JP2014151876A - 船舶用リアクションフィン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】船体に大きな推進力を付与する位置にのみリアクションフィンを設ける。
【解決手段】プロペラの船首側に、プロペラ軸5を中心としてリアクションフィン1〜4を放射状に配置して船体に固定している。リアクションフィン1〜4は、プロペラ軸5の左右に位置する水平状態のリアクションフィン1,4と、プロペラ軸5を中心としてこれらと略45度をなす上方に位置する傾斜状態のリアクションフィン2,3とで構成されている。リアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aの取付角は、下から上へ斜めに上昇する水流により船体に推進力F2を発生させる角度である。プロペラ軸5の方向への水の流速の成分の平均値をVx1とし、プロペラ軸5の方向およびリアクションフィン1〜4の長さ方向に対して直角な方向の水の流速の成分の平均値をVt1とすると、リアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aの取付角αは、α=tan−1(Vt1/Vx1)である。
【選択図】図1
【解決手段】プロペラの船首側に、プロペラ軸5を中心としてリアクションフィン1〜4を放射状に配置して船体に固定している。リアクションフィン1〜4は、プロペラ軸5の左右に位置する水平状態のリアクションフィン1,4と、プロペラ軸5を中心としてこれらと略45度をなす上方に位置する傾斜状態のリアクションフィン2,3とで構成されている。リアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aの取付角は、下から上へ斜めに上昇する水流により船体に推進力F2を発生させる角度である。プロペラ軸5の方向への水の流速の成分の平均値をVx1とし、プロペラ軸5の方向およびリアクションフィン1〜4の長さ方向に対して直角な方向の水の流速の成分の平均値をVt1とすると、リアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aの取付角αは、α=tan−1(Vt1/Vx1)である。
【選択図】図1
Description
本発明は、船舶用リアクションフィン装置に関する。
船舶には、推進性能向上のために船体の船尾にリアクションフィン装置が設けられている。このリアクションフィン装置は、図7に示すように構成されている。即ち、プロペラ11よりも船体の船首側であって、プロペラ軸を回転可能に支持するボッシング12の外側に、プロペラ軸の軸心に対して放射方向に沿ってリアクションフィン13を延出形成している。リアクションフィン13には、船体を前進させる推進力を生じるプロペラ11の矢印(イ)で示す回転方向とは逆の矢印(ロ)で示す回転方向の流れを水に対して与えるように、ひねりが付けられている。
このような船舶用リアクションフィン装置では、プロペラ11が回転して船舶が前進するとき、リアクションフィン13が、プロペラ11の回転方向と逆方向の水の流れを起こしてプロペラ1に送り込む。このため、プロペラ11の回転方向と同じ方向の回転流がプロペラ11の後方で生じるのを減少させることになる。この結果、回転流によるプロペラ11の推進効率の低下が抑えられ、プロペラ11の推進性能が向上する。
従来の船舶用リアクションフィン装置としては、特許文献1に記載のものがある。
この発明は、プロペラ軸の上方に設けた長い上部リアクションフィンと、該上部リアクションフィンよりも下方に張り出され上部リアクションフィンよりも短い中部リアクションフィンと、該中部リアクションフィンよりも下方に張り出され該中部リアクションフィンよりも短い下部リアクションフィンとを備えたことを特徴としている。
プロペラ軸の下方の短い下部リアクションフィンでは、逆向きの回転流の発生によるメリットを、逆向きの回転流を与えることによる抗力の増加というデメリット以上にすることができ、長い上部リアクションフィンと協働して推進性能が大きく向上する。
本発明の目的は、プロペラの船首側の位置での水の流れる方向を予め調べておき、プロペラ軸を中心として放射状に設けられるリアクションフィンのうち、前記水の流れによって船体に大きな推進力を付与することになる位置にのみ、リアクションフィンを設けるようにしたものである。
