JP2014152795A - 可動装置部の中空梁への固定構造,当該構造が適用されたカウンタエゼクタ及び製函機 - Google Patents

可動装置部の中空梁への固定構造,当該構造が適用されたカウンタエゼクタ及び製函機 Download PDF

Info

Publication number
JP2014152795A
JP2014152795A JP2013020553A JP2013020553A JP2014152795A JP 2014152795 A JP2014152795 A JP 2014152795A JP 2013020553 A JP2013020553 A JP 2013020553A JP 2013020553 A JP2013020553 A JP 2013020553A JP 2014152795 A JP2014152795 A JP 2014152795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow beam
hollow
fixing
ledge
movable device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013020553A
Other languages
English (en)
Inventor
Terubumi Tanimoto
光史 谷本
Hiroshi Ishibuchi
浩 石渕
Kazukiyo Kono
和清 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013020553A priority Critical patent/JP2014152795A/ja
Publication of JP2014152795A publication Critical patent/JP2014152795A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

【課題】中空梁の軽量化と固定部分の強度確保とを両立させた可動装置部の中空梁への固定構造を提供する。
【解決手段】両端部を支持され中空パイプにより構成された中空梁51と、生産機械の可動装置部の固定部材52を中空梁51の外周面51Aに固定する固定手段とを備える。
固定手段は、固定部材52が中空梁51の外周面51Aに装着された状態で、中空梁51を横断するように中空梁51及び固定部材52を貫通するボルト53と、ボルト53に締結されるナット54と、中空梁51のボルト53が貫通する中空内部に配備され、ナット54の締結時に中空梁51が受ける圧縮力に対抗する対抗部材55と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、可動装置部の中空梁に対する固定構造に関し、特に製函機のカウンタエゼクタに備えられたレッジの固定構造に用いて好適の固定構造に関する。
段ボール箱を製造する製函機には、その最下流部で製函されたシート状の段ボール箱を集積計数して積み重ね、所定枚数のバッチにして排出するカウンタエゼクタが設備されている。
近年、製函機において高速化が進んでおり、カウンタエゼクタにおいても処理速度の向上が求められている。このような観点から、カウンタエゼクタに関する種々の技術が提案されている。
例えば特許文献1には、図7に示すような構成のカウンタエゼクタが記載されている。このカウンタエゼクタ70には、シート状の段ボール箱S(以下、単に「箱S」という)を上下に重ね揃えて集積するホッパ71と、ホッパ71内に集積される箱Sを受ける補助レッジ72と、ホッパ71内の箱Sを所定枚数のバッチBに仕切るレッジ73とが設けられている。さらに、カウンタエゼクタ70には、ホッパ71の底から排出されるバッチBを受けるエレベータ74と、エレベータ74上のバッチBを押圧するプレスバー75とが設けられている。
補助レッジ72は、ホッパ71の底で水平方向に移動可能に設けられている。補助レッジ72は、ホッパ71の内側に突き出た状態でレッジ73が支持する箱Sを受け、ホッパ71の外側に移動することでホッパ71の底を開放し、ホッパ71内に供給された箱S(バッチB)をエレベータ74へ排出する。
レッジ73は、プレスバー75と共に水平方向及び上下方向に移動可能に設けられ、ホッパ71内の箱Sが所定枚数に達したときにホッパ71の内側に移動して所定枚数のバッチBに仕切る。プレスバー75は、レッジ73に対して上下方向に移動可能に設けられ、エレベータ74へ排出されたバッチBの上面を押圧する。エレベータ74へ排出されたバッチBは、上面をプレスバー75で押圧された状態で下部コンベア76のベルト76a上に置かれ、下部コンベア76の下流側に設けられた排出コンベア77へ搬送される。そして、バッチBは排出コンベア77と上部コンベア78とに挟まれた状態で結束機等の後工程に搬送される。
レッジ73とプレスバー75との間にはラックアンドピニオン機構が設けられ、ピニオン79がモータ80により回転駆動されることで、プレスバー75がレッジ73に対して上下方向に移動する。また、レッジ73及びプレスバー75は、ホッパ71を含む装置本体に対してもラックアンドピニオン機構により水平方向に移動する。すなわち、装置本体にはラック81が固定され、このラック81に噛み合うピニオン82がモータ83によって回転駆動されることで、レッジ73及びプレスバー75がホッパ71に対して水平方向に移動する。
かかるカウンタエゼクタ70によれば、プレスバー75がモータ80により駆動されて、レッジ73に対して上下方向に相対移動するものとされているため、高速且つ安定的にプレスバー75を動作させることができ、これによりバッチBあたりの処理に要するサイクル時間を短縮可能であるとされている。
特開2009−51024号公報
ところで、カウンタエゼクタは、高速且つ高精度に移動すべき装置部であり、水平方向に移動するだけでなく上下方向にも移動するものである。そのため、装置の左右のフレームに架け渡された梁にレッジを支持させて、レッジの水平方向への移動は梁を水平方向へ移動させることで行ない、レッジの上下方向への移動はレッジを梁に対して昇降させることで行なうようにした構成がある。特に、レッジのこのような移動は高速化しつつあるため、従来からレッジやプレスバー等の移動部の軽量化が行なわれている。この構造について図8を用いて説明する。
