに着脱自在に装着されている。
第1煙室12は、炉筒10の他端に接続されており、燃焼器の燃焼により発生する燃焼排ガスが供給される室である。煙管式熱交換器14は、炉筒10の上方にて横向きに配置された複数の煙管14aを備えている。この煙管14aは、一端が第1煙室12に接続され、第1煙室12内の燃焼排ガスを導入する構成となっている。
再生容器16は、煙管式熱交換器14の外周側を覆う容器であって、煙管式熱交換器14の外周側に希溶液が導入される空間を形成するものである。なお、この再生容器16は、少なくとも煙管式熱交換器14(特に煙管14a)を覆うものであるが、煙管式熱交換器14に加えて炉筒10についても覆うように構成されていてもよい。
さらに、本実施形態に係る高温再生器1は、灰集積箱18を備えている。灰集積箱18は、燃焼器の燃焼により発生するペレット燃焼灰を集積するための箱であって、第1煙室12の下方に設けられている。また、この灰集積箱18は、取り外し可能となっている。このため、灰集積箱18は、作業者等により取り外されて内部に溜まったペレット燃焼灰が廃棄されることとなる。
加えて、本実施形態に係る高温再生器1は、モータ20と、回転機構22と、回転軸(構成部品の1つ)24とを備えている。モータ20は回転力を発生させるものであり、回転機構22はモータ20からの回転力を伝達するものである。回転軸24は、回転機構22により伝達された回転力により軸方向を中心に回転するものである。
図3は、図1に示した高温再生器1の上部一端側を拡大して示す拡大図である。図3に示すように、高温再生器1は軸部(構成部品の1つ)26と軸受け28とを備えている。軸部26は、一端が回転軸24に接続されており、他端が後述のバッフル30に接続されている。この軸部26は、回転軸24の回転に伴って回転運動するものであり、バッフル30を回転させる力をバッフル30に伝達する役割を有するものである。軸受け28は、筒状の部品であって、筒の内側に軸部26を受け入れる構成となっている。
図4は、図1及び図3に示したバッフル30の拡大図である。図4に示すバッフル30は、複数の煙管14a内に挿通されている。このバッフル20は、煙管14aの軸方向に伸びる螺旋状の帯板30aを有している。帯板30aの一端は軸部26に接続されており、バッフル30は、軸部26の回転に伴って軸を中心に回転可能となっている。
再度、図1を参照する。高温再生器1は、さらに煙管14aの一端側に第2煙室34を備えている。第2煙室34は、煙管14aを通じて流れてきた燃焼排ガスが一時的に留まる室であり、その下方には排気筒34aが設けられている。排気筒34aは、図示しないサイクロンを介して誘引ブロワに連結されている。このため、第2煙室34内の燃焼排ガスは、排気筒34aから外部に放出されることとなる。
ここで、高温再生器1の動作の概略を説明する。まず、木質系ペレット燃料が燃焼器に供給される。燃焼器は、木質系ペレット燃料を燃焼させ、高温の燃焼排ガスを発生させる。燃焼排ガスは、第1煙室12を通じて複数の煙管14a内に進入する。
複数の煙管14aの周囲には、再生容器16が設けられており、再生容器16内は希溶液で満たされている。このため、希溶液は、複数の煙管14aに進入した高温の燃焼排ガスにより加熱されることとなる。特に、煙管14a内には螺旋状の帯板30aを有するバッフル30が挿通されているため、高温の燃焼排ガスは、螺旋状に煙管14a内を通過することとなり、煙管14aの通過時間を長くして熱交換効率が高まることとなる。その後、燃焼排ガスは、第2煙室34に至り、排気筒34aから外部に排出される。
また、上記過程において、モータ20が駆動し、回転機構22、回転軸24、及び軸部26を通じてバッフル30が回転することとなる。木質系ペレット燃料が燃焼した場合、ペレット燃焼灰が燃焼の残物として発生する。このペレット燃焼灰は、一部が炉筒10内に留まり、別の一部が第1煙室12の下方の灰集積箱18に集積される。
さらに、残りのペレット燃焼灰は、第1煙室12を通じて複数の煙管14aに至る。ここで、ペレット燃焼灰が複数の煙管14aに進入すると、煙管14aの詰まりの原因となるが、バッフル30が回転しているため、複数の煙管14aに侵入したペレット燃焼灰は、掻き落とされることとなり、灰集積箱18若しくはサイクロンに集積される。
