JP2014146990A - 無線装置並びにその検査方法及び製造方法 - Google Patents

無線装置並びにその検査方法及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配線基板の実装状態や製品ごとのばらつきを反映して簡易かつ正確な検査を行うことが可能な無線装置を提供する。
【解決手段】本発明の無線装置は、アンテナ素子16から整合回路15を経由して無線回路に至る信号導体14と、信号導体14の2箇所の切断部に配置された2個のスイッチ付きコネクタSC1、SC2とを備える。スイッチ付きコネクタSC1は、信号ケーブルの装着時に両側の導体部分の間を非導通に保ちつつアンテナ素子16と信号ケーブルとの間を導通させ、信号ケーブルの離脱時に両側の導体部分の間を導通させる。スイッチ付きコネクタSC2は、信号ケーブルの装着時に両側の導体部分の間を非導通に保ちつつ整合回路15と信号ケーブルとの間を導通させ、信号ケーブルの離脱時に両側の導体部分の間を導通させる。よって、スイッチ付コネクタSC1、SC2を介したアンテナ特性の測定と無線特性の測定の両方を実施することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ素子から整合回路を経由して無線回路に至る双方向の信号経路と、信号ケーブルに着脱可能なコネクタとを具備する無線装置と、その検査方法及び製造方法に関するものである。
一般に、携帯電話等の無線装置は、無線回路を実装した配線基板を備えており、配線基板の端部にはチップアンテナ等の小型かつ高利得のアンテナ素子が搭載されている。このような無線装置としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiFi、GPSなど多様な規格に対応する端末や、あるいはZigbee(登録商標)などの近距離無線ネットワーク型の端末が含まれる。この種の無線装置を製造する際には、無線回路やアンテナ素子の特性、あるいは無線回路とアンテナ素子の間に設けられる整合回路のインピーダンスなどを検査する手順が必要となる(例えば、特許文献1〜7参照)。例えば、無線装置のアンテナ特性を検査する場合、配線基板の構造、無線回路のシールド板、周辺に実装される電子部品などの影響を受けて、アンテナ素子の共振周波数やインピーダンスが変化することが問題となる。また、無線装置の小型化の要請により配線基板やアンテナ素子のサイズも縮小しているため、それらの寸法や実装位置に応じてアンテナ特性や各種無線特性にばらつきが生じやすく、かつ製品ごとの変動も想定される。そのため、無線装置の検査時には、実際の製品の形態と同様に無線回路や各種部品が配線基板に実装された状態で、アンテナ特性や各種無線特性を測定し、その結果を反映してアンテナの共振周波数やインピーダンス等を的確に調整することが望ましい。
特開2008−292319号公報 特開2001−333025号公報 特開2011−217288号公報 特許第4288967号公報 特開2004−281179号公報 特開平11−205180号公報 特許第3544845号公報
上記従来の無線装置の検査を行う場合、多様な手法を適用することができる。例えば、アンテナのインピーダンス調整を例にとると、実際の製品の形態と同様、アンテナ素子から整合回路を経由して無線回路に至る信号経路が構成された配線基板に対し、所定箇所を切断してコネクタを取り付け、コネクタから信号ケーブルを介して測定器への接続を行うことができる。また、上記信号経路の所定箇所に予め調整用の調整用素子や検査用コネクタを取り付けておき、必要に応じて調整用素子の調整や検査用コネクタへの信号ケーブルの装着を行う構成も可能である。しかしながら、実際の無線装置の検査に際し、例えば、アンテナのインピーダンス調整を行うには、配線基板上の信号経路の所定箇所から見て、アンテナ素子と整合回路(又は無線回路)の両方に対して測定を行うことが望ましい。上記従来の手法に基づく検査工程では、実際の製品と同様の配線基板に対し、その実装状態を維持した状態で、アンテナ素子の特性を測定することができたとしても、整合回路(無線回路)の特性を測定することは困難であり、その逆も同様である。以上のように、上記従来の無線装置において、無線回路やアンテナ素子が実装された配線基板に対し、所望の無線特性を簡易かつ正確に測定可能な検査方法は提案されていない。
