JP2014144444A - 土壌脱水用織物 - Google Patents
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Abstract
【課題】河川・湖沼などに堆積する高含水量の土壌を効率良く濾過する土壌脱水用織物、及びそれを用いた土壌脱水袋体を提供すること。
【解決手段】マルチフィラメント糸から構成され、マルチフィラメント糸の総繊度が250〜3600dtex、織物のカバーファクターが1200〜3600であり、マルチフィラメント糸を構成する繊維の少なくとも一部が単糸繊度3〜20dtexの扁平断面繊維である土壌脱水用織物。さらには扁平断面繊維が、繊維軸方向にくびれを有するものであること、複数の繊維が繊維軸の直交方向に連結した形状であることが好ましい。また、マルチフィラメント糸の伸度が10〜30%かつ強度が5〜9cN/dtexであることが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】マルチフィラメント糸から構成され、マルチフィラメント糸の総繊度が250〜3600dtex、織物のカバーファクターが1200〜3600であり、マルチフィラメント糸を構成する繊維の少なくとも一部が単糸繊度3〜20dtexの扁平断面繊維である土壌脱水用織物。さらには扁平断面繊維が、繊維軸方向にくびれを有するものであること、複数の繊維が繊維軸の直交方向に連結した形状であることが好ましい。また、マルチフィラメント糸の伸度が10〜30%かつ強度が5〜9cN/dtexであることが好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は土壌脱水用織物に関し、さらい詳しくは、例えば河川・湖沼に堆積した、水を含む土壌を脱水減量化する袋体に適した土壌脱水用織物に関する。
現代社会では、さまざまな理由により土壌が汚染される問題が発生している。たとえば原子力発電所等の事故により、大気中に放出された汚染物質が雨となり河川底泥、湖沼底泥、海底泥、道路側溝汚泥等に混入し、土壌が汚染されることが知られている。
このように汚染物質が土壌成分に吸着する場合、これらの含水性の汚染物質を減容化するための方法としては、織物や不織布製の袋に汚染土壌を充填し封じ込める工法が提案されており、例えば、化学繊維製の透水性袋体を使用し、汚染土壌を圧入して加圧脱水したり、該袋体を順次積み重ねて下側の袋体を加圧脱水する方法が試みられている(特許文献1や、特許文献2)。
このように汚染物質が土壌成分に吸着する場合、これらの含水性の汚染物質を減容化するための方法としては、織物や不織布製の袋に汚染土壌を充填し封じ込める工法が提案されており、例えば、化学繊維製の透水性袋体を使用し、汚染土壌を圧入して加圧脱水したり、該袋体を順次積み重ねて下側の袋体を加圧脱水する方法が試みられている(特許文献1や、特許文献2)。
しかしながら通常の透水性袋体を使用した場合、極めて初期の脱水時には濾過性能が比較的低く、土粒子が流出しやすいという問題があった。そのため、単純に目付けを上げて初期の濾過性能を上げる手法が考えられるが、その場合には全体的に透水性が低くなり、脱水に長時間が必要となり、減容化の作業効率が低下することや、最後まで土壌を濾過することができずに、減容化の目的自体を十分に達成できないという問題があった。また脱水用織物の目付を増やすことは、重量増やコスト高に直結し、また作業性が悪化するなどの様々な問題があった。
本発明は、上記従来技術の有する問題点を解消し、河川・湖沼などに堆積する高含水量の土壌を効率良く濾過する土壌脱水用織物、及びそれを用いた土壌脱水袋体を提供することにある。
本発明の土壌脱水用織物は、マルチフィラメント糸から構成された土壌脱水用の織物であって、マルチフィラメント糸の総繊度が250〜3600dtex、織物のカバーファクターが1200〜3600であり、マルチフィラメント糸を構成する繊維の少なくとも一部が単糸繊度3〜20dtexの扁平断面繊維であることを特徴とする。
