JP2014148797A - 引戸用施錠装置及び引戸用施錠装置の組付方法 - Google Patents

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浩一郎 塙
Takuo Kinoshita
琢生 木下
Satoshi Tamura
理志 田村
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Abstract

【課題】引戸開方向と解錠操作方向とを同方向とし、引戸を表裏方向に貫通せずに取り付けできる引戸用施錠装置及びその組付方法を提供する。
【解決手段】引戸用施錠装置11において、引戸の一方の面で枠装着開口として開口し戸先面で貫通穴として開口する収容空間と、枠装着開口に装着されるハンドル枠15と、ハンドル枠15に支持される軸17と、建具部に固定され戸先面と平行な係止片部83を有する受金具19と、軸17に揺動自在に取り付けられ揺動一端側に係止爪部89を有するロック爪21と、軸17に外挿され順方向にロック爪21を回転付勢する回転付勢バネ23と、軸17に回転自在に取り付けられロック爪21の揺動他端側に当たる押圧部を有する操作レバー25と、操作レバー25に設けられハンドル枠15に当たることで操作レバー25の順方向への回転を規制してロック爪21を回転規制するストッパ部と、を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、引戸用施錠装置及び引戸用施錠装置の組付方法に関する。
溝に沿ったり、戸道金物に釣られたりして横に開閉する引戸や折畳戸には、解錠操作方向を戸の開方向として操作性を良好としたものが知られている。例えば特許文献1に開示される折畳みドアの停止装置は、折畳ドアパネルの開閉端部に、ラッチ片と操作片とで略L軸型に構成されるラッチ体が水平方向首振自在に枢支されている。その際、ラッチ体の操作片が開閉端部の両側面間に貫通され、一方の側面部において枢着され、他方の側面部において長孔にスライド自在に挿通されている。ラッチ体のラッチ片と開閉端部の側面との間には、ラッチ片の先端をドア閉じ方向へ向いた状態に復帰静止させるバネ体が介在されている。また、ラッチ片の先端外側には係止段が形成され、操作片の先端は把手となされている。一方、折畳ドアパネルの開閉端部を受け納める溝型のカバー枠の側壁内側には、上記ラッチ片の係止段と着脱自在に係合する係止受段が形成されている。
この折畳みドアの停止装置によれば、折畳ドアを開ける際には、ラッチ体の操作片の把手部をドア開け方向へバネ体の弾性に抗して引っ張るだけで、ドアの開け操作と同時に自動的に、係止段と係止受段との係合が外れて開閉端部の固定が解除され、開閉端部をドア開け方向へほとんど抵抗なくスライドさせることができ、その反動もなく滑らかに容易に開けることができる。
実開昭54−123997号公報
しかしながら、上記した折畳みドアの停止装置(以下、「引戸用施錠装置」と称す)は、ラッチ体の操作片が開閉端部の両側面間に貫通され、一方の側面部において枢着され、他方の側面部において長孔にスライド自在に挿通されているため、召合を有する引き分け戸などには他方の側面部に突出するラッチ片が当たり、採用することができなかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、引戸開方向と解錠操作方向とを同方向としつつ、引戸を表裏方向に貫通せずに取り付けできる引戸用施錠装置及び引戸用施錠装置の組付方法を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の引戸用施錠装置11は、引戸29の一方の面33で枠装着開口35として開口するとともに戸先面37で貫通穴39として開口する収容空間13内の前記枠装着開口35に装着されるハンドル枠15と、
軸線が前記戸先面37の延在方向に沿う方向で前記ハンドル枠15に支持される軸17と、
前記戸先面37が対面する建具部81に固定され前記戸先面37と平行な係止片部83を有する受金具19と、