図8は、カウンタエゼクタ90のレッジ92等の移動部の側面図であって、手前側のフレーム類を除去してカウンタエゼクタ90の内部を示す図である。図8に示すように、この構造ではホッパ91よりも下流側の装置幅方向両側に、水平に延設されたレール94を有するサイドフレーム93が設けられている。両側のレール94には、横断面が矩形で薄肉の角型中空パイプからなる梁95が架設されており、この梁95の外周面には、レッジ92及びレッジ92の昇降機構96がブラケット97を介して固定されている。この固定手法は、一般的な溶接(隅肉溶接)が採用されており、梁95はレッジ92を支持する支持梁として機能する。
梁95には、レール94に沿って水平方向に移動可能なローラ98を含む移動機構99が設けられており、レッジ92と共に水平方向に移動する移動部でもある。梁95は、必要な剛性を確保し得る厚みの中空パイプからなる中空梁で構成され、軽量化と剛性確保とが図られている。レッジ92の昇降時には、梁95とブラケット97との固定箇所(溶接部分)が支持部となるため、ブラケット97の固定箇所にはレッジ92の周期的な高速移動による慣性力が常時作用し、溶接部分(特に、材料特性が変化する溶接部分の縁部)に応力集中が発生する可能性がある。固定箇所に応力集中が発生すると、溶接疲労強度を十分に確保できないおそれがある。さらに梁95はそれ自体も高速で移動するので加減速時には大きな慣性力が作用するため、固定箇所の強度は一層高いことが望ましい。
なお、このような課題は製函機に限られるものではなく、中空梁にブラケットのような固定部材を介して移動部が固定される構造に共通の課題である。つまり、固定部材を介して移動し得る物体(部材や装置等)が取り付けられる場合、物体が移動して重心位置が変化すれば固定部材を支持する部分(固定部材と中空梁との結合部)に応力が作用し、中空梁がたわむおそれがある。中空梁自体が移動するものであれば、中空梁の移動時にも慣性力が作用するため、より一層強度を確保する必要がある。
本発明は、上記のような課題に鑑み創案されたもので、軽量化と強度確保とを両立させることができるようにした可動装置部の中空梁への固定構造と、この固定構造が適用されたカウンタエゼクタ及び製函機とを提供することを目的とする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示する可動装置部の中空梁への固定構造は、両端部を支持され中空パイプにより構成された中空梁と、生産機械の可動装置部の固定部材を前記中空梁の外周面に固定する固定手段とを備える。前記固定手段は、前記固定部材が前記中空梁の外周面に装着された状態で、前記中空梁を横断するように前記中空梁及び前記固定部材を貫通するボルトと、前記ボルトに締結されるナットと、前記中空梁の前記ボルトが貫通する中空内部に配備され、前記ナットの締結時に前記中空梁が受ける圧縮力に対抗する対抗部材と、を備えることを特徴としている。
(2)前記中空梁は、軸位置が移動可能な可動式であることが好ましい。
(3)前記固定部材は、前記可動装置部とは別体で設けられたブラケットであることが好ましい。
(4)前記対抗部材は中空パイプであり、前記ボルトは、前記対抗部材の中空内部に挿通されることが好ましい。
(5)あるいは、前記対抗部材は、前記中空梁及び前記固定部材と共に前記ボルトが貫通する面部を有するように屈曲形成された板状部材であることが好ましい。
(6)前記中空梁は、横断面が四角形の角型中空パイプであり、前記固定部材は、前記中空梁の四面のうち三面に装着されることが好ましい。
(7)このとき、前記ボルトは、前記中空梁の四面の互いに対向する二面をそれぞれ貫通し、前記対抗部材は、前記互いに対向する二面の相互間にそれぞれ介装されることが好ましい。
(8)さらに、複数の前記対抗部材は、予め互いに結合されて前記中空内部に配備されることがより好ましい。
(9)また、前記生産機械は、上流側から搬送されて送り出されたシート状の段ボール箱をホッパ部で受けて集積しバッチとして排出するカウンタエゼクタを有する製函機であって、前記可動装置部は、前記カウンタエゼクタに装備され、前記ホッパ部内に送り出された前記段ボール箱を受ける台座上に集積されて形成されたスタックが設定枚数に達した時に作動し、次のスタックを形成する前記段ボール箱を受けるレッジであって、前記中空梁は、前記レッジを支持する支持梁であることが好ましい。
(10)ここで開示するカウンタエゼクタは、上流側から搬送されて送り出されたシート状の段ボール箱をホッパ部で受けて集積しバッチとして排出するカウンタエゼクタである。前記ホッパ部内に送り出された前記段ボール箱を受ける台座上に集積されて形成されたスタックが設定枚数に達した時に作動し、次のスタックを形成する前記段ボール箱を受けるレッジと、前記ホッパ部よりも下流側の装置幅方向両側に延設されたレールに架設され、前記レッジを支持するブラケットが固定された中空パイプからなる支持梁と、を備える。さらに、前記支持梁は、前記レールに沿って移動可能であり、前記レッジは、前記ブラケットに固定された昇降機構によって前記支持梁に対して上下方向に移動可能であり、前記支持梁と前記ブラケットとは、上記の(9)に記載の固定構造により固定されていることを特徴としている。
(11)ここで開示する製函機は、段ボールシートを一枚ずつ給紙する給紙部と、前記給紙部から給紙された前記段ボールシートに印刷する印刷部と、前記印刷部により印刷された前記段ボールシートを排紙する排紙部と、前記排紙部から排紙された前記段ボールシートに溝切り及び罫線入れを行なうダイカット部と、前記ダイカット部により加工された前記段ボールシートの端部に糊付けし折り曲げ加工をしてシート状の段ボール箱を形成するフォルダグルア部と、前記フォルダグルア部により加工された前記段ボール箱を計数しながら積載する上記の(10)に記載のカウンタエゼクタと、を備えることを特徴としている。
開示の可動装置部の中空梁への固定構造によれば、中空梁に固定部材を固定する場合に、ボルトが中空梁を横断するように中空梁と固定部材とを貫通し、このボルトにナットが締結されて固定される。そのため、曲げモーメントやせん断力が作用しても溶接部が存在しないのでクラック等の不具合が発生することはなく、中空梁の軽量化を確保した上で疲労強度を満足することができる。
