JP2014149139A - 空気調和システム - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機と、換気装置と、これら装置を連動させる制御部とを備えた空気調和システムにおいて、設定温度の設定変更に起因して室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制することができる空気調和システムを提供する。
【解決手段】空気調和システムは、空気調和機と、換気装置と、空気調和機の運転と換気装置の運転とを連動させる制御部とを備える。暖房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高くかつ室温TRよりも高い温度に設定変更されるとき、制御部は、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置を動作させる。冷房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも低くかつ室温TRよりも低い温度に設定変更されるとき、制御部は、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置を動作させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、空気調和機と換気装置とが連動する空気調和システムに関する。
空気調和機と換気装置とが連動する空気調和システムとして、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。
この技術では、空気調和機と換気装置とが一つの筐体内に収容されている。そして、空気調和機のリモートコントローラにより設定される設定温度と室温との差及びこの差の時間変化に基づいて、空調用送風機の送風量を変化させる。
特開2004−3866号公報
ところで、空気調和機と換気装置とを連動させて制御する空気調和システムにおいては、空気調和機の運転中に、リモートコントローラにより温度設定を変更することがある。この場合、換気装置を連動させて外気を取り入れることに起因して、空気調和機の負荷が過大になることがある。このとき、空気調和機の負荷が適正であるときに比べて、室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなる。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、空気調和機と、換気装置と、これら装置を連動させる制御部とを備えた空気調和システムにおいて、設定温度の設定変更に起因して室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制することができる空気調和システムを提供することにある。
上記課題を解決する空気調和システムは、設定温度に基づいて室温を調整する空気調和機と、全熱交換器を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える換気装置と、前記空気調和機の運転と前記換気装置の運転とを連動させる制御部とを備える。暖房運転中、前記設定温度が設定変更前の設定温度よりも高くかつ室温よりも高い温度に設定変更されるとき、前記制御部は、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置を動作させる。冷房運転中、前記設定温度が設定変更前の設定温度よりも低くかつ室温よりも低い温度に設定変更されるとき、前記制御部は、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置を動作させる。
使用者は、空気調和機の暖房運転中、リモートコントローラで設定温度を変更することがある。例えば、使用者は、暖房運転中に寒さを感じるとき、室内の急速暖房を望む。このようなとき、使用者は、設定温度を、その時に設定されている温度よりも高めに変更する。このため、空気調和機の暖房負荷が増大する。
一方、空気調和システムでは、空気調和機と換気装置とを連動させて、室外空気を取り入れる。暖房運転時は室外温度が室温よりも低い場合が多いため、室外空気を給気することにより室内空気が冷却される。すなわち、空気調和機と換気装置とを連動させるとき、室温を設定温度に維持するためには、室外空気を設定温度まで上昇させる熱量が必要になる。この熱量が空気調和機の暖房負荷になる。
暖房運転中に設定温度が、更に高い温度に設定変更されるとき、室内空気の加熱に必要な暖房負荷の増大と換気による暖房負荷との合計が空気調和機の能力を超え、暖房負荷が過大になることがある。この場合、空気調和機の能力不足により、使用者の要求とは逆に、室温が設定温度に到達するまでの時間が長くなる。
このような事象は、冷房運転においても同様に生じる。
例えば、使用者が室内の急速冷房を望むとき、設定温度を低めに再設定する。このとき、空気調和機の冷房負荷が増大する。一方、従来の空気調和システムでは空気調和機の運転とともに換気装置が連動させているため、室外空気が室内に取り入れられるが、冷房運転時は室外温度が室温よりも高い場合が多いことから、室外空気の給気することにより室内空気が暖められ、空気調和機の冷房負荷が増大する。すなわち、冷房運転中に設定温度が更に低い温度に設定変更されるとき、室内空気の冷却に必要な冷房負荷の増大と換気による冷房負荷との合計が空気調和機の能力を超え、冷房負荷が過大になることがある。この場合、室温が設定温度に到達するまでに要する時間は使用者の要求とは逆に長くなる。
これに対して、上記構成によれば、暖房運転中では、設定温度が設定変更前の設定温度よりも高くかつ室温よりも高い温度に設定変更されるとき、換気量を基準換気量よりも小さくする。すなわち、暖房負荷が過大になるおそれがあるときに、換気を抑制する。
また、冷房運転中では、設定温度が設定変更前の設定温度よりも低くかつ室温よりも低い温度に設定変更されるとき、換気量を基準換気量よりも小さくする。すなわち、冷房負荷が過大になるおそれがあるときに、換気を抑制する。
以上により、空気調和機の暖房運転中または冷房運転中に、設定温度の設定変更に起因して室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制することができる。
上記構成の空気調和システムにおいて、暖房運転中、前記設定温度が設定変更前の設定温度よりも高くかつ室温よりも高い温度に設定変更されるとき、前記制御部は、設定変更後の前記設定温度から設定変更前の前記設定温度を引いて得た値が大きい程前記換気抑制期間を長い時間に設定し、冷房運転中、前記設定温度が設定変更前の設定温度よりも低くかつ室温よりも低い温度に設定変更されるとき、前記制御部は、設定変更後の前記設定温度から設定変更前の前記設定温度を引いて得た値が小さい程前記換気抑制期間を長い時間に設定する。
すなわち、空気調和機の暖房運転中では、暖房負荷が増大するほど換気抑制期間を長くする。空気調和機の冷房運転中では、冷房負荷が増大するほど換気抑制期間を長くする。これにより、換気抑制期間が適切に設定されるため、換気抑制期間を負荷に関係なく一律に長い期間設定する場合に比べて、換気不足になることを抑制することができる。