さらには扁平断面繊維における長軸Aと短軸Bとの比である扁平度A/Bが、2.0〜5.5の範囲であることや、扁平断面繊維が、繊維軸方向にくびれを有するものであること、複数の繊維が繊維軸の直交方向に連結した形状であることが好ましい。また、マルチフィラメント糸の伸度が10〜30%かつ強度が5〜9cN/dtexであることや、織物の引張強力が2000〜5000N/5cmであり、かつ引裂強力が250〜800Nであること、織物の透水度が1.0×10−5〜4.0×10−5cm/secであることが好ましい。
もう一つの本発明の土壌脱水袋体は、上記発明の土壌脱水用織物からなる袋体である。
もう一つの本発明の土壌脱水袋体は、上記発明の土壌脱水用織物からなる袋体である。
本発明によれば、河川・湖沼などに堆積する高含水量の土壌を効率良く濾過する土壌脱水用織物、及びそれを用いた土壌脱水袋体が提供される。
本発明の土壌脱水用織物は、マルチフィラメント糸から構成された土壌脱水用の織物である。そしてマルチフィラメント糸の総繊度が250〜3600dtex、織物のカバーファクターが1200〜3600であり、マルチフィラメント糸を構成する繊維の少なくとも一部が単糸繊度3〜20dtexの扁平断面繊維である織物であることが必要である。
ここでマルチフィラメント糸とは、細い単糸(フィラメント、長繊維)が複数本集合した糸条のことであり、その強力や耐久性などの物性からは合成繊維からなるものであることが好ましい。
本発明に使用されるマルチフィラメント糸に好適な合成繊維としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、などのポリエステル繊維、ナイロン6、ナイロン66、などのポリアミド繊維、そのほかビニロン、ポリプロピレンなどの各種繊維を挙げることができる。中でも、本発明の土壌用脱水織物用途としては水による強力低下が少なく、かつ扁平繊維化しやすい合成繊維が好適であり、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレンなどの繊維であることが好ましい。
またマルチフィラメント糸の強力を高めるためにはその合成繊維を構成する高分子の重合度が高いことが好ましい。例えば使用する合成繊維がポリエチレンテレフタレートである場合、極限粘度IVとしては0.80〜1.10であることが、さらには0.85〜1.05の範囲であることが好ましい。高分子の重合度が低い場合には、例えば長期間屋外に放置する際の光による強力劣化性が高くなり、織物や最終的な袋体が破れやすくなる傾向にある。逆に重合度が高い場合には、溶融粘度が高すぎるため製糸が困難になる傾向にある。
マルチフィラメント糸の伸度としては、10〜30%の範囲であることが、より好ましくは12〜25%の範囲であることが好ましい。伸度が小さすぎる場合には、例えば最終製品の袋体に石や岩などが入った場合に、織物が伸びにくく破けやすい傾向にある。また伸度が大きすぎる場合には、脱水処理時の応力により繊維が伸びやすく、織組織が目開きを起こし、濾過漏れが発生しやすい傾向にある。またマルチフィラメント糸の強度としては、5〜9cN/dtexであることが好ましく、特にはマルチフィラメント糸の伸度が10〜30%かつ強度が5〜9cN/dtexであることが好ましい。
この本発明に用いられるマルチフィラメント糸の総繊度としては250〜3600dtexの範囲であることが必要である。さらには総繊度としては400〜3000dtex、より好ましくは600〜2800dtexの範囲であることが好ましい。細すぎると強度が不足し、土壌脱水用織物としては使用しにくい傾向にある。またマルチフィラメント糸の総繊度が小さすぎる場合は、織物製造のための生産コストが高くなる傾向にあり、経済的にも好ましくない。逆に総繊度が大きすぎる場合には、織物の厚みが大きくなりすぎて、重くなる傾向にあり好ましくない。また、マルチフィラメントからなる糸条が太すぎると繊維糸条間の隙間が大きくなり、脱水性能が不十分となる。
またマルチフィラメント糸に含まれるフィラメント数としては、20〜2000フィラメント、さらには40〜1800フィラメントであることが好ましい。
そしてこのようなマルチフィラメント糸を用いた本発明の土壌脱水用織物は、織物のカバーファクターが1200〜3600の範囲であることが必要である。より好ましくは1350〜2700の範囲が好ましい。1200より小さい場合、目開きにより濾過漏れが発生する。また3600より大きい場合、織密度が高すぎるため濾過によりすぐに土砂が織目を塞いでしまい、水が抜けにくくなり濾過性能が低下する。
そしてこのようなマルチフィラメント糸を用いた本発明の土壌脱水用織物は、織物のカバーファクターが1200〜3600の範囲であることが必要である。より好ましくは1350〜2700の範囲が好ましい。1200より小さい場合、目開きにより濾過漏れが発生する。また3600より大きい場合、織密度が高すぎるため濾過によりすぐに土砂が織目を塞いでしまい、水が抜けにくくなり濾過性能が低下する。
ここでカバーファクターとは、織物の業界で用いられている下記式により得られるものである。
カバーファクター(CF)
=[{織物を構成する経糸の繊度(dtex)×0.9}1/2
×{織物の経糸密度(本/2.54cm)}]
+[{織物を構成する緯糸の繊度(dtex)×0.9}1/2
×{織物の緯糸密度(本/2.54cm)}]
=[{織物を構成する経糸の繊度(dtex)×0.9}1/2
×{織物の経糸密度(本/2.54cm)}]
+[{織物を構成する緯糸の繊度(dtex)×0.9}1/2
×{織物の緯糸密度(本/2.54cm)}]
そしてこの本発明の土壌脱水用織物では、上記のマルチフィラメント糸を構成する繊維の少なくとも一部が単糸繊度3〜20dtexの扁平断面繊維であることが必要である。単糸繊度としてはさらには4〜15dtexの範囲であることが好ましく、細すぎると繊維製造のための生産コストが高くなる傾向にあり、経済的にも好ましくない。また細すぎる単糸では、一般に強度が不足し、土壌脱水用織物としては使用しにくい傾向にある。逆に単糸繊度が大きすぎる場合には、フィラメント糸内における単糸間の隙間が大きくなり、脱水性能が不十分となる。
さらに本発明では、扁平断面繊維における長軸Aと短軸Bとの比である扁平度A/Bが、2.0〜5.5の範囲であることが、特には2.5〜5.0の範囲であることが好ましい。なおこのときの繊維の扁平断面とは、マルチフィラメント糸を構成する繊維(単糸)を繊維軸方向に直交する平面における断面で観察したものである。扁平とはこの断面の外周を結んだ時に、一番長い径(長軸A)と一番短い径(短軸B)に差があることであり、好ましくは長軸Aと短軸Bが直交する形態であることが好ましい。なお、断面の外周を結ぶとは、断面が凹部を有する場合にその両端を結んで、短軸Bの選定時には内部に陥没している、例えばくびれ部分は、除外することを意味する。
マルチフィラメント糸を構成する繊維の扁平度が低すぎる場合には、通常の丸断面の繊維を用いた織物と同じく織目に隙間が出来やすくなり、土壌脱水用織物の濾過漏れが起こりやすい傾向にある。扁平度が大きすぎる場合には、濾過漏れこそ起こりにくいものの、繊維の製造が特に製糸工程において困難であり、織物の強度が低下する傾向にある。さらに、マルチフィラメント糸の生産中に糸切れが多くなり、コスト増や製品の欠点が発生しやすい傾向にある。
本発明の土壌脱水用織物はこのような扁平断面繊維を少なくとも一部に用いるものである。そしてマルチフィラメント糸を織物に製織する際には、特に経糸と緯糸が交わる部分の交点において、織物の厚さ方向に圧力がかかり、扁平繊維が織物の平面方向(長さ、幅方向)に長軸が配向するように並ぶ。扁平断面繊維を用いることにより、織物接点の接圧において、マルチフィラメント糸条が緻密でワイドに広がった集合体となり、経糸と緯糸の空隙を小さくすることができるのである。そのため本発明の土壌用脱水織物は、脱水性能を大きく向上し、特に初期の濾過性能を大きく向上することが可能となる。さらにこの土壌脱水用織物を袋体とした場合に、袋体は積み重ねて保管することが多いが、繊維断面が扁平であるために、袋体が滑りにくく、安全に保管できることとなる。
マルチフィラメント糸における扁平断面繊維の含有率としては少しの混入でも効果はあるが、50%以上、できれば全てが扁平断面繊維であることが好ましい。また織物を構成するマルチフィラメント糸の経糸または緯糸の一方のみが扁平繊維を含有するマルチフィラメント糸であっても良いが、経糸、緯糸の両方のマルチフィラメント繊維が扁平断面繊維を含有することが好ましい。
また本発明にて用いられるこの扁平断面繊維は、繊維軸方向にくびれを有するものであることが好ましい。ここでくびれとは、繊維の繊維軸方向に直交する断面において凹部が存在し、それが繊維軸方向に連続している形態を指す。
さらには扁平断面繊維における「短軸B’の長さ」と「くびれ間距離C」との比である「異型度B’/C」が1.05〜1.80の範囲であることが、特には1.10〜1.70の範囲であることが好ましい。ここで「短軸B’の長さ」とは先に述べた扁平断面における一番長い径(長軸A)と直交する方向における径(短軸B’)を指す。ここでくびれのある扁平断面繊維は断面に凹部が存在するので、その凸部の両端を結んで断面の外周を結んだ形状から短軸B’は選定し、内部に陥没しているくびれ部分は除外する。そして「くびれ間距離C」とは、扁平断面における一番長い径(長軸A)と直交する方向におけるもっとも短い部分の距離であり、内部に陥没しているくびれ部分の距離を意味する。
扁平断面繊維にくびれが有る場合、繊維の長さ方向に水の流れができ、効率的に織物中に土壌粒子等を拡散させる効果があり、捕集効率が向上する。さらに濾過時に繊維くびれ部分に土壌粒子が吸着されるが、その部分に加重が掛かる事により、マルチフィラメント糸条間で土壌粒子の膠着が起き、一旦繊維表面に吸着した土壌粒子が剥がれて袋体から流れ出ることが防止されるとともに、織物に存在する大きな空隙を埋める効果がある。異形度が小さい場合には、くびれが少なく、濾過の際に繊維断面方向に水が流れる効果が減少する傾向にある。そして織物の目が開いているところに濾過流路が集中し、土壌の濾過が不均一となる傾向にある。逆に異形度が大きすぎる場合は、製糸が難しくなり繊維及び織物の強力を確保することが困難となる傾向にある。また生産中に糸切れが多くなるため生産効率的にも好ましくない。
さらに扁平断面繊維としては、複数の繊維が繊維軸の直交方向に連結した形状であることが好ましく、さらには複数の丸断面繊維が繊維軸の直交方向に一列に連結した形状であることが好ましい。このような形状が、くびれを有する扁平断面形状繊維としては特に生産性が高く、高い強力と高い濾過性能を有する土壌脱水用織物となるのである。
このような本発明に特に最適に用いられる扁平断面繊維について、その横断面の形状を図1により説明する。(a)〜(f)は扁平断面繊維の横断面形状を模式的に示したものであり、特に(a)は3個、(b)は4個、(c)は5個の丸断面が、直線状に連結した形状を示している。すなわち、本発明の扁平断面繊維の横断面形状は、図2にあるように、該横断面において最大幅を示す軸の方向、すなわち長軸方向に丸断面が直線状に接合した形状であることが好ましく、長軸を中心軸として凸部と凸部(山と山)、凹部と凹部(谷と谷)が対称に存在する形をしているものであることが好ましい。
本発明の土壌脱水用織物は、上記のようなマルチフィラメント糸から構成された織物であるが、織物の経糸密度及び緯糸密度が14〜50本/2.54cm(1インチ)の範囲であることが好ましい。さらには20〜40本/2.54cmであることが、特には22〜36本/2.54cmであることが好ましい。また経糸と緯糸の密度が異なってもよく、例えば経糸密度が20〜40本/2.54cmであり、緯糸密度が20〜50本/2.54cmの範囲であることが、さらには織物の経糸密度が緯糸密度よりも少ないことが好ましい。織密度が小さい場合には、織物の隙間が大きすぎるため、土壌が水と一緒に流出しやすい傾向にある。逆に密度が大きすぎる場合は、織物の隙間が狭すぎて水が効率的に出てこず、脱水時間がかかりすぎる傾向にある。
