JP2014145396A - 管継手用ナット - Google Patents

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Abstract

【課題】締付作業性に優れる引掛けスパナを用いながらも締付完了状態の認識も容易に行えるようにして、より改善された管継手用ナットを提供する。
【解決手段】継手本体1の雄ねじ5に螺合可能な雌ねじ9を備えるナット薄肉部2Aと、雌ねじ9から軸心Q方向に離れて内周部に形成されるチューブ押圧部を備えるナット厚肉部2Bとを有し、引掛けスパナSの爪を係合させて強制回動するための溝又は凹部12が、ナット厚肉部2Bの外周部に形成されるとともに、ナット薄肉部2Bの径外方から径内方が見通し可能となる透明度を有する合成樹脂製の管継手用ナットを構成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、半導体製造や医療・医薬品製造、食品加工、化学工業等の各種技術分野の製造工程で取り扱われる高純度液や超純水の配管にも好適であって、ポンプ、バルブ、フィルタ等の流体機器や流体移送路であるチューブの接続手段としての樹脂管継手に用いられる管継手用ナットに関するものである。
この種の管継手用ナットは、例えば、特許文献1において開示されたものが知られている。即ち、嵌合筒(4)にチューブ(3)が外嵌されて拡径部(3A)を生じる状態での雌ねじ(8)と雄ねじ(5)との螺合による管継手用ナット(ユニオンナット:2)の螺進により、拡径変化領域(9)がチューブ押圧部(シール用押圧部:10)で押圧される構成の樹脂管継手が開示されている。
特許文献1にて示されるものにおいては、樹脂管継手に用いられる管継手用ナットは、作業者が手指で握っての回し操作により締付けられるものであり、締付トルクが極力伝わり易くなるように、ナット外周には滑り止めの細かい凹凸(ギザギザ)が周方向に連続形成されていた。しかしながら、良好にシールできるように管継手用ナットを作業者の人為操作力で十分に締付けるにはかなりの力が必要であり、作業者が限定され易い面があった。
そこで、特許文献2において開示されるように、管継手用ナットを操作簡単で良好に十分締付けることができる工具も提供されている。この回転操作具である引掛けスパナは、合成樹脂製の管継手用ナットに好適となるように自身もプラスチック製とされている。この引掛けスパナを使用すれば簡単に強固な締付けが行えるので、熟練未熟を問わずに管継手用ナットの締付作業が行える利点があった。
特開2010−127427号公報 特開2000−354973号公報
ところで、管継手において、管継手用ナットの締付けによる螺進により、そのチューブ押圧部が継手本体に嵌合されているチューブを強く押付けてシールされる状態になれば、その締付作業は完了する。手指の力で管継手用ナットを締付ける手段では、チューブ押圧部がチューブを押すことによる急激なトルク増大により、締付完了状態又はその直前になったことが比較的判り易い。
これに対して、回しパワーが増幅される引掛けスパナを用いて締付ける手段では、手指で直接に操作する場合に比べて、前記トルク増大が感覚的に判り難い傾向がある。そのため、往々にして締め過ぎてしまうとか、逆に若干緩い状態で締付を終えてしまうという新たな不都合のおそれがあった。
前述したように、合成樹脂製の管継手は、医療・医薬品や食品といった比較的デリケートな取扱いが要求される流体の配管中に用いられており、複雑に入り組んだ配管設備中に配備されることが多い。そのため、壁際や高所に配置されたポンプとタンクとの間の箇所といった具合に、管継手は非常に狭小なスペースに配置されることが多い。
従って、上記の引掛けスパナが使える場合であっても、場所が狭くて操作し難い状況となることが多々あり、それゆえに上述した締付不良となるおそれが生じ易くなる。加えて、手指操作では存在しなかった引掛けスパナが邪魔になり、管継手用ナットの端部などの管継手の被操作部が見え難くなる不利もあり、締付完了状態の把握を難しくしている。