また、例えば単純に中空梁の一面にボルト止めをすると、可動装置部の移動による慣性力によって中空梁や固定部材に曲げモーメントやせん断力が作用し、中空梁の断面形状が変形してしまう可能性が考えられる。しかし、開示の固定構造は、ボルトが中空梁を横断して中空梁と固定部材とを貫通し、さらに中空梁の中空内部に対抗部材が配備されている。そのため、中空梁全体で固定部材に固定される可動装置部を支持し、さらに対抗部材により中空梁が受ける圧縮力に対抗することで、中空梁の断面変形を防止することができる。
また、開示のカウンタエゼクタは、開示の固定構造によって支持梁に固定されたブラケットを介してレッジが支持されているため、曲げモーメントやせん断力による支持梁の断面変形を防止することができる。そのため、高速移動する支持梁やレッジ等の耐用性を向上させることができ、延いてはこのようなカウンタエゼクタを備えた製函機の耐用性をも向上させることができる。
さらに、レッジは支持梁とともに水平方向にも高速で移動するが、開示のカウンタエゼクタでは支持梁を薄肉にすることができるため、水平方向への移動用のモータの容量(出力)を抑制することができる。これにより、開示の製函機の市場競争力を高めることができる。
一実施形態にかかる可動装置部の中空梁への固定構造が適用されたカウンタエゼクタを備える製函機の構成を示す側面図である。 一実施形態にかかる可動装置部の中空梁への固定構造が適用されたカウンタエゼクタの全体構成を示す側面図(手前側のフレーム類を除去してカウンタエゼクタの内部を示す図)である。 図2のカウンタエゼクタのレッジの昇降機構周辺の構造を示す模式図である。 一実施形態にかかる中空梁への固定構造を示す模式図であり、(a)は横断面図、(b)は部分断面上面図である。 一実施形態にかかる可動装置部の中空梁への固定構造の対抗部材の変形例を示す模式図であり、(a)は縦断面図、(b)は図5(a)の対抗部材の斜視図、(c)は図5(b)の対抗部材の変形例である。 一実施形態にかかる可動装置部の中空梁への固定構造の変形例を示す模式図であり、(a)は横断面図、(b)は部分断面上面図である。 背景記述にかかるカウンタエゼクタを示す模式的な側面図である。 背景記述にかかるカウンタエゼクタの課題を説明するための模式的な側面図である。
以下、図面を用いて実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。
[1.製函機]
まず、本実施形態にかかる可動装置部の中空梁への固定構造が適用されるカウンタエゼクタを備える製函機の構成を説明する。
図1は製函機(生産機械)の構成を示す側面図であり、段ボールシートがシート状の段ボール箱(製函用シート材)に加工される過程を、製函機の各工程の装置構成の上方に、装置構成とは分けて装置構成に対応させて付記している。図1に示すように、この製函機は、上流側から、給紙部1,印刷部2,排紙部3,ダイカット部4,フォルダグルア部5,カウンタエゼクタ部6が順に設けられている。
給紙部1は、積載された状態で搬入された多数の板状の段ボールシート8aを一枚ずつ印刷部2に供給(給紙)する部分である。印刷部2は、所定の色数(ここでは、4色)の印刷ユニット2a〜2dを備えており、給紙部1から給紙され搬送コンベア7によって一枚ずつ搬送される段ボールシート8aに各色のインキを順次印刷する部分である。
排紙部3は、印刷部2で印刷された段ボールシート8aに溝切りや罫線入れを行なって排紙する部分である。ダイカット部4は、排紙部3から排紙された段ボールシート8aに打ち抜き加工や更なる溝切りや罫線入れを行なう部分である。フォルダグルア部5は、ダイカット部4により加工された段ボールシート8aの左右方向一端の糊代に糊付けし、段ボールシート8aの左右両端部が裏側(下方)で重合するように折り曲げ加工を行なう部分である。フォルダグルア部5により加工された段ボールシート8aは、左右両端部が糊によって接着されてシート状の段ボール箱(製函用シート材)8となる。
カウンタエゼクタ部6では、フォルダグルア部5で加工された製函用シート材8を計数しながら、テーブル(スタッカテーブル)に積載する部分である。カウンタエゼクタ部6により所定枚数の製函用シート材8が積み上げられたら、このシート材群9を一単位のバッチBとして出荷する。
[2.カウンタエゼクタ]
次に、図2及び図3を参照して、カウンタエゼクタ部(即ち、本実施形態にかかるカウンタエゼクタ)6について説明する。
図2に示すように、カウンタエゼクタ6の入り口部分の機械幅方向両側には、フレーム10がそれぞれ立設されており、このフレーム10にはフォルダグルア部5の出口部(最後部)コンベア用ローラ11と、上下一対の送り出しロール12とが取り付けられている。これらの送り出しロール12の下部には、後述するスタック(製函用シート材8が複数枚積み重なったもの)Sの端部を押圧するスパンカ13が設けられている。このスパンカ13は回動レバー14に連結され、この回動レバー14の回動により往復動するよう構成されている。
送り出しロール12の出口側の下方は、製函用シート材8が積み重ねられていくことによりスタックSが形成される空間(ホッパ部)Hとなっている。また、上下一対の送り出しロール12とホッパ部Hとの間には、製函用シート材8の通過を検知する光電管46が設けられている。光電管46は、コントローラ47と電気的に接続されており、検知したシートの通過信号はコントローラ47に送信される。
スパンカ13の下部には、一方の補助レッジ15aがエアシリンダ16によりホッパ部Hに出入り可能に取り付けられている。この補助レッジ15aの下方には、スタックSを押し出すプッシャ17が図示しないエアシリンダ等のアクチュエータにより出入り可能に設けられている。
また、送り出しロール12の前方の対向位置には、フォルダグルア部5から排出された製函用シート材8を停止させるフロントストップ18が前後方向に移動可能に支持されている。すなわち、フロントストップ18の上部は、前後方向へ延びるねじ軸19に取り付けられ、モータ20の回転駆動によりねじ軸19が回転するとフロントストップ18が前後方向に移動するようになっている。フロントストップ18の下部には、もう一つの補助レッジ15bがエアシリンダ21によりホッパ部Hに出入り可能に設けられている。両補助レッジ15a,15bは互いに対向して配置され、後述するレッジ30の仕切部30a上のスタックSを受けるように構成されている。
