JP5569994B1 - 長椅子の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】着座時においての座り心地の良好な背もたれを備え、この背もたれを簡素な構成で高精度に製作可能とし、且つ背面を含む周囲からの全体的な見た目に良好な意匠性に優れる長椅子の構造を提供する。
【解決手段】下端が後脚部7となる略垂直な左右の側枠18の各上端間に掛け渡される笠木17と、笠木17の下方に離間して左右側枠18の中途部間に掛け渡される背貫16と、笠木17と背貫16とに掛け渡され左右方向に互いに離間し略垂直に設けられる複数の背板15と、からなる背もたれ10を具備し、背板15が、笠木17に基端が固設され先端が座面12に向かう斜め下方に延出し背もたれ面20を構成する上半部板22と、背貫16に基端が固設され先端が斜め上方に延出して上半部板22の先端にフィンガージョイント25にて直角となって連結され上半部板22を支持する下半部板21と、で構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、背もたれを備える長椅子の構造に関するものである。
長椅子、或いはソファなどの構造としては、例えば下記特許文献1に示すようなものがある。この特許文献1の椅子では、座板より立設される背もたれの構造として、複数の背板を具備し、これら背板が左右幅方向に所定間隔となって配設されている。そして、座板の座面や背もたれにはクッションが設けられている。
実用新案登録第3097695号公報
しかしながら、上述した従来の椅子の構造では、特許文献1の椅子の場合、背もたれを構成する各背板は、略真直な板材で構成され、座板の後縁部分に立設され、それぞれの上端が笠木にて連結される構成とされている。すなわち、着座状態で背中に触れる背もたれは高さ方向に一様に支えるのみである。そして、座り心地を変えるために背もたれを傾斜させる場合には、背板の下端から後方に傾斜、すなわち真直な背板を座板後縁部分に斜めに立設し構成しており、しかし、このように背板を斜めに立設させると、座面との角度が増すこととなり、この角度が必ずしも座り心地の向上になるとは限らないという欠点があり、この背板を覆うクッションを追加したり、クッションの弾力や大きさを変えるなど対処していた。
また、上記のような背板を、例えばその形状を、中途が湾曲するように曲げ加工を施し、所望の角度を有する部材とすることも考えられる。例えば、真直な板目製材された板材を湾曲形成させるには、その板材を蒸し、所望の形状に曲げ、型に入れて、その後乾燥させることで成形する方法もあるが、大掛かりな装置や施設が必要となるとともに製作に時間を要するという欠点を有する。また、この方法では、複数の背板を全て同じ湾曲状態で成形して揃えることの可能な高精度な加工方法とは言えず、すなわち複数の板材の全てが同じ板目であることが無いことから上記曲げ加工では均一な仕上状態とならず、多数の背板を横方向に並べて立設させ長椅子を構成することが難しい。さらに、曲げ加工で得られた背板は、経時変化によって、湾曲成形した形状が元の形状である真直な状態へと戻ろうとすることも考えられ、使い続ける場合に変形を起こし、例えば笠木との連結部分など他の部材との連結部分に割れや損傷などを起こす虞もある。
また、上記した長椅子、或いは同様の構成のソファーでは、一般的に背面側を室内壁面に沿わせてリビングルームなどの居室内に配置されることが多く、背面、すなわちソファーの後ろ姿は目に触れないような構成とされており、すなわち正面からの意匠のみであって、このような使用形態を前提として積極的な意匠性など背面を含む外観全体のデザインが加味されていない欠点を有するものがある。
さらに、長椅子やソファーの構造として、全体を生地で覆う所謂張りぐるみ構造があるが、このような長椅子やソファーでは、生地(張り地)で覆われた外観のデザイン性は良好となるものの、その覆われた張り地の内部構造は容易に確認ができず、一般的には合板などが用いられた構造体となることで、強度などを十分に確保していない場合もあり、安心して使用できないものもある。