前記軸17に揺動自在に取り付けられ揺動一端側に前記係止片部83に係止する係止爪部89を有するロック爪21と、
前記軸17に外挿され前記係止爪部89が前記係止片部83に係止する順方向に前記ロック爪21を回転付勢する回転付勢バネ23と、
前記軸17に回転自在に取り付けられ前記ロック爪21の揺動他端側に当たる押圧部99を有するとともに回転先端側に指掛け部97を有する操作レバー25と、
前記操作レバー25に設けられ前記ハンドル枠15に当たることで前記操作レバー25の順方向への回転を規制するとともに前記押圧部99を介して前記ロック爪21を回転規制するストッパ部27と、
を具備することを特徴とする。
この引戸用施錠装置11では、引戸29の開放状態において、ロック爪21は、回転付勢バネ23の付勢力によって順方向に付勢され、ロック爪21の揺動他端側が操作レバー25の押圧部99に当接することで回転規制されている。つまり、ロック爪21は、押圧部99に回転規制されることで、回転付勢バネ23に付勢された状態で、順方向回転端側に配置される。引戸29が閉められると、係止爪部89が係止片部83に当たり、さらに引戸29が閉められることで係止爪部89が係止片部83に乗り上げ、ロック爪21が回転付勢バネ23に抗して逆回転する。ロック爪21の揺動他端側は、押圧部99から離反する。引戸29の閉鎖と同時に、係止爪部89が係止片部83を乗り越えると、ロック爪21は、回転付勢バネ23の付勢力によって順回転して係止片部83に係止し、引戸29を建具部81に施錠する。この状態で揺動他端側は、再び押圧部99に当接する。一方、施錠状態において、解錠操作によって操作レバー25が逆回転されると、操作レバー25の押圧部99がロック爪21の揺動他端側を押圧する。揺動他端側が押圧されたロック爪21は、回転付勢バネ23に抗して逆回転され、係止爪部89が係止片部83から係止解除される。この際、操作レバー25は、逆回転されることによって、引戸29の一方の面33において軸17を中心とした円弧状の軌跡を描いて戸先側から戸尻側へ向かう方向へ移動する。すなわち、引戸開方向と解錠方向が同方向となって操作性が良好となる。
また、引戸29は、一方の面33に開口する枠装着開口35と、戸先面37に開口する貫通穴39とに繋がる収容空間13を備える。ロック爪21を備えたハンドル枠15は、収容空間13に挿入されながら、ロック爪21を貫通穴39に挿通して枠装着開口35に装着される。このため、引戸29の他方の面41には開口を形成する必要がない。
本発明の請求項2記載の引戸用施錠装置11は、請求項1記載の引戸用施錠装置11であって、
前記操作レバー25が、前記軸17に対して着脱自在となって取り付けられていることを特徴とする。
この引戸用施錠装置11では、操作レバー25にC字状の切欠部95を有した一対の取付腕63が突設され、取付腕63が合成樹脂材料等により成形されることで、切欠部95が可撓性を有している。これにより、操作レバー25は、切欠部95を軸17に一致させ、取付腕63が軸線に直交する方向から押圧されることで、切欠部95を弾性変形により拡開させて軸17に回転自在に且つ着脱自在に固定される。
本発明の請求項3記載の引戸用施錠装置11の組付方法は、請求項1記載の引戸用施錠装置11の組付方法であって、
前記ハンドル枠15に形成される軸支持穴75に前記軸17を挿通すると同時に前記ロック爪21及び前記回転付勢バネ23を前記軸17で貫通して支持し、
前記ロック爪21を前記係止爪部89が挿入方向先端側となる向きに順回転して前記ロック爪21、前記軸17、前記回転付勢バネ23を組み付けた前記ハンドル枠15を前記枠装着開口35に挿入開始し、
前記ハンドル枠15の挿入途中で前記ロック爪21を逆回転して前記貫通穴39に挿通した後、前記ハンドル枠15を前記枠装着開口35に装着し、
前記押圧部99を前記揺動他端側に対向させて前記操作レバー25を前記軸17に取り付けることを特徴とする。