このような実情にあるため、合成樹脂製の管継手における管継手用ナットの締付操作の容易化、確実化を図るための引掛けスパナではあるが、これを用いて管継手用ナットを回し操作する際においては、締付完了状態を認識することは却って行い難くなり易い面があった。
そこで、本発明の目的は、さらなる構造工夫により、締付作業性に優れる引掛けスパナを用いながらも締付完了状態の認識も容易に行えるようにして、より改善された管継手用ナットを提供する点にある。
請求項1に係る発明は、管継手用ナットにおいて、
継手本体1の雄ねじ5に螺合可能な雌ねじ9を備えるナット薄肉部2Aと、前記雌ねじ9から軸心Q方向に離れて内周部に形成されるチューブ押圧部11を備えるナット厚肉部2Bとを有し、
引掛けスパナSの爪15を係合させて強制回動するための溝又は凹部12が、前記ナット厚肉部2Bの外周部に形成されるとともに、前記ナット薄肉部2Aの径外方から径内方が見通し可能となる透明度を有する合成樹脂製のものであることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の管継手用ナットにおいて、
前記溝又は凹部12が前記軸心Q方向に伸びる深溝であり、引掛けスパナSの爪15を係合させて強制回動することが不能な深さの浅い浅溝13が、前記深溝12に続く状態で前記ナット薄肉部2Aの外周部に形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の管継手用ナットにおいて、
前記ナット薄肉部2Aの前記軸心Q方向での端面に、前記溝又は凹部12の径方向位置と互いに合致する径方向位置を有する目印部kが形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の管継手用ナットにおいて、
前記雌ねじ9を前記雄ねじ5に螺合させての螺進により、前記継手本体1における前記雄ねじ5の径内側に形成される嵌合筒部4に外嵌されている合成樹脂製のチューブ3が前記チューブ押圧部11で押圧されての締付完了状態では、前記雌ねじ9と略同一長さに設定される前記雄ねじ5の軸心方向端と前記溝又は凹部12の軸心方向端との軸心方向での位置がほぼ合致する状態となるように前記溝又は凹部12が形成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、内部の透視可能なナット薄肉部を備えているから、雌ねじと雄ねじとの螺合状態を透視確認しながらの締付け操作が行えるようになり、内部見通しができない場合に比べて、狭小な作業環境や入り組んだ箇所での締付完了状態であることや締付完了状態に近付いている状態などを見て確認できて作業性に優れるものとなる。
そして、引掻けスパナの爪が係合して回動トルクを受ける箇所である溝又は凹部が、径方向の肉厚がナット薄肉部よりも厚いナット厚肉部に形成されているので、管継手用ナットを強度十分なものにしながら小径化も行える、という合理的設計が可能となる。
その結果、さらなる構造工夫により、締付作業性に優れる引掛けスパナを用いながらも締付完了状態の認識も容易に行えるようにして、より改善された管継手用ナットを提供することができる。
請求項2の発明によれば、溝又は凹部としての深溝と、これに続く状態でナット薄肉部に形成される浅溝とを外周に有しているので、引掛けスパナの爪を浅溝に引っ掛けてのスライド移動によって爪を深溝に係合させる、という使い方が可能になる。
つまり、浅溝が、引掛けスパナの爪を深溝に導くガイド機能を発揮できて使い勝手に優れるとともに、深溝と浅溝とを一直線上に並べてデザイン性の向上を図ることも可能となる良さもある管継手用ナットを提供することができる。
例えば、管継手が狭小な箇所や見え難い場所に配置されているような場合でも、深溝のみが形成されている場合に比べて、引掛けスパナの爪を深溝に到達させることが容易化され、便利である。