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、無線回路やアンテナ素子が実装された無線装置に対する検査時に、配線基板の実装状態や製品ごとのばらつきを反映して所望の特性を簡易かつ正確に測定し得る無線装置とその検査方法及び製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の無線装置は、アンテナ素子と、無線回路と、整合回路がそれぞれ配線基板に実装された無線装置であって、前記アンテナ素子から前記整合回路を経由して前記無線回路に至る双方向の信号経路を構成し、少なくとも、前記アンテナ素子と前記整合回路の間の第1の切断部、及び、前記第1の切断部と前記整合回路の間の第2の切断部において電気的に切断された信号導体と、前記第1の切断部に配置され、第1の信号ケーブルの着脱状態に応じて前記第1の切断部の両側の導体部分の導通状態を切り替える第1のスイッチ付きコネクタと、前記第2の切断部に配置され、第2の信号ケーブルの着脱状態に応じて前記第2の切断部の両側の導体部分の導通状態を切り替える第2のスイッチ付きコネクタと、を備え、前記第1のスイッチ付きコネクタは、前記第1の信号ケーブルの装着時に前記第1の切断部の両側の導体部分の間を非導通に保ちつつ前記アンテナ素子と前記第1の信号ケーブルとの間を導通させるとともに、前記第1の信号ケーブルの離脱時に前記第1の切断部の両側の導体部分の間を導通させる構造を有し、前記第2のスイッチ付きコネクタは、前記第2の信号ケーブルの装着時に前記第2の切断部の両側の導体部分の間を非導通に保ちつつ前記整合回路と前記第2の信号ケーブルとの間を導通させるとともに、前記第2の信号ケーブルの離脱時に前記第2の切断部の両側の導体部分の間を導通させる構造を有する。
本発明の無線装置によれば、無線装置の配線基板において、アンテナ素子と整合回路の間の第1の切断部に第1のスイッチ付きコネクタが配置されるとともに、第1の切断部と整合回路の間の第2の切断部に第2のスイッチ付きコネクタが配置され、これら2つのコネクタの導通状態が信号経路に対して逆方向に切り替えられる。すなわち、アンテナ素子の測定時には、第1の信号ケーブルを第1のスイッチ付コネクタに装着することによりアンテナ素子と第1の信号ケーブルの間が導通し、整合回路又は無線回路の測定時には、第2の信号ケーブルを第2のスイッチ付きコネクタに装着することにより整合回路と第2の信号ケーブルの間が導通する。一方、第1及び第2の信号ケーブルを両方とも装着していない状態では、アンテナ素子から整合回路を経由して無線回路に至る信号経路が導通し、無線装置の通常の動作が可能である。無線装置の検査時には、複雑な手順を要することなく、1本の信号ケーブルを用いてアンテナ側と無線回路側を選択的に検査することや、2本の信号ケーブルを用いてアンテナ側と無線回路側の両方を同時に検査することが可能である。また、第1及び第2のスイッチ付きコネクタを取り付けた状態で、そのまま製品として利用することが可能であり、無線装置の検査工程の簡素化と製品の信頼性の向上をともに実現可能となる。
本発明の無線装置において、第1及び第2のスイッチ付きコネクタを同一の構造とし、第1及び第2の信号ケーブルを同一の構造としてもよい。それぞれを同一構造とすることにより、コスト低減のメリットが得られる。なお、上述したように、第1及び第2のスイッチ付きコネクタを同一構造とするときは、導通状態への切り替えの方向性が互いに逆となるように配置されていればよい。
本発明の無線装置において、配線基板の表面にグランド導体を形成するとともに、第1及び第2の信号ケーブルとして同軸ケーブルを用い、それぞれの同軸ケーブルの外部導体をグランド導体と電気的に接続可能な構造としてもよい。この場合、第1及び第2のスイッチ付きコネクタの各々に、同軸ケーブルの外部導体と電気的に接続される複数の端子を形成するとともに、グランド導体のうち第1及び第2の切断部の各々の近傍に、複数の端子を接合するための複数のランドを形成することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の無線装置の検査方法は、アンテナ素子と、無線回路と、整合回路がそれぞれ配線基板に実装されるとともに、前記アンテナ素子から前記整合回路を経由して前記無線回路に至る双方向の信号経路を構成する信号導体が予め形成された無線装置の検査方法であって、前記信号導体に対し、前記アンテナ素子と前記整合回路の間の第1の切断部と、前記第1の切断部と前記整合回路の間の第2の切断部とをそれぞれ電気的に切断する切断工程と、信号ケーブルの着脱状態に応じて、第1の端子及び第2の端子の導通状態を切り替え、前記信号ケーブルの装着時に前記第1の端子及び前記第2の端子の間を非導通に保ちつつ前記第1の端子と前記信号ケーブルとの間を導通させるとともに、前記信号ケーブルの離脱時に前記第1の端子及び前記第2の端子の間を導通させる構造を有する1対のスイッチ付きコネクタを準備する準備工程と、前記1対のスイッチ付きコネクタの一方を、前記第1の切断部を挟んで、前記第1の端子が前記アンテナ素子の側の導体部分に接合されるとともに前記第2の端子が前記第2の切断部の側の導体部分に接合される方向に取り付ける第1の取り付け工程と、前記1対のスイッチ付きコネクタの他方を、前記第2の切断部を挟んで、前記第1の端子が前記整合回路の側の導体部分に接合されるとともに前記第2の端子が前記第1の切断部の側の導体部分に接合される方向に取り付ける第2の取り付け工程と、前記第1の切断部の側の前記スイッチ付きコネクタの前記信号ケーブルを経由して伝送される信号に基づいて前記アンテナ素子の特性を検査する第1の検査工程と、前記第2の切断部の側の前記スイッチ付きコネクタの前記信号ケーブルを経由して伝送される信号に基づいて前記整合回路又は前記無線回路の特性を検査する第2の検査工程と、を備えている。
