JP2014144433A - ホウ素含有排水処理方法およびホウ素含有排水処理システム - Google Patents

ホウ素含有排水処理方法およびホウ素含有排水処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ホウ素含有排水を処理するには、消石灰を大量に使用するので汚泥が大量に発生し、沈降分離させるための大きな沈殿槽が必要であった。
【解決手段】ホウ素を含有する排水に、アルミニウム化合物、硫酸化合物、カルシウム化合物、およびpH調整剤を添加して、pHをアルカリ性に調整した反応液中に析出物を析出させる反応工程と、前記反応液を前記析出物と清浄な処理水に分離する固液分離工程を有し、前記固液分離工程は、前記反応液をセラミックスを素材とする分離膜を通過させる分離工程であることを特徴とするホウ素含有排水処理方法によれば、ろ過の際に分離膜が目詰まりしにくいので、大きな沈殿槽を必要としない。
【選択図】図1

Description

本発明はホウ素を含む排水の処理方法および処理システムに関するものである。
ホウ素化合物は、ガラス、医薬品、電気メッキ、石鹸といった用途に利用されている。したがって、これらを製造する工場からの排水には、ホウ素化合物が含有されている。ホウ素は微量であれば、植物の生長に必須の元素であるが、一方で人体に有害な物質として例えばPRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)で第一種指定化学物質として指定されている。そして、水質汚濁防止法施行令では、各種事業場からの放流水中のホウ素の含有に関して規制が定められた。
ホウ酸化合物は、水への溶解性が高く、除去しにくい元素である。従来行われているホウ素の除去方法は、硫酸バンドやPAC(ポリ塩化アルミニウム)と消石灰を用いてホウ素化合物を沈殿させる凝集沈殿法、酸化マグネシウム等の強塩基性のイオン交換樹脂を用いたイオン交換処理法、水への溶解度の低い抽出溶媒によってホウ素を抽出除去する溶媒抽出処理法といった方法が提案されている。
特許文献1では、ホウ素を含んだ排水に、アルミニウム塩、難溶性のカルシウム塩、及び消石灰を添加しpHが8以上となるように調整することを特徴とするホウ素を含んだ排水の処理方法が開示されている。
特許文献1は、pHによってさまざまに形態を変えるホウ素を、アルカリ性域でアルミニウム塩と消石灰により生成される各種のアルミン酸カルシウムに吸着させることによって除去する。特に特許文献1では、難溶性のカルシウム塩を添加することを特徴としている。この難溶性カルシウム塩の添加は、アルミン酸カルシウムの比重を重くして沈殿効率を上げる点と、難溶性カルシウム塩として硫酸カルシウム二水和物を用いた場合には、アルミン酸カルシウムだけでなく、エトリンガイトが生成し、このエトリンガイトがホウ素の除去に効果があるからだとしている。
これは、エトリンガイトは、CaとAlの骨格中に硫酸イオン(SO 2−)が収められる形をしているところ、強アルカリ域でのホウ素の形態であるテトラヒドロキソホウ酸イオン(B(OH) )の2つが、硫酸イオンと置き換わることでホウ素を除去するものと考えられている。
特開2004−283731号公報
凝集沈殿法では、アルカリpHにて反応させるため、消石灰を大量に添加する必要があり、結果、汚泥が大量に発生する。よって、大量の汚泥を沈降分離するために、大型の沈殿槽が必要であり、設置に際しては、広い敷地面積が必要であった。
本発明はこのような課題に鑑みて想到されたものであり、ホウ素処理において発生する大量の汚泥を、沈殿槽なしで、清浄水と沈殿物に分離するための方法およびシステムを提供するものである。
より具体的に本発明のホウ素含有排水処理方法は、
ホウ素を含有する排水に、
アルミニウム化合物、硫酸化合物、カルシウム化合物、およびpH調整剤を添加して、pHをアルカリ性に調整した反応液中に析出物を析出させる反応工程と、
前記反応液を前記析出物と清浄な処理水に分離する固液分離工程を有し、
前記固液分離工程は、前記反応液を、セラミックスを素材とする分離膜を通過させることを特徴とする。
また、本発明のホウ素含有排水処理システムは、
ホウ素を含有する排水を移送する移送管と、
前記移送管の途中に設けられた移送ポンプと、
排水管が連通された反応槽と、
前記反応槽にアルミニウム化合物を添加するアルミニウム化合物添加手段と、