そして、各補助レッジ15a,15bは、何れも位置設定機構としての昇降アクチュエータ(図示略)により昇降駆動され、上下方向に異なる位置に位置設定することができるようになっている。補助レッジ15a,15bの上下方向位置は、コントローラ47により設定される。コントローラ47は、製函用シート材8のシートの厚み及びバッチBの枚数に応じて、製函用シート材8がホッパ部H内に進入する地点からホッパ部H内の積上げ最上面までの落差が過剰にならないように、昇降アクチュエータを作動させて補助レッジ15a,15bを設定する。
また、フロントストップ18の下方には、これに当たって落ちた製函用シート材8を受けて支持し、集積してスタックSを形成する台座22aを有するエレベータ22が設けられている。このエレベータ22は、支持軸24に支持されたベース(図示略)と、支持軸24と共にベースを昇降駆動する第一の昇降機構23と、ベースに対して昇降自在に支持された台座22aと、台座22aを昇降駆動する第二の昇降機構(図示略)とを備えている。ベース及び台座22aは送り出しロール12の少し前方の下方から、フロントストップ18の下方に亘って略水平に配置されている。第一の昇降機構23及び第二の昇降機構により、台座22aを昇降駆動するエレベータ駆動装置が構成される。
第一の昇降機構23は、鉛直方向を向いた支持軸24に軸方向に沿って設けられたラック23aと、ラック23aに噛合するピニオン23bと、ピニオン23bに結合されたサーボモータ25とからなり、ベースを上下方向に往復駆動可能に構成されている。第二の昇降機構は、ベースに鉛直方向を向けて固定されたエアシリンダと、エアシリンダから上方に出没可能であり上端部に台座22aを結合されたピストンロッドと、エアシリンダのエア圧を調整するエア圧調整装置(何れも図示略)とからなり、台座22aをベースに対して上下方向に往復駆動可能に構成されている。
また、第一の昇降機構23と第二の昇降機構とは、同時に昇降作動可能となっている。したがって、エレベータ22の台座22aは、直列に装備されて同時に昇降作動可能な第一の昇降機構23と第二の昇降機構とからなる二段の昇降機構を備えていることとなる。なお、エレベータ22の台座22aの昇降には、二段以上の複数段の昇降機構を用いてもよい。このようなエレベータ22の作動の制御も、コントローラ47により行なわれる。
一方、カウンタエゼクタ6におけるホッパ部Hよりも下流側の装置幅方向両側には、水平に延設されたレール27を有するサイドフレーム26がそれぞれ設けられている。両側のレール27には、図3に示すように横断面が四角形の角型中空パイプからなる支持梁(中空梁)35が架設されている。また、両側のレール27には、レール27に沿って図示しないラックが設けられ、このラックと噛合するピニオンを回転駆動するレッジ前後サーボモータ29が支持梁35に固定されている。なお、支持梁35にはレール27上を走行するローラ28が装備されており、支持梁35はレッジ前後サーボモータ29の回転によりレール27に沿って水平方向(前後方向)に移動する。つまり、支持梁35は軸位置が移動可能な可動式となっている。
支持梁35には、後述する固定構造50によりレッジ用ブラケット(固定部材)36が固定されており、さらにこのレッジ用ブラケット36には昇降機構31を介してレッジ(可動装置部)30が装備されている。レッジ30は、エレベータ22上に集積されて形成されたスタックSが設定枚数のバッチBとなった時に作動して、次のスタックSを形成する製函用シート材8を受けるものである。
レッジ30は、水平方向に延びる仕切部30aと上下方向に延びるステー部30bとを有し、側面視でL字型をなしている。仕切部30aは、一端部がホッパ部H内に突出するように延設され、ホッパ部Hとは逆側の他端部側にはステー部30bの下端部が接続されている。このように構成されたレッジ30は、カウンタエゼクタ6の装置幅方向に複数並んで設けられている。
昇降機構31は、ステー部30bに設けられたラック32と、ラック32に噛み合うピニオン33と、ピニオン33を回転駆動するレッジ昇降サーボモータ34とから構成される。レッジ30は、レッジ昇降サーボモータ34の回転によりステー部30aが上下方向に移動することで昇降する。つまり、レッジ30は、支持梁35や昇降機構31等と共にサイドフレーム26を含む装置本体に対して水平方向に移動可能であるとともに、ラック32とピニオン33との噛み合い部分を支点として(すなわち、支持梁35に対して)上下方向に移動可能な可動装置部である。
レッジ30のステー部30bには、バッチBを押圧するプレスバー40が昇降機構41により昇降可能に支持されている。昇降機構41も、図示しないラック・ピニオン機構と、このピニオンを回転駆動するプレスバー昇降サーボモータ42とから構成され、プレスバー昇降サーボモータ42の回転により、プレスバー40がレッジ30に対して昇降する。
エレベータ22が最下降した際のエレベータ22の上面と同じ高さには、下部コンベア43が設けられ、さらにその下流側には排出コンベア44が下部コンベア43と同じの高さ位置に設けられている。これら下部コンベア43及び排出コンベア44は、それぞれ下部コンベア用サーボモータ43a及び排出コンベア用サーボモータ44aにより駆動される。下部コンベア43の入口先端位置は、最小長さ(搬送方向長さが最小)の製函用シート材8でも受けることが可能なようにプッシャ17の十分近くに位置すべく、エレベータ22の奥まで入り込んで設置されている。
さらに、下部コンベア43及び排出コンベア44の上方には、下部コンベア43及び排出コンベア44と相まってバッチBを挟持する上部コンベア45が移動機構45aを介して高さ方向の位置を調整可能に支持されている。また、上部コンベア45は、移動機構45bを介して前後方向にも移動可能であり、箱サイズに合わせフロントストップ18と連動してこのフロントストップ18から一定の距離まで移動すべく構成されている。
[3.中空梁への固定構造]
ここで、本実施形態にかかる固定構造50について図4(a)及び(b)を用いて説明する。図4(a)は、本実施形態にかかる中空梁51への固定構造50を示す模式的な横断面図〔図4(b)のB−B矢視断面図〕であり、図4(b)は図4(a)のA方向矢視図のうち中空梁51の一部を破断して示したものである。なお、ここでいう中空梁51は、上記したカウンタエゼクタ6の支持梁35に対応し、横断面が略正方形の角型中空パイプで構成されている。