請求項3の発明によれば、管継手用ナットの先端面には、深溝及び浅溝などの溝又は凹部と軸心に関する径方向位置を合致させた目印部が形成されているから、目印部の目視確認や手指での触診により、管継手用ナットの先端側からの引掛けスパナの爪の係合位置確認が行い易い利点がある。
請求項4の発明によれば、締付完了状態では、雌ねじと略同一長さの雄ねじの軸心方向端と溝又は凹部の軸心方向端との軸心方向での位置がほぼ合致するように構成されているから、ナット薄肉部を見通すことで、雄ねじの軸心方向端と溝又は凹部の軸心方向端との位置関係、即ち、締付完了状態であるか否かやそれに近付いているか、といった目視確認が可能になる。従って、雄ねじの軸心方向端と溝又は凹部の軸心方向端との位置関係に基づいて締付完了状態の判断も行えてより使い勝手に優れる管継手用ナットを提供することができる。
管接続装置を示す一部切欠きの側面図 継手本体の一部切欠きの側面図 継手本体の正面図 管継手用ナットを示し、(a)は断面図、(b)は側面図 管継手用ナットを示し、(a)は正面図、(b)は背面図 管継手用ナットを示し、(a)は正面方向から見下げた斜視図、(b)は、背面方向から見下げた斜視図 引掛けスパナを示し、(a)は正面図、(b)は側面図 引掛けスパナを管継手用ナットに引っ掛け途中の状況を示す作用図 引掛けスパナで管継手用ナットを回す状況の作用図 管継手用ナットの締付状況を示す作用図 管継手用ナットの径外側から雄ねじが透視される様を示すイメージ図 隙間ゲージを示し、(a)は正面図、(b)は側面図 隙間ゲージの使い方の例を示し、(a)は要部の側面図、(b)は要部の正面図
以下に、本発明による管継手用ナット(以下、ユニオンナットと称する)及びこれを用いる管接続装置(管継手)の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、継手本体1においては、トルク受部7を中央として軸心P方向で部材の各端となる方向が先端側で、その逆を基端側と定義し、ユニオンナット2においては、雌ねじ9存在側の端が先端側で、その逆を基端側と定義する。
〔実施形態1〕
図1,図11に管接続装置Aが示されている。この管接続装置Aは、フッ素樹脂(PFA、PTFE等に代表される合成樹脂の一例)製のチューブ3を、ポンプ、バルブ等の流体機器や、異径又は同径のチューブに連通接続するものであって、半透明なフッ素樹脂(PFA、PTFE等に代表される合成樹脂の一例)製の継手本体1と、半透明なフッ素樹脂(PFA、PTFE等に代表される合成樹脂の一例)製のユニオンナット(管継手用ナット)2との2部品で構成されている。なお、図1は、ユニオンナット2を締め込んでチューブ3がシール状態で継手本体1に接続される組付状態(組付完了状態)を示している。
継手本体1は、図1〜図3に示すように、例として、両端それぞれに互いに同径のチューブ3を接続可能で軸心Pを有する左右対称な筒状の部品であって、それぞれ一対の嵌合筒部4と雄ねじ5と小径胴部6、及びそれぞれ単一のトルク受部7と内部流路8とを備えて構成されている。
嵌合筒部4は、チューブ3の端部を拡径して圧入外嵌装着可能な箇所であって最も軸心P方向で突出している部分である。
雄ねじ5は、嵌合筒部4の径外側で、かつ、軸心P方向で嵌合筒部4の基端側に寄って形成される大径の台形ネジで成る部分である。
小径胴部6は、雄ねじ5のねじ谷5a以下の外径を有して雄ねじ5の基端に続く軸心P方向長さの短い円筒部分である。
トルク受部7は、継手本体1を回動不能に支持可能な六角ナット状の部分であって、小径胴部6に続いて両小径胴部6,6の間に形成されている部分である。
内部流路8は、継手本体1の内部を軸心P方向貫く円形のトンネルとなる部分であり、移送対象流体が流れる箇所である。
嵌合筒部4は、チューブ3を徐々に拡径させることが可能な先窄まり状のテーパ外周面4aと、チューブ3の拡径部3Aを外嵌する直胴外周面4bと、先端側ほど大径となる状態で内周側先端に形成されるカット面4cとを有している。また、嵌合筒部4の基端側部分と雄ねじ5との径方向の間には、拡径部3Aを入れ込むための周溝mが行止り状にて形成されている。雄ねじ5の先端の軸心P方向位置は、嵌合筒部4における軸心P方向の略中央となる位置に設定されている。
