JP2014147954A - ろう接装置及びろう接方法 - Google Patents

ろう接装置及びろう接方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014147954A
JP2014147954A JP2013018004A JP2013018004A JP2014147954A JP 2014147954 A JP2014147954 A JP 2014147954A JP 2013018004 A JP2013018004 A JP 2013018004A JP 2013018004 A JP2013018004 A JP 2013018004A JP 2014147954 A JP2014147954 A JP 2014147954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preheating
brazing
laser
melting
brazing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013018004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6031370B2 (ja
Inventor
Keiji Otsuka
啓示 大塚
Tokuji Okumura
徳二 奥村
Yasunari Wakizaka
泰成 脇坂
Masahito Muto
優仁 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2013018004A priority Critical patent/JP6031370B2/ja
Publication of JP2014147954A publication Critical patent/JP2014147954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6031370B2 publication Critical patent/JP6031370B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】良好にろう接可能なろう接装置及びろう接方法を提供する。
【解決手段】第1被接合部材210及び第2被接合部材220をろう接するろう接装置1であって、予熱用レーザを照射することで被接合部Pを予熱する2つ以上の予熱用レーザ装置と、ろう接方向において予熱用レーザ装置の後方で、予熱された被接合部Pに向けてろう材110を送出するろう材送出装置と、ろう材送出装置が送り出したろう材110に溶融用レーザを照射することで、ろう材110を溶融させる溶融用レーザ装置と、を備え、溶融用レーザ装置が溶融用レーザを照射した場合、被接合部Pにろう材110の影Sが形成され、2つ以上の予熱用レーザ装置が照射する予熱用レーザは、影Sの前方でオーバーラップする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ろう接装置及びろう接方法に関する。
従来、被接合部材(母材)を溶融させずに、ろう材のみを溶融させて被接合部に流し込み、冷却・固化させて、被接合部材を接合するろう接方法が知られている(特許文献1参照)。
特許第4308124号公報
ここで、良好にろう接する一方法として、ろう材のぬれ性を高める方法、つまり、被接合部材に対してのろう材の接触角を小さくする方法がある。具体的には、被接合部材の温度が高くなると、被接合部材と溶融したろう材(ろう)との間における固液界面エネルギが低下し、接触角が小さくなり、ぬれ性が高くなる。
ところで、細長のろう材にレーザを照射してろう材を溶融する場合、被接合部にろう材の影、つまり、レーザが照射されない部分(影部分)が形成されてしまう。そして、レーザが照射された部分(照射部分)は昇温するので、影部分の温度は照射部分に対して低くなる。このようにして、被接合部において温度差が形成され、その結果、接触角及びぬれ性に差が形成されるので、溶融したろう材が被接合部に良好に拡がらず、ろう接不良となる虞がある。
そこで、本発明は、良好にろう接可能なろう接装置及びろう接方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、2つの被接合部材をろう接するろう接装置であって、前記2つの被接合部材の被接合部に予熱用レーザを照射することで、前記被接合部を予熱する2つ以上の予熱用レーザ装置と、ろう接方向において前記予熱用レーザ装置の後方で、予熱された前記被接合部に向けてろう材を送出するろう材送出装置と、前記ろう材送出装置が送り出したろう材に溶融用レーザを照射することで、当該ろう材を溶融させる溶融用レーザ装置と、を備え、前記溶融用レーザ装置が溶融用レーザを照射した場合、前記被接合部に前記ろう材の影が形成され、前記2つ以上の予熱用レーザ装置が照射する予熱用レーザは、前記影の前方でオーバーラップすることを特徴とするろう接装置である。
このような構成によれば、2つ以上の予熱用レーザ装置が照射する予熱用レーザが前記影の前方でオーバーラップしているので、つまり、重なっているので、予熱用レーザのオーバーラップした部分の温度は、オーバーラップしていない部分の温度よりも高くなる。そして、予熱用レーザ装置の後方で、ろう材溶融用レーザ装置がろう材送出装置の送り出したろう材に溶融用レーザを照射した場合、被接合部にろう材の影が形成される。この時、影の部分は溶融用レーザによって昇温され難いが、この影の部分は予熱用レーザがオーバーラップすることで、影でない部分に対して既に昇温しているので、影の部分と影でない部分との温度差は小さくなり、ろう接方向と直交する方向(幅方向)において均一な温度となり易い。