またこの織物に用いるマルチフィラメント糸は撚りをかけた糸条であることも好ましく、また、緯糸が無撚りで経糸が撚り糸であることも好ましい形態の一つである。
より具体的には、織物における経糸の撚り数が10〜50回/2.54cmであり、緯糸の撚り数が0〜60回/2.54cmであることが好ましい。さらには経糸の撚り数が15〜40回/2.54cmであることが、緯糸の撚り数は0〜40回/2.54cmであることが好ましい。撚り数が少ない場合、特に経糸に関し撚り数が小さい場合は、製織時に繊維がばらけてしまい織物欠点が発生しやすい傾向にある。逆に撚り数が大きすぎる場合は、マルチフィラメント糸中の扁平繊維が、織物平面に平行とならずランダムな向きに並んでしまうため、扁平繊維を用いた本発明の効果が減少する傾向にある。また特に緯糸に関し、撚り数が大きすぎる場合には、糸が撚り戻りするためにスナールと呼ばれる欠点が発生しやすくなり、製織性が損なわれる傾向にある。
より具体的には、織物における経糸の撚り数が10〜50回/2.54cmであり、緯糸の撚り数が0〜60回/2.54cmであることが好ましい。さらには経糸の撚り数が15〜40回/2.54cmであることが、緯糸の撚り数は0〜40回/2.54cmであることが好ましい。撚り数が少ない場合、特に経糸に関し撚り数が小さい場合は、製織時に繊維がばらけてしまい織物欠点が発生しやすい傾向にある。逆に撚り数が大きすぎる場合は、マルチフィラメント糸中の扁平繊維が、織物平面に平行とならずランダムな向きに並んでしまうため、扁平繊維を用いた本発明の効果が減少する傾向にある。また特に緯糸に関し、撚り数が大きすぎる場合には、糸が撚り戻りするためにスナールと呼ばれる欠点が発生しやすくなり、製織性が損なわれる傾向にある。
このような本発明の土壌脱水用織物の引張強力としては2000〜5000N/5cmの範囲であることが、より好ましくは2500〜4500N/5cmの範囲であることが好ましい。また織物の引裂強力は250〜800Nの範囲であることが好ましく、さらには300〜600Nの範囲であることが好ましい。
本発明の土壌脱水用織物はたとえば袋体等とし、中に重量の大きい含水した土砂を入れるため、この織物強力や引裂強力が小さい場合には、含水土壌を入れた際に破れやすい傾向にある。逆にこれらの強力が必要以上に大きいな場合は、織物密度が高くなり脱水性が低下したり、織物が重いなり作業性が低下する傾向にある。
また本発明の土壌脱水用織物の透水度としては、1.0×10−5〜4.0×10−5cm/secの範囲であることが、特には1.5×10−5〜3.0×10−5cm/secの範囲であることが好ましい。透水度が小さい場合には、水が効率的に出てこないため脱水時間がかかりすぎる傾向にある。大きすぎる場合には、一般に織物の隙間が大きくなり、土壌が水と一緒に流出してしまいやすい傾向にある。
このような本発明の土壌脱水用織物は、水を含んだ重い土砂を安定して保持するだけの強力や形態保持性と、安定した脱水性能を維持することが可能となる。特に通常初期の土壌脱水時に、織物を用いた場合はどうしても濾過性能が低下し、濁度の高い水が留出することが多かったが、本発明の土壌脱水用織物では扁平繊維を用いた高カバーファクターの織物であるので、扁平繊維が繊維シートに平行に配列し、初期段階から高い濾過性能を発揮することが可能となった。また比較的単糸繊度が高い扁平断面繊維を用いているために織物としたときの強度等の物性に優れる。
そしてこのような本発明の土壌脱水用織物を用いた土壌脱水袋体は、高い脱水性能と高い強度を備えており、水を含む土壌の脱水減量化に最適に用いられる。
