JP2014151576A - 弾性材、及びその製造方法 - Google Patents

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昇 眞方
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Abstract

【課題】安価、かつ簡単に制作できると共に、広い用途を有する弾性材と、その製造方法の提供。
【解決手段】(1)所定の長さを有し、断面が略長方形である木製の角柱1の中に、その対向面に平行に2条の長孔5が穿設されている弾性材。(2)長孔5が形成されていない対向面2のほぼ全面に、シートを介して木製の薄板3を貼着した弾性材。(3)角柱1に薄板3を貼着した後に、長孔5を穿設する前記(1)に記載する弾性材の製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、木製の弾性材(クッション材)に関し、更に詳しくは、所定の長さを有し、断面が略長方形である木製の角柱の中に、その対向面に平行に2条の長孔が穿設されている弾性材、及びその製法に係るものである。
木材を使用した弾性材は多く知られているが、木材のみから構成される弾性材はほとんど知られていない。
特開平10−52335 実用新案登録第3029683号
発明者は、ほぼ木材のみを材料とし、構成が単純で用途も広い弾性材(クッション材)の開発を意図した。
本願発明は、下記の請求項1〜請求項11により構成されている。
〔請求項1〕
所定の長さを有し、断面が略長方形である木製の角柱の中に、その対向面に平行に2条の長孔が穿設されていることを特徴とする弾性材。
〔請求項2〕
長孔が形成されていない対向面のほぼ全面に、シートを介して木製の薄板を貼着した請求項1に記載する弾性材。
〔請求項3〕
角柱と薄板の材質がヒノキである請求項1、又は請求項2のいずれかに記載する弾性材。
〔請求項4〕
対向面の幅が、2cm〜10cmである請求項1〜3のいずれかに記載する弾性材。
〔請求項5〕
長孔の幅が3mm〜8mmである請求項1〜請求項4のいずれかに記載する弾性材。
〔請求項6〕
長孔の長さが、10cm〜80cmである請求項1〜請求項5のいずれかに記載する弾性材。
〔請求項7〕
シートが麻布である請求項2〜請求項6のいずれかに記載する弾性材。
〔請求項8〕
請求項1〜請求項7のいずれかに記載する弾性材の複数本が、長孔が形成されていない対向面を上下にして水平に並設・固定されている弾性材。
〔請求項9〕
弾性材の複数本が平行に固定されている請求項8に記載する弾性材。
〔請求項10〕
角柱に薄板を貼着した後に、長孔を穿設する請求項1〜請求項9のいずれかに記載する弾性材の製造方法。
〔請求項11〕
請求項1〜請求項10のいずれかに記載する弾性材を使用した椅子、ベンチ、又はマットレス。
本願発明を以上のように構成する理由は、下記のとおりである。
(1)所定の長さを有し、断面が略長方形(隣接する辺の長さの比が1:1〜1:2程度が最も適している)である木製の角柱の中に、その対向面に平行に2条の長孔が穿設されている弾性材は、対向面を加圧すると、対向面を形成している上下2枚の薄板(上板と下板)と角柱の内部に形成されている1枚の薄板(中板)が、加圧により加わる力に応じて相互に撓み、反発力が生じ、弾性が発揮される。
(2)対向面を形成する薄板は、加圧力が大き過ぎたり、長孔の幅が広すぎると折れる可能性があるので対向面のほぼ全面に、シートを介して木製の薄板を貼着して補強するのが好ましい。
(3)角柱と薄板の材質は、種々の木材を試験したところ、ヒノキ材が強度及び弾力を生じさせるのに最適である。
(4)シートの材質は、丈夫で伸びにくいものが対向面を形成する薄板を保護(補強)するのに適しており、種々試験したところ麻布が最適である。
(5)この弾性材は、その使用態様(用途に応じて、複数本を同一平面に並べて固定して使用する場合が多い)によるが、対向面の幅は2cm〜10cm、長孔の幅は、3mm〜8mm、長孔の長さは、10cm〜80cm位が、耐久性及び加工性においてすぐれている。
長孔の幅が広すぎると薄板と中板が破損し易くなり、叉、長孔の長さが長過ぎると、長期間の使用中に弾性(復元力)が乏しくなる。
(6)この弾性材は、用途に応じ、通常長孔が形成されていない対向面を上下にして、複数本を同一平面に並べて固定して使用する。
(7)この弾性体を製造するには、角柱にドリルを用いて長孔を穿設する必要があるが、角柱にシートを介して薄板を貼着し、対向面を補強した後に、長孔を穿設すると対向面が破損することがない。
(8)この弾性材は、椅子若しくはベンチの座板若しくは背もたれ、シートボトム、若しくはマットレスの基盤等、又はこれらの上面に取り付けて用いる。
本発明に係る弾性材及びその製造方法によれば、ほぼ木材のみを使用し、用途が広く、耐久性及び外観に優れた弾性材を、簡便に製造して提供することができるという効果を有する。
弾性材の正面図である(背面図も同一である)。 弾性材の平面図である(底面図も同一である)。 弾性材の側面図である(側面図は左右同一である)。 A−A線断面図である。 弾性材の対向面を押圧したときの変形状態を示す図である。 弾性材を用いた椅子の座板の平面図である。 弾性材を用いた椅子の座板の底面図である。 弾性材を用いた椅子の座板の正面図ある(背面図は正面図と同一である)。 弾性材を用いた椅子の座板の側面図である(側面図は左右同一である)。 B−B線断面図である。 C−C線断面図である。
断面が24mm×24mm、長さ500mmのヒノキ製の角柱1の対向面(両側面)2及び2´に厚さ3mmのヒノキ製の薄板3を、麻布4を介して、市販の木工用ボンドを用いて貼着した。
次に、対向面とは別の面に、ドリル(TOYO IRON WORK(株) NC ルータ)を用いて、貼着面の内側に、対向面と平行な幅5.5mm、長さ350mmの長孔5を2本(条)穿設し、弾性体Aを製作した。この弾性体Aは、上板6、中板7、下板8により区画される2条の長孔5を有するものである。
この弾性体A(図1〜図4参照)は、対向面を上下にして床に置き、図5に示すように中央を押圧すると、約10kgで上板が中板に接し、さらに力を加えると約25kgで中板が下板に接し、押圧をやめると元の形状に復元する弾性体であった。
断面が24mm×20mm、長さ400mmのヒノキ製の角柱1の狭い方の対向面(両側面)2及び2´に厚さ2mmのヒノキ製の薄板3を、麻布4を介して、市販の木工用ボンドを用いて貼着した。
実施例1と同様にして、幅4mm、長さ320mmの長孔5を2条穿設した。この弾性体Bを8本使用して、間隔を置いて平行に並べ、周囲を枠11で固定して、図6〜図11に示す座板C(42cm×45cm)を製作した。
この座板Cの坐り心地は大変良好であった。
本発明に係る弾性体は、安価、かつ簡単に制作できると共に、用途も非常に広いので、産業上の十分な利用可能性がある。
1 角柱
2,2´ 対向面
3 薄板
4 麻布
5 長孔
6 上板
7 中板
8 下板

