JP2014149139A - 空気調和システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気調和システムは、空気調和機と、換気装置と、空気調和機の運転と換気装置の運転とを連動させる制御部とを備える。暖房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高くかつ室温TRよりも高い温度に設定変更されるとき、制御部は、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置を動作させる。冷房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも低くかつ室温TRよりも低い温度に設定変更されるとき、制御部は、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置を動作させる。
【選択図】図8
Description
この技術では、空気調和機と換気装置とが一つの筐体内に収容されている。そして、空気調和機のリモートコントローラにより設定される設定温度と室温との差及びこの差の時間変化に基づいて、空調用送風機の送風量を変化させる。
例えば、使用者が室内の急速冷房を望むとき、設定温度を低めに再設定する。このとき、空気調和機の冷房負荷が増大する。一方、従来の空気調和システムでは空気調和機の運転とともに換気装置が連動させているため、室外空気が室内に取り入れられるが、冷房運転時は室外温度が室温よりも高い場合が多いことから、室外空気の給気することにより室内空気が暖められ、空気調和機の冷房負荷が増大する。すなわち、冷房運転中に設定温度が更に低い温度に設定変更されるとき、室内空気の冷却に必要な冷房負荷の増大と換気による冷房負荷との合計が空気調和機の能力を超え、冷房負荷が過大になることがある。この場合、室温が設定温度に到達するまでに要する時間は使用者の要求とは逆に長くなる。
室内ユニットのそれぞれは、独立して動作するため、これらの室内ユニットのうちから換気装置と連動させる装置を一台選択して、選択した室内ユニットと換気装置とを連動させて、換気抑制を実行させることは可能である。しかし、この場合その効果が生じないこともある。そこで、上記のように、所定周期毎に、室内ユニットのそれぞれについて、所定周期の終期の設定温度から所定周期の始期の設定温度を引いて得られる値を設定温度変化量として設定する。そして、各室内ユニットについての設定温度変化量の総和や各室内ユニットについての終期設定温度の平均値に基づいて、換気量を抑制するか否かを判定する。これにより、個々のリモートコントローラにおいて独立して設定温度の設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷に対し、空調負荷が過大か否かについて適切に判定することができるため、設定温度の設定変更に起因して室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制する確度を高くすることができる。
上記構成では、所定周期毎に室内ユニットのそれぞれについて設定温度の変化の有無を検出する。そして、これら室内ユニットのうち半数以上の室内ユニットについて、同周期に、設定温度が設定変更前の設定温度よりも高い温度(または低い温度)に設定変更されることに基づいて、換気を抑制するか否かを判定する。このような方法では、個々の室内ユニットにおいて独立して設定温度の設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷に対し、空調負荷が過大か否かについて適切に判定することができるため、これら設定温度の設定変更に起因して室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制する確度を高くすることができる。
図1を参照して、空気調和システムの一例を説明する。
空気調和システムは、空気調和機1と換気装置2とを備えている。
空気調和機1は、室内ユニット10と室外ユニット20とを備えている。
室内ユニット10は、冷媒を膨張する膨張弁11と、室内側熱交換器12と、室内ファン13と、室内ユニット制御装置15と、空気の吸込口17a及び吹出口17bを有する筐体17とを備えている。室内ファン13の吸込側付近には、室温TRを測定するための温度センサ14が設けられている。
冷房運転では、室内側熱交換器12を蒸発器として作用させ、室外側熱交換器22を凝縮器として作用させる。具体的には、室外ユニット制御装置25は、圧縮機21、室外側熱交換器22、膨張弁11、室内側熱交換器12の順に冷媒が循環するように四路切換弁24の弁体の位置を切り換える。なお、図1において四路切換弁24を示す部分の実線は、この切り換え後の配管接続状態を示す。
暖房運転では、室内側熱交換器12を凝縮器として作用させ、室外側熱交換器22を蒸発器として作用させる。具体的には、室外ユニット制御装置25は、圧縮機21、室内側熱交換器12、膨張弁11、室外側熱交換器22の順に冷媒が循環するように四路切換弁24の弁体の位置を切り換える。なお、図1において四路切換弁24を示す部分の破線は、この切り換え後の配管接続状態を示す。
換気装置2は、室内空気と室外空気との間で熱交換させる全熱交換器30と、室外空気を室内に給気する給気ファン31と、室内空気を排気する排気ファン32と、換気制御装置36と、これら装置を収容する筐体33とを備えている。
内気吸入口33cには室内空気を筐体33に取り入れる内気吸入管34cが設けられている。内気排気口33dには室内空気を室外に排気する排気管34dが設けられている。
換気制御装置36は、換気装置2の運転を制御するものであって、次のように換気装置2の換気量を制御する。
・換気量が最も大きい設定を「Hモード」という。
・「Hモード」の換気量よりが小さい換気量の設定を「Lモード」という。
通信装置42は、通信制御する制御部43と、室内ユニット制御装置15と換気制御装置36とを接続する通信回線44とを備えている。通信装置42は、空気調和機1から出力される設定情報及び温度情報を取得し、これら情報に基づいて所定の判定を行う。そして、この判定に基づいて換気装置2を制御するための制御信号を形成し、この制御信号を換気装置2に送信する。なお、図1では、通信回線44を有線で示しているが、通信回線44を無線で構成してもよい。
図2(a)に示すように、暖房運転開始時または暖房運転中に、設定温度TSが変更されることがある。
例えば、使用者が暑さを感じるときや使用者が室温TRを迅速に低くしたいと望むとき、空気調和機1の使用者は、設定温度TSを低い値に再設定する。この場合、設定変更前に比べると、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAが拡大するため、空気調和機1の冷房負荷が増大する。