しかし、従来の高温再生器は、煙管側で詰まりや引っ掛かりが発生して回転トルクが増大した場合であっても、モータは動作を続けてしまうため、構成部品(ギアボックスや歯車など)を破損させてしまう可能性があった。さらに、破損が生じた場合には、煙管の詰まりに起因して、炉内温度が上昇することとなり、高温再生器全体に対してダメージが発生してしまうこととなる。
そこで、本実施形態に係る高温再生器1は、回転機構22に以下の構成を採用することとしている。図5は、図1及び図2に示した回転機構22の詳細を示す概略図であり、(a)は側面図を示し、(b)は(a)のI−I断面図を示している。
図5(a)に示すように、回転機構22は、歯車22aと、ハウジング22bと、ハブ22cとを備えている。歯車22aは、モータ20により回転させられる歯車20aと噛み合って設けられるものであり、モータ20の回転力をハウジング22bに伝達するものである。
ハウジング22bは、モータ20の回転力が伝達されて回転可能な部材である。このハウジング22bは、ハブ22cを内包する構成となっている。ハブ22cは、ハウジング22bの回転中心側においてハウジング22bと連結されハウジング22bの回転に伴って回転可能な略円柱部材である。このハウジング22bは、回転外側に凹部22dが形成されている。凹部22dは、図5(a)及び図5(b)に示すように、円柱の中心部を挟んで対象に2つ形成されている。
また、ハウジング22bは、2つの球体22eと、板材22fと、コイルバネ(付勢手段)22gと、螺子部(固定部)22hとを有している。球体22eは、凹部22dに嵌る部材である。板材22fは、中央部に開口が設けられるものであって、球体22eに接して配置されている。
コイルバネ22gは、一端が板材22fに接続され、他端が螺子部22hに接続される弾性部材である。螺子部22hは、ハウジング22bの外周付近に位置する固定部材であって、コイルバネ22gの球体反対側を押える機能を有する。
このような構成であるため、球体22eは、コイルバネ22gの付勢力により板材22fを介して凹部22d側(回転中心側)に付勢される。そして、球体22eが凹部22dに押し付けられることによって、ハウジング22bとハブ22cとは連結されることとなる。なお、板材22fの中央部には開口が設けられているため、球体22eの位置決めに寄与することとなる。
また、螺子部22hは、通常の螺子と同様に螺子まわしすることによって、ハウジング22bの回転の径方向に移動可能となっている。このため、コイルバネ22gの付勢力を調整することができる構成となっている。
さらに、回転機構22は、ハブ22cの回転に伴って回転するチェーン接続部(構成部品の1つ)22kを備えている。スプロケット22kは、外周方向に突出する突起部22k1にチェーン(図示せず:構成部品の1つ)が掛け回されるものである。このため、ハブ22cの回転力はスプロケット22kを通じてチェーンに伝達されることとなる。
また、チェーンは、スプロケット22kと不図示のスプロケット(構成部品の1つ)とに掛け回されており、チェーンに伝達された回転力は、不図示のスプロケットを通じて回転軸24に伝達されるようになっている。これにより、バッフル30が回転することとなる。
さらに、回転機構22は、球体22e等が設けられる反対側の端部に検知板22iと近接センサ(回転センサ)22jとを備えている。検知板22iは、ハブ22cの回転に伴って回転する部材であり、平面視した場合に歯車形状に形成されている。近接センサ22jは、ハブ22cの回転を検出するセンサであって、検知板22iに対して近接配置され、検知板22iの回転に応じた信号を出力するものである。この近接センサ22jは、検知板22iの回転外周側に設けられている。