また、図4(a)及び(b)中のブラケット52は、上記したレッジ30を固定するためのレッジ用ブラケット36に対応し、レッジ用ブラケット36の形状を簡素化したものである。ブラケット52は、可動装置部であるレッジ30とは別体で設けられた固定部材であり、中空梁51の外周面に装着される装着部52aと、昇降機構31を介してレッジ30を支持する支持部52bとを有する。ここでは、装着部52aは矩形の平板状に形成されている。
本固定構造50は、中空梁51の四つの外周面のうちの一つの面51Aに、四本のボルト53と四つのナット54とによってブラケット52を固定するものである。ボルト53は、ブラケット52の装着部52aが中空梁51の外周面51Aに装着された状態で、中空梁51を横断するように中空梁51及びブラケット52の装着部52aを貫通するように設けられる。言い換えると、ボルト53は、中空梁51の対向する二つの外周面51A,51Bのうちの一方の面51Aから挿入され、他方の面51Bから突出するように中空梁51の中空内部を横断する。なお、ボルト53が他方の面51Bから挿入され、一方の面51Aから突出するように中空梁51の中空内部を横断していてもよい。
中空梁51の対向する二つの外周面51A,51B及び装着部52aには、ボルト53が挿通される孔部がそれぞれ四つ形成されており、ボルト53は装着部52aが中空梁51の外周面51Aに装着された状態でブラケット52側から挿通される。そして、ボルト53の先端側にはナット54が締結される。なお、ボルト53が逆向きで挿通された場合は、ナット54はブラケット52側に設けられる。
ここで、本固定構造50では、さらに中空梁51のボルト53が貫通する中空内部に、ナット54の締結時に中空梁51が受ける圧縮力に対抗する対抗部材55が配備されている。対抗部材55は、横断面が円形の中空パイプであり、中空梁51の中空内部の所定の位置に図示しない冶具を用いて予め配備される。対抗部材55の中空内部には、ブラケット52が固定される時にボルト53が挿通される。
つまり、中空パイプからなる対抗部材55は、その円環状の両端面が中空梁51の対向する二つの外周面51A,51Bの中空内部側の面にそれぞれ当接するように、中空梁51の中空内部の所定の位置に配備される。なお、ここでいう所定の位置とは、中空梁51の対向する二つの外周面51A,51Bに形成されたボルト挿通用の孔部が対抗部材55の中心軸と一致又は略一致する位置である。
[4.作用・効果]
本実施形態にかかる固定構造50の比較例として、中空梁51の一つの外周面51Aにブラケット52の装着部52aを隅肉溶接で接合した場合を考える。この場合、可動装置部の移動によりブラケット52及び中空梁51に慣性力が作用して、一つの外周面51Aに集中的に曲げモーメントやせん断力が作用することになる。そのため、溶接部の疲労強度が十分に確保できないおそれがある。また、これに対応するために中空梁51を肉厚なものにすることが考えられるが、中空梁51自体も移動する場合は、移動用のモータの容量を抑制すべく中空梁51はできるだけ軽量であることが望まれる。
これに対して、本実施形態にかかる固定構造50によれば、中空梁51に固定部材であるブラケット52を固定する場合に、ボルト53が中空梁51を横断するように中空梁51とブラケット52とを貫通し、このボルト53にナット54が締結されて固定される。そのため、曲げモーメントやせん断力が作用しても溶接部が存在しないのでクラック等の不具合が発生することはなく、中空梁51の軽量化を確保した上で疲労強度を満足することができる。
また、単純に中空梁51の一つの外周面51Aにボルト止めをすると、可動装置部の移動による慣性力によって中空梁51やブラケット52に曲げモーメントやせん断力が作用し、中空梁51の断面形状が変形してしまう可能性が考えられる。しかし、本固定構造50は、ボルト53が中空梁51を横断して中空梁51とブラケット52とを貫通し、さらに中空梁51の中空内部に対抗部材55が配備されている。そのため、中空梁51全体でブラケット52に固定される可動装置部を支持し、さらに対抗部材55により中空梁51が受ける圧縮力に対抗することで、中空梁51の断面変形を防止することができる。
また、中空梁51が、軸位置が移動可能な可動式である場合、中空梁51の移動時の加減速によって中空梁51には慣性力が作用するが、本固定構造50であればこの慣性力による中空梁51の断面変形も防止することができる。さらに、中空梁51を薄肉で形成して軽くすることができるため、中空梁51を移動させるためのモータの容量(出力)を抑制することができる。
また、中空梁51に可動装置部を固定するための固定部材が、可動装置部とは別体で設けられたブラケット52であるため、可動装置部を中空梁51へ固定する場合に、中空梁51の外周面の形状に合わせてブラケット52の形状を選択することができる。そのため、中空梁51の外周面の形状にかかわらず、可動装置部の形状を決定することができる。また、可動装置部を中空梁51へ固定する場合の施工性も向上させることができる。なお、ここでは中空梁51が、横断面が四角形の角型中空パイプで構成されているため、平面状の外周面51Aにブラケット52を簡単に取り付けることができる。
また、対抗部材55が中空パイプであり、ボルト53が対抗部材55の中空内部に挿通される(対抗部材55がボルト53の周りを囲うように設けられる)ため、ナット54の締結時の圧縮力による中空梁51の断面変形をより確実に防止することができる。
また、図3に示すように、レッジ用ブラケット36には、昇降機構31により高速で上下方向に移動するレッジ30が支持されているため、レッジ30が高速移動すると、支点となる部分に曲げモーメントやせん断力が作用する。しかし、本実施形態にかかるカウンタエゼクタ6は、固定構造50により支持梁35に固定されたレッジ用ブラケット36を介してレッジ30が支持されているため、曲げモーメントやせん断力による支持梁35の断面変形を防止することができる。そのため、高速移動する支持梁35やレッジ30等の耐用性を向上させることができ、延いてはこのようなカウンタエゼクタ6を備えた製函機の耐用性をも向上させることができる。
さらに、レッジ30は支持梁35とともに水平方向にも高速で移動するが、本実施形態にかかるカウンタエゼクタ6では支持梁35を薄肉にすることができるため、水平方向への移動用のレッジ前後サーボモータ29の容量(出力)を抑制することができる。これにより、本実施形態にかかる製函機の市場競争力を高めることができる。
