JP2014148088A - 射出成形機の画面 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが自由に画面を作成できる射出成形機の画面を提供する。
【解決手段】 1画面の実行形式のプログラムが複数個の画面部品からなるようにし、画面部品には固有の処理が割り付けられるようにする。プログラム中において、画面部品には画面上の表示位置を示す座標がパラメータによって指定されるようにする。第1のモードが選択されているときに画面が表示されると、各画面部品が表示され、固有の処理が実行されるが、第2のモードが選択されているときに画面が表示されると、固有の処理の実行を停止した状態で画面部品が描画される。そうすると、ポインティングデバイスによって画面部品を選択することができる。選択してコピーした画面部品はユーザー画面に割り付けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、射出成形機のモニタに表示される画面に関するものである。
従来周知のように、射出成形機は金型を型締めする型締装置、樹脂を溶融すると共に型締めされた金型内に溶融樹脂を射出する射出装置、これらの装置を制御するコントローラ等から構成されている。型締装置は、固定盤、可動盤、型締機構等から構成され、型締機構を所定の方向に駆動すると固定盤と可動盤のそれぞれに設けられている金型が型閉じ、型締めされ、逆方向に駆動すると型開きするようになっている。また射出装置は、加熱シリンダ、この加熱シリンダ内で回転方向と軸方向とに駆動されるスクリュ等から構成され、加熱シリンダの後方に設けられているホッパから材料の樹脂を供給し、スクリュを回転方向に駆動すると、加熱シリンダに設けられているヒータからの熱と、スクリュの回転のせん断力による熱とによって樹脂が溶融し、スクリュが後退して溶融樹脂を計量することができる。そしてスクリュを軸方向に駆動すると溶融樹脂を射出することができる。
射出成形機には、目的に応じて色々な画面が用意されており、コントローラにに設けられているモニタに表示できるようになっている。用意されている画面として、例えば射出成形機を構成している各装置の状態や色々なデータを表示する監視画面、射出成形に必要な各種の設定情報を表示・入力・修正する設定画面、等があるし、射出成形方法の種類に応じて提供されている画面もあり、例えば本出願人が特許文献1によって提案しているような射出圧縮成形方法を実施するための設定画面がある。
特開2008−126557号公報
射出成形機には、このように目的に応じて色々な画面が用意されているので、射出成形機のオペレータ、すなわちユーザーは適宜適切な画面を呼び出して各種の設定を行ったり射出成形機を操作したり、データを確認することができる。つまり、適切な画面を選択して呼び出せば必要な作業を実施できる。しかしながらユーザーにとって必ずしも使い勝手に優れているとは言えない。例えば、型締めの設定とシリンダ温度の設定は、一般的に設定画面が異なっているので、その都度設定画面を呼び出す必要がある。しかしながらユーザーによっては、このような異なる種類の設定情報を同時に設定したいと希望する場合もある。一般的な射出成形機において提供されている画面実行環境は、マルチウィンドウ環境でない非ウィンドウ環境であり、制御のリアルタイム性に影響が生じないようになっている。しかしながら非ウィンドウ環境であるので、設定画面の呼び出しは1画面ずつになる。従って別々の設定画面に割り付けられている異なる種類の設定情報は同時には設定できない。仮に射出成形機においてマルチウィンドウ環境が提供されていれば、モニタ上に複数の画面を同時に呼び出して表示できるので、異なる種類の設定情報であっても同時に設定できるかもしれない。しかしながら複数の画面を一度に呼び出すとユーザーにとって不要な情報も表示されてしまうし、画面同士が重なり合って見づらくなり、必ずしも使い勝手に優れているとは言えない。
そこで、例えば提供されている既存の画面から、ユーザーが容易に所望の画面部品を選択でき、複数の画面からの画面部品をまとめて1画面のユーザー画面を作成できるようにすれば問題は解決できそうである。1画面のユーザー画面に異なる種類の設定情報を一度に表示できるからである。しかしながら問題もある。画面の実行形式のプログラムは、コンパイル済みのバイナリ形式ファイルとして提供されている場合と、インタープリタによって逐次解釈されるスクリプトファイルとして提供されている場合の2種類が考えられるが、それぞれ問題があることを説明する。まず、画面の実行形式のプログラムがバイナリ形式ファイルとして提供されている場合、バイナリ形式ファイルを直接編集することはできない。そうすると、ソースプログラムを編集する必要があるが、ソースプログラムは射出成形機とは別の場所に管理されていることが普通である。