以下に、「発明を実施するための形態」で使用される番号を用いて、「課題を解決するための手段」を説明する。これらの番号は、「特許請求の範囲」の記載と「発明を実施するための形態」の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものである。但し、それらの番号は、「特許請求の範囲」に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による船舶用リアクションフィン装置は、船体のプロペラ軸(5)に設けられたプロペラの船首側に、前記プロペラ軸(5)を中心として4枚のリアクションフィン(1)〜(4)を放射状に配置して船体に固定している。
前記リアクションフィン(1)〜(4)は、前記プロペラ軸(5)の左右に位置する水平状態と、該水平状態のリアクションフィン(1)(4)に対して前記プロペラ軸(5)を中心として略45度をなす上方に位置する傾斜状態にして船体に固定されている。前記リアクションフィン(1)〜(4)の外周側(1a)〜(4a)の取付角αは、下から上へ斜めに上昇する水流により船体に推進力(F2)を発生させる角度である。
プロペラ軸(5)の方向への水の流速の成分の平均値をVx1とし、前記プロペラ軸(5)の方向および前記リアクションフィン(1)〜(4)の長さ方向に対して直角な方向の水の流速の成分の平均値をVt1とすると、前記リアクションフィン(1)〜(4)の外周側(1a)〜(4a)の取付角αは、α=tan−1(Vt1/Vx1)である。
前記リアクションフィン(1)〜(4)の外周側(1a)〜(4a)のキャンバー比が略0.35である。
前記リアクションフィン(1)〜(4)の内周側(1c)〜(4c)の取付角は、上から下へ斜めに下降する水流により船体に推進力(F2)を発生させる角度である。
プロペラ軸(5)の方向への水の流速の平均値をVx2とし、前記プロペラ軸(5)の方向および前記リアクションフィン(1)〜(4)の長さ方向に対して直角な方向の水の流速の平均値をVt2とすると、前記リアクションフィン(1)〜(4)の内周側(1c)〜(4c)の取付角βは、β=tan−1(Vt2/Vx2)である
前記リアクションフィン(1)〜(4)の内周側(1c)〜(4c)のキャンバー比が略0.35またはゼロである。
フランジ部(7)にフィン部(8)を立設して一対のフィン構成体(9)を設け、
前記フランジ部(7)どうしを結合して前記内周側(1c)〜(4c)と前記外周側(1a)〜(4a)とを有する前記リアクションフィン(1)〜(4)とした。
前記フランジ部(7)どうしを結合して前記内周側(1c)〜(4c)と前記外周側(1a)〜(4a)とを有する前記リアクションフィン(1)〜(4)とした。
本発明による船舶用リアクションフィン装置によれば、リアクションフィンの外周側には斜め上方へ向かう水の流れがあり、この流れによりアクションフィンの面に対して直角な方向の揚力が生じる。この揚力のうちのプロペラ軸方向の成分が船体に推進力を生じさせる。
以下、本発明による船舶用リアクションフィン装置を実施するための実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
(実施の形態1)
まず、実施の形態1を、図1〜4に基づいて説明する。この実施の形態は、プロペラ軸の船首側であって、左右両側の外周側に斜め上方へ向かう水の流れが存在するので、この流れを利用して船体に推進力を付与するものである。
図1に示すように、船体のプロペラ軸5に設けられた図示しないプロペラの船首側に、前記プロペラ軸5を中心としてリアクションフィン1〜4が放射状に配置され、その中心側が船体に固定されている。
前記リアクションフィン1〜4は、前記プロペラ軸5の左右に位置する水平状態のリアクションフィン1,4と、該水平状態のリアクションフィン1,4に対して前記プロペラ軸5を中心として略45度をなす上方に位置する傾斜状態のリアクションフィン2,3とがある。これらのリアクションフィン1〜4は、外周側1a〜4a(幅の大きい部分)と内周側1b〜4bとに分かれ、後者の部分が溶接等により船体のボッシング6に固定されている。
前記リアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aの部分の取付角αは、下から上へ斜めに上昇する水流により外周側1a〜4aの部分を上に押し上げる揚力が発生する角度になっている。そして、この揚力のうちのプロペラ軸5の軸線方向の成分が、船体に推進力を発生させる。プロペラの船尾側の縦断面の水の流れる方向を図4に示す。図のようにプロペラ軸5の中心をO点とし、プロペラの外周部位置を(ハ)の円弧で示すと、O点の左右両側とその上方には斜め上向きの流れが存在する。この斜め上向きの流れを利用して船体に推進力を生じさせるため、リアクションフィン1〜4は前述した位置に配置されている。