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、着座時においての座り心地の良好な背もたれを備えるとともに、この背もたれを簡素な構成で高精度に製作可能とし、且つ背面を含む周囲からの全体的な見た目に良好な意匠性に優れる長椅子の構造を提供することを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載の長椅子の構造は、下端が後脚部7となる略垂直な左右の側枠18と、該左右側枠18の各上端間に掛け渡される笠木17と、該笠木17の下方に離間して前記左右側枠18の中途部間に掛け渡される背貫16と、前記笠木17と前記背貫16とに掛け渡され左右方向に互いに離間し略垂直に設けられる複数の背板15と、からなる背もたれ10を具備する長椅子1の構造であって、
前記背板15が、
前記笠木17に基端が固設され、先端が座面12に向かう斜め下方に延出し、背もたれ面20を構成する上半部板22と、
前記背貫16に基端が固設され、先端が斜め上方に延出して、前記上半部板22の先端に連結手段25にて略直角となって連結され、前記上半部板22を支持する下半部板21と、
で構成されることを特徴とする。
この長椅子1の構造では、背もたれ10を構成する背板15が、下半部板21と上半部板22とで構成され、これら板は互いが所定角度で連結された構造となる。連結部分23は、連結手段25によって強固に連結され、中途部15aが略く字状に直角に屈曲した背板15となる。この背板15を笠木17と背貫16とに掛け渡し背もたれ10を構成させることで、この背もたれ10を背部から見ると、笠木17から垂下されるような背板15となり、また、背貫16の位置で背板15が途絶え、背貫16より下方に空間が形成されるような姿に見える。背板15の屈曲部分によってクッション3はずれなどが防がれ、着座時における座り心地の良好な椅子となる。また、長椅子1としての外観が、天然無垢材のフレーム構造体とされ、張り地などで覆い隠すことなく、背もたれ部分を含めデザイン性の高いものとなる。
本発明の請求項2記載の長椅子の構造は、請求項1記載の長椅子の構造において、前記上半部板22と下半部板21とは、連続する一枚の板材を2分割し、それぞれの分割端面26,27同士を前記連結手段25にて連結し前記背板15を成形していることを特徴とする。
この長椅子1の構造では、連続する一枚の板材24を背板15として用い、これを2分割し、再び連結手段25にて連結させる。略直角に連結された背板15は未加工の一枚板を用いたような木目を備えた外観となり、長椅子1としての見栄え、特に背面からの見栄えが向上する。
本発明の請求項3記載の長椅子の構造は、請求項1または2記載の長椅子の構造において、前記上半部板22と前記下半部板21とを連結する前記連結手段25は、該上半部板22及び下半部板21の板厚の方向で凹凸形状が連続形成されて、互いを連結するフィンガージョイントよりなることを特徴とする。
この長椅子1の構造では、背もたれ10を構成する背板15が、上半部板22と下半部板21との連結部分23が、フィンガージョイント25によって強固に連結され、中途部15aが略く字状に直角に屈曲したものとなる。
本発明の請求項4記載の長椅子の構造は、請求項1または2または3記載の長椅子の構造において、前記上半部板22と笠木17との連結部分32は、互いに対向し当接する接合面に蟻溝31と蟻ほぞ29との組み合わせによる継手構造が形成され連結されることを特徴とする。
この長椅子1の構造では、背板15の上半部板22と笠木17との連結部分が、蟻溝31と蟻ほぞ29にて構成され、これらの継手構造により釘などを用いずに互いが強固に連結される。