上記課題を解決する空気調和システムは、設定温度に基づいて室温を調整する空気調和機と、全熱交換器を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える1台の換気装置と、前記空気調和機の運転と前記換気装置の運転とを連動させる制御部とを備える。前記空気調和機は、複数台の室内ユニットと少なくとも1台の室外ユニットとを備え、前記室内ユニットに備え付けられているリモートコントローラのそれぞれにより前記設定温度の設定が可能とされている。前記制御部は、所定周期毎に、前記室内ユニットのそれぞれについて、所定周期の始期の前記設定温度を始期設定温度として設定し、所定周期の終期の前記設定温度を終期設定温度として設定し、前記終期設定温度から前記始期設定温度を引いて得られる値を設定温度変化量として設定し、かつ前記室内ユニットのそれぞれが検出する室温についての平均値を平均室温として算出する。暖房運転中、前記室内ユニットそれぞれの前記設定温度変化量の総和が第1判定値よりも大きく、かつ前記終期設定温度の平均値が前記平均室温よりも高いとき、前記制御部は、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置を動作させる。冷房運転中、前記室内ユニットそれぞれの前記設定温度変化量の総和が第2判定値よりも小さく、かつ前記終期設定温度の平均値が前記平均室温よりも低いとき、前記制御部は、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置を動作させる。
この技術は、1台の換気装置に対して複数台の室内ユニットが設けられている空気調和システムにおける換気抑制制御である。
室内ユニットのそれぞれは、独立して動作するため、これらの室内ユニットのうちから換気装置と連動させる装置を一台選択して、選択した室内ユニットと換気装置とを連動させて、換気抑制を実行させることは可能である。しかし、この場合その効果が生じないこともある。そこで、上記のように、所定周期毎に、室内ユニットのそれぞれについて、所定周期の終期の設定温度から所定周期の始期の設定温度を引いて得られる値を設定温度変化量として設定する。そして、各室内ユニットについての設定温度変化量の総和や各室内ユニットについての終期設定温度の平均値に基づいて、換気量を抑制するか否かを判定する。これにより、個々のリモートコントローラにおいて独立して設定温度の設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷に対し、空調負荷が過大か否かについて適切に判定することができるため、設定温度の設定変更に起因して室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制する確度を高くすることができる。
上記構成の空気調和システムにおいて、暖房運転中、前記室内ユニットそれぞれの前記設定温度変化量の総和が前記第1判定値よりも大きく、かつ前記終期設定温度の平均値が前記平均室温よりも高いとき、前記設定温度変化量の総和が大きい程、前記換気抑制期間を長い時間に設定する。冷房運転中、前記室内ユニットそれぞれの前記設定温度変化量の総和が前記第2判定値よりも小さく、かつ前記終期設定温度の平均値が前記平均室温よりも低いとき、前記設定温度変化量の総和が小さい程、前記換気抑制期間を長い時間に設定する。
すなわち、空気調和機の暖房運転中では、暖房負荷が増大するほど換気抑制期間を長くする。空気調和機の冷房運転中では、冷房負荷が増大するほど換気抑制期間を長くする。これにより、換気抑制期間が適切に設定されるため、換気抑制期間を負荷に関係なく一律に長い期間設定する場合に比べ、換気量の低減を少なくすることができる。
上記課題を解決する空気調和システムは、リモートコントローラにより設定される設定温度に基づいて室温を調整する複数台の空気調和機と、全熱交換器を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える1台の換気装置と、前記空気調和機の運転と前記換気装置の運転とを連動させる制御部とを備える。前記空気調和機は、複数台の室内ユニットと少なくとも1台の室外ユニットとを備え、前記室内ユニットに備え付けられているリモートコントローラのそれぞれにより前記設定温度の設定が可能とされている。前記制御部は、所定周期毎に、前記室内ユニットのそれぞれについて、所定周期の始期の前記設定温度を始期設定温度として設定し、所定周期の終期の前記設定温度を終期設定温度として設定するものであり、更に、前記制御部は、所定周期毎に、前記室内ユニットのそれぞれについて前記設定温度の変化の有無を検出する。暖房運転中、これら室内ユニットのうち半数以上の前記室内ユニットについて、同周期に、前記設定温度が設定変更前の設定温度よりも高い温度に設定変更され、かつ前記終期設定温度の平均値が前記始期設定温度の平均値よりも高いとき、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置を動作させる。冷房運転中、これら室内ユニットのうち半数以上の前記室内ユニットについて、同周期に、前記設定温度が設定変更前の設定温度よりも低い温度に設定変更され、かつ前記終期設定温度の平均値が前記始期設定温度の平均値よりも低いとき、基準換気量よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置を動作させる。
この技術は、1台の換気装置に対して複数台の室内ユニットが設けられている空気調和システムにおける換気抑制制御である。
上記構成では、所定周期毎に室内ユニットのそれぞれについて設定温度の変化の有無を検出する。そして、これら室内ユニットのうち半数以上の室内ユニットについて、同周期に、設定温度が設定変更前の設定温度よりも高い温度(または低い温度)に設定変更されることに基づいて、換気を抑制するか否かを判定する。このような方法では、個々の室内ユニットにおいて独立して設定温度の設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷に対し、空調負荷が過大か否かについて適切に判定することができるため、これら設定温度の設定変更に起因して室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制する確度を高くすることができる。
上記構成の空気調和システムは、設定温度の設定変更に基づいて換気量を制御する。これにより、設定温度の設定変更に起因して室温が設定温度に近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制することができる。
空気調和システムの模式図。 図2(a)は、暖房運転時における設定温度の設定変更を示す模式図、図2(b)は、冷房運転時における設定温度の設定変更を示す模式図。 暖房運転時の「換気設定処理」の処理手順を示すフローチャート。 冷房運転時の「換気設定処理」の処理手順を示すフローチャート。 暖房運転時、抑制モードにおいて換気量を設定するためのマップ。 冷房運転時、抑制モードにおいて換気量を設定するためのマップ。 図7(a)は、暖房運転時、抑制モードにおいて換気抑制期間を設定するためのマップ、図7(b)は、冷房運転時、抑制モードにおいて換気抑制期間を設定するためのマップ。 設定温度、室温、温度差、換気量、及び暖房負荷の時間変化を示す図。 空気調和システムの変形例を示す模式図。 空気調和システムの変形例を示す模式図。