前記反応槽に硫酸化合物を添加する硫酸化合物添加手段と、
前記反応槽にカルシウム化合物を添加するカルシウム化合物添加手段と、
前記反応槽にpH調整剤を添加するpH調整剤添加手段と、
pHセンサと、
前記反応槽の排水を移送する排水管と
前記排水管の途中に設けられた排水ポンプと、
前記排水管に連通された固液分離槽と、
前記固液分離槽中に配設された分離膜と、
前記分離膜の通過側と連通した清浄水取出し手段と、
前記分離膜の非通過側に連通した析出物取出し手段と
少なくとも前記移送ポンプと、前記pHセンサと、前記排水ポンプと、前記アルミニウム化合物添加手段と、前記硫酸化合物添加手段と、前記カルシウム化合物添加手段と、pH調整剤添加手段に接続された制御装置とを有することを特徴とする。
本発明に係るホウ素含有排水処理方法およびシステムでは、ホウ素含有排水中にアルミニウム化合物、硫酸化合物、カルシウム化合物とpH調整剤を添加し、強アルカリ域で析出物を析出させ、それを分離膜で清浄水と析出物を分離するようにしたので、大きな沈殿槽が不要になった。
また、分離膜はアルミナ(酸化アルミニウム)としたので、強アルカリ領域でも、分離膜が損傷しない。
特に後述するように、強アルカリ下では、アルミナと析出したエトリンガイトは共に負に帯電しているため、分離膜で濾し取られた析出物は、フィルタであるアルミナや、すでに捕獲されている析出物と密着することがない。したがって、フィルタの目詰まりがほとんど生じないという効果があげられる。
本発明に係るホウ素含有排水処理システムの構成を示す。 本発明に係るホウ素含有排水処理システムの他の構成を示す。 pHと液相ホウ素の関係を示すグラフである。 析出物のX線回折チャートを示す。 pHと析出物の量の関係を示す図である。
以下本発明に係るホウ素含有排水処理システムの構成を示す。なお、以下の説明は本発明の1実施形態を例示するものであり、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、変更することができる。
(実施の形態1)
図1に本発明のホウ素含有排水処理方法を実施するためのホウ素含有排水処理システム1の構成を示す。ホウ素含有排水処理システム1は、ホウ素含有排水11cを移送する移送管11と、移送管11が連通する反応槽10と、反応槽10に設けられた排水管19と、排水管19に連通された固液分離槽20とを含む。
移送管11の途中には移送ポンプ11Pが設けられる。反応槽10には、アルミニウム化合物添加手段13と、硫酸化合物添加手段14と、カルシウム化合物添加手段15と、pH調整剤添加手段16が設けられる。また、反応槽10中の液体を撹拌するために攪拌機17が設けられていてもよい。
固液分離槽20は、分離膜21で液密に仕切られた空間(通過側21i)とそれ以外の空間(非通過側21o)に分けられている。反応槽10と連通している排水管19は、非通過側21oと連通している。通過側21iには、清浄水取出し手段26が設けられている。また、非通過側21oには、析出物取出し手段27が設けられている。
次にそれぞれの構成をさらに詳細に説明する。移送管11は、工場等のホウ素含有排水を生成する場所から引かれる。移送管11には途中に移送ポンプ11Pが設けられる。ホウ素含有排水11cを反応槽10に移送するためである。移送ポンプ11Pは反応槽10の処理状態によってホウ素含有排水11cの移送量を変更できるものが望ましい。反応槽10への移送量を停止しなければならない場合もあるからである。したがって、必要な場合は、移送ポンプ11Pの上流若しくは下流側に止水弁(図示せず)を設けてもよい。
反応槽10は、ホウ素含有排水11cに各種の添加剤を加え、ホウ素含有化合物を析出させるための容器である。本発明では、反応槽10中は、強アルカリ状態に維持されるので、耐アルカリ性を有する材質で作製される必要がある。また、反応の工程では、所定量のホウ素含有排水11cに対して所定比率の添加剤を投入するので、反応槽10には重量計測手段若しくは、ホウ素含有排水量を計測する流量計、水面計等を設けるのが望ましい。図1では、水面計32を配置した場合を示した。
また、添加物を投入し、反応させている間は、反応槽10に対しては、溶液の投入も排出も行わない。所謂バッチ処理となる。したがって、処理を円滑に進めるためには、反応槽10を複数用意し、切り換えるようにしてもよい。