本発明に係る請求項1記載の長椅子の構造によれば、背もたれを構成する背板の構成を、板材よりなる上半部板と下半部板とを用い、これら上半部板と下半部板とを連結手段で略直角で連結したので、各背板は木目が栄えながら中途が略く字状に直角に屈曲して整然と並び、長椅子として背面からの見栄えが向上するという効果がある。この背板を笠木と背貫とに掛け渡し背もたれを構成させることで、この背もたれを背部から見ると、笠木から垂下されるような背板となり、また、背貫より下方に空間が形成されるような姿に見える。背板の屈曲部分によってクッションはずれなどが防がれ、着座時における座り心地の良好な椅子となる。また、背板の下方には部材の存在しない空間を形成でき、圧迫感の無い座り心地を得られ、安定した着座状態を得ることができ、また、木質素材のフレーム状の背板が縦に配置されて剛性のある支持構造を保ちつつ、木材自体の撓りを備え快適な座り心地を得ることができる。さらに、長椅子としての外観が、天然無垢材のフレーム構造体とされ、張り地などで覆い隠すことなく、背もたれ部分を含めデザイン性の高いものとなる。また、背板は、真直な板材を連結した構造であることで、従来のような安定しない曲げなどの成形方法と異なり、略一定な品質の背板を得られ、精度良く製作を可能とし、経時的な変化なども無い長椅子を得ることが可能となる。また、従来のような張り地で内部構造を覆い隠す張りぐるみではなく、構造体部分となるフレーム状部分として無垢材で組み立てて構成され、且つその構造部分を認識できるような構成であることで、合板などで構成される従来品に比べて強度を備えていることを容易に目視ができ、無垢材による構成から高級感を得ることができ、背面のデザインされた長椅子を得ることができる。
本発明に係る請求項2記載の長椅子の構造によれば、背板を構成する上半部板と下半部板とを、一枚板より得る構成としたので、互いの連結部分で木目が大きく変化せず、木質と木目、色調等に連続性を持った意匠性に優れた背板及び背面を備える長椅子を得ることが可能となる。
本発明に係る請求項3記載の長椅子の構造によれば、背板を構成する上半部板と下半部板との連結部分が、フィンガージョイントによって強固に連結され、中途部が略く字状に直角に屈曲したものとなる。
本発明に係る請求項4記載の長椅子の構造によれば、背板を構成する上半部板と下半部板とをフィンガージョイントで連結するとともに、上半部板と後面板との接合面に継手構造としての蟻溝と蟻ほぞをそれぞれ形成したので、各部が確実に且つ強固に連結されて、その形状及び角度を維持し、背もたれを構成することが可能となる。
本発明による長椅子の構造の実施形態を示す斜視図である。 同長椅子の一部省略正面図である。 同長椅子の側断面図である。 笠木及び背貫と背板との連結部分における組立手順を示す概略斜視図である。 背板の連結部分の組立手順を示す概略側面図である。 同長椅子の一部拡大側面図である。
図1は本発明による長椅子の構造の実施形態を示す斜視図、図2は同長椅子の一部省略正面図、図3は同長椅子の側断面図である。
本発明の実施形態の長椅子1は、図1に示すように、椅子本体2と、クッション3とからなる。椅子本体2は、木材を素材とされ、座枠4を具備する座部5、座部5の左右端部に設けられる前後一対の脚部8、脚部8と一体に形成される肘掛け9、及び背もたれ10で大略構成される。なお、図2,3に示すように、長椅子1としての左右幅長に応じて、略中央下面にセンター脚33を設けることとしても良い。
本実施の形態の長椅子1は、前脚部6と後脚部7と肘掛け9とが略門型に枠組構成されて左右一対となり、これら左右の脚部8間に、座枠4が矩形状に枠組みされている。座枠4には、天板11或いはウェービングテープなどが組み込まれ、座面12を構成している。なお、この実施形態では、座面12が後方である背面側に向かって下る傾斜面として構成され、その傾斜角度はおよそ3°とされる。また、座部5の後端縁13となる後座枠14と、前脚部6と後脚部7との間に架設される座枠の側板19は、それぞれ板状に形成されるとともに、座面12よりも上方に縁状に突出して、クッション3の側方と後方を支持するようになっており、すなわちこれら左右の側板19と後座枠14とを具備する座枠4にクッション3が嵌まるような構成となる。なお、肘掛け9の上面も後方に向けて下がるよう傾斜して形成され、その傾斜角度は、座面12と平行となる3°に設定される。
背もたれ10は、下端が後脚部7となる略垂直な左右の側枠18と、これら左右側枠18の各上端間に水平に掛け渡される笠木17と、笠木17の下方に所定の間隔を隔て離間して左右側枠18の中途部間に水平に掛け渡される背貫16と、これら笠木17と背貫16とに掛け渡され略垂直に設けられる複数の背板15とで構成される。