本発明の無線装置の検査方法によれば、検査対象の無線装置に対し、切断工程、準備工程、第1及び第2の取り付け工程を実施することにより、上述の構成を有する配線基板を形成し、その後に第1及び第2の検査工程を実施することにより、第1のスイッチ付きコネクタを介したアンテナ特性の測定と第2のスイッチ付きコネクタを介した無線特性の測定が可能となる。これにより、初期時点の無線装置には第1及び第2のスイッチ付きコネクタを実装することなく、検査対象として選定された無線装置にのみ上述の各工程を経て信頼性の高い検査を行うことができる。
本発明の無線装置の検査方法において、第1及び第2の検査工程を同時に実施してもよい。また、配線基板に、第1の切断部の両側の導体部分の間を導通させる第1の素子と、第2の切断部の両側の導体部分の間を導通させる第2の素子とを予め実装しておき、切断工程において、第1及び第2の素子を配線基板から除去してもよい。また、第1及び第2の検査工程の終了後に、1対のスイッチ付きコネクタを配線基板から除去する除去工程と、配線基板に対し、第1の切断部に第1の素子を実装し、第2の切断部に第2の素子を実装する実装工程とを更に実施してもよい。
なお、本発明の無線装置の製造方法は、上述の検査方法を含んでいてもよい。
本発明によれば、無線装置の配線基板に対し、信号ケーブルの着脱状態に応じて信号導体の経路を切り替え可能な2つのスイッチ付きコネクタを実装することにより、アンテナ素子の特性と無線回路・整合回路の特性をそれぞれ検査することができる。これにより、配線基板の実装状態や製品ごとのばらつきを反映して、アンテナ特性や無線特性の検査を簡易かつ正確に行うことが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る無線装置10の構造を示す図である。 図1の領域11aにおける主要部を拡大して示す平面図である。 スイッチ付きコネクタSC1、SC2の底面図の一例を示す図である。 スイッチ付きコネクタSC1、SC2のa−a断面(図3)において、信号ケーブルの離脱時の模式的な断面構造を示す図である。 スイッチ付きコネクタSC1、SC2のa−a断面(図3)において、信号ケーブルの装着時の模式的な断面構造を示す図である。 スイッチ付きコネクタSC1、SC2における信号ケーブルの着脱状態と図2の回路接続との関係について説明する図である。 第2実施形態の無線装置10において、配線基板11にスイッチ付きコネクタSC1、SC2が実装されていない状態の図2の平面図に対応する範囲を示す図である。 第2実施形態の無線装置10における切断工程を説明する図である。 第2実施形態の無線装置10における第1の検査工程を説明する図である。 第2実施形態の無線装置10における第2の検査工程を説明する図である。 第2実施形態の変形例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下では、本発明を適用した2つの実施形態について順次説明する。ただし、以下の各実施形態は本発明の技術思想を適用した形態の例であって、本発明が以下の各実施形態の内容により限定されることはない。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線装置10の構造を示す図である。図1に示す無線装置10は、例えば、携帯電話等の小型携帯端末の用途に用いられるものであり、配線基板11と、この配線基板11上に搭載された無線ユニット12と、配線基板11の表面に形成されたグランド導体13及び信号導体14と、配線基板11の領域11aにそれぞれ実装された整合回路15、1対のスイッチ付きコネクタSC1、SC2、アンテナ素子16とを備えている。なお、実際の無線装置10の配線基板11は、図1に示す構成要素の他にも、各種電子部品やコネクタを備えているが、図1では省略している。
図1において、配線基板11は、平面視で比較的サイズの小さい矩形の基板であり、誘電体材料の少なくとも表面に導体層が形成されている。なお、配線基板11の導体層は1層でも多層でも適用可能である。配線基板11の表面のうち、上述の領域11aと重ならない領域に無線ユニット12が搭載されている。無線ユニット12の内部には無線回路(不図示)が構成されており、全体がシールド板で一体的に覆われている。無線ユニット12内の無線回路には、無線装置10の規格に応じて、送信回路、受信回路、制御回路など多様な回路を構成することができる。
