JP2014147433A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】背側部における排泄の有無及びその排泄液の位置を容易且つ正確に確認できる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】裏面シート3と吸収体4との間に、水分との接触により変色する変色する剤の塗布部11S,12Sを含んで構成されるインジケータ部10が、少なくとも股下部B及び背側部Cに亘って縦方向Xに延びるように形成されている。インジケータ部10の背側領域10Pに、インジケータ部10の他の部位に比して変色後の前記変色する剤の塗布部の視認性の低い低視認性部13と、該低視認性部13に比して該視認性の高い高視認性部11,12とが設けられている。低視認性部13は、インジケータ部10の横方向Yの全長に亘って前記変色する剤が塗布されていない非塗布部13Aからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に関する。
これまで、排尿等によって濡れた場合に取り替え時期を知らせる機能を有するインジケータを備えた使い捨ておむつが種々提案されている。例えば特許文献1には、使い捨ておむつの股下部における裏面シートと吸収体との間に、液体との接触により色又は色相を失う又は変える染料からなるインジケータを設けることが記載されており、また特許文献2には、初期色相が無色のウェットインジケータ組成物からなるインジケータを使い捨ておむつに設けることが記載されている。また、特許文献1及び2には、インジケータの配置パターンとして、おむつの縦方向(長手方向)又は横方向(幅方向)にインジケータを間欠的に配することが記載されている(特許文献1の図1及び図3並びに特許文献2の図5の記載参照)。
また特許文献3には、吸収性コアと裏面シートとの間の所定部位に配され且つ水分と接触すると変色する、親水性の剤を含む線状の可変模様と、水分と接触しても変色しない線状の不変模様とを、使い捨ておむつの股下部において交差させるように配する(例えば両模様を格子状に配する)ことが記載されている。可変模様と不変模様とは、該可変模様の変色前は互いに同じ色か類似色、該可変模様の変色後は互いに非類似の色とされるか、又は、該可変模様の変色前は互いに類似性のない色、該可変模様の変色後は互いに同じ色か類似色とされる。特許文献3によれば、尿との接触により可変模様が変色すると、おむつを外部から観察する観察者は、その変色部の周辺の不変模様の色との比較により違和感を覚えるので、おむつの取り替え時期を知ることができるとされている。
また、この種のインジケータは、通常、排尿等によって濡れると外部から認識し易いように顕在化するところ、斯かるインジケータの顕在化によって排尿したことが、おむつ着用者の保護者(例えばおむつ着用者が乳幼児の場合は母親)以外の第三者に認識されるとおむつ着用者の自尊心を傷つける場合がある点に鑑み、特許文献4には、裏面シートと吸液性コアとの間に界面活性剤が塗布された中間シートを配すると共に、該裏面シート及び/又は該中間シートの対向面に、水溶性着色剤を用いて、外部から視認可能な所定形状を描いておき、排泄された尿が該界面活性剤と該着色剤とを溶かし、尿に溶けたこれら両剤が該中間シートを透過して該吸液性コアに吸収されることで、該水溶性着色剤によって描かれた所定形状が実質的に消失するように構成された使い捨ておむつが記載されている。特許文献4の図1には、この水溶性着色剤によって描かれた所定形状の一例として、おむつの腹側部から股下部にかけて縦方向へ間欠的に並ぶ3つの星の形状が記載されている。
特開2004−503297号公報 特開2008−104850号公報 特開2005−21389号公報 特開2003−70837号公報
使い捨ておむつにインジケータを設ける場合、前記各特許文献に記載されているように、尿等の排泄液を最初に受ける部位(排泄ポイント)から吸収性物品の縦方向の前後に延びるように、インジケータを設けるのが一般的である。排泄ポイントは、通常、股下部の縦方向中央又はその近傍に位置する。また、おむつの背側部は、排泄ポイントから離れているものの、例えば、おむつ着用者が仰向けの姿勢をとっている場合やチャイルドシートに座っている場合には、圧迫されて排泄液の吸収容量が実質的に低下した状態となり易いため、少ない排泄量でも漏れが発生するおそれがあり、おむつの取り替え時期を見極める際のポイントとなる部位である。そのため、インジケータには、単に尿等の排泄があったことだけでなく、排泄液が排泄ポイントを起点として背側部のどの位置まで到達しているかという、排泄液の位置情報、換言すれば、おむつが有する吸収容量がどの程度使用されているかを知らせる機能が要望されている。
また、例えば、乳幼児が着用しているおむつのインジケータの視覚的変化をその母親が確認する場合において、乳幼児がおむつの上に更に衣服を着用していない場合は、インジケータの視覚的変化は比較的容易に確認できるが、一般にはおむつの上に更に衣服を着用している場合が多く、その場合は、衣服のウエスト周りや脚周りにおける該衣服とおむつとの隙間から内部のインジケータを覗き見なくてはならず、該隙間が小さい場合はインジケータに対して角度的に斜めに見る必要があり、従来のインジケータを備えたおむつでは、インジケータの視覚的変化、特に、背側部における排泄液の位置情報を正確に把握することはできなかった。
従って、本発明は、背側部における排泄の有無及びその排泄液の位置を容易且つ正確に確認できる吸収性物品に関する。
本発明は、吸収体と該吸収体の非肌対向面側に配された裏面シートとを備え、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、着用時に着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を有する縦長の吸収性物品であって、前記裏面シートと前記吸収体との間に、水分との接触により変色する剤の塗布部を含んで構成されるインジケータ部が、少なくとも前記股下部及び前記背側部に亘って縦方向に延びるように形成されており、前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部から前記股下部の縦方向中央に亘る、該インジケータ部の背側領域に、該インジケータ部の他の部位に比して変色後の前記塗布部の視認性の低い低視認性部と、該低視認性部に比して該視認性の高い高視認性部とが設けられており、該低視認性部を挟んで縦方向の両側に該高視認性部が位置しており、1)前記低視認性部は、前記インジケータ部の横方向の全長に亘って前記変色する剤が塗布されていない非塗布部からなるか、又は、2)前記インジケータ部の任意の部位を横方向に横断する1本の仮想直線と前記塗布部との重なり部分の長さの合計を、該部位における前記変色する剤の塗布幅とした場合、前記低視認性部は、前記高視認性部に比して、該塗布幅が小さい吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、背側部における排泄の有無及びその排泄液の位置を容易且つ正確に確認することができる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としての使い捨ておむつを各部の弾性部材を伸張させて平面状に拡げた展開状態を示す裏面シート側(非肌対向面側)の一部破断平面図である。 図2は、図1のI−I線断面を模式的に示す断面図である。 図3(a)〜図3(c)は、それぞれ、本発明に係るインジケータ部の変形例を模式的に示す平面図である。 図4(a)〜図4(c)は、それぞれ、本発明に係るインジケータ部の他の変形例を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の吸収性物品について、その好ましい一実施形態である使い捨ておむつに基づき図面を参照しながら説明する。本実施形態のおむつ1は、図1及び図2に示すように、吸収体4及び該吸収体4の非肌対向面側に配された裏面シート3を備え、着用者の前後方向に相当する縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有している。
尚、本明細書において、肌対向面は、吸収性物品(おむつ1)又はその構成部材(表面シート2、裏面シート3、吸収体4等)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌対向面は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面である。また、縦方向Xは、吸収性物品又はその構成部材(吸収体4等)の長辺に沿う方向(長手方向)に一致し、横方向Yは、吸収性物品又はその構成部材(吸収体4等)の幅方向に一致する。
更に説明すると、おむつ1は、いわゆる展開型の使い捨ておむつであり、図1及び図2に示すように、肌対向面を形成する液透過性の表面シート2、非肌対向面を形成する液不透過性ないし撥水性(以下、これらを総称して液不透過性という)の裏面シート3、及び両シート2,3間に配置された液保持性の吸収体4を具備し、図1に示す如き平面視において一方向(縦方向X)に長い形状をしており実質的に縦長である。表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の周縁から外方に延出している。