この引戸用施錠装置11の組付方法では、ロック爪21、軸17、回転付勢バネ23を組み付けたハンドル枠15を枠装着開口35に取り付ける際、ロック爪21は、係止爪部89が挿入方向先端側となる向きに順回転される。これにより、引戸29の一方の面33に設けた枠装着開口35のみを用いて、ロック爪21を貫通穴39に通して、ハンドル枠15を枠装着開口35に組み付けできる。ロック爪21は、長手方向の寸法が、長手方向に直交する幅方向の寸法よりも大きい。ロック爪21が長手方向を挿入方向に沿う方向にして挿入されることで、枠装着開口35は、ロック爪21の長手方向の寸法を確保する必要のない小さな開口を利用した組み付けが可能となる。
本発明に係る請求項1記載の引戸用施錠装置によれば、引戸開方向と解錠操作方向とを同方向としつつ、引戸を表裏方向に貫通せずに取り付けできる。
本発明に係る請求項2記載の引戸用施錠装置によれば、操作レバーを、引戸やハンドル枠に合わせて異なる色やデザインのものに交換できる。
本発明に係る請求項3記載の引戸用施錠装置の組付方法によれば、戸先面から突出するロック爪の設けられた引戸用施錠装置を、引戸の一方の面に開口させた一つの開口のみから容易に組み付けることができる。
本発明に係る引戸用施錠装置を備える引戸と建具部の斜視図である。 図1に示した引戸用施錠装置の分解斜視図である。 図1に示した引戸用施錠装置の平断面図である。 ハンドル枠に軸を取り付ける手順説明図である。 ハンドル枠を引戸に取り付ける手順説明図である。 ロック爪の貫通過程の手順説明図である。 (a)はハンドル枠の上側挿入状態の手順説明図、(b)は下側を係止して引戸にハンドル枠を取り付ける手順説明図である。 操作レバーを軸に取り付ける手順説明図である。 図8の要部平断面図である。 操作レバーを軸に組み付けた状態の手順説明図である。 引戸閉動作時の要部平断面図である。 ロック爪が係止直前の要部平断面図である。 解錠・開動作時の要部平断面図である。 解錠後・開動作時の要部平断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る引戸用施錠装置を備える引戸と建具部の斜視図、図2は図1に示した引戸用施錠装置の分解斜視図、図3は図1に示した引戸用施錠装置の平断面図である。
本実施形態に係る引戸用施錠装置11は、収容空間13と、ハンドル枠15と、軸17と、受金具19と、ロック爪21と、回転付勢バネ23と、操作レバー25と、ストッパ部27と、を主要な構成として有している。
収容空間13は、引戸29の縦枠31の上下方向略中央部に形成される。収容空間13は、引戸29の一方の面33で枠装着開口35として開口するとともに、戸先面37で貫通穴39として開口する。つまり、収容空間13は、引戸29の他方の面41には開口を必要としていない。このため、引戸用施錠装置11を備える引戸29は、他方の面41を引き違いや召合に支障のない平坦な面とすることができる。縦枠31は、枠装着開口35の戸先側の内面が、引戸閉時の閉時指掛け部43となっている。
ハンドル枠15は、枠装着開口35に装着される。ハンドル枠15は、例えば合成樹脂材を素材として一体成形してなり、短冊状の化粧表面板45の両側から一対の平行な側板部47が背面側に向けて突設される。側板部47の上下端側には枠装着開口35に係止する取付凹部49と、取付爪51(図7参照)とが形成される。また、側板部47の下端側には取付爪51を挟んで左右に枠装着開口35に当たる荷重受片53が設けられ、荷重受片53はハンドル枠15の荷重が取付爪51に加わらないようにしている。
化粧表面板45の上下方向中央には上下に延在する突出縁部55が突設され、突出縁部55は操作レバー25を解錠操作した際の座部となる。突出縁部55の戸先側には上下一対のガイド長孔57が穿設され、ガイド長孔57は操作レバー25の後述するガイド軸59を挿入する。上下のガイド長孔57の間には取付腕挿入開口61が形成され、取付腕挿入開口61は操作レバー25の後述する取付腕63を挿入する。取付腕挿入開口61の奧にはロック爪収容凹部65が形成され、ロック爪収容凹部65は戸先側の一方の側板部47と凹部底壁67とで爪逃げ部69となって開口する。ロック爪収容凹部65の凹部下壁71及び凹部上壁73(図4参照)には軸支持穴75が穿設され、軸支持穴75は軸17を上下方向に貫通して支持する。