小径胴部6は、周溝mの径方向幅で略中央値となる大きさの外径が付与されており、雄ねじ5の基端に形成される径差の大きな側周壁5bを介して雄ねじ5に連続されている。六角ナット状のトルク受部7は、その対向する二面間寸法(スパナやレンチが掛けられる寸法)が、小径胴部6の径より若干大きくて、かつ、周溝mの最大径よりも小さい値に設定され、望ましくは、対向する両角間寸法(最大径となる箇所)は、雄ねじ5のねじ谷5aの径よりは小さい値とされている。
ユニオンナット2は、図1,図4〜図6に示すように、ナット薄肉部2Aと、ナット厚肉部2Bと、雌ねじ9と、押え内周部10と、チューブ押圧部11と、深溝(溝又は凹部の一例)12と、浅溝13とを有しており、継手本体1より透明度に優れる材料で形成されている。
ナット薄肉部2Aは、ユニオンナット2における軸心Q方向で先端側の部分であって、その内周側には、継手本体1の雄ねじ5に螺合可能な台形ネジでなる雌ねじ9が形成され、外周側には、軸心Q方向に沿う状態で周方向の均等角度毎に形成される複数の浅溝13が形成されている。また、ナット薄肉部2Aの先端部には、浅溝13が無く平坦な外周面を持つフランジ部23が形成されている。
ナット厚肉部2Bは、ユニオンナット2における軸心Q方向で基端側の部分であって、雌ねじ9から軸心Q方向に離れて内周部に形成される最小径のチューブ押圧部11と、チューブ押圧部11と雌ねじ9との軸心Q方向間に、チューブ押圧部11よりも大径で雌ねじ9よりも小径となる状態で形成される押え内周部10とを備えている。
ナット厚肉部2Bの外周側に形成される深溝12は、軸心Q方向長さが極めて短く平坦な外周面を有する状態で基端に形成される小径外周部2bと同径の底面12aを有して、軸心Q方向に沿う状態で周方向の均等角度毎に形成されている。ナット厚肉部2Bの径方向の厚みは、総じてナット薄肉部2Aの径方向の厚みよりも厚い。
深溝12は、引掛けスパナSにより、その爪15を係合させて締込み側及び緩み側の双方に強制回動されることが可能となるように、比較的深い深さを有する断面矩形の溝であり(図10参照)、これら各深溝12に軸心Q方向で連続する状態で複数の浅溝13が形成されている。つまり、深溝12と浅溝13とは互いに同数(8箇所)であり、浅溝13は、引掛けスパナSの爪15を係合させて強制回動することが不能となるように、浅い深さを有する断面矩形の溝としてナット薄肉部2Aの外周に形成されている。
ナット厚肉部2Bの内周側に形成されるチューブ押圧部11は、図1に示す組付状態において、チューブ3における拡径されている部分である拡径部3Aと拡径されていない部分である自然径部3Cとの間の径変化部3Bを軸心P(軸心Q)方向に押すことが可能な部分である。チューブ押圧部11の内径は、ほぼ自然径部3Cの径と略等しい値に設定されており、チューブ押圧部11の基端側には、僅かに径の大きいガイド筒部14が形成されている。
ユニオンナット2の締込みにより、チューブ押圧部11の押圧面11aは軸心Qに直交する側周面とされ、径変化部3Bにおける径の小さい側を軸心P方向に強く押し、径変化部3Bとテーパ外周面4aとを密着させての良好なシール状態を得ることが可能である。
押え内周部10は、図1に示す組付状態において、嵌合筒部4に圧入外嵌されている拡径部3Aの外周に密接する程度の値で径一定な筒部に形成されている。
また、図5,図6に示すように、ナット薄肉部2Aの軸心Q方向での端面である先端面2aに、深溝12(及び浅溝13)の径方向位置と互いに合致する径方向位置を有する目印部kが計8箇所に形成されている。目印部kは、先端面2aの内周側に開口して軸心Q方向視形状が矩形を呈する凹みで形成されている。
チューブ3の端部を嵌合筒部4に外嵌挿入するには、常温下で強制的にチューブ3を押し込んで拡径させて装着するか、熱源を用いて暖めて変形し易いようにしてから押し込むか、或いは拡径器(図示省略)を用いて予めチューブ3の端部を拡径させておいてから嵌合筒部4に押し込むかする。
