JP2014144398A - 配送物区分システム及び配送物区分方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配送物の宛先画像に基づいて特定したコード情報を用いて、配送物を区分けするための配送物区分システム及び配送物区分方法を提供する。
【解決手段】区分機10の制御部15は、1パス処理において、区分機10に送出された郵便物の宛先面の画像データを取得して、画像認識処理及びID化処理を実行する。そして、制御部15は、宛先を読めた場合には、このID化処理において特定したIDと読取位置情報に関連付けて宛先情報を記録する。その後、2パス処理において、区分機10に送出された郵便物の宛先面の画像データを取得して、画像認識処理及びID検索理を実行する。制御部15は、IDの登録があった場合、ID、読出位置情報に関連付けられた宛先情報の読み出し処理及び仕分け処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、配送物を仕分けする配送物区分システム及び配送物区分方法に関する。
郵便物を宛先毎に区分するために区分機が用いられている。この区分機において、郵便物に記載されている宛名情報を読み取った後、この宛名情報をバーコード等のコード情報に変換し、コード情報と宛先情報とを関連付けて記憶し、コード情報を郵便物に印字する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。このようにコード情報を印字することにより、このコード情報を読み取って、このコード情報に関連付けられた宛先情報を用いて、これ以降の仕分け作業等を効率よく行なうことができる。
特開2003−285011号公報(第1頁、図1)
コード情報は、インクを用いて印字されるため、インクのコストや印字機構のメンテナンス等にコスト負担が生じる。特に、このインクとして、通常の状態では肉眼で見えない特殊インクを用いた場合には、インク自体のコスト等によってコスト負担が大きくなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、配送物の宛先画像に基づいて特定したコード情報を用いて、配送物を区分けするための配送物区分システム及び配送物区分方法を提供することにある。
上記課題を解決する配送物区分システムは、配送物の表面を撮影して画像データを生成する読取部と、配送物を特定するための配送物識別子、読取位置及び宛先情報を関連付けて記憶する宛先情報記憶部と、配送物を区分する処理を実行する制御部とを備えた配送物区分システムにおいて、前記制御部は、前記読取部から、配送物の表面を撮影した画像の画像データを取得し、前記画像データから予め定められたコードを読み取れる場合には、このコードを配送物識別子として読み取るとともに、この配送物識別子の読取位置を特定し、前記画像から配送物の宛先情報を読み取った場合には、前記配送物識別子、前記読取位置及び前記宛先情報を関連付けて前記宛先情報記憶部に記録するとともに、前記宛先情報を用いて第1の仕分け処理を実行する第1区分手段と、前記読取部から、前記配送物の表面を撮影した画像を再度、取得し、前記画像に含まれるコードを読み取り、このコードの読取位置に基づいて配送物識別子を特定し、前記配送物識別子に関連付けられた宛先情報を用いて第2の仕分け処理を実行する第2区分手段とを備えた。この構成によれば、配送物の宛先画像に基づいて特定したコードを配送物識別子として用いるので、宛先情報を関連付ける配送物識別子を配送物に対して新たに印字しなくても、1度取得した宛先情報に基づいて配送物を区分することができる。
上記配送物区分システムにおいて、前記制御部は、前記画像において、配送物に表示されたくじ番号を特定して、このくじ番号を配送物識別子として用いることが好ましい。この構成によれば、この配送物に対して予め表示されているコードに宛先情報を関連付けて、配送物を区分することができる。
上記配送物区分システムにおいて、前記制御部は、前記画像に含まれるコードを読み取れない場合には、配送物の画像データから予め定められた構成のコードを生成し、このコードを配送物識別子として用いることが好ましい。この構成によれば、画像から配送物に表示されているコードが読み取れない場合には、画像データから生成されるコードを用いるので、この場合であっても配送物に対してコードを新たに印字しなくても、コードに印字情報を関連付けて、配送物を区分することができる。