軸17は、上部に鍔部77が形成され、軸支持穴75に上方から挿通される。凹部下壁71の軸支持穴75を貫通した軸17にはEリング79が装着されて上方向への抜けが規制される。つまり、軸17は、軸線が戸先面37の延在方向に沿う方向でハンドル枠15に支持される。ロック爪収容凹部65に挿通される軸17は、ロック爪収容凹部65に配置される回転付勢バネ23と、ロック爪21とを貫通して支持することになる。
受金具19は、戸先面37が対面する建具部81に固定される。建具部81としては、建物側の枠や躯体の枠、サッシ枠、別の引戸29の縦枠31等が挙げられる。受金具19は、戸先面37と平行な係止片部83を有する。図例では建具部81から突出する固定片85に、固定ビス87によってL字状の受金具19が固定されている。
ロック爪21は、軸17に揺動自在に取り付けられ、揺動一端側に受金具19の係止片部83に係止する係止爪部89を有する。ロック爪21は、軸17を回転中心に揺動することで、爪逃げ部69に配置され、ハンドル枠15の装着方向である引戸29の厚み方向に回転配置可能となっている(図5参照)。また、ロック爪21は、ハンドル枠15の装着方向となった回転位置から略90度回転されることで、縦枠31の貫通穴39に挿通可能となっている。
回転付勢バネ23は、軸17に外挿され、一端側がハンドル枠15のバネ受け91に係止し、他端がロック爪21の揺動他端側に係止する。ハンドル枠15とロック爪21との間に渡って設けられた回転付勢バネ23は、係止爪部89が受金具19の係止片部83に係止する順方向(図5の反時計回り)にロック爪21を回転付勢する。
操作レバー25は、レバー本体93が上下に長い短冊状となり、引戸29の一方の面33と略平行となる。レバー本体93の裏面側に奥拡がりなC字状の切欠部95を有した上下一対の取付腕63が突設され、取付腕63は例えば合成樹脂材料等を素材として成形されていることで、切欠部95が可撓性を有している。これにより、操作レバー25は、軸17に対して着脱自在且つ回転自在となって取り付けられる。レバー本体93には一対の取付腕63を挟んで上下に一対のガイド軸59が突設される。このガイド軸59は、上記したハンドル枠15のガイド長孔57に挿入されることで、操作レバー25の揺動をガイドする。レバー本体93の表面側には指掛け部97が突設され、指掛け部97は解錠操作の回転移動により突出縁部55に当たる。レバー本体93の一対の取付腕63の間には押圧部99が突設され、押圧部99はロック爪21の揺動他端側に当たる。
また、レバー本体93の指掛け部97と反対側のレバー先端側にはストッパ部27が形成され、ストッパ部27はハンドル枠15に当たることで操作レバー25の順方向への回転を規制する。順回転が規制された操作レバー25は、押圧部99でロック爪21の揺動他端側を支持する。ロック爪21は、揺動他端側が押圧部99に当たって順回転が規制される。つまり、ストッパ部27によって回転規制された操作レバー25は、押圧部99を介してロック爪21を回転規制する。
次に、上記構成を有する引戸用施錠装置11の組付方法を説明する。
図4はハンドル枠15に軸17を取り付ける手順説明図、図5はハンドル枠15を引戸29に取り付ける手順説明図、図6はロック爪21の貫通過程の手順説明図、図7(a)はハンドル枠15の上側挿入状態の手順説明図、(b)は下側を係止して引戸29にハンドル枠15を取り付ける手順説明図、図8は操作レバー25を軸17に取り付ける手順説明図、図9は図8の要部平断面図、図10は操作レバー25を軸17に組み付けた状態の手順説明図である。
引戸用施錠装置11を引戸29に組み付けるには、先ず、図4に示すように、ロック爪21と回転付勢バネ23とを、ハンドル枠15に組み付ける。ハンドル枠15のロック爪収容凹部65に、ロック爪21、回転付勢バネ23を挿入した後、上方から軸17を挿入して貫通させる。軸17の貫通先端側にはEリング79を装着する。
次に、図5に示すように、ロック爪21を奥方向に揺動させて倒し、ハンドル枠15とともに、縦枠31の正面から枠装着開口35へ挿入する。図6に示すように、挿入の過程でロック爪21を徐々に起こし、爪逃げ部69と縦枠31の戸先面37の貫通穴39より爪先端側を突出させる。
次に、図7(a)に示すように、ハンドル枠15の上端の取付凹部49を枠装着開口35の上縁側に引っ掛け、図7(b)に示すように、ハンドル枠15の下端の取付爪51を、枠装着開口35の下縁側に掛け、ハンドル枠15を縦枠31に係着する。この際、ハンドル枠15の下端は、取付爪51よりも下方に突出する荷重受片53によって、枠装着開口35の下縁に載る。つまり、取付爪51は、ハンドル枠15の荷重を受けず、揺動自在となる。
次に、図8、図9に示すように、操作レバー25の上下一対の取付腕63を、ロック爪21の上下で軸17に装着する。同時に操作レバー裏面のガイド軸59をハンドル枠15のガイド長孔57に挿入する。軸17に取り付けられた操作レバー25は、押圧部99が、ロック爪21の揺動他端側に対向配置される。また、受金具19は、固定ビス87によって固定片85に固定される。なお、受金具19は、建具部81と一体に形成されていてもよい。
このように、引戸用施錠装置11の組付方法では、ハンドル枠15に形成される軸支持穴75に軸17を挿通すると同時にロック爪21及び回転付勢バネ23を軸17で貫通して支持し、ロック爪21を係止爪部89が挿入方向先端側となる向きに順回転してロック爪21、軸17、回転付勢バネ23を組み付けたハンドル枠15を枠装着開口35に挿入開始する。ハンドル枠15の挿入途中でロック爪21を図10に示す位置に逆回転して貫通穴39に挿通した後、ハンドル枠15を枠装着開口35に装着し、押圧部99を揺動他端側に対向させて操作レバー25を軸17に取り付け、引戸用施錠装置11の引戸29への組み付けを完了する。
次に、上記構成を有する引戸用施錠装置11の作用を説明する。
図11は引戸閉動作時の要部平断面図、図12はロック爪21が係止直前の要部平断面図、図13は解錠・開動作時の要部平断面図、図14は解錠後・開動作時の要部平断面図である。
引戸用施錠装置11では、図11に示した引戸29の開放状態において、ロック爪21は、回転付勢バネ23の付勢力によって順方向に付勢され、ロック爪21の揺動他端側が操作レバー25の押圧部99に当接することで回転規制されている。つまり、ロック爪21は、押圧部99に回転規制されることで、回転付勢バネ23に付勢された状態で、順方向回転端側に配置されている。
図12に示すように、引戸29が閉められると、係止爪部89が係止片部83に当たり、さらに引戸29が閉められることで係止爪部89が係止片部83に乗り上げ、ロック爪21が回転付勢バネ23に抗して逆回転する。ロック爪21の揺動他端側は、押圧部99から離反する。引戸29の閉鎖と同時に、係止爪部89が係止片部83を乗り越えると、ロック爪21は、回転付勢バネ23の付勢力によって順回転して係止片部83に係止し、引戸29を建具部81に施錠する。この状態で揺動他端側は、再び押圧部99に当接する。
一方、施錠状態において、図13に示すように、解錠操作によって操作レバー25が逆回転されると、操作レバー25の押圧部99がロック爪21の揺動他端側を押圧する。揺動他端側が押圧されたロック爪21は、回転付勢バネ23に抗して逆回転され、係止爪部89が係止片部83から係止解除される。この際、操作レバー25は、逆回転されることによって、引戸29の一方の面33において軸17を中心とした円弧状の軌跡を描いて戸先側から戸尻側へ向かう方向aへ移動する。すなわち、図14に示すように、引戸開方向bと解錠方向が同方向となって操作性が良好となる。
そして、引戸29は、一方の面33に開口する枠装着開口35と、戸先面37に開口する貫通穴39とに繋がる収容空間13を備える。ロック爪21を備えたハンドル枠15は、収容空間13に挿入されながら、ロック爪21を貫通穴39に挿通して枠装着開口35に装着される。このため、引戸29の他方の面41には開口を形成する必要がない。また、他方の面41に開口部分が無いことから、引戸29は表裏面で貫通する穴部が無い構成となり、防犯性も得ることができる。
