JP2014145334A - スクリュー圧縮機 - Google Patents

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Masaaki Kamikawa
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Abstract

【課題】部品点数を抑えた簡易な構成でありながら、起動時の負荷を低減することができるスクリュー圧縮機を得る。
【解決手段】スクリュー圧縮機100は、ケーシング1に吐出口7と低圧空間12とを連通するバイパス流路11が形成され、起動時または停止時には、可変Vi弁8が一方に向かって移動され、可変Vi弁8に形成されている吐出口7がバイパス流路11の始端側バイパス開口部11aに重なった際、バイパス流路11は開通し、起動時以外または停止時以外には、可変Vi弁8が他方に向かって移動され、吐出口7が始端側バイパス開口部11aから離れた際、可変Vi弁8のシール面8aが始端側バイパス開口部11aを覆い、バイパス流路11は閉塞される。
【選択図】図2b

Description

本発明はスクリュー圧縮機に係わり、例えば、冷凍機の冷媒圧縮等に用いられるスクリュー圧縮機に関するものである。
従来のスクリュー圧縮機においては、圧縮機起動時の起動電流や起動トルクなどの負荷を低減させるために、高圧側を低圧側に連通して冷媒ガスをバイパスさせることで容量制御を行う容量制御通路と、容量制御通路の開度を調整するスライド弁を容量制御弁として備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、起動時の負荷を低減する他の機構としては、圧縮機本体に設けられたエコノマイザーポートや液インジェクションポートを起動時のみ低圧空間と連結させてバイパス流路を形成することで起動電流を抑制させるものがある(例えば、特許文献2、3参照)。
さらに、スクリュー圧縮機における「内部容積比Vi」は、吸込み時の歯溝空間容積と吐出寸前の歯溝空間容積との比であり、吸込みが完了したときの容積と吐出ポートが開くときの容積との比を表している。そして、内部容積比Viが一定の固定Vi弁を具備するスクリュー圧縮機において、例えば、中圧縮比で適正圧縮を行うように内部容積比を設定した場合、低圧縮比の運転を行うと、吐出ポートが開く前にガスは吐出圧力以上に過圧縮され、余分な圧縮仕事を行うことになり、反対に高圧縮比で運転を行うと、吐出圧力に到達する前に吐出ポートが開くため、ガスの逆流が生じる不足圧縮の状態となる。これらはいずれも動力のロスを生じ、効率の低下を招くことになる。
そのため、前記の容量制御通路の開度を調整するスライド弁を吐出開始のタイミングの調整に用いて、スライド弁が内部容積比Viを可変にする可変Vi弁となることで、運転圧力比に応じて可変Vi弁の開度を調整するようにしたものがある(例えば、特許文献4参照)。
さらに、従来のスクリュー圧縮機においては可変Vi弁と容量制御弁の両方を備え、容量制御時は容量制御弁を駆動して可変Vi弁との間に隙間を生じさせることでバイパス流路を形成するものがある(例えば、特許文献5参照)。
特公平2−11750号公報(第4−5頁、第1図) 特開2009−52566号公報(第4−5頁、図1) 特開2009−24534号公報(第6−7頁、図1) 特許第4147891号公報(第4−5頁、図1) 特許第3159762号公報(第3−4頁、図1)
特許文献1〜3に記載のように可変Vi弁は動力ロスを低減するものの、スライド弁が内部容積比Viを調整する可変Vi弁として使用されるスクリュー圧縮機では、起動時の負荷を低減する機構を新たに設ける必要があった。
また、特許文献4に記載されたスクリュー圧縮機は、エコノマイザーポートや液インジェクションポートを低圧空間に連結させてバイパス流路を形成する構成であるため、起動時のみバイパス流路を形成するように流路を切り替えるためのバルブを新たに設置する必要があり、部品点数が増して構造が複雑になって、価格が高くなるという問題があった。
また、特許文献5に記載されたスクリュー圧縮機は、可変Vi弁機構に加えて新たに容量制御弁と容量制御弁制御機構とが必要になる構成であるため、部品点数が増して構造が複雑になって、価格が高くなるという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、部品点数を抑えた簡易な構成でありながら、起動時の負荷を低減することができるスクリュー圧縮機を得ることを目的とする。