上記配送物区分システムにおいて、前記制御部は、前記画像に含まれるコードを読み取れない場合には、前記画像から配送物に窓領域があるか否かを判定し、窓領域があると判定した場合には、前記窓領域を除いた領域の画像データから予め定められた構成のコードを生成し、このコードを配送物識別子として用いることが好ましい。窓付き封筒において、内容物と窓の位置とが変化することがある。この場合には、窓を通じて見える内容を含めた画像データを用いてコード化すると、同じ郵便物であっても異なるコードが生成されてしまう。そこで、この構成によれば、窓領域の画像を除いてコードを生成することにより、窓から内容物の一部が外から見える郵便物であっても、的確なコードを生成することができる。
上記配送物区分システムにおいて、前記制御部は、配送物識別子として用いる種別の優先順位を記憶しており、前記画像に含まれるコードが、第1優先順位の種別のコードか否かを判定し、この第1優先順位のコードであった場合には、これを配送物識別子として用い、前記第1優先順位の種別のコードを読み取れない場合には、第2優先順位の種別のコードか否かを判定し、第2優先順位の種別のコードであった場合には、これを配送物識別子として用いることが好ましい。この構成によれば、優先順位の高い種別のコードを順番に配送物識別子として用いることができる。
上記配送物区分システムにおいて、前記制御部は、前記画像データから予め定められたコードを複数、読み取った場合には、すべてのコードを宛先情報に関連付けて前記宛先情報記憶部に記憶し、前記宛先情報記憶部に記憶されたいずれかのコードを用いて第2の仕分け処理を実行することが好ましい。この構成によれば、配送物の宛先画像に基づいて特定した複数のコードを用いることができるので、より確実に同一の配送物を特定することができる。
上記配送物区分システムにおいて、前記制御部は、前記画像から配送物の宛先情報を読み取れない場合には、読取条件を変更して、再度、読取処理を行なうことが好ましい。この構成によれば、1回の読取処理で宛先を読めなかったとしても、異なる読取条件によって再度、画像認識を行なうことができるので、宛先情報を自動に取得できる可能性を高くすることができる。
上記配送物区分システムにおいて、前記制御部は、前記画像から配送物の宛先情報を読み取れない場合には、前記画像データをオペレータ端末に転送し、前記オペレータ端末において入力された宛先情報を配送物識別子に関連付けて、前記宛先情報記憶部に記憶することが好ましい。この構成によれば、宛先情報が読み取れない場合には、入力により宛先情報を取得し、この宛先情報を用いて配送物を区分することができる。
上記課題を解決する配送物区分方法は、配送物の表面を撮影して画像データを生成する読取部と、配送物を特定するための配送物識別子、読取位置及び宛先情報を関連付けて記憶する宛先情報記憶部と、配送物を区分する処理を実行する制御部とを備えた配送物区分システムを用いた配送物区分方法において、前記制御部は、前記読取部から、配送物の表面を撮影した画像の画像データを取得し、前記画像データから予め定められたコードを読み取れる場合には、このコードを配送物識別子として読み取るとともに、この配送物識別子の読取位置を特定し、前記画像から配送物の宛先情報を読み取った場合には、前記配送物識別子、前記読取位置及び前記宛先情報を関連付けて前記宛先情報記憶部に記録するとともに、前記宛先情報を用いて第1の仕分け処理を実行する第1区分段階と、前記読取部から、前記配送物の表面を撮影した画像を再度、取得し、前記画像に含まれるコードを読み取り、このコードの読取位置に基づいて配送物識別子を特定し、前記配送物識別子に関連付けられた宛先情報を用いて第2の仕分け処理を実行する第2区分段階とを実行する。この構成によれば、配送物に予め表示されていたコードを配送物識別子として用いるので、宛先情報を関連付ける配送物識別子を配送物に対して新たに印字しなくても、1度取得した宛先情報に基づいて配送物を区分することができる。
本発明によれば、配送物の宛先画像に基づいて特定したコード情報を用いて、配送物を区分けすることができる。
