JP2014149573A - 車間距離演算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人工衛星からの測位信号を受信する受信機を、先行車両との車間距離を測定するための装置として利用するための技術を提供する。
【解決手段】自車両及び先行車両それぞれでのDOP値が共にしきい値以下であるという判定条件(双方での測位状態が共に良好であることを意味する判定条件)が満たされるか否かが判定される(S404)。そして、当該判定条件が満たされる第1の状態においては(S404:YES)、双方の緯度及び経度に基づいて、先行車両との車間距離の演算が行われる(S405)。一方、当該判定条件が満たされない第2の状態においては(S404:NO)、双方の走行速度に基づいて、過去の第1の状態において演算済みの車間距離を補正する演算が行われる(S407)。
【選択図】図7

Description

本発明は、車間距離演算装置に関する。
従来、先行車両が、自車両の走行に関する情報を後続車両へ送信し、後続車両が、受信した情報に基づいて先行車両を追従する車両制御を行う技術が知られている。例えば特許文献1には、先行車両が、今後の自車両の走行制御値を示す走行計画を決定し、決定した走行計画を、車群を形成する後続車両へ無線送信する構成について記載されている。この構成において、後続車両は、ミリ波レーダなどの自律センサを用いて先行車両との車間距離を測定し、測定した車間距離及び先行車両からの走行計画に基づいて車両制御を行う。
特開2011−186953号公報
ところで、ナビゲーション装置の普及などにより、人工衛星からの測位信号を受信する受信機が車両において利用される機会が多くなってきている。しかしながら、こうした受信機を用いて特定される現在位置の精度は状況に応じて変動しやすいという問題があった。
本発明は、こうした問題にかんがみてなされたものであり、人工衛星からの測位信号を受信する受信機を、先行車両との車間距離を測定するための装置として利用するための技術を提供することを目的としている。
本発明の車間距離演算装置(4)は、車両に搭載されて用いられ、第1の取得手段(S101,44)と、第2の取得手段(S101,44)と、第3の取得手段(S102,44)と、受信手段(S301,44)と、演算手段(S404〜S407,S504〜S509,S604〜S610,45)と、を備える。
第1の取得手段は、人工衛星(61,62)からの測位信号を受信する受信機(1)を用いて特定される、当該車間距離演算装置が搭載された車両である自車両の現在位置を表す第1の位置情報を取得する。第2の取得手段は、測位信号の測位状態を表す第1の状態情報を取得する。第3の取得手段は、自車両に搭載された車速センサ(2)を用いて特定される、自車両の走行速度を表す第1の速度情報を取得する。
受信手段は、自車両の前方を走行する先行車両から、当該先行車両に搭載された受信機を用いて特定される当該先行車両の現在位置を表す第2の位置情報と、当該先行車両での測位信号の測位状態を表す第2の状態情報と、当該先行車両に搭載された車速センサを用いて特定される当該先行車両の走行速度を表す第2の速度情報と、を受信する。
演算手段は、先行車両との車間距離を演算する。具体的には、演算手段は、第1の状態情報が表す測位信号の測位状態と、第2の状態情報が表す測位信号の測位状態と、が共に良好であることを意味する所定の判定条件が満たされる第1の状態においては、第1の位置情報及び第2の位置情報に基づいて車間距離の演算を行う。一方、演算手段は、当該判定条件が満たされない第2の状態においては、第1の速度情報及び第2の速度情報に基づいて、過去の第1の状態において演算済みの車間距離を補正する演算を行う。
このような構成によれば、第1の位置情報及び第2の位置情報に基づいて演算される車間距離の信頼性を高くする(誤差を小さくする)ことができる。したがって、人工衛星からの測位信号を受信する受信機を、先行車両との車間距離を測定するための装置として利用することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、本発明は、前述した車間距離演算装置の他、当該車間距離演算装置を構成要素とする車両制御装置(システム)、当該車間距離演算装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、車間距離演算方法など、種々の形態で実現することができる。
車両制御システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態で行われる車車間通信を説明するための図である。 測位状態の時間変化を示すグラフである。 自車情報取得処理のフローチャートである。 送信処理のフローチャートである。 受信処理のフローチャートである。 第1実施形態の距離演算処理のフローチャートである。 第2実施形態で行われる車車間通信を説明するための図である。 第2実施形態の距離演算処理のフローチャートである。 第3実施形態の距離演算処理のフローチャートである。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.全体構成]