そうすると、ユーザーは射出成形機においてユーザー画面を作成・編集できないことになる。さらにソースプログラムは専用の画面ビルダによって表示・編集してコンパイルするようになっている。このような画面ビルダは射出成形機のメーカーの技術者が使用するものであり、誤ってソースプログラムを壊したり削除する可能性もあるのでユーザーに開放することは好ましくない。次に、画面の実行形式のプログラムがスクリプトファイルとして提供されている場合を考えると、スクリプトファイルは直接編集できるので、射出成形機においてユーザー画面の作成・編集ができそうである。しかしながら、スクリプトファイルを編集するには、文法を熟知していなければならないのでユーザーには敷居が高い。また、既存の画面のスクリプトファイルを自由に編集できるようにしてしまうと、既存の画面が壊れたり削除されてしまう。つまり安全性が確保できない。
したがって、本発明は上記の課題を解決した射出成形機の画面を提供することを目的とし、具体的には、既存の画面が壊れたり削除されたりすることがなく、射出成形機上においてユーザーが既存の画面を元に、これらの画面を構成している画面部品を選択して自由にユーザー画面を作成・編集できる射出成形機の画面を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、射出成形機のモニタに表示される画面は、1画面の実行形式のプログラムが複数個の画面部品からなるようにし、画面部品には固有の処理が割り付けられるようにする。そしてプログラム中において、画面部品には画面上の表示位置を示す座標がパラメータによって指定される。第1のモードが選択されているときに画面が表示されると、それぞれの画面部品が表示されると共に固有の処理が実行され、ポインティングデバイスによるポインティング動作はイベントとして画面部品に通知される。これに対して第2のモードが選択されているときには、画面が表示されると、画面部品は固有の処理の実行を停止した状態で描画され、ポインティングデバイスによって画面部品をポインティングすると、画面部品が選択されるようにする。選択された画面部品は記憶領域にコピーできる。ところで射出成形機には、既存の画面とは別にユーザーによる編集が許可されたユーザー画面を用意する。第2のモードにおいてユーザー画面を表示し、ポインティングデバイスを操作すると記憶領域にコピーされている画面部品を所望の位置にコピーできるようにする。このとき、ユーザー画面の実行形式のプログラムに画面部品が所定の座標がパラメータとして付されて書き込まれる。つまりユーザー画面の作成・編集ができる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、モニタと、ポインティングデバイスと、記憶領域とを備えた射出成形機において、前記モニタに表示される画面は、1画面の実行形式のプログラムが複数個の画面部品から構成され、前記画面部品には画面上の表示位置を示す座標がパラメータによって指定されていると共に必要に応じて固有の処理が割り付けられ、前記射出成形機において第1のモードが選択された状態で画面が表示されると、画面を構成するそれぞれの前記画面部品が描画されると共に前記固有の処理が実行され、前記ポインティングデバイスによって前記画面部品をポインティングすると前記固有の処理にイベントが通知されるようになっており、前記射出成形機において第2のモードが選択された状態で画面が表示されると、画面を構成するそれぞれの前記画面部品は前記固有の処理の実行を停止した状態で描画され、前記ポインティングデバイスによって前記画面部品をポインティングすると、前記画面部品が選択されて前記記憶領域にコピーされるようになっており、前記射出成形機には、ユーザーによる編集が許可されたユーザー画面が用意され、第2のモードにおいて前記ユーザー画面を表示し、前記ポインティングデバイスを操作すると前記記憶領域にコピーされている前記画面部品が所望の位置にコピーされ、それによって前記ユーザー画面の実行形式のプログラムに前記画面部品が所定の座標がパラメータとして付されて書き込まれ前記ユーザー画面が編集できるようになっていることを特徴とする射出成形機の画面として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画面において、前記第2のモードにおいて前記記憶領域にコピーされる前記画面部品は複数個まとめてコピーでき、前記ユーザー画面に前記複数個の前記画面部品をまとめてコピーできることを特徴とする射出成形機の画面として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画面において、前記画面の実行形式のプログラムは、インタプリタによって解釈されるスクリプトファイルからなり、前記画面部品は、画面に描画されるスイッチ、ラベル、線分、フレーム等の要素部品であり、前記スクリプトファイルは前記要素部品の種類に固有のコマンドによって1行ずつ記述されていることを特徴とする射出成形機の画面として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の画面において、画面に描画されるスイッチ、ラベル、線分、フレーム等の要素部品が複数個組み合わされて1個の前記画面部品が構成されていることを特徴とする射出成形機の画面として構成される。