[5.変形例]
[5−1.対抗部材の変形例]
次に、図5(a)〜(c)を用いて上記の固定構造50の対抗部材55の変形例を説明する。図5(a)は中空梁51の長手方向に沿った断面図(縦断面図)であり、図5(b)は図5(a)の対抗部材56の斜視図である。また、図5(c)は別の変形例の対抗部材57の斜視図である。本変形例にかかる固定構造50′は、対抗部材56,57を除いて上記実施形態と同一の構成を有するため、同一の構成については同一の符号を付して説明は省略する。
図5(a)及び(b)に示すように、本固定構造50′の対抗部材56は、長方形の板状部材の長手方向両端部がそれぞれ同じ方向に直角に屈曲形成され、長手方向断面がコの字型になるように形成されている。屈曲形成された両端部の面部56a,56aには、それぞれボルト挿通用の孔部56h,56hが形成されている。対抗部材56は、二つの面部56a,56aが中空梁51の対向する二つの外周面51A,51Bの中空内部側の面にそれぞれ当接し、二つの面部56a,56aの間の中間部56bがボルト53の挿通方向と略平行になるように、中空梁51の中空内部に配備される。
このとき、隣合う二つの対抗部材56,56は、略対称となるように配備される。図5(a)では、横方向に並ぶ二つの対抗部材56,56のそれぞれの中間部56b,56bがボルト53よりも中空梁51の端部側に位置するように配備されている。また、上下方向に並ぶ二つの対抗部材56,56が対称となるように配備されていてもよい。対抗部材56の一方の面部56aには、中空梁51の外周面51Aとブラケット52の装着部52aとともにボルト53が貫通され、他方の面部56aには中空梁51の外周面51Bとともにボルト53が貫通される。
このような対抗部材56を有する固定構造50′であれば、対抗部材56の二つの面部56a,56aで中空梁51の外周面51A,51Bの中空内部側の面を支持するため、中空梁51の剛性を高めることができ、断面変形をより防止することができる。なお、上記実施形態と同一の構成からは上記した効果と同一の効果を得ることができる。
また、図5(c)の対抗部材57も、長方形の板状部材が屈曲形成されて構成されている。この対抗部材57は、中空梁51内に配備されたときにボルト53の挿通方向に直交する方向の両端部がそれぞれ同じ方向に直角に屈曲形成されている。つまり、対抗部材57は、ボルト53の挿通方向に直交する断面がコの字型のチャンネル構造になるように形成されており、コの字型の両端面57a,57aが中空梁51の対向する二つの外周面51A,51Bの中空内部側の面に当接される。ボルト53は、コの字型の端面57aの内部57hに挿通される。すなわち、対抗部材57はボルト53の軸部の周囲を囲むように配備される。このような対抗部材57を有する固定構造50′であっても、中空梁51の断面変形を防止することができる。
[5−2.固定構造の変形例]
次に、図6(a)及び(b)を用いて上記の固定構造50の変形例にかかる固定構造60を説明する。図6(a)は図4(a)に対応する図〔図6(b)のD−D矢視断面図〕であり、図6(b)は図4(b)に対応する図〔図6(a)のC方向矢視図のうち中空梁61の一部を破断して示したもの〕である。
本変形例にかかる固定構造60は、上記の固定構造50よりも中空梁61とブラケット62との固定をより強固なものにするための構造である。本変形例にかかる固定構造60の中空梁61,ボルト63,ナット64及び対抗部材65は、上記した固定構造50の中空梁51,ボルト53,ナット54及び対抗部材55と同一である。一方、本変形例にかかる固定構造60は、上記の固定構造50とブラケット62の形状が異なり、上記の固定構造50よりもボルト63等の締結箇所及び対抗部材65の個数が多い。
図6(a)及び(b)に示すように、ブラケット62は、装着部62aが中空梁61の四つの外周面61A,61B,61C及び61Dのうち三つの外周面61A,61C及び61Dに装着されるように、中空梁61の長手方向に直交する断面の形状がコの字型に形成されている。また、本変形例にかかる固定構造60では、上記の固定構造50と同様に中空梁61を横断するように中空梁61の対向する二つの外周面61A,61Bとブラケット62の装着部62aとを貫通する横方向の四本のボルト63に加え、中空梁61を横断するように中空梁61の対向する二つの外周面61C,61Dとブラケット62の装着部62aとを貫通する縦方向の四本のボルト63が備えられている。言い換えると、ボルト63は、中空梁61の互いに対向する二面(外周面61Aと61B及び外周面61Cと61D)をそれぞれ貫通する。
また、対抗部材65は、何れも断面円形の中空パイプであり、中空梁61の互いに対向する二面(外周面61Aと61B及び外周面61Cと61D)の相互間にそれぞれ介装されており、各対抗部材65の内部にボルト63が挿通されている。さらにここでは、縦方向の二つの対抗部材65と横方向の二つの対抗部材65とが予め溶接等により互いに結合されている。つまり、図6(b)に示すように、四つの対抗部材65が井桁状になるように予め結合部65aで結合されており、この状態で冶具を用いて中空梁61の中空内部に配備される。
したがって、本変形例にかかる固定構造60によれば、上記の固定構造50で得られる効果に加え、ブラケット62が中空梁61の三面に装着されるため、慣性力による中空梁61の断面変形をより確実に防止することができる。
また、ボルト63が中空梁61の四面の互いに対向する二面をそれぞれ貫通するとともに、対抗部材65が互いに対向する二面の相互間にそれぞれ介装されているため、中空梁61へのブラケット62の固定をより強固なものとすることができる。
さらに、複数の対抗部材65が予め互いに結合されて中空梁61の中空内部に配備されるため、工数を削減することができる。
[5−3.その他]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
上記の実施形態では、中空梁51,61は何れも横断面が四角形の角型中空パイプである場合を説明したが、中空梁の断面形状は四角形に限られず、外周面に固定部材であるブラケット52,62を装着できる形状であればよい。
また、中空梁51,61は可動式でなく、固定されているものであってもよい。また、固定部材であるブラケット52,62が可動装置部と一体化されていてもよい。また、中空梁51,61の中空内部に配備される対抗部材の形状は上記した対抗部材55,56,57に限られず、その他の形状のチャンネル材やL型断面等のアングル材で構成されていてもよい。