前記リアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aの部分の取付角αについて以下に説明する。図1に示すように、外周側1a〜4aをその外周側の端部から内周側へ向かって(プロペラの半径方向)見た時の矢視図がリアクションフィン1〜4毎に描かれている。例えばリアクションフィン4の矢視図を拡大して図2に示すように、水の流速Vに対して、プロペラ軸5の軸線5aの方向への水の流速の成分の平均値をVx1とし、プロペラ軸5の方向およびリアクションフィン4の長さ方向に対して直角な方向の水の流速の成分の平均値をVt1とする。すると、前記リアクションフィン4の外周側4aの取付角αは、α=tan−1(Vt1/Vx1)となる。これは、リアクションフィン4の外周側4aの角度を、水の流れる方向に一致させたものである。
前記リアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aのキャンバー比は、略0.35に設定されている。外周側1a〜4aの断面図を図3の上部に示す。翼弦線(ホ)とキャンバー線(ヘ)とがあり、翼弦線(ホ)とキャンバー線(ヘ)との距離がキャンバーCで表わされる。翼弦長Lとすると、キャンバー比はC/Lで表わされ、キャンバー比がゼロの場合は図3の下部に示すように上下が対称な形状になる。
前記リアクションフィン1〜4の内周側1b〜4bの部分には揚力の生じる翼形状は形成されていない。
船舶が走行する際には、図4に示すようにプロペラ軸5の中心0の左右両側とその上方には斜め上方へ向かう水の流れがある。そして、この水の流れに沿うようにリアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aが図1のように取付角αに設定されている。外周側1a〜4aの夫々に、斜め上方へ向かう水の流れがあると、外周側1a〜4aには、外周側4aの場合を拡大して図2に示すように、外周側4aの面と直角な方向である斜め上方へ向かって揚力F1が生じる。この揚力F1のプロペラ軸5の軸線5aと平行な方向の成分であるF2が図2の右方向(船首の方向)を向いており、F2が船体の推進力となる。ここで、F2=F1sinαで表わされる。図1に示すように、外周側1a〜3aについてもF2がいずれも船首の方向を向いており、外周側1a〜4aが存在することにより、船体の推進力は4F2となる。
本発明による船舶用リアクションフィン装置によれば、リアクションフィン1〜4の外周側1a〜4aには斜め上方へ向かう水の流れがあり、この流れによりアクションフィン1〜4の面に対して直角な方向の揚力F1が生じる。この揚力F1のうちのプロペラ軸5の方向の成分F2が船体に推進力を生じさせる。
(実施の形態2)
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態は、左右両側の外周側の流れだけでなく内周側には斜め下方へ向かう水の流れが存在するので、この流れも利用して船体に推進力を付与するものである。なお、実施の形態2は実施の形態1の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図5に示すように、リアクションフィン1〜4は、外周側1a〜4aと内周側1c〜4cとに分かれている。外周側1a〜4aと内周側1c〜4cとの境界位置は、図4の(ニ)で示す円弧の位置と対応している。外周側1a〜4aの取付角αは、実施の形態1と同じである。内周側1c〜4cの取付角βは、上から下へ斜めに下降する水流により内周側1c〜4cの部分を下に押し上げる揚力が発生する角度になっている。そして、この揚力のうちのプロペラ軸の軸線方向の成分が、船体に推進力を発生させる。
即ち、図5に示すように構成されている。図5は図1と同様にリアクションフィン1〜4を半径方向に見たときの断面図を、リアクションフィン1〜4ごとに描いたものである。2つの断面図のうち、プロペラ軸5に近いほうの断面図が内周側1c〜4cの断面図であり、遠いほうの断面図が外周側1a〜4aの断面図である。既に述べたように、外周側1a〜4aの断面図は、実施の形態1と同じである。内周側1c〜4cの断面図は、外周側1a〜4aの断面図と略線対称に設定し、更に内周側1c〜4cの部分を下に押し上げる揚力が発生する角度となるように取付角を設定したものである。