なお、制御部43は、暖房運転中、所定周期で「換気設定処理」を実行する。
なお、制御部43は、冷房運転中、所定周期で「換気設定処理」を実行する。
なお、通常モードの換気量については、二酸化炭素濃度に基づいて換気量を設定してもよい。すなわち、二酸化炭素濃度が高い程、換気量を大きい値に設定する。また、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAに基づいて、通常モードの換気量を設定してもよい。例えば、暖房運転では、設定温度TSが室温TRよりも高い場合、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAが大きい程換気量を大きい値に設定する。冷房運転では、設定温度TSが室温TRよりも低い場合、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAが小さい程換気量を大きい値に設定する。
抑制モードでは、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが設定値T11未満のときは、換気量を「設定値L」に設定する。また、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが設定値T11以上のときは、換気量を「0」に設定する。すなわち、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAの大きさに関らず、抑制モードでは、換気量を基準換気量Xよりも小さくする。
抑制モードでは、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが設定値T12よりも大きいとき、換気量を「設定値L」に設定する。また、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが設定値T12以下のときは、換気量を「0」に設定する。すなわち、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAの大きさに関らず、抑制モードでは換気量を基準換気量Xよりも小さくする。
図7(a)は、暖房運転中に用いられるマップを示す。暖房運転中における抑制モードでは、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが大きい程、換気抑制期間の時間を長くする。なお、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが負であるときは、換気装置2は通常モードで換気を行うため、このマップには、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが負であるときの換気抑制期間は設定されていない。
冷房運転中における抑制モードでは、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが小さい程、換気抑制期間の時間を長くする。なお、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが正であるときは、換気装置2は通常モードで換気を行うため、このマップには、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが正であるときの換気抑制期間は設定されていない。
ところで、暖房負荷または冷房負荷の増大幅が大きいか否かに関係なく換気抑制期間を一律に設定することも可能である。しかし、この場合、必要以上に換気抑制期間が長くなったり、短くなったりする。換気抑制期間が必要以上の長くなるときは、換気不足になるおそれがある。換気抑制期間が必要以上に短いときは、換気抑制期間の終了時に空気調和機1の負荷が増大し、室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなる。このようなことから、設定温度TSの設定変更による空気調和機1の暖房負荷(または冷房負荷)に応じて換気抑制期間を調整する。これにより、換気不足になること、または室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといったことが抑制される。
このとき、設定温度TSの設定変更に基づいて換気量が「設定値H」から「設定値L」に設定変更される。この結果、暖房負荷は、換気量を設定変更しない場合に比べて、小さくなる。このような設定(「抑制モード」)による換気は、設定温度TSの設定変更時から換気抑制期間の時間が経過するまで継続される。時間t2は、抑制モードが終了した時刻を示す。換気抑制期間にわたって換気が抑制されるため、その間に、室温TRが設定温度TSに近づくまでにかかる時間は、このような設定を行わない場合に比べて、短い。
(1)本実施形態では、暖房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高くかつ室温TRよりも高い温度に設定変更されるとき、制御部43は、基準換気量Xよりも小さい換気量(設定値L)で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置2を動作させる。
図9を参照して、空気調和システムの他の実施形態について説明する。
本実施形態の空気調和システムは、第1実施形態の構成に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、第1実施形態の空気調和システムは、一台の室内ユニット10を有するものであるが、本空気調和システムは、1台の換気装置2に対して複数台の室内ユニット10を有する。以下、この空気調和システムについて説明する。なお、なお、上記第1実施形態と共通する構成については同一の符合を付し、また図9から、上記1実施形態と共通する構成の一部の記載を省略している。
空気調和機1と換気装置2は、側壁51や天井壁50により仕切られた領域Sに対して設けられる。空気調和機1は、この領域Sの温度調整を行い、換気装置2はこの領域Sの換気を行う。空気調和機1は、複数台の室内ユニット10と、これら室内ユニット10に接続される室外ユニット20とを備える。
通信装置42は、室内ユニット10と換気装置2との間で行なわれる情報交換を制御する。
制御部43は、所定周期毎に、室内ユニット10のそれぞれから、所定周期の始期の設定温度(以下、「始期設定温度TSs」)と、所定周期の終期の設定温度(以下、「終期設定温度TSe」)とを取得し、制御部43内の記憶部に設定する。そして、終期設定温度TSeから始期設定温度TSsを引いて得られる値を求め、この値を設定温度変化量ΔTYとして記憶する。また、室内ユニット10のそれぞれから室温TRを取得し、これら室温TRの平均を平均室温TRaとして算出する。なお、始期設定温度TSs、終期設定温度TSe、設定温度変化量ΔTY、及び平均室温TRaは、室内ユニット10のそれぞれに対して求められる。