反応槽10には、アルミニウム化合物添加手段13と、硫酸化合物添加手段14と、カルシウム化合物添加手段15と、pH調整剤添加手段16が設けられる。それぞれの添加手段は、添加剤を貯留しておく添加剤タンク(13T、14T、15T、16T)と、それを排出する添加ポンプ(13P、14P、15P、16P)を有する。添加剤を単に添加剤タンク(13T、14T、15T、16T)中の添加剤の水位によって反応槽10中に投入する場合は、添加ポンプ(13P、14P、15P、16P)に代えて、単にバルブだけであってもよい。
アルミニウム化合物として好適なのは、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム、水酸化アルミニウム等である。
硫酸化合物として好適なのは、硫酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸鉄等である。
カルシウム化合物として好適なのは、水酸化カルシウム、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、硝酸カルシウム等である。
pH調整剤として好適なのは、硫酸、塩酸、硝酸等である。
なお、それぞれの添加剤は、兼用してもよい。例えば、アルミニウム化合物と硫酸化合物の役割を同時に果たす材料として、硫酸アルミニウムがある。また、カルシウム化合物とpH調整剤の役割を同時に果たす材料としては、水酸化カルシウムがある。すなわち、硫酸アルミニウムと水酸化カルシウムであれば、2つの添加剤だけでよい。
なお、硫酸アルミニウムと水酸化カルシウムの2つの添加剤だけを使用する場合は、これらの添加剤を添加するタンクおよびポンプをそれぞれ硫酸アルミニウム添加手段および水酸化カルシウム添加手段と言ってよい。
反応槽10には、またpHセンサ18が設けられる。すでに説明したように、ホウ素は、pHによってさまざまな形態を取りうる。本発明では、強アルカリ性環境下で、ホウ素化合物を反応させエトリンガイトとして析出させる。したがって、溶液のpHを管理する必要があるので、pHセンサ18を取り付ける。
反応槽10には排水管19が設けられている。反応槽10中の溶液を反応槽10から排出するためである。排水管19にも排水ポンプ19Pが設置されていてもよい。排水管19は、固液分離槽20に連通されている。
固液分離槽20では、反応槽10で添加物を添加し、析出した析出物24c(エトリンガイト)と、清浄水22cの混合物となっている反応液19cから析出物24cと清浄水22cを分離する工程である。本発明では、この工程を所謂ろ過方式で行う。すなわち、反応液19cをろ過することで、固液分離を行う。したがって、析出物24cを沈殿させる間、反応液19cを静置させる必要がないので、処理量に応じた大きな沈殿槽を必要としない。
なお、図1では析出物24cだけが固液分離槽20の析出物取出し手段27中の排出管24中を通過するように読み取れるが、ここでは析出物24cと水分の混合物を表す。排出管24中の析出物24cから水分を全部取り出すのは容易ではないからである。
固液分離槽20も、強アルカリ性の反応液19cが流れるので、耐アルカリ性を有する材料で形成されるのが望ましい。また、反応槽10と同様に複数個の固液分離槽20が設けられていてもよい。また、固液分離槽20にも水面計33が配置されていてもよい。固液分離槽20は、分離膜21で液密に空間が仕切られている。分離膜21を介して、下流側は通過側21iであり、上流側は非通過側21oである。
分離膜21は、セラミックス製の膜である。高分子系の分離膜であると、強アルカリ性環境下では、溶解するおそれもある。その点、分離膜21がセラミックス製であると強アルカリ性環境下でも損傷することがない。また、析出させる析出物24cは、ミクロンオーダー程度の大きさになる。セラミックス製の分離膜21は、この程度の大きさの穴径を十分に製造可能である。したがって、セラミックス製の分離膜21は十分に実現できる。
さらに、分離膜21は、アルミナ(酸化アルミニウム)製であるのが好適である。アルミナは等電点がおよそ9であるので、pHが9以上の強アルカリ性環境下においては、負に帯電する。一方、析出物24cであるエトリンガイトも、強アルカリ性においては、負に帯電している。すなわち、分離膜21と析出物24cは、同電位側に帯電している。このため、互いに退けあうことになる。これによって、分離膜21の上流側(非通過側21o)に堆積してゆく析出物24cは、互いに斥力が働いているので、分離膜21の目詰まりが起こりにくい。
分離膜21を介して通過側21iには、清浄水取出し手段26が設けられる。清浄水取出し手段26は分離膜21を通過した清浄水22cを取り出す手段であり、例えば、吸入口を有する配管22と排水ポンプ23によって構成することが可能である。しかし、この構成に限定されるものではない。また、得られた清浄水22cは、強アルカリ性であるので、清浄水取出し手段26の直後に中和槽(図示せず)を設けてもよい。
中和槽には、中和剤添加手段が設けられる。中和槽は中和剤を添加し、混合すればよいので、清浄水22cが流れている状態であってもよい。すなわち、中和槽も大きな容量は必要ない。
一方、分離膜21の上流側となる非通過側21oには、析出物取出し手段27が設けられる。析出物取出し手段27は、析出物24cを取り出すことができれば、特に限定されるものではない。非通過側21oの析出物24cは、水分がかなり少なくなっているので、固液分離槽20を逆さまにして取り出してもよい。なお、この際には、非通過側21oに体積した析出物24cの水分を濾し取る目的で、分離膜21に析出物24cを押し付けるプレス手段(図示せず)を設けてもよい。析出物24cから水分を切るためである。なお、図1では、析出物取出し手段27は、排出管24と排出ポンプ25によって構成されるとした。
固液分離槽20から取り出された析出物24cは、乾燥手段35に送られてもよい。乾燥手段35は乾燥炉であってもよいし、自然乾燥であってもよい。乾燥された析出物24cは、土木工事用の材料として利用してもよい。
ホウ素含有排水処理システム1では、全体を制御する制御装置30が配置される。自動運転を可能にするためである。制御装置30は、MPU(Micro Processor Unit)とメモリによるコンピュータで実現できる。制御装置30は、移送ポンプ11P、排出ポンプ25、排水ポンプ19P、23、pHセンサ18、水面計32、33、アルミニウム化合物添加手段13、硫酸化合物添加手段14、カルシウム化合物添加手段15、pH調整剤添加手段16等に接続されている。
制御装置30は、pHセンサ18および水面計32、33からそれぞれ信号Sph、Sf1、Sf2を受信する。それぞれの信号は各検出装置が検出した値を示すものである。また、これらの検出値に基づいて、移送ポンプ11P、排水ポンプ19P、排出ポンプ25、排水ポンプ23、アルミニウム化合物添加手段13、硫酸化合物添加手段14、カルシウム化合物添加手段15、pH調整剤添加手段16等にCp1、Cp2、Cp3、Cp4、CAl、Cso、Cca、CpH等を送信する。これらの信号で、各装置を動作させるためである。
次に本発明のホウ素含有排水処理システム1の動作を説明し、同時にホウ素含有処理方法を説明する。
図1を参照して、ホウ素含有排水11cは、移送管11中を流れ、反応槽10に送られる。反応槽10には、所定量のホウ素含有排水11cが貯留される。制御装置30が水面計32からの信号Sf1によって、反応槽10中に所定量のホウ素含有排水11cが貯留されたことを知ると、反応槽10は、次に反応槽10への溶液の出入りを止める。これは移送ポンプ11Pと排水ポンプ19Pを停止してもよいし、別途止水弁を配設しておき、これを閉めてもよい。
次に制御装置30は、指示CAl、Cso、Cca、CpHによって、アルミニウム化合物添加手段13、硫酸化合物添加手段14、カルシウム化合物添加手段15、pH調整剤添加手段16を作動させ、アルミニウム化合物と、硫酸化合物と、カルシウム化合物と、pH調整剤をそれぞれ所定量ずつ反応槽10に添加する。加える順番は、ほぼ同時に添加するのであれば、限定されるものではないが、pH調整剤を最初にするのが好ましい。ホウ素含有排水11c中のホウ素を水酸化ホウ素イオン(B(OH) )にしておくためである。その後制御装置30は、指示Cdpによって撹拌機17を動作させ、反応槽10中の液全体を反応させる。
この反応では、最終的に一部が水酸化ホウ素イオンに置き換わった、エトリンガイト(3CaO・Al・3CaSO・32HO)が析出物24cとして生成される。この析出物24cは、硫酸イオン(SO 2−)が、2つの水酸化ホウ素イオン(2(B(OH) ))に置き換わったものと考えられる。
析出物24cは0.1μmから100μm程度の粒径になる。反応槽10中では、撹拌されているため、清浄水22c中で粒子状に浮遊状態で存在する。つまり、反応槽10中では、清浄水22cと析出物24cの混合液状態となる。これを反応液19cと呼ぶ。
制御装置30は、所定時間の反応を行った後、指示Cp2によって排水ポンプ19Pを動作させ、反応液19cを、排水管19を通じて固液分離槽20に送る。制御装置30は固液分離槽20中の反応液19cの貯留程度を、水面計33からの信号Sf2によって知る。所定量の反応液19cを固液分離槽20中に貯留したら、排水ポンプ19Pを停止する。
次に制御装置30は、排水ポンプ23を駆動させる。排水ポンプ23の吸引によって、反応液19cは、分離膜21を通過し、ろ過される。この時に分離膜21が目詰まりしにくいというのが、本発明が固液分離をろ過で行えるポイントである。分離膜21は脱水手段である。
分離膜21の材質をアルミナとすると、アルミナの等電点はおよそpH=9.0であり、pHが9以上の環境下では、表面水酸基が負にチャージしている。一方、析出物24cであるエトリンガイトは、アルカリpHでは、表面電荷はマイナスになっている。したがって、分離膜21と析出物24cは、互いに斥力が働いている。よって、分離膜21の上流側に体積する堆積物は、つまりにくい。なお、分離膜21の細孔の口径は0.1μm〜100μmであるのがよい。析出物24cがほぼその大きさだからである。
分離膜21を通過した清浄水22cは、清浄水取出し手段26によって取り出される。この清浄水22cは、中和されてもよい。また、分離膜21を通過しなかった析出物24cは、別途取出される。図1では、制御装置30が指示Cp3によって排出ポンプ25を駆動させることで、固液分離槽20中の析出物24cを排出する。この後、析出物24cは、乾燥手段35で乾燥され、粉末状に加工させる。
(実施の形態2)
図2に実施の形態に係るホウ素含有排水処理システム2を示す。実施の形態1と同じものは同じ符号を付し、説明は割愛する。本実施の形態に係るホウ素含有排水処理システム2では、反応槽10と固液分離槽20の間に凝集槽40をさらに設けている。凝集槽40とは、反応槽10からの反応液19cに高分子凝集剤を添加し、析出した析出物24cを連結し、析出物24cを大きくする。大きくすることで、より分離膜21で分離し易くなるからである。
高分子凝集剤としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド等の合成高分子を適宜使用してもよい。
なお、凝集槽40を配置したので、反応槽10からの排水管19は、凝集槽40に連通される。また固液分離槽20と、凝集槽40の間には、凝集配管42が設けられる。この凝集配管42には第2の排水ポンプ43を設けてもよい。析出物24cの粒径が大きくなり、見かけの反応液19cの粘度が上昇する場合もあるので、排水ポンプ19Pの背圧だけでは移送しにくくなることもあるからである。
また、凝集槽40中にも水面計34が配置され、制御装置30と接続される。この水面計34は、信号Sf3を制御装置30に送る。凝集剤は凝集剤タンク41Tに貯蔵されている。凝集剤タンク41Tには、ポンプ41Pが設置され、制御装置30からの指示Cgaによって作動する。
反応槽10から反応液19cが送られてくると、水面計34によって、凝集槽40中に反応液19cが貯留する。所定量の反応液19cが貯留したら、制御装置30は指示Cgaによって凝集剤添加手段41のポンプ41Pを稼働させ凝集剤を凝集槽40に添加する。凝集剤添加後は、第2の排水ポンプ43を指示Cp5によって作動させ、固液分離槽20に反応液19cを移送する。
次に本発明の反応槽10中の反応工程において、pHと得られる析出物24cについて行った実験結果を示す。排水は、ホウ素(又はホウ素化合物)を25.6ppm含んだ排水である。次に8質量%の硫酸アルミニウムを0.75質量%だけ添加した。そして、10質量%の水酸化カルシウムの懸濁液をそれぞれpHが10、10.5、11、11.5となるように注入した。それぞれのサンプルをpH10サンプル、pH10.5サンプル、pH11サンプル、pH11.5サンプルと呼ぶ。
そして、水酸化カルシウム懸濁液を投入した後、時間毎の液相のホウ素濃度を測定した。表1にはその結果を示す。表1中「B[ppm]」はホウ素濃度を表し、「pH10.0」等はpH10サンプル等を表す。また、表1の結果を図3に示す。