おむつ1は、図1に示すように、着用時に着用者の腹側に配される腹側部A、股間部に配される股下部B及び背側に配される背側部Cを縦方向Xに有している。股下部Bは、尿等の排泄液を最初に受ける部位(排泄ポイント)を含んでいる。おむつ1は、股下部Bの縦方向Xに沿う両側縁が内向きの円弧状に湾曲しており、図1に示す如き平面視において、縦方向Xの中央部が内方に括れた砂時計状の形状を有している。
腹側部Aは、おむつ1の縦方向Xの一端部1a(吸収性物品における、着用時に着用者の腹側に配される部位の縦方向端部)から、おむつ1の縦方向Xの全長の25〜40%以内の領域である。また、背側部Cは、おむつ1の縦方向Xの他端部1c(吸収性物品における、着用時に着用者の背側に配される部位の縦方向端部)から、おむつ1の縦方向Xの全長の25〜40%以内の領域である。また、股下部Bは、腹側部Aと背側部Cとに挟まれた領域であり、おむつ1の縦方向Xの全長の20〜50%を占める。吸収性物品(使い捨ておむつ)をその縦方向に股下部と腹側部と背側部とに区分する場合、その縦方向(長手方向)の全長を3分割した際の、真ん中を股下部、腹側を腹側部、背側を背側部と見ることができ、本実施形態のおむつ1もそのように区分可能である。
吸収体4は、図2に示すように、液保持性の吸収性コア40と該吸収性コア40を被覆する透水性のコアラップシート41とを含んで構成されている。コアラップシート41は、吸収性コア40の肌対向面(表面シート2との対向面)を被覆する第1のコアラップシート41aと、吸収性コア40の非肌対向面(裏面シート3との対向面)を被覆し且つ肌対向面の縦方向Xに沿う側縁まで巻き上げられている第2のコアラップシート41bとからなる。コアラップシート41は、吸収性コア40の保形性を維持する目的で用いられている。吸収性コア40とコアラップシート41との間は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により接合されていても良い。
吸収体4は、表面シート2及び裏面シート3によって挟持・固定されている。吸収体4の縦方向Xの前後端縁から前後方向に延出するウエスト部5,5の両方ないし一方には、ウエスト部弾性部材51が、該ウエスト部5を構成する両シート2,3間に伸長状態で固定されており、また、吸収体4の縦方向Xに沿う左右側縁から横方向Yに延出するレッグ部6,6それぞれには、レッグ弾性部材61が、該レッグ部6を構成する両シート2,3間に伸長状態で固定されており、おむつ1の着用時には、これらの弾性部材51,61の収縮によりウエストギャザー及びレッグギャザーが形成される。また、おむつ1の表面シート2側における縦方向Xに沿う左右両側には、それぞれ立体ガード7が設けられている。立体ガード7の自由端には、立体ガード弾性部材71が伸長状態で固定されており、おむつ1の着用時には該弾性部材71の収縮により立体ギャザーが形成される。
図1に示すように、おむつ1の背側部Cの縦方向Xに沿う両側縁部には、一対のファスニングテープ8,8が設けられている。ファスニングテープ8には、機械的面ファスナーのオス部材からなる図示しない止着部が取り付けられている。また、おむつ1の腹側部Aの非肌対向面(裏面シート3の非肌対向面)には、機械的面ファスナーのメス部材からなる被止着領域9が形成されている。被止着領域9は、裏面シート3の非肌対向面に、機械的面ファスナーのメス部材を公知の接合手段(例えば、接着剤やヒートシール等)で接合固定して形成されており、ファスニングテープ8の前記止着部を着脱自在に止着可能である。
裏面シート3は、図1及び図2に示すように、透湿性シート30と不織布31との積層構造を有している。透湿性シート30は、裏面シート3の肌対向面(吸収体4との対向面)を形成する内層シートであり、不織布31は、裏面シート3の非肌対向面(おむつ1の外面)を形成する外層シートであり、前記積層構造は、吸収体4から近い順に、透湿性シート30、不織布31を含んで構成されている。図1に示すように、透湿性シート30と不織布31とは、縦方向Xの長さに関しては同じであるが、横方向Yの長さ(幅)に関しては透湿性シート30の方が不織布31よりも短く、相対的に幅狭に形成されている。透湿性シート30及び不織布31の何れも、腹側部A、股下部B及び背側部Cに亘って配されている。透湿性シート30は、吸収体4よりも寸法が大きく、吸収体4の非肌対向面(裏面シート3との対向面)の全域が透湿性シート30によって被覆されている。透湿性シート30と不織布31との間は、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により接合されていても良い。
本実施形態においては、図1に示すように、裏面シート3に、該裏面シート3の地色とは異なる色のデザイン要素35が複数印刷されている。複数のデザイン要素35は、それぞれ、平面視ドット状(円形状)をなし、裏面シート3を構成する透湿性シート30の非肌対向面(不織布31との対向面)に印刷されている。複数のデザイン要素35は、散点状に規則的なパターンで、透湿性シート30の非肌対向面の全域に印刷されており、各デザイン要素35は、印刷が施されていない透湿性シート30の無印刷部(地色部)に包囲されている。本実施形態において、透湿性シート30及び不織布31の地色は、この種の吸収性物品における裏面シートの素材の色と同様に白色であり、白色以外の有色のデザイン要素35は、不織布31越しに透けて見え、おむつ1の外部から視認可能である。
デザイン要素35は、後述するインジケータ部10の機能を阻害し無いよう、インジケータ部10を構成する「水分との接触により変色する剤」の塗布部11S,12Sと重ならないよう配することが好ましく、デザイン要素35自体、水分との接触により変色しない。つまり、デザイン要素35はインジケータ部10とは重ならないよう配することが好ましい。デザイン要素35とインジケータ部10とが重なる場合は、インジケータ部10の識別機能を阻害し無いよう、インジケータ部10の縦方向全長(100%)に対する、デザイン要素35とインジケータ部10との重複部位におけるインジケータ部10の縦方向の長さは、20%以下が好ましく、より好ましくは5%以下である。尚、この重複部位でのインジケータ部10は、平面視において直線状に形成されている部位であり、且つ水分で変色する部位である点で、デザイン要素35と区別することができる。
おむつ1を構成する他の各構成部材としては、当該技術分野において従来公知のものを特に制限なく用いることができる。表面シート2としては、液透過性シートを用いることができ、例えば、親水性の不織布等を用いることができる。吸収性コア40としては、例えば、木材パルプ、親水化剤により処理された合繊繊維等の親水性繊維からなる繊維集合体、又は該繊維集合体に粒子状の吸水性ポリマーを保持させたもの等を用いることができる。吸収性コア40を被覆するコアラップシート41(41a,41b)としては、例えば、ティッシュペーパー等の紙や各種不織布、開孔フィルム等の液透過性のシートを用いることができる。弾性部材51,61,71としては各種エラストマー材料を用いることができる。
裏面シート3を構成する透湿性シート30としては、「シートを厚み方向に貫通する微細孔を備えることで透湿性を有する樹脂フィルム」を用いることができ、該樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂からなるフィルムを用いることができる。裏面シート3を構成する不織布31としては、例えば、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)系不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布等を用いることができる。裏面シート3は、該裏面シート3全体として液不透過性を有していれば良く、透湿性シート30及び不織布31は必ずしも液不透過性を有していなくても良い。
図1及び図2に示すように、裏面シート3と吸収体4との間、より具体的には透湿性シート30とコアラップシート41bとの間には、「水分との接触により変色する剤」の塗布部11S,12Sを含んで構成される線状のインジケータ部10が、少なくとも股下部B及び背側部Cに亘って縦方向Xに延びるように形成されている。本実施形態においては、インジケータ部10は、おむつ1の横方向Yの中央部に位置し、股下部B及び背側部Cのみならず腹側部Aにも亘っている。インジケータ部10の縦方向の両端部10a,10cは、塗布部11S,12Sからなる。塗布部11S,12Sは、透湿性シート30の肌対向面又はコアラップシート41bの非肌対向面に、前記変色する剤を塗布することによって形成されている。
本実施形態のおむつ1の主たる特徴部分の1つとして、図1に示すように、インジケータ部10の背側部C側の縦方向端部10cから股下部Bの縦方向中央(おむつ1の縦方向Xの中央)に亘る、該インジケータ部10の背側領域10Pに、該インジケータ部10の他の部位(後述する高視認性部11,12)に比して変色後の前記変色する剤の塗布部の視認性の低い低視認性部13と、該低視認性部13に比して該視認性の高い高視認性部11,12とが設けられている点が挙げられる。尚、ここでいう、「変色後の前記変色する剤の塗布部の視認性」は、おむつ1を外部から目視により観察し、インジケータ部10を裏面シート3(透湿性シート30及び不織布31)越しに見た場合の視認性(見え易さ)を意味する。高視認性部11,12は、低視認性部13を挟んで縦方向Xの両側に位置している。高視認性部11は、低視認性部13よりもおむつ1の腹側部A側の縦方向端部1a寄りに位置し、高視認性部12は、低視認性部13よりもおむつ1の背側部C側の縦方向端部1c寄りに位置している。以下、高視認性部11を腹側高視認性部11、高視認性部12を背側高視認性部12ともいう。