このようにして、被接合部の温度が均一となるので、被接合部とろう材とのぬれ性も均一となり易い。したがって、溶融したろう材が被接合部に良好に拡がり易くなり、良好にろう接される。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、2つの被接合部材をろう接するろう接方法であって、2つ以上の予熱用レーザ装置によって、前記2つの被接合部材の被接合部に予熱用レーザを照射することで、前記被接合部を予熱する予熱ステップと、前記予熱ステップで予熱された前記被接合部に向けて送出されたろう材に溶融用レーザを照射することで、当該ろう材を溶融させる溶融ステップと、を含み、前記溶融ステップにおいて、溶融用レーザを照射した場合、前記被接合部に前記ろう材の影が形成され、前記予熱ステップにおいて、前記2つ以上の予熱用レーザ装置が照射する予熱用レーザを、前記影の前方でオーバーラップさせることを特徴とするろう接方法である。
このような構成によれば、予熱ステップにおいて、2つ以上の予熱用レーザ装置が照射する予熱用レーザを、前記影の前方でオーバーラップさせるので、予熱用レーザのオーバーラップした部分の温度は、オーバーラップしていない部分の温度よりも高くなる。
そして、溶融ステップにおいて、ろう材に溶融用レーザを照射した場合、被接合部にろう材の影が形成される。この時、影の部分は溶融用レーザによって昇温され難いが、この影の部分は予熱用レーザがオーバーラップすることで、影でない部分に対して既に昇温しているので、影の部分と影でない部分との温度差は小さくなり、ろう接方向と直交する方向(幅方向)において均一な温度となり易い。
このようにして、被接合部の温度が均一となるので、被接合部とろう材とのぬれ性も均一となり易い。したがって、溶融したろう材が被接合部に良好に拡がり易くなり、良好にろう接される。
本発明によれば、良好にろう接可能なろう接装置及びろう接方法を提供できる。
本実施形態に係るろう接装置の斜視図である。 図1のX1−X1線断面図である。 図1のX2−X2線断面図である。 図1のX1−X1線断面において、予熱用レーザによって昇温した被接合部の温度分布を示すグラフである。 図1のX2−X2線断面において、溶融用レーザによって昇温した被接合部の温度分布を示すグラフである。 予熱用レーザ及び溶融用レーザによる合成温度分布を示すグラフである。
本発明の一実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態に係るろう接装置1は、金属製の第1被接合部材210(上板)及び第2被接合部材220(上板)の重ね合わせ部(重ね継ぎ手部)である被接合部Pをろう接する装置である。第1被接合部材210及び第2被接合部材220はクランプ等の固定手段(図示しない)によって固定されている。なお、被接合部は、突き合わせ部でもよい。
≪第1被接合部材、第2被接合部材≫
まず、接合対象である、第1被接合部材210、第2被接合部材220について説明する。
第1被接合部材210は、板材がプレス加工することで形成された部品であって、板状の本体211と、本体211の外縁から本体211の厚さ方向(図2の紙面上下方向)に延びる縦壁部212と、縦壁部212の下端から本体211の面方向外側に延びる横壁部213(フランジ部)と、を備えている。ここで、縦壁部212と横壁部213との間に形成される谷線を説明の都合上、基準線Qとする。なお、後記するように、基準線Q上に、ろう材110の影Sが形成される(図3参照)。
第2被接合部材220は、例えば四角板状を呈しており、直線状である縁部221が横壁部213の上に重ねられている。よって、縁部221の上角部であるエッジ222は直線状であり、エッジ222に沿う方向がろう接方向となる。ゆえに、本実施形態において、ろう接方向は直線であり、図1において、紙面左手前側がろう接方向前であり、紙面右奥側がろう接方向後である。そして、エッジ222を中心とする所定幅の部分であって、ろう接方向に延びる部分が、被接合部Pである。ただし、第2被接合部材220の端面が曲線であり、ろう接方向は曲線あってもよい。また、平板同士の重ね合わせ部でもよい。
縁部221と縦壁部212との間には、適度なクリアランスC(例えば、3.5〜5.0mm、図2参照)が形成されており、縁部221と横壁部213との隙間(ギャップ)は0.5mm程度となっている。言い換えると、縁部221が縦壁部212に近すぎると、縦壁部212と横壁部213との間に形成されるR状の折り曲げ内面によって、縁部221(第2被接合部材220)が浮き上がり、前記隙間が大きくなり易い。
≪ろう接装置の構成≫
ろう接装置1は、第1予熱用レーザ装置と、第2予熱用レーザ装置と、ろう材送出装置と、溶融用レーザ装置と、を備えている。第1予熱用レーザ装置、第2予熱用レーザ装置、ろう材送出装置及び溶融用レーザ装置は、溶接ロボットのアーム(図示しない)に取り付けられ、各機器の相対位置は所定関係となっている。そして、前記アームが図1の紙面左手前方向に移動することで、ろう接が進行するようになっている。前記アームの前進速度、つまり、ろう接速度は、例えば、3.5m/minである。
<第1予熱用レーザ装置、第2予熱用レーザ装置>