本発明に係わるスクリュー圧縮機は、ケーシングと、該ケーシングの内部に回転自在に配置されたスクリューローターと、該スクリューローターを回転させるモーターと、前記ケーシングに摺動して内部容積比Viを変更するための可変Vi弁と、該可変Vi弁を駆動する駆動手段と、前記ケーシングに設けられた吐出圧力側空間と吸込圧力側空間とを隔てる隔壁と、前記ケーシングと前記スクリューローターとによって形成される圧縮室と、前記圧縮室と前記吐出圧力側空間とを連通した吐出口と、を備えたスクリュー圧縮機において、前記可変Vi弁が前記駆動手段によって一方に向かって移動された際、前記吐出口と、前記吸込圧力側空間に連通した低圧空間とが連通し、前記可変Vi弁が前記駆動手段によって他方に向かって移動された際、前記吐出口と前記低圧空間との連通が遮断されることを特徴とする。
本発明によれば、既存の可変Vi弁の駆動装置を利用することにより、安価で簡易な構成で起動停止時の負荷を低減することができる。
本発明の実施の形態1に係るスクリュー圧縮機を説明する概略構成を示す側面視の断面図。 図1に示すスクリュー圧縮機の起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図。 図1に示すスクリュー圧縮機の起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す平面視(図2aにおけるA矢視)の拡大断面図。 図1に示すスクリュー圧縮機の起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図。 図1に示すスクリュー圧縮機の起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す平面視(図3aにおけるA矢視)の拡大断面図。 本発明の実施の形態2に係るスクリュー圧縮機の起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図。 本発明の実施の形態2に係るスクリュー圧縮機の起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す平面視(図4aにおけるA矢視)の拡大断面図。 本発明の実施の形態2に係るスクリュー圧縮機の起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図。 本発明の実施の形態2に係るスクリュー圧縮機の起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す平面視(図5aにおけるA矢視)の拡大断面図。 本発明の実施の形態3に係るスクリュー圧縮機の起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図。 本発明の実施の形態3に係るスクリュー圧縮機の起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図。 本発明の実施の形態4に係るスクリュー圧縮機の概略構成を示す側面視の断面図。
[実施の形態1]
図1〜図3bは、本発明の実施の形態1に係るスクリュー圧縮機を説明するものであり、図1は概略構成を示す側面視の断面図、図2aは起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図、図2bは起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す平面視(図2aにおけるA矢視)の拡大断面図、図3aは起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図、図3bは起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す平面視(図3aにおけるA矢視)の拡大断面図である。
なお、各図は、模式的に描かれたものであって、本発明はかかる形態に限定されるものではない。
(スクリュー圧縮機)
図1において、実施の形態1に係るスクリュー圧縮機100は、シングルスクリュー圧縮機であり、筒状のケーシング1と、ケーシング1内に収容されたスクリューローター3と、スクリューローター3を回転駆動するモーター2とを備えている。
モーター2は、ケーシング1に内接して固定されたステーター2aと、ステーター2aの内側に回転自在に配置されたローター2bとから構成されている。
(圧縮室)
スクリューローター3の円筒面(外周)には、複数の螺旋状の溝(スクリュー溝)が形成され、スクリューローター3の回転中心とローター2bの回転中心とは互いに同一軸線上に配置され、いずれもスクリュー軸4に固定されている(以下、スクリュー軸4の軸心の方向を「軸方向」と称す)。すなわち、スクリューローター3はスクリュー軸4を介してローター2bによって回転駆動される。
また、スクリューローター3の円筒面に形成された隣接する溝同士の間の空間は、ケーシング1の内筒面と前記溝とに噛み合い係合する一対のゲートローター(図示せず)によって囲まれて圧縮室5を形成している。
(ケーシング、可変Vi弁)
ケーシング1は隔壁13によって隔てられた吐出圧力側空間13a(以下「吐出室6」と称す)と吸込圧力側空間13bとを具備している。
そして、圧縮室5と吐出室6との間に、ケーシング1に摺動しながら軸方向に移動可能で、吐出室6と圧縮室5とを連通する吐出口7が形成された一対の可変Vi弁8が設けられている。一対の可変Vi弁8には、それぞれケーシング1に設置された駆動装置10によって進退されるロッド9が連結されている。
なお、互いに摺動するケーシング1側の面を「ケーシング摺動面1a」と称し、ケーシング摺動面1aに摺動する可変Vi弁8側の面を「シール面8a」と称す。また、隔壁13の先端面(以下「隔壁摺動面」と称す)13cは、可変Vi弁8に気密的に摺動する(隔壁摺動面13cに摺動する可変Vi弁8側の面を「シール面8b」と称す。実施の形態3参照)。
(バイパス流路)
図2a〜図3bにおいて、ケーシング1には、吐出口7と低圧空間12とを連通する(正確には、閉塞される場合がある)L字状のバイパス流路11が形成されている。
すなわち、バイパス流路11の始端側を構成する始端側バイパス流路部分11cは、ケーシング摺動面1aに開口する始端側バイパス開口部11aを具備している。このとき、始端側バイパス流路部分11cはケーシング摺動面1aに対して垂直(軸方向に対して垂直)に形成されている。
一方、バイパス流路11の終端側を構成する終端側バイパス流路部分11dは、始端側バイパス流路部分11cに連通し、低圧空間12に開口する終端側バイパス開口部11bを具備している。このとき、終端側バイパス流路部分11dはケーシング摺動面1aに対して平行(軸方向に対して平行)に形成されている。
(バイパス流路形成機構:起動停止時)
図2aおよび図2bにおいて、可変Vi弁8の動作による吐出口7と低圧空間12との連通の変化を、まず、スクリュー圧縮機100の起動時または停止時(以下「起動停止時」と称す。負荷低減動作時に同じ)の場合について説明する。
起動停止時において、可変Vi弁8を図中右端の位置(ケーシング1の可変Vi弁8の移動を停止させる面(以下「ケーシング停止面」と称す)1b)まで移動すると、可変Vi弁8のシール面8aは始端側バイパス開口部11aから離れ、吐出口7が始端側バイパス開口部11aに重なる。このため、始端側バイパス流路部分11cと吐出口7とが連通するから、圧縮室5と低圧空間12とを連通するバイパス流路11は開通する。
このように起動停止時においては、駆動装置10を起動して、可変Vi弁8を移動することによって、バイパス流路11を開通させることができるから、冷媒ガスをバイパス流路11を経由して低圧空間12へ逃がすことが可能になる。
そうすると、起動時において、冷媒ガスの一部をバイパス流路11を経由して低圧空間12へ逃がすことによって、負荷を低減することができるから、起動電流や起動トルクを低減することが可能になる。
また、停止時においても同様の動作により、冷媒ガスの一部をバイパス流路11を経由して低圧空間12へ逃がすことによって、負荷を低減することができるから、高圧と低圧との差圧が小さな状態においてスクリュー圧縮機100を停止することができる。このため、スクリューローター3の逆回転による負荷を低減することができる。
(バイパス流路形成機構:起動停止時以外の時)
図3aおよび図3bにおいて、起動停止時以外のときの運転(定常運転時に同じ)においては、可変Vi弁8は各運転状態により位置が設定されるため図中右端(ケーシング停止面1b)から離れ、吐出口7は始端側バイパス開口部11aから離れ、可変Vi弁8のシール面8aが始端側バイパス開口部11aを塞いでいる。
このため、バイパス流路11は閉塞されるから、冷媒ガスの吐出口7から低圧空間12への流出は無くなる。よって、起動停止時以外のとき、すなわち、定常運転時は、冷媒ガスは、その全量が吐出室6に供給される。
(効果)
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、ケーシング1に、吐出口7と低圧空間12とを連通または隔離するバイパス流路11を設けることによって、既存の可変Vi弁8の駆動装置10を利用した、安価で簡易な構成で、起動停止時の負荷を低減することができる機構を具備するスクリュー圧縮機100を得ることができる。
さらに、モーター2をインバーター駆動により回転数制御し、起動停止時に低速運転を行うことで始動停止時の負荷を更に低減することができる。
[実施の形態2]