本実施形態においては、低視認性部13は、インジケータ部10の横方向Yの全長に亘って前記変色する剤が塗布されていない非塗布部13Aからなる。従って、おむつ1を外部から目視により観察し、インジケータ部10を裏面シート3(透湿性シート30及び不織布31)越しに見た場合、非塗布部13Aからなる低視認性部13は、常時、裏面シート3(透湿性シート30と不織布31との積層シート)の地色(本実施形態では白色)と同じ色に見える。非塗布部13Aの縦方向Xの長さL(図1参照)は、該非塗布部13Aの横方向Yの全長に亘って均一となっている。
本実施形態においては、腹側高視認性部11は、縦方向Xに延びる複数(3本)の直線状(矩形形状)の塗布部11Sを含んで構成されている。複数の塗布部11Sは、大きさが同じであり、おむつ1の横方向Yの中央部に、それらの縦方向X(長手方向)の両端部を揃えて、横方向Yに等間隔に配されている。同様に、背側高視認性部12も、縦方向Xに延びる複数(3本)の直線状(矩形形状)の塗布部12Sを含んで構成されており、複数の塗布部12Sは、大きさが同じであり、おむつ1の横方向Yの中央部に、それらの縦方向X(長手方向)の両端部を揃えて、横方向Yに等間隔に配されている。塗布部11Sと塗布部12Sとは横方向Yの長さ(幅)が同じである。このように、腹側高視認性部11と背側高視認性部12とは、それらを構成する塗布部の数11S,12Sが同じであり、腹側高視認性部11を構成する1本の塗布部11Sと背側高視認性部12を構成する1本の塗布部12Sとは、横方向Yに関して同位置にある。
本実施形態におけるインジケータ部10は、図1に示すように、該インジケータ部10の腹側部A側の縦方向端部10aを形成し且つ股下部Bから腹側部A側に亘り縦長の複数(3本)の腹側高視認性部11と、該インジケータ部10の背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12とを含み、該背側高視認性部12は、複数の該腹側高視認性部11と同数(3本)形成され且つ1本の該腹側高視認性部11の縦方向Xの延長線上に1本の該背側高視認性部12が位置するように形成されている。複数の腹側高視認性部11と複数の背側高視認性部12とは縦方向に所定間隔を置いて形成されており、該間隔が、非塗布部13Aからなる低視認性部13となっている。
このように、インジケータ部10の背側領域10P、より具体的には、インジケータ部10の背側部C側の縦方向端部10cの近傍に、前記変色する剤の塗布部の視認性がインジケータ部10の他の部位に比して相対的に低い、低視認性部13(非塗布部13A)が設けられていると、以下に説明するように、そのような低視認性部が設けられておらず、前記変色する剤の塗布部が縦方向Xに同一幅で(横方向Yの長さが一定で)で連続している場合に比して、前記変色する剤の塗布部の変色の有無及びその変色部の拡がり程度(排泄液の位置)を容易且つ正確に確認できるようになる。
即ち、おむつ1の着用時に尿等の体液が排泄された場合、インジケータ部10においては、通常、おむつ1の排泄ポイント(股下部Bの縦方向Xの中央又はその近傍)に位置する部分(塗布部11Sの縦方向Xの中央又はその近傍)が最初に排泄液と接触して変色し、その後の繰り返しの排泄によって、インジケータ部10の変色部は縦方向Xの外方に拡大していき、最終的には、インジケータ部10を構成する塗布部11S,12の全体が変色する。そうなると、おむつ1は、その吸収容量の全てが使用された状態となり、尿を吸収保持するという役割を果たせないので、取り替えが必要となる。また一般に、おむつ1の背側部Cは、おむつの着用時において圧迫され易く、少ない排泄量でも漏れが発生し易い部位であり、おむつ1の取り替え時期を見極める際のポイントとなる部位である。以上のことから、例えばおむつ1の着用者が乳幼児の場合、その保護者(母親等)としては、背側部Cにおけるインジケータ部10の状態をこまめに確認することが重要であり、インジケータ部10の背側部C側の縦方向端部10cを形成する、高視認性部12(塗布部12S)の縦方向端部が変色する前に、おむつ1を取り替えようと考えるのが通常である。
しかしながら、従来のこの種のインジケータ部のように、低視認性部13が設けられておらずに前記変色する剤の塗布部がおむつの縦方向に同一幅で連続していると、特に、おむつ着用者がおむつの上に更に衣服を着用していて、その衣服とおむつとの隙間からインジケータ部の状態を瞬時に確認しなければならないような場合には、インジケータ部の変色の有無の確認が困難であり、また、何とかインジケータ部の変色部を確認できても、その拡がり程度(変色部と未変色部との境界の位置)を正確に確認するのは困難であり、結果として、おむつの取り替えを適切なタイミングで実施するのが困難になる。
これに対し、本実施形態のように、インジケータ部10の背側領域10P(インジケータ部10の背側部C側の縦方向端部10cの近傍)に、常時裏面シート3の地色(白色)と同じ色にしか見えない低視認性部13(非塗布部13A)が設けられていると、特に、インジケータ部10の変色部が低視認性部13の近傍に到達している場合には、白色の低視認性部13とその近傍の白色ではない有色の変色部との対比によって、おむつ1とそれを覆う衣服との隙間からインジケータ部10の状態を瞬時に確認しなければならないような場合でも、変色部の有無を容易に確認できる。また、特に、低視認性部13よりもおむつ1の背側部C側の縦方向端部1c寄りに位置する、背側高視認性部12(塗布部12S)に変色が及んだ場合には、隣接する低視認性部13との対比により、その変色を確認し易く、また、その拡がり程度(変色部と未変色部との境界の位置)も正確に確認できる。従って、本実施形態のおむつ1によれば、背側部Cにおける排泄の有無及びその排泄液の位置をインジケータ部10によって容易且つ正確に確認することができる。
このような、低視認性部13の存在に起因する作用効果、特に排泄液の位置をより一層容易且つ正確に確認できるようにする観点から、低視認性部13は、インジケータ部10の背側部C側の縦方向端部10c〔背側高視認性部12(塗布部12S)の、おむつ1の背側部C側の縦方向端部1c寄りの縦方向端部〕から縦方向Xの内方に50mm以内に存していることが好ましく、30mm以内に存していることが更に好ましい。
また、インジケータ部10に低視認性部13が設けられていても、その縦方向Xの長さL(図1参照)が短すぎると、おむつ1を外部から観察する観察者が低視認性部13の存在を認識し難くなり、高視認性部11,12(塗布部11S,12S)が連結していてインジケータ部10が縦方向Xに連続しているかの如き印象を観察者に与え、結果として前述した作用効果が得られないおそれがある。また、逆に、低視認性部13の縦方向Xの長さLが長すぎると、腹側高視認性部11と背側高視認性部12とが離れすぎる結果、両視認性部11,12が1つのインジケータ部を構成しているとは観察者に認識されない場合があり、その場合には前述した作用効果は得られない。斯かる観点から、低視認性部13の縦方向Xの長さLは、好ましくは2mm以上20mm以下、更に好ましくは5mm以上15mm以下である。
また、インジケータ部10の背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12S)は、該高視認性部12に隣接する低視認性部13を挟んで縦方向Xの反対側に位置する、腹側高視認性部11(塗布部11S、他の高視認性部)に比して、変色後の色が濃いことが好ましい。斯かる構成により、高視認性部12の変色後の視認性がより一層高まり、前述した低視認性部13の存在に起因する作用効果、特に、インジケータ部10における変色部の拡がり程度(排泄液の位置)の確認作業の容易性及び正確性が一層向上する。
前記のように、背側高視認性部12(塗布部12S)が腹側高視認性部11(塗布部11S、他の高視認性部)に比して変色後の色が濃い場合、高視認性部12の変色後の色は、透湿性シート30及び不織布31の地色(本実施形態では白色)とは異なっており、裏面シート3(透湿性シート30及び不織布31)を介して、おむつ1の外部から透けて見え、おむつ1の外部から視認可能である。この場合、腹側高視認性部11の変色後の色に比べ背側高視認性部12の変色後の色の方が、裏面シート3(透湿性シート30と不織布31との積層シート)との明度差が大きいことが好ましい。つまり、変色後の背側高視認性部12と裏面シート3との明度L*の差(明度差ΔL12)の方が、変色後の腹側高視認性部11と裏面シート3との明度L*の差(明度差ΔL11)よりも大きいことが好ましい。斯かる構成により、母親等のおむつ着用者の保護者にとって重要な情報である、尿等の体液が排泄された事実を該保護者がより容易且つ正確に確認することが可能となる。斯かる作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、前記明度差ΔL12と前記明度差ΔL11との差(ΔL12−ΔL11)は、好ましくは6以上、更に好ましくは9〜15である。前記明度L*は、色差計を用いて後述する方法によって測定される。
背側高視認性部12(塗布部12S)の変色後の色を他の高視認性部11(塗布部11S)のそれよりも濃くする方法としては、高視認性部12(塗布部12S)における前記変色する剤の塗布坪量を高視認性部11(塗布部11S)よりも増やす、即ち、高視認性部12(塗布部12S)において前記変色する剤を高視認性部11(塗布部11S)よりも厚く塗る方法が挙げられる。高視認性部12(塗布部12S)における前記変色する剤の塗布坪量と高視認性部11(塗布部11S)における前記変色する剤の塗布坪量との比(前者/後者)は、好ましくは1.2以上4以下、更に好ましくは1.5以上3以下である。高視認性部12(塗布部12S)における前記変色する剤の塗布坪量は、好ましくは12g/m2以上50g/m2以下、更に好ましくは15g/m2以上40g/m2以下である。