第1予熱用レーザ装置、第2予熱用レーザ装置は、被接合部Pに予熱用レーザを照射することで、被接合部Pを予熱する装置である(図1、図2、図4参照)。
第1予熱用レーザ装置は、第1予熱用レーザL11を照射する第1予熱用ヘッド11(第1光源)と、第1予熱用レーザL11を発生させる第1予熱用レーザ発生器(図示しない)と、を備えている。第2予熱用レーザ装置は、第2予熱用レーザL21を照射する第2予熱用ヘッド21(第2光源)と、第2予熱用レーザL21を発生させる第2予熱用レーザ発生器(図示しない)と、を備えている。なお、第1予熱用レーザL11の直径φ11、第2予熱用レーザL21の直径φ21は、例えば2〜3mmである。
第1予熱用ヘッド11及び第2予熱用ヘッド21は、ろう接方向において、ろう材110の溶融位置よりも所定距離D1前方であって、ろう接方向と直交するX1−X1線断面に配置されると共に、アーム61によって相互に連結されている。詳細には、第1予熱用ヘッド11は、第1予熱用レーザL11が主に基準線Qから縦壁部212の下側面を照射するように配置され、第2予熱用ヘッド21は、第2予熱用レーザL21が主に基準線Qから横壁部213の上面及び第2被接合部材220の直線状の縁部221の上面を照射するように配置されている(図2参照)。
さらに、第1予熱用ヘッド11及び第2予熱用ヘッド21は、第1予熱用レーザL11及び第2予熱用レーザL21が基準線Q上でオーバーラップし(重なり)、オーバーラップ部R(重なり部)が形成されるように配置されている。すなわち、オーバーラップ部Rは、ろう接方向において、後記する影Sの前方に形成されることになる。なお、オーバーラップ部Rは、重複してレーザが照射されているので、他の部分よりも昇温する(図4参照)。つまり、オーバーラップ部R(第1予熱用ヘッド11、第2予熱用ヘッド21の高さ、照射角度等)は、溶融用レーザL41を照射した場合における影Sによって相対的に低温となる部分(基準線Q付近部分)を補うように設定される。
オーバーラップ部Rは、被接合部Pの幅方向において、基準線Qを中心としており、オーバーラップ部Rの幅方向長さは、影Sの幅方向長さよりも大きい(図6参照)。
なお、影Sの幅方向長さ(ろう材110の太さ)に対応して、基準線Qを中心とするオーバーラップ部Rの幅方向長さが可変可能であるように、第1予熱用ヘッド11及び第2予熱用ヘッド21は、ろう接方向と平行である首振り軸を備える首振り機構(図示しない)によって、X1−X1線断面において首振り可能に構成されることが好ましい。
<ろう材送出装置>
ろう材送出装置は、ろう接方向において、第1予熱用ヘッド11及び第2予熱用ヘッド21の後方で、X1−X1線断面よりも後方のX2−X2線断面の予熱された被接合部Pに向けてワイヤ状のろう材110を送り出す装置である。ろう材110の直径φ110(図5参照)は、例えば、1.2mm、1.6mmである。
ろう材送出装置は、その内部をろう材110が挿通する円筒状のろう材ガイド31と、ろう材110を送り出す送り出しローラ(図示しない)と、送り出しローラを回転させる送り出しモータ(図示しない)と、を備えている。ろう材110の送り出し速度は、例えば、5m/minである。ろう材ガイド31は、ろう接方向の後側に傾いており、例えば、側面視においてろう材110と横壁部213とのなす角度は約45°、ろう接方向視においてろう材110と横壁部213とのなす角度は約45°に設定される。
ここで、ろう材110の送り出し側先端111は、鉛直方向において、上板である第2被接合部材220のエッジ222の真上に設定され(図3参照)、ろう接中もエッジ222に追従するように構成される。これにより、ろう材110が溶融して形成されるろうが、エッジ222の真上に滴下し、エッジ222を中心として幅方向に拡がる。そして、このろうが温度低下し凝固後、エッジ222を幅方向において跨ぐビード(例えば幅方向長さ5mm)が形成され、良好にろう接されるようになっている。
<溶融用レーザ装置>
溶融用レーザ装置は、ろう材ガイド31が送り出したろう材110に溶融用レーザL41を照射することで、ろう材110を溶融する装置である(図1、図3、図5参照)。なお、ろう材110が溶融してなるろうは、その自重によって落下し、被接合部Pの主に幅方向に広がった後に凝固し、ビード(図示しない)が形成される。
溶融用レーザ装置は、溶融用レーザL41を照射する溶融用ヘッド41(第3光源)と、溶融用レーザL41を発生させる溶融用レーザ発生器(図示しない)と、を備えている。溶融用レーザL41の直径φ41は、例えば2〜3mmである。
溶融用ヘッド41は、X1−X1線断面よりも後方のX2−X2線断面に配置されており、送り出されたろう材110及び基準線Qに向かって略斜め45°で溶融用レーザL41を照射するように構成されている(図3参照)。これにより、基準線Q上には、ろう材110の影Sが形成されるようになっている(図3、図5参照)。なお、溶融用レーザL41は直進性が高いので、影Sの幅は、ろう材110の直径φ110と略等しくなる。
ここで、溶融用レーザL41によっても被接合部Pは昇温するから、溶融用レーザL41による昇温に着目すると、溶融用レーザL41が照射されない影Sの部分の温度は、溶融用レーザL41が照射される他の部分の温度よりも相対的に低くなる(図5参照)。
≪ろう接装置の動作・効果(ろう接方法)≫
ろう接装置1の動作・効果と共に、ろう接方法を説明する。ろう接方法は、被接合部Pを予熱する予熱ステップと、ろう材110を溶融させる溶融ステップと、ろうが凝固しビードが形成されるビード形成ステップと、を含んでいる。