図1に示す車両制御システムは、車両に搭載されたシステムであって、GPS/QZSS受信機1と、車速センサ2と、車車間通信機3と、制御用コンピュータ4と、車両制御ECU5と、を備える。この車両制御システムにおいて、制御用コンピュータ4は、GPS/QZSS受信機1、車速センサ2、車車間通信機3及び車両制御ECU5のそれぞれと通信可能に接続されている。
GPS/QZSS受信機1は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星61及び準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)用の人工衛星62からの測位信号を受信する。GPS/QZSS受信機1は、受信した測位信号に基づいて、当該車両制御システムが搭載された車両(自車両)の現在位置(緯度及び経度)を検出する。また、GPS/QZSS受信機1は、測位信号の測位状態を表す情報として、DOP(Dilution of Precision)値を検出する。DOP値は、衛星測位の精度劣化の指標値であり、値が小さいほど測位精度が高いことを意味する。
車速センサ2は、自車両の走行速度を検出するセンサである。車速センサ2は、例えば、自車両の車軸に取り付けられたパルス発生器から出力される単位時間当たりのパルス数から当該車軸の回転速度を検出し、検出した回転速度から自車両の走行速度を算出する。
車車間通信機3は、自車両に関する情報である車両情報が格納された車車間通信パケット(図2参照)を、自車両以外の車両(他車両)であって自車両の周辺(電波の届く通信エリア内)に存在する不特定多数の他車両へ、周期的に発信(ブロードキャスト)する。本実施形態では、自車両に搭載された車両制御システムと同様の車両制御システムが他車両にも搭載されていることが前提とされており、車車間通信機3は、他車両によって周期的に発信される車車間通信パケット(当該他車両に関する車両情報)を受信する。
制御用コンピュータ4は、各種処理を実行する構成要素として、GPS受信部41と、車速受信部42と、無線送受信部43と、データ処理部44と、距離演算部45と、追従制御部46と、を備える。本実施形態において、これらの構成要素(機能)は、ソフトウェアと、当該ソフトウェアを実行する共通のハードウェア(処理装置)と、により実現される。すなわち、本実施形態では、制御用コンピュータ4は、ソフトウェアを実行可能な処理装置(例えばマイクロコンピュータ)を備え、当該処理装置が、前述した構成要素としての各種処理を実行する(前述した各構成要素として機能する)。また、制御用コンピュータ4は、各種データを記憶する構成要素として、自車情報データベース47と、先行車情報データベース48と、を備える。これらの構成要素は、ハードウェア(記憶装置)により実現される。
GPS受信部41は、GPS/QZSS受信機1からの情報(緯度、経度及び測位状態)を、データ処理部44へ受け渡す処理を行う。
車速受信部42は、車速センサ2からの情報(走行速度)を、データ処理部44へ受け渡す処理を行う。
無線送受信部43は、車車間通信機3からの情報(他車両に関する車両情報)を、データ処理部44へ受け渡す処理を行う。また、無線送受信部43は、データ処理部44からの情報(自車両に関する車両情報)を、車車間通信機3へ受け渡す処理を行う。
データ処理部44は、自車情報データベース47及び先行車情報データベース48に対する情報の書込処理(格納処理)及び読出処理を行う。
距離演算部45は、自車両の前方を走行する他車両(先行車両)との車間距離(自車両に対する先行車両の相対距離)を演算する処理を行う。
追従制御部46は、距離演算部45で演算された車間距離に基づいて、先行車両を追従する車両制御に必要な情報(例えば目標速度や目標加速度等)を演算し、車両制御ECU5へ受け渡す処理を行う。
自車情報データベース47は、自車両に関する情報(自車情報)を記憶する。自車情報には、緯度、経度、測位状態(DOP値)及び走行速度が含まれる。このうち、緯度、経度及び測位状態は、GPS/QZSS受信機1を用いて特定される情報であり、走行速度は、車速センサ2を用いて特定される情報である。
先行車情報データベース48は、先行車両に関する情報(先行車情報)を記憶する。先行車情報には、緯度、経度、測位状態(DOP値)、走行速度及び車間距離が含まれる。このうち、緯度、経度、測位状態及び走行速度は、車車間通信で得られる情報であり、車間距離は、演算して得られる情報である(演算処理については後述する)。
車両制御ECU5は、制御用コンピュータ4(追従制御部46)からの情報に従い、先行車両を追従する車両制御(例えばACC(Adaptive Cruise Control))を実行する電子制御装置である。
[1−2.車両制御の概要]
次に、本実施形態の車両制御システムにより実現される車両制御の概要について説明する。
図2に示すように、各車両は、緯度、経度、測位状態及び走行速度などの車両情報が格納された車車間通信パケットを、車車間通信で送受信することにより、車両情報を共有する。