また、前述した低視認性部13の存在に起因する作用効果は、裏面シート3(透湿性シート30、不織布31)に施される印刷(デザイン要素35)を工夫することによっても向上させ得る。即ち、前述した低視認性部13の存在に起因する作用効果を一層向上させる観点からは、裏面シート3における、インジケータ部10をおむつ1の背側部C側の縦方向端部1cに向けて仮想的に延長した場合のその仮想延長線(図1中斜線を付した部分)と重なる領域(以下、インジケータ部背側外方領域ともいう。)は、裏面シート3の該インジケータ部背側外方領域以外の他の領域に比して、デザイン要素35の単位面積当たりの数(印刷密度)が少ないことが好ましい。斯かる構成により、インジケータ部10、特に、前記インジケータ部背側外方領域に隣接する高視認性部12(塗布部12S)の視認性が向上し、前述した低視認性部13の存在に起因する作用効果の一層の向上に繋がることになる。
斯かる作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、前記インジケータ部背側外方領域と裏面シート3(透湿性シート30)の該インジケータ部背側外方領域以外の他の領域とにおけるデザイン要素35の単位面積当たりの数の比〔前記インジケータ部背側外方領域におけるデザイン要素35の単位面積当たりの数/裏面シート3(透湿性シート30)の他の領域におけるデザイン要素35の単位面積当たりの数〕は、好ましくは0以上0.8以下、更に好ましくは0.2以上0.5以下である。
同様の観点からは、裏面シート3の前記インジケータ部背側外方領域には印刷を施さないこと、即ち本実施形態で言えば、透湿性シート30の前記インジケータ部背側外方領域にはデザイン要素35を印刷しないことも、塗布部12Sの視認性の向上等に有効であると言える。
また、インジケータ部10の機能を最大限に発揮させ、延いては、前述した低視認性部13の存在に起因する作用効果をより一層確実に奏させるようにする観点から、インジケータ部10の各部の寸法等は次のように設定することが好ましい。
インジケータ部10の縦方向Xの長さ(高視認性部11,12及び低視認性部13を含めた縦方向Xの最大長さ)は、吸収体4の縦方向Xの最大長さを100としたとき、好ましくは50以上90以下、更に好ましくは55以上75以下である。
腹側高視認性部11を構成する塗布部11Sの横方向Yの長さ(幅)は、好ましくは1mm以上10mm以下、更に好ましくは1.25mm以上5mm以下である。背側高視認性部12を構成する塗布部12Sの横方向Yの長さも、塗布部11Sと同じに設定することができる。
腹側高視認性部11を構成する塗布部11Sの数は、1本でも良く、あるいは本実施形態のように複数本でも良く、複数本とする場合は、好ましくは2本以上6本以下、更に好ましくは3本以上5本以下である。背側高視認性部12を構成する塗布部12Sの数も、腹側高視認性部11を構成する塗布部11Sの数と同じに設定することができる。
インジケータ部10(塗布部11S,12S)の形成材料である、「水分との接触により変色する剤」について説明すると、前記変色する剤は、水分と接触することによって視覚的に変化する変色物質を含む、親水性の組成物であり、該変色物質に加えて更に、接着剤として機能する粘着性物質を含んでいても良い。従って、インジケータ部10は、おむつ1の着用者(例えば乳幼児)の尿等の体液の排泄を観察者(例えば母親)に知らせるインジケータ手段としての機能に加えて、裏面シート3と吸収体4との間を接合する接合手段としての機能も有していても良い。
前記変色する剤(親水性の組成物)に含まれる前記変色物質としては、例えばpH指示薬が挙げられる。pH指示薬は、インジケータ部10が適用される吸収性物品の種類等に応じて適宜選択することができ、本実施形態のように吸収性物品が使い捨ておむつの場合には、尿との接触の前後で色が変化するものを用いることが好ましく、例えば、ブロモフェノールブルー、メチルオレンジ、アリザンS、ブロモクレゾールグリーン、メチルレッド、ブロモクレゾールパープル、レザズリン等、pHが3〜7で変色するものが好ましい。本発明で好ましく用いられる変色物質(pH指示薬)の例としてはブロモクレゾールグリーンやブロモクレゾールパープル、レザズリンを挙げることができ、その場合、インジケータ部10(塗布部11S,12S)は、変色前(水分との接触前)は黄〜橙色、変色後は緑〜紫色である。高視認性部11,12の前記変色物質も、前記したものと同様のpH指示薬を用いることができる。低視認性部13についても、前記変色物質を用いる場合は、前記したものと同様のpH指示薬を用いることができる。
また、前記変色する剤(親水性の組成物)に含まれ得る前記粘着性物質としては、前記変色物質との相溶性の点から親水性を有するものが好ましい。そのような物質としては例えば、少なくとも水分と接触する前には裏面シート3(透湿性シート30)と吸収体4(コアラップシート41b)との間を接合する接着剤として機能する、親水性のポリマーが挙げられ、具体的には例えば、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアミド、ビニルピロリドンホモポリマー等が挙げられる。高視認性部11,12の前記粘着性物質も、前記したものと同様の物質を用いることができる。低視認性部13についても、前記粘着性物質を用いる場合は、前記したものと同様の物質を用いることができる。
インジケータ部10(塗布部11S,12S)の変色前後の色は、通常、それぞれ、透湿性シート30及び不織布31の地色(本実施形態では白色)とは異なっており、裏面シート3(透湿性シート30及び不織布31)を介して、おむつ1の外部から透けて見える。インジケータ部10の変色前後の色は、おむつ1の外部から視認可能であれば良く、特に制限されないが、変色前に比べ変色後の方が裏面シート3(透湿性シート30と不織布31との積層シート)との明度差が大きい、即ち、変色後のインジケータ部10と裏面シート3との明度L*の差(明度差ΔLa)の方が、変色前のインジケータ部10と裏面シート3との明度L*の差(明度差ΔLb)よりも大きいことが好ましい。斯かる構成により、母親等のおむつ着用者の保護者にとって重要な情報である、尿等の体液が排泄された事実を該保護者がより容易且つ正確に確認することが可能となる。
斯かる作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、前記明度差ΔLaと前記明度差ΔLbとの差(ΔLa−ΔLb)は、好ましくは10以上、更に好ましくは12以上28以下である。また、前記明度差ΔLaは、好ましくは10以上40以下、更に好ましくは16以上32以下であり、前記明度差ΔLbは、好ましくは0以上10以下、更に好ましくは6以上8以下である。また、変色後のインジケータ部10の明度L*は、好ましくは64以上84以下、更に好ましくは70以上80以下であり、変色前のインジケータ部10の明度L*は、好ましくは86以上100以下、更に好ましくは92以上98以下である。尚、ここでいう、変色後又は変色前のインジケータ部10の明度L*は、裏面シート3を介さずにインジケータ部10について直接明度L*を測定した場合の測定値を意味する。
前記明度L*は、色差計によって測定される。本発明においては、日本電色工業(株)のハンディ型分光色差計NF777(商品名)を用い、照明条件C、視野角条件2°、正面受光条件=0/45°、光束径φ10mmの測定条件で、測定サンプルの裏側に被覆材を5mm以上の厚さとなるように複数枚重ねた状態で反射光を測定して求められる。
図3及び図4には、それぞれ、本発明に係るインジケータ部の変形例が示されている。尚、図3及び図4では、それぞれ、説明容易の観点から、おむつ1の輪郭のみを記載し、おむつ1の他の構成部材の図示を省略している。後述する変形例については、前記実施形態と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、前記実施形態についての説明が適宜適用される。
図3(a)に示すインジケータ部10Aにおいては、インジケータ部10の背側領域10Pに、非塗布部13Aからなる低視認性部13が、複数(3個)設けられている。即ち、インジケータ部10Aの腹側部A側の縦方向端部10aを形成する腹側高視認性部11(塗布部11S)と、インジケータ部10Aの背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12S)との間には、腹側高視認性部11に近い順に、背側高視認性部14及び背側高視認性部15が形成されており、これら複数の高視認性部11,14,15,12は、縦方向Xに所定間隔を置いて形成されており、各該間隔が、非塗布部13A(低視認性部13)となっている。複数(3個)の低視認性部13の縦方向Xの長さ〔前記長さL(図1参照)に相当〕は同じである。背側高視認性部14,15は、それぞれ、背側高視認性部12と同様に、縦方向Xに延びる複数(3本)の直線状の塗布部を含んで構成されており、これら複数の塗布部は、大きさが同じであり、おむつ1の横方向Yの中央部に、それらの縦方向X(長手方向)の両端部を揃えて、横方向Yに等間隔に配されている。背側高視認性部12と背側高視認性部14,15とは、それらを構成する塗布部の数が同じであり、背側高視認性部12を構成する1本の塗布部12Sと背側高視認性部14,15を構成する1本の塗布部とは、横方向Yに関して同位置にある。