一方、配線基板11の領域11aの端部には、グランド電位と電気的に接続されたグランド導体13と、グランド導体13に囲まれた信号導体14がそれぞれ形成されている。信号導体14は、一端が無線ユニット12の給電部に接続され、他端がアンテナ素子16に接続され、その間の部分が整合回路15及び2個のスイッチ付きコネクタSC1、SC2にそれぞれ接続されている。信号導体14の導通は、2個のスイッチ付きコネクタSC1、SC2により切り替え可能であるが、詳細については後述する。
整合回路15は、無線ユニット12の給電部のインピーダンスとアンテナ素子16のインピーダンスを整合する役割があり、例えば、コンデンサやコイル等の複数のチップ部品から構成される。2個のスイッチ付きコネクタSC1、SC2は、それぞれ信号ケーブルを着脱自在な構造を有し、それぞれの位置で信号導体14と信号ケーブルの導通を切り替え可能な表面実装型の高周波部品である。なお、整合回路15の構成と2個のスイッチ付きコネクタSC1、SC2の具体的な構造については後述する。また、アンテナ素子16の構造は共振周波数に応じて異なるが、例えば、セラミック等に導体パターンを形成したチップアンテナが用いられる。
図2は、図1の領域11aにおける主要部を拡大して示す平面図である。図2において、信号導体14を構成する部分領域として導体部分14a、14b、14c、14dを示している。すなわち、信号導体14は、アンテナ素子16とスイッチ付きコネクタSC1の間の導体部分14aと、2個のスイッチ付きコネクタSC1、SC2の間の導体部分14bと、スイッチ付きコネクタSC2と整合回路15の間の導体部分14cと、整合回路15と無線回路の間の導体部分14dとを含んでいる。また、信号導体14には、上述の導体部分14a、14b、14c、14dに加えて、整合回路15内の回路接続用の導体部分が含まれる。図2の例では、整合回路15が5個のチップ部品としての素子15a〜15eを含む例を示しているが、整合回路15の素子数は5個に制約されることなく、インピーダンス整合が可能な1個又は複数の素子を用いて構成可能である。
図2には示されないが、一方のスイッチ付きコネクタSC1(本発明の第1のスイッチ付きコネクタ)の直下には、両側の導体部分14a、14bが電気的に切断された第1の切断部が存在し、他方のスイッチ付きコネクタSC2(本発明の第2のスイッチ付きコネクタ)の直下には、両側の導体部分14b、14cが電気的に切断された第2の切断部が存在する。そして、スイッチ付きコネクタSC1は、信号ケーブル(本発明の第1の信号ケーブル)の着脱状態に応じて、アンテナ素子16の側の導体部分14aと、スイッチ付きコネクタSC2の側の導体部分14bとの導通状態を切り替える。また、スイッチ付きコネクタSC2は、信号ケーブル(本発明の第2の信号ケーブル)の着脱状態に応じて、スイッチ付きコネクタSC1の側の導体部分14bと、整合回路15の側の導体部分14cとの導通状態を切り替える。
ここで、図3〜図5を参照して、スイッチ付きコネクタSC1、SC2の構造の概略について説明する。以下の説明では、それぞれのスイッチ付きコネクタSC1、SC2が共通の構造であることを想定する。図3は、各々のスイッチ付きコネクタSC1、SC2の底面図の一例を示している。なお、図3の方向は図2の方向と一致している。各々のスイッチ付きコネクタSC1、SC2の底面には、4つの角部に配置された4つのグランド端子GTと、信号導体14の延伸方向の両側に配置された1対の信号端子STが形成されている。図3の配置に対応して、図2のグランド導体13には、4つのグランド端子GTに接合される4つのランドが形成されるとともに、図2の信号導体14には、1対の信号端子STに接合される2つのランドが形成されるが、これらの各ランドの配置については後述する。
図4及び図5は、スイッチ付きコネクタSC1、SC2の図3のa−a断面における模式的な断面構造を示しており、図4が信号ケーブルの離脱時の断面構造に対応し、図5が信号ケーブルの装着時の断面構造に対応する。図4及び図5に示すように、各々のスイッチ付きコネクタSC1、SC2は、上部ケース20と、下部ケース21と、導体部22と、固定端子23と、可動端子24とを備えている。
上部ケース20及び下部ケース21は、樹脂等の絶縁材料により形成され、一体的に組み合わせることでスイッチ付きコネクタSC1、SC2の本体を構成する。導体部22は、上部ケース20の外周を取り囲む円筒状の金属部材であり、図示しない接続構造を介して図3のグランド端子GTと電気的に接合されている。固定端子23は、下部ケース21を上下から挟み込む状態で固定された導電性部材である。可動端子24は、固定端子23と対向する位置で下部ケース21を上下から挟み込む板バネ状の導電性部材であり、その先端24aが可動端子24の弾性によって上下に変形する構造を有する。なお、図3の1対の信号端子STのうち、いずれか一方が固定端子23に対応し、いずれか他方が可動端子24に対応する。