<予熱ステップ>
第1予熱用ヘッド11、第2予熱用ヘッド21によって、第1予熱用レーザL11、第2予熱用レーザL21を被接合部Pに照射し、被接合部Pを予熱する。このとき、第1予熱用レーザL11、第2予熱用レーザL21が、溶融ステップにおいて影Sの形成される基準線Qを含む部分でオーバーラップし、オーバーラップ部Rが形成される。そして、このオーバーラップ部Rは、幅方向において他の部分よりも昇温する(図4参照)。
<溶融ステップ>
予熱ステップで予熱された被接合部Pに向けてろう材110を送出しつつ、送出したろう材110に溶融用レーザL41を照射し、ろう材110を溶融する。
このとき、基準線Q上にはろう材110の影Sが形成されるので、影Sの部分の昇温程度は、溶融用レーザL41の照射部分よりも小さくなるが(図5参照)、予熱ステップにおいて影Sの部分は予め他の部分に対して昇温しているので(図4参照)、被接合部Pの温度(合成温度)は幅方向において略均一となる(図6参照)。これにより、被接合部Pのぬれ性は幅方向において略均一となる。
一方、溶融用レーザL41が照射することでろう材110は溶融してろうとなり、ろうは自重によりエッジ222に落下した後、ぬれ性が均一である影Sを含む被接合部Pの幅方向に沿って拡がる。
<ビード形成ステップ>
その後、前記幅方向に拡がったろうが温度低下して凝固し、ビードが形成される。前記ビードは、エッジ222を中心として、エッジ222を幅方向に跨ぐように形成され、さらに、影Sであった部分にも形成される。これにより、第1被接合部材210と第2被接合部材220とが良好にろう接される。
≪変形例≫
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、次のように変更できる。
前記した実施形態では、2つの予熱用レーザ装置(第1予熱用レーザ装置、第2予熱用レーザ装置)を備える構成としたが、3つ以上の予熱用レーザ装置を備える構成としてもよい。
1 ろう接装置
11 第1予熱用ヘッド(第1予熱用レーザ装置)
21 第2予熱用ヘッド(第2予熱用レーザ装置)
31 ろう材ガイド(ろう材送出装置)
41 溶融用ヘッド(溶融用レーザ装置)
110 ろう材
210 第1被接合部材
220 第2被接合部材
L11 第1予熱用レーザ
L21 第2予熱用レーザ
L41 溶融用レーザ
P 被接合部
R オーバーラップ部
S 影

Claims (2)

  1. 2つの被接合部材をろう接するろう接装置であって、
    前記2つの被接合部材の被接合部に予熱用レーザを照射することで、前記被接合部を予熱する2つ以上の予熱用レーザ装置と、
    ろう接方向において前記予熱用レーザ装置の後方で、予熱された前記被接合部に向けてろう材を送出するろう材送出装置と、
    前記ろう材送出装置が送り出したろう材に溶融用レーザを照射することで、当該ろう材を溶融させる溶融用レーザ装置と、
    を備え、
    前記溶融用レーザ装置が溶融用レーザを照射した場合、前記被接合部に前記ろう材の影が形成され、
    前記2つ以上の予熱用レーザ装置が照射する予熱用レーザは、前記影の前方でオーバーラップする
    ことを特徴とするろう接装置。
  2. 2つの被接合部材をろう接するろう接方法であって、
    2つ以上の予熱用レーザ装置によって、前記2つの被接合部材の被接合部に予熱用レーザを照射することで、前記被接合部を予熱する予熱ステップと、
    前記予熱ステップで予熱された前記被接合部に向けて送出されたろう材に溶融用レーザを照射することで、当該ろう材を溶融させる溶融ステップと、
    を含み、
    前記溶融ステップにおいて、溶融用レーザを照射した場合、前記被接合部に前記ろう材の影が形成され、
    前記予熱ステップにおいて、前記2つ以上の予熱用レーザ装置が照射する予熱用レーザを、前記影の前方でオーバーラップさせる
    ことを特徴とするろう接方法。
JP2013018004A 2013-02-01 2013-02-01 ろう接装置及びろう接方法 Expired - Fee Related JP6031370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018004A JP6031370B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 ろう接装置及びろう接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018004A JP6031370B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 ろう接装置及びろう接方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014147954A true JP2014147954A (ja) 2014-08-21