背板15は、下半部板21と上半部板22とで構成されており、これら上半部板22と下半部板21とが連結手段25で連結され、中途部15aが略く字状に屈曲した形状となっている。本実施の形態では、背板15の各部板材24は、ウォールナットやミズナラ、ハードメイプル、バーチなどの木材で、木目に沿う縦方向を長手方向として板目製材された板材24を素材としている。また、本実施の形態では、連結手段としてフィンガージョイントを採用している。なお、この板材24の素材としては、好ましくは、連続する一枚の板材24を中途部15a分で切断して2分割状態とした(図5(a)参照)のち、互いの切断面である分割端面26,27同士をフィンガージョイント部25として切削加工を行い、接着剤などの固定手段にて互いを連結し、中途部15aが略直角に形成されて一体化される。
上記上半部板22と下半部板21との連結部分23について詳述すると、図5に示すように、フィンガージョイント加工では、1枚の板材を2分割された後の上半部となる一方の板材24Aと下半部となる他方の板材24Bに対し、フィンガージョイントビットを備えた成形用ルータ(図示せず)を用いることができる。下半部板21と上半部板22とはこのルーターの軸線にほぼ同角度である45°に傾けてそれぞれの分割端面26,27に切削加工が行われる(図5(b)参照)。切削方向は各板部の板面に平行な方向で複数のギザギザが形成され、板厚の方向で凹凸形状が連続して形成される水平形フィンガージョイントとされる。そして両切削成形部分を組み合わせて連結させた状態で、下半部板21と上半部板22とのなす角度が90°とされる(図5(c)参照)。また、下半部板21に対し上半部板22が長尺となるよう形成される。
上半部板22と下半部板21とがフィンガージョイント25にて直角に連結された複数の背板15は、笠木17と背貫16とに掛け渡され、複数の各背板15が左右方向に互いに離間し略垂直に設けられる。
背板15の上半部板22は、笠木17に基端が固設され、先端が座面12に向かう斜め下方に延出する。本実施の形態では、図6に示すように、上半部板22の背面28が板面に対して20°の傾斜面に形成され、且つ背面28には蟻ほぞ29が突設されており、笠木17の垂直な前面30には蟻溝31が下縁から凹設され、互いをスライドさせて連結する構成とされ強固に固定される。そして、上半部板22の正面側が背もたれ面20を構成する。本実施の形態では、背もたれ面20は、後傾角度を20°に設定している。また、笠木17の前面30における上縁部には、背もたれ面20に連続する傾斜面17aが形成される。
背板15の下半部板21は、背貫16に基端が固設され、この背貫16に対して先端が斜め上方に延出して、上半部板22の先端と連結状態となる。この下半部板21は、基端面34が、板面に対して70°の傾斜面に形成され、この背面34と背貫16の前面36とをダボ35及び接着剤を用いて連結され固定される。そして、フィンガージョイント25を介し直角となって上半部板22と連結され、この上半部板22を支持する。
なお、各脚部8、肘掛け9、座枠4等の各部についても、無垢材を用いて成形され、図示しないが互いをダボや継手構造にて連結し、ビスや釘などの締結固定部材を使用する箇所を少なくして組み立てられる。
また、各部や背もたれ10には、十分に面取りが行われるとともに、各部の組み付け後には、クリアオイルやウレタンクリアなどで表面仕上げを行い、木の風合いを活かした長椅子1とする。