つまり、インジケータ部10Aは、図3(a)に示すように、該インジケータ部10Aの腹側部A側の縦方向端部10aを形成し且つ股下部Bから腹側部A側に亘り縦長の3本の腹側高視認性部11(塗布部11s)と、該インジケータ部10Aの背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12S)とを含んでいる。背側高視認性部12は、複数の腹側高視認性部11と同数の3本形成され且つ1本の該腹側高視認性部11の縦方向Xの延長線上に1本の該背側高視認性部12が位置するように形成されている。3本の腹側高視認性部11と3本の背側高視認性部12との間に、他の背側高視認性部14,15が、各腹側高視認性部11とその縦方向Xの延長線上に位置する1本の背側高視認性部12との間に縦方向Xに所定間隔を置いて2本位置するように形成されており、各該間隔(高視認性部11,14,15,12それぞれの間隔)は、非塗布部13Aからなる低視認性部13となっている。各低視認性部13(前記間隔)の縦方向Xの長さは同じである。複数の背側高視認性部12及び他の背側高視認性部14,15は、平面視における大きさが同じであり、おむつ1の横方向Yの中央部に、それらの縦方向Xの両端部を揃えて、横方向Yに等間隔に配されている。
図3(b)に示すインジケータ部10Bにおいては、低視認性部13は、塗布部13Sを含んで構成されており、前記変色する剤の非塗布部のみからなるものではない。そして、インジケータ部10Bの任意の部位を横方向Yに横断する1本の仮想直線Qと前記変色する剤の塗布部(11S,12S,13S)との重なり部分の長さの合計を、該部位における前記変色する剤の塗布幅とした場合、インジケータ部10Bにおいては、低視認性部13は、高視認性部11,12に比して、該塗布幅が小さい。即ち、インジケータ部10Bを横方向Yに横断する仮想直線Qを1本引いた場合に、低視認性部13における、任意の1本の仮想直線Qと前記変色する剤の塗布部(塗布部13S)との重なり部分の長さの合計(前記変色する剤の塗布幅)の方が、高視認性部11,12における、任意の1本の仮想直線Qと前記変色する剤の塗布部(塗布部11S,12S)との重なり部分の長さの合計(前記変色する剤の塗布幅)よりも小さい。
インジケータ部10Bにおいては、高視認性部11,12は、それぞれ、横方向Yに所定間隔を置いて配された複数(3本)の塗布部11S,12Sを含んで構成されているのに対し、低視認性部13は、塗布部11S,12Sと横方向Yの長さが同じ塗布部13Sを1本含んでいるのみであり、高視認性部11,12に比して塗布部の数が少なく、結果として前記塗布幅が小さい。インジケータ部10Bにおける塗布部13Sは、縦方向Xに延びる直線状をなし、高視認性部11,12をそれぞれ構成する複数(3本)の塗布部11S,12Sのうちの一部どうし、より具体的には、横方向Yの中央に位置する塗布部11S,12Sどうしを繋ぐ連結部となっており、該塗布部11S,12Sと横方向Yの長さ(幅)が同じである。
つまり、インジケータ部10Bは、図3(b)に示すように、該インジケータ部10Bの腹側部A側の縦方向端部10aを形成し且つ股下部Bから腹側部A側に亘り縦長の3本の腹側高視認性部11(塗布部11s)と、該インジケータ部10Bの背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12s)とを含んでいる。背側高視認性部12は、複数の腹側高視認性部11と同数の3本形成され且つ1本の該腹側高視認性部11の縦方向Xの延長線上に1本の該背側高視認性部12が位置するように形成されている。3本の腹側高視認性部11と3本の背側高視認性部12との間に、塗布部13S及び前記変色する剤の非塗布部を含む低視認性部13が形成されている。低視認性部13に含まれる低視認性部用塗布部13Sは、腹側高視認性部11及び背側高視認性部12をそれぞれ構成する3本の塗布部11S,12Sのうちの横方向Yの中央に位置する塗布部11S,12Sどうしを繋ぎ且つ該中央に位置する一部と同幅の連結部となっている。一方、低視認性部13に含まれる低視認性部用非塗布部は、前記連結部の横方向Yの左右両外方に位置し、各該非塗布部の縦方向Xの長さが同じである。
インジケータ部10Bにおける低視認性部13は、高視認性部11,12に比して前記塗布幅が小さいものの、前記変色する剤(水分との接触により変色する剤)が塗布されているので、非塗布部13Aからなる低視認性部13のように、前記変色する剤の塗布部(塗布部13S)の視認性はゼロではないが、高視認性部11,12よりも低く、場合によっては、裏面シート3(透湿性シート30と不織布31との積層シート)の地色(白色)と略同じ色に見える。従って、インジケータ部10Bを採用した場合でも、前述したインジケータ部10,10Aを採用した場合と同様の効果が奏される。
このような、前記変色する剤の塗布部(塗布部13S)を含む低視認性部13による作用効果をより確実に奏させるようにする観点から、該低視認性部13における、前述した仮想直線Qに関わる前記変色する剤の塗布幅(図3(b)に示す実施形態では1本の塗布部13Sの横方向Yの長さに相当)は、好ましくは5mm以下、更に好ましくは3mm以下である。
図3(c)に示すインジケータ部10Cにおいても、図3(b)に示すインジケータ部10Bと同様に、低視認性部13は、塗布部13Sを含んで構成されており、前記変色する剤の非塗布部のみからなるものではない。インジケータ部10Cにおいては、低視認性部13は、高視認性部11,12それぞれと同数(3本)の塗布部13Sを含んで構成されている。複数(3本)の塗布部13Sは、複数(3本)の塗布部11S,12Sそれぞれと1対1で対応しており、各塗布部13Sは、横方向Yに関して同位置にある塗布部11Sと塗布部12Sとを繋ぐ連結部となっている。しかしながら、インジケータ部10Cにおいては、低視認性部13を構成する3本の塗布部13Sは、何れもそれと連結している高視認性部11,12の塗布部11S,12Sに比して、横方向Yの長さ(幅)が短い。従って、インジケータ部10Cの低視認性部13は、その縦方向Xの両側に位置する高視認性部11,12に比して、前述した仮想直線Qに関わる前記変色する剤の塗布幅が小さく、結果として前記変色する剤の塗布部の視認性が相対的に低い。
つまり、インジケータ部10Cは、図3(c)に示すように、該インジケータ部10Cの腹側部A側の縦方向端部10aを形成し且つ股下部Bから腹側部A側に亘り縦長の3本の腹側高視認性部11(塗布部11s)と、該インジケータ部10Cの背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12s)とを含んでいる。背側高視認性部12は、複数の腹側高視認性部11と同数の3本形成され且つ1本の該腹側高視認性部11の縦方向Xの延長線上に1本の該背側高視認性部12が位置するように形成されている。3本の腹側高視認性部11と3本の背側高視認性部12との間に、これら両高視認性部11,12と同数(3本)の塗布部13Sを含む低視認性部13が形成されている。低視認性部13に含まれる3本の低視認性部用塗布部13Sは、3本の腹側高視認性部11を構成する腹側高視認性部用塗布部11S及び3本の背側高視認性部12を構成する背側高視認性部用塗布部12Sそれぞれと1対1で対応し、且つ各該低視認性部用塗布部13Sは、横方向Yに関して同位置にある1本の腹側高視認性部用塗布部11Sと1本の背側高視認性部用塗布部12Sとを繋ぎ且つこれら両塗布部11S,12Sよりも幅狭い連結部となっている。
図4(a)に示すインジケータ部10Dにおいても、図3(b)に示すインジケータ部10Bと同様に、低視認性部13は、塗布部13Sを含んで構成されており、前記変色する剤の非塗布部のみからなるものではない。インジケータ部10Dにおいては、低視認性部13は、前述した仮想直線Qに関わる前記変色する剤の塗布幅が部分的に異なっており、より具体的には、「1本の塗布部13Sを含む部分」を腹側高視認性部11寄りに有し、且つ「2本の塗布部13Sを含む部分」を背側高視認性部12寄りに有し、これら両部分は、縦方向Xにおいて重複していない。インジケータ部10Dの低視認性部13において、「1本の塗布部13Sを含む部分」(塗布部11S寄りの部分)の塗布部13Sは、腹側高視認性部11を構成する複数(3本)の塗布部11Sのうちの横方向Yの中央に位置する1本が、背側高視認性部12に向かって延出することにより形成されており、また、「2本の塗布部13Sを含む部分」(塗布部12S寄りの部分)の塗布部13Sは、背側高視認性部12を構成する複数(3本)の塗布部12Sのうちの左右両側方に位置する2本が、腹側高視認性部11に向かって延出することにより形成されている。インジケータ部10Dの低視認性部13は、その前記「1本の塗布部13Sを含む部分」及び前記「2本の塗布部13Sを含む部分」の何れもが、その縦方向Xの両側に位置する高視認性部11,12に比して、前述した仮想直線Qに関わる前記変色する剤の塗布幅が小さく、結果として前記変色する剤の塗布部の視認性が相対的に低い。