そして、図1に示すように、チューブ3の端面3tが周溝mのほぼ奥まで入り込む状態となるまで差し込む。ここで、嵌合筒部4に外嵌装着される「チューブ3の端部」とは、直胴外周面4bに外嵌される拡径部3Aと、テーパ外周面4aに外嵌される径変化部3Bとで成る部分のことである。
なお、チューブ3の内部流路3Wの径と、継手本体1の内部流路8の径とは、円滑な流体の流れとすべく互いに同径又はほぼ同径に設定されているが、互いに異なっていても良い。
つまり、図1に示すように、嵌合筒部4にチューブ3が外嵌装着された状態における雌ねじ9を雄ねじ5に螺合させてのユニオンナット2の締込みによる軸心P方向への螺進により、径変化部3Bがチューブ押圧部11で軸心P方向に押され、かつ、拡径部3Aに押え内周部10が外嵌されるように設定されている。
加えて、ユニオンナット2の先端面2aと継手本体1の側周壁5bとが軸心P方向で合致するとき(図1に示す状態)が、チューブ押圧部11で押される径変化部3Bとテーパ外周面4aとが密着して良好にシールされる組付完了状態となるように設定されている。なお、「合致する」は、「端面が揃う」とか「面一となる」と置き換えても良い。
さて、ユニオンナット2を強制回動して締付ける作業は、図7に示す引掛けスパナSを用いて行う。引掛けスパナSは、約180度湾曲した鉤状の先端部16、手指で握る柄部17、先端部16の内周側に形成される3箇所の爪15とを備える合成樹脂製のナット回し工具である。三箇所の爪15は、ユニオンナット2における周方向に連続した3箇所の深溝12に丁度係合できる離間角度及び大きさ・形状に設定されている。
各爪15の回し方向上手側となる麓には、深溝12との確実な係合を図るための凹入部18が形成されている。
引掛けスパナSを用いてユニオンナット2を回すには、まず、図8に示すように、先ず、最先端の爪15をナット厚肉部2Bのいずれかの深溝12に入れ込み、それから、手指(図示省略)で握っている柄部17を操作して、先端部16がユニオンナット2に近付く方向に回動移動させる。
すると、図9に示すように、3箇所の爪のそれぞれが、対応する各深溝12に正規に入り込んだ操作可能状態になる。それから、柄部17を握る手指(図示省略)に力を入れて矢印R方向に動かせば、ユニオンナット2を強制回動して締付けることができる。
次に、検査治具Tについて説明する。この管接続装置Aにおいては、経時によるユニオンナット2の増し締め時における増し締め完了状態の検査が可能な検査治具Tを伴う場合がある。検査治具Tは、図12に示すように、二股に分かれた検査部19,19と把持部20とを有する略U字形状を呈する合成樹脂製で板状のものに形成されている。各検査部19は、把持部20と同じ厚さの基端検査部19aと、基端検査部19aよりも厚みが若干小さい先端検査部19bとを備えており、図12(b)に示されるように、側面視では段付形状の部品に形成されている。
検査治具Tの使い方の例としては、図13に示すように、一対の検査部19,19を、その段の無い平坦面21がユニオンナット2の先端面2aに向く姿勢で小径胴部6に差し込みを開始し、段のある段付面22の段面22aがトルク受部7に当接するまで検査治具Tを差し込む。その状態でトルク受部7と先端面2aとの間に隙間なく先端検査部19bが挟まれておれば、増し締め完了状態であることを認識することができる、というものである。なお、平坦面21がトルク受部7に向く使い方も可能である。
即ち、検査治具Tにおける先端検査部19bの厚みが、締付完了状態(図1,図11参照)からさらにユニオンナット2が所定量締付方向に回動された増し締め状態(増し締め完了状態)でのユニオンナット2の先端面(先端の一例)2aとトルク受部7との間の間隙寸法に合致されているのである。
一方、検査治具Tを用いて、管接続装置Aの締付完了状態であるか否かの検査を行うこともできる。即ち、図10の紙面右側の管接続装置Aにて仮想線にて描かれているように、トルク受部7と先端面2aとの間に隙間なく基端検査部19aが差し込まれる状態であれば、側周壁5bと先端面2aとが軸心P,Q方向で互いに同一面となる締付状態(締付完了状態)であることが認識できる。