JP6031370B2 JP6031370B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=51571399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013018004A Expired - Fee Related JP6031370B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 ろう接装置及びろう接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6031370B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016052602A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 本田技研工業株式会社 車両用ルーフ構造及び車両用ルーフ構造の製造方法
WO2017160277A1 (en) * 2016-03-15 2017-09-21 Na4B, Llc Processes for laser joining electrochemical cell members
DE102018208787A1 (de) * 2018-06-05 2019-12-05 Audi Ag Laserlötvorrichtung mit nachlaufendem Lötdraht und Laserlötverfahren
CN114850667A (zh) * 2021-02-05 2022-08-05 东莞市中麒光电技术有限公司 一种激光焊接方法及led显示模块

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022185989A1 (ja) * 2021-03-03 2022-09-09 Jfeスチール株式会社 レーザーブレージング接合方法
US20240123531A1 (en) * 2021-03-03 2024-04-18 Jfe Steel Corporation Laser brazing method

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63140787A (ja) * 1986-12-01 1988-06-13 Komatsu Ltd レ−ザ反射光回収装置
JPS6448692A (en) * 1987-08-20 1989-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Multifocusing laser beam condensing device
JPH04253587A (ja) * 1991-01-31 1992-09-09 Toyota Motor Corp レーザ加工装置
JP2006130534A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Honda Motor Co Ltd レーザビームろう接法
JP2007508946A (ja) * 2003-10-24 2007-04-12 エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド 局所的に加熱されたターゲット材料のレーザ加工
JP2007152381A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Daihatsu Motor Co Ltd レーザブレージング加工方法およびレーザブレージング加工装置
JP2011031298A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Suzuki Motor Corp レーザろう付け装置及び方法
JP2011218423A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Nippon Steel Corp レーザろう付け方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63140787A (ja) * 1986-12-01 1988-06-13 Komatsu Ltd レ−ザ反射光回収装置
JPS6448692A (en) * 1987-08-20 1989-02-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Multifocusing laser beam condensing device
JPH04253587A (ja) * 1991-01-31 1992-09-09 Toyota Motor Corp レーザ加工装置
JP2007508946A (ja) * 2003-10-24 2007-04-12 エレクトロ サイエンティフィック インダストリーズ インコーポレーテッド 局所的に加熱されたターゲット材料のレーザ加工
JP2006130534A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Honda Motor Co Ltd レーザビームろう接法
JP2007152381A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Daihatsu Motor Co Ltd レーザブレージング加工方法およびレーザブレージング加工装置
JP2011031298A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Suzuki Motor Corp レーザろう付け装置及び方法