実施形態の配送物区分システムの構成を説明する概略構成図。 実施形態の記憶部に記憶されたデータの構成を説明する説明図であり、(a)は宛先情報記憶部、(b)は画像データ記憶部。 実施形態の区分処理の全体の処理手順を説明する流れ図。 実施形態の1パス処理の処理手順を説明する流れ図。 実施形態のID化処理の処理手順を説明する流れ図。 実施形態のVCS処理の処理手順を説明する流れ図。 実施形態のVC再供給処理の処理手順を説明する流れ図。 実施形態のID検索処理の処理手順を説明する流れ図。 実施形態の2パス処理の処理手順を説明する流れ図。 第1の変更例のID化処理の処理手順を説明する流れ図。 第2の変更例のID化処理の処理手順を説明する流れ図。 変更例の区分処理の処理手順を説明する流れ図であり、(a)は全体処理、(b)は1パス処理。 変更例の区分処理におけるnパス処理の処理手順を説明する流れ図。
以下、配送物区分システム及び配送物区分方法の一実施形態について、図1〜図9に基づいて説明する。ここでは、配送物として郵便物を区分する。
図1に示すように、本実施形態の配送物区分システムとしての郵便物区分システム100は、はがきや封書等の郵便物を宛先に応じて区分するシステムであって、区分機10と、VCS(ビデオコーディングシステム)20とを備えている。
区分機10は、読取部11、搬送部12、制御部15、宛先情報記憶部16及び住所情報記憶部17を備えている。制御部15は、読取部11、搬送部12、宛先情報記憶部16及び住所情報記憶部17に接続されており、これらとデータの送受信を行なう。
読取部11は、区分対象の郵便物の宛先が表示された表面(宛先面)を読み取り、この表面の画像データを生成して、制御部15に送信する。
搬送部12は、制御部15の指示信号に応じて、区分機10の複数の収納棚のうち、郵便物の宛先に応じた収納棚に、郵便物を搬送して収納する。
制御部15は、第1区分手段及び第2区分手段として機能し、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(第1区分段階及び第2区分段階等を含む処理)を行なう。そして、このための区分プログラムを実行することにより、制御部15は、宛先処理手段150、画像認識手段151及び搬送制御手段152等として機能する。
宛先処理手段150は、郵便物を区分するために、郵便物の宛先情報(本実施形態では、郵便番号と、郵便番号から特定される住所以外の住所(例えば、丁目、番地及び号数)の英数字とを合成することにより構成された宛先住所)を特定する処理を実行する。この場合、宛先処理手段150は、郵便番号と、この郵便番号から特定される住所とを関連付けた郵便番号住所データを記憶している。
また、宛先処理手段150は、バーコードをデコードする。
この宛先処理手段150は、IDBC、くじ番号、追跡コード及び顧客コードのそれぞれのID種別を判定して、パターン認識を行なうためのIDパターンデータを記憶している。具体的には、予め定められた固定位置に表示されるID種別については、IDパターンデータにおいて、ID種別に関連付けて、コード体系(コードを構成する桁数や文字種別等の要素等)とともに、表示形態、IDの表示位置(範囲)に関するデータが登録されている。また、表示位置が固定されていないID種別については、IDパターンデータにおいて、ID種別に関連付けて、コード体系や表示形態に関するデータが登録されている。
ここで、IDBCは、従来の区分機においてインクで印字されていた郵便物を特定するための固有識別子である。この固有識別子は、郵便物の種類、印字機械番号、印字日付情報及び一連番号等を含む。このIDBCは、コード体系や表示形態によりID種別を特定できる。くじ番号は、年賀はがき等、くじ付きはがきに表示される識別子であり、表示位置、コード体系によりID種別を特定できる。追跡コードは、書留や荷物等の配達状況を確認するために用いられる識別子であり、書留等の配送依頼を受け付けた場合に貼付等により表示される。追跡コードは、コード体系、表示形態によりID種別を特定することができる。顧客コードは、差出人が郵便物上に印字した識別子である。この顧客コードとしては、郵便割引の適用を受けるために用いるカスタマーバーコードや、顧客が自分の顧客管理等に利用している公知のバーコード規格等が用いられる。この規格としては、NW−7、CODE39、JAN(Japan Article Number)、ITF(Interleaved Two of Five)等を用いることができる。これら各コードの種別を特定するためのコード体系(このコードの規定桁数)や表示形態等によって、各コードの種類(ID種別)を特定することができる。
