JP2014144864A - シート処理装置、及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】多数枚折りに対応すべく広く設定された搬送隙間量の搬送隙間、又はスタックトレイにおいて、折り枚数によらず、高精度の折り精度を実現する構成を提供する。
【解決手段】可動する移動ガイド部材36と従ガイド部材37とを中綴じ搬送路27上に配置する。移動ガイド部材36と従ガイド部材37とが、中折りローラ34とは逆側に移動することによりシート束は、移動ガイド部材36と対面するガイド面とによってシートPの姿勢が拘束され、シート間の姿勢のばらつきも規制される。この状態で折りブレード29を突き出すことで、シート束と折りブレード29との接触位置も一様化し、折り精度のばらつきを抑えることが可能になる。
【選択図】図3
【解決手段】可動する移動ガイド部材36と従ガイド部材37とを中綴じ搬送路27上に配置する。移動ガイド部材36と従ガイド部材37とが、中折りローラ34とは逆側に移動することによりシート束は、移動ガイド部材36と対面するガイド面とによってシートPの姿勢が拘束され、シート間の姿勢のばらつきも規制される。この状態で折りブレード29を突き出すことで、シート束と折りブレード29との接触位置も一様化し、折り精度のばらつきを抑えることが可能になる。
【選択図】図3
Description
本発明は複写機や印刷機等の画像形成装置から排出されたシートまたはシート束に対し、折り加工等のシート処理を付与するシート処理装置、及び画像形成装置を組み合わせて構成した画像形成システムに関する。
複写機や印刷機等の画像形成装置から排出されたシートまたはシート束に対し、折り加工を含むシート処理を付与するシート処理装置、詳しくは穿孔処理、中綴じ、ステイプル処理等、さらに詳しくは端斜め綴じ、端平行閉じ、二箇所綴じを付与するシート処理装置が知られている。
近年、この種のシート処理装置においては、折り処理可能なシート束枚数の増加がニーズとして挙げられている。折り処理可能なシート束を増やすためには、シート束を蓄積するスタックトレイの搬送隙間量を大きくする必要がある。しかし、単純に隙間量のみを大きくした場合、とりわけ少数枚のシート束に対して折り処理を付与する場合、折り処理における折り精度がばらつくことが懸念される。蓄積された個々のシートの遊び、すなわちスタックトレイ内において個々のシートに当てられる容積が増加することにより、シートの姿勢の自由度が増加するためである。
したがって、多数枚折りにおいては、折り精度、すなわち折りのばらつきを小さく抑えるべく、複数枚のシート束の姿勢のばらつきをいかに小さく抑えるかが技術的なポイントとなる。
特許文献1に開示されているシート折り装置おいては、シート束を所定位置にて保持するシートガイドと、前記シートガイドに支持されたシート先端を規制するシート端規制手段と、前記折り位置に配置された折りロール手段と、前記シートガイドに支持されたシート束を前記折りロール手段に向けて挿入する折りブレード手段とを備え、前記シート端規制手段は、前記シートガイドに支持されたシートの一端縁を把持するグリップ手段と、このグリップ手段を前記シートガイドに沿って位置移動するシフト手段とから構成し、前記シートガイドには前記グリップ手段で把持するシートの他端縁を押圧する加圧手段を設けることを特徴としている。
特許文献2に開示されているシート処理装置おいては、シート排紙ローラによって排紙され、端面綴じトレイにスタックされたシート束に後端フェンス上で綴じ処理を行う端面綴じスティプラを有するシート処理装置において、後端フェンスのシート積載面に対して傾斜して配置され、傾斜面に沿ってシート後端部を案内する弾性ガイド部材を備え、スタックされるシート束の重量によって前記傾斜面の傾斜角が小さくなり、前記シート積載面同等以下の高さ位置に退避することを特徴としている。
すなわち、特許文献1の装置では、シートの折り位置を決定すべく可動するシート端規制手段を、シート端を把持するグリップ手段を構成し、シート端を把持する。このことにより、シート束を構成する各々のシートの端面を整合し、かつ離間しないようにすることで高い折り精度の実現を図っている。しかしながら、規制位置がシート端部であるため、折り部、又は中綴じ部近傍ではシートのばらつきが大きくなる。よって、シート束枚数が増えることによる折り精度の低下は不可避である。
また、特許文献2に装置では、後端フェンスのシート積載面に対して傾斜して配置され、傾斜面に沿ってシート後端部を案内する弾性ガイド部材を備えている。それにより、スタックされるシート束の重量によって可動する弾性ガイド部材を設けた構成としている。この構成により、大きな搬送隙間においてもシート端面を規制し、シート間のばらつきを小さく抑え、そして高い折り精度の実現をより簡易な構成で実現しようとしている。しかしながら、この構成でも特許文献1と同様、規制位置がシート端部であることから、折り位置又は中綴じ部近傍ではシートのばらつきが大きくなり、折り精度の低下が不可避である。
本発明は以上の問題点に鑑みてなしたものであり、多数枚折りに対応すべく広く設定された搬送隙間量の搬送隙間又は積載手段(スタックトレイ)において、折り枚数によらず、高い折り精度を実現する構成を提供することを目的とする。
本発明のシート処理装置は、
垂直方向あるいはおおむね垂直方向に搬送方向を有する搬送路と、
該搬送路の前記搬送方向での延長上に配され、シートを複数枚蓄積させ、シート束を形成させる積載手段と、
前記搬送路上に配され、シート又はシート束を前記積載手段に搬送する搬送手段と、
前記積載手段に蓄積されたシート束のシート端を整合する整合手段と、
前記整合手段によって整合されたシート束に折り処理を施す折り手段と、
前記折り手段にシート束を挿入するシート束挿入手段と、
を有するシート処理装置において、
前記搬送路上でかつ前記折り手段と前記積載手段との間に、搬送方向と垂直方向に可動する移動ガイド部材と、
前記移動ガイド部材に連動して可動する従ガイド部材と、
を配したことを特徴とする。
垂直方向あるいはおおむね垂直方向に搬送方向を有する搬送路と、
該搬送路の前記搬送方向での延長上に配され、シートを複数枚蓄積させ、シート束を形成させる積載手段と、
前記搬送路上に配され、シート又はシート束を前記積載手段に搬送する搬送手段と、
前記積載手段に蓄積されたシート束のシート端を整合する整合手段と、
前記整合手段によって整合されたシート束に折り処理を施す折り手段と、
前記折り手段にシート束を挿入するシート束挿入手段と、
を有するシート処理装置において、
前記搬送路上でかつ前記折り手段と前記積載手段との間に、搬送方向と垂直方向に可動する移動ガイド部材と、
前記移動ガイド部材に連動して可動する従ガイド部材と、
を配したことを特徴とする。
本発明によれば、各枚数のシート束の姿勢を一様に規制することを可能とし、少数枚折りを中心に折り位置のばらつきを小さく抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は画像形成装置とこの画像形成装置のシート搬送方向で下流側に設置されたシート処理装置からなる画像形成システムの模式図である。また、図2はシート処理装置単体の模式図である。
図1は画像形成装置とこの画像形成装置のシート搬送方向で下流側に設置されたシート処理装置からなる画像形成システムの模式図である。また、図2はシート処理装置単体の模式図である。
以下、画像形成装置とシート処理装置における動作の各モードを説明する。
<プルーフ排紙モードの構成及び動作>
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20、プルーフ搬送路17を経由してプルーフ排紙部21に排紙される。そして入口ローラ3、水平搬送ローラ5、プルーフ搬送ローラ16により搬送され、プルーフ排紙ローラ18によって排紙される。上分岐爪15は図示せぬ駆動装置(例えばモータ)によってプルーフ搬送路17方向にシートの搬送方向を切り替える位置に動作している。
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20、プルーフ搬送路17を経由してプルーフ排紙部21に排紙される。そして入口ローラ3、水平搬送ローラ5、プルーフ搬送ローラ16により搬送され、プルーフ排紙ローラ18によって排紙される。上分岐爪15は図示せぬ駆動装置(例えばモータ)によってプルーフ搬送路17方向にシートの搬送方向を切り替える位置に動作している。
<ストレート排紙モードの構成及び動作>
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20に搬送され、搬送方向での延長上に配された排紙トレイ14に排紙される。そして入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、排紙ローラ13によって排紙される。スイッチバックローラ6は正逆転可能であり、ストレート排紙時は正転方向に回転する。上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放する位置(デフォルト位置)に停止している。
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20に搬送され、搬送方向での延長上に配された排紙トレイ14に排紙される。そして入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、排紙ローラ13によって排紙される。スイッチバックローラ6は正逆転可能であり、ストレート排紙時は正転方向に回転する。上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放する位置(デフォルト位置)に停止している。
<ステイプルモードの構成及び動作>
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20に搬送される。そして入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、後処理トレイ8にスタックされる。排紙開閉ガイド板22は開いており、排紙ローラ13はニップ離間されている。スイッチバックローラ6は正逆転可能であり、ステイプルモードの後処理時は正転方向に回転する。上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放する位置(デフォルト位置)に停止している。
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20に搬送される。そして入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、後処理トレイ8にスタックされる。排紙開閉ガイド板22は開いており、排紙ローラ13はニップ離間されている。スイッチバックローラ6は正逆転可能であり、ステイプルモードの後処理時は正転方向に回転する。上分岐爪15、下分岐爪19は水平搬送路20を開放する位置(デフォルト位置)に停止している。
後処理トレイ8に排紙されたシートは、叩きコロ10によってステイプル後端基準フェンス23に突き当てられ搬送方向にシート端を整合される。叩きコロ10はステイプル後端基準フェンス23にシートを搬送する方向に回転しており、シートが排紙される度に押下、待機の動作を繰り返す。また、ジョガー9によって搬送方向垂直方向に揃えられる。
叩きコロ10、ジョガー9の動作タイミングは図示していないセンサがシート後端を検出し、所定時間後に動作する。この動作が所定枚数のシートについて繰り返され、端綴じステイプル12によって綴じられ、放出爪11によって、排紙トレイ14に排紙され、複数枚蓄積される。本実施形態では、ステイプルモードの動作中は排紙開閉ガイド板22は常に開いており、排紙ローラ13は常にニップ離間されている。
<中綴じモードの構成及び動作>
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20に搬送される。入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、シート後端が分岐位置24を過ぎたところで停止する。排紙開閉ガイド板22は開いており、排紙ローラ13はニップ離間されている。下分岐爪19は中綴じ搬送路27にシートを案内する方向に動作する。スイッチバックローラ6は正逆転可能であり、逆転することでシートを中綴じ搬送路27に搬送する。
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20に搬送される。入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、シート後端が分岐位置24を過ぎたところで停止する。排紙開閉ガイド板22は開いており、排紙ローラ13はニップ離間されている。下分岐爪19は中綴じ搬送路27にシートを案内する方向に動作する。スイッチバックローラ6は正逆転可能であり、逆転することでシートを中綴じ搬送路27に搬送する。
中綴じ搬送路27に搬送されたシートは、シートサイズに対応した所定位置に移動している中綴じ後端基準フェンス31に突き当てられ、シートサイズに対応した所定位置に移動している中綴じ整合爪26が上下に動作することで搬送方向に整合される。そして中綴じジョガー30によって、搬送方向に直行した方向に整合される。所定枚数繰り返すことで、中綴じされる束を形成する。
その後、中綴じスティプラ28で中綴じされ、折りブレード29、中折りローラ34により中折部32まで束が送られる。中折部32にて、駆動部(図示せず)によってプレス折りされた束は、中折束排紙ローラ35により、中綴じ排紙トレイ33に排紙される。
<中折りモードの構成及び動作>
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20に搬送される。そして入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、シート後端が分岐位置24を過ぎたところで停止する。排紙開閉ガイド板22は開いており、排紙ローラ13はニップ離間されている。下分岐爪19は中綴じ搬送路27にシートを案内する方向に動作する。スイッチバックローラ6は正逆転可能であり、逆転することでシートを中綴じ搬送路27に搬送する。
画像形成装置1からシートが搬送され、水平搬送路20に搬送される。そして入口ローラ3、水平搬送ローラ5、スイッチバックローラ6により搬送され、シート後端が分岐位置24を過ぎたところで停止する。排紙開閉ガイド板22は開いており、排紙ローラ13はニップ離間されている。下分岐爪19は中綴じ搬送路27にシートを案内する方向に動作する。スイッチバックローラ6は正逆転可能であり、逆転することでシートを中綴じ搬送路27に搬送する。
中綴じ搬送路27に搬送されたシートは、シートサイズに対応した所定位置に移動している中綴じ後端基準フェンス31に突き当てられ、シートサイズに対応した所定位置に移動している中綴じ整合爪26が上下に動作することで搬送方向に整合される。中綴じジョガー30によって、搬送方向に直行した方向に整合される。所定枚数繰り返すことで、中折りされる束を形成する。
その後、中折りローラ34により中折部32まで束が送られる。中折部32にて、駆動部(図示せず)によってプレス折りされた束は、中折束排紙ローラ35により、中綴じ排紙トレイ33に排紙される。
<実施形態1>
図3は、本発明の実施形態1を示す図であり、図3(a)は模式図、図3(b)はシート蓄積時の模式図、図3(c)はシート束中折り時の模式図を示す。なお、説明を平易にするため、中綴じスティプラ(図2:符号28)、中折り整合爪(図2:符号26)は図示を省略してある。また、中折りにおける折り目は中折部(図3:符号32)にて形成されるが、折り位置自体は中折り束搬送ローラ(図2:符号34)で決定付けられることを前提とするため、中折り束搬送ローラ(図2:符号34)を図3の状態以降は中折りローラ34として取り扱うものとする。
図3は、本発明の実施形態1を示す図であり、図3(a)は模式図、図3(b)はシート蓄積時の模式図、図3(c)はシート束中折り時の模式図を示す。なお、説明を平易にするため、中綴じスティプラ(図2:符号28)、中折り整合爪(図2:符号26)は図示を省略してある。また、中折りにおける折り目は中折部(図3:符号32)にて形成されるが、折り位置自体は中折り束搬送ローラ(図2:符号34)で決定付けられることを前提とするため、中折り束搬送ローラ(図2:符号34)を図3の状態以降は中折りローラ34として取り扱うものとする。
図3(a)に示すように、中綴じ搬送路27に、中折り整合爪(図2:符号26)と同期して上下動作する中綴じ搬送ローラ26−1と、シートを突き当てて蓄積する中綴じ後端基準フェンス31と、中折りローラ34と、中折りローラ34にシート束を挿入する折りブレード29と、中折りローラ34と、中綴じ後端基準フェンス31との間に、移動ガイド部材36とこれに連動する従ガイド部材37とが配されている。上流から搬送されるシートの搬送方向は図示の通りである。
図3(b)に示すように、上流より搬送されるシート(又はシート束:以下では説明内容に合わせて単にシートあるいはシート束と記載する)Pは、中綴じ整合爪(図示せず)を介し、中綴じ後端基準フェンス31上に蓄積され、シート束を形成する。形成されたシート束は、中綴じ整合爪(図示せず)と、中綴じ後端基準フェンス31によりシート搬送方向を、また、中綴じジョガー(図示せず)によりシート搬送方向に直交する方向を整合される。
この状態で折りブレード29を突出してシート束を中折りローラ34に挿入した場合、中綴じ搬送路27の搬送隙間量が大きい。そのことにより、とりわけ少数枚折り、例えば3枚折りや4枚折りなどにおいては、各々のシートが搬送隙間内で遊ぶ。そのため、各々のシートPの姿勢がばらつき、折りブレード29とシートPとの接触位置がばらつくことで、折り精度がばらつくことになる。
そこで図3(c)に示すように、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とが、中折りローラ34とは逆側に移動する。移動ガイド部材36と従ガイド部材37の可動量は搬送路上を搬送されるシートの搬送隙間量以上とする。これによりシート束は、移動ガイド部材36と対面するガイド面とによってシートPの姿勢が拘束され、シート間の姿勢のばらつきも規制される。この状態で折りブレード29を突出することで、シート束と折りブレード29との接触位置も一様化し、折り精度のばらつきを抑えることが可能になる。従ガイド部材37はもともと退避した位置にあっても良いが、不要な搬送隙間を設けないために、シート蓄積時は中綴じ搬送路27搬送面と同一面上に待機していることが望ましい。
また、同期して移動する移動ガイド部材と従ガイド部材との移動量は、搬送隙間以上であることが望ましい。例えば、搬送隙間を6mmと仮定した場合、移動量は6mm以上となる。このとき、移動量はシート束の枚数、シートサイズ、シート厚ごとに自由に調整できることとする。
シート束の枚数は、枚数が増えるほど、各々のシートが搬送隙間に占める容積は相対的に小さくなるため、枚数が少ないほど移動量を大きくし、枚数が多いほど移動量を小さく設定することが望ましい。すなわち、シート束を形成するシート数、シートサイズあるいはシート厚さの少なくともいずれかに伴って可変とするように設定可能とすることが好ましい。
シートサイズは、サイズが大きくなるほど、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37の移動に伴う撓みのシート全体に占める影響度は相対的に小さくなるため、シートサイズが大きいほど移動量を大きくし、シートサイズが小さいほど移動量を小さく設定することが望ましい。
シート厚は、厚みが大きくなるほど、各々のシートが搬送隙間に占める容積は相対的に小さくなるため、厚みが小さいほど移動量を大きくし、厚みが大きいほど移動量を小さく設定することが望ましい。
<実施形態2>
図4は、本発明の実施形態2を示す図である。
この実施形態では、図3の実施形態の構成に加え、中折りローラ34の上流側で、中折りローラ34と中綴じ後端基準フェンス31との間に、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37と、と同様の上流側移動ガイド部材38と、上流側従ガイド部材39とを配したものである。
図4は、本発明の実施形態2を示す図である。
この実施形態では、図3の実施形態の構成に加え、中折りローラ34の上流側で、中折りローラ34と中綴じ後端基準フェンス31との間に、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37と、と同様の上流側移動ガイド部材38と、上流側従ガイド部材39とを配したものである。
上流側移動ガイド部材38と、上流側従ガイド部材39の構成、動作、機能は、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37と同様である。ただし中折りローラ34を中心に上下のシート束Pの姿勢を規制することにより、折り部近傍のシート姿勢のばらつきをより低く抑えることを可能にしている。
<実施形態3>
図5は、本発明の実施形態3を示す図である。
先に説明した実施形態に示したように、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とが、中折りローラ34と逆側に移動し、シート束Pの姿勢を規制したが、規制状態の維持はシート束Pに負荷を与えていることになるため、折りブレード29の突き出しの際、シート束Pのコシ、またはシート束Pと、シート束Pが接触するガイド面との摩擦力と、により折りブレード29の駆動負荷の増加、または、シート束Pへの負荷増大が起こる。これを回避し、より多様なシート特性に対応すべく、折りブレード29の突き出し動作と同時に、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とを、中折りローラ34方向に同速にて移動させる制御を提供する。この動作により、折りブレード29の突き出しに際して懸念されるシート束Pへの負荷、又は折りブレード29の駆動負荷を不要に増大させることなく、かつシート束Pの姿勢規制を折り直前まで維持させることを可能にしている。
図5は、本発明の実施形態3を示す図である。
先に説明した実施形態に示したように、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とが、中折りローラ34と逆側に移動し、シート束Pの姿勢を規制したが、規制状態の維持はシート束Pに負荷を与えていることになるため、折りブレード29の突き出しの際、シート束Pのコシ、またはシート束Pと、シート束Pが接触するガイド面との摩擦力と、により折りブレード29の駆動負荷の増加、または、シート束Pへの負荷増大が起こる。これを回避し、より多様なシート特性に対応すべく、折りブレード29の突き出し動作と同時に、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とを、中折りローラ34方向に同速にて移動させる制御を提供する。この動作により、折りブレード29の突き出しに際して懸念されるシート束Pへの負荷、又は折りブレード29の駆動負荷を不要に増大させることなく、かつシート束Pの姿勢規制を折り直前まで維持させることを可能にしている。
<実施形態4>
図6は、本発明の実施形態4を示す図である。
実施形態3に示したのは、折りブレード29の突き出し動作と同時に、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とを、中折りローラ34方向に移動させ、シート束Pへの負荷量を不要に増大させることなく、シート姿勢を折り直前まで維持させる制御である。しかし、制御や構成のばらつきによって折りブレード29と、移動ガイド部材36との同期移動のずれにより、シート束Pの姿勢規制が解除される状態を回避する手段が加えて採用できる。すなわち、移動ガイド部材36に例えば圧縮スプリングなどの付勢手段40を設け、折りブレード29の突き出し動作に対し、移動ガイド部材36の移動タイミングをずらせるなどの制御が実現しうる。この構成、制御により、折りブレード29と付勢手段40との間でシート束Pが把持され、姿勢が保たれる。このことにより、折りブレード29と、移動ガイド部材36との移動速度のばらつきや移動タイミングのずれを吸収することが可能になる。
図6は、本発明の実施形態4を示す図である。
実施形態3に示したのは、折りブレード29の突き出し動作と同時に、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とを、中折りローラ34方向に移動させ、シート束Pへの負荷量を不要に増大させることなく、シート姿勢を折り直前まで維持させる制御である。しかし、制御や構成のばらつきによって折りブレード29と、移動ガイド部材36との同期移動のずれにより、シート束Pの姿勢規制が解除される状態を回避する手段が加えて採用できる。すなわち、移動ガイド部材36に例えば圧縮スプリングなどの付勢手段40を設け、折りブレード29の突き出し動作に対し、移動ガイド部材36の移動タイミングをずらせるなどの制御が実現しうる。この構成、制御により、折りブレード29と付勢手段40との間でシート束Pが把持され、姿勢が保たれる。このことにより、折りブレード29と、移動ガイド部材36との移動速度のばらつきや移動タイミングのずれを吸収することが可能になる。
<実施形態4>
図7は、本発明の実施形態5を示す図である。
本実施形態は、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とを中折りローラ34と逆側に移動させてシート束Pの姿勢を規制する際、又は折りブレード29にてシート束を中折りローラ34に挿入させる際、シート束下端が姿勢の規制によって浮き上がることに対し、後端基準フェンス31を持ち上げ、シート端の整合が離間しない制御を行う。そのため、後端基準フェンス31の持ち上げ量は、自由に調整可能とすることが望ましい。
図7は、本発明の実施形態5を示す図である。
本実施形態は、移動ガイド部材36と、従ガイド部材37とを中折りローラ34と逆側に移動させてシート束Pの姿勢を規制する際、又は折りブレード29にてシート束を中折りローラ34に挿入させる際、シート束下端が姿勢の規制によって浮き上がることに対し、後端基準フェンス31を持ち上げ、シート端の整合が離間しない制御を行う。そのため、後端基準フェンス31の持ち上げ量は、自由に調整可能とすることが望ましい。
以上説明してきたように、本発明では、多数枚折りに対応すべく広く設定された搬送隙間量の搬送隙間、又はスタックトレイにおいて、折り枚数によらず、特許文献1、2に勝る高精度の折り精度を実現する構成を提供するため、可動する移動ガイド部材と従ガイド部材とを搬送路上に配置する。このことで、多数枚のシート束のスタックに対応した搬送隙間を有する搬送路において、各枚数のシート束の姿勢を一様に規制することが可能になるため、少数枚折りを中心に、折り位置のばらつきを小さく抑えることを可能としている。
また移動ガイド部材と従ガイド部材とを中折り手段上流にもう一対配することで、折り近傍におけるシート束のばらつきをより厳しく規制できるため、折り位置のばらつきをより小さく抑えることを可能としている。
さらに、機能を最適化する制御特性とするため、移動ガイド部材と従ガイド部材との移動量を搬送隙間以上としている。このことで、スタックされるシートの1枚目から最終紙まで確実に姿勢を規制することができるため、折り位置のばらつきを小さく抑えることを可能としている。さらに前記機能を、シート束枚数、シートサイズ、シート厚さによらず発揮するため、移動ガイド部材と従ガイド部材との移動量をシート束枚数、シートサイズ、シート厚さに応じて自由に調整可能としている。これにより、シート束枚数、シートサイズ、シート厚さによらず、一様な機能を発揮させることを可能としている。
またさらに、前記構成によって生じる負荷を最適化し、多様なシート特性に対応可能とする構成、制御を提供するため、シート束挿入手段の挿入動作と、移動ローラと、従ガイド部材との中折り手段方向への移動を同期させるようにしている。そのため、シート束挿入手段の挿入動作に伴って生じるシート負荷、又は折り挿入手段自体の挿入駆動負荷を不要に増大させることなく、シート姿勢規制の機能を発揮することを可能としている。
なお、シート束挿入手段の挿入動作によって生じる負荷に応じ、移動ガイド部材と従ガイド部材とが付勢手段により可動とし得る。これにより、シート束挿入手段の挿入動作と、移動ローラと、従ガイド部材との中折り手段方向への移動の同期のばらつきを吸収させることができる。
また前記構成において最適な折り位置を実現するための制御を提供するため、移動ガイド部材と、従ガイド部材との可動、又は、シート束挿入手段の挿入動作に際し、積載手段を動作させ得る。これにより、移動ガイド部材と、従ガイド部材との可動、又は、シート束挿入手段の挿入動作に際して生じうるシート束の積載手段からの浮き上がりに応じて積載手段を上側に動作させ、シート束の整合が維持されることを可能にしている。
本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
1 :画像形成装置
3 :入口ローラ
5 :水平搬送ローラ
6 :スイッチバックローラ
8 :後処理トレイ
9 :ジョガー
10 :コロ
11 :放出爪
12 :ステイプル
13 :排紙ローラ
14 :排紙トレイ
15 :上分岐爪
16 :プルーフ搬送ローラ
17 :プルーフ搬送路
18 :プルーフ排紙ローラ
19 :下分岐爪
20 :水平搬送路
21 :プルーフ排紙部
22 :排紙開閉ガイド板
23 :ステイプル後端基準フェンス
24 :分岐位置
26 :整合爪
27 :搬送路
28 :スティプラ
29 :折りブレード
30 :ジョガー
31 :後端基準フェンス
32 :中折部
33 :排紙トレイ
34 :中折りローラ
35 :中折束排紙ローラ
36 :移動ガイド部材
37 :従ガイド部材
38 :上流側移動ガイド部材
39 :上流側従ガイド部材
40 :付勢手段
P :シート、シート束
3 :入口ローラ
5 :水平搬送ローラ
6 :スイッチバックローラ
8 :後処理トレイ
9 :ジョガー
10 :コロ
11 :放出爪
12 :ステイプル
13 :排紙ローラ
14 :排紙トレイ
15 :上分岐爪
16 :プルーフ搬送ローラ
17 :プルーフ搬送路
18 :プルーフ排紙ローラ
19 :下分岐爪
20 :水平搬送路
21 :プルーフ排紙部
22 :排紙開閉ガイド板
23 :ステイプル後端基準フェンス
24 :分岐位置
26 :整合爪
27 :搬送路
28 :スティプラ
29 :折りブレード
30 :ジョガー
31 :後端基準フェンス
32 :中折部
33 :排紙トレイ
34 :中折りローラ
35 :中折束排紙ローラ
36 :移動ガイド部材
37 :従ガイド部材
38 :上流側移動ガイド部材
39 :上流側従ガイド部材
40 :付勢手段
P :シート、シート束
Claims (8)
- 垂直方向あるいはおおむね垂直方向に搬送方向を有する搬送路と、
該搬送路の前記搬送方向での延長上に配され、シートを複数枚蓄積させ、シート束を形成させる積載手段と、
前記搬送路上に配され、シート又はシート束を前記積載手段に搬送する搬送手段と、
前記積載手段に蓄積されたシート束のシート端を整合する整合手段と、
前記整合手段によって整合されたシート束に折り処理を施す折り手段と、
前記折り手段にシート束を挿入するシート束挿入手段と、
を有するシート処理装置において、
前記搬送路上でかつ前記折り手段と前記積載手段との間に、搬送方向と垂直方向に可動する移動ガイド部材と、
前記移動ガイド部材に連動して可動する従ガイド部材と、