より詳細に近接センサ22jは、電磁誘導を利用して回転を検出する高周波発振型近接センサである。ここで、検知板22iは、平面視した場合に歯車形状に形成されている。このため、歯車の歯の部分と窪み部分とで近接センサ22jと検知板22iとの距離が異なることとなり、この距離に応じて誘導電流が発生する。よって、近接センサ22jは、検知板22iの回転を検出でき、検知板22iと接続されるハブ22cの回転を検出することとなる。
次に、本実施形態に係る回転機構22の動作を、図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7は、ハウジング22bとハブ22cとの回転の様子を示す断面図である。なお、図6は、煙管14aに詰まり等が発生していない状態を示し、図7は、煙管14aに詰まり等が発生している状態を示している。
まず、高温再生器1が駆動されると、これに応じてモータ20が動作を開始する。モータ20にて発生した回転力は、歯車20a,22aを通じてハウジング22bに伝達される。
ここで、コイルバネ22gが球体22eをハブ22cの凹部22dに押し付けることにより、ハウジング22bとハブ22cとは連結されている。このため、図6(a)及び図6(b)に示すように、ハウジング22bに伝達された回転力により、ハブ22cは回転することとなる。これにより、スプロケット22kも回転することとなる。
ここで、スプロケット22kに接続されるチェーンは、不図示のスプロケットに掛け回されている。このため、スプロケット22kの回転に伴って不図示のスプロケットも回転することとなり、不図示のスプロケットの回転によって、回転軸24及び軸部26を通じてバッフル30が回転させられることとなる。
ところで、煙管14aで詰まりや引っ掛かりが発生して回転トルクが増大した場合、軸部26、回転軸24、不図示のスプロケット及びチェーンを通じて、ハブ22cが回転し難くなる。このような場合、コイルバネ22gが球体22eを凹部22dに押し付けることによってハウジング22bとハブ22cとが連結されていることから、球体22eは、コイルバネ22gの付勢力に抗して凹部22dから抜け出る(図7(a)及び図7(b)参照)。
このように、煙管14aで詰まりや引っ掛かりが発生した場合、ハウジング22bとハブ22cとの連結が解除され、ハウジング22bはハブ22cを回転させない空転状態となる。
そして、ハウジング22bが半周回転すると、再度球体22eが凹部22dに嵌ることとなり、再連結状態となる(図7(c)参照)。なお、再連結状態において未だ詰まりや引っ掛かりが解消していない場合には、再度、図7(b)に示すように、ハウジング22bはハブ22cを回転させない空転状態となる。以上により、本実施形態では構成部品の破損等を防止することとしている。
なお、空転状態においてはハブ22cが回転しないことから、検知板22iについても回転しないこととなる。このような場合、近接センサ22jは、ハブ22cが回転していない旨の信号を出力する。なお、出力先は、高温再生器1の制御部であってもよいし、吸収式冷温水機等の制御部であってもよい。さらには、吸収式冷温水機等の動作状態を一括管理するセンターであってもよい。このように、ハブ22cが回転していない旨の信号を出力することにより、出力先において警報を発することができるからである。
このようにして、本実施形態に係る高温再生器1によれば、ハブ22cとハウジング22bとは、コイルバネ22gに付勢された球体22eが凹部22dに押し付けられることによって連結されているため、煙管14aにおける詰まり等の発生時においてモータ20が動作しハウジング20bが回転したとしても、ハブ20cは煙管14aにおける詰まり等によって略固定状態にあることから、球体22eがコイルバネ22gの付勢力に抗して凹部22dから抜け出ることとなり、ハウジング22bとハブ22cとの連結が解除され、ハウジング22bはハブ22cを回転させない空転状態となる。これにより、回転トルクの増大を抑えることとなり、煙管14aにおける詰まり等の発生時においてモータ20が動作し続ける場合であっても、構成部品の破損を防止し、全体に対するダメージの発生を防止することができる。
また、コイルバネ22gの球体反対側を抑える螺子部22hを有し、螺子部22hの位置を回転の径方向に調整可能となっているため、コイルバネ22gの付勢力を調整することができ、種々の仕様に応じて回転トルクの増大量を調整することができる。
