JP2014149317A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】落下衝撃や振動および外力を受けても、パネル割れが生じ難いプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の表示電極を配置した前面基板と前記表示電極に交差するようにデータ電極を配置した背面基板との間に放電空間が形成されるように対向配置し、前記前面基板の外周部と前記背面基板の外周部を封着材22により接着されたパネル11と、このパネル11を前面側に保持し背面側に前記パネル11を駆動させるための駆動回路ブロックを配置したシャーシ部材20とを有し、前記シャーシ部材20は、外周端部にシャーシ部材20を補強するための補強部20aを備え、かつ前記補強部20aは、前記パネル11の画像表示領域より外側で前記封着材22よりも内側の位置からシャーシ部材20の外側に向かって波板形状に折り曲げることにより構成した。
【選択図】図9

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下、パネルという)を表示デバイスとして用いたプラズマディスプレイ装置に関するものである。
このプラズマディスプレイ装置に用いられるパネルは、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、プラズマディスプレイ装置の主流は、3電極構造の面放電型のものである。
この面放電型のパネル構造は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に放電空間が形成されるように対向配置するとともに、前記放電空間を複数に仕切るための隔壁を基板に配置し、かつ前記隔壁により仕切られた放電空間で放電が発生するように基板に電極群を配置するとともに放電により発光する赤色、緑色、青色に発光する蛍光体を設けて複数の放電セルを構成したもので、放電により発生する波長の短い真空紫外光によって蛍光体を励起し、赤色、緑色、青色の放電セルからそれぞれ赤色、緑色、青色の可視光を発することによりカラー表示を行っている。
このようなプラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの理由から、フラットパネルディスプレイの中で最近特に注目を集めており、多くの人が集まる場所での表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための表示装置として各種の用途に使用されている。
このようなプラズマディスプレイ装置においては、ガラスが主材料のパネルを鉄やアルミニウムなどの金属製のシャーシ部材の前面側に保持させ、そのシャーシ部材の背面側にパネルを発光させるための駆動回路を構成する回路基板を配置することによりモジュールを構成している(特許文献1参照)。
特開2003−131580号公報
ところで、近年、プラズマディスプレイ装置においては、デザイン性向上のために、製品の薄型化への要求が高まってきている。
このようにプラズマディスプレイ装置の薄型化が進むことにより、製品の強度が低下し、輸送時の落下衝撃および振動や設置時の外力により、パネル割れが発生する恐れがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、落下衝撃や振動および外力を受けても、パネル割れが生じ難いプラズマディスプレイ装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために本発明は、複数の表示電極を配置した前面基板と前記表示電極に交差するようにデータ電極を配置した背面基板との間に放電空間が形成されるように対向配置し、前記前面基板の外周部と前記背面基板の外周部を封着材により接着されたパネルと、このパネルを前面側に保持し背面側に前記パネルを駆動させるための駆動回路ブロックを配置したシャーシ部材と、このシャーシ部材を覆うように取り付けられるバックカバーとを有し、前記シャーシ部材は、外周端部にシャーシ部材を補強するための補強部を備え、かつ前記補強部は、前記パネルの画像表示領域より外側で前記封着材よりも内側の位置からシャーシ部材の外側に向かって波板形状に折り曲げることにより構成したことを特徴とする。
本発明によれば、製品が薄型化されても、所定の強度を容易に得ることができ、落下衝撃や振動および外力を受けても、パネル割れが生じ難いプラズマディスプレイ装置を得ることができる。
本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置に用いるパネルの要部を示す斜視図 同パネルの電極配列図 同プラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 パネルの各電極に印加する駆動電圧波形を示す波形図 同プラズマディスプレイ装置の背面側の構成を示す斜視図 同プラズマディスプレイ装置を背面側から見た駆動回路ブロックの配置の一例を示す平面図 同プラズマディスプレイ装置のパネル構造を示す平面図 同プラズマディスプレイ装置のデータドライバー周辺部の構造を示す平面図 同プラズマディスプレイ装置の要部の断面構造を示す断面図 同プラズマディスプレイ装置のシャーシ部材全体の一例を示す正面図