第1に、室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第1判定値(正の値)よりも大きいか否かを判定する。そして、これら室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第1判定値(正の値)よりも大きいと判定するときは、肯定判定の旨を出力する。これら室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第1判定値(正の値)以下のときは、否定判定を出力する。
第1に、室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第2判定値(負の値)よりも小さいか否かを判定する。そして、これら室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第2判定値(負の値)よりも小さいと判定するときは、肯定判定の旨を出力する。これら室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第2判定値(負の値)以上のときは、否定判定を出力する。
室内ユニット10のそれぞれは独立して動作するため、これらの室内ユニット10のうちから換気装置2と連動させる装置を一台選択し、選択した室内ユニット10と換気装置2とを連動させて換気抑制を実行させることが可能である。しかし、換気抑制の効果が生じないときがある。
(1)本実施形態では、所定周期毎に、室内ユニット10のそれぞれについて、所定周期の終期設定温度TSeから始期設定温度TSsを引いて得られる値を設定温度変化量ΔTYとして設定する。そして、この設定温度変化量ΔTYの総和や終期設定温度TSeの平均値に基づいて、換気量を抑制するか否かを判定する。これにより、設定温度TSの設定変更に起因して室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制する確度を高くすることができる。
図10を参照して、空気調和システムの他の実施形態について説明する。
本実施形態の空気調和システムは、第2実施形態の構成に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、第2実施形態の空気調和システムは、1つの領域Sに室内ユニット10を複数台設置するものであるが、本実施形態の空気調和システムは、壁で仕切られた領域S1,S2のそれぞれに室内ユニット10を1台ずつ設置するものである。以下、この空気調和システムについて説明する。なお、なお、上記第1実施形態と共通する構成については同一の符合を付してその説明を省略する。
空気調和機1と換気装置2は、側壁51や天井壁50により仕切られた領域S1,S2に対して設けられる。空気調和機1は、この領域S1,S2の温度調整を行い、換気装置2はこの領域S1,S2の換気を行う。
通信装置42は、通信制御する制御部43と、この制御部43と換気装置2の換気制御装置36とを接続する通信回線44とを備えている。制御部43は、所定周期毎に室内ユニット10のそれぞれについて設定温度TSの変化の有無を検出する。
第1に、これら室内ユニット10のうち半数以上の室内ユニット10について、同周期に、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高い温度に設定変更されているか否かを判定する。第2に、所定周期の終期設定温度TSeの平均値が始期設定温度TSsの平均値よりも高いか否かを判定する。
第1に、これら室内ユニット10のうち半数以上の室内ユニット10について、同周期に、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも低い温度に設定変更されているか否かを判定する。第2に、所定周期の終期設定温度TSeの平均値が始期設定温度TSsの平均値よりも低いか否かを判定する。
この空気調和システムでは、所定周期毎に室内ユニット10のそれぞれについて設定温度TSの変化の有無を検出し、これら室内ユニット10のうち半数以上の室内ユニット10について、同周期に、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高い温度(または低い温度)に設定変更されることに基づいて、換気を抑制するか否かを判定する。このような方法では、個々の室内ユニット10において独立して設定温度TSの設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷に対し、空調負荷が過大か否かについて適切に判定することができる。
(1)上記構成によれば、個々の室内ユニット10において独立して設定温度TSの設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷に対し、空調負荷が過大か否かについて適切に判定することができる。このため、これら設定温度TSの設定変更に起因して室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制する確度を高くすることができる。
なお、本技術の実施態様は上記に示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。また以下の各変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
Claims (5)
- 設定温度(TS)に基づいて室温を調整する空気調和機(1)と、全熱交換器(30)を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える換気装置(2)と、前記空気調和機(1)の運転と前記換気装置(2)の運転とを連動させる制御部(43)とを備えた空気調和システムにおいて、
暖房運転中、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも高くかつ室温よりも高い温度に設定変更されるとき、前記制御部(43)は、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させ、
冷房運転中、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも低くかつ室温よりも低い温度に設定変更されるとき、前記制御部(43)は、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させる
ことを特徴とする空気調和システム。 - 請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
暖房運転中、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも高くかつ室温よりも高い温度に設定変更されるとき、前記制御部(43)は、設定変更後の前記設定温度(TSa)から設定変更前の前記設定温度(TSb)を引いて得た値が大きい程前記換気抑制期間を長い時間に設定し、
冷房運転中、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも低くかつ室温よりも低い温度に設定変更されるとき、前記制御部(43)は、設定変更後の前記設定温度(TSa)から設定変更前の前記設定温度(TSb)を引いて得た値が小さい程前記換気抑制期間を長い時間に設定する
ことを特徴とする空気調和システム。 - 設定温度(TS)に基づいて室温を調整する空気調和機(1)と、全熱交換器を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える1台の換気装置(2)と、前記空気調和機(1)の運転と前記換気装置(2)の運転とを連動させる制御部(43)とを備えた空気調和システムにおいて、
前記空気調和機(1)は、複数台の室内ユニット(10)と少なくとも1台の室外ユニット(20)とを備え、前記室内ユニット(10)に備え付けられているリモートコントローラ(16)のそれぞれにより前記設定温度(TS)の設定が可能とされているものであり、
前記制御部(43)は、所定周期毎に、前記室内ユニット(10)のそれぞれについて、所定周期の始期の前記設定温度を始期設定温度(TSs)として設定し、所定周期の終期の前記設定温度を終期設定温度(TSe)として設定し、前記終期設定温度(TSe)から前記始期設定温度(TSs)を引いて得られる値を設定温度変化量(ΔTY)として設定し、かつ前記室内ユニット(10)のそれぞれが検出する室温についての平均値を平均室温(TRa)として算出するものであり、
暖房運転中、前記室内ユニット(10)それぞれの前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が第1判定値よりも大きく、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記平均室温(TRa)よりも高いとき、前記制御部(43)は、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させ、
冷房運転中、前記室内ユニット(10)それぞれの前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が第2判定値よりも小さく、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記平均室温(TRa)よりも低いとき、前記制御部(43)は、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させる
ことを特徴とする空気調和システム。 - 請求項3に記載の空気調和システムにおいて、
暖房運転中、前記室内ユニット(10)それぞれの前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が前記第1判定値よりも大きく、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記平均室温(TRa)よりも高いとき、前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が大きい程、前記換気抑制期間を長い時間に設定し、
冷房運転中、前記室内ユニット(10)それぞれの前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が前記第2判定値よりも小さく、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記平均室温(TRa)よりも低いとき、前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が小さい程、前記換気抑制期間を長い時間に設定する
ことを特徴とする空気調和システム。 - 設定温度(TS)に基づいて室温を調整する複数台の空気調和機(1)と、全熱交換器を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える1台の換気装置(2)と、前記空気調和機(1)の運転と前記換気装置(2)の運転とを連動させる制御部(43)とを備えた空気調和システムにおいて、
前記空気調和機(1)は、複数台の室内ユニット(10)と少なくとも1台の室外ユニット(20)とを備え、前記室内ユニット(10)に備え付けられているリモートコントローラ(16)のそれぞれにより前記設定温度(TS)の設定が可能とされているものであり、
前記制御部(43)は、所定周期毎に、前記室内ユニット(10)のそれぞれについて、所定周期の始期の前記設定温度を始期設定温度(TSs)として設定し、所定周期の終期の前記設定温度を終期設定温度(TSe)として設定するものであり、更に、前記制御部(43)は、所定周期毎に、前記室内ユニット(10)のそれぞれについて前記設定温度(TS)の変化の有無を検出するものであり、
暖房運転中、これら室内ユニット(10)のうち半数以上の前記室内ユニット(10)について、同周期に、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも高い温度に設定変更され、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記始期設定温度(TSs)の平均値よりも高いとき、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させ、
冷房運転中、これら室内ユニット(10)のうち半数以上の前記室内ユニット(10)について、同周期に、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも低い温度に設定変更され、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記始期設定温度(TSs)の平均値よりも低いとき、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させる
ことを特徴とする空気調和システム。
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