リアクションフィン1〜4の内周側1c〜4cの部分の取付角βを以下に説明する。プロペラ軸5の方向への水の流速の成分の平均値をVx2とし、プロペラ軸5の方向およびリアクションフィン1〜4の長さ方向に対して直角な方向の水の流速の成分の平均値をVt2とすると、前記リアクションフィン1〜4の内周側1c〜4cの取付角βは、β=tan−1(Vt2/Vx2)となる。
前記リアクションフィン1〜4の内周側1c〜4cのキャンバー比も略0.35に設定されている。なお、図3の下部の形状のように、内周側1c〜4cのキャンバー比をゼロに設定してもよい。この場合は実施の形態1と同じになり、内周側1c〜4cによって揚力や推進力は生じない。
船舶が走行する際には、図4に示すようにプロペラ軸5の中心0の左右両側のプロペラ軸5に近い位置には斜め下方へ向かう水の流れがある。そして、この水の流れに沿うようにして、図5に示すようにリアクションフィン1〜4の内周側1c〜4cの取付角βが設定されている。内周側1c〜4cの夫々に、斜め下方へ向かう水の流れがあると、内周側1c〜4cには、内周側1c〜4cの面と直角な方向である斜め下方へ向かって揚力F1が生じる。この揚力F1におけるプロペラ軸5の軸線5aと平行な方向の成分であるF2が船首の方向を向いており、F2が船体の推進力となる。ここで、F2=F1sinβで表わされる。図5に示すように、内周側1c〜4cの夫々に推進力F2が生じるので、合計で4F2の推進力となる。従って、外周側1a〜4aによる4F2の推進力と、内周側1c〜4cによる4F2の推進力とが船体に作用することになる。
リアクションフィン1〜4の内周側1c〜4cには斜め下方へ向かう水の流れがあり、この流れによりリアクションフィン1〜4の面に対して直角な方向の揚力F1が生じる。この揚力F1のうちのプロペラ軸5の方向の成分F2が船体に推進力を生じさせる。
(実施の形態3)
最後に、実施の形態3について説明する。この実施の形態は、実施の形態2のように内周側と外周側とで取付角が異なるリアクションフィンを製造するのはコストがかかることから、一対のフィン構成体を結合して単一のリアクションフィンを作るようにしたものである。なお、実施の形態3は実施の形態2の一部を変更したものなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
図6に示すように、フランジ部7にフィン部8を立設してフィン構成体9が構成され、該フィン構成体9が一対設けられている。これらのフィン構成体9どうしは、フランジ部7を貫通する複数のボルト10aとナット10bとにより結合されている。図中の左方のフィン構成体9の左端がボッシング6に結合されている。
図6の右方からフィン部8を見た時の断面形状を右側に示す。右側の断面形状は右側のフィン部8の断面形状であり、左側の断面形状は左側のフィン部8の断面形状である。左右のフィン部8は同じものを用いることができ、左右のフィン部8の回転角度を変えることにより取付角α,βを変更することができる。左側のフィン部8が実施の形態2の内周側1c〜4cに相当し、右側のフィン部8が外周側1a〜4aに相当する。
リアクションフィンの内周側と外周側との断面形状が同一である場合は、同一のフィン構成体9を連結して用いることができる。フィン部8の開放端を相互に反対方向に向けて、フランジ部7どうしを結合する。これにより、外周側1a〜4aの断面形状と内周側1c〜4cの断面形状とが略線対称な、実施の形態2の船舶用リアクションフィン装置を構成することができる。
前記取付角α,βは、ボッシング6に対して、二つのフィン部8の部分の角度を決めることにより設定される。
リアクションフィンの内周側と外周側とのキャンバー比が同一で同一断面形状であれば、同一のフィン構成体9を二つ結合することにより、実施の形態2に用いるリアクションフィンとして使用することができる。
以上、実施の形態を参照して本発明による船舶用リアクションフィン装置を説明したが、本発明による船舶用リアクションフィン装置は、前記の実施の形態に限定されるものではない。前記の実施の形態に様々な変更を行うことが可能であり、前記の実施の形態に記載された構成と前記の他の実施の形態に記載された構成とを組み合わせることが可能である。
1〜4・・・リアクションフィン