つまり、インジケータ部10Dは、図4(a)に示すように、該インジケータ部10Dの腹側部A側の縦方向端部10aを形成し且つ股下部Bから腹側部A側に亘り縦長の3本の腹側高視認性部11(塗布部11s)と、該インジケータ部10Dの背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12s)とを含んでいる。背側高視認性部12は、複数の腹側高視認性部11と同数の3本形成され且つ1本の該腹側高視認性部11の縦方向Xの延長線上に1本の該背側高視認性部12が位置するように形成されている。3本の腹側高視認性部11と3本の背側高視認性部12との間に、塗布部13S及び前記変色する剤の非塗布部を含む低視認性部13が形成されている。低視認性部13は、該低視認性部13の任意の部位を横方向Yに横断する1本の仮想直線Qと該低視認性部13に含まれる前記塗布部13Sとの重なり部分の長さの合計(前記変色する剤の塗布幅)が部分的に異なっている。
より具体的には、インジケータ部10Dにおいて、低視認性部13における腹側高視認性部11寄りの部分は、該腹側高視認性部11を構成する3本の腹側高視認性部用塗布部11Sのうちの横方向Yの中央に位置する1本が、背側高視認性部12に向かって延出することによって形成された塗布部13Sと、該塗布部13Sの横方向Yの左右両外方に位置する前記非塗布部とから形成されている。また、低視認性部13における背側高視認性部12寄りの部分は、該背側高視認性部12を構成する3本の背側高視認性部用塗布部12Sのうちの横方向Yの中央を除く部分に位置する2本が、腹側高視認性部11に向かって延出することによって形成された2本の塗布部12Sと、2本の該塗布部12Sに挟まれた前記非塗布部とから形成されている。
図4(b)に示すインジケータ部10Eは、インジケータ部10Eの背側部C側の縦方向端部10cを構成する背側高視認性部12の平面視形状の点で、図1に示すインジケータ部10と異なる。即ち、インジケータ部10Eにおいては、背側高視認性部12を構成する複数(3本)の塗布部12Sは、それぞれ、平面視して三角形形状(二等辺三角形形状)をなしている。複数の三角形形状の塗布部12Sは、それぞれ、その三角形の頂部を腹側高視認性部11に向け且つ該頂部と対向する一辺をおむつ1の背側部C側の縦方向端部1cに向けて配されており、該縦方向端部1cに向かうにつれて横方向Yの長さ(幅)が漸次狭くなるように配されている。
つまり、インジケータ部10Eは、図4(b)に示すように、該インジケータ部10Eの腹側部A側の縦方向端部10aを形成し且つ股下部Bから腹側部A側に亘り縦長の3本の腹側高視認性部11(塗布部11s)と、該インジケータ部10Eの背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12s)とを含んでいる。背側高視認性部12は、複数の腹側高視認性部11と同数の3本形成され且つ1本の該腹側高視認性部11の縦方向Xの延長線上に1本の該背側高視認性部12が位置するように形成されている。3本の背側高視認性部12を構成する背側高視認性部用塗布部12Sは、それぞれ、平面視して三角形形状をなし、且つその三角形の頂部を腹側高視認性部11に向け且つ該頂部と対向する一辺をおむつ1の背側部C側の縦方向端部1cに向けて配されており、該縦方向端部1cに向かうにつれて横方向Yの長さが漸次狭くなっている。3本の腹側高視認性部11と3本の平面視三角形形状の背側高視認性部12との間は、前記変色する剤の非塗布部13Aからなる低視認性部13となっており、該低視認性部13(非塗布部13A)の縦方向Xの長さは均一である。
図4(c)に示すインジケータ部10Fは、低視認性部13を挟んで縦方向Xの両側に位置する高視認性部11,12の、前述した仮想直線Qに関わる前記変色する剤の塗布幅の点で、図1に示すインジケータ部10と異なる。即ち、インジケータ部10Fにおいては、インジケータ部10Fの背側部C側の縦方向端部10cを形成する高視認性部12は、該高視認性部12に隣接する低視認性部13を挟んで縦方向Xの反対側に位置する、高視認性部11(他の高視認性部)に比して、前記塗布幅が大きい。より具体的には、インジケータ部10Fにおいては、腹側高視認性部11を構成する塗布部11Sが3本であるのに対し、背側高視認性部12を構成する塗布部12Sは5本であって、背側高視認性部12は、腹側高視認性部11に比して塗布部の数が多いため、前述した仮想直線Qに関わる前記変色する剤の塗布幅が大きく、結果として前記変色する剤の塗布部の視認性が相対的に高い。斯かる構成により、背側高視認性部12の変色後の視認性がより一層高まり、前述した低視認性部13の存在に起因する作用効果、特に、インジケータ部10Fにおける変色部の拡がり程度(排泄液の位置)の確認作業の容易性及び正確性が一層向上する。
つまり、インジケータ部10Fは、図4(c)に示すように、該インジケータ部10Fの腹側部A側の縦方向端部10aを形成し且つ股下部Bから腹側部A側に亘り縦長の3本の腹側高視認性部11(塗布部11s)と、該インジケータ部10Fの背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12s)とを含んでいる。背側高視認性部12は、複数の腹側高視認性部11よりも多数の5本形成されており、その5本のうちの該腹側高視認性部11と同数の3本が、1本の該腹側高視認性部11の縦方向Xの延長線上に1本の該背側高視認性部12が位置するように形成されており、残りの2本が、これら3本の横方向Yの左右両外方に位置するように形成されている。3本の腹側高視認性部11と5本の背側高視認性部12との間は、前記変色する剤の非塗布部13Aからなる低視認性部13となっており、該低視認性部13(非塗布部13A)の縦方向Xの長さは均一である。
以上、本発明について説明したが、本発明は、前述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。例えば、本発明に係るインジケータ部においては、該インジケータ部の背側部C側の縦方向端部10cを形成する背側高視認性部12(塗布部12S)と、該高視認性部12に隣接する低視認性部13を挟んで縦方向Xの反対側に位置する他の高視認性部(図3(a)に示すインジケータ部10Aにおいては高視認性部15、それ以外のインジケータ部においては腹側高視認性部11)とで、変色前の色が異なっていても良く、変色後の色が異なっていても良く、両方の色が異なっていても良い。
また、前記実施形態では、裏面シート3は2枚のシート(透湿性シート30及び不織布31)から構成されていたが、1枚のシートから構成されていても良く、3枚以上のシートから構成されていても良い。また、前記実施形態では、デザイン要素35は、透湿性シート30の非肌対向面(不織布31との対向面)に印刷されていたが、肌対向面(吸収体4との対向面)に印刷されていても良く、あるいは透湿性シート30ではなくて不織布31に印刷されていても良く、両方30,31に印刷されていても良い。また、デザイン要素35の形状は、前記実施形態の如きドット状(円形状)に制限されず、正方形形状、長方形形状、菱形形状、楕円形形状、多角形形状、星型形状等、種々の形状とすることができる。また、前記実施形態では、複数のデザイン要素35は全て同じ形状であったが、形状の異なる複数種のデザイン要素が混在していても構わない。
また、本発明の吸収性物品は、展開型の使い捨ておむつに制限されず、人体から排出される液の吸収に用いられる物品を広く包含し、パンツ型の使い捨ておむつ、生理用ナプキン、生理用ショーツ等も包含される。
前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記(吸収性物品)を開示する。
<1>
吸収体と該吸収体の非肌対向面側に配された裏面シートとを備え、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、着用時に着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を有する縦長の吸収性物品であって、
前記裏面シートと前記吸収体との間に、水分との接触により変色する剤の塗布部を含んで構成されるインジケータ部が、少なくとも前記股下部及び前記背側部に亘って縦方向に延びるように形成されており、
前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部から前記股下部の縦方向中央に亘る、該インジケータ部の背側領域に、該インジケータ部の他の部位に比して変色後の前記塗布部の視認性の低い低視認性部と、該低視認性部に比して該視認性の高い高視認性部とが設けられており、該低視認性部を挟んで縦方向の両側に該高視認性部が位置しており、
1)前記低視認性部は、前記インジケータ部の横方向の全長に亘って前記変色する剤が塗布されていない非塗布部からなるか、又は、
2)前記インジケータ部の任意の部位を横方向に横断する1本の仮想直線と前記塗布部との重なり部分の長さの合計を、該部位における前記変色する剤の塗布幅とした場合、前記低視認性部は、前記高視認性部に比して、該塗布幅が小さい吸収性物品。
<2>
前記低視認性部は、前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部から縦方向内方に50mm以内に存している前記<1>記載の吸収性物品。
<3>
前記低視認性部の縦方向の長さは2〜20mmである前記<1>又は<2>記載の吸収性物品。
<4>
前記低視認性部の縦方向の長さは、5〜15mmである前記<1>〜<3>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<5>
前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する前記高視認性部は、該高視認性部に隣接する前記低視認性部を挟んで縦方向の反対側に位置する、他の前記高視認性部に比して、変色後の色が濃い前記<1>〜<4>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<6>