図4a〜図5bは、本発明の実施の形態2に係るスクリュー圧縮機を説明するものであり、図4aは起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図、図4bは起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す平面視(図4aにおけるA矢視)の拡大断面図、図5aは起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図、図5bは起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す平面視(図5aにおけるA矢視)の拡大断面図である。
なお、図4a〜図5bはそれぞれ実施の形態1において説明した図2a〜図3bに対応するものであるから、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
(バイパス流路)
図4a〜図5bにおいて、本発明の実施の形態2に係るスクリュー圧縮機200におけるバイパス流路11は、始端側バイパス開口部11aと終端側バイパス開口部11bとの間が、直線状のバイパス流路直線部分11eになっている。
(効果)
これにより、実施の形態1と同様の作用効果が得られると共に、バイパス流路11を形成するための加工回数を2回から1回に減らすことができるため、加工コストの低減を図ることが可能になる。
[実施の形態3]
図6および図7は、本発明の実施の形態3に係るスクリュー圧縮機を説明するものであり、図6は起動停止時におけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図、図7は起動停止時以外のときにおけるバイパス流路形成機構を示す側面視の拡大断面図である。
なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
(バイパス流路)
図6および図7において、本発明の実施の形態3に係るスクリュー圧縮機300は、ケーシング1の一部を吐出圧力側空間13aと吸込圧力側空間13bとを隔てる隔壁13を利用して、吐出口7と吸込圧力側空間13bとを連通するバイパス流路を形成するものである。
すなわち、スクリュー圧縮機300において、可変Vi弁8のシール面8bと隔壁13の隔壁摺動面13cとは、可変Vi弁8が軸方向に移動した際、所定の範囲において摺動(当接または近接して対向)する(図7参照)。
一方、前記所定の範囲を外れた位置において、隔壁13の隔壁摺動面13cは可変Vi弁8のシール面8bから離れ、隔壁摺動面13cは吐出口7に重なって、隔壁摺動面13cとシール面8bとの間に隙間が形成される。すなわち、吐出口7と吸込圧力側空間13b(低圧空間12に連通している)とが連通するバイパス流路14が形成される(図6参照)。
(バイパス流路形成機構:起動停止時)
図6に示す起動停止時において、可変Vi弁8を図中右方向に移動すると(図2b参照)、隔壁摺動面13cとシール面8bとは重ならないから、吐出口7と低圧空間12とを連通するバイパス流路14が形成される。
このように起動停止時においては、駆動装置10を駆動して、バイパス流路14を形成するように可変Vi弁8を移動することで、冷媒ガスをバイパス流路14を経由して低圧空間12へ逃がすことができる。
(バイパス流路形成機構:起動停止時以外の時)
図7において、起動停止時以外のときの運転(定常運転時に同じ)では、可変Vi弁8は各運転状態により位置が設定されるため、左方向に移動させることで(図3b参照)、隔壁摺動面13cとシール面8bとは重なるため、バイパス流路14は形成されない。すなわち、吐出口7と吸込圧力側空間13bとは隔離される。よって、起動停止時以外のとき、すなわち、定常運転時は、冷媒ガスは、その一部が低圧空間12にバイパスすることがなく、その全量が吐出室6に供給される。
(効果)
以上のように、本発明の実施の形態3によれば、実施の形態1、2のようにバイパス孔の加工を行わなくても、可変Vi弁8を移動して、隔壁摺動面13cとシール面8bとの相対位置を調整するだけで、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。
すなわち、既存の可変Vi弁8の駆動装置10を利用した安価で簡易な構成で、起動停止時の負荷を低減する機構を有するスクリュー圧縮機300を得ることができる。
[実施の形態4]
図8は、本発明の実施の形態4に係るスクリュー圧縮機の概略構成を示す側面視の断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図8において、本発明の実施の形態4に係るスクリュー圧縮機400は、スクリュー圧縮機100における1つの圧縮部を、2つ配置したものであって、スクリュー軸4に一対のスクリューローター3が固定され、一対のスクリューローター3のそれぞれに対して可変Vi弁8等が配置されている。
したがって、2つの圧縮部のそれぞれにおいて、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができるから、既存の可変Vi弁8の駆動装置10を利用することで、安価で簡易な構成で起動停止時の負荷を低減する機構を具備するスクリュー圧縮機400を得ることができる。
なお、本発明は、圧縮部(スクリューローター3等)が2つであるものに限定するものではなく、3つ以上であってもよく、さらに、スクリュー圧縮機100に代えて、スクリュー圧縮機200またはスクリュー圧縮機300における1つの圧縮部(スクリューローター3等)を複数配置してもよい。
1 ケーシング、1a ケーシング摺動面、1b ケーシング停止面、2 モーター、2a ステーター、2b ローター、3 スクリューローター、4 スクリュー軸、5 圧縮室、6 吐出室、7 吐出口、8 可変Vi弁、8a シール面、8b シール面、9 ロッド、10 駆動装置、11 バイパス流路、11a 始端側バイパス開口部、11b 終端側バイパス開口部、11c 始端側バイパス流路部分、11d 終端側バイパス流路部分、11e バイパス流路直線部分、12 低圧空間、13 隔壁、13a 吐出圧力側空間、13b 吸込圧力側空間、13c 隔壁摺動面、14 バイパス流路、100 スクリュー圧縮機(実施の形態1)、200 スクリュー圧縮機(実施の形態2)、300 スクリュー圧縮機(実施の形態3)、400 スクリュー圧縮機(実施の形態4)。

Claims (7)

  1. ケーシングと、該ケーシングの内部に回転自在に配置されたスクリューローターと、該スクリューローターを回転させるモーターと、前記ケーシングに摺動して内部容積比Viを変更するための可変Vi弁と、該可変Vi弁を駆動する駆動手段と、前記ケーシングに設けられた吐出圧力側空間と吸込圧力側空間とを隔てる隔壁と、前記ケーシングと前記スクリューローターとによって形成される圧縮室と、前記圧縮室と前記吐出圧力側空間とを連通した吐出口と、を備えたスクリュー圧縮機において、
    前記可変Vi弁が前記駆動手段によって一方に向かって移動された際、前記吐出口と、前記吸込圧力側空間に連通した低圧空間とが連通し、
    前記可変Vi弁が前記駆動手段によって他方に向かって移動された際、前記吐出口と前記低圧空間との連通が遮断されることを特徴とするスクリュー圧縮機。
  2. 前記可変Vi弁に、前記圧縮室と前記吐出圧力側空間とを連通する吐出口が形成され、
    前記ケーシングに、前記可変Vi弁が摺動するケーシング摺動面に開口した始端側バイパス開口部を具備し、前記吐出口と前記低圧空間とを連通するバイパス流路が形成され、
    起動時または停止時には、前記可変Vi弁が前記駆動手段によって一方に向かって移動され、前記吐出口が前記始端側バイパス開口部に重なることによって、前記バイパス流路が開通され、
    起動時以外のときまたは停止時以外のときには、前記可変Vi弁が前記駆動手段によって他方に向かって移動され、前記吐出口が前記始端側バイパス開口部から離れることによって、前記可変Vi弁の前記ケーシングに摺動するシール面が前記始端側バイパス開口部に重なり、前記バイパス流路が閉塞されることを特徴とする請求項1記載のスクリュー圧縮機。
  3. 前記バイパス流路は、前記ケーシング摺動面に対して垂直に形成された始端側バイパス流路部分と、該始端側バイパス流路部分に連通し、前記ケーシング摺動面に対して平行に形成された終端側バイパス流路部分と、によって形成されていることを特徴とする請求項2記載のスクリュー圧縮機。
  4. 前記バイパス流路は、前記可変Vi弁が摺動する前記ケーシング摺動面に対して傾斜し、直線状に形成されたバイパス流路直線部分によって形成されていることを特徴とする請求項2記載のスクリュー圧縮機。
  5. 起動時または停止時には、前記可変Vi弁が前記駆動手段によって前記低圧空間側に向かって移動され、前記吐出圧力側空間および吸込圧力側空間の両方と前記吐出口とを連通するバイパス流路が形成され、
    起動時以外のときまたは停止時以外のときには、前記可変Vi弁が前記吐出圧力側空間の方向に移動され、前記吐出圧力側空間と前記吐出口とが隔離されることを特徴とする請求項1記載のスクリュー圧縮機。
  6. 前記モーターはインバーター回転数制御により回転されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のスクリュー圧縮機。
  7. 前記スクリューローター、前記可変Vi弁、前記駆動手段、前記圧縮室および前記吐出口を具備するバイパス流路形成機構を複数備えた多段式であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のスクリュー圧縮機。
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