Claims (11)

  1. 所定の長さを有し、断面が略長方形である木製の角柱の中に、その対向面に平行に2条の長孔が穿設されていることを特徴とする弾性材。
  2. 長孔が形成されていない対向面のほぼ全面に、シートを介して木製の薄板を貼着した請求項1に記載する弾性材。
  3. 角柱と薄板の材質がヒノキである請求項1、又は請求項2のいずれかに記載する弾性材。
  4. 対向面の幅が、2cm〜10cmである請求項1〜3のいずれかに記載する弾性材。
  5. 長孔の幅が3mm〜8mmである請求項1〜請求項4のいずれかに記載する弾性材。
  6. 長孔の長さが、10cm〜80cmである請求項1〜請求項5のいずれかに記載する弾性材。
  7. シートが麻布である請求項2〜請求項6のいずれかに記載する弾性材。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載する弾性材の複数本が、長孔が形成されていない対向面を上下にして水平に並設・固定されている弾性材。
  9. 弾性材の複数本が平行に固定されている請求項8に記載する弾性材。
  10. 角柱に薄板を貼着した後に、長孔を穿設する請求項1〜請求項9のいずれかに記載する弾性材の製造方法。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載する弾性材を使用した椅子、ベンチ、又はマットレス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI716461B (zh) * 2015-09-30 2021-01-21 日商日東電工股份有限公司 附間隔件之黏合劑層、附有附間隔件之黏合劑層的光學薄膜、影像顯示裝置及其製造方法

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