さらに、図5(b)や(c)に示すような対抗部材56,57や、その他の形状のチャンネル材又はアングル材で構成された対抗部材を、上記の固定構造60のように予め結合して中空梁61の中空内部に配備してもよい。
また、上記の固定構造60では四つの対抗部材65が井桁状になるように予め結合部65aで結合されているが、例えば四つの対抗部材65が全て独立して設けられていてもよいし、二つずつ結合されて井桁状になるように配備されてもよく、井桁状配置の場合の対抗部材65相互の結合態様は限定されない。
また、上記の固定構造50,50′,60では何れも、中空梁51,61の一つの外周面に対して同じ方向に四つのボルト53,63が挿通されているが、ボルト53,63の本数や向きは適宜設定可能である。
なお、各固定構造50,50′,60は、製函機のカウンタエゼクタ6に装備されるレッジ30を固定する部分に適用されるものに限られない。レッジ30のように移動する部材や装置をブラケットのような固定部材で支持する場合に、固定部材を中空パイプに固定する部分に本固定構造50,50′,60を適用することで、上記した効果と同様の効果を得ることが可能である。
さらに、上記の実施形態では、本発明の固定構造を製函機のカウンタエゼクタに装備されたレッジに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、補助レッジの支持構造に本発明の固定構造を適用することも考えられる。
さらに、本発明の固定構造を適用しうる生産機械の可動装置部は、製函機のカウンタエゼクタに装備されたレッジ等に限定されるものでもない。例えば、食品等の製造装置や包装装置のような生産機械には、上流から流れてくる材料や品物に対して、反復して上下動や水平動を繰り返して行ないながら処理をする可動装置部を備えたものがあるが、このような可動装置部に対しても本発明の固定構造を適用することができる。特に、こうした生産機械では、生産性の向上のために可動装置部の動きの高速化が要求されるので、中空梁を軽量化して高速化要求に答えながらも中空梁へ可動装置部の取り付けにかかる部分の疲労強度を満足することができるなど、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、製函機や食品製造機械,食品包装機械のような生産機械の可動装置部の固定部材が中空梁に固定される部分に有効であり、特に、製函機のカウンタエゼクタのレッジを支持する支持梁に適用できる。
1 給紙部
2 印刷部
3 排紙部
4 ダイカット部
5 フォルダグルア部
6 カウンタエゼクタ,カウンタエゼクタ部
8 製函用シート材(シート状の段ボール箱)
22 エレベータ
22a 台座
26 サイドフレーム
27 レール
30 レッジ
31 昇降機構
34 レッジ昇降サーボモータ
35 支持梁(中空梁)
36 レッジ用ブラケット(ブラケット,固定部材)
40 プレスバー
50,50′,60 固定構造
51,61 中空梁
52,62 ブラケット(固定部材)
52a,62a 装着部
53,63 ボルト
54,64 ナット
55,56,57,65 対抗部材

Claims (11)

  1. 両端部を支持され中空パイプにより構成された中空梁と、
    生産機械の可動装置部の固定部材を前記中空梁の外周面に固定する固定手段とを備え、
    前記固定手段は、
    前記固定部材が前記中空梁の外周面に装着された状態で、前記中空梁を横断するように前記中空梁及び前記固定部材を貫通するボルトと、
    前記ボルトに締結されるナットと、
    前記中空梁の前記ボルトが貫通する中空内部に配備され、前記ナットの締結時に前記中空梁が受ける圧縮力に対抗する対抗部材と、を備える
    ことを特徴とする、可動装置部の中空梁への固定構造。
  2. 前記中空梁は、軸位置が移動可能な可動式である
    ことを特徴とする、請求項1記載の可動装置部の中空梁への固定構造。
  3. 前記固定部材は、前記可動装置部とは別体で設けられたブラケットである
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の可動装置部の中空梁への固定構造。
  4. 前記対抗部材は中空パイプであり、
    前記ボルトは、前記対抗部材の中空内部に挿通される
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の可動装置部の中空梁への固定構造。
  5. 前記対抗部材は、前記中空梁及び前記固定部材と共に前記ボルトが貫通する面部を有するように屈曲形成された板状部材である
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の可動装置部の中空梁への固定構造。
  6. 前記中空梁は、横断面が四角形の角型中空パイプであり、
    前記固定部材は、前記中空梁の四面のうち三面に装着される
    ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載の可動装置部の中空梁への固定構造。
  7. 前記ボルトは、前記中空梁の四面の互いに対向する二面をそれぞれ貫通し、
    前記対抗部材は、前記互いに対向する二面の相互間にそれぞれ介装される
    ことを特徴とする、請求項6記載の可動装置部の中空梁への固定構造。
  8. 複数の前記対抗部材は、予め互いに結合されて前記中空内部に配備される
    ことを特徴とする、請求項7記載の可動装置部の中空梁への固定構造。
  9. 前記生産機械は、上流側から搬送されて送り出されたシート状の段ボール箱をホッパ部で受けて集積しバッチとして排出するカウンタエゼクタを有する製函機であって、
    前記可動装置部は、前記カウンタエゼクタに装備され、前記ホッパ部内に送り出された前記段ボール箱を受ける台座上に集積されて形成されたスタックが設定枚数に達した時に作動し、次のスタックを形成する前記段ボール箱を受けるレッジであって、
    前記中空梁は、前記レッジを支持する支持梁である
    ことを特徴とする、請求項1〜8の何れか1項に記載の可動装置部の中空梁への固定構造。
  10. 上流側から搬送されて送り出されたシート状の段ボール箱をホッパ部で受けて集積しバッチとして排出するカウンタエゼクタであって、