〔作用や効果などについて〕
(1) 図4〜図6に示すように、透視可能なユニオンナット2を用いてあるので、雌ねじ9と雄ねじ5との螺合状態を透視確認しながら締付け操作が行え、内部見通しができない場合に比べて、狭小な作業環境や入り組んだ箇所での締付完了状態であることや締付完了状態に近付いている状態などを見て確認できて作業性に優れるものとなる。そして、径方向の肉厚がナット薄肉部2Aよりも厚いナット厚肉部2Bに深溝12が形成されるので、ユニオンナット2を強度十分なものにしながらも小径化が行える、という合理的設計が可能となっている。
(2) さて、管接続装置Aにおいては、図1に示すように、雌ねじ9と雄ねじ5とを螺合させてのユニオンナット2の螺進によりチューブ押圧部11が径変化部3Bを押圧する締付完了状態では、雄ねじ5の基端、即ち側周壁5bとユニオンナット2の先端、即ち先端面2aとの互いの軸心P(Q)方向位置が合致する構成とされている。
故に、図10に示すように、軸心Pに交差する方向視において、回動操作して締付けているユニオンナット2の先端面2aと継手本体1の側周壁5bとが合致して、それまで目視できていた雄ねじ5が見えなくなる状態(図10の紙面右側に描かれている状態)になればユニオンナット2の回し操作を止めればよく、丁度そのときが組付完了状態となっているのである。
従って、図11に示すように、軸心P方向に直交する方向である矢印イ方向の目視により、先端面2aと側周壁5bとが合致しているか否か、即ち、組付け完了状態であるか否かを容易に確認することができる。
(3) また、図11に示されるように、管接続装置Aの締付完了状態では、雌ねじ9と略同一長さに設定される雄ねじ5の軸心P方向端と、深溝12の軸心Q方向端との軸心(P,Q)方向での位置がほぼ合致する状態となるように深溝12が形成されている。
従って、図11に示すように、例えば、斜め方向からの矢印ロ方向の目視により、半透明のユニオンナット2、詳しくはナット薄肉部2Aを見通して、深溝12の先端(深溝12と浅溝13との境目)と雄ねじ5の先端5cとが合致又はほぼ合致しているか否かを見分けることができ、従って、組付け完了状態であるか否かの確認が可能となる。
例えば、矢印イ方向の目視ができないような場合にも有効な視認手段であるとともに、引掛けスパナSをユニオンナット2に係合させた操作状態であっても行えることが可能になる、という優れものである。
(4) 図4〜図6,図11などに示すように、ユニオンナット2の外周には、深溝12に続けて浅溝13が形成されているので、爪15を浅溝13に引っ掛けてスライド移動させれば爪15を簡単に深溝12に係合さえての回動操作状態を得ることができる。つまり、浅溝13は、引掛けスパナSの爪15を深溝12に導くガイドとして機能させることが可能であるとともに、深溝12と浅溝13とが一直線上に並ぶことでデザイン性の向上にも寄与している。例えば、管接続装置Aが狭小な箇所や見えにくい場所に配置されているような場合でも、深溝12のみが形成されている場合に比べて、容易に引掛けスパナSを使うことができて便利である。
(5) 図4〜図6に示すように、ユニオンナット2の先端面2aには、深溝12及び浅溝13と軸心Qに関する径方向位置を合致させた目印部kが形成されている。従って、その目印部kの目視確認や手指での触診により、ユニオンナット2の先端側(ナット背面側)からの引掛けスパナSの爪15の係合位置確認が行い易い利点がある。
(6) 図1や図3に示すように、雄ねじ5のねじ谷5a以下の外径を有する小径胴部6と、ねじ谷5aの径以下で、かつ、小径胴部6の径以上となる値に設定される状態で小径胴部6に連続形成されるトルク受部7とを備えている。これにより、小径胴部6やトルク受部7に必要となる強度を持たせながら、雄ねじ5の基端、即ち側周壁5bとユニオンナット2の先端面2aとの軸心P,Q方向位置が合致したことを斜めから目視確認せざるを得ない状況が生じても、図11に矢印ハで示すように、小径のトルク受部7が邪魔にならず視認し易く、従って、締付作業性が良いものとなる。