そしてこのような本発明の土壌脱水用織物を用いた土壌脱水袋体は、高い脱水性能と高い強度を備えており、水を含む土壌の脱水減量化に最適に用いられる。
本発明をさらに下記実施例により具体的に説明するが、本発明の範囲はこれら実施例により限定されるものではない。また各種特性は下記の方法により測定した。
(1)極限粘度IVf
ポリエステルチップ、ポリエステル繊維を100℃、60分間でオルトクロロフェノールに溶解した希薄溶液を、35℃でウベローデ粘度計を用いて測定した値から求めた。
ポリエステルチップ、ポリエステル繊維を100℃、60分間でオルトクロロフェノールに溶解した希薄溶液を、35℃でウベローデ粘度計を用いて測定した値から求めた。
(2)繊維の繊度、強度、伸度
JIS L1013に準拠して測定した。
JIS L1013に準拠して測定した。
(3)繊維の扁平度、異型度
繊維の扁平度は、マルチフィラメント糸を構成する繊維(単糸)を繊維軸方向に直交する平面における断面で観察した。まず全て凸の断面の場合はそのまま、一部に凹部が存在する場合には、その凹部の両端をつなげて、断面の外周を結んだ全て凸の形状を得た。すなわち断面において凹部となる、内部に陥没している、例えばくびれ部分は、除外した断面形状を得た。この扁平断面の外周を結んだ形状において、一番長い径(長軸A)と一番短い径(短軸B)を求め、(長軸Aの長さ)/(短軸Bの長さ)を繊維の扁平度とした。
「繊維の扁平度」=(長軸Aの長さ)/(短軸Bの長さ)。
次にこの断面の外周を結んだ全て凸の形状において、扁平断面における一番長い径(長軸A)と直交する方向における一番短い径を(短軸B’)とした。そして扁平断面における一番長い径(長軸A)と直交する方向におけるもっとも短い部分の距離、すなわち内部に陥没しているくびれ部分の距離を「くびれ間距離C」とした。(短軸B’の長さ)/(くびれ間距離C)を、繊維の異形度とした。
「繊維の異形度」=(短軸B’の長さ)/(くびれ間距離C)。
繊維の扁平度は、マルチフィラメント糸を構成する繊維(単糸)を繊維軸方向に直交する平面における断面で観察した。まず全て凸の断面の場合はそのまま、一部に凹部が存在する場合には、その凹部の両端をつなげて、断面の外周を結んだ全て凸の形状を得た。すなわち断面において凹部となる、内部に陥没している、例えばくびれ部分は、除外した断面形状を得た。この扁平断面の外周を結んだ形状において、一番長い径(長軸A)と一番短い径(短軸B)を求め、(長軸Aの長さ)/(短軸Bの長さ)を繊維の扁平度とした。
「繊維の扁平度」=(長軸Aの長さ)/(短軸Bの長さ)。
次にこの断面の外周を結んだ全て凸の形状において、扁平断面における一番長い径(長軸A)と直交する方向における一番短い径を(短軸B’)とした。そして扁平断面における一番長い径(長軸A)と直交する方向におけるもっとも短い部分の距離、すなわち内部に陥没しているくびれ部分の距離を「くびれ間距離C」とした。(短軸B’の長さ)/(くびれ間距離C)を、繊維の異形度とした。
「繊維の異形度」=(短軸B’の長さ)/(くびれ間距離C)。
(4)カバーファクター
カバーファクター(CF)は、下記式にて求めた。
カバーファクター(CF)
=[{織物を構成する経糸の繊度(dtex)×0.9}1/2
×{織物の経糸密度(本/2.54cm)}]
+[{織物を構成する緯糸の繊度(dtex)×0.9}1/2
×{織物の緯糸密度(本/2.54cm)}]
カバーファクター(CF)は、下記式にて求めた。
カバーファクター(CF)
=[{織物を構成する経糸の繊度(dtex)×0.9}1/2
×{織物の経糸密度(本/2.54cm)}]
+[{織物を構成する緯糸の繊度(dtex)×0.9}1/2
×{織物の緯糸密度(本/2.54cm)}]
(5)織物引張強力および引裂強力
織物の引張強度はJIS L1908に準拠し、5cm幅にて測定した。
織物の引裂強度はJIS L1096に準拠し、シングルタング法にて測定した。
織物の引張強度はJIS L1908に準拠し、5cm幅にて測定した。