図4に示すように、信号ケーブルの離脱時には、可動端子24の先端24aが固定端子23を下方から圧接し、可動端子24と固定端子23が接触した状態に保たれて両者の間は導通する。従って、図3の1対の信号端子STは電気的に接続されることになる。これに対し、図5に示すように、信号ケーブルの装着時には、信号ケーブルに設けられたプローブ30の先端が、上方から可動端子24を下側に押し込むように作用する。その結果、可動端子24が下方に変形し、その先端24aが固定端子23と非接触の状態となって両者の間は非導通となる。このとき、プローブ30と可動端子24の間は導通する状態となっている。従って、図3の1対の信号端子STは電気的に切断されるとともに、1対の信号端子STのうちの可動端子24に対応する側が信号ケーブルと電気的に接続されることになる。
なお、図5には示されないが、同軸ケーブルとしての信号ケーブルを装着した際、その外部導体は、上部ケース20の周囲の導体部22に接合される状態になる。従って、同軸ケーブルの外部導体が図3の4つのグランド端子GTと電気的に接続されることになる。
図3〜図5に示す構造を有するスイッチ付きコネクタSC1、SC2は、互いに逆の方向性で配置する必要がある。すなわち、一方のスイッチ付きコネクタSC1は、アンテナ素子16の側の導体部分14aに可動端子24が接合され、スイッチ付きコネクタSC2の側の導体部分14bに固定端子23が接合される。また、他方のスイッチ付きコネクタSC2は、整合回路15の側の導体部分14cに可動端子24が接合され、スイッチ付きコネクタSC1の側の導体部分14bに固定端子23が接合される。このように、1対のスイッチ付きコネクタSC1、SC2は、互いに180度異なる方向で配置されている。
以下、図6を参照して、スイッチ付きコネクタSC1、SC2における信号ケーブルの着脱状態と図2の回路接続との関係について説明する。図6では、スイッチ付きコネクタSC1、SC2における信号ケーブルの3通りの着脱状態に関し、それぞれ、アンテナ素子16からスイッチ付きコネクタSC1、SC2及び整合回路15を経て無線ユニット12内の無線回路に至る信号導体14の状態を模式的に表している。まず、図6(A)に示すように、スイッチ付きコネクタSC1、SC2がともに信号ケーブルを離脱した状態にあるときは、スイッチ付きコネクタSC1、SC2はいずれも両側の導体部分が導通し、信号導体14によりアンテナ素子16から整合回路15を経由して無線回路までが導通する状態になる。この状態は、無線装置10は通常の無線動作を行うことができる。
これに対し、図6(B)に示すように、スイッチ付きコネクタSC1に信号ケーブルを装着したときは、アンテナ素子16からスイッチ付きコネクタSC1を経由して測定器との間で信号の伝送が可能となり、測定器によりアンテナ素子16の特性を測定することができる。このとき、アンテナ素子16と整合回路15との間は、スイッチ付きコネクタSC1の位置で電気的に切断されている。また、図6(C)に示すように、スイッチ付きコネクタSC2に信号ケーブルを装着したときは、無線回路と整合回路15からスイッチ付きコネクタSC2を経由して測定器との間で信号の伝送が可能となり、測定器により所望の特性を測定することができる。このとき、アンテナ素子16と整合回路15との間は、スイッチ付きコネクタSC2の位置で電気的に切断されている。
なお、図6には示されないが、両方のスイッチ付きコネクタSC1、SC2にそれぞれ信号ケーブルを装着してもよい。この場合、図6(B)及び図6(C)の両方の測定器を用意し、それぞれのスイッチ付きコネクタSC1、SC2を経由して、アンテナ素子16の特性と、無線回路又は整合回路15の特性とを同時に測定することができる。
以上のように、第1実施形態の無線装置10によれば、2つのスイッチ付きコネクタSC1、SC2に対する信号ケーブルの着脱を行うことにより、アンテナ特性や無線特性の検査時に、配線基板11の実装状態を保持したままで、簡易かつ正確な測定を行うことができる。仮に、図2において、1つのスイッチ付きコネクタのみを配置する構成では、信号ケーブルをアンテナ素子16の側又は整合回路15の側のいずれか一方のみしか接続できないが、第1実施形態では、2つのスイッチ付きコネクタSC1、SC2を設けて両者を逆の方向性で配置することにより、上述の測定が可能となる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態は、本発明を無線装置10の検査方法及び製造方法に適用したものである。第2実施形態においては、製造される多数の無線装置10の中から検査対象を選定し、選定された無線装置10に対する検査を実行する手順を説明する。よって、以下では、無線装置10の製造方法のうち検査方法に関連しない手順についての説明は省略する。