(第1実施形態)
図1を参照して、空気調和システムの一例を説明する。
空気調和システムは、空気調和機1と換気装置2とを備えている。
空気調和機1と換気装置2は、側壁51や天井壁50により仕切られた領域Sに対して設けられる。例えば、天井壁50及び側壁51により仕切られた領域Sを有する部屋に、空気調和機1と換気装置2とが設置される。空気調和機1は、この領域Sの温度調整を行い、換気装置2はこの領域Sの換気を行う。なお、領域Sは「室内」を意味する。
空気調和機1について説明する。
空気調和機1は、室内ユニット10と室外ユニット20とを備えている。
室内ユニット10は、冷媒を膨張する膨張弁11と、室内側熱交換器12と、室内ファン13と、室内ユニット制御装置15と、空気の吸込口17a及び吹出口17bを有する筐体17とを備えている。室内ファン13の吸込側付近には、室温TRを測定するための温度センサ14が設けられている。
室内ユニット制御装置15は、リモートコントローラ16により設定された設定温度TSに基づいて膨張弁11及び室内ファン13を制御する。また、室内ユニット制御装置15は、リモートコントローラ16により設定された設定情報(例えば、設定温度TS)及び空気調和機1が検出した室温TR等の温度情報を換気装置2に送信する。
室外ユニット20は、冷媒を圧縮する圧縮機21と、室外側熱交換器22と、室外ファン23と、四路切換弁24と、圧縮機21を制御する室外ユニット制御装置25と、冷媒中の潤滑油を分離するための油分離器26とを備えている。これら装置21〜26は筐体27に収容されている。
なお、膨張弁11、室内側熱交換器12、四路切換弁24、圧縮機21、油分離器26、及び室外側熱交換器22はそれぞれ冷媒配管41により接続され、単一の冷媒回路を構成する。
空気調和機1は、冷房運転、送風運転及び暖房運転を行う。
冷房運転では、室内側熱交換器12を蒸発器として作用させ、室外側熱交換器22を凝縮器として作用させる。具体的には、室外ユニット制御装置25は、圧縮機21、室外側熱交換器22、膨張弁11、室内側熱交換器12の順に冷媒が循環するように四路切換弁24の弁体の位置を切り換える。なお、図1において四路切換弁24を示す部分の実線は、この切り換え後の配管接続状態を示す。
送風運転では、室内ユニット制御装置15は室内ファン13を運転制御し、室外ユニット制御装置25は圧縮機21及び室外ファン23それぞれの運転を停止させる。
暖房運転では、室内側熱交換器12を凝縮器として作用させ、室外側熱交換器22を蒸発器として作用させる。具体的には、室外ユニット制御装置25は、圧縮機21、室内側熱交換器12、膨張弁11、室外側熱交換器22の順に冷媒が循環するように四路切換弁24の弁体の位置を切り換える。なお、図1において四路切換弁24を示す部分の破線は、この切り換え後の配管接続状態を示す。
次に、換気装置2について説明する。
換気装置2は、室内空気と室外空気との間で熱交換させる全熱交換器30と、室外空気を室内に給気する給気ファン31と、室内空気を排気する排気ファン32と、換気制御装置36と、これら装置を収容する筐体33とを備えている。
筐体33には、室外空気を取り入れる外気吸入口33a、室外空気を室内に送り出す外気給気口33b、室内空気を取り入れる内気吸入口33c、室内空気を室外に送り出す内気排気口33dが設けられている。
内気吸入口33cの付近には、二酸化炭素センサ35が取り付けられている。二酸化炭素センサ35は、吸入された室内空気の二酸化炭素センサ35の濃度に応じた信号を換気制御装置36に出力する。
外気吸入口33aには室外空気を筐体33に取り入れる外気吸入管34aが設けられている。外気給気口33bには室外空気を室内に供給する供給管34bが設けられている。
内気吸入口33cには室内空気を筐体33に取り入れる内気吸入管34cが設けられている。内気排気口33dには室内空気を室外に排気する排気管34dが設けられている。
全熱交換器30は、室内空気と室外空気との間で顕熱及び潜熱の熱交換を行わせる。
換気制御装置36は、換気装置2の運転を制御するものであって、次のように換気装置2の換気量を制御する。
換気装置2は換気量を2段階で制御する。
・換気量が最も大きい設定を「Hモード」という。
・「Hモード」の換気量よりが小さい換気量の設定を「Lモード」という。
Hモードでは、換気量は設定値Hに設定される。Lモードでは換気量は設定値Lに設定される。Lモードにおける換気量は基準換気量Xよりも小さい。基準換気量Xは、換気を行ったとき、空気調和機1の空調能力に影響を与えない程度に、小さい値に設定されている。
また、換気制御装置36は、空気調和機1から出力される設定情報(例えば、設定温度TS)及び温度情報(例えば、室温TR)並びに設定温度TSの設定変更があったことに基づいて、換気量を制御する。
次に、空気調和機1と換気装置2との間で情報交換させるための通信装置42について説明する。
通信装置42は、通信制御する制御部43と、室内ユニット制御装置15と換気制御装置36とを接続する通信回線44とを備えている。通信装置42は、空気調和機1から出力される設定情報及び温度情報を取得し、これら情報に基づいて所定の判定を行う。そして、この判定に基づいて換気装置2を制御するための制御信号を形成し、この制御信号を換気装置2に送信する。なお、図1では、通信回線44を有線で示しているが、通信回線44を無線で構成してもよい。
図2を参照し、設定温度TSの設定変更の態様について説明する。
図2(a)に示すように、暖房運転開始時または暖房運転中に、設定温度TSが変更されることがある。
例えば、使用者が寒さを感じるときや使用者が室温TRを迅速に高くしたいと望むとき、空気調和機1の使用者は、設定温度TSを高い値に再設定される。この場合、設定変更前に比べると、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAが拡大するため、空気調和機1の暖房負荷が増大する。
このように設定変更されたとき、通常モードで換気が行われているとすると、空気調和機1の暖房負荷は、空気調和機1の能力を超えて大きくなることがある。設定温度TSを高めに設定変更する場合は、室外温度と室温TRとの差が大きいときが多いため、換気を行うことにより、室温TRが低下し、暖房負荷が過大になる。空気調和機1の能力に対して暖房負荷が過大になるとき、室温TRの温度上昇率が小さくなり、室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといった問題が生じる。
図2(b)を参照して、冷房運転時における設定温度TSの設定変更の態様について説明する。
例えば、使用者が暑さを感じるときや使用者が室温TRを迅速に低くしたいと望むとき、空気調和機1の使用者は、設定温度TSを低い値に再設定する。この場合、設定変更前に比べると、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAが拡大するため、空気調和機1の冷房負荷が増大する。
このように設定変更されたとき、通常モードで換気が行われているとすると、空気調和機1の冷房負荷は、空気調和機1の能力を超えて大きくなることがある。設定温度TSを低めに設定変更する場合は、室外温度と室温TRとの差が大きいときが多いため、換気を行うことにより、室温TRが上昇し、冷房負荷が過大になる。空気調和機1の能力に対して冷房負荷が過大になるとき、室温TRの温度低下率が小さくなり、室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといった問題が生じる。