織物の引裂強度はJIS L1096に準拠し、シングルタング法にて測定した。
(6)透水係数
垂直方向透水試験を用い、JIS A1218に準拠した方法にて測定した(単位 cm/s)。
垂直方向透水試験を用い、JIS A1218に準拠した方法にて測定した(単位 cm/s)。
(7)加圧ろ過試験
得られた織物をガラス容器の底に挟み込み、ガラス容器内にスラリー状の試料として含水比100%の標準土(山陽クレー工業株式会社、クレー200F)を入れ、加圧装置にて0.015MPaの圧力をかけ、3分、5分、10分、20分、30分後の排水の濁度を、JIS K0400−9−10に準拠し測定した(単位NTU)。
得られた織物をガラス容器の底に挟み込み、ガラス容器内にスラリー状の試料として含水比100%の標準土(山陽クレー工業株式会社、クレー200F)を入れ、加圧装置にて0.015MPaの圧力をかけ、3分、5分、10分、20分、30分後の排水の濁度を、JIS K0400−9−10に準拠し測定した(単位NTU)。
[実施例1]
固有粘度0.64のポリエチレンテレフタレートチップを65Paの真空度下、100℃で2時間予備結晶化した後、同真空下230℃で固相重合を行い、固有粘度0.98のポリエチレンテレフタレートチップを得た。このチップを溶融押し出し機で溶融し、延伸後の繊度が1100dtexとなるように吐出量を調整しながら図1(b)に示す断面形状となる吐出孔を208個有した紡糸口金より紡糸した。紡出糸を335℃に加熱した口金下の加熱雰囲気中を通過させ、25℃の冷却風で冷却固化し、オイリングローラーで紡糸油剤を付着量が0.50%となるように付着せしめた後、紡糸速度600m/分で引取った。引取った未延伸糸を、一旦巻取ることなく連続して2段延伸を行い、総延伸倍率5倍とし、3000m/分で捲取り、ポリエステル繊維のマルチフィラメント糸を得た。結果を表1に示す。
さらに得られた繊維を、経糸については24回/mの撚糸をしたものを打ち込み密度24本/2.54cm(インチ)、緯糸は撚糸無しで密度24本/2.54cm(インチ)の平織物(土壌脱水用織物)とした。
得られた織物は、透水性に優れ、特に初期段階の0−3分において優れたろ過性能を有していた。結果を表1に併せて示す。
固有粘度0.64のポリエチレンテレフタレートチップを65Paの真空度下、100℃で2時間予備結晶化した後、同真空下230℃で固相重合を行い、固有粘度0.98のポリエチレンテレフタレートチップを得た。このチップを溶融押し出し機で溶融し、延伸後の繊度が1100dtexとなるように吐出量を調整しながら図1(b)に示す断面形状となる吐出孔を208個有した紡糸口金より紡糸した。紡出糸を335℃に加熱した口金下の加熱雰囲気中を通過させ、25℃の冷却風で冷却固化し、オイリングローラーで紡糸油剤を付着量が0.50%となるように付着せしめた後、紡糸速度600m/分で引取った。引取った未延伸糸を、一旦巻取ることなく連続して2段延伸を行い、総延伸倍率5倍とし、3000m/分で捲取り、ポリエステル繊維のマルチフィラメント糸を得た。結果を表1に示す。
さらに得られた繊維を、経糸については24回/mの撚糸をしたものを打ち込み密度24本/2.54cm(インチ)、緯糸は撚糸無しで密度24本/2.54cm(インチ)の平織物(土壌脱水用織物)とした。
得られた織物は、透水性に優れ、特に初期段階の0−3分において優れたろ過性能を有していた。結果を表1に併せて示す。
[実施例2]
実施例1と同じ繊維を用い、緯糸の打ち込み密度を38本/2.54cm(インチ)に変更した以外は実施例1と同様に平織物(土壌脱水用織物)を得た。得られた織物は透水性に優れ、特に初期段階で優れたろ過性能を有していた。結果を表1に併せて示す。
実施例1と同じ繊維を用い、緯糸の打ち込み密度を38本/2.54cm(インチ)に変更した以外は実施例1と同様に平織物(土壌脱水用織物)を得た。得られた織物は透水性に優れ、特に初期段階で優れたろ過性能を有していた。結果を表1に併せて示す。