また、ハブ22cの回転を検出する近接センサ22jをさらに備え、近接センサ22jは、ハブ22cの回転が停止している場合に、その旨の信号を出力するため、出力先において異常警報を報知することが可能となり、煙管14aの詰まり等の状態を報知することができる。
また、近接センサ22jは、電磁誘導を利用して金属を検出する高周波発振型近接センサであるため、高温環境下やペレット燃焼灰による検出精度の低下を抑制することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、上記実施形態においては、コイルバネ22gにより球体22eを凹部22dに押し付けることにより、ハウジング22bとハブ22cとを連結する構造となっているが、これに限らず、コイルバネ22gに代えてゴム等の他の弾性部材を用いるようにしてもよい。
また、球体22eは、ハブ22c側が少なくとも球形状となった半球体であってもよい。すなわち、本実施形態において球体22eとは半球体を含む概念である。
さらに、球体22eのハブ22c側は、完全な球形状でなくともよく、やや楕円であったり段差を有したりした略球形状であってもよい。
加えて、凹部22dは球体22eを受け入れる構造であれば、形状及び寸法について適宜変更可能である。特に、凹部22dは、球体22eよりも寸法が小さくてもよく、球体22eの少なくとも一部を受け入れていれば、球体22eの全体を受け入れる必要はない。
1…高温再生器
10…炉筒
12…第1煙室(煙室)
14…煙管式熱交換器
14a…煙管
16…再生容器(容器)
18…灰集積箱
20…モータ
22…回転機構
22a…歯車
22b…ハウジング
22c…ハブ
22d…凹部
22e…球体
22f…板材
22g…コイルバネ(付勢手段)
22h…螺子部(固定部)
22i…検知板
22j…近接センサ(回転センサ)
22k…スプロケット
24…回転軸
26…軸部
28…軸受け
30…バッフル
30a…帯板
34…第2煙室
34a…排気筒

Claims (4)

  1. 横形の炉筒の一端に装着され、木質系ペレット燃料を燃焼する燃焼器と、
    前記炉筒の他端に接続された煙室と、
    前記煙室に接続されて前記炉筒の上方にて横向きに配置された複数の煙管と、
    前記煙管の外周側に希溶液が導入される空間を形成する容器と、
    前記複数の煙管に挿通されると共に当該煙管の軸方向に伸びる螺旋状の帯板を有して軸を中心に回転可能なバッフルと、
    モータからの回転力を前記バッフルに伝達する回転機構と、を備え、
    前記回転機構は、前記モータの回転力が伝達されて回転可能なハウジングと、前記ハウジングの回転中心側において当該ハウジングと連結され前記ハウジングの回転に伴って回転可能なハブと、前記ハブの回転力を前記バッフルまで導く構成部品と、を有し、
    前記ハブは、凹部が回転外側に形成され、
    前記ハウジングは、前記凹部に嵌る球体と、当該球体を回転中心側に付勢する付勢手段と、を有し、
    前記ハブと前記ハウジングとは、前記付勢手段に付勢された前記球体が前記凹部に押し付けられることによって連結されている
    ことを特徴とする高温再生器。
  2. 前記ハウジングは、前記付勢手段の球体反対側を抑える固定部を有し、前記固定部の位置を回転の径方向に調整可能となっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の高温再生器。
  3. 前記ハブの回転を検出する回転センサをさらに備え、
    前記回転センサは、前記ハブの回転が停止している場合に、その旨の信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の高温再生器。
  4. 前記回転センサは、電磁誘導を利用して回転を検出する高周波発振型近接センサである
    ことを特徴とする請求項3に記載の高温再生器。
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