更に、宛先処理手段150は、画像データを圧縮して、予め定められた形式のコード(英数字列)を生成するための関数(コード化関数)に関するデータを記憶している。
画像認識手段151は、読み取った宛先面の画像から文字(英数字や漢字等)を認識する処理を実行する。
搬送制御手段152は、搬送部12を制御して、郵便物の宛先に応じた収納棚に郵便物を搬送する処理を実行する。
図2(a)に示すように、宛先情報記憶部16は、宛先レコード160が記憶されている。この宛先レコード160は、制御部15が宛先情報を特定した場合や入力された宛先情報をVCS20から取得した場合に記録される。この宛先レコード160には、ID、読取位置及び宛先情報に関するデータが含まれる。
IDデータ領域には、各郵便物(配送物)を特定するための郵便物識別子(ID)に関するデータが記録される。この郵便物識別子が配送物識別子として機能する。
読取位置データ領域には、画像上で、このIDを読み取った位置(読取位置)に関するデータが記録される。
宛先情報データ領域には、この郵便物の宛先住所に関するデータが記録される。
住所情報記憶部17には、郵便物を配送するために用いられる住所に関する住所レコードが記憶されている。この住所レコードは、配送先の住所について、新たな居住者の氏名等の情報が登録された場合に記録される。この住所レコードには、拠点識別子、配達区域識別子、エリア識別子、各戸の住所及び居住者名に関するデータが含まれる。
拠点識別子データ領域には、この住所への配送を管轄している配達拠点を特定するための識別子に関するデータが記録されている。本実施形態では、この配達拠点識別子として、郵便番号を用いる。
配達区域識別子データ領域、エリア識別子データ領域には、それぞれ、各配達区域を特定するための識別子(配達区域識別子)、この配達区域内における細分化された各エリアを特定するための識別子(エリア識別子)に関するデータが記録されている。
住所データ領域には、このエリア内の各戸の住所に関するデータが記録されている。本実施形態では、郵便番号と、郵便番号から特定される住所以外の住所(例えば、丁目、番地及び号数)の英数字とを合成することにより構成された宛先住所が記録される。
居住者名データ領域には、この住所の宛先名に関するデータが記録されている。
図1に示すように、上述した区分機10に接続されるVCS20は、オペレータ端末として機能し、制御部21、表示部22及び入力部23を備えている。制御部21は、表示部22、入力部23、画像データ記憶部24及び住所情報記憶部25に接続されて、これらとデータの送受信を行なう。
制御部21は、文字認識機能を有しており、後述するVCS処理を実行する。この場合、宛先面の画像データについて文字認識処理を実行し、宛先が読めない画像データについては、オペレータに入力を促すための処理を実行する。
表示部22は、ディスプレイを備えており、宛先を読めなかった画像データを表示する。
入力部23は、キーボードを備えており、オペレータにより入力された宛先住所を取得する。
画像データ記憶部24には、画像レコード240が記憶されている。この画像データ記憶部24は、区分機10の制御部15から画像レコードを受信した場合に記録される。この画像レコード240には、ID、読取位置、読取画像及び宛先情報に関するデータが含まれる。
IDデータ領域には、各郵便物を特定するための郵便物識別子(ID)に関するデータが記録される。
読取位置データ領域には、画像上で、このIDを読み取った位置(読取位置)に関するデータが記録される。
読取画像データ領域には、この郵便物の宛先面の画像データが記録される。
宛先情報データ領域には、この郵便物の宛先住所に関するデータが記録される。
住所情報記憶部25には、住所情報記憶部17に記録された住所レコードと同じ住所レコードが記憶されている。
(区分処理)