[実施例3]
紡糸速度を実施例1の600m/分から800m/分に変更し、総延伸倍率を5倍から3.75倍に変更した以外は、実施例1と同様にしてマルチフィラメント糸および平織物(土壌脱水用織物)を得た。得られた織物は、初期段階での濾過性能が若干劣るものの、透水性が高いものであった。結果を表1に併せて示す。
紡糸速度を実施例1の600m/分から800m/分に変更し、総延伸倍率を5倍から3.75倍に変更した以外は、実施例1と同様にしてマルチフィラメント糸および平織物(土壌脱水用織物)を得た。得られた織物は、初期段階での濾過性能が若干劣るものの、透水性が高いものであった。結果を表1に併せて示す。
[比較例1]
実施例1の異形断面から丸断面に紡糸口金の形状を変更し、吐出孔を250個有したものを使用した以外は、実施例1と同様にして、ただし中実丸断面のマルチフィラメント糸を得た。得られた繊維を実施例1同様の方法で平織物(土壌脱水用織物)を得た。得られた織物は、初期段階での濾過性能が大きく劣るものであった。結果を表1に併せて示す。
実施例1の異形断面から丸断面に紡糸口金の形状を変更し、吐出孔を250個有したものを使用した以外は、実施例1と同様にして、ただし中実丸断面のマルチフィラメント糸を得た。得られた繊維を実施例1同様の方法で平織物(土壌脱水用織物)を得た。得られた織物は、初期段階での濾過性能が大きく劣るものであった。結果を表1に併せて示す。
[比較例2]
実施例1と同じ繊維を用い、経糸及び緯糸の打ち込み密度を18本/2.54cm(インチ)に変更し、カバーファクタを1133とした以外は、実施例1と同様に平織物(土壌脱水用織物)を得た。得られた織物は、初期段階での濾過性能が大きく劣るものであり、織物強力も不十分なものであった。結果を表1に併せて示す。
実施例1と同じ繊維を用い、経糸及び緯糸の打ち込み密度を18本/2.54cm(インチ)に変更し、カバーファクタを1133とした以外は、実施例1と同様に平織物(土壌脱水用織物)を得た。得られた織物は、初期段階での濾過性能が大きく劣るものであり、織物強力も不十分なものであった。結果を表1に併せて示す。
A:長軸Aの幅
B:短軸Bあるいは短軸B’の幅
C:くびれ間距離C
B:短軸Bあるいは短軸B’の幅
C:くびれ間距離C
Claims (8)
- マルチフィラメント糸から構成された土壌脱水用の織物であって、マルチフィラメント糸の総繊度が250〜3600dtex、織物のカバーファクターが1200〜3600であり、マルチフィラメント糸を構成する繊維の少なくとも一部が単糸繊度3〜20dtexの扁平断面繊維であることを特徴とする土壌脱水用織物。
- 扁平断面繊維における長軸Aと短軸Bとの比である扁平度A/Bが、2.0〜5.5の範囲である請求項1記載の土壌脱水用織物。
- 扁平断面繊維が、繊維軸方向にくびれを有するものである請求項1または2記載の土壌脱水用織物。
- 扁平断面繊維が、複数の繊維が繊維軸の直交方向に連結した形状である請求項1〜3のいずれか1項記載の土壌脱水用織物。
- マルチフィラメント糸の伸度が10〜30%かつ強度が5〜9cN/dtexである請求項1〜4のいずれか1項記載の土壌脱水用織物。
- 織物の引張強力が2000〜5000N/5cmであり、かつ引裂強力が250〜800Nである請求項1〜5のいずれか1項記載の土壌脱水用織物。
- 織物の透水度が1.0×10−5〜4.0×10−5cm/secである請求項1〜6のいずれか1項記載の土壌脱水用織物。
- 請求項1〜7のいずれか1項記載の土壌脱水用織物からなる土壌脱水袋体。
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- 2013-01-30 JP JP2013015690A patent/JP2014144444A/ja active Pending
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