以下、本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置について、図1〜図10を用いて説明するが、本発明の実施の態様はこれに限定されるものではない。
まず、プラズマディスプレイ装置におけるパネルの構造について図1を用いて説明する。図1に示すように、パネルは、ガラス製の前面基板1と背面基板2とを、その間に放電空間を形成するように対向配置することにより構成されている。前面基板1上には表示電極を構成する走査電極3と維持電極4とが互いに平行に対をなして複数形成されている。そして、走査電極3および維持電極4を覆うように誘電体層5が形成され、誘電体層5上には保護層6が形成されている。
また、背面基板2上には絶縁体層7で覆われた複数のデータ電極8が設けられ、その絶縁体層7上には井桁状の隔壁9が設けられている。また、絶縁体層7の表面および隔壁9の側面に蛍光体層10が設けられている。そして、走査電極3および維持電極4とデータ電極8とが交差するように前面基板1と背面基板2とが対向配置されており、その間に形成される放電空間には、放電ガスとして、例えばネオンとキセノンの混合ガスが封入されている。なお、パネルの構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。
図2はこのパネルの電極配列図である。行方向にn本の走査電極SC1〜SCn(図1の走査電極3)およびn本の維持電極SU1〜SUn(図1の維持電極4)が配列され、列方向にm本のデータ電極D1〜Dm(図1のデータ電極8)が配列されている。そして、1対の走査電極SCiおよび維持電極SUi(i=1〜n)と1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。
図3はこのパネルを用いたプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図である。このプラズマディスプレイ装置は、パネル11、画像信号処理回路12、データ電極駆動回路13、走査電極駆動回路14、維持電極駆動回路15、タイミング発生回路16および電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路12は、画像信号sigをサブフィールド毎の画像データに変換する。データ電極駆動回路13はサブフィールド毎の画像データを各データ電極D1〜Dmに対応する信号に変換し、各データ電極D1〜Dmを駆動する。タイミング発生回路16は水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vをもとにして各種のタイミング信号を発生し、各駆動回路ブロックに供給している。走査電極駆動回路14はタイミング信号にもとづいて走査電極SC1〜SCnに駆動電圧波形を供給し、維持電極駆動回路15はタイミング信号にもとづいて維持電極SU1〜SUnに駆動電圧波形を供給する。ここで、前記走査電極駆動回路14および維持電極駆動回路15は、維持パルス発生部17を備えている。
次に、パネルを駆動するための駆動電圧波形とその動作について図4を用いて説明する。図4はパネルの各電極に印加する駆動電圧波形を示す図である。
本実施の形態によるプラズマディスプレイ装置においては、1フィールドを複数のサブフィールドに分割し、それぞれのサブフィールドは初期化期間、書込み期間、維持期間を有している。
第1サブフィールドの初期化期間では、データ電極D1〜Dmおよび維持電極SU1〜SUnを0(V)に保持し、走査電極SC1〜SCnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi1(V)から放電開始電圧を超える電圧Vi2(V)に向かって緩やかに上昇するランプ電圧を印加する。すると、すべての放電セルにおいて1回目の微弱な初期化放電を起こし、走査電極SC1〜SCn上に負の壁電圧が蓄えられるとともに維持電極SU1〜SUn上およびデータ電極D1〜Dm上に正の壁電圧が蓄えられる。ここで、電極上の壁電圧とは電極を覆う誘電体層や蛍光体層上などに蓄積した壁電荷により生じる電圧を指す。
その後、維持電極SU1〜SUnを正の電圧Vh(V)に保ち、走査電極SC1〜SCnに電圧Vi3(V)から電圧Vi4(V)に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。すると、すべての放電セルにおいて2回目の微弱な初期化放電を起こし、走査電極SC1〜SCn上と維持電極SU1〜SUn上との間の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上の壁電圧も書込み動作に適した値に調整される。