また、引戸用施錠装置11では、図10に示すように、操作レバー25にC字状の切欠部95を有した一対の取付腕63が突設され、取付腕63が合成樹脂材料等により成形されることで、切欠部95が可撓性を有している。これにより、操作レバー25は、切欠部95を軸17に一致させ、取付腕63が軸線に直交する方向から押圧されることで、切欠部95を弾性変形により拡開させて軸17に回転自在に且つ着脱自在に固定される。このように、操作レバー25は、異なる色やデザインとした複数種類のものを揃えておくことで、引戸29等に色やデザインを合わせて交換可能となる。
次に、上記した引戸用施錠装置11の組付方法の作用を説明する。
引戸用施錠装置11の組付方法では、ロック爪21、軸17、回転付勢バネ23を組み付けたハンドル枠15を枠装着開口35に取り付ける際、ロック爪21は、係止爪部89が挿入方向先端側となる向きに順回転される(図5参照)。これにより、引戸29の一方の面33に設けた枠装着開口35のみを用いて、ロック爪21を貫通穴39に通して、ハンドル枠15を枠装着開口35に組み付けできる。ロック爪21は、長手方向の寸法が、長手方向に直交する幅方向の寸法よりも大きい。ロック爪21が長手方向を挿入方向に沿う方向にして挿入されることで、枠装着開口35は、ロック爪21の長手方向の寸法を確保する必要のない小さな開口を利用した組み付けが可能となる。ここで、小さな開口とは、「ロック爪21の長手方向と同寸法の幅を有することのない小さな開口」の意である。
従って、本実施形態に係る引戸用施錠装置11によれば、引戸開方向と解錠操作方向とを同方向としつつ、引戸29を表裏方向に貫通せずに取り付けできる。
また、引戸用施錠装置11の組付方法によれば、戸先面37から突出するロック爪21の設けられた引戸用施錠装置11を、引戸29の一方の面33に開口させた一つの開口のみから容易に組み付けることができる。
11…引戸用施錠装置
13…収容空間
15…ハンドル枠
17…軸
19…受金具
21…ロック爪
23…回転付勢バネ
25…操作レバー
27…ストッパ部
29…引戸
33…一方の面
35…枠装着開口
37…戸先面
39…貫通穴
75…軸支持穴
81…建具部
83…係止片部
89…係止爪部
97…指掛け部
99…押圧部

Claims (3)

  1. 引戸の一方の面で枠装着開口として開口するとともに戸先面で貫通穴として開口する収容空間内の前記枠装着開口に装着されるハンドル枠と、
    軸線が前記戸先面の延在方向に沿う方向で前記ハンドル枠に支持される軸と、
    前記戸先面が対面する建具部に固定され前記戸先面と平行な係止片部を有する受金具と、
    前記軸に揺動自在に取り付けられ揺動一端側に前記係止片部に係止する係止爪部を有するロック爪と、
    前記軸に外挿され前記係止爪部が前記係止片部に係止する順方向に前記ロック爪を回転付勢する回転付勢バネと、
    前記軸に回転自在に取り付けられ前記ロック爪の揺動他端側に当たる押圧部を有するとともに回転先端側に指掛け部を有する操作レバーと、
    前記操作レバーに設けられ前記ハンドル枠に当たることで前記操作レバーの順方向への回転を規制するとともに前記押圧部を介して前記ロック爪を回転規制するストッパ部と、
    を具備することを特徴とする引戸用施錠装置。
  2. 請求項1記載の引戸用施錠装置であって、
    前記操作レバーが、前記軸に対して着脱自在となって取り付けられていることを特徴とする引戸用施錠装置。
  3. 請求項1記載の引戸用施錠装置の組付方法であって、
    前記ハンドル枠に形成される軸支持穴に前記軸を挿通すると同時に前記ロック爪及び前記回転付勢バネを前記軸で貫通して支持し、
    前記ロック爪を前記係止爪部が挿入方向先端側となる向きに順回転して前記ロック爪、前記軸、前記回転付勢バネを組み付けた前記ハンドル枠を前記枠装着開口に挿入開始し、
    前記ハンドル枠の挿入途中で前記ロック爪を逆回転して前記貫通穴に挿通した後、前記ハンドル枠を前記枠装着開口に装着し、
    前記押圧部を前記揺動他端側に対向させて前記操作レバーを前記軸に取り付けることを特徴とする引戸用施錠装置の組付方法。
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