第2実施形態の無線装置10の製造時に、検査工程を実施する前の時点では、配線基板11にスイッチ付きコネクタSC1、SC2が実装されていない状態を前提とする。図7は、この時点の無線装置10に関し、図2の平面図に対応する範囲を示している。図7に示すように、図2のスイッチSC1、SC2の部分には信号導体14が形成されており、アンテナ素子16と整合回路15が信号導体14を介して直結されている。そして、各々のスイッチ付きコネクタSC1、SC2の実装予定位置には、図3のグランド端子GTを接合するための4つのグランド用ランドLgと、1対の信号端子STを接合するための2つの信号用ランドLsが設けられ、それぞれのランドの表面のレジストが除去されている。ただし、検査対象以外の無線装置10は、図7の状態のまま無線ユニット12と、整合回路15と、アンテナ素子16とを用いて通常の動作が行われ、各グランド用ランドLg及び各信号用ランドLsは用いられることはない。
次いで、多数の製品のうち特定のロットに含まれる無線装置10を検査対象として選定する。そして、検査対象の無線装置10に関し、図7の信号導体14のうち、1対のスイッチ付きコネクタSC1、SC2の実装予定位置の部分をそれぞれ電気的に切断する(切断工程)。例えば、図8に示すように、信号導体14のうち、スイッチ付きコネクタSC1の実装予定位置の直下の切断部CP1(本発明の第1の切断部)と、スイッチ付きコネクタSC2の実装予定位置の直下の切断部CP2(本発明の第2の切断部)のそれぞれの導体パターンを切断装置やレーザ等を用いて切断すればよい。その結果、信号導体14が分割されるので、図2と同様の導体部分14a、14b、14c、14dが形成される。
次いで、図3〜図5の構造を有する1対のスイッチ付きコネクタSC1、SC2を準備する(準備工程)。そして、一方のスイッチ付きコネクタSC1を上述の切断部CP1の位置に取り付けるとともに(第1の取り付け工程)、他方のスイッチ付きコネクタSC2を上述の切断部CP2の位置に取り付ける(第2の取り付け工程)。すなわち、1対のスイッチ付きコネクタSC1、SC2のそれぞれの各グランド端子GT及び各信号端子STを、例えば半田を用いて、対応するグランド用ランドLg及び信号用ランドLsに接合する。その結果、検査対象の無線装置10は、図8の平面図の状態から、図2の平面図の状態になる。このとき、1対のスイッチ付きコネクタSC1、SC2の方向性が図6で説明した回路接続に一致するように配置する必要がある。具体的には、スイッチ付きコネクタSC1の可動端子24(図4)がアンテナ素子16の側の導体部分14aに接合され、スイッチ付きコネクタSC2の可動端子24(図4)が整合回路15の側の導体部分14cに接合されるような方向に取り付ければよい。
次いで、図9に示すように、一方のスイッチ付きコネクタSC1に信号ケーブルを装着し、アンテナ素子16の特性を検査する(第1の検査工程)。このとき、図6(B)に示す回路接続に切り替わるので、スイッチ付きコネクタSC1及び信号ケーブルを経由して、アンテナ素子16と測定器との間で信号の伝送経路が構成され、測定器を用いて所望のアンテナ特性の測定が可能となる。例えば、アンテナ素子16のインピーダンスやSパラメータを測定することができる。
更に、図10に示すように、他方のスイッチ付きコネクタSC2に信号ケーブルを装着し、整合回路15又は無線ユニット12内の無線回路の特性を検査する(第2の検査工程)。このとき、図6(C)に示す回路接続に切り替わるので、スイッチ付きコネクタSC2及び信号ケーブルを経由して、整合回路15又は無線回路と測定器との間で信号の伝送経路が構成され、測定器を用いて所望の無線特性の測定が可能となる。例えば、整合回路15のインピーダンスや無線回路の送受信動作時のレベル又は周波数特性を測定することができる。
なお、図9及び図10では、第1及び第2の検査工程を別々に示しているが、両者を同時に実施してもよい。すなわち、一方のスイッチ付きコネクタSC1に第1の信号ケーブルを装着し、かつ、他方のスイッチ付きコネクタSC2に第2の信号ケーブルを装着した状態で、それぞれ別々の測定器により別々の特性を測定することができる。検査対象の無線装置10に対する第1及び第2の検査工程の終了後には、それぞれのスイッチ付きコネクタSC1、SC2から信号ケーブルを離脱することで、無線装置10の通常の動作が可能な状態に戻る。