    前記ホッパ部内に送り出された前記段ボール箱を受ける台座上に集積されて形成されたスタックが設定枚数に達した時に作動し、次のスタックを形成する前記段ボール箱を受けるレッジと、
    前記ホッパ部よりも下流側の装置幅方向両側に延設されたレールに架設され、前記レッジを支持するブラケットが固定された中空パイプからなる支持梁と、を備え、
    前記支持梁は、前記レールに沿って移動可能であり、
    前記レッジは、前記ブラケットに固定された昇降機構によって前記支持梁に対して上下方向に移動可能であり、
    前記支持梁と前記ブラケットとは、請求項9記載の固定構造により固定されている
    ことを特徴とする、カウンタエゼクタ。
  11. 段ボールシートを一枚ずつ給紙する給紙部と、
    前記給紙部から給紙された前記段ボールシートに印刷する印刷部と、
    前記印刷部により印刷された前記段ボールシートを排紙する排紙部と、
    前記排紙部から排紙された前記段ボールシートに溝切り及び罫線入れを行なうダイカット部と、
    前記ダイカット部により加工された前記段ボールシートの端部に糊付けし折り曲げ加工をしてシート状の段ボール箱を形成するフォルダグルア部と、
    前記フォルダグルア部により加工された前記段ボール箱を計数しながら積載する請求項10記載のカウンタエゼクタと、を備える
    ことを特徴とする、製函機。
JP2013020553A 2013-02-05 2013-02-05 可動装置部の中空梁への固定構造,当該構造が適用されたカウンタエゼクタ及び製函機 Pending JP2014152795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013020553A JP2014152795A (ja) 2013-02-05 2013-02-05 可動装置部の中空梁への固定構造,当該構造が適用されたカウンタエゼクタ及び製函機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013020553A JP2014152795A (ja) 2013-02-05 2013-02-05 可動装置部の中空梁への固定構造,当該構造が適用されたカウンタエゼクタ及び製函機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014152795A true JP2014152795A (ja) 2014-08-25

Family

ID=51574870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013020553A Pending JP2014152795A (ja) 2013-02-05 2013-02-05 可動装置部の中空梁への固定構造,当該構造が適用されたカウンタエゼクタ及び製函機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014152795A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020033022A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 大森機械工業株式会社 搬送ベルト装置
JP2020133875A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 有限会社松本鉄工所 管状部材の連結構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020033022A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 大森機械工業株式会社 搬送ベルト装置
JP7016162B2 (ja) 2018-08-27 2022-02-04 大森機械工業株式会社 搬送ベルト装置
JP2020133875A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 有限会社松本鉄工所 管状部材の連結構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5473138B2 (ja) カウンタエジェクタ
JP5118416B2 (ja) カウンタエゼクタ及び製函機
JP5773666B2 (ja) カウンタエゼクタ及び製函機
JP6116218B2 (ja) 段ボールシート製函機のシート分離装置、および、シート分離機能を備える段ボールシート製函機
JP5669920B1 (ja) スケアリング装置及びカウンタエゼクタ並びに製函機
WO2016080072A1 (ja) シート供給装置
WO2012105403A1 (ja) カウンタエゼクタ及び製函機
JP6553995B2 (ja) シート積重装置、カウンタエゼクタ、製函機
US11541565B2 (en) Cardboard box dividing device and cardboard box production device
US11345108B2 (en) Cardboard box dividing device and cardboard box production device
EP1993821A2 (en) Unit and method for folding corrugated board sheets
JP2014152795A (ja) 可動装置部の中空梁への固定構造,当該構造が適用されたカウンタエゼクタ及び製函機
JP2016132075A (ja) シート積重体のスプリッタ
US11932506B2 (en) Sheet stacking device, counter-ejector, and carton former
JP3507066B1 (ja) シート状ワークのダイカッタユニット及びフォールディングユニット
JP5791483B2 (ja) 段ボールシートのバッチ分割装置、およびバッチ分割機能を備えたカウンタエジェクタ
JP2016132119A (ja) シート積重装置,カウンタエゼクタ及び製函機
KR20130084755A (ko) 톰슨 절단기를 위한 자동급지장치