前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する前記高視認性部は、該高視認性部に隣接する前記低視認性部を挟んで縦方向の反対側に位置する、他の前記高視認性部に比して、前記塗布幅が大きい前記<1>〜<5>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<7>
前記裏面シートに、該裏面シートの地色とは異なる色のデザイン要素が複数印刷されており、
前記裏面シートにおける、前記インジケータ部を前記吸収性物品の前記背側部側の縦方向端部に向けて仮想的に延長した場合のその仮想延長線と重なる領域(インジケータ部背側外方領域)は、該裏面シートの該領域以外の他の領域に比して、前記デザイン要素の単位面積当たりの数が少ない前記<1>〜<6>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<8>
前記裏面シートにおける、前記インジケータ部を前記吸収性物品の前記背側部側の縦方向端部に向けて仮想的に延長した場合のその仮想延長線と重なる領域には、印刷が施されていない前記<1>〜<6>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<9>
前記インジケータ部背側外方領域と前記裏面シートにおける該領域以外の他の領域とにおける、前記デザイン要素の単位面積当たりの数の比〔前記インジケータ部背側外方領域における前記デザイン要素の単位面積当たりの数/前記裏面シートの他の領域における前記デザイン要素の単位面積当たりの数〕は、0以上0.8以下である前記<7>記載の吸収性物品。
<10>
前記デザイン要素は、前記裏面シートを構成する透湿性シートの非肌対向面若しくは肌対向面、又は該裏面シートを構成する不織布、又は該透湿性シート及び該不織布の両方に印刷されており、
前記デザイン要素の形状は、ドット状(円形状)、正方形形状、長方形形状、菱形形状、楕円形形状、多角形形状又は星型形状である前記<7>又は<9>記載の吸収性物品。
<11>
前記インジケータ部は、前記吸収性物品の横方向の中央部に位置し、前記股下部及び前記背側部のみならず前記腹側部にも亘っており、
前記インジケータ部の縦方向の両端部は、それぞれ、前記塗布部からなり、前記裏面シートを構成する透湿性シートの肌対向面、又は前記吸収体を構成する吸収性コアの非肌対向面を被覆するコアラップシートの非肌対向面に、前記変色する剤を塗布することによって形成されている前記<1>〜<10>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<12>
前記インジケータ部の縦方向の長さは、前記吸収体の縦方向の最大長さを100としたとき、好ましくは50以上90以下、更に好ましくは55以上75以下である前記<1>〜<11>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<13>
前記高視認性部を構成する前記塗布部の横方向の長さ(幅)は、好ましくは1mm以上10mm以下、更に好ましくは1.25mm以上5mm以下である前記<1>〜<12>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<14>
前記高視認性部を構成する前記塗布部の数は、好ましくは2本以上6本以下、更に好ましくは3本以上5本以下である前記<1>〜<13>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<15>
変色後の前記インジケータ部と前記裏面シートとの明度L*の差(明度差ΔLa)の方が、変色前の該インジケータ部と該裏面シートとの明度L*の差(明度差ΔLb)よりも大きい前記<1>〜<14>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<16>
前記明度差ΔLaと前記明度差ΔLbとの差(ΔLa−ΔLb)は、好ましくは10以上、更に好ましくは12以上28以下であり、
前記明度差ΔLaは、好ましくは10以上40以下、更に好ましくは16以上32以下であり、
前記明度差ΔLbは、好ましくは0以上10以下、更に好ましくは6以上8以下である前記<1>〜<15>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<17>
変色後の前記インジケータ部の明度L*は、好ましくは64以上84以下、更に好ましくは70以上80以下であり、
変色前の前記インジケータ部10の明度L*は、好ましくは86以上100以下、更に好ましくは92以上98以下である前記<1>〜<16>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<18>
前記変色する剤は親水性の組成物であり、該組成物は、水分と接触することによって視覚的に変化する変色物質と、接着剤として機能する粘着性物質とを含み、
前記変色物質は、ブロモフェノールブルー、メチルオレンジ、アリザンS、ブロモクレゾールグリーン、メチルレッド、ブロモクレゾールパープル及びレザズリンからなる群から選択される1種以上であり、
前記粘着性物質は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリアミド及びビニルピロリドンホモポリマーからなる群から選択される1種以上である前記<1>〜<17>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<19>
前記インジケータ部は、該インジケータ部の前記腹側部側の縦方向端部を形成し且つ前記股下部から該腹側部側に亘り縦長の複数(3本)の腹側高視認性部と、該インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する背側高視認性部とを含み、
前記背側高視認性部は、複数の前記腹側高視認性部と同数(3本)形成され且つ1本の該腹側高視認性部の縦方向の延長線上に1本の該背側高視認性部が位置するように形成されており、
複数(3本)の前記腹側高視認性部と複数(3本)の前記背側高視認性部との間に、他の背側高視認性部が、各該腹側高視認性部とその縦方向の延長線上に位置する1本の該背側高視認性部との間に縦方向に所定間隔を置いて複数(2本)位置するように形成されており、各該間隔は、前記非塗布部からなる前記低視認性部となっており、各該低視認性部の縦方向の長さは同じであり、
複数の前記背側高視認性部及び前記他の背側高視認性部は、平面視における大きさが同じであり、前記吸収性物品の横方向の中央部に、それらの縦方向の両端部を揃えて、横方向に等間隔に配されている前記<1>〜<18>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<20>
前記インジケータ部は、該インジケータ部の前記腹側部側の縦方向端部を形成し且つ前記股下部から該腹側部側に亘り縦長の複数(3本)の腹側高視認性部と、該インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する背側高視認性部とを含み、
前記背側高視認性部は、複数の前記腹側高視認性部と同数(3本)形成され且つ1本の該腹側高視認性部の縦方向の延長線上に1本の該背側高視認性部が位置するように形成されており、
複数(3本)の前記腹側高視認性部と複数(3本)の前記背側高視認性部との間に、前記塗布部及び前記非塗布部を含む前記低視認性部が形成されており、
前記低視認性部に含まれる塗布部は、前記腹側高視認性部及び前記背側高視認性部をそれぞれ構成する複数(3本)の前記塗布部のうちの一部(横方向の中央に位置する塗布部)どうしを繋ぎ且つ該一部と同幅の連結部となっており、
前記低視認性部に含まれる非塗布部は、前記連結部の横方向の左右両外方に位置し、各該非塗布部の縦方向の長さが同じである前記<1>〜<18>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<21>
前記インジケータ部は、該インジケータ部の前記腹側部側の縦方向端部を形成し且つ前記股下部から該腹側部側に亘り縦長の複数(3本)の腹側高視認性部と、該インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する背側高視認性部とを含み、
前記背側高視認性部は、複数の前記腹側高視認性部と同数(3本)形成され且つ1本の該腹側高視認性部の縦方向の延長線上に1本の該背側高視認性部が位置するように形成されており、
複数(3本)の前記腹側高視認性部と複数(3本)の前記背側高視認性部との間に、これら両高視認性部と同数(3本)の前記塗布部を含む前記低視認性部が形成されており、
前記低視認性部に含まれる複数(3本)の塗布部は、複数(3本)の前記腹側高視認性部を構成する腹側高視認性部用塗布部及び複数(3本)の前記背側高視認性部を構成する背側高視認性部用塗布部それぞれと1対1で対応し、且つ各該塗布部は、横方向に関して同位置にある1本の該腹側高視認性部用塗布部と1本の該背側高視認性部用塗布部とを繋ぎ且つこれら両塗布部よりも幅狭い連結部となっている前記<1>〜<18>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<22>
前記インジケータ部は、該インジケータ部の前記腹側部側の縦方向端部を形成し且つ前記股下部から該腹側部側に亘り縦長の複数(3本)の腹側高視認性部と、該インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する背側高視認性部とを含み、