各車両は、自車両での測位状態及び先行車両での測位状態が共に良好である状態(測位誤差が小さい状態)においては、自車両及び先行車両それぞれの緯度及び経度に基づいて、先行車両との車間距離の演算を行う。一方、各車両は、自車両での測位状態及び先行車両での測位状態のうち少なくとも一方が良好でない状態においては、自車両及び先行車両それぞれの走行速度に基づいて、過去の良好な状態において演算済みの車間距離を補正する演算を行う。
第1実施形態では、図3に示すように、自車両及び先行車両それぞれでのDOP値が共にしきい値以下であるという条件が満たされる場合に、双方での測位状態が共に良好であると判定する。つまり、いずれか一方のDOP値がしきい値を上回っている間は、双方の相対速度に基づき演算される距離変動の差分に応じて、過去に演算された車間距離が補正される。そして、双方のDOP値がしきい値以下となった場合に、緯度及び経度に基づく車間距離の演算(補正により蓄積されたずれを解消するためのキャリブレーション)が行われる。
[1−3.処理]
次に、第1実施形態の車両制御システムの制御用コンピュータ4により実行される処理について説明する。
まず、制御用コンピュータ4がデータ処理部44として実行する自車情報取得処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
まずS101で、データ処理部44は、GPS受信部41から緯度、経度及び測位状態を取得する。
続いて、S102で、データ処理部44は、車速受信部42から走行速度を取得する。
続いて、S103で、データ処理部44は、GPS受信部41及び車速受信部42から取得した情報(緯度、経度、測位状態及び走行速度)を、自車情報として自車情報データベース47に格納(既に情報が記憶されている場合には更新)する。
図4に示す自車情報取得処理では、これらS101〜S103の処理が繰り返し実行される。
次に、制御用コンピュータ4がデータ処理部44として実行する送信処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
データ処理部44は、まずS201で、自車情報データベース47から自車情報(緯度、経度、測位状態及び走行速度)を取得する。
続いて、S202で、データ処理部44は、自車情報データベース47から取得した自車情報を、無線送受信部43へ送信する。これにより、自車両に関する車両情報が格納された車車間通信パケットが、自車両の周辺に存在する不特定多数の他車両へ発信される。
図5に示す送信処理では、これらS201〜S202の処理が繰り返し実行される。
次に、制御用コンピュータ4がデータ処理部44として実行する受信処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
データ処理部44は、まずS301で、先行車両に関する車両情報(緯度、経度、測位状態及び走行速度)を無線送受信部43から取得する。
続いて、S302で、データ処理部44は、無線送受信部43から取得した車両情報を、先行車情報として先行車情報データベース48に格納(既に情報が記憶されている場合には更新)する。本実施形態では、車両情報が不特定多数の車両へ発信されるため、先行車両以外の他車両からの車両情報も受信され得るが、自車両が必要とするのは先行車両に関する車両情報である。このため、データ処理部44は、例えば、先行車両以外の他車両に関する車両情報については、先行車情報データベース48へ格納しないようにしてもよい。また、データ処理部44は、例えば、先行車両に関する車両情報を先行車情報として先行車情報データベース48へ格納し、先行車両以外の他車両に関する車両情報を先行車情報と区別可能な状態で先行車情報データベース48へ格納するようにしてもよい。他車両が先行車両であるか否かは、例えば、自車両に対する相対位置や、車車間通信パケットに含まれる発信元IDなどに基づいて判定することが可能である。また、データ処理部44は、先行車両が存在しない(存在しなくなった)場合には、先行車情報データベース48に格納されている先行車情報を消去する。
図6に示す受信処理では、これらS301〜S302の処理が繰り返し実行される。
次に、制御用コンピュータ4が距離演算部45として実行する距離演算処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
距離演算部45は、まずS401で、先行車両が存在するか否かを判定し、先行車両が存在すると判定した場合に処理をS402へ移行させる。具体的には、距離演算部45は、先行車情報データベース48に先行車情報が格納されている場合に、先行車両が存在すると判定する。
S402で、距離演算部45は、先行車情報データベース48から先行車情報(緯度、経度、測位状態、走行速度及び車間距離)を取得する。なお、車間距離は、後述するように、特定の条件が満たされた場合に演算して得られる情報であり、先行車情報データベース48に格納されていない場合もあり得る。
続いて、S403で、距離演算部45は、自車情報データベース47から自車情報(緯度、経度、測位状態及び走行速度)を取得する。
続いて、S404で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれでの測位状態を表すDOP値が、共にしきい値以下であるか否かを判定する。
距離演算部45は、S404で双方でのDOP値が共にしきい値以下であると判定すると、処理をS405へ移行させる。そして、S405で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれの緯度及び経度に基づいて、先行車両との車間距離の演算を行った後、処理をS408へ移行させる。
一方、距離演算部45は、S404で双方のDOP値のうち少なくとも一方がしきい値以下でないと判定すると、処理をS406へ移行させる。そして、S406で、距離演算部45は、先行車情報データベース48に車間距離が格納されているか否かを判定する。
距離演算部45は、S406で先行車情報データベース48に車間距離が格納されていると判定すると、処理をS407へ移行させる。そして、S407で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれの走行速度(相対速度)に基づいて距離変動の差分を計算し、先行車情報データベース48に格納されている過去の車間距離に加算する補正演算を行った後、処理をS408へ移行させる。
一方、距離演算部45は、S404で先行車情報データベース48に車間距離が格納されていないと判定すると、処理をS101へ戻す。この場合、車間距離が特定されないため、先行車両を追従する車両制御は行われない。
S408で、距離演算部45は、S405又はS407で演算された車間距離を、先行車情報データベース48へ格納(既に情報が記憶されている場合には更新)する。
図7に示す受信処理では、これらS401〜S408の処理が繰り返し実行される。
[1−4.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1A)制御用コンピュータ4は、自車両及び先行車両それぞれでのDOP値が共にしきい値以下であるという判定条件(双方での測位状態が共に良好であることを意味する判定条件)が満たされるか否かを判定する(S404)。そして、制御用コンピュータ4は、当該判定条件が満たされる第1の状態においては(S404:YES)、双方の緯度及び経度に基づいて、先行車両との車間距離の演算を行う(S405)。一方、制御用コンピュータ4は、当該判定条件が満たされない第2の状態においては(S404:NO)、双方の走行速度に基づいて、過去の第1の状態において演算済みの車間距離を補正する演算を行う(S407)。したがって、第1実施形態によれば、人工衛星61,62からの測位信号に基づいて特定される先行車両との車間距離の信頼性を高くする(誤差を小さくする)ことができる。その結果、例えば本実施形態のように、先行車両との車間距離を測定するための自律センサ(例えば、一般的に高価なミリ波レーダ等)を必要としない安価な構成を実現することができる。
(1B)制御用コンピュータ4は、双方でのDOP値が共にしきい値以下であることを、緯度及び経度に基づいて車間距離の演算を行うための必要条件としている。したがって、第1実施形態によれば、自車両及び先行車両それぞれでの測位状態が共に良好である状態を、比較的正確にかつ簡易的に判定することができる。
なお、第1実施形態では、制御用コンピュータ4が車間距離演算装置の一例に相当し、GPS/QZSS受信機1が受信機の一例に相当する。また、S101が第1の取得手段及び第2の取得手段としての処理の一例に相当し、S102が第3の取得手段としての処理の一例に相当し、S202が送信手段としての処理の一例に相当し、S301が受信手段としての処理の一例に相当する。また、S404〜S407が演算手段としての処理の一例に相当する。また、緯度及び経度が第1の位置情報及び第2の位置情報の一例に相当し、DOP値が第1の状態情報及び第2の状態情報の一例に相当し、走行速度が第1の速度情報及び第2の速度情報の一例に相当する。
[2.第2実施形態]
[2−1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
前述した第1実施形態では、自車両及び先行車両それぞれでのDOP値が共にしきい値以下であるという条件が満たされている状態において、双方の緯度及び経度に基づいて、先行車両との車間距離の演算が行われる。これに対し、第2実施形態では、第1実施形態の条件に加え、準天頂衛星システム用の人工衛星62からの情報が双方共に利用可能な状態にあるという条件が満たされている必要がある点で、第1実施形態と相違する。
具体的には、図8に示すように、各車両は、緯度、経度、測位状態及び走行速度に加え、QZSS受信フラグ及びQZSS補強信号経過時間などの車両情報が格納された車車間通信パケットを、車車間通信で送受信することにより、車両情報を共有する。QZSS受信フラグ及びQZSS補強信号経過時間は、GPS/QZSS受信機1を用いて特定される。QZSS受信フラグとは、準天頂衛星システム用の人工衛星62からの補強信号が受信されている状態であるか否かを表すフラグであり、また、QZSS補強信号経過時間とは、最新の補強信号が受信されてからの経過時間である。補強信号とは、準天頂衛星システム用の人工衛星62から送信される信号であって、距離測定精度に影響する情報、例えば電離層(大気圏上層部)の状態を受信側へ知らせるための信号である。受信側では、補強信号に基づいて電離層の状態などに応じた補正を行うことにより、距離測定精度を向上させる(誤差を小さくする)ことができる。補強信号自体は、最新の情報でなくても利用することは可能であるが、電離層の状態などは時々刻々と変化するため、新しい補強信号を用いるほど、距離測定精度を向上させる効果が高いといえる。
[2−2.処理]
次に、第2実施形態の車両制御システムの制御用コンピュータ4により実行される処理について説明する。前述した第1実施形態では、制御用コンピュータ4が距離演算部45として図7に示す距離演算処理を実行したが、第2実施形態では、図7に示す距離演算処理に代えて、図9に示す距離演算処理が実行される。なお、図9におけるS501〜S504,S506,S508〜S510の処理は、図7におけるS401〜S408の処理と同様であるため、説明を一部簡略化している。
距離演算部45は、まずS501で、先行車両が存在するか否かを判定し、先行車両が存在すると判定した場合に処理をS502へ移行させる。
S502で、距離演算部45は、先行車情報データベース48から先行車情報(緯度、経度、測位状態、走行速度、QZSS受信フラグ、QZSS補強信号経過時間及び車間距離)を取得する。なお、QZSS受信フラグ及びQZSS補強信号経過時間は、前述した受信処理(図6)のS301で取得した車両情報に含まれており、S302で先行車情報データベース48に格納される。
続いて、S503で、距離演算部45は、自車情報データベース47から自車情報(緯度、経度、測位状態、走行速度、QZSS受信フラグ及びQZSS補強信号経過時間)を取得する。なお、QZSS受信フラグ及びQZSS補強信号経過時間は、前述した自車情報取得処理(図4)のS101で取得され、S103で自車情報データベース47に格納される。
続いて、S504で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれでのDOP値が共にしきい値以下であるか否かを判定する。
距離演算部45は、S504で双方でのDOP値が共にしきい値以下であると判定すると、処理をS505へ移行させる。そして、S505で、距離演算部45は、準天頂衛星システム用の人工衛星62からの補強信号が自車両及び先行車両共に受信されている状態であるか否かを判定する。具体的には、距離演算部45は、自車情報としてのQZSS受信フラグ及び先行車情報としてのQZSS受信フラグが共に受信中を表している場合に肯定判定し、少なくとも一方のQZSS受信フラグが受信中を表していない場合に否定判定する。
距離演算部45は、S505で人工衛星62からの補強信号が双方共に受信されていると判定(肯定判定)すると、処理をS506へ移行させる。そして、S506で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれの緯度及び経度に基づいて、先行車両との車間距離の演算を行った後、処理をS510へ移行させる。すなわち、準天頂衛星システム用の人工衛星62からの補強信号が受信されている状態では、補強信号が受信されていない状態と比較して、緯度及び経度の検出精度が向上する(誤差が小さくなる)。つまり、自車両及び先行車両の緯度及び経度が精度よく検出されている状態において、車間距離の演算が行われる。
一方、距離演算部45は、S505で人工衛星62からの補強信号が自車両及び先行車両のうち少なくとも一方で受信されていないと判定(否定判定)すると、処理をS507へ移行させる。そして、S507で、距離演算部45は、QZSS補強信号経過時間が自車両及び先行車両共に一定時間以内であるか否かを判定する。
距離演算部45は、S507でQZSS補強信号経過時間が自車両及び先行車両共に一定時間以内であると判定すると、処理をS506へ移行させ、前述した処理を行う。
一方、距離演算部45は、S507で自車両及び先行車両のうち少なくとも一方でQZSS補強信号経過時間が一定時間以内でないと判定すると、処理をS508へ移行させる。
また、距離演算部45は、前述したS504で双方でのDOP値のうち少なくとも一方がしきい値以下でないと判定した場合にも、処理をS508へ移行させる。
S508で、距離演算部45は、先行車情報データベース48に車間距離が格納されているか否かを判定する。
距離演算部45は、S508で先行車情報データベース48に車間距離が格納されていると判定すると、処理をS509へ移行させる。そして、S509で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれの走行速度に基づいて、先行車情報データベース48に格納されている過去の車間距離に加算する補正演算を行った後、処理をS510へ移行させる。
一方、距離演算部45は、S508で先行車情報データベース48に車間距離が格納されていないと判定すると、処理をS501へ戻す。
S510で、距離演算部45は、S506又はS509で演算された車間距離を、先行車情報データベース48へ格納する。
図9に示す受信処理では、これらS501〜S510の処理が繰り返し実行される。
[2−3.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
(2A)制御用コンピュータ4は、準天頂衛星システム用の人工衛星62からの受信状態を表す情報として、QZSS受信フラグ及びQZSS補強信号経過時間を取得する(S502,S503)。そして、制御用コンピュータ4は、人工衛星62からの情報が自車両及び先行車両で共に利用可能な状態にあるか否かを判定する(S505,S507)。制御用コンピュータ4は、当該判定で肯定判定されることを、双方での測位状態が共に良好であることを意味する所定の判定条件が満たされるための必要条件とする。具体的には、制御用コンピュータ4は、DOP値が双方共にしきい値以下であり(S504:YES)、かつ、人工衛星62からの情報が双方共に利用可能な状態にあること(S505:YES又はS507:YES)を当該判定条件とする。そして、当該判定条件が満たされる第1の状態においては、双方の緯度及び経度に基づいて、先行車両との車間距離の演算を行う(S506)。一方、制御用コンピュータ4は、当該判定条件が満たされない第2の状態においては(S504:NO,S507:NO)、双方の走行速度に基づいて、過去の第1の状態において演算済みの車間距離を補正する演算を行う(S509)。したがって、第2実施形態によれば、人工衛星61,62からの測位信号に基づいて特定される先行車両との車間距離の信頼性を、第1実施形態よりも高くする(誤差をより小さくする)ことができる。
(2B)制御用コンピュータ4は、人工衛星62からの補強信号が双方共に受信されていること(S505:YES)を、人工衛星62からの情報が双方共に利用可能な状態にあること(S505:YES又はS507:YES)の十分条件としている。つまり、双方のDOP値が共にしきい値以下であって(S504:YES)、人工衛星62からの補強信号が双方共に受信されている場合には(S505:YES)、双方の緯度及び経度に基づいて車間距離の演算が行われる(S506)。したがって、第2実施形態によれば、双方の緯度及び経度が精度よく得られやすい状態において車間距離の演算が行われやすくすることができる。
(2C)制御用コンピュータ4は、人工衛星62から最新の補強信号が受信されてからの経過時間が双方共に一定時間以内であること(S507:YES)を、人工衛星62からの情報が自車両及び先行車両で共に利用可能な状態にあることの十分条件としている。つまり、人工衛星62からの測位信号が少なくとも一方で受信されていない場合にも(S505:NO)、最新の補強信号が受信されてからの経過時間が双方共に一定時間以内であれば(S507:YES)、双方の緯度及び経度に基づいて車間距離の演算が行われる(S506)。したがって、第2実施形態によれば、双方の緯度及び経度に基づいて車間距離の演算が行われる機会を増やすことができる。
なお、第2実施形態では、S504〜S509が演算手段としての処理の一例に相当し、DOP値、QZSS受信フラグ及びQZSS補強信号経過時間が第1の状態情報及び第2の状態情報の一例に相当する。
[3.第3実施形態]
[3−1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
前述した第1実施形態では、自車両及び先行車両それぞれでのDOP値の少なくとも一方がしきい値を上回っている状態において、過去に演算済みの車間距離を補正する演算が、当該状態の経過時間に関係なく一律に行われる。これに対し、第3実施形態では、当該状態の経過時間に応じて演算結果が異なり得る点で、第1実施形態と相違する。
[3−2.処理]
第3実施形態の車両制御システムの制御用コンピュータ4により実行される処理について説明する。前述した第1実施形態では、制御用コンピュータ4が距離演算部45として図7に示す距離演算処理を実行したが、第3実施形態では、図7に示す距離演算処理に代えて、図10に示す距離演算処理が実行される。なお、図10におけるS601〜S605,S607,S608,S611の処理は、図7におけるS401〜S408の処理と同様であるため、説明を一部簡略化している。
距離演算部45は、まずS601で、先行車両が存在するか否かを判定し、先行車両が存在すると判定した場合に処理をS602へ移行させる。
S602で、距離演算部45は、先行車情報データベース48から先行車情報(緯度、経度、測位状態、走行速度、車間距離及び推定演算経過時間)を取得する。なお、推定演算経過時間は、後述するS610の処理で更新され、後述するS606の処理でリセットされる。
続いて、S603で、距離演算部45は、自車情報データベース47から自車情報(緯度、経度、測位状態及び走行速度)を取得する。
