JP2014152804A - 動力伝達装置及びその組み付け方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組付作業性が向上する動力伝達装置及び動力伝達装置の組み付け方法を提供する。
【解決手段】デフケース5と、デフケース5を軸方向の両端で支持するベアリング6と、軸方向内側がシム圧接壁面であるシム圧接壁を有し、デフケース5及びベアリング6を収容すると共に、デフケース5の軸心と平行な面を分割面として第1ケース21及び第2ケース22に二分割構成されたケース20と、シム圧接壁面とベアリングの外側面との間に設けられ、ベアリングに予圧をかける隙間調整用の環状のシム7と、シム圧接壁面とシム7との間に設けられた環状のプレート8と、を備え、プレート8の外周には、シム7の外径よりも径外方向に突出し、径外方向先端部が径外方向に向かうにしたがいシム圧接壁面から離間するガイド面8Cを有するガイド舌片8Bが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力伝達装置及びその組み付け方法に関する。
車両に搭載される終減速装置(動力伝達装置)は、動力源からの動力を減速して駆動輪が連結したデフ装置(差動装置)に伝達する装置である。終減速装置は、動力が入力されるドライブピニオンギヤと、ドライブピニオンギヤと噛合するリングギヤと、リングギヤが固定されると共にピニオンギヤ及びサイドギヤを収容したデフケースと、リングギヤ、デフケース等を収容したケース(キャリア、ハウジング)と、ケースに対してデフケースを回転自在とするためにデフケースの両端をそれぞれ支持する2つのベアリングと、を備えている。デフ装置は、デフケースに収容されたピニオンギヤ及びサイドギヤを備えて構成され、サイドギヤは、駆動輪と一体で回転する駆動軸に連結されている。
ここで、減速比を大きくするためにリングギヤを大径とすると、リングギヤ等を収容するケースも大型化する。そこで、ケース単体の大型化を防止するため、前後方向においてケースを第1ケースと第2ケースとに分割し、第1ケースと第2ケースとを例えばボルト等で締結する構造が知られている(特許文献1参照)。
また、ドライブピニオンギヤ及びリングギヤは、一般にハイポイドギヤで構成されるので、その噛合い反力は、ドライブピニオンギヤの軸心方向と、リングギヤの軸心方向とに、それぞれ作用する。よって、リングギヤが固定されたデフケースを支持するベアリングにも、前記噛合い反力が作用するため、前記ベアリングは一般にテーパローラベアリングで構成される。
ここで、テーパローラベアリングは、円錐状の内輪と外輪との間でローラが転動する構造である。したがって、通常、ローラと内輪の間、ローラと外輪との間にそれぞれ隙間が形成されないように、テーパローラベアリングの軸方向外側に適当な厚さのシムを介在させて、軸方向において予圧を付与している。
ここで、特許文献1のように、ケースの分割面がリングギヤの軸心を含む鉛直面であり、前側のケース101及び後側のケース102に分割されている場合における終減速装置の組み付け手順について、図15を参照して説明する。
デフケース104に、ベアリング105(テーパローラベアリング)、シム106を順に取り付ける。次いで、ベアリング105及びシム106が取り付けられたデフケース104の前半分を、ケース101に組み込む。次いで、デフケース104等の後半分を収容するようにケース102を組み付ける。次いで、ケース101及びケース102をボルト(図示しない)で締結する。
また、このような分割ケースの組み付けに関して、特許文献2には、デフケースのボス部の内周面のうち軸方向外側部分に雌ねじ部を形成し、この雌ねじ部に治具を螺合すると共に治具でシムを抑えつけた状態で、分割されたケースを組み合わせる技術が記載されている。
特開2000−65191号公報 特開2010−43672号公報
ところで、特許文献1では、組み付け後において、ローラ105Bと内輪105Aとの間、ローラ105Bと外輪105Cとの間に隙間が生じないようにシム106によって予圧をかける構造であるため、ケース101のシム圧接壁面107、107の間であるケース寸法L1と、ケース102のシム圧接壁面108、108の間であるケース寸法L2とは、きつめの値に設定されている(図15参照)。なお、右側のシム圧接壁面107及びシム圧接壁面108が右側のシム106の右側面に圧接し、左側のシム圧接壁面107及びシム圧接壁面108が左側のシム106の右側面に圧接する。