図3を参照して、縦軸は、液相ホウ素の濃度(ppm)を表し、横軸は水酸化カルシウム懸濁液投入後の経過時間(分)である。バツ印はpH10サンプルであり、三角印はpH10.5サンプルである。また、四角印はpH11サンプルであり、丸印はpH11.5サンプルである。
pH10サンプルおよびpH10.5サンプルでは、水酸化カルシウム懸濁液投入後90分経過しても、液相中のホウ素は存在している。一方、pH11サンプルは水酸化カルシウム懸濁液投入後40分で、またpH11.5サンプルは、水酸化カルシウム懸濁液投入後20分で液相のホウ素が検出限界以下となった。
これからわかるように、硫酸アルミニウムと水酸化カルシウム懸濁液の投入では溶液のpHを10以上にすることによって、ホウ素を除去することができ、特に好ましくはpHを11以上にすることで、検出限界以下になるまでホウ素を除去することができる。
図4には、検出物のX線回折の結果を示す。線源はCuのKαであった。縦軸は強度(CPS)であり、横軸は2θ(°)である。析出物からはいくつかのピークが現れたが、これはエトリンガイトの特徴ピークであることが確認できた。
表2には、各pHでの析出物の発生量を示す。これをグラフにしたのが、図5である。縦軸は、析出物(ここでは「SS」と示す)の発生量(mg/L)であり、横軸はpHを示す。図から明らかなように、pHの上昇と共に、析出物(SS)の発生量は多くなった。なお、pH11.5の場合はpH11の場合と同じであるので、割愛した。
pH11サンプルにおける析出物(SS)の粒度分布を測定した。粒度分布の測定は、乾燥させた析出物(SS)をレーザー粒度分布計で測定した。結果、0.1μm以下の粒子径の析出物(SS)はほぼゼロであり、100μmまでの粒子の積算が全体の90%を占有していた。従って、分離膜は、0.1μm以下の穴径であれば、これらの析出物を固液分離することができることがわかる。
表3には、同じくpH11サンプルの析出物(SS)の濃度を調べた結果を示す。ホウ素含有排水中には、そもそも1,033ppmの析出物があった。これを上記のように反応させ、析出物を発生させると、反応液19c中の析出物濃度は、9,689ppmとなった。これをアルミナ分離膜21で分離した。
分離膜21の平均孔径が0.1μmであり、分離の際は、1cmあたり1気圧の圧力をかけながらろ過した。
その結果、濃縮液での析出量濃度は、41,567〜105,239ppmまで濃縮でき、分離した清浄水22cからはSS、ホウ素共に検出されなかった。また、この時、分離膜21は損傷を受けることはなく、運転中の差圧上昇も見られなかったことから、分離膜21の目詰まりはなかったと考えられた。このように、アルミナ製の分離膜21は強アルカリ性溶液であっても、損傷することなく、また目詰まりすることなく高い濃縮を実現することができた。
表4には、pH11サンプルに凝集剤を入れた場合の濃縮実験の結果を示す。凝集剤としては、アクリル酸、アクリルアミド共重合体を用いた、pH11サンプルを反応槽10中で反応させ反応液19cを得た後、凝集剤を0.01質量%加えて、さらに、20分撹拌した。
これを上記と同様のアルミナ製分離膜21でろ過した。反応前の排水中のSSはもともと、1,022ppmであったのが、反応によって7,678ppmとなった。これをアルミナ製分離膜21で濃縮すると、濃縮液中の析出物濃度は、61,367〜188,007ppmまで濃縮できた。これは表3に示した105,239ppmのおよそ1.7倍にあたり、凝縮剤によって析出物24cの粒径が増大し、分離の効率が高くなったからと考えられる。
以上のように本発明のホウ素含有排水処理方法をホウ素含有排水処理システムで実施すれば、ホウ素を効果的に除去することができ、しかも、ろ過を使用できるため、汚泥が大量に発生しても、大きな沈殿槽を必要としない。
本発明は、ホウ素の除去に効果的に利用することができるので、工業製品の製造の際に生じるホウ素含有排水だけでなく、ゴミ処理場や、温泉などで発生するホウ素含有排水の処理にも好適に利用することができる。
1 ホウ素含有排水処理システム
10 反応槽
11 移送管
11c ホウ素含有排水
11P 移送ポンプ
13 アルミニウム化合物添加手段
14 硫酸化合物添加手段
15 カルシウム化合物添加手段
16 pH調整剤添加手段
13T、14T、15T、16T 添加剤タンク
13P、14P、15P、16P 添加ポンプ
17 撹拌機
18 pHセンサ
19 排水管
19P 排水ポンプ
20 固液分離槽
21 分離膜
21i 通過側
21o 非通過側
22 配管
22c 清浄水
23 排水ポンプ
24 排出管
25 排出ポンプ
26 清浄水取出し手段
27 析出物取出し手段
32、33、34 水面計
35 乾燥手段
40 凝集槽
41 凝集剤添加手段
42 凝集配管
43 第2の排水ポンプ

Claims (11)

  1. ホウ素を含有する排水に、
    アルミニウム化合物、硫酸化合物、カルシウム化合物、およびpH調整剤を添加して、pHをアルカリ性に調整した反応液中に析出物を析出させる反応工程と、
    前記反応液を前記析出物と清浄な処理水に分離する固液分離工程を有し、
    前記固液分離工程は、前記反応液を、セラミックスを素材とする分離膜に通過させることを特徴とするホウ素含有排水処理方法。
  2. 前記反応工程では、
    前記アルミニウム化合物と前記硫酸化合物を硫酸アルミニウムで兼用し、
    前記カルシウム化合物と前記pH調整剤を水酸化カルシウムで兼用し、
    前記反応液のpHを10以上、12以下の範囲に調整することを特徴とする請求項1に記載のホウ素含有排水処理方法。
  3. 前記分離膜の素材が、アルミナであることを特徴とする請求項1または2の何れかの請求項に記載されたホウ素含有排水処理方法。
  4. 前記分離膜の細孔の口径が、0.1μm〜100μmであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載されたホウ素含有排水処理方法。
  5. 前記反応工程と前記固液分離工程の間に、
    前記反応液に高分子凝集剤を添加する凝集工程を設けることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載されたホウ素含有排水処理方法。
  6. ホウ素を含有する排水を移送する移送管と、
    前記移送管の途中に設けられた移送ポンプと、
    排水管が連通された反応槽と、
    前記反応槽にアルミニウム化合物を添加するアルミニウム化合物添加手段と、
    前記反応槽に硫酸化合物を添加する硫酸化合物添加手段と、
    前記反応槽にカルシウム化合物を添加するカルシウム化合物添加手段と、
    前記反応槽にpH調整剤を添加するpH調整剤添加手段と、
    pHセンサと、
    前記反応槽の排水を移送する排水管と
    前記排水管の途中に設けられた排水ポンプと、
    前記排水管に連通された固液分離槽と、
    前記固液分離槽中に配設された分離膜と、
    前記分離膜の通過側と連通した清浄水取出し手段と、
    前記分離膜の非通過側に連通した析出物取出し手段と
    少なくとも前記移送ポンプと、前記pHセンサと、前記排水ポンプと、前記アルミニウム化合物添加手段と、前記硫酸化合物添加手段と、前記カルシウム化合物添加手段と、pH調整剤添加手段に接続された制御装置とを有することを特徴とするホウ素含有排水処理システム。
  7. 前記アルミニウム化合物添加手段と硫酸化合物添加手段は、硫酸アルミニウム添加手段で代用され、
    前記カルシウム化合物添加手段と前記pH調整剤添加手段は、水酸化カルシウム添加手段で代用されたことを特徴とする請求項6に記載されたホウ素含有排水処理システム。
  8. 前記分離膜は、アルミナであることを特徴とする請求項6および7の何れかの請求項に記載のホウ素含有排水処理システム。
  9. 前記分離膜の細孔の口径は、0.1μm〜100μmであることを特徴とする請求項6および7の何れかの請求項に記載のホウ素含有排水処理システム。
  10. 前記反応槽と前記固液分離槽との間に凝集槽をさらに設け、
    前記排水管は前記凝集槽に連結し、
    前記凝集槽と前記固液分離槽とを連通する凝集配管と、
    前記凝集配管の途中に設けられた第2の排水ポンプと、
    前記凝集槽に高分子凝集剤を添加する高分子凝集剤添加手段とを有し、
    前記制御装置は、前記第2の排水ポンプと前記高分子凝集剤添加手段とも接続されていることを特徴とする請求項6および7の何れかの請求項に記載のホウ素含有排水処理システム。
  11. 前記析出物取出し手段の後段に脱水手段を設けたことを特徴とする請求項6および7の何れかの請求項に記載のホウ素含有排水処理システム。
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