このような事情から、本空気調和システムでは、空気調和機1の温度設定の設定変更が行われることに基づいて、換気量の大きさを変更する。以下、暖房運転時および冷房運転時において実行される換気設定処理について説明する。
図3を参照して、暖房運転時に制御部43が実行する「換気設定処理」について説明する。
なお、制御部43は、暖房運転中、所定周期で「換気設定処理」を実行する。
ステップS110において、空気調和機1において、リモートコントローラ16により設定温度TSが設定変更されたか否か判定される。この判定で肯定判定(YES判定)されたとき、すなわち、設定温度TSが設定変更が行われた旨の判定が行われるとき、次のステップS120に移行する。なお、この判定で否定判定(NO判定)されるとき、ステップS150に移行し、「通常モード」で換気する旨の決定を行う。
ステップS120において、設定変更前の設定温度TSbと設定変更後の設定温度TSaとが比較される。そして、設定変更後の設定温度TSaが設定変更前の設定温度TSbよりも大きいとき(YES判定)、次のステップS130に移行する。一方、設定変更後の設定温度TSaが設定変更前の設定温度TSb以下であるときは(NO判定)、ステップS150に移行し、「通常モード」で換気する旨の決定を行う。
ステップS130において、設定変更後の設定温度TSaが室温TRよりも大きいか否かについて判定される。そして、設定変更後の設定温度TSaが室温TRよりも大きいとき(YES判定)、ステップS140に移行して、「抑制モード」で換気する旨の決定をする。一方、設定変更後の設定温度TSが室温TR以下のときは(NO判定)、ステップS150に移行し、「通常モード」で換気する旨の決定を行う。
すなわち、設定温度TSが設定変更されて、設定変更後の設定温度TSaが設定前の設定温度TSbよりも大きく、かつ設定変更後の設定温度TSaが室温TRよりも大きいとき、「抑制モード」で換気を行う。「設定変更後の設定温度TSaが設定前の設定温度TSbよりも大きい」という条件は、暖房負荷増大を意味する。「設定変更後の設定温度TSaが室温TRよりも大きい」という条件は、暖房負荷が存在することを意味する。
このような「換気設定処理」を周期的に実行することにより、暖房負荷の変化を把握する。そして、暖房負荷が増大するときは「通常モード」から「換気抑制モード」に切り換えて換気を行うことにより、空気調和機1の暖房負荷を軽減する。
図4を参照して、冷房運転時に制御部43が実行する「換気設定処理」について説明する。
なお、制御部43は、冷房運転中、所定周期で「換気設定処理」を実行する。
ステップS210において、空気調和機1において、リモートコントローラ16により設定温度TSが設定変更されたか否か判定される。この判定で肯定判定(YES判定)されたとき、すなわち、設定温度TSが設定変更が行われた旨の判定が行われるとき、次のステップS220に移行する。なお、この判定で否定判定(NO判定)されるとき、ステップS250に移行し、「通常モード」で換気する旨の決定を行う。なお、当該判定時、「通常モード」の実行中は、そのモードが維持される。
ステップS220において、設定変更前の設定温度TSbと設定変更後の設定温度TSaとが比較される。そして、設定変更後の設定温度TSaが設定変更前の設定温度TSbよりも小さいとき(YES判定)、次のステップS230に移行する。一方、設定変更後の設定温度TSaが設定変更前の設定温度TSb以上であるときは(NO判定)、ステップS250に移行し、「通常モード」で換気する旨の決定を行う。
ステップS230において、設定変更後の設定温度TSaが室温TRよりも小さいか否かについて判定される。そして、設定変更後の設定温度TSaが室温TRよりも小さいとき(YES判定)、ステップS240に移行して、「抑制モード」で換気する旨の決定をする。一方、設定変更後の設定温度TSaが室温TR以上のときは(NO判定)、ステップS250に移行し、「通常モード」で換気する旨の決定を行う。
すなわち、設定温度TSが設定変更されて、設定変更後の設定温度TSaが設定前の設定温度TSbよりも小さく、かつ設定変更後の設定温度TSaが室温TRよりも小さいとき、「抑制モード」で換気を行う。「設定変更後の設定温度TSaが設定前の設定温度TSbよりも小さい」という条件は、冷房負荷増大を意味する。「設定変更後の設定温度TSaが室温TRよりも小さい」という条件は、冷房負荷が存在することを意味する。
このような「換気設定処理」を周期的に実行することにより、冷房負荷の変化を把握する。そして、冷房負荷が増大するときは「通常モード」から「換気抑制モード」に切り換えて換気を行うことにより、空気調和機1の冷房負荷を軽減する。
通常モードでは、換気量は、基準換気量Xよりも大きい所定の値に維持される。
なお、通常モードの換気量については、二酸化炭素濃度に基づいて換気量を設定してもよい。すなわち、二酸化炭素濃度が高い程、換気量を大きい値に設定する。また、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAに基づいて、通常モードの換気量を設定してもよい。例えば、暖房運転では、設定温度TSが室温TRよりも高い場合、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAが大きい程換気量を大きい値に設定する。冷房運転では、設定温度TSが室温TRよりも低い場合、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAが小さい程換気量を大きい値に設定する。
なお、換気量は、給気ファン31及び排気ファン32の回転数を制御することにより、設定される。換気量を大きくするときは、給気ファン31及び排気ファン32それぞれの回転数をともに増大させる。換気量を小さくするときは、給気ファン31及び排気ファン32それぞれの回転数をともに減少させる。
図5を参照して、暖房運転時において抑制モードで使用される換気量設定用のマップの一例について説明する。
抑制モードでは、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが設定値T11未満のときは、換気量を「設定値L」に設定する。また、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが設定値T11以上のときは、換気量を「0」に設定する。すなわち、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAの大きさに関らず、抑制モードでは、換気量を基準換気量Xよりも小さくする。
図6を参照して、冷房運転時において抑制モードで使用される換気量設定用のマップの一例について説明する。
抑制モードでは、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが設定値T12よりも大きいとき、換気量を「設定値L」に設定する。また、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが設定値T12以下のときは、換気量を「0」に設定する。すなわち、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAの大きさに関らず、抑制モードでは換気量を基準換気量Xよりも小さくする。