続いて、S604で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれでのDOP値が共にしきい値以下であるか否かを判定する。
距離演算部45は、S604で双方でのDOP値が共にしきい値以下であると判定すると、処理をS605へ移行させる。そして、S605で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれの緯度及び経度に基づいて、先行車両との車間距離の演算を行う。
続いて、S606で、距離演算部45は、先行車情報データベース48に記憶されている推定演算経過時間を0にリセットする処理を行った後、処理をS611へ移行させる。
一方、距離演算部45は、S604で双方でのDOP値のうち少なくとも一方がしきい値以下でないと判定した場合には、処理をS607へ移行させ、先行車情報データベース48に車間距離が格納されているか否かを判定する。
距離演算部45は、S607で先行車情報データベース48に車間距離が格納されていると判定すると、処理をS608へ移行させる。そして、S608で、距離演算部45は、自車両及び先行車両それぞれの走行速度に基づいて、先行車情報データベース48に格納されている過去の車間距離に加算する補正演算を行う。
続いて、S609で、距離演算部45は、推定演算経過時間が一定時間以上の場合には、現在の車間距離に安全率(例えば1よりも大きい係数)を乗ずることで、演算結果としての車間距離を長くする。
続いて、S610で、距離演算部45は、推定演算経過時間を更新(カウントアップ)した後、処理をS611へ移行させる。
一方、距離演算部45は、S607で先行車情報データベース48に車間距離が格納されていないと判定すると、処理をS601へ戻す。
S611で、距離演算部45は、S606又はS610で演算された車間距離を、先行車情報データベース48へ格納する。
図10に示す受信処理では、これらS601〜S611の処理が繰り返し実行される。
[3−3.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
(3A)制御用コンピュータ4は、自車両及び先行車両それぞれでのDOP値の少なくとも一方がしきい値を上回っている状態が一定時間以上継続した場合に演算される車間距離が、当該状態が一定時間以上継続していない場合に演算される車間距離と比較して長くなるように、車間距離を演算する(S609)。したがって、第3実施形態によれば、緯度及び経度に基づく車間距離のキャリブレーションが長時間行われない状態においても、車両制御の安全性を高くすることができる。
なお、第3実施形態では、S604〜S610が演算手段としての処理の一例に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記第2実施形態では、人工衛星62からの測位信号が自車両及び先行車両のうち少なくとも一方で受信されていない場合にも(S505:NO)、最新の補強信号が受信されてからの経過時間が双方共に一定時間以内であれば(S507:YES)、双方の緯度及び経度に基づいて車間距離の演算が行われるが(S506)、これに限定されるものではない。例えば、S507の処理を削除し、人工衛星62からの測位信号が自車両及び先行車両のうち少なくとも一方で受信されていない場合には、緯度及び経度に基づく車間距離の演算が行われないようにしてもよい。
(2)上記第3実施形態では、推定演算経過時間が一定時間以上の場合に車間距離が長くなるように演算されるが(S609)、これに限定されるものではない。例えば、推定演算経過時間の度合いに応じて、車間距離が複数段階で長くなるように演算されるようにしてもよい。
(3)車両情報は、少なくとも自車両の後方を走行する後続車両へ送信されればよい。例えば上記各実施形態のように、不特定多数の他車両へ(後続車両以外の車両へも)送信されるようにしてもよく、また、後続車両を送信先として送信されるようにしてもよい。つまり、少なくとも後続車両が送信対象として含まれ得る送信形態であればよい。
(4)制御用コンピュータ4は、先行車両から受信した緯度、経度を一定時間保持することで、先行車両の走行軌跡を特定してもよい。この場合、制御用コンピュータ4は、当該走行軌跡から先行車両及び自車両の走路の曲率を計算し、当該曲率が加味された先行車両との道のりを車間距離として計算することが可能となる。このような構成によれば、カーブにおける車両制御の精度を向上させることができる。
(5)上記各実施形態では、先行車両との車間距離を測定するためのミリ波レーダ等の自律センサを備えない構成を例示したが、これに限定されるものではなく、こうした自律センサを備える構成としてもよい。例えば、自律センサによる距離測定精度と車車間通信による距離測定精度とが比較され、状況に応じて精度の高い方が選択されるようにしてもよい。また例えば、いずれの精度も基準値を満たさない場合には、上記第3実施形態のように安全率を乗じた距離測定結果が用いられるようにしてもよい。