JP2011218423A (ja) * 2010-04-12 2011-11-04 Nippon Steel Corp レーザろう付け方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016052602A1 (ja) * 2014-10-03 2016-04-07 本田技研工業株式会社 車両用ルーフ構造及び車両用ルーフ構造の製造方法
JPWO2016052602A1 (ja) * 2014-10-03 2017-04-27 本田技研工業株式会社 車両用ルーフ構造及び車両用ルーフ構造の製造方法
GB2546918A (en) * 2014-10-03 2017-08-02 Honda Motor Co Ltd Vehicle roof structure and method for manufacturing vehicle roof structure
CN107074294A (zh) * 2014-10-03 2017-08-18 本田技研工业株式会社 车辆用顶盖结构及车辆用顶盖结构的制造方法
US10077081B2 (en) 2014-10-03 2018-09-18 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle roof structure and method for manufacturing vehicle roof structure
CN107074294B (zh) * 2014-10-03 2019-04-23 本田技研工业株式会社 车辆用顶盖结构及车辆用顶盖结构的制造方法
GB2546918B (en) * 2014-10-03 2020-07-29 Honda Motor Co Ltd Vehicle roof structure and method for manufacturing vehicle roof structure
WO2017160277A1 (en) * 2016-03-15 2017-09-21 Na4B, Llc Processes for laser joining electrochemical cell members
DE102018208787A1 (de) * 2018-06-05 2019-12-05 Audi Ag Laserlötvorrichtung mit nachlaufendem Lötdraht und Laserlötverfahren
CN114850667A (zh) * 2021-02-05 2022-08-05 东莞市中麒光电技术有限公司 一种激光焊接方法及led显示模块

Also Published As

Publication number Publication date
JP6031370B2 (ja) 2016-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6031370B2 (ja) ろう接装置及びろう接方法
US10888944B2 (en) Method and system of using consumable with weld puddle
CN102615398B (zh) 异种金属的穿孔型tig电弧熔钎焊方法
US20140008328A1 (en) System and method for forming a joint with a hot wire
US11453077B2 (en) Method and system of using a consumable and a heat source with a weld puddle
JP5869972B2 (ja) レーザ・アーク複合溶接法
CN105473267A (zh) 利用热焊丝tig定位热控制进行焊接的系统和方法
JP2010184273A (ja) レーザー溶接方法及びレーザー溶接装置
EP3132883B1 (en) Laser welding method
JP2010188350A (ja) レーザー溶接方法及びレーザー溶接装置
JP2007075872A (ja) レーザブレージング接合工法
JP2008500903A (ja) ろう付けのための方法及び装置
JP6391412B2 (ja) レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
JP5812527B2 (ja) ホットワイヤレーザ溶接方法と装置
JP5531743B2 (ja) レーザろう付け方法
JP5499590B2 (ja) レーザー溶接装置
JP2011161452A (ja) レーザー溶接方法及びレーザー溶接装置
JP2012223799A (ja) 溶接継手の製造方法
JP2012179614A (ja) ガスシールドアーク溶接方法および溶接装置
JP2013052445A (ja) レーザ溶接方法
JP5391936B2 (ja) レーザー溶接装置及びレーザー溶接方法
JP5521425B2 (ja) レーザー溶接におけるフィラーワイヤ供給装置及び供給方法
JP2010234374A (ja) レーザー溶接方法及びレーザー溶接装置
JP2011056556A (ja) レーザー溶接方法及びレーザー溶接装置
JP2012106270A (ja) レーザブレージング装置およびそのワイヤ切断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6031370

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees