JP2014144732A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車輪の切れ角を精度高く把握することができる技術を提供する。
【解決手段】車両のステアリングホイールの操作に対するアシスト力を付与する電動モータ120と、電動モータ120からの駆動力が伝達されるウォームホイール131と、ウォームホイール131が取り付けられたピニオンシャフト106と、ピニオンシャフト106の回転に連動して直線移動することによって車両の前輪を進行方向に対して左右方向に転動させるラック軸105と、ウォームホイール131およびラック軸105の少なくともいずれかの周囲を覆うハウジング110と、ウォームホイール131またはラック軸105と非接触的に対向するようにハウジング110に取り付けられ、ウォームホイール131の回転角度またはラック軸105の直線移動量を検出する近接センサ210と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
近年、車両のステアリング系に電動モータを備え、電動モータの動力にてドライバの操舵力をアシストする電動パワーステアリング装置が提案されている。そして、この電動パワーステアリング装置を制御する制御装置として、転動輪(前輪)の切れ角に応じて電動モータ(電動機)の駆動を制御することが提案されている。例えば、特許文献1に記載の電動パワーステアリング装置は以下のように構成されている。すなわち、ステアリング系の操舵トルクを検出する操舵トルクセンサと、ステアリング系に補助トルクを付加する電動機と、前後輪の滑り角差に基づいて車両挙動を判定して補正信号を出力する車両挙動判定手段、少なくとも操舵トルクセンサからの操舵トルク信号に基づいて目標トルク信号を設定する目標トルク設定手段、この目標トルク設定手段からの目標トルク信号を車両挙動判定手段からの補正量に基づいて補正する補正手段を備え、電動機の駆動を制御する制御手段と、からなる電動パワーステアリング装置において、制御手段は、路面摩擦に応じた摩擦補正係数を発生する摩擦補正係数発生手段と、車両挙動判定手段からの補正量に摩擦補正係数を乗算してトルク補正信号を出力する乗算手段と、を備え、目標トルク信号をトルク補正信号で補正し、摩擦補正係数発生手段は、ヨー角速度センサが検出するヨー角速度信号と切れ角センサが検出する切れ角信号とに基づいて摩擦応動係数を発生する摩擦応動係数発生手段と、車速信号に基づいて車速応動係数を発生する車速応動係数発生手段と、摩擦応動係数と車速応動係数を乗算して摩擦補正係数を出力する乗算手段と、を備える。
特開2000−108919号公報
車輪(前輪)の切れ角を把握する手法として、電動モータの回転子(ロータ)の回転位置を検出するレゾルバからの出力信号や、電動モータの出力軸に取り付けられたウォームギヤとピニオンシャフトに取り付けられたウォームホイールとのギヤ比などに基づくことが考えられる。しかしながら、かかる手法においては、電動モータの駆動力を伝達する際に出力軸に生じる捩れに起因して、電動モータの回転子の回転角度とウォームギヤの回転角度との間に生じる角度差や、ウォームギヤとウォームホイールとの間のバックラッシュの影響などにより、電動モータの回転角度と車輪の切れ角との間にずれが生じるおそれがある。
本発明は、車輪の切れ角を精度高く把握することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、車両のステアリングホイールの操作に対するアシスト力を付与する電動モータと、前記電動モータからの駆動力が伝達されるウォームホイールと、前記ウォームホイールが取り付けられた回転軸と、前記回転軸の回転に連動して直線移動することによって前記車両の車輪を進行方向に対して左右方向に転動させる直動軸と、前記ウォームホイールおよび前記直動軸の少なくともいずれかの周囲を覆うハウジングと、前記ウォームホイールまたは前記直動軸と非接触的に対向するように前記ハウジングに取り付けられ、当該ウォームホイールの回転角度または前記直動軸の直線移動量を検出する検出手段と、を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
ここで、前記検出手段は、前記ウォームホイールに形成された歯と対向するように前記ハウジングに取り付けられて当該歯の存在および不存在を検出する近接センサであるとよい。
あるいは、前記ウォームホイールには、前記検出手段と対向する部位に、周方向の位置によって突出量が異なる凸部が設けられ、前記検出手段は、前記ウォームホイールの前記凸部と対向するように前記ハウジングに取り付けられて当該凸部との間の離間距離を検出する近接センサであるとよい。
あるいは、前記直動軸には、前記回転軸に形成された歯との間にラック・ピニオンを構成するラック歯が形成され、前記検出手段は、前記直動軸の前記ラック歯と対向するように前記ハウジングに取り付けられて当該ラック歯の存在および不存在を検出する近接センサであるとよい。
また、前記近接センサの外形を成す外側部材には雄ねじが形成されており、前記ハウジングには雌ねじが形成されており、前記近接センサを前記ハウジングに締め付けることで当該近接センサを当該ハウジングに取り付けるとよい。
本発明によれば、車輪の切れ角を精度高く把握することができる。
実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す図である。 図1のII-II部の断面図である。 図2におけるIII部の拡大図である。 相対角度検出部の主要部品の概略構成図である。 相対角度検出部を、図3におけるV方向から見た図である。 センサユニットをハウジングに装着する様子を示す斜視図である。 ウォームホイールを、軸方向の他方の端部側から見た図である。 第1の実施形態に係る近接センサからの出力信号と、ピニオンシャフトの回転角度との関係を示す図である。 (a)は、他の実施例に係る切れ角検出装置のウォームホイールの概略構成を示す斜視図であり、(b)は、他の実施例に係る切れ角検出装置の近接センサからの出力信号と、ピニオンシャフトの回転角度との関係を示す図である。 (a)は、図1のX方向に見た場合のラック軸と近接センサとの関係を示す図である。(b)は、第2の実施形態に係る近接センサからの出力信号と、前輪の切れ角との関係を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る電動パワーステアリング装置100の概略構成を示す図である。図2は、図1のII-II部の断面図である。
電動パワーステアリング装置100(以下、単に「ステアリング装置100」と称する場合もある。)は、車両の進行方向を任意に変えるためのかじ取り装置であり、本実施の形態においては車両の一例としての自動車に適用した構成を例示している。
ステアリング装置100は、図1に示すように、自動車の進行方向を変えるために運転者が操作する車輪(ホイール)状のステアリングホイール(ハンドル)101と、ステアリングホイール101に一体的に設けられたステアリングシャフト102とを備えている。また、ステアリング装置100は、ステアリングシャフト102と自在継手103aを介して連結された上部連結シャフト103と、この上部連結シャフト103と自在継手103bを介して連結された下部連結シャフト108とを備えている。下部連結シャフト108は、ステアリングホイール101の回転に連動して回転する。
また、ステアリング装置100は、転動輪および車輪の一例としての左右の前輪250のそれぞれに連結されたタイロッド104と、タイロッド104に連結されるとともにラック歯105aが形成されたラック軸105と、を備えている。また、ステアリング装置100は、ラック軸105に形成されたラック歯105aとともにラック・ピニオンを構成するピニオン106aが形成されたピニオンシャフト106と、ピニオンシャフト106と下部連結シャフト108とを連結するトーションバー107(図2参照)と、を備えている。
また、ステアリング装置100は、回転軸の一例としてのピニオンシャフト106、直動軸の一例としてのラック軸105などを収納するハウジング110と、ハウジング110に支持された電動モータ120と、電動モータ120の駆動力を減速してピニオンシャフト106に伝達する減速機構130とを有している。減速機構130は、図2に示すように、ピニオンシャフト106に連結されたウォームホイール131、電動モータ120の出力軸に連結されたウォームギヤ132などから構成される。なお、本実施の形態に係るウォームホイール131は、ピニオンシャフト106に取り付けられるハブ106bに一体成形された樹脂成形体であることを例示することができる。また、本実施の形態に係るウォームホイール131の外周部には、n(nは自然数)個の歯131aが形成されている。
また、ステアリング装置100は、下部連結シャフト108とピニオンシャフト106との相対回転角度に基づいてステアリングホイール101の操舵トルクを検出するトルク検出装置10と、進行方向に対する左右方向への前輪250の切れ角を検出する切れ角検出装置200とを備えている。
また、ステアリング装置100は、電動モータ120の作動を制御する制御装置140を備えている。制御装置140は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等からなる算術論理演算回路である。そして、制御装置140には、上述したトルク検出装置10、切れ角検出装置200などからの出力信号が入力される。また、制御装置140には、自動車に搭載される各種の機器を制御するための信号を流す通信を行うネットワーク(CAN)を介して、自動車の移動速度である車速を検出する車速センサ170などからの出力信号が入力される。そして、制御装置140は、検出された操舵トルク、前輪250の切れ角、車速などに基づいて目標補助トルクを算出し、この目標補助トルクを電動モータ120が供給するように電動モータ120の駆動を制御する。
次に、図2を用いてハウジング110について説明する。
ハウジング110は、ラック軸105を収納する第1ハウジング111と、ウォームホイール131およびウォームギヤ132を収納する第2ハウジング112および第3ハウジング113と、から構成される。
第1ハウジング111は、ピニオンシャフト106を回転可能に支持する軸受け111aを軸方向の一方の端部側(図2においては下側)に有し、軸方向の他方の端部側(図2においては上側)が開口した部材である。軸方向の他方の端部側の開口部には、シール部材114を間に挟んだ状態で、第2ハウジング112における軸方向の一方の端部が嵌め込まれる。そして、第1ハウジング111と第2ハウジング112とは、ボルトなどによって締め付けられる。
第1ハウジング111は、軸方向に直交する方向に形成された孔であるシリンダ部111bを有しており、このシリンダ部111bにはラック軸105を支持するラックガイド150が嵌め込まれている。ラックガイド150は、ラック軸105を挟んでピニオンシャフト106と相対するように設けられている。そして、ラックガイド150は、シリンダ部111bに埋込ねじ形式により固定されるキャップ151と、キャップ151とラック軸105との間に配置されてラック軸105をピニオンシャフト106の方へ押圧するばね152と、を介してピニオンシャフト106の方へ押圧される。キャップ151がシリンダ部111bに締め付けられることで、ばね152がラック軸105を押圧し、ラック軸105はピニオンシャフト106に形成されたピニオン106aと良好な噛み合いを維持している。
第2ハウジング112は、ピニオンシャフト106を回転可能に支持する軸受け112aを、軸方向の一方の端部側(図2においては下側)に有し、軸方向の他方の端部側(図2においては上側)が開口した部材である。軸受け112aの内輪は、ピニオンシャフト106に取り付けられるハブ106bと、ピニオンシャフト106に形成された雄ねじにねじ込まれた固定ナット106cとに挟まれ、軸受け112aの外輪は、第2ハウジング112とサークリップ106dとの間に挟まれるようにして第2ハウジング112に固定される。また、第2ハウジング112には電動モータ120が装着される。
第3ハウジング113は、下部連結シャフト108を回転可能に支持する軸受け113aを、軸方向の他方の端部側(図2においては上側)に有し、軸方向の一方の端部側(図2においては下側)が開口した部材である。そして、軸方向の一方の端部側の開口部が第2ハウジング112における軸方向の他方の端部側の開口部と対向するように配置されるとともに、例えばボルトなどにより第2ハウジング112に固定される。
第3ハウジング113には、内外を連通する連通孔113bが軸方向に直交する方向に形成されている。連通孔113bは、後述するセンサユニット80のセンサハウジング81の集磁部材保持部81a(図3参照)が挿入される内側連通孔113c(図3参照)と、内側連通孔113cよりも大きく、センサハウジング81の嵌合部81b(図3参照)が嵌合される外側連通孔113d(図3参照)とを含んで構成されている。連通孔113bは、軸方向を短手方向、軸方向に直交する方向を長手方向とする長孔である。また、第3ハウジング113には、センサユニット80を後述する2つの締付ボルト90で取り付けるための雌ねじが形成された2つのねじ孔113e(図6参照)が連通孔113bの長辺方向の両側に形成されており、連通孔113bおよびねじ孔113eの周囲には軸方向に平行な締付面113f(図6参照)が形成されている。
次に、トルク検出装置10について詳述する。
トルク検出装置10は、下部連結シャフト108とピニオンシャフト106との相対回転角度を検出する相対角度検出部20と、相対角度検出部20が検出した相対回転角度に基づいて操舵トルクを検出するトルク検出部50と、を有している。
先ずは、相対角度検出部20について説明する。
図3は、図2におけるIII部の拡大図である。図4は、相対角度検出部20の主要部品の概略構成図である。図5は、相対角度検出部20を、図3におけるV方向から見た図である。なお、図5においては、後述する入力側ブラケット22、出力側ブラケット33は省略している。図6は、後述するセンサユニット80をハウジング110に装着する様子を示す斜視図である。
相対角度検出部20は、下部連結シャフト108に取り付けられる硬磁性体の磁石21と、磁石21が形成する磁界内に配置された軟磁性体のヨーク30と、ヨーク30から磁束を集める軟磁性体の集磁部材35とを有している。また、相対角度検出部20は、磁石21、ヨーク30および集磁部材35にて形成される磁気回路中の磁束密度を検出する磁気センサ40を有している。また、相対角度検出部20は、磁石21と下部連結シャフト108との間に介在する入力側ブラケット22と、ヨーク30とピニオンシャフト106との間に介在する出力側ブラケット33とを有している。
磁石21は、円筒状であり、図4に示すように、下部連結シャフト108の周方向にN極とS極とが交互に配置されるとともに周方向に着磁されている。この磁石21は、入力側ブラケット22を介して下部連結シャフト108に取り付けられている。つまり、磁石21が入力側ブラケット22に固定されており、入力側ブラケット22が下部連結シャフト108に固定されている。そして、磁石21は、下部連結シャフト108とともに回転する。磁石21を入力側ブラケット22に固定する手法としては、接着剤、圧入などを例示することができる。また、入力側ブラケット22を下部連結シャフト108に固定する手法としては、圧入、溶接、カシメあるいはねじ止めなどを例示することができる。
ヨーク30は、第1ヨーク31と、第2ヨーク32と、から構成される。
第1ヨーク31は、磁石21の外径よりも大きな径の孔が内側に形成された円板状の第1円環部31aと、この第1円環部31aから下部連結シャフト108の軸方向に伸びるように形成された複数の第1突起部31bとを有している。第1突起部31bは、磁石21の周方向には、この磁石21の外周面に沿うように湾曲している。
第2ヨーク32は、磁石21の外径よりも大きな径の孔が内側に形成された円板状の第2円環部32aと、この第2円環部32aから軸方向に伸びるように形成された複数の第2突起部32bとを有している。第2突起部32bは、磁石21の周方向には、この磁石21の外周面に沿うように湾曲している。
第1ヨーク31の第1突起部31bおよび第2ヨーク32の第2突起部32bは、磁石21のN極およびS極と同数形成されている。つまり、磁石21のN極およびS極がそれぞれ例えば12個である場合には、第1突起部31bも12個形成されており、第2突起部32bも12個形成されている。そして、この第1突起部31bおよび第2突起部32bは、下部連結シャフト108の回転半径方向においては、図3,図5に示すように、磁石21の外周面と対向するようにこの外周面よりもやや外側に配置されており、その第1突起部31bおよび第2突起部32bの磁石21と対向する面は、軸方向に直交する方向に見ると長方形である。第1突起部31bと第2突起部32bとは、下部連結シャフト108の周方向に交互に配置されている。
そして、本実施の形態に係るトルク検出装置10においては、トーションバー107に捩れが生じていない中立状態のときに、図5に示すように、下部連結シャフト108(図2参照)の周方向において、時計回転方向に見た場合に磁石21のN極とS極との境界線と第1ヨーク31の第1突起部31bの周方向の中心が一致するように配置されている。
第2ヨーク32の第2突起部32bは、中立状態のときに、下部連結シャフト108の周方向において、図5に示すように、時計回転方向に見た場合に磁石21のS極とN極との境界線と第2突起部32bの周方向の中心が一致するように配置されている。そして、トーションバー107に操舵トルクが加わってトーションバー107に捩れが生じ、第1突起部31bが磁石21のN極あるいはS極と対向する場合に、第2突起部32bは、第1突起部31bが対向する磁極とは異なる極性の磁極に対向する。
出力側ブラケット33は、ピニオンシャフト106の軸方向に伸びる円筒状の金属製の部材である。ヨーク30は、この出力側ブラケット33とともに射出成形される。つまり、ヨーク30および出力側ブラケット33は、金型内に挿入したヨーク30および出力側ブラケット33の周りに合成樹脂が注入されることで一体成形されている。これにより、第1ヨーク31、第2ヨーク32および出力側ブラケット33は、一部品となった状態で、ピニオンシャフト106に固定されている。固定する手法としては、出力側ブラケット33をピニオンシャフト106に圧入、カシメあるいはねじ止めすることにより、ピニオンシャフト106に固定することを例示することができる。
集磁部材35は、第1集磁部材36と、第2集磁部材37と、から構成される。
第1集磁部材36は、第1ヨーク31の第1円環部31aの上端面の上方に配置されるとともに、円周方向の所定角度に渡ってこの第1円環部31aの上端面に沿うように形成された第1平板状部36aを有している。また、第1集磁部材36は、第1平板状部36aにおける最外部から軸方向に下方に伸びるように形成された第1軸方向部36bと、第1軸方向部36bの最下端部から軸方向に直交する方向に外側に突出した第1突出部36cとを有している。
第2集磁部材37は、第2ヨーク32の第2円環部32aの下端面の下方に配置されるとともに、円周方向の所定角度に渡ってこの第2円環部32aの下端面に沿うように形成された第2平板状部37aを有している。また、第2集磁部材37は、第2平板状部37aにおける最外部から軸方向に上方に伸びるように形成された第2軸方向部37bと、第2軸方向部37bの最上端部から軸方向に直交する方向に外側に突出した第2突出部37cとを有している。
磁気センサ40は、後述するトルク検出部50の検出用基板60を介してハウジング110に装着されており、軸方向において、第1集磁部材36の第1突出部36cと第2集磁部材37の第2突出部37cとの間に配置されている。磁気センサ40は、第1集磁部材36と第2集磁部材37との間の磁束密度を検出し、検出した磁束密度を電気信号(例えば電圧信号)に変換して出力するセンサであり、磁気抵抗素子、ホールIC、ホール素子などを例示することができる。
次に、トルク検出部50について説明する。
トルク検出部50は、ステアリングホイール101に操舵トルクが付与されておらず、トーションバー107に捩れが生じていない中立状態のときの磁気センサ40の出力値である基準値と、磁気センサ40の出力値とに基づいて操舵トルクに応じた電気信号を出力する。
トルク検出部50は、図3に示した、算術論理演算回路が実装された検出用基板60にて構成される。トルク検出部50は、この検出用基板60に接続されたターミナル61を介して電気信号を出力する。また、検出用基板60は、ターミナル61を介して、電源電圧およびGND電圧が供給される。検出用基板60には複数のターミナル61が接続されており、これら複数のターミナル61を介して制御装置140と電気的に接続される。また、検出用基板60には磁気センサ40が接続されている。
以上のように構成されたトルク検出装置10において、相対角度検出部20の集磁部材35および磁気センサ40と、トルク検出部50を構成する検出用基板60とは一つの構造体であるセンサユニット80として事前に組み付けられた状態で第3ハウジング113に装着される。
図6に示すように、センサユニット80は、集磁部材35(図4参照)を保持するセンサハウジング81と、このセンサハウジング81に装着される検出用基板60と、この検出用基板60に接続される磁気センサ40およびターミナル61とを含んで構成される。
センサハウジング81は、金型内に挿入した集磁部材35の周りに合成樹脂を注入する射出成形にて成形され、集磁部材35と一体化されている。そして、センサハウジング81は、集磁部材35を保持する集磁部材保持部81aと、ハウジング110の第3ハウジング113に形成された外側連通孔113dに嵌合される嵌合部81bと、を有している。嵌合部81bは、その外周面が長孔である外側連通孔113dと同じ形状となるように楕円柱状に形成されており、集磁部材保持部81aは嵌合部81bの柱方向に突出するように形成されている。
また、センサハウジング81は、ハウジング110の第3ハウジング113に設けられた締付面113fと対向する対向部81cを有している。対向部81cには、後述する締付ボルト90のねじ部および軸部を通すための2つのボルト孔81dが形成されている。
また、センサハウジング81には、制御装置140との接続に用いられるワイヤハーネスのコネクタが連結される連結部81eを有している。連結部81eは、対向部81cに対して、嵌合部81bと反対側に設けられ、センサユニット80がハウジング110に装着された場合に、ハウジング110の外に突出するように形成されている。
そして、センサハウジング81に、磁気センサ40が接続された検出用基板60が、例えばビス止め、熱かしめなどにより装着される。また、センサハウジング81の連結部81eの開口側から、複数のターミナル61を保持するターミナル保持板82(図3参照)が挿入され、複数のターミナル61の先端が検出用基板60に半田付けなどにより接続される。その際、ターミナル保持板82は、例えばビス止め、圧入、熱かしめなどによりセンサハウジング81に装着される。
以上のように構成されたセンサユニット80をハウジング110に取り付けるにあたっては、2つの締付ボルト90にてセンサユニット80をハウジング110の第3ハウジング113に締め付ける。つまり、センサハウジング81に形成されたボルト孔81dにねじ部および軸部が通された締付ボルト90が、第3ハウジング113のねじ孔113eにねじ込まれることで、センサユニット80が第3ハウジング113に締め付けられる。
<第1の実施形態>
次に、第1の実施形態に係る切れ角検出装置200について詳述する。
切れ角検出装置200は、ウォームホイール131の回転角度を検出する検出手段の一例としての近接センサ210を備えている。近接センサ210は、軸方向には、図2に示すように、ウォームホイール131の外周部に形成された歯131aにおける軸方向の他方の端部側(図2においては上側)の端面と所定の距離離間した位置でこの歯131aと対向するように第3ハウジング113に取り付けられている。
図7は、ウォームホイール131を、軸方向の他方の端部側から見た図である。
図7に示すように、近接センサ210は、回転半径方向には、その中心位置がウォームホイール131の歯131aの山と谷の間に位置するように第3ハウジング113に取り付けられている。なお、近接センサ210は、図3に示すように、センサハウジング(本体)211に形成された雄ねじ211aが、第3ハウジング113に形成された雌ねじ113gに締め付けられることで第3ハウジング113に取り付けられる。
本実施形態に係る近接センサ210は、検出対象であるウォームホイール131の歯131aの回転情報、言い換えれば、ウォームホイール131の歯131aの存在情報を電気信号に置き換えて出力する、非接触式のセンサである。近接センサ210は、非接触でウォームホイール131との離間距離を測定し、離間距離に応じた大きさの電気信号を出力する。本実施形態に係る近接センサ210においては、離間距離が小さいほど大きな値の電気信号を出力する。電気信号に置き換えるための検出方式としては、検出対象の接近による電気的な容量の変化を捉える静電容量式、電磁誘導により検出対象に発生する渦電流を利用する渦電流式、超音波式、光学式であることを例示することができる。そして、近接センサ210は、電気信号を制御装置140へ出力する。
また、図7に示すように、ウォームホイール131における軸方向の他方の端部側(図2においては上側)の端面には、n個の歯131aの内の1つ歯131aに、他の歯131aの端面から突出した凸部131bが設けられている。つまり、凸部131bが設けられた歯131aが近接センサ210と対向するときに、近接センサ210と歯131aとの間の距離が最も小さくなる。そして、本実施形態に係る切れ角検出装置200においては、切れ角が零であるときに凸部131bが設けられた歯131aが近接センサ210と対向するように設定されている。
図8は、第1の実施形態に係る近接センサ210からの出力信号と、ピニオンシャフト106の回転角度との関係を示す図である。
以上のように構成された第1の実施形態に係る切れ角検出装置200においては、近接センサ210と対向する位置にウォームホイール131の歯131aが存在する場合に近接センサ210が電気信号を出力するように設定されている。また、近接センサ210は、歯131aとの離間距離が小さいほど大きな値の電気信号を出力するため、凸部131bが設けられた歯131aが近接センサ210と対向する場合には、凸部131bが設けられていない歯131aが近接センサ210と対向する場合よりも大きな値の電気信号を出力する。また、上述したように、凸部131bが設けられた歯131aが近接センサ210と対向するときに切れ角が零となるように設定されている。
そして、以上のように構成された切れ角検出装置200およびトルク検出装置10からの出力信号を取得する制御装置140は、切れ角検出装置200およびトルク検出装置10からの出力信号を基に前輪250の切れ角を把握する。
制御装置140は、トルク検出装置10からの出力信号を基に、ステアリングホイール101が右方向に回転させられているのか、あるいは左方向に回転させられているのかを把握する。そして、制御装置140は、ステアリングホイール101が右方向に回転させられていることを把握している場合に、凸部131bが設けられていない歯131aに応じた出力信号を切れ角検出装置200から取得する毎に、ピニオンシャフト106(ウォームホイール131)が右方向に(360/n)度回転したことを把握する。また、制御装置140は、ステアリングホイール101が右方向に回転させられていることを把握している場合に、切れ角検出装置200から、凸部131bが設けられている歯131aに応じた出力信号を取得後に再度凸部131bが設けられている歯131aに応じた出力信号を取得したときに、ピニオンシャフト106(ウォームホイール131)が右方向に360度回転したことを把握する。他方、制御装置140は、ステアリングホイール101が左方向に回転させられていることを把握している場合に、凸部131bが設けられていない歯131aに応じた出力信号を切れ角検出装置200から取得する毎に、ピニオンシャフト106(ウォームホイール131)が左方向に(360/n)度回転したことを把握する。また、制御装置140は、ステアリングホイール101が左方向に回転させられていることを把握している場合に、切れ角検出装置200から、凸部131bが設けられている歯131aに応じた出力信号を取得後に再度凸部131bが設けられている歯131aに応じた出力信号を取得したときに、ピニオンシャフト106(ウォームホイール131)が左方向に360度回転したことを把握する。このようにして、制御装置140は、ピニオンシャフト106の回転角度、および前輪250の切れ角が零であるときのピニオンシャフト106の回転位置を中立位置とした場合に、中立位置から右方向(前輪250を右方向に回転させる方向)に回転しているのか、あるいは中立位置から左方向(前輪250を左方向に回転させる方向)に回転しているのかを把握する。
そして、制御装置140は、ピニオンシャフト106の回転角度に基づいてラック軸105の位置を把握する。ピニオンシャフト106とラック軸105とはラック・ピニオンを構成しているので、ピニオンシャフト106の回転量から一義的にラック軸105の変位量を把握することができる。それゆえ、制御装置140は、前輪250の切れ角が零であるときのラック軸105の位置を中立位置とした場合に、中立位置から、前輪250を右方向に回転させる方向にどれほど移動しているのか、あるいは前輪250を左方向に回転させる方向にどれほど移動しているのかを把握する。制御装置140は、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、ピニオンシャフト106の回転角度とラック軸105の位置との対応を示すマップに、ピニオンシャフト106の回転角度を代入することによりラック軸105の位置を把握することを例示することができる。あるいは、制御装置140は、予めROMに記憶しておいた、ラック軸105の位置を算出する算出式にピニオンシャフト106の回転角度を代入することによりラック軸105の位置を算出することを例示することができる。
そして、制御装置140は、ラック軸105の位置に基づいて前輪250の切れ角を把握する。前輪250は、ラック軸105の位置に応じて一義的に切れ角が定まるので、ラック軸105の位置から前輪250の切れ角を把握することができる。制御装置140は、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、ラック軸105の位置と前輪250の切れ角との対応を示すマップに、ラック軸105の位置を代入することにより前輪250の切れ角を把握することを例示することができる。あるいは、制御装置140は、予めROMに記憶しておいた、前輪250の切れ角を算出する算出式にラック軸105の位置を代入することにより前輪250の切れ角を算出することを例示することができる。
また、ピニオンシャフト106の回転角度と前輪250の切れ角との間には相関関係があるので、制御装置140は、ピニオンシャフト106の回転角度から直接的に前輪250の切れ角を把握してもよい。制御装置140は、予め経験則に基づいて作成しROMに記憶しておいた、ピニオンシャフト106の回転角度と前輪250の切れ角との対応を示すマップに、ピニオンシャフト106の回転角度を代入することにより前輪250の切れ角を把握してもよい。あるいは、制御装置140は、予めROMに記憶しておいた、前輪250の切れ角を算出する算出式にピニオンシャフト106の回転角度を代入することにより前輪250の切れ角を算出してもよい。
以上のように構成された切れ角検出装置200および制御装置140によれば、例えば、電動モータ120の回転子(ロータ)の回転位置を検出するレゾルバからの出力信号を基に電動モータ120の回転角度を把握し、把握した電動モータ120の回転角度に基づいてウォームホイール131の回転角度を把握することによって前輪250の切れ角を把握する構成(以下、「比較構成」と称す。)よりも、より精度高く前輪250の切れ角を把握することができる。すなわち、この比較構成においては、電動モータ120の駆動力を伝達する際に出力軸に生じる捩れに起因して、電動モータ120の回転子(ロータ)の回転角度と出力軸に連結されたウォームギヤ132の回転角度との間に生じる角度差や、電動モータ120の出力軸にウォームギヤ132を連結するのに用いる公差の影響や、ウォームギヤ132とウォームホイール131との間のバックラッシュの影響および減速比の影響などにより、電動モータ120の回転角度と前輪250の切れ角との間にずれが生じるおそれがある。しかしながら、本実施形態に係る切れ角検出装置200はウォームホイール131の回転角度を直接的に検出するので、制御装置140は、比較構成よりも精度高く前輪250の切れ角を把握することができる。
なお、上述した実施の形態においては、近接センサ210を、ウォームホイール131の歯131aにおける軸方向の他方の端部側(図2においては上側)の端面と所定の距離離間した位置に配置するとともに、n個の歯131aの内の1つ歯131aに凸部131bを設けているが、特にかかる態様に限定されない。
図9(a)は、他の実施例に係る切れ角検出装置200のウォームホイール131の概略構成を示す斜視図であり、図9(b)は、他の実施例に係る切れ角検出装置200の近接センサ210からの出力信号と、ピニオンシャフト106の回転角度との関係を示す図である。
近接センサ210(図2参照)を、軸方向には、ウォームホイール131における軸方向の他方の端部側(図2においては上側)の端面よりも他方の端部側の位置で、回転半径方向には、その中心位置がウォームホイール131の歯131aの谷よりも内側の位置で、近接センサ210と対向するように第3ハウジング113に取り付けるとともに、図9(a)に示すように、近接センサ210と対向するウォームホイール131の端面を周方向に所定の角度で傾斜させてもよい。つまり、ウォームホイール131を1回転させたときの、近接センサ210と、近接センサ210と対向するウォームホイール131の端面との間の離間距離が、回転角度に応じて徐々に小さくまたは大きくなるように切れ角検出装置200を構成してもよい。
図9(a)に示した他の実施例に係るウォームホイール131においては、近接センサ210と対向するウォームホイール131の端面に、ウォームホイール131を右方向に回転させた場合に端面131cからの突出量が徐々に大きくなるように周方向に所定の角度で傾斜した傾斜部131dが設けられている。かかる場合、ウォームホイール131を右方向に1回転させたときの、近接センサ210と、近接センサ210と対向するウォームホイール131の端面との間の離間距離が、回転角度に応じて徐々に小さくなるので、近接センサ210からの出力信号の値が、図9(b)に示すように回転角度に応じて徐々に大きくなる。他方、ウォームホイール131を左方向に1回転させたときの、近接センサ210と、近接センサ210と対向するウォームホイール131の端面との間の離間距離が、回転角度に応じて徐々に大きくなるので、近接センサ210からの出力信号の値が、図9(b)に示すように回転角度に応じて徐々に小さくなる。
そして、制御装置140は、近接センサ210からの出力信号に基づいてウォームホイール131の回転角度を把握することができ、把握したウォームホイール131の回転角度に基づいて前輪250の切れ角を把握することができる。このように構成された他の実施例に係る切れ角検出装置200においても、ウォームホイール131の回転角度を精度高く検出するので、制御装置140は、比較構成よりも精度高く前輪250の切れ角を把握することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態に係る切れ角検出装置200は、ラック軸105のラック歯105aと対向するように近接センサ210を配置してラック軸105の位置を検出する点が第1の実施形態に係る切れ角検出装置200と異なる。また、第2の実施形態に係る制御装置140は、切れ角検出装置200が検出したラック軸105の位置に基づいて前輪250の切れ角を把握する点が第1の実施形態に係る制御装置140と異なる。以下では、第1の実施形態と異なる点について述べる。
図10(a)は、図1のX方向に見た場合のラック軸105と近接センサ210との関係を示す図である。図10(b)は、第2の実施形態に係る近接センサ210からの出力信号と、前輪250の切れ角との関係を示す図である。
第2の実施形態に係る近接センサ210は、軸方向には、ラック軸105のラック歯105aにおける軸方向の他方の端部側(図2においては上側)の端面と所定の距離離間した位置で、軸方向およびラック軸105の軸方向に直交する方向には、その中心位置がラック軸105のラック歯105aの山と谷の間に位置するように、第1ハウジング111に締め付けられている。そして、近接センサ210は、近接センサ210と対向する位置にラック軸105のラック歯105aが存在する場合に近接センサ210が電気信号を出力するように設定されている。
近接センサ210は、近接センサ210と対向する位置にラック軸105のラック歯105aが存在する場合に近接センサ210が電気信号を出力するため、制御装置140は、ステアリングホイール101が右方向に回転させられていることを把握している場合に、ラック歯105aに応じた出力信号を切れ角検出装置200から取得する毎に、ラック軸105が前輪250を右方向に切れさせる方向に所定量移動したことを把握する。また、制御装置140は、ステアリングホイール101が左方向に回転させられていることを把握している場合に、ラック歯105aに応じた出力信号を切れ角検出装置200から取得する毎に、ラック軸105が前輪250を左方向に切れさせる方向に所定量移動したことを把握する。
そして、制御装置140は、上述したように、ラック軸105の位置に基づいて前輪250の切れ角を把握する。
以上のように構成された切れ角検出装置200および制御装置140によれば、上述した比較構成よりも、より精度高く前輪250の切れ角を把握することができる。すなわち、比較構成においては、出力軸の捩れに起因して電動モータ120の回転角度とウォームギヤ132の回転角度との間に生じる角度差や、電動モータ120の出力軸にウォームギヤ132を連結するのに用いる公差の影響や、ウォームギヤ132とウォームホイール131との間のバックラッシュの影響および減速比の影響や、ピニオン106aとラック歯105aとの間のバックラッシュの影響などにより、電動モータ120の回転角度と前輪250の切れ角との間にずれが生じるおそれがある。しかしながら、本実施形態に係る切れ角検出装置200はラック軸105の位置を直接的に検出するので、制御装置140は、比較構成よりも精度高く前輪250の切れ角を把握することができる。
10…トルク検出装置、100…電動パワーステアリング装置、105…ラック軸、106…ピニオンシャフト、110…ハウジング、120…電動モータ、130…減速機構、131…ウォームホイール、132…ウォームギヤ、140…制御装置、200…切れ角検出装置、210…近接センサ

Claims (5)

  1. 車両のステアリングホイールの操作に対するアシスト力を付与する電動モータと、
    前記電動モータからの駆動力が伝達されるウォームホイールと、
    前記ウォームホイールが取り付けられた回転軸と、
    前記回転軸の回転に連動して直線移動することによって前記車両の車輪を進行方向に対して左右方向に転動させる直動軸と、
    前記ウォームホイールおよび前記直動軸の少なくともいずれかの周囲を覆うハウジングと、
    前記ウォームホイールまたは前記直動軸と非接触的に対向するように前記ハウジングに取り付けられ、当該ウォームホイールの回転角度または前記直動軸の直線移動量を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記検出手段は、前記ウォームホイールに形成された歯と対向するように前記ハウジングに取り付けられて当該歯の存在および不存在を検出する近接センサであることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ウォームホイールには、前記検出手段と対向する部位に、周方向の位置によって突出量が異なる凸部が設けられ、
    前記検出手段は、前記ウォームホイールの前記凸部と対向するように前記ハウジングに取り付けられて当該凸部との間の離間距離を検出する近接センサであることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記直動軸には、前記回転軸に形成された歯との間にラック・ピニオンを構成するラック歯が形成され、
    前記検出手段は、前記直動軸の前記ラック歯と対向するように前記ハウジングに取り付けられて当該ラック歯の存在および不存在を検出する近接センサであることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記近接センサの外形を成す外側部材には雄ねじが形成されており、
    前記ハウジングには雌ねじが形成されており、
    前記近接センサを前記ハウジングに締め付けることで当該近接センサを当該ハウジングに取り付けることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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