続く書込み期間では、走査電極SC1〜SCnを一旦Vr(V)に保持する。次に、1行目の走査電極SC1に負の走査パルス電圧Va(V)を印加するとともに、データ電極D1〜Dmのうち1行目に表示すべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vd(V)を印加する。このときデータ電極Dkと走査電極SC1との交差部の電圧は、外部印加電圧(Vd−Va)(V)にデータ電極Dk上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧とが加算されたものとなり、放電開始電圧を超える。そして、データ電極Dkと走査電極SC1との間および維持電極SU1と走査電極SC1との間に書込み放電が起こり、この放電セルの走査電極SC1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極SU1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。
このようにして、1行目に表示すべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、書込みパルス電圧Vd(V)を印加しなかったデータ電極D1〜Dmと走査電極SC1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで順次行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間では、走査電極SC1〜SCnには第1の電圧として正の維持パルス電圧Vs(V)を、維持電極SU1〜SUnには第2の電圧として接地電位、すなわち0(V)をそれぞれ印加する。このとき書込み放電を起こした放電セルにおいては、走査電極SCi上と維持電極SUi上との間の電圧は維持パルス電圧Vs(V)に走査電極SCi上の壁電圧と維持電極SUi上の壁電圧とが加算されたものとなり、放電開始電圧を超える。そして、走査電極SCiと維持電極SUiとの間に維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層が発光する。そして走査電極SCi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極SUi上に正の壁電圧が蓄積される。このときデータ電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。
書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは、維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧が保持される。続いて、走査電極SC1〜SCnには第2の電圧である0(V)を、維持電極SU1〜SUnには第1の電圧である維持パルス電圧Vs(V)をそれぞれ印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極SUi上と走査電極SCi上との間の電圧が放電開始電圧を超えるので、再び維持電極SUiと走査電極SCiとの間に維持放電が起こり、維持電極SUi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極SCi上に正の壁電圧が蓄積される。
以降同様に、走査電極SC1〜SCnと維持電極SU1〜SUnとに交互に輝度重みに応じた数の維持パルスを印加することにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。こうして維持期間における維持動作が終了する。
続くサブフィールドにおける初期化期間、書込み期間、維持期間の動作も第1サブフィールドにおける動作とほぼ同様のため、説明を省略する。
図5に上記で説明した構造のパネルを組み込んだプラズマディスプレイ装置の全体構成の一例を示し、図6に背面側から見た駆動回路ブロックの配置の一例を示し、図7にパネルの全体構成の一例を示し、図8にデータドライバー部分の構成を示している。
図5において、20は鉄やアルミニウムなどの1枚の金属板からなる放熱板を兼ねた保持板としてのシャーシ部材で、このシャーシ部材20の構成については、後で説明する。このシャーシ部材20の前面側には、パネル11がシャーシ部材20との間に放熱シート21を介在させて接着材などにより接着することにより、保持されている。また、シャーシ部材20の背面側には、図6に示すように、パネル11を表示駆動させるための複数の駆動回路ブロック18が配置され、これによりモジュールが構成されている。
ここで、前記放熱シート21は、パネル11をシャーシ部材20の前面側に接着して保持し、パネル11で発生した熱をシャーシ部材20に効率よく伝え、放熱を行うためのものであり、厚さは1mm〜2mm程度である。この放熱シートとしては、アクリルやウレタン、シリコン樹脂やゴムなどの合成樹脂材料に熱伝導性を高めるフィラーを含有させた絶縁性の放熱シートや、グラファイトシート、金属シートなどを用いることができる。また、放熱シート自体に接着力を持たせ、パネル11をシャーシ部材20に放熱シートのみで接着して保持する構成や、放熱シートには接着力がなく、別の両面接着テープを用いてパネル11をシャーシ部材20に接着する構成などを用いることができる。
また、図7に示すようにパネル11は、前面基板1と背面基板2の外周部を封着材22で貼り合わせた構造であり、パネル11の両側縁部には、走査電極3および維持電極4の電極引出部11a、11bに接続された表示電極用配線部材としてのフレキシブル配線板25が設けられ、シャーシ部材20の外周部を通して背面側に引き回され、走査電極駆動回路14の駆動回路基板27および維持電極駆動回路15の駆動回路基板26にコネクタを介して接続されている。
一方、パネル11の下端部には、データ電極8の電極引出部11cに接続されたデータ電極用配線基板としての複数のフレキシブル配線板28が設けられ、そしてそのフレキシブル配線板28は、シャーシ部材20の外周部を通して背面側に引き回され、データ電極8に駆動電圧を印加するためのデータ電極駆動回路13の複数のデータドライバー29それぞれに電気的に接続されるとともに、前記シャーシ部材20の背面側の下部位置に配置されたデータ電極駆動回路13の駆動回路基板30に電気的に接続されている。なお、図8において、データドライバー29は、放熱板上に半導体チップを配置するとともに、その半導体チップの複数の電極パッドそれぞれをフレキシブル配線板28の配線パターンに接続した構造である。また、駆動回路基板30には、フレキシブル配線板28を接続するためのコネクタ30aが設けられている。
制御回路基板31は、テレビジョンチューナなどの外部機器に接続するための接続ケーブルが着脱可能に接続される入力端子部を備えた入力信号回路ブロック32から送られる映像信号に基づき、画像データをパネル11の画素数に応じた画像データ信号に変換してデータ電極駆動回路13の駆動回路基板30に供給すると共に、放電制御タイミング信号を発生し、各々走査電極駆動回路14の駆動回路基板26および維持電極駆動回路15の駆動回路基板27に供給し、階調制御などの表示駆動制御を行うもので、シャーシ部材20のほぼ中央部に配置されている。
電源ブロック33は、前記各回路ブロックに電圧を供給するもので、前記制御回路基板31と同様、シャーシ部材20のほぼ中央部に配置され、電源ケーブル(図示せず)が装着されるコネクタを通して商用電源電圧が供給される。また、前記駆動回路基板の近傍には、冷却ファン(図示せず)がアングルに保持されて配置されており、この冷却ファンから送られる風により駆動回路基板が冷却されるように構成されている。
以上のような構造のモジュールは、図5に示すように、前記パネル11の前面側に配置されるフロントカバー23と、前記シャーシ部材20の背面側に配置される金属製のバックカバー24とを有する筐体内に収容され、これによりプラズマディスプレイ装置が完成する。前記バックカバー24には、モジュールで発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔24aが設けられている。
図9にプラズマディスプレイ装置の上辺側の断面を拡大して示し、図10にシャーシ部材とパネルの全体構成を示している。
図9に示すように、前記パネル11の前面側には、光学フィルターや電磁波の不要輻射を抑制するための不要輻射抑制膜が設けられた前面フィルター34が貼り付けられている。フロントカバー23は、樹脂や金属からなり、パネル11の前面側の画像表示領域が表出する開口部23aを有するとともに、非表示領域が顧客から見えないように覆い隠すための前面枠23bを有している。この前面枠23bには、プラズマディスプレイ装置の外観上のデザインを高めるために、装飾板23cが貼り付けられている。
また、図9、図10に示すように、シャーシ部材20の外周端部には、シャーシ部材20の機械的強度を補強するための補強部20aが設けられている。前記補強部20aは、前記パネル11の画像表示領域Aより外側で前記封着材22よりも内側の位置から、シャーシ部材20の外側に向かって波板形状に折り曲げることにより構成されている。
すなわち、補強部20aを構成する第1折り曲げ部20bは、画像表示領域Aより外側でかつ封着材22よりも内側の位置に配置され、シャーシ部材20のベース面20dに対して90度よりも大きくなるように形成されている。落下衝撃や外力によるパネル割れは、封着材22の近傍を起点として発生することが多く、前記領域に第1折り曲げ部20bによる補強構造を設けることにより、画質劣化することなく、パネル11の外周部が自由端となる構成にできるため、封着材22の近傍で局所的な変形を抑制することができる。
また、補強部20aは、第1折り曲げ部20bの外側に、第2折り曲げ部20cが設けられ、第1折り曲げ部20bと第2折り曲げ部20cは、頂点部20eに対してほぼ対称に形成されている。なお、頂点部20eの高さは、ベース面20dから5mm〜15mm程度である。また、第2折り曲げ部20cの外側に、第1折り曲げ部20bと第2折り曲げ部20cと頂点部20eとで構成された折り曲げ部分の形状とほぼ同形状の折り曲げ部分を配置し、補強部20aを形成している。これらの構成により、シャーシ部材20の外周部の強度が向上し、パネル変形が抑制され、パネル割れを防止できる。また、補強部を複数配置すれば、さらに外周部の強度が向上し、大きな効果が得られる。
さらに、本実施の形態においては、図9に示すように、補強部20aは、頂点部20eにおいて、シャーシ部材20を覆うように配置されるバックカバー24にネジやリベットなどの固定部材35により固定している。すなわち、シャーシ部材20とバックカバー24とを固定することにより、プラズマディスプレイ装置の筐体の外周部の強度が向上し、これによりシャーシ部材20に貼り付けたパネルの変形を抑制することができ、輸送時などに加わる衝撃によるパネル割れを防止することができる。また、プラズマディスプレイ装置の筐体の外周部の強度が向上することにより、筐体の側壁寸法を小さくしても十分な強度を確保でき、プラズマディスプレイ装置の筐体の薄型化を図ることができる。なお、図9において、36はフロントカバー23にシャーシ部材20を取り付けるためのネジなどの固定部材であり、37はフロントカバー23にバックカバー24を取り付けるためのネジなどの固定部材である。
以上説明したように、本発明によれば、複数の表示電極を配置した前面基板と前記表示電極に交差するようにデータ電極を配置した背面基板との間に放電空間が形成されるように対向配置し、前記前面基板の外周部と前記背面基板の外周部を封着材22により接着されたパネル11と、このパネル11を前面側に保持し背面側に前記パネル11を駆動させるための駆動回路ブロック18を配置したシャーシ部材20とを有し、前記シャーシ部材20は、外周端部にシャーシ部材20を補強するための補強部20aを備え、かつ前記補強部20aは、画像表示領域より外側で前記封着材22よりも内側の位置からシャーシ部材20の外側に向かって波板形状に折り曲げることにより構成したもので、封着材22の近傍を起点として発生する落下衝撃や外力によるパネル割れに対し、パネル外周部が自由端となる構成にできるため、封着材22の近傍で局所的な変形を抑制することができ、画質劣化を招くことなく、パネルの割れを防止することができる。
以上のように本発明は、薄型で、なおかつ落下衝撃や振動および外力に対してパネル割れが生じ難いプラズマディスプレイ装置を提供する上で有用な発明である。
1 前面基板
2 背面基板
3 走査電極
4 維持電極
5 誘電体層
6 保護層
7 絶縁体層
8 データ電極
9 隔壁
10 蛍光体層
11 パネル
11a 電極引出部
11b 電極引出部
11c 電極引出部
12 画像信号処理回路
13 データ電極駆動回路
14 走査電極駆動回路
15 維持電極駆動回路
16 タイミング発生回路
17 維持パルス発生部
18 駆動回路ブロック
20 シャーシ部材
20a 補強部
20b 第1折り曲げ部
20c 第2折り曲げ部
20d ベース面
20e 頂点部
21 放熱シート
22 封着材
23 フロントカバー
23a 開口部
23b 前面枠
23c 装飾板
24 バックカバー
24a 通気孔
25、28 フレキシブル配線板
26、27、30 駆動回路基板
29 データドライバー
31 制御回路基板
32 入力信号回路ブロック
33 電源ブロック
34 前面フィルター
35、36、37 固定部材

Claims (2)

  1. 複数の表示電極を配置した前面基板と前記表示電極に交差するようにデータ電極を配置した背面基板との間に放電空間が形成されるように対向配置し、前記前面基板の外周部と前記背面基板の外周部を封着材により接着されたプラズマディスプレイパネルと、このプラズマディスプレイパネルを前面側に保持し背面側に前記プラズマディスプレイパネルを駆動させるための駆動回路ブロックを配置したシャーシ部材と、このシャーシ部材を覆うように取り付けられるバックカバーとを有し、前記シャーシ部材は、外周端部にシャーシ部材を補強するための補強部を備え、かつ前記補強部は、前記プラズマディスプレイパネルの画像表示領域より外側で前記封着材よりも内側の位置からシャーシ部材の外側に向かって波板形状に折り曲げることにより構成したことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記補強部は、頂点部においてバックカバーに締結したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
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