したがって、前側のケース101に、ベアリング105及びシム106が取り付けられたデフケース104の前半分を組み付けると、ベアリング105は半円弧状(半環状)のシム圧接壁面107によって前半分のみが軸方向(左右方向)において狭持されるため、ケース101からはみ出た後半分の外輪105Cがベアリングテーパに沿って軸方向外側に滑る。そうすると、シム106の後半分が白矢印で示すように軸方向外側に拡開する虞がある。このようにシム106が拡開すると、ケース102を組み付ける際、シム106をケース102のシム圧接壁面108に収めることが困難となり、組み付け作業に手間がかかりやすくなる。
また、特許文献2では、治具を螺合させるために雌ねじ部を加工形成するので、加工コストが嵩みやすい。さらに、デフケースと、テーパローラベアリングと、シムとからなる組立体を軸方向に挟持する治具を組み付ける作業と、ハウジングに組み付けた後に前記治具を取り外す作業が発生するため、作業に手間がかかりやすい。
そこで、本発明は、組付作業性が向上する動力伝達装置及び動力伝達装置の組み付け方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、回転体と、前記回転体を軸方向の両端で支持するベアリングと、軸方向内側がシム圧接壁面であるシム圧接壁を有し、前記回転体及び前記ベアリングを収容すると共に、前記回転体の軸心と平行な面を分割面として第1ケース及び第2ケースに二分割構成されたケースと、前記シム圧接壁面と前記ベアリングの外側面との間に設けられ、前記ベアリングに予圧をかける隙間調整用の環状のシムと、前記シム圧接壁面と前記シムとの間に設けられた環状のプレートと、を備え、前記プレートの外周には、前記シムの外径よりも径外方向に突出し、径外方向先端部が径外方向に向かうにしたがい前記シム圧接壁面から離間するガイド面を有するガイド舌片が形成されていることを特徴とする動力伝達装置である。
このような構成によれば、例えば、第1ケースに、回転体、ベアリング、シム及びプレートを、ガイド舌片が露出するように組み付けた後、ガイド舌片のガイド面を第2ケースのシム圧接壁のエッジ部(角部)に当接することで、第1ケースから露出しこの後に第2ケースに収容されるシムの部分が、軸方向内側に移動し、シムが軸方向において拡がり難くなる。すなわち、プレートのガイド舌片が、第2ケースのシム圧接壁のエッジ部に当接し、ガイド舌片のガイド面によってプレート及びシムが軸方向内側にガイドされつつ第2ケースに組み込まれる。これにより、シムと第2ケースのシム圧接壁面との干渉を防止でき、ケースの組付作業性が向上する。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、回転体と、前記回転体を軸方向の両端で支持するベアリングと、軸方向内側がシム圧接壁面であるシム圧接壁を有し、前記回転体及び前記ベアリングを収容すると共に、前記回転体の軸心と平行な面を分割面として第1ケース及び第2ケースに二分割構成されたケースと、前記シム圧接壁面と前記ベアリングの外側面との間に設けられ、前記ベアリングに予圧をかける隙間調整用の環状のシムと、を備え、前記シムの外周には、径外方向先端部が径外方向に向かうにしたがい前記シム圧接壁面から離間するガイド面を有するガイド舌片が形成されていることを特徴とする動力伝達装置である。
このような構成によれば、例えば、第1ケースに、回転体、ベアリング及びシムを、ガイド舌片が露出するように組み付けた後、ガイド舌片のガイド面を第2ケースのシム圧接壁のエッジ部(角部)に当接することで、第1ケースから露出しこの後に第2ケースに収容されるシムの部分が、軸方向内側に移動し、シムが軸方向において拡がり難くなる。すなわち、シムのガイド舌片が、第2ケースのシム圧接壁のエッジ部に当接し、ガイド舌片のガイド面によってシムが軸方向内側にガイドされつつ第2ケースに組み込まれる。これにより、シムと第2ケースのシム圧接壁面との干渉を防止でき、ケースの組付作業性が向上する。
また、動力伝達装置において、前記ガイド舌片の径外方向先端部のガイド面は、平面状の傾斜面を呈するように形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、平面状の傾斜面を呈するように形成されガイド面によって、シムが軸方向内側に良好にガイドされる。
また、動力伝達装置において、前記ガイド舌片は、前記シム圧設壁面に向けて凸となるように湾曲状に形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、ガイド舌片がシム圧接壁面に向けて凸となるように湾曲状に形成されているため、より強い力でシムを軸方向内側にガイドできる。
また、動力伝達装置において、前記回転体は、デフケースであり、前記ケースは、終減速装置を構成し、前記デフケースを回転自在で収容するケースであることが好ましい。