(7) 図1や図4に示すように、継手本体1の雄ねじ5、及びユニオンナット2の雌ねじ9が台形ねじで形成されているので、一般的なねじ(例:メートルねじ)に比べて、ねじ山の幅やピッチが大きくてねじが視認し易いものとなっている。それゆえ、図10に示すように、ユニオンナット2の螺進によって雄ねじ5がユニオンナット2内に螺入されて次第に隠れて行く様が目視確認し易い利点があり、締付作業性が良い。また、ねじ山(ねじ条)の強度を高くできるので、合成樹脂などの金属に比べて比較的弱いとされる材料での作製にも好適である。
(8) 図13に示すように、ユニオンナット2の先端面2aとトルク受部7との間に差込み可能な検査治具Tを有し、検査治具Tの先端検査部19bの厚みが、締付完了状態からさらにユニオンナット2が所定量締付方向に回動された増し締め状態での先端面2aとトルク受部7との間の間隙寸法に合致させてある。これにより、ユニオンナット2の先端面2aとトルク受部7との間に検査治具Tを差し込むだけの簡単な操作で、増し締めが完了したことや正規の増し締め量であることを容易にチェックすることができる。
〔別実施形態など〕
溝又は凹部としては、深溝12のほか、穴状の凹みや、トルク掛り方向の力を受けること可能な壁面を有して径方向に突出した突起部でも良く、要は引掛けスパナSの爪15との係合が可能なものであれば良い。なお、突起部を設ける場合では、その突起部の爪15引掛かり側は片凹状の形状、即ち、「溝又は凹部」を呈することとなる。
また、浅溝13の無いユニオンナット2や、目印部kを有さないユニオンナットでも良い。
ユニオンナット2の外周面における先端面2aから基端側に所定距離離れた位置に、刻印、突起、凹みなどの外観認識容易なマーキング部を設けても良い。例えば、前記所定距離を、雄ねじ5の軸心P方向長さと同一に設定すれば、ユニオンナット2を見通しての雄ねじ5の先端壁面5cとの合致視認が容易化することが可能である。管接続装置としては、例えば、エルボ、チーズなど、ユニオン以外の形状であっても良い。
1 継手本体
2A ナット薄肉部
2B ナット厚肉部
3 チューブ
4 嵌合筒部
5 雄ねじ
9 雌ねじ
11 チューブ押圧部
12 溝又は凹部(深溝)
13 浅溝
15 爪
Q 軸心
S 引掛けスパナ
k 目印部

Claims (4)

  1. 継手本体の雄ねじに螺合可能な雌ねじを備えるナット薄肉部と、前記雌ねじから軸心方向に離れて内周部に形成されるチューブ押圧部を備えるナット厚肉部とを有し、
    引掛けスパナの爪を係合させて強制回動するための溝又は凹部が、前記ナット厚肉部の外周部に形成されるとともに、前記ナット薄肉部の径外方から径内方が見通し可能となる透明度を有する合成樹脂製の管継手用ナット。
  2. 前記溝又は凹部が前記軸心方向に伸びる深溝であり、引掛けスパナの爪を係合させて強制回動することが不能な深さの浅い浅溝が、前記深溝に続く状態で前記ナット薄肉部の外周部に形成されている請求項1に記載の管継手用ナット。
  3. 前記ナット薄肉部の前記軸心方向での端面に、前記溝又は凹部の径方向位置と互いに合致する径方向位置を有する目印部が形成されている請求項1又は2に記載の管継手用ナット。
  4. 前記雌ねじを前記雄ねじに螺合させての螺進により、前記継手本体における前記雄ねじの径内側に形成される嵌合筒部に外嵌されている合成樹脂製のチューブが前記チューブ押圧部で押圧されての締付完了状態では、前記雌ねじと略同一長さに設定される前記雄ねじ前記雄ねじと略同一長さに設定される前記雌ねじの軸心方向端と前記溝又は凹部の軸心方向端との軸心方向での位置がほぼ合致する状態となるように前記溝又は凹部が形成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の管継手用ナット。
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