したがってこのような構成により、この実施形態の長椅子1は、背面側から見ると、左右の後脚部7及びこれに垂直上方向に延びる側枠18と、これら左右の側枠18間の笠木17と背貫16とで門形に枠組構成されるとともに、複数の各背板15が笠木17から吊下状態に配置され、これら背板15が左右の側枠18間における上方に位置し、背貫16より上方の背クッション3を支持する部分が宙に浮いているように見え、且つ各背板15の下部が前方の座面12側に迫り出し、背貫16より下方がオープンな状態に見えて、しかも各背板15は板目製材の板材24で構成されて木目が栄えながら中途が略く字状に直角に屈曲して整然と等間隔に並び、木質感を十分に表現して、長椅子1として背面からの見栄えが向上するものである。特に一枚の板材24を連結して得られる背板15であり、連結部分23で木目が大きく変化せず、木質と木目、色調等に連続性を持った意匠性に優れた背面となり、従来のような張り地で覆い隠すことをせずに、背面からも見栄えの良い、構造体として確りしたものに見える長椅子1を得られるものである。また、このような構成の背板15によれば、真直な板材24を連結した構造であることで、従来のような安定しない曲げなどの成形方法と異なり、略一定な品質の背板15を得られ、精度良く製作を可能とし、経時的な変化なども無い長椅子1を得られるものである。
そして、この長椅子1としては、着座時において、各背板15の背もたれ面20から屈曲部分が背中に当接することとなり、腰から臀部にかけては後方に部材が無く、その空間部分にクッションの逃げを形成し、着座する人に圧迫感を生じさせずに、背板15の背もたれ面20が背中を支え、安定した着座状態となる。また、木質素材よりなりフレーム状に背板15が間隔をあけて配置されて剛性のある支持構造を保ちつつ、木材自体の撓りを備え快適な座り心地を得ることができる。さらに、この長椅子1には、図示のように座部5や背もたれ10に沿わせてクッション3を配置することで、座り心地を調整できるとともに、屈曲構造の背板15によりクッション3の大きな潰れなども防げ、クッション3のズレなどもを防ぐことも可能となる。
なお、上述した各実施の形態では、背板15を構成する上半部板22と下半部板21とを、連続する一枚の板材24を2分割し、再びフィンガージョイントにて連結した構成とした例について述べたが、異なる板目や、異なる色合いで上半部板22と下半部板21とを構成し背板15とすることとしてもよく、背面から見た際の印象を変えることが可能となる。また、上記したフィンガージョイントに換え、上半部板22と下半部板21との連結部分に内蔵型の金具などを用いて連結手段としても良く、或いは、ダボや金具、フィンガージョイントや接着剤などを組み合わせて連結手段25として互いを固定することとしてもよい。
1…長椅子
5…座部
7…後脚部
10…背もたれ
12…座面
13…後端縁
15…背板
16…背貫
17…笠木
18…側枠
20…背もたれ面
21…下半部板
22…上半部板
25…連結手段(フィンガージョイント)
26,27…分割端面
29…蟻ほぞ
31…蟻溝

Claims (4)

  1. 下端が後脚部となる略垂直な左右の側枠と、該左右側枠の各上端間に掛け渡される笠木と、該笠木の下方に離間して前記左右側枠の中途部間に掛け渡される背貫と、前記笠木と前記背貫とに掛け渡され左右方向に互いに離間し略垂直に設けられる複数の背板と、からなる背もたれを具備する長椅子の構造であって、
    前記背板が、
    前記笠木に基端が固設され、先端が座面に向かう斜め下方に延出し、背もたれ面を構成する上半部板と、
    前記背貫に基端が固設され、先端が斜め上方に延出して、前記上半部板の先端に連結手段にて略直角となって連結され、前記上半部板を支持する下半部板と、
    で構成されることを特徴とする長椅子の構造。
  2. 前記上半部板と下半部板とは、連続する一枚の板材を2分割し、それぞれの分割端面同士を前記連結手段にて連結し前記背板を成形していることを特徴とする請求項1記載の長椅子の構造。
  3. 前記上半部板と前記下半部板とを連結する前記連結手段は、該上半部板及び下半部板の板厚の方向で凹凸形状が連続形成されて、互いを連結するフィンガージョイントよりなることを特徴とする請求項1または2記載の長椅子の構造。
  4. 前記上半部板と笠木との連結部分は、互いに対向し当接する接合面に蟻溝と蟻ほぞとの組み合わせによる継手構造が形成され連結されることを特徴とする請求項1または2または3記載の長椅子の構造。
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