ここで、第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態では、検査対象の無線装置10に対し、第1及び第2の検査工程に先立って、切断工程、準備工程、第1及び第2の取り付け工程を実施する場合を説明したが、これとは異なる工程を実施する変形例を適用可能である。すなわち、本変形例に係る無線装置10の製造時に、第1及び第2の検査工程を実施する前の時点では、図7に替えて、図11に示す平面図を前提としてもよい。図11の配線基板11においては、図8と同様、信号導体14に予め図8に示す切断部CP1、CP2が形成されており、それぞれの切断部CP1、CP2に0Ω抵抗素子R1、R2が実装されている。具体的には、一方の0Ω抵抗素子R1(本発明の第1の素子)が切断部CP1の両側の信号用ランドLsの間に接続され、他方の0Ω抵抗素子R2(本発明の第1の素子)が切断部CP2の両側の信号用ランドLsの間に接続されている。これにより、信号導体14を構成する導体部分14a、14b、14cは2つの0Ω抵抗素子R1、R2を介して電気的に接続されることになる。
そして、検査対象として選定された無線装置10に対し、前述の切断工程に相当する工程として、図11の2個の抵抗素子R1、R2をそれぞれ配線基板11から取り外す。その結果、検査対象の無線装置10は、図11の平面図の状態から、図8の平面図の状態に移行する。その後、既に説明した準備工程、第1及び第2の取り付け工程(図2)、第1及び第2の検査工程(図9及び図10)を順に実施すればよい。その後、第1及び第2の検査工程の終了後の無線装置10に再び通常の動作を行わせるには、まず、配線基板11からスイッチ付きコネクタSC1、SC2をそれぞれ除去する(除去工程)。続いて2個の0Ω抵抗素子R1、R2をそれぞれの切断部CP1、CP2の位置に実装することで(実装工程)、再び図11の平面図の状態に戻り、無線装置10の通常の動作が可能となる。
なお、上記変形例において、除去工程及び実装工程を行うことなく、配線基板11にスイッチ付きコネクタSC1、SC2が取り付けられた状態のままで出荷してもよい。Ω抵抗素子R1、R2を取り付けた状態で無線装置10を出荷する場合は部品コストの低減の面で有利であるが、スイッチ付きコネクタSC1、SC2を取り付けた状態で無線装置10を出荷する場合は、除去工程及び実装工程を不要として製造工程の簡素化の面で有利である。
以上のように、第2実施形態の無線装置10の検査方法によれば、初期時点には、図7に示すように配線基板11に2つのスイッチ付きコネクタSC1、SC2が実装されない場合において、検査対象として選定された無線装置10に対し、図8〜図10に示すように、2個のスイッチ付きコネクタSC1、SC2を用いてアンテナ素子16、整合回路15、無線回路のそれぞれの特性を測定することができる。そして、無線装置10の検査結果を反映して、無線装置10の動作の可否の判断や、インピーダンス等の各種設計条件の調整が可能となる。
以上、本実施形態に基づき本発明の内容を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で多様な変更を施すことができる。例えば、本実施形態では、無線装置10の配線基板11の領域11aに信号導体14、整合回路15、アンテナ素子16が構成されているが、これらの各要素は、配線基板11の異なる表面や内層に構成されていても本発明の適用が可能である。さらに、その他の点についても上記実施形態により本発明の内容が限定されるものではなく、本発明の作用効果を得られる限り、上記実施形態に開示した内容には限定されることなく適宜に変更可能である。
10…無線装置
11…配線基板
12…無線ユニット
13…グランド導体
14…信号導体
15…整合回路
16…アンテナ素子
20…上部ケース
21…下部ケース
22…導体部
23…固定端子
24…可動端子
SC1、SC2…スイッチ付きコネクタ
R1、R2…0Ω抵抗素子
CP1、CP2…切断部
GT…グランド端子
ST…信号端子
Lg…グランド用ランド
Ls…信号用ランド

Claims (9)

  1. アンテナ素子と、無線回路と、整合回路がそれぞれ配線基板に実装された無線装置であって、
    前記アンテナ素子から前記整合回路を経由して前記無線回路に至る双方向の信号経路を構成し、少なくとも、前記アンテナ素子と前記整合回路の間の第1の切断部、及び、前記第1の切断部と前記整合回路の間の第2の切断部において電気的に切断された信号導体と、
    前記第1の切断部に配置され、第1の信号ケーブルの着脱状態に応じて前記第1の切断部の両側の導体部分の導通状態を切り替える第1のスイッチ付きコネクタと、
    前記第2の切断部に配置され、第2の信号ケーブルの着脱状態に応じて前記第2の切断部の両側の導体部分の導通状態を切り替える第2のスイッチ付きコネクタと、
    を備え、