前記背側高視認性部は、複数の前記腹側高視認性部と同数(3本)形成され且つ1本の該腹側高視認性部の縦方向の延長線上に1本の該背側高視認性部が位置するように形成されており、
複数(3本)の前記腹側高視認性部と複数(3本)の前記背側高視認性部との間に、前記塗布部及び前記非塗布部を含む前記低視認性部が形成されており、
前記低視認性部は、該低視認性部の任意の部位を横方向に横断する1本の仮想直線と該低視認性部に含まれる前記塗布部との重なり部分の長さの合計(前記変色する剤の塗布幅)が部分的に異なっている前記<1>〜<18>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<23>
前記低視認性部における前記腹側高視認性部寄りの部分は、該腹側高視認性部を構成する複数(3本)の腹側高視認性部用塗布部のうちの横方向の中央に位置する1本が、前記背側高視認性部に向かって延出することによって形成された前記塗布部と、該塗布部の横方向の左右両外方に位置する前記非塗布部とから形成されており、
前記低視認性部における前記背側高視認性部寄りの部分は、該背側高視認性部を構成する複数(3本)の背側高視認性部用塗布部のうちの横方向の中央を除く部分に位置する2本が、前記腹側高視認性部に向かって延出することによって形成された2本の前記塗布部と、該2本の塗布部に挟まれた前記非塗布部とから形成されている前記<22>記載の吸収性物品。
<24>
前記インジケータ部は、該インジケータ部の前記腹側部側の縦方向端部を形成し且つ前記股下部から該腹側部側に亘り縦長の複数(3本)の腹側高視認性部と、該インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する背側高視認性部とを含み、
前記背側高視認性部は、複数の前記腹側高視認性部と同数(3本)形成され且つ1本の該腹側高視認性部の縦方向の延長線上に1本の該背側高視認性部が位置するように形成されており、
複数(3本)の前記背側高視認性部を構成する背側高視認性部用塗布部は、それぞれ、平面視して三角形形状をなし、且つその三角形の頂部を前記腹側高視認性部に向け且つ該頂部と対向する一辺を前記吸収性物品の前記背側部側の縦方向端部に向けて配されており、該縦方向端部に向かうにつれて横方向の長さが漸次狭くなっており、
複数(3本)の前記腹側高視認性部と複数(3本)の平面視三角形形状の前記背側高視認性部との間は、前記非塗布部からなる前記低視認性部となっており、該低視認性部の縦方向の長さは均一である前記<1>〜<18>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<25>
前記インジケータ部は、該インジケータ部の前記腹側部側の縦方向端部を形成し且つ前記股下部から該腹側部側に亘り縦長の複数(3本)の腹側高視認性部と、該インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する背側高視認性部とを含み、
前記背側高視認性部は、複数の前記腹側高視認性部よりも多数(5本)形成されており、その多数(5本)のうちの該腹側高視認性部と同数(3本)の該背側高視認性部が、1本の該腹側高視認性部の縦方向の延長線上に1本の該背側高視認性部が位置するように形成されており、残り(2本)の該背側高視認性部が、該腹側高視認性部と同数(3本)の該背側高視認性部の横方向の左右両外方に位置するように形成されており、
複数(3本)の前記腹側高視認性部とこれよりも多数(5本)の前記背側高視認性部との間は、前記非塗布部からなる前記低視認性部となっており、該低視認性部の縦方向の長さは均一である前記<1>〜<18>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<26>
前記吸収性物品は使い捨ておむつである前記<1>〜<25>の何れか一項に記載の吸収性物品。
<27>
更に、肌対向面を形成する表面シートを備え、前記吸収体は、該表面シートと前記裏面シートとの間に配置されており、
前記吸収体の縦方向の前後端縁から前後方向に延出するウエスト部の両方ないし一方に、ウエスト部弾性部材が、該ウエスト部を構成する前記表面シート及び前記裏面シートの間に伸長状態で固定されていると共に、前記吸収体の縦方向に沿う左右側縁から横方向に延出するレッグ部それぞれに、レッグ弾性部材が、該レッグ部を構成する前記表面シート及び前記裏面シートの間に伸長状態で固定されており、前記吸収性物品の着用時には、前記ウエスト弾性部材及び前記レッグ弾性部材の収縮によりウエストギャザー及びレッグギャザーが形成されるようになされており、
前記吸収性物品の前記表面シート側における縦方向に沿う左右両側それぞれに、立体ガードが設けられており、該立体ガードの自由端に、立体ガード弾性部材が伸長状態で固定されており、前記吸収性物品の着用時には、前記立体ガード弾性部材の収縮により立体ギャザーが形成されるようになされている前記<26>記載の吸収性物品。
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
1c 使い捨ておむつの背側部側の縦方向端部
2 表面シート
3 裏面シート
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F インジケータ部
10c インジケータ部の背側部側の縦方向端部
10P インジケータ部の背側領域
11 腹側高視認性部
11S 塗布部(腹側高視認性部)
12,14,15 背側高視認性部
12S 塗布部(背側高視認性部)
13 低視認性部
13A 非塗布部(低視認性部)
13S 塗布部(低視認性部)
30 透湿性シート
31 不織布
35 デザイン要素
4 吸収体
40 吸収性コア
41,41a,41b コアラップシート
A 腹側部
B 股下部
C 背側部

Claims (8)

  1. 吸収体と該吸収体の非肌対向面側に配された裏面シートとを備え、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、着用時に着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を有する縦長の吸収性物品であって、
    前記裏面シートと前記吸収体との間に、水分との接触により変色する剤の塗布部を含んで構成されるインジケータ部が、少なくとも前記股下部及び前記背側部に亘って縦方向に延びるように形成されており、
    前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部から前記股下部の縦方向中央に亘る、該インジケータ部の背側領域に、該インジケータ部の他の部位に比して変色後の前記塗布部の視認性の低い低視認性部と、該低視認性部に比して該視認性の高い高視認性部とが設けられており、該低視認性部を挟んで縦方向の両側に該高視認性部が位置しており、
    1)前記低視認性部は、前記インジケータ部の横方向の全長に亘って前記変色する剤が塗布されていない非塗布部からなるか、又は、
    2)前記インジケータ部の任意の部位を横方向に横断する1本の仮想直線と前記塗布部との重なり部分の長さの合計を、該部位における前記変色する剤の塗布幅とした場合、前記低視認性部は、前記高視認性部に比して、該塗布幅が小さい吸収性物品。
  2. 前記低視認性部は、前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部から縦方向内方に50mm以内に存している請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記低視認性部の縦方向の長さは2〜20mmである請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する前記高視認性部は、該高視認性部に隣接する前記低視認性部を挟んで縦方向の反対側に位置する、他の前記高視認性部に比して、変色後の色が濃い請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記インジケータ部の前記背側部側の縦方向端部を形成する前記高視認性部は、該高視認性部に隣接する前記低視認性部を挟んで縦方向の反対側に位置する、他の前記高視認性部に比して、前記塗布幅が大きい請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記裏面シートに、該裏面シートの地色とは異なる色のデザイン要素が複数印刷されており、
    前記裏面シートにおける、前記インジケータ部を前記吸収性物品の前記背側部側の縦方向端部に向けて仮想的に延長した場合のその仮想延長線と重なる領域は、該裏面シートの該領域以外の他の領域に比して、前記デザイン要素の単位面積当たりの数が少ない請求項1〜5の何れか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記裏面シートにおける、前記インジケータ部を前記吸収性物品の前記背側部側の縦方向端部に向けて仮想的に延長した場合のその仮想延長線と重なる領域には、印刷が施されていない請求項1〜5の何れか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収性物品は使い捨ておむつである請求項1〜7の何れか一項に記載の吸収性物品。
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