このような構成によれば、終減速装置のケースの組付作業性が向上する。
また、動力伝達装置において、前記回転体は、副変速装置を構成し、動力源からの動力が入力される入力軸であり、前記ケースは、前記副変速装置を構成し、前記入力軸を回転自在で収容するケースであることが好ましい。
このような構成によれば、トランスファ装置のケースの組付作業性が向上する。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の動力伝達装置の組み付け方法であって、前記第1ケースに、前記回転体、前記ベアリング及び前記シムを、前記ガイド舌片が露出するように組み付け、前記ガイド舌片と前記第2ケースの前記シム圧接壁のエッジ部とを当接させて、前記シムの広がりを抑えつつ、前記第1ケースと前記第2ケースとを組み付けることを特徴とする動力伝達装置の組み付け方法である。
このような構成によれば、第1ケースに、回転体、ベアリング及びシムを、ガイド舌片が露出するように組み付け、ガイド舌片と第2ケースのシム圧接壁のエッジ部とを当接させることで、第1ケースから露出しこの後に第2ケースに収容されるシムの部分が、軸方向内側に移動し、シムの広がりを抑えられる。すなわち、シムのガイド舌片が、第2ケースのシム圧接壁のエッジ部に当接し、ガイド舌片のガイド面によってシムが軸方向内側にガイドされつつ第2ケースに組み込まれる。これにより、シムと第2ケースのシム圧接壁面との干渉を防止でき、ケースの組付作業性が向上する。
本発明によれば、組付作業性が向上する動力伝達装置及び動力伝達装置の組み付け方法を提供できる。
第1実施形態に係る終減速装置の平断面図であり、図6(a)のX2−X2線断面に対応している。 第1実施形態に係る終減速装置の平断面図を拡大した図である。 第1実施形態に係る終減速装置の平断面図を拡大した図である。 第1実施形態に係るプレートの図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 第1実施形態に係るケースの組み付け状況を示す平断面図であり、(a)は第2ケースの組み付け前、(b)は第2ケースの組み付け中である。 第1実施形態に係る終減速装置の側断面図であり、(a)は図1のX1−X1線断面に対応し、第2ケースの組み付け完了後、(b)は第2ケースの組み付け前である。 変形例に係る終減速装置の平断面図を拡大した図である。 第2実施形態に係る終減速装置の平断面図を拡大した図である。 第2実施形態に係るプレートの図であり、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。 第2実施形態に係るケースの組み付け状況を示す平断面図であり、(a)は第2ケースの組み付け前、(b)は第2ケースの組み付け中である。 変形例に係る終減速装置の平断面図を拡大した図である。 第3実施形態に係る副変速装置の平断面図である。 第3実施形態に係る副変速装置の平断面図を拡大した図である。 第3実施形態に係るケースの組み付け状況を示す平断面図であり、(a)は第2ケースの組み付け前、(b)は第2ケースの組み付け中、(c)は第2ケースの組み付け後である。 従来の終減速装置において、ケースの組付け手順を示す平断面図である。
≪第1実施形態≫
第1実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。第1実施形態は、本発明を後輪駆動用の終減速装置に適用した形態である。
≪動力伝達装置の構成≫
終減速装置1(動力伝達装置)は、ドライブピニオンシャフト2と、ドライブピニオンシャフト2の後端に形成されたドライブピニオンギヤ3と、ドライブピニオンギヤ3に直交に噛合するリングギヤ4と、リングギヤ4と一体に回転するデフケース5(回転体)と、デフケース5を軸方向(リングギヤ4の軸心O1に沿う方向)の両端で支持する2つのベアリング6と、各ベアリング6の外側面6D(図2、図3参照)に予圧をかけ隙間を調整するシム7と、各シム7を軸方向内側に押さえつけるプレート8と、これらを収容するケース20と、を備えている。
<デフケース、リングギヤ>
デフケース5は、その内部にギヤ収納室9を構成して軸心O1回りに回転する略球殻形状のシェル部10と、シェル部10の左右方向両端に形成され、軸心O1を中心に円筒形状をなす一対のボス部11と、を備えている。ギヤ収納室9には、軸心O1との直交面に沿うようにピニオンシャフト12が配置されている。ピニオンシャフト12は、その両端がシェル部10に形成されたシャフト取付孔13に差し込まれてシェル部10と一体化されている。
ピニオンシャフト12の両端寄りにはピニオンギヤ14がピニオンシャフト12に対し回転自在に取り付けられている。各ボス部11にはドライブシャフト(図示しない)が挿入され、ギヤ収納室9において、ドライブシャフトの端部にスプライン結合によりドライブシャフトと一体回転可能に取り付けられたサイドギヤ15がピニオンギヤ14に噛合している。サイドギヤ15の背面とギヤ収納室9の内面との間にはスラストワッシャ16が介設されている。ボス部11の内周面には、ドライブシャフトが前進回転方向に回転したときにドライブシャフトの表面上の潤滑油をギヤ収納室9側に導くための螺旋溝17が形成されている。
デフケース5のシェル部10の軸心O1方向左寄りには、デフケース5と一体となって軸心O1回りに回転するリングギヤ4が取り付けられている。具体的には、シェル部10の軸心O1方向左寄りには径外方向に延設するフランジ部18が形成され、フランジ部18にリングギヤ4がボルト19により締結固定されている。
<ケース>
ケース20は、デフケース5の軸心O1を含みこれと平行である鉛直面を分割面(分割面23、24)として、車両前後方向において二分割に構成されている。すなわち、ケース20は、車両前寄りに配置された第1ケース21と、車両後寄りに配置された第2ケース22と、を備えている。ただし、分割面は、軸心O1からオフセットした位置でもよい。
<ケース−第1ケース>
第1ケース21は、後端及び左右両端の一部が開口形成されたケース後部21Aと、ケース後部21Aの前部から前方に延設された略筒形状のケース前部21Bと、を備えている。そして、ケース後部21Aの後端の開口周りの縁が、分割面23を構成している。分割面23の縁部周りにはフランジ(図示しない)が形成され、このフランジにはケース締結用のボルトを螺合させるボルト孔(図示しない)が形成されている。
ケース後部21A内には、図1に示すように、主に、ドライブピニオンギヤ3と、リングギヤ4、デフケース5、ベアリング6、シム7、プレート8の各々前寄り半分の部位と、が収容されている。ケース前部21B内には、ドライブピニオンシャフト2の後端周りが回転自在に軸支されている。
ケース後部21Aは、デフケース5のボス部11、11を回転自在に軸支する左右一対のベアリング6、6を外嵌している。リングギヤ4はハイポイドギヤで構成されており、その噛合い反力が軸心O1に沿う方向に作用するため、その軸方向荷重に対応するべくベアリング6、6はテーパローラベアリングで構成されている。図2に示すように、ベアリング6は、内輪6Aと外輪6Bとローラ6Cとを備え、内輪6Aがデフケース5のボス部11に外嵌している。外輪6B、すなわちベアリング6の外周面は、ケース後部21Aの内壁の一部として形成されたベアリング収容壁28に接面して収容されている。
テーパローラベアリングからなるベアリング6に予圧をかけるべく、各ベアリング6の軸方向外側にはシム7、7が設けられている。シム7は、その外径寸法がベアリング6の外径寸法と略同一の金属製のリング状の部材であり、その内側面がベアリング6の外輪6Bの外側面6Dに接面している。更に、後述するが、シム7の外側面には、シム7を軸方向内側に抑え付けるためのプレート8が接面している。シム7の外径はベアリング6の外径と略同一であり、シム7の外周面を収容するシム収容壁29は、軸方向において、ベアリング収容壁28と面一に連なるように形成されている(図2参照)。
ケース後部21Aの内壁には、プレート8の軸方向外側で、軸方向視(側面視)において半円弧状を呈し、径方向内向きに突出したリブ状の第1シム圧接壁34が、左右それぞれ形成されている(図2、図6参照)。すなわち、第1ケース21は、2つの第1シム圧接壁34を備えている。そして、2つの第1シム圧接壁34は、軸方向において、プレート8、8を介して、シム7、7、ベアリング6、6及びシェル部10を挟んでいる。
すなわち、右側の第1シム圧接壁34の軸方向内側面である第1シム圧接壁面30と、左側の第1シム圧接壁34の軸方向内側面である第1シム圧接壁面31とは、軸方向視において、軸心O1との直交面に沿って形成された略半環状の壁面であり、シム7、7を介してベアリング6、6に予圧をかけている。
なお、ここでは、右側において、リブ状の第1シム圧接壁34が形成され、第1シム圧接壁34の内側面が第1シム圧接壁面30である構成を例示しているが(図2参照)、例えば、第1シム圧接壁面30の軸方向外側から右側開口に至るケース後部21Aの部分が肉厚で形成され、ケース後部21Aの内壁のうちの段差面が、第1シム圧接壁面30である構成でもよい。第1シム圧接壁面31、後記する第2シム圧接壁面37(図3参照)、第2シム圧接壁面38についても同様である。
<ケース−第2ケース>
第2ケース22は、その前端及び左右両端の一部が開口形成された略半筒形状を呈している。そして、第2ケース22の前端の開口周りの縁が、分割面24を構成している。分割面24の縁部周りにはフランジ(図示せず)が形成され、このフランジにはケース締結用のボルトを通すボルト孔(図示せず)が形成されている。
第2ケース22内には、図1に示すように、主に、リングギヤ4、デフケース5、ベアリング6、シム7、プレート8の各々後寄り半分の部位が収容されている。第2ケース22には、ベアリング収容壁35及びシム収容壁36が軸方向において面一に連なって形成されている(図3参照)。ベアリング収容壁35は、ベアリング6の後寄りの外周面に接面し、ベアリング6の後半分を収容する壁である。シム収容壁36は、シム7の後寄りの外周面に接面し、シム7の後半分を収容する壁である。
ただし、ベアリング収容壁35及びシム収容壁36の周方向中間部分の内周面は、部分的に軸方向において切り欠かれて凹んでおり、凹部40が形成されている(図3、図6(a)参照)。凹部40は、軸方向に延びる空間であって、プレート8のガイド舌片8Bを収容する空間である。凹部40は、ガイド舌片8Bを収容できる程度の大きさであり、具体的には、ガイド舌片8Bの周方向の長さと径方向突出長さとに基づいて設計されている。
第2ケース22の内壁には、プレート8の軸方向外側で、軸方向視(側面視)において半円弧状を呈し、径方向内向きに突出したリブ状の第2シム圧接壁39が、左右それぞれ形成されている(図3、図6参照)。すなわち、第2ケース22は、2つの第2シム圧接壁39を備えている。そして、2つの第2シム圧接壁39は、軸方向において、プレート8、8を介して、シム7、7、ベアリング6、6及びシェル部10を挟んでいる。
すなわち、右側の第2シム圧接壁39の軸方向内側面である第2シム圧接壁面37と、左側の第2シム圧接壁39の軸方向内側面である第2シム圧接壁面38とは、軸方向視において、軸心O1との直交面に沿って形成された略半環状の壁面であり、シム7、7を介してベアリング6、6に予圧をかけている。
そして、左右の半円弧状の第2シム圧接壁39の軸方向内側角は、エッジ部37Aを構成している(図3参照)。すなわち、エッジ部37Aは、半円弧状に延びている。エッジ部37Aは、後記するように、第1ケース21と第2ケース22を組み付ける際に、先に第1ケース21に組み付けられたプレート8を構成するガイド舌片8Bのガイド面8Cが、当接する部分である(図5(b)参照)。なお、エッジ部37Aは、断面視において、ガイド舌片8Bがガイドされ易いように、つまり、拡開していた場合におけるシム7及びプレート8が軸方向内向きで閉じるように、面取り、R形状等とされている。
<プレート>
図4に示すように、プレート8は、金属製の薄リング状の部品であって、環状のプレート本体8Aと、プレート本体8Aの外周から突出すると共に、軸方向内向きに鈍角で屈曲したガイド舌片8Bと、を備えている。
プレート本体8Aはその外径寸法がシム7の外径寸法と略同一の金属製のリング状の部材であり、その内側面がシム7の外側面に接面している。
ガイド舌片8Bは、シム7の外径よりも径外方向に突出した板片である。ガイド舌片8Bの軸方向外側面は、ガイド面8Cを構成しており、ガイド面8Cは、径外方向に向かうにしたがい第2シム圧接壁面37(又は、第2シム圧接壁面38)から離間し、遠ざかっている。すなわち、ガイド面8Cは、平面状の傾斜面を呈するように形成されている。
≪ケースの組み付け方法≫
図5〜図6を参照して、終減速装置1の組み付け方法、具体的には、第1ケース21と第2ケース22との組付方法を説明する。
デフケース5のボス部11に、ベアリング6を外嵌圧入する。そして、ベアリング6の軸方向外側に、シム7、プレート8を順に重ねる。なお、デフケース5内には、ピニオンギヤ14、サイドギヤ15等が収容されている。
次いで、デフケース5、ベアリング6、シム7及びプレート8の前半分を、第1ケース21に組み付ける。この場合において、プレート8のガイド舌片8Bが中間高さかつ最後方となり、第1ケース21から露出するように、周方向においてプレート8を位置合わせする(図6(b)参照)。
次いで、露出したガイド舌片8Bと第2ケース22の凹部40とを位置合わせしながら、ガイド舌片8Bの軸方向外側面であるガイド面8Cを、第2シム圧接壁39の軸方向内側角であるエッジ部37Aに当接させる(図5(a)、図5(b)参照)。
このように、ガイド面8Cをエッジ部37Aに当接させたまま、第2ケース22を前方、つまり、第1ケース21側に押し込む。そうすると、ガイド面8Cとエッジ部37Aとが摺接しながら、ガイド舌片8Bが第2シム圧接壁39に軸方向内向きにガイドされる。
この場合において、シム7及びプレート8の前半分が第1ケース21で軸方向において挟持されることで、シム7及びプレート8の後半分が軸方向外側に開いていたとしても、つまり、左右のシム7及びプレート8の後半分が軸方向において拡開していたとしても、左右のガイド面8Cを左右のエッジ部37Aに摺接させながら、第2ケース22を前方に押し込むことにより、左右のシム7及びプレート8の後半分が、軸方向内側に撓み、移動等し、第2ケース22の内壁面が損傷等せずに、第2ケース22に収容される。
次いで、第1ケース21の分割面23と第2ケース22の分割面23とが当接した後、第1ケース21と第2ケース22とをボルト等で締結することにより、組み付けが完了する(図3参照)。
≪第1実施形態−変形例≫
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、次のように変更してもよいし、後記する実施形態の構成と適宜に組み合わせてもよい。
前記した実施形態では、ガイド舌片8Bを有するプレート8を備える構成としたが、図7に示すように、プレート8を備えず、シム7が、ガイド舌片8Bと同等のガイド舌片7Bを備える構成としてもよい。この場合において、ガイド舌片7Bの軸方向外側面は、ガイド面7Cを構成している。
ここで、一般的に、シムは隙間調整用としてその両側面がケースに合わせて研磨加工されることから、ガイド舌片をシムに設けると研磨加工においてガイド舌片が邪魔になりやすい。したがって、部品点数は増えるものの、ガイド舌片8Bを有するプレート8を備える第1実施形態の方が、シムの扱いを従来と同様にでき、有効である。
前記した実施形態では、動力伝達装置が終減速装置1である構成を例示したが、その他に例えば、後記する第3実施形態に係る副変速装置41(図12参照)や、その他の動力伝達装置でもよい。
≪第2実施形態≫
次に、本発明の第2実施形態について、図8〜図10を参照して説明する。なお、第1実施形態と異なる部分を説明する。
図8に示すように、第2シム圧接壁39の軸方向内側面のうち、第2シム圧接壁面37の径方向外側の面は軸方向外側に凹み、第2シム圧接壁面37の径方向外側に凹部32が形成されている。凹部32は、組み付け後において、後記するガイド舌片8Dが収容される空間である。なお、凹部32は、周方向において、ガイド舌片8Dよりも若干大きめである。
図8〜図9に示すように、プレート8は、プレート本体8Aと、ガイド舌片8Dと、を備えている。ガイド舌片8Dは、平断面視において、第2シム圧接壁面37(第2シム圧接壁面38、図1参照)に向けて凸となる湾曲状である。ガイド舌片8Dの軸方向外側面は、凸曲面状のガイド面8Eを構成している。
そして、第2ケース22を組み付ける際、ガイド舌片8Dと凹部40とを位置合わせし(図10(a)参照)、第2ケース22を前方の第1ケース21側に押し込む。そうすると、ガイド面8Eが、エッジ部37Aに当接した後(図10(b)参照)、第2シム圧接壁面37に摺接する間、湾曲状であるガイド舌片8Dが軸方向内側に大きく押圧される。すなわち、プレート8、シム7、ベアリング6を、軸方向内向きであり更に大きな押し付け力で押し付けることができる。
≪第2実施形態−変形例≫
以上、本発明の第2実施形態について説明したが、例えば、次のように変更してもよい。
前記した実施形態では、ガイド舌片8Dを有するプレート8を備える構成としたが、図11に示すように、プレート8を備えず、シム7が、ガイド舌片8Dと同等のガイド舌片7Dを備える構成としてもよい。この場合において、ガイド舌片7Dの軸方向外側面は、ガイド面7Eを構成している。
≪第3実施形態≫
次に、本発明の第3実施形態について、図12〜図14を参照して説明する。
≪副変速装置の構成≫
副変速装置41(動力伝達装置)は、FFベースの四輪駆動車に搭載されており、ボンネット下のエンジン(動力源)から前輪に出力される動力を、プロペラシャフト(図示しない)に伝達する装置である。なお、エンジンの動力は、クランク軸、変速機、フロントデフ装置を介して、前輪に伝達される。そして、例えば、フロントデフ装置を構成するフロントデフケースの回転力(動力)が、副変速装置41、プロペラシャフト、粘性継手、終減速装置、リヤデフ装置を介して、後輪に伝達される。
副変速装置41は、フロントデフケースの回転力(動力)が入力される入力軸53(回転体、リングギヤシャフト)と、入力軸53にボルト63で固定されたリングギヤ52と、入力軸53の両端を支持する2つのベアリング54と、2つのシム55と、2つのプレート56と、これらを収容するケース58と、を備えている。2つのベアリング54はケース58に内嵌しており、入力軸53は、2つのベアリング54を介して、ケース58に回転自在で支持されている。そして、リングギヤ52の回転力は、これに直交噛合するピニオンギヤ(図示しない)を前端に有し、後端がプロペラシャフト(図示しない)に連結された出力軸(図示しない)に伝達するようになっている。
入力軸53は、車幅方向(左右方向)に延びて両端が開口し、内部が中空状に形成された略円筒状の部品である。入力軸53は、その中間部分において右側に向かうにつれて徐々に拡径した中間部57と、中間部57の左側に形成されたボス部59と、中間部57の右側に形成されたボス部60と、を備えている。入力軸53の左側には、トランスアクスルの内部に設けられたフロントデフ装置(図示しない)が配置されており、このフロントデフ装置のサイドギヤから右前輪に向かって延びる図示しない右前輪用駆動軸が入力軸53内を挿通している。
ケース58は、入力軸53の軸心O2を含みこれと平行である鉛直面を分割面として、車両前後方向において二分割に構成されている。すなわち、ケース58は、車両後寄りに配置された第1ケース71と、車両前寄りに配置された第2ケース72と、を備えている。
第1ケース71は、前端及び左右両端の一部が開口形成された略半球殻状を呈するケース前部71Aと、その後側に連なるケース後部(図示しない)と、を備えている。ケース前部71Aの前端の開口周りの縁が分割面73を構成している。ケース前部71Aは、主に出力軸(図示しない)と、リングギヤ52、入力軸53、ベアリング54、シム55、プレート56の各々後寄り半分の部位を収容している。
また、ケース前部71Aには、入力軸53のボス部59、60を回転自在に軸支する左右一対のベアリング54、54が取り付けられている。リングギヤ52はハイポイドギヤであり、その噛合い反力が軸心O2に沿う方向に作用するため、その軸方向荷重に対応するべくベアリング54、54はテーパローラベアリングから構成されている。ベアリング54は、内輪54Aと外輪54Bとローラ54Cとを備え、内輪54Aがボス部59、60に取り付けられている。外輪54B、すなわちベアリング54の外周面は、ケース前部71Aの内壁の一部として形成されたベアリング収容壁79に接面して収容されている。
テーパローラベアリングからなるベアリング54に予圧をかけるべく、各ベアリング54の軸方向外側にはシム55、55が設けられている。シム55は、その外径寸法がベアリング54の外径寸法と略同一の金属製のリング状の部材であり、その内側面がベアリング54の外輪54Bの外側面に接面している。
更に、シム55の外側面には、シム55を軸方向内側に抑え付けるためのプレート56が接面されている。シム55の外径はベアリング54の外径と略同一であり、シム55の外周面を収容するシム収容壁80は前記ベアリング収容壁79と軸方向において面一に連なるように形成されている。
ケース前部71Aの内壁には、左右に第1シム圧接壁85が分割面73に至る全範囲において円弧状に形成されている。第1シム圧接壁85の内側面には、プレート56、56の後寄りの各外側面に当接し、シム55、55を介してベアリング54、54に予圧をかける第1シム圧接壁面83、第1シム圧接壁面84が形成されている。第1シム圧接壁面83、第1シム圧接壁面84は、軸心O2との直交面に沿って形成された略半環状の壁面である。
第2ケース72は、車両前後方向に分割されたケース58の内で車両前寄りに配置されたケースである。第2ケース72は、その後端及び左右両端の一部が開口形成されて略半筒形状を呈している。第2ケース72の後端の開口周りの縁が分割面74を構成している。第2ケース72は、リングギヤ52、入力軸53、ベアリング54、シム55、プレート56の各々前寄り半分の部位を収容している。
第2ケース72には、ベアリング収容壁86及びシム収容壁87が軸方向において面一に連なって形成されており、ベアリング54の前寄りの外周面がベアリング収容壁86に接面して収容される。シム55の前寄りの外周面もシム収容壁87に収容される。
第2ケース72の内壁には、第2シム圧接壁90が分割面74に至る全範囲において円弧状に形成されている。第2シム圧接壁90の内側面には、プレート56、56の前寄りの各外側面に当接し、シム55、55を介してベアリング54、54に予圧をかける第2シム圧接壁面88、第2シム圧接壁面89が形成されている。第2シム圧接壁面88、第2シム圧接壁面89は、軸心O2との直交面に沿って形成された略半環状の壁面である。
第2ケース72の各第2シム圧接壁90の角にはエッジ部90Aが形成されている。エッジ部90Aは、後述するが、第1ケース71と第2ケース72を組み付ける際に、予め第1ケース71に組付けられるプレート56に形成されたガイド舌片56Bのガイド面56Cと当接する部分となる(図14(b)参照)。
≪ケースの組み付け方法≫
入力軸53にベアリング54、シム55及びプレート56が取り付けられたものを、後側の第1ケース71に組み付ける。この場合において、プレート56のガイド舌片56Bを前向きとし、第1ケース71から露出させる(図14(a)参照)。
次に、図14(b)に示すように、第2ケース72の凹部140とガイド舌片56Bとを位置合わせしながら、第2ケース72を第1ケース71側に押し込む。
そうすると、ガイド舌片56Bのガイド面56Cが、第2ケース72の第2シム圧接壁90の角に形成されたエッジ部90Aに当接した後、ガイド面56Cと第2シム圧接壁面89とが摺接しながら、ガイド舌片56Bのガイド面56Cによって、シム55及びとプレート56が軸方向内側にガイドされつつ第2ケース72に組み込まれる。
そして、ガイド舌片56Bは、第2ケース72の凹部140に収容される。また、プレート本体56Aの外側面と第2シム圧接壁面89とが接面する。以上によりケース58の組付作業が終了する(図13参照)。
1 終減速装置(動力伝達装置)
5 デフケース(回転体)
6 ベアリング
7 シム
8 プレート
8B ガイド舌片
8C ガイド面
20 ケース
21 第1ケース
22 第2ケース
23、24 分割面
30、31 第1シム圧接壁面
34 第1シム圧接壁
37、38 第2シム圧接壁面
37A エッジ部
39 第2シム圧接壁
51 副変速装置(動力伝達装置)
O1 軸心

Claims (7)

  1. 回転体と、
    前記回転体を軸方向の両端で支持するベアリングと、
    軸方向内側がシム圧接壁面であるシム圧接壁を有し、前記回転体及び前記ベアリングを収容すると共に、前記回転体の軸心と平行な面を分割面として第1ケース及び第2ケースに二分割構成されたケースと、
    前記シム圧接壁面と前記ベアリングの外側面との間に設けられ、前記ベアリングに予圧をかける隙間調整用の環状のシムと、
    前記シム圧接壁面と前記シムとの間に設けられた環状のプレートと、
    を備え、
    前記プレートの外周には、前記シムの外径よりも径外方向に突出し、径外方向先端部が径外方向に向かうにしたがい前記シム圧接壁面から離間するガイド面を有するガイド舌片が形成されている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 回転体と、
    前記回転体を軸方向の両端で支持するベアリングと、
    軸方向内側がシム圧接壁面であるシム圧接壁を有し、前記回転体及び前記ベアリングを収容すると共に、前記回転体の軸心と平行な面を分割面として第1ケース及び第2ケースに二分割構成されたケースと、
    前記シム圧接壁面と前記ベアリングの外側面との間に設けられ、前記ベアリングに予圧をかける隙間調整用の環状のシムと、
    を備え、
    前記シムの外周には、径外方向先端部が径外方向に向かうにしたがい前記シム圧接壁面から離間するガイド面を有するガイド舌片が形成されている
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  3. 前記ガイド舌片の径外方向先端部のガイド面は、平面状の傾斜面を呈するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記ガイド舌片は、前記シム圧設壁面に向けて凸となるように湾曲状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の動力伝達装置。
  5. 前記回転体は、デフケースであり、
    前記ケースは、終減速装置を構成し、前記デフケースを回転自在で収容するケースである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
  6. 前記回転体は、副変速装置を構成し、動力源からの動力が入力される入力軸であり、
    前記ケースは、前記副変速装置を構成し、前記入力軸を回転自在で収容するケースである
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の動力伝達装置の組み付け方法であって、
    前記第1ケースに、前記回転体、前記ベアリング及び前記シムを、前記ガイド舌片が露出するように組み付け、
    前記ガイド舌片と前記第2ケースの前記シム圧接壁のエッジ部とを当接させて、前記シムの広がりを抑えつつ、前記第1ケースと前記第2ケースとを組み付ける
    ことを特徴とする動力伝達装置の組み付け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108547936A (zh) * 2018-06-15 2018-09-18 龙工(上海)精工液压有限公司 挖掘机用行走马达减速机

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