1a〜4a・・・外周側
1c〜4c・・・内周側
5・・・プロペラ軸
7・・・フランジ部
8・・・フィン部
9・・・フィン構成体
F2・・・推進力
1a〜4a・・・外周側
1c〜4c・・・内周側
5・・・プロペラ軸
7・・・フランジ部
8・・・フィン部
9・・・フィン構成体
F2・・・推進力
Claims (7)
- 船体のプロペラ軸に設けられたプロペラの船首側に、前記プロペラ軸を中心としてリアクションフィンが放射状に配置して船体に固定され、
前記リアクションフィンは、前記プロペラ軸の左右に位置する水平状態と、該水平状態のリアクションフィンに対して前記プロペラ軸を中心として略45度をなす上方に位置する傾斜状態にして船体に固定され、
前記リアクションフィンの外周側の取付角は、下から上へ斜めに上昇する水流により船体に推進力を発生させる角度である
船舶用リアクションフィン装置。 - プロペラ軸の方向への水の流速の成分の平均値をVx1とし、
前記プロペラ軸の方向および前記リアクションフィンの長さ方向に対して直角な方向の水の流速の成分の平均値をVt1とすると、
前記リアクションフィンの外周側の取付角αは、
α=tan−1(Vt1/Vx1)である
請求項1に記載の船舶用リアクションフィン装置。 - 前記リアクションフィンの外周側のキャンバー比が略0.35である
請求項1または2に記載の船舶用リアクションフィン装置。 - 前記リアクションフィンの内周側の取付角は、上から下へ斜めに下降する水流により船体に推進力を発生させる角度である
請求項1〜3のいずれか1項に記載の船舶用リアクションフィン装置。 - プロペラ軸の方向への水の流速の平均値をVx2とし、
前記プロペラ軸の方向および前記リアクションフィンの長さ方向に対して直角な方向の水の流速の平均値をVt2とすると、
前記リアクションフィンの内周側の取付角βは、
β=tan−1(Vt2/Vx2)である
請求項4に記載の船舶用リアクションフィン装置。 - 前記リアクションフィンの内周側のキャンバー比が略0.35またはゼロである
請求項4または5に記載の船舶用リアクションフィン装置。 - フランジ部にフィン部を立設して一対のフィン構成体を設け、
前記フランジ部どうしを結合して前記内周側と前記外周側とを有する前記リアクションフィンとした
請求項4〜6に記載の船舶用リアクションフィン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013025838A JP2014151876A (ja) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | 船舶用リアクションフィン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013025838A JP2014151876A (ja) | 2013-02-13 | 2013-02-13 | 船舶用リアクションフィン装置 |
Publications (1)
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ID=51574142
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016215904A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | 流体テクノ株式会社 | 推進性能向上装置 |
WO2021014919A1 (ja) * | 2019-07-25 | 2021-01-28 | 川崎重工業株式会社 | 船尾フィン |
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2013
- 2013-02-13 JP JP2013025838A patent/JP2014151876A/ja active Pending
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CN113646230A (zh) * | 2019-07-25 | 2021-11-12 | 川崎重工业株式会社 | 船尾鳍 |
CN113646230B (zh) * | 2019-07-25 | 2024-04-09 | 川崎重工业株式会社 | 船尾鳍 |
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