以上のマップによれば、暖房運転時では、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAに関らず設定変更で設定温度TSを大きくする行為に基づいて、換気量を小さくする。冷房運転時では、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTAに関らず設定変更で設定温度TSを小さくする行為に基づいて、換気量を小さくする。このため、上記行為により換気が抑制されるため、このような換気抑制を行わない場合に比べて、室温TRが新たに設定された設定温度TSに近づくまでに要する時間が短くなる。
図7を参照して、換気抑制期間を設定するためのマップの一例を説明する。
図7(a)は、暖房運転中に用いられるマップを示す。暖房運転中における抑制モードでは、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが大きい程、換気抑制期間の時間を長くする。なお、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが負であるときは、換気装置2は通常モードで換気を行うため、このマップには、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが負であるときの換気抑制期間は設定されていない。
例えば、図7(a)に示すように、温度差ΔTXが「0」よりも大きく値T21以下のときは、換気抑制期間が期間P1に設定される。温度差ΔTXがT21よりも大きく値T22以下のときは、換気抑制期間が期間P2に設定される。温度差ΔTXがT22よりも大きく値T23以下のときは、換気抑制期間が期間P3に設定される。温度差ΔTXがT23よりも大きく値T24以下のときは、換気抑制期間が期間P4に設定される。温度差ΔTXがT24よりも大きく値T25以下のときは、換気抑制期間が期間P5に設定される。
図7(b)は、冷房運転中に用いられるマップを示す。
冷房運転中における抑制モードでは、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが小さい程、換気抑制期間の時間を長くする。なお、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが正であるときは、換気装置2は通常モードで換気を行うため、このマップには、設定変更後の設定温度TSaと設定変更前の設定温度TSbとの温度差ΔTXが正であるときの換気抑制期間は設定されていない。
例えば、図7(b)に示すように、温度差ΔTXがT35以上であり値T34未満のときは、換気抑制期間が期間P5に設定される。温度差ΔTXがT34以上であり値T33未満のときは、換気抑制期間が期間P4に設定される。温度差ΔTXがT33以上であり値T32未満のときは、換気抑制期間が期間P3に設定される。温度差ΔTXがT32以上であり値T31未満のときは、換気抑制期間が期間P2に設定される。温度差ΔTXがT31以上であり「0」未満のときは、換気抑制期間が期間P1に設定される。
すなわち、設定温度TSの設定変更により、暖房負荷または冷房負荷の増大幅が大きい程、換気抑制期間の時間を長くする。
ところで、暖房負荷または冷房負荷の増大幅が大きいか否かに関係なく換気抑制期間を一律に設定することも可能である。しかし、この場合、必要以上に換気抑制期間が長くなったり、短くなったりする。換気抑制期間が必要以上の長くなるときは、換気不足になるおそれがある。換気抑制期間が必要以上に短いときは、換気抑制期間の終了時に空気調和機1の負荷が増大し、室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなる。このようなことから、設定温度TSの設定変更による空気調和機1の暖房負荷(または冷房負荷)に応じて換気抑制期間を調整する。これにより、換気不足になること、または室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといったことが抑制される。
図8を参照して、設定温度TSの設定変更に基づいて行われる換気抑制の作用について説明する。図8は、暖房運転中における、室温TR、設定温度TS、設定温度TSと室温TRとの温度差ΔTA、換気量、及び暖房負荷の時間変化を示す。図8において、実線は本実施形態にかかる「換気設定処理」を実行したときの各パラメータの変化を示し、一点鎖線は、「換気設定処理」を実行しなかったときの各パラメータの変化を示す。
時間t1は、空気調和機1の使用者が設定温度TSを設定変更した時刻を示す。
このとき、設定温度TSの設定変更に基づいて換気量が「設定値H」から「設定値L」に設定変更される。この結果、暖房負荷は、換気量を設定変更しない場合に比べて、小さくなる。このような設定(「抑制モード」)による換気は、設定温度TSの設定変更時から換気抑制期間の時間が経過するまで継続される。時間t2は、抑制モードが終了した時刻を示す。換気抑制期間にわたって換気が抑制されるため、その間に、室温TRが設定温度TSに近づくまでにかかる時間は、このような設定を行わない場合に比べて、短い。
本実施形態の空気調和システムによれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態では、暖房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高くかつ室温TRよりも高い温度に設定変更されるとき、制御部43は、基準換気量Xよりも小さい換気量(設定値L)で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置2を動作させる。
また、冷房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも低くかつ室温TRよりも低い温度に設定変更されるとき、制御部43は、基準換気量Xよりも小さい換気量(設定値L)で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置2を動作させる。
これにより、空気調和機1の暖房運転中または冷房運転中に、設定変更に起因して室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制することができる。
(2)本実施形態では、暖房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高くかつ室温TRよりも高い温度に設定変更されるとき、制御部43は、設定変更後の設定温度TSaから設定変更前の設定温度TSbを引いて得た値が大きい程換気抑制期間を長い時間に設定する。また、冷房運転中、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも低くかつ室温TRよりも低い温度に設定変更されるとき、制御部43は、設定変更後の設定温度TSaから設定変更前の設定温度TSbを引いて得た値が小さい程換気抑制期間を長い時間に設定する。
すなわち、空気調和機1の暖房運転中では、暖房負荷が増大するほど換気抑制期間を長くする。空気調和機1の冷房運転中では、冷房負荷が増大するほど換気抑制期間を長くする。これにより、換気抑制期間が適切に設定されるため、換気抑制期間を負荷に関係なく一律に長い期間設定する場合に比べて、換気不足になることが抑制される。
(第2実施形態)
図9を参照して、空気調和システムの他の実施形態について説明する。
本実施形態の空気調和システムは、第1実施形態の構成に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、第1実施形態の空気調和システムは、一台の室内ユニット10を有するものであるが、本空気調和システムは、1台の換気装置2に対して複数台の室内ユニット10を有する。以下、この空気調和システムについて説明する。なお、なお、上記第1実施形態と共通する構成については同一の符合を付し、また図9から、上記1実施形態と共通する構成の一部の記載を省略している。
空気調和システムは、空気調和機1と換気装置2とを備えている。
空気調和機1と換気装置2は、側壁51や天井壁50により仕切られた領域Sに対して設けられる。空気調和機1は、この領域Sの温度調整を行い、換気装置2はこの領域Sの換気を行う。空気調和機1は、複数台の室内ユニット10と、これら室内ユニット10に接続される室外ユニット20とを備える。
室内ユニット10のそれぞれは、設定温度TSを設定するためのリモートコントローラ16を有する。したがって、それぞれの室内ユニット10は、独立して、領域Sの空気調和を行う。
通信装置42は、通信制御する制御部43と、この制御部43と換気装置2の換気制御装置36とを接続する通信回線44とを備えている。
通信装置42は、室内ユニット10と換気装置2との間で行なわれる情報交換を制御する。
制御部43は、空気調和機1から出力される設定情報及び温度情報を取得し、これら情報に基づいて所定の判定を行う。そして、この判定に基づいて換気装置2を制御するための制御信号を形成し、この制御信号を換気装置2に送信する。
制御部43は、次のように動作する。
制御部43は、所定周期毎に、室内ユニット10のそれぞれから、所定周期の始期の設定温度(以下、「始期設定温度TSs」)と、所定周期の終期の設定温度(以下、「終期設定温度TSe」)とを取得し、制御部43内の記憶部に設定する。そして、終期設定温度TSeから始期設定温度TSsを引いて得られる値を求め、この値を設定温度変化量ΔTYとして記憶する。また、室内ユニット10のそれぞれから室温TRを取得し、これら室温TRの平均を平均室温TRaとして算出する。なお、始期設定温度TSs、終期設定温度TSe、設定温度変化量ΔTY、及び平均室温TRaは、室内ユニット10のそれぞれに対して求められる。
暖房運転中は、次に示すように、制御部43は、各室内ユニット10について求められた設定温度変化量ΔTYに基づいて、換気装置2を制御する。
第1に、室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第1判定値(正の値)よりも大きいか否かを判定する。そして、これら室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第1判定値(正の値)よりも大きいと判定するときは、肯定判定の旨を出力する。これら室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第1判定値(正の値)以下のときは、否定判定を出力する。
第2に、終期設定温度TSeの平均値が平均室温TRaよりも高いか否かを判定する。そして、所定周期の終期設定温度TSeの平均値が、平均室温TRaよりも高いと判定するときは、肯定判定を出力する。終期設定温度TSeの平均値が平均室温TRa以下と判定するときは、否定判定を出力する。
そして、第1及び第2の判定においてともに肯定判定されるとき、制御部43は、基準換気量Xよりも小さい換気量(設定値L)で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置2を動作させる。換気抑制期間については、設定温度変化量ΔTYが大きい程、換気抑制期間を長い時間に設定する。
冷房運転中は、次に示すように、制御部43は、各室内ユニット10について求められた設定温度変化量ΔTYに基づいて、換気装置2を制御する。
第1に、室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第2判定値(負の値)よりも小さいか否かを判定する。そして、これら室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第2判定値(負の値)よりも小さいと判定するときは、肯定判定の旨を出力する。これら室内ユニット10のそれぞれについての設定温度変化量ΔTYの総和が第2判定値(負の値)以上のときは、否定判定を出力する。
第2に、終期設定温度TSeの平均値が平均室温TRaよりも低いか否かを判定する。そして、所定周期の終期設定温度TSeの平均値が、平均室温TRaよりも低いと判定するときは、肯定判定を出力する。終期設定温度TSeの平均値が平均室温TRa以上と判定するときは、否定判定の旨を出力する。
そして、第1及び第2の判定においてともに肯定判定されるとき、制御部43は、基準換気量Xよりも小さい換気量(設定値L)で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置2を動作させる。換気抑制期間については、設定温度変化量ΔTYが小さい程、換気抑制期間を長い時間に設定する。
本実施形態に係る空気調和システムの作用を説明する。
室内ユニット10のそれぞれは独立して動作するため、これらの室内ユニット10のうちから換気装置2と連動させる装置を一台選択し、選択した室内ユニット10と換気装置2とを連動させて換気抑制を実行させることが可能である。しかし、換気抑制の効果が生じないときがある。
そこで、上記のように、上記設定温度変化量ΔTYや終期設定温度TSeの平均値に基づいて、換気量を抑制するか否かを判定する。これにより、個々のリモートコントローラ16において独立して設定温度TSの設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷が過大であるか否かを適切に判定することができる。これにより、複数台の室内ユニット10を有する空気調和システムにおいて換気抑制効果を奏させることができる。
本実施形態の空気調和システムによれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態では、所定周期毎に、室内ユニット10のそれぞれについて、所定周期の終期設定温度TSeから始期設定温度TSsを引いて得られる値を設定温度変化量ΔTYとして設定する。そして、この設定温度変化量ΔTYの総和や終期設定温度TSeの平均値に基づいて、換気量を抑制するか否かを判定する。これにより、設定温度TSの設定変更に起因して室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制する確度を高くすることができる。
(2)本実施形態では、空気調和機1の暖房運転中では、暖房負荷が増大するほど換気抑制期間を長くする。空気調和機1の冷房運転中では、冷房負荷が増大するほど換気抑制期間を長くする。すなわち、暖房負荷または冷房負荷の大きさに応じて換気抑制期間が適切に設定されるため、換気抑制期間を負荷に関係なく一律に長い期間設定する場合に比べて、換気量の低減を少なくすることができる。
(第3実施形態)
図10を参照して、空気調和システムの他の実施形態について説明する。
本実施形態の空気調和システムは、第2実施形態の構成に対して次の変更を加えたものとなっている。すなわち、第2実施形態の空気調和システムは、1つの領域Sに室内ユニット10を複数台設置するものであるが、本実施形態の空気調和システムは、壁で仕切られた領域S1,S2のそれぞれに室内ユニット10を1台ずつ設置するものである。以下、この空気調和システムについて説明する。なお、なお、上記第1実施形態と共通する構成については同一の符合を付してその説明を省略する。
空気調和システムは、空気調和機1と換気装置2とを備えている。
空気調和機1と換気装置2は、側壁51や天井壁50により仕切られた領域S1,S2に対して設けられる。空気調和機1は、この領域S1,S2の温度調整を行い、換気装置2はこの領域S1,S2の換気を行う。
通信装置42は、複数台の室内ユニット10と換気装置2との間で行なわれる情報交換を制御する。
通信装置42は、通信制御する制御部43と、この制御部43と換気装置2の換気制御装置36とを接続する通信回線44とを備えている。制御部43は、所定周期毎に室内ユニット10のそれぞれについて設定温度TSの変化の有無を検出する。
制御部43は、暖房運転中、次のように動作する。
第1に、これら室内ユニット10のうち半数以上の室内ユニット10について、同周期に、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高い温度に設定変更されているか否かを判定する。第2に、所定周期の終期設定温度TSeの平均値が始期設定温度TSsの平均値よりも高いか否かを判定する。
そして、第1及び第2の判定がともに肯定判定されるとき、制御部43は、基準換気量Xよりも小さい換気量(設定値L)で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置2を動作させる。
制御部43は、冷房運転中、次のように動作する。
第1に、これら室内ユニット10のうち半数以上の室内ユニット10について、同周期に、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも低い温度に設定変更されているか否かを判定する。第2に、所定周期の終期設定温度TSeの平均値が始期設定温度TSsの平均値よりも低いか否かを判定する。
そして、第1及び第2の判定がともに肯定判定されるとき、制御部43は、基準換気量Xよりも小さい換気量(設定値L)で換気抑制期間にわたって換気するように、換気装置2を動作させる。
本実施形態に係る空気調和システムの作用は次の通りである。
この空気調和システムでは、所定周期毎に室内ユニット10のそれぞれについて設定温度TSの変化の有無を検出し、これら室内ユニット10のうち半数以上の室内ユニット10について、同周期に、設定温度TSが設定変更前の設定温度TSbよりも高い温度(または低い温度)に設定変更されることに基づいて、換気を抑制するか否かを判定する。このような方法では、個々の室内ユニット10において独立して設定温度TSの設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷に対し、空調負荷が過大か否かについて適切に判定することができる。
本実施形態の空気調和システムによれば、以下の効果を奏する。
(1)上記構成によれば、個々の室内ユニット10において独立して設定温度TSの設定変更されることにより様々な大きさで発生する空調負荷に対し、空調負荷が過大か否かについて適切に判定することができる。このため、これら設定温度TSの設定変更に起因して室温TRが設定温度TSに近づくまでの時間が長くなるといった事象の発生を抑制する確度を高くすることができる。
(変形例)
なお、本技術の実施態様は上記に示した態様に限られるものではなく、これを例えば以下に示すように変更して実施することもできる。また以下の各変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記第3実施形態では、複数台の室内ユニット10のうちで設定変更前の設定温度TSbよりも設定温度TSを高くまたは低くする台数を求め、この台数が半数以上のときに換気抑制制御を実行するが、この技術を第2実施形態に記載の空気調和システムに適用することもできる。また、第2実施形態では、複数台の室内ユニット10において設定温度変化量ΔTYを求める。そして、これら設定温度変化量ΔTYの総和が判定値(第1判定値または第2判定値)よりも大きいか否かに基づいて換気抑制を実行するか否かを判定するが、この技術を第3実施形態に記載の空気調和システムに適用してもよい。
・第1実施形態では、換気を抑制するとき、すなわち、抑制モードで換気を行うときは、図5,図6に示すマップを用いるが、抑制モードにおける換気量の設定はこれに限定されない。例えば、換気を抑制する旨の判定が行われたとき、換気を停止する制御を行ってもよい。また、室外空気の供給を停止し、室内空気の排気を行う制御(室内を負圧にする制御)を行ってもよい。このような制御によっても、上記第1実施形態の(1)の効果を得ることができる。
・上記各実施形態では、換気装置2に制御部43を設けているが、制御部43の配置はこれに限定されない。すなわち、制御部43は、空気調和システム内に存在すればよい。例えば、室内ユニット10または室外ユニット20内に設けてもよい。
・上記各実施形態では、抑制モードで換気を実行しているとき、この換気抑制制御の制限については特に言及していないが、抑制モードを禁止する制御を行うこともできる。例えば、二酸化炭素センサ35の出力値が高いとき、抑制モードであるか通常モードであるかに関らず、換気を促進するように構成してもよい。この場合、領域Sの二酸化炭素濃度の上昇を抑制することができる。
・上記各実施形態では、抑制モードを実行するか否かを判定するための基準換気量Xを、暖房運転時及び冷房運転時のそれぞれにおいて同じ値を用いているが、それぞれの運転において異なる値を用いることが好ましい。また、空気調和システムの機種別に、基準換気量Xの値を設定することが好ましい。
1…空気調和機、2…換気装置、10…室内ユニット、11…膨張弁、12…室内側熱交換器、13…室内ファン、14…温度センサ、15…室内ユニット制御装置、16…リモートコントローラ、17…筐体、17a…吸込口、17b…吹出口、20…室外ユニット、21…圧縮機、22…室外側熱交換器、23…室外ファン、24…四路切換弁、25…室外ユニット制御装置、26…油分離器、27…筐体、30…全熱交換器、31…給気ファン、32…排気ファン、33…筐体、33a…外気吸入口、33b…外気給気口、33c…内気吸入口、33d…内気排気口、34a…外気吸入管、34b…供給管、34c…内気吸入管、34d…排気管、35…二酸化炭素センサ、36…換気制御装置、41…冷媒配管、42…通信装置、43…制御部、44…通信回線、50…天井壁、51…側壁。

Claims (5)

  1. 設定温度(TS)に基づいて室温を調整する空気調和機(1)と、全熱交換器(30)を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える換気装置(2)と、前記空気調和機(1)の運転と前記換気装置(2)の運転とを連動させる制御部(43)とを備えた空気調和システムにおいて、
    暖房運転中、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも高くかつ室温よりも高い温度に設定変更されるとき、前記制御部(43)は、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させ、
    冷房運転中、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも低くかつ室温よりも低い温度に設定変更されるとき、前記制御部(43)は、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させる
    ことを特徴とする空気調和システム。
  2. 請求項1に記載の空気調和システムにおいて、
    暖房運転中、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも高くかつ室温よりも高い温度に設定変更されるとき、前記制御部(43)は、設定変更後の前記設定温度(TSa)から設定変更前の前記設定温度(TSb)を引いて得た値が大きい程前記換気抑制期間を長い時間に設定し、
    冷房運転中、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも低くかつ室温よりも低い温度に設定変更されるとき、前記制御部(43)は、設定変更後の前記設定温度(TSa)から設定変更前の前記設定温度(TSb)を引いて得た値が小さい程前記換気抑制期間を長い時間に設定する
    ことを特徴とする空気調和システム。
  3. 設定温度(TS)に基づいて室温を調整する空気調和機(1)と、全熱交換器を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える1台の換気装置(2)と、前記空気調和機(1)の運転と前記換気装置(2)の運転とを連動させる制御部(43)とを備えた空気調和システムにおいて、
    前記空気調和機(1)は、複数台の室内ユニット(10)と少なくとも1台の室外ユニット(20)とを備え、前記室内ユニット(10)に備え付けられているリモートコントローラ(16)のそれぞれにより前記設定温度(TS)の設定が可能とされているものであり、
    前記制御部(43)は、所定周期毎に、前記室内ユニット(10)のそれぞれについて、所定周期の始期の前記設定温度を始期設定温度(TSs)として設定し、所定周期の終期の前記設定温度を終期設定温度(TSe)として設定し、前記終期設定温度(TSe)から前記始期設定温度(TSs)を引いて得られる値を設定温度変化量(ΔTY)として設定し、かつ前記室内ユニット(10)のそれぞれが検出する室温についての平均値を平均室温(TRa)として算出するものであり、
    暖房運転中、前記室内ユニット(10)それぞれの前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が第1判定値よりも大きく、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記平均室温(TRa)よりも高いとき、前記制御部(43)は、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させ、
    冷房運転中、前記室内ユニット(10)それぞれの前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が第2判定値よりも小さく、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記平均室温(TRa)よりも低いとき、前記制御部(43)は、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させる
    ことを特徴とする空気調和システム。
  4. 請求項3に記載の空気調和システムにおいて、
    暖房運転中、前記室内ユニット(10)それぞれの前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が前記第1判定値よりも大きく、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記平均室温(TRa)よりも高いとき、前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が大きい程、前記換気抑制期間を長い時間に設定し、
    冷房運転中、前記室内ユニット(10)それぞれの前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が前記第2判定値よりも小さく、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記平均室温(TRa)よりも低いとき、前記設定温度変化量(ΔTY)の総和が小さい程、前記換気抑制期間を長い時間に設定する
    ことを特徴とする空気調和システム。
  5. 設定温度(TS)に基づいて室温を調整する複数台の空気調和機(1)と、全熱交換器を通じて室内空気と室外空気とを入れ換える1台の換気装置(2)と、前記空気調和機(1)の運転と前記換気装置(2)の運転とを連動させる制御部(43)とを備えた空気調和システムにおいて、
    前記空気調和機(1)は、複数台の室内ユニット(10)と少なくとも1台の室外ユニット(20)とを備え、前記室内ユニット(10)に備え付けられているリモートコントローラ(16)のそれぞれにより前記設定温度(TS)の設定が可能とされているものであり、
    前記制御部(43)は、所定周期毎に、前記室内ユニット(10)のそれぞれについて、所定周期の始期の前記設定温度を始期設定温度(TSs)として設定し、所定周期の終期の前記設定温度を終期設定温度(TSe)として設定するものであり、更に、前記制御部(43)は、所定周期毎に、前記室内ユニット(10)のそれぞれについて前記設定温度(TS)の変化の有無を検出するものであり、
    暖房運転中、これら室内ユニット(10)のうち半数以上の前記室内ユニット(10)について、同周期に、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも高い温度に設定変更され、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記始期設定温度(TSs)の平均値よりも高いとき、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させ、
    冷房運転中、これら室内ユニット(10)のうち半数以上の前記室内ユニット(10)について、同周期に、前記設定温度(TS)が設定変更前の設定温度(TSb)よりも低い温度に設定変更され、かつ前記終期設定温度(TSe)の平均値が前記始期設定温度(TSs)の平均値よりも低いとき、基準換気量(X)よりも小さい換気量で換気抑制期間にわたって換気するように、前記換気装置(2)を動作させる
    ことを特徴とする空気調和システム。
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