(6)本発明の各構成要素は概念的なものであり、上記実施形態に限定されない。例えば、1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…GPS/QZSS受信機、2…車速センサ、3…車車間通信機、4…制御用コンピュータ、5…車両制御ECU、41…GPS受信部、42…車速受信部、43…無線送受信部、44…データ処理部、45…距離演算部、46…追従制御部、47…自車情報データベース、48…先行車情報データベース

Claims (7)

  1. 車両に搭載されて用いられる車間距離演算装置(4)であって、
    人工衛星(61,62)からの測位信号を受信する受信機(1)を用いて特定される、当該車間距離演算装置が搭載された車両である自車両の現在位置を表す第1の位置情報を取得する第1の取得手段(S101,44)と、
    前記測位信号の測位状態を表す第1の状態情報を取得する第2の取得手段(S101,44)と、
    自車両に搭載された車速センサ(2)を用いて特定される、自車両の走行速度を表す第1の速度情報を取得する第3の取得手段(S102,44)と、
    自車両の前方を走行する先行車両から、当該先行車両に搭載された前記受信機を用いて特定される当該先行車両の現在位置を表す第2の位置情報と、当該先行車両での前記測位信号の測位状態を表す第2の状態情報と、当該先行車両に搭載された前記車速センサを用いて特定される当該先行車両の走行速度を表す第2の速度情報と、を受信する受信手段(S301,44)と、
    前記先行車両との車間距離を演算する演算手段(S404〜S407,S504〜S509,S604〜S610,45)と、
    を備え、
    前記演算手段は、
    前記第1の状態情報が表す前記測位信号の測位状態と、前記第2の状態情報が表す前記測位信号の測位状態と、が共に良好であることを意味する所定の判定条件が満たされる第1の状態においては、前記第1の位置情報及び前記第2の位置情報に基づいて前記車間距離の演算を行い、
    前記判定条件が満たされない第2の状態においては、前記第1の速度情報及び前記第2の速度情報に基づいて、過去の第1の状態において演算済みの前記車間距離を補正する演算を行う
    ことを特徴とする車間距離演算装置。
  2. 請求項1に記載の車間距離演算装置であって、
    前記第1の位置情報、前記第1の状態情報及び前記第1の速度情報を、少なくとも自車両の後方を走行する後続車両へ送信する送信手段(S202,44)を備える
    ことを特徴とする車間距離演算装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車間距離演算装置であって、
    前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報は、少なくとも準天頂衛星システム用の人工衛星(62)からの受信状態を表し、
    前記演算手段は、前記第1の状態情報及び前記第2の状態情報に基づいて、自車両及び前記先行車両で共に準天頂衛星システム用の人工衛星からの情報が利用可能な状態にあるか否かを判定し、当該判定で肯定判定されることを、前記判定条件が満たされるための必要条件とする
    ことを特徴とする車間距離演算装置。
  4. 請求項3に記載の車間距離演算装置であって、
    前記演算手段は、自車両及び前記先行車両で共に準天頂衛星システム用の人工衛星からの補強信号が受信されていることを、自車両及び前記先行車両で共に準天頂衛星システム用の人工衛星からの情報が利用可能な状態にあることの十分条件とする
    ことを特徴とする車間距離演算装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の車間距離演算装置であって、
    前記演算手段は、自車両及び前記先行車両で共に準天頂衛星システム用の人工衛星から最新の補強信号が受信されてからの経過時間が一定時間以内であることを、自車両及び前記先行車両で共に準天頂衛星システム用の人工衛星からの情報が利用可能な状態にあることの十分条件とする
    ことを特徴とする車間距離演算装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の車間距離演算装置であって、
    前記演算手段は、前記第2の状態が一定時間以上継続した場合に演算される前記車間距離が、前記第2の状態が一定時間以上継続していない場合に演算される前記車間距離と比較して長くなるように、前記車間距離を演算する
    ことを特徴とする車間距離演算装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の車間距離演算装置であって、
    前記演算手段は、前記第1の状態情報としてのDOP値と、前記第2の状態情報としてのDOP値と、が共に所定のしきい値以下であることを、前記判定条件が満たされるための必要条件とする
    ことを特徴とする車間距離演算装置。
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