    前記第1のスイッチ付きコネクタは、前記第1の信号ケーブルの装着時に前記第1の切断部の両側の導体部分の間を非導通に保ちつつ前記アンテナ素子と前記第1の信号ケーブルとの間を導通させるとともに、前記第1の信号ケーブルの離脱時に前記第1の切断部の両側の導体部分の間を導通させる構造を有し、
    前記第2のスイッチ付きコネクタは、前記第2の信号ケーブルの装着時に前記第2の切断部の両側の導体部分の間を非導通に保ちつつ前記整合回路と前記第2の信号ケーブルとの間を導通させるとともに、前記第2の信号ケーブルの離脱時に前記第2の切断部の両側の導体部分の間を導通させる構造を有する、
    ことを特徴とする無線装置。
  2. 前記第1のスイッチ付きコネクタ及び前記第2のスイッチ付きコネクタは同一の構造を有するとともに、前記第1の信号ケーブル及び前記第2の信号ケーブルは同一の構造を有することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記配線基板の表面に形成されたグランド導体を更に備え、
    前記第1の信号ケーブル及び前記第2の信号ケーブルは同軸ケーブルであって、前記同軸ケーブルの外部導体が前記グランド導体と電気的に接続可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の無線装置。
  4. 前記第1のスイッチ付きコネクタ及び前記第2のスイッチ付きコネクタの各々には、前記外部導体と電気的に接続される複数の端子が形成され、
    前記グランド導体には、前記第1の切断部及び前記第2の切断部の各々の近傍に、前記複数の端子を接合するための複数のランドが形成される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線装置。
  5. アンテナ素子と、無線回路と、整合回路がそれぞれ配線基板に実装されるとともに、前記アンテナ素子から前記整合回路を経由して前記無線回路に至る双方向の信号経路を構成する信号導体が予め形成された無線装置の検査方法であって、
    前記信号導体に対し、前記アンテナ素子と前記整合回路の間の第1の切断部と、前記第1の切断部と前記整合回路の間の第2の切断部とをそれぞれ電気的に切断する切断工程と、
    信号ケーブルの着脱状態に応じて、第1の端子及び第2の端子の導通状態を切り替え、前記信号ケーブルの装着時に前記第1の端子及び前記第2の端子の間を非導通に保ちつつ前記第1の端子と前記信号ケーブルとの間を導通させるとともに、前記信号ケーブルの離脱時に前記第1の端子及び前記第2の端子の間を導通させる構造を有する1対のスイッチ付きコネクタを準備する準備工程と、
    前記1対のスイッチ付きコネクタの一方を、前記第1の切断部を挟んで、前記第1の端子が前記アンテナ素子の側の導体部分に接合されるとともに前記第2の端子が前記第2の切断部の側の導体部分に接合される方向に取り付ける第1の取り付け工程と、
    前記1対のスイッチ付きコネクタの他方を、前記第2の切断部を挟んで、前記第1の端子が前記整合回路の側の導体部分に接合されるとともに前記第2の端子が前記第1の切断部の側の導体部分に接合される方向に取り付ける第2の取り付け工程と、
    前記第1の切断部の側の前記スイッチ付きコネクタの前記信号ケーブルを経由して伝送される信号に基づいて前記アンテナ素子の特性を検査する第1の検査工程と、
    前記第2の切断部の側の前記スイッチ付きコネクタの前記信号ケーブルを経由して伝送される信号に基づいて前記整合回路又は前記無線回路の特性を検査する第2の検査工程と、
    を備えることを特徴とする無線装置の検査方法。
  6. 前記第1の検査工程と前記第2の検査工程を同時に実施することを特徴とする請求項5に記載の無線装置の検査方法。
  7. 前記配線基板には、前記第1の切断部の両側の導体部分の間を導通させる第1の素子と、前記第2の切断部の両側の導体部分の間を導通させる第2の素子とが予め実装されており、前記切断工程において、前記第1の素子及び前記第2の素子を前記配線基板から除去することを特徴とする請求項5又は6に記載の無線装置の検査方法。
  8. 前記第1の検査工程と前記第2の検査工程の終了後に、前記1対のスイッチ付きコネクタを前記配線基板から除去する除去工程と、
    前記配線基板に対し、前記第1の切断部に前記第1の素子を実装し、前記第2の切断部に前記第2の素子を実装する実装工程と、
    を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の無線装置の検査方法。
  9. 請求項5から8のいずれか一項に記載の無線装置の検査方法を実施することを特徴とする無線装置の製造方法。
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