以上のように、本発明は、モニタと、ポインティングデバイスと、記憶領域とを備えた射出成形機において、モニタに表示される画面は、1画面の実行形式のプログラムが複数個の画面部品から構成され、画面部品には画面上の表示位置を示す座標がパラメータによって指定されていると共に必要に応じて固有の処理が割り付けられている。つまり従来、1個の分割不可能なファイルであった実行形式のプログラムが、画面部品に分割され、そして画面部品毎に処理が割り付けられて、分割可能な集合体になっている。そして射出成形機において第1のモードが選択された状態で画面が表示されると、画面を構成するそれぞれの画面部品が描画されると共に固有の処理が実行され、ポインティングデバイスによって画面部品をポインティングすると固有の処理にイベントが通知されるようになっている。そして射出成形機において第2のモードが選択された状態で画面が表示されると、画面を構成するそれぞれの画面部品は固有の処理の実行を停止した状態で描画され、ポインティングデバイスによって画面部品をポインティングすると、画面部品が選択されて記憶領域にコピーされるようになっている。つまり第2のモードを選択すると、所望の画面部品を選択して記憶領域にコピーすることができる。そして射出成形機には、ユーザーによる編集が許可されたユーザー画面が用意され、第2のモードにおいてユーザー画面を表示し、ポインティングデバイスを操作すると記憶領域にコピーされている画面部品が所望の位置にコピーされ、それによってユーザー画面の実行形式のプログラムに画面部品が所定の座標がパラメータとして付されて書き込まれユーザー画面が編集できる。従って、既存の画面を第2のモードを選択して表示して、所望の画面部品を選択してユーザー画面にコピーすることができるので、ユーザーは射出成形機上で自由にユーザー画面を作成することができる。また第2のモードでできる操作は画面部品の選択とそのコピーだけであるので、既存の画面を誤って壊したり削除することもない。安全性が確保できる。また他の発明によると、第2のモードにおいて記憶領域にコピーされる画面部品は複数個まとめてコピーでき、ユーザー画面に複数個の前記画面部品をまとめてコピーできる。つまりまとめて複数の画面部品をコピーすることができるので、作業効率が高い。
本発明の実施の形態に係る射出成形機の画面処理を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機のメイン設定画面である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機の画面の実行形式プログラムの例である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機の他の設定画面である。 その(ア)は本発明の実施の形態に係る射出成形機のユーザー画面であり、その(イ)はユーザー画面の実行形式プログラムである。 本発明の第2の実施の形態に係る射出成形機の画面の実行形式プログラムの例である。
以下、本発明の実施の形態に係る射出成形機の画面について説明する。本実施の形態に係る射出成形機にも、コントローラとモニタとが設けられているが、本実施の形態において画面はいわゆる非ウィンドウ環境の実行環境で表示されるようになっており、一度に表示される画面は1枚だけである。従って以下では、非ウィンドウ環境を前提として動作および操作について説明するが、射出成形機のコントローラにおいてマルチウィンドウ環境の実行環境が提供されている場合であっても、同様に動作・操作が可能であるのは言うまでもない。また本実施の形態においてはモニタはタッチパネルからなり、画面上の任意の位置でタッチすると、描画されている画面を操作したり、あるいは後で説明するように画面を構成している画面部品を選択できるようになっているが、タッチパネルの代わりにポインティングデバイスとしてマウスやタッチパッド等を備えるようにしても良い。
本発明の実施の形態に係る射出成形機も、図1に示されているように、コントローラ内に画面処理を行う画面処理システム1が設けられている。本実施の形態において射出成形機には色々な画面が用意されているが、画面にはシステムにおいて最初から組み込まれている画面すなわちシステム画面2と、ユーザーが自由に作成・編集ができるユーザー画面3とがある。システム画面2もユーザー画面3も、次に説明する実行形式のプログラムから構成されており、プログラムの構造、あるいは文法について相違はない。しかしながらシステム画面2の実行形式プログラムは画面処理システム1内の読み込み専用領域7に保存されて編集や削除が出来ないように保護されているのに対し、ユーザー画面3の実行形式プログラムは書き込み可能領域8に保存されていて、ユーザーによって作成・編集・削除が自由にできるようになっている。システム画面2もユーザー画面3も、キーボード操作によって、あるいはメニュー画面等からの呼び出しによってモニタ4に表示できるようになっている。なお、画面処理システム1内には、次に説明する画面部品のイメージファイルや実行形式のファイルである部品アプレットを格納している画面部品テーブル5と、ユーザー画面の編集時に使用される部品記憶領域6とが設けられている。
図2には、本実施の形態に係る射出成形機の画面の例としてシステム画面2に属するメイン設定画面10が示されており、外観上、および機能上は従来の射出成形機の画面と相違はない。しかしながら画面の実行形式のプログラムは、従来の射出成形機の画面のような、1ファイルのバイナリ形式ファイルから構成されてはいない。本実施の形態に係る射出成形機においては、画面の実行形式のプログラムは、図3に示されているようなアスキーファイルからなり、複数の画面部品が記述されている。図2を例にして説明すると、メイン設定画面10は、複数の画面部品12a、12b、12c、…から構成されている。すなわち第1の画面部品12aである「MAIN_SPKU1段取」部品、第2の画面部品12bである「主仕様」部品、第3の画面部品12cである「自動フラッシング設定」部品、…、第7の画面部品12gである「型締力調整」部品から構成されている。これらは画面の実行形式のプログラム中において、図3に示されているように、「DANDORI」、「MAINSPEC」、「FLUSHING」、…、「KATASHIMERYOKU」のように1行ずつ記述されている。これらの「DANDORI」、「MAINSPEC」等は、それぞれの画面部品12a、12b、…に対応して用意されている部品アプレットを呼び出すための部品識別子であり、画面部品テーブル5中に登録されている。
画面部品テーブル5について説明すると、このテーブル5は、画面部品の個数だけレコードが設けられ、各レコードには画面部品について次の情報が格納されている。
○ 部品識別子
画面部品を識別する識別子である。
○ 部品イメージファイル
モニタ4上に表示される画面部品のイメージが定義されたイメージファイルである。
○ 部品アプレット
画面部品に固有の処理を行うプログラムを含む実行形式のファイルである。なお、固有の処理とは、画面部品に設けられているデータ表示欄に温度、圧力等の所定のデータを表示したり、画面部品に設けられているボタンの操作を受け付ける処理等をいう。
従って、画面処理システム1は、図3に示されているような画面の実行形式のプログラムを読み取って、画面部品テーブル5を参照することによって、表示すべき部品イメージと実行すべき部品アプレットを得ることができる。ところで、画面の実行形式のプログラムにおいて、それぞれの部品識別子には、一対の数字がパラメータとして指定されている。これらは座標であり、画面部品12a、12b、…を表示すべきモニタ4上の位置が定義されている。具体的には、画面処理システム1は、部品識別子「DANDORI」の画面部品を座標(0,0)に表示し、部品識別子「MAINSPEC」の画面部品を座標(300,0)に表示し、…以下同様にして各部品識別子で特定される画面部品を各座標に表示する。そうすると図2に示されている、メイン設定画面10が表示されることになる。
本実施の形態に係る射出成形機においては、運転用の第1のモードと、画面の保守を行う第2のモードが用意されている。モードの切り換えは、所定の画面から、あるいはキーボードから行う。第1のモードを選択した状態で画面を呼び出すと、画面処理システム1は該当する画面の実行形式のプログラムを読み込み、プログラム中に記述されている部品識別子のリストとそれらに指定されている座標を得る。そして画面部品テーブル5を参照して、部品イメージファイルと部品アプレットを読み込み、指定された座標に従って画面部品12a、12b、…をモニタ上に描画する。そして各部品アプレットを実行して固有の処理を実行する。従ってタッチパネルから画面部品をクリックすると、クリック操作はイベントとして部品アプレットに通知されることになり、画面部品にボタンが割り付けられている場合には、ボタンのON/OFF等が可能になる。つまり、第1のモードは射出成形機における通常の運転を実施するためのモードということができる。
これに対して第2のモードは、ユーザー画面を作成・編集するためのモードである。第2のモードでは、各画面部品はそのイメージがモニタ4上に描画されるが部品アプレットは実行されない。つまり画面部品に固有の処理は実行されない。従ってタッチパネルからのタッチ操作は部品アプレットには通知されない。タッチパネルからのタッチ操作は、画面部品の選択として認識されることになる。
第2のモードを選択した状態において、ユーザー画面を作成する方法を説明するが、ユーザー画面は、図2に示されているメイン設定画面10と、図4に示されている所定の設定画面13から所望の画面部品を選択して、それらを割り付けることによって作成するものとする。最初に図2に示されているメイン設定画面10を開く。第2のモードが選択されているので、メイン設定画面10の各画面部品12a、12b、…は、それぞれイメージがモニタ4上に描画されるが部品アプレットは実行されないので画面部品に固有の処理は停止している。ここでタッチパネルにおいて、第6の画面部品12fである「型厚調整」部品と、第7の画面部品12gである「型締力調整」部品とをタッチする。そうすると第6、7の画面部品12f、12gが選択状態になる。キーボードにおいて所定のキーを押すと第6、7の画面部品12f、12gが部品記憶領域6にコピーされる。具体的には、部品記憶領域6に第6、7の画面部品12f、12gの部品識別子「KATAATU_TYOUSEI」、「KATASHIMERYOKU」がそれらの座標と共にコピーされる。メイン設定画面10を閉じて、第2のモードを選択した状態でユーザー画面を開く。キーボードの所定のキーを押した後にユーザー画面において任意の位置をクリックすると、部品記憶領域6にコピーされている第6、7の画面部品12f、12gがユーザー画面にコピーされる。部品記憶領域6は初期化される。なおコピーのとき、第6、7の画面部品12f、12gは、部品記憶領域6に記憶されている座標に従って描画される。つまり元の画面であるメイン設定画面10と同じ位置に描画される。また、これらの第6、7の画面部品12f、12gは選択状態で描画され移動できる状態になっている。つまり、第2のモードにおいては、タッチパネルにおけるタッチ操作によって、これらの画面部品12f、12gを所望の位置に移動でき、タッチ操作で移動すると、第6、7の画面部品12f、12gは相対的な位置関係が維持された状態で移動する。ユーザー画面の実行形式のプログラム中で、それぞれの部品識別子に対して指定されている座標が書き換えられる。キーボードの所定のキーを押すとユーザー画面は保存される。つまりユーザー画面の実行形式のプログラムが保存される。次いで第2のモードの状態で、図4に示されている設定画面13を開く。設定画面13も、各画面部品17a、17b、17cはイメージが描画されているが、これらに固有の処理は停止している。ここでタッチパネルの操作によって画面部品17bである「温度設定」部品を選択して、キーボードにおいて所定のキーを押すと画面部品17bが部品記憶領域6にコピーされる。設定画面13を閉じて、ユーザー画面を開く。キーボードの所定のキーを押した後にユーザー画面において任意の位置をクリックすると、部品記憶領域6にコピーされている画面部品17bがユーザー画面にコピーされる。タッチパネルを操作してそれぞれの画面部品12f、12g、17bを所望の位置に移動する。このようにして作成されたユーザー画面15が図5の(ア)に示されている。またユーザー画面15の実行形式のプログラムが図5の(イ)に示されている。キーボードの所定のキーを押すとユーザー画面の実行形式のプログラムが保存される。キーボードの所定のキーを押して第1のモードに切り換える。
このようにして作成されたユーザー画面15を、第1のモードで表示させると、それぞれの画面部品12f、12g、17bが描画されると共に、それぞれの固有の処理が実行される。
次に、第2の実施の形態に係る射出成形機の画面について簡単に説明する。第2の実施の形態においては、画面の実行形式のプログラムは、図6に示されているようなスクリプトファイルとして構成され、コントローラに組み込まれているインタープリタによって解釈されて実行されるようになっている。このスクリプトファイルにおいて、画面に割り付けられ描画される全ての要素部品、例えば、ラベル、スイッチ、線分、フレーム等は、いずれも1行のコマンドによって記述されるようになっている。この実施の形態においては、これらの要素部品が、すべて画面部品になっている。そしてこの実施の形態においては、これらの要素部品は、座標が指定されて画面上の描画位置が定義されているが、座標はいわゆるキャラクタ座標によって指定されるようになっている。つまりモニタをキャラクタ端末と見なしたときの行とカラムによって座標が指定されている。ただしキャラクタ座標は整数だけでなく小数点による指定もも可能である。参考としていくつかのコマンドの例を示す。なお、X、Y、X1、Y1、…はキャラクタ座標である。またコマンドには、キャラクタ座標以外にも各種の属性が指定されるようになっている。
○ ラベル
PRINT X、Y、文字列、文字サイズ、表示色1、変数名、表示色2;
変数名で指定された変数が0のとき表示色1を、それ以外のときに表示色2で文字列を表示する。変数は、各センサで測定されるデータや、接点信号や、これらを組み合わせた演算式からなる制御コード、である。
○ 線分
LINE X1、Y1、X2、Y2、表示色、フラグ ;
始点(X1、Y1)から終点(X2、Y2)まで線分を描画する。
○ フレーム
FRAME X、Y、桁数、枠数、行数、表示色、背景色、影指定 ;
指定された桁数、枠数、行数の表を描画する。
第2の実施の形態に係る射出成形機においても、前実施の形態に係る射出成形機と同様のモードである第1、2のモードが用意されており、キーボードの所定のキーを押すことによってモードを切り換えられるようになっている。また、画面も、前実施の形態と同様に、システムにおいて最初から組み込まれているシステム画面と、ユーザーが自由に作成・編集ができるユーザー画面とが用意されている。従って、第2のモードを選択してシステム画面を表示すると、システム画面を構成している画面部品を選択することができ、これらを部品記憶領域にコピーすることができる。次いで第2のモードにおいてユーザー画面を表示して、キーボードの所定のキーを押すと、部品記憶領域にコピーされている画面部品をユーザー画面にコピーすることができる。このようにして、スクリプトファイルからなるユーザー画面の実行形式のプログラムも容易に作成・編集することができる。なお、第2の実施の形態においても、第2のモードにおいてシステム画面を表示するときには、システム画面の実行形式プログラムは読み取り専用でしか開かれないため、システム画面が壊れたり削除されることはない。
1 画面処理システム 2 システム画面
3 ユーザー画面 4 モニタ
5 画面部品テーブル 6 部品記憶領域
10 メイン設定画面 12 画面部品
15 ユーザー画面

Claims (4)

  1. モニタと、ポインティングデバイスと、記憶領域とを備えた射出成形機において、
    前記モニタに表示される画面は、1画面の実行形式のプログラムが複数個の画面部品から構成され、前記画面部品には画面上の表示位置を示す座標がパラメータによって指定されていると共に必要に応じて固有の処理が割り付けられ、
    前記射出成形機において第1のモードが選択された状態で画面が表示されると、画面を構成するそれぞれの前記画面部品が描画されると共に前記固有の処理が実行され、前記ポインティングデバイスによって前記画面部品をポインティングすると前記固有の処理にイベントが通知されるようになっており、
    前記射出成形機において第2のモードが選択された状態で画面が表示されると、画面を構成するそれぞれの前記画面部品は前記固有の処理の実行を停止した状態で描画され、前記ポインティングデバイスによって前記画面部品をポインティングすると、前記画面部品が選択されて前記記憶領域にコピーされるようになっており、
    前記射出成形機には、ユーザーによる編集が許可されたユーザー画面が用意され、第2のモードにおいて前記ユーザー画面を表示し、前記ポインティングデバイスを操作すると前記記憶領域にコピーされている前記画面部品が所望の位置にコピーされ、それによって前記ユーザー画面の実行形式のプログラムに前記画面部品が所定の座標がパラメータとして付されて書き込まれ前記ユーザー画面が編集できるようになっていることを特徴とする射出成形機の画面。
  2. 請求項1に記載の画面において、前記第2のモードにおいて前記記憶領域にコピーされる前記画面部品は複数個まとめてコピーでき、前記ユーザー画面に前記複数個の前記画面部品をまとめてコピーできることを特徴とする射出成形機の画面。
  3. 請求項1または2に記載の画面において、前記画面の実行形式のプログラムは、インタプリタによって解釈されるスクリプトファイルからなり、前記画面部品は、画面に描画されるスイッチ、ラベル、線分、フレーム等の要素部品であり、前記スクリプトファイルは前記要素部品の種類に固有のコマンドによって1行ずつ記述されていることを特徴とする射出成形機の画面。
  4. 請求項1または2に記載の画面において、画面に描画されるスイッチ、ラベル、線分、フレーム等の要素部品が複数個組み合わされて1個の前記画面部品が構成されていることを特徴とする射出成形機の画面。
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WO2024024079A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 ファナック株式会社 表示制御装置及び表示制御方法

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