を配したことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1記載のシート処理装置において、
前記積載手段内でかつ前記折り手段の上流側に、前記搬送方向と垂直方向に可動する移動ガイド部材と、該移動ガイド部材に連動して可動する従ガイド部材とを配したことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1又は2に記載のシート処理装置において、
前記移動ガイド部材と、前記従ガイド部材との可動量は、前記搬送路上を搬送されるシートの搬送隙間量以上であることを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1又は2に記載のシート処理装置において、
前記移動ガイド部材と前記従ガイド部材との可動量は、前記シート束を形成するシート数、シートサイズあるいはシート厚さの少なくともいずれかに伴って可変とするように設定可能としたことを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1又は2に記載のシート処理装置において、前記シート束挿入手段の挿入動作に応じ、前記移動ガイド部材と前記従ガイド部材とが同期して動作することを特徴とするシート処理装置。
- 請求項1又は2に記載のシート処理装置において、前記シート束挿入手段の挿入動作によって生じる負荷に応じて、前記移動ガイド部材と前記従ガイド部材とを動作させる付勢手段を備えたことを特徴とするシート処理装置。
- 請求項1から6のいずれかに記載のシート処理装置において、
前記移動ガイド部材と前記従ガイド部材との動作又は前記シート束挿入手段の挿入動作に際し、前記積載手段が動作することを特徴とするシート処理装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載のシート処理装置と、画像形成装置とを組み合わせてなることを特徴とする画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013015139A JP2014144864A (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | シート処理装置、及び画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013015139A JP2014144864A (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | シート処理装置、及び画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014144864A true JP2014144864A (ja) | 2014-08-14 |
Family
ID=51425450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013015139A Pending JP2014144864A (ja) | 2013-01-30 | 2013-01-30 | シート処理装置、及び画像形成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014144864A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61238661A (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-23 | Hitachi Koki Co Ltd | 用紙折りたたみ装置 |
JPH09183567A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Canon Aptecs Kk | シート後処理装置及びこれを備える画像形成装置 |
JP2002337478A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-27 | Konica Corp | 糊付け製本方法、糊付け製本装置 |
-
2013
- 2013-01-30 JP JP2013015139A patent/JP2014144864A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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