次に、以上のように構成された郵便物区分システムを用いて郵便物を区分する処理を、図3〜図9に従って説明する。本実施形態では、配達拠点において配達する郵便物を区分する。また、ここでは、区分機10における区分処理の後にVCS20におけるVCS処理を実行するオフラインVCSの区分処理について説明する。
図3に示すように、この区分処理では、1パス処理(ステップS1−1)、VCS処理(ステップS1−2)、VC再供給処理(ステップS1−3)及び2パス処理(ステップS1−4)が、この順番で実行される。ここで、1パス処理及び2パス処理は、郵便物を配達順路順に並べる処理である。また、1パス処理は第1の仕分け処理、2パス処理は第2の仕分け処理に対応する。
(1パス処理)
図4を用いて、まず、1パス処理について説明する。区分機10に郵便物が投入されると、区分機10は、各郵便物を1通ずつ搬送部12内に順次、送出する。
ここで、区分機10は、送出された郵便物毎に、以下の処理を繰り返して実行する。
まず、区分機10の制御部15は、画像取得処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、区分機10の読取部11は、送出された郵便物の宛先面を撮影して、画像データを生成し、制御部15に送信する。制御部15の宛先処理手段150は、読取部11から、宛先面の画像データを取得する。
次に、区分機10の制御部15は、画像認識処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部15の画像認識手段151は、取得した宛先面の画像に含まれるコード領域を特定し、このコード領域の位置、コード領域に含まれる文字(英数字や漢字等)を認識する。
そして、制御部15の宛先処理手段150は、認識した文字から宛先住所候補を特定する。具体的には、宛先処理手段150は、郵便番号から町名や丁目までの住所を特定し、郵便番号から特定される住所以外の住所(例えば、番地や号数)を特定する。更に、宛先処理手段150は、認識した文字において宛先住所候補以外の英数字列を特定したり、宛先面画像においてバーコードを特定したりする。ここで、バーコードを特定した場合には、宛先処理手段150は、IDパターンデータを用いたパターン認識により、このバーコードをデコードして英数字列を特定する。そして、宛先処理手段150は、この英数字列の位置(読取位置)を特定する。
次に、区分機10の制御部15は、ID化処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、IDと読取位置とを関連付けて、メモリに仮記憶する。この処理の詳細は、後述する。
次に、区分機10の制御部15は、宛先を読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、特定した宛先住所候補に一致する住所の住所レコードを、住所情報記憶部17において検索する。ここで、住所が一致する1つの住所レコードを抽出した場合には、宛先処理手段150は、宛先を読めたと判定する。また、住所が一致する複数の住所レコードを抽出した場合には、宛先処理手段150は、これら抽出した住所レコードの住所を比較する。比較した結果、抽出した住所レコードの住所が同じだった場合には、宛先処理手段150は、宛先を読めたと判定する。
ここで、宛先を読めた場合(ステップS2−4において「YES」)、区分機10の制御部15は、ID、読取位置情報に関連付けて宛先情報の記録処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、特定したID、読取位置及び宛先情報を含む宛先レコード160を生成して、宛先情報記憶部16に記録する。
一方、住所が一致する住所レコードを抽出しない場合や抽出した複数の住所レコードにおいて異なる住所が含まれている場合には、区分機10の制御部15は、宛先を読めなかったと判定する。この場合(ステップS2−4において「NO」)には、区分機10の制御部15は、ID及び画像データをVCSに送信する処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、特定したID及び読取位置に関連付けて、宛先面の画像データをVCS20に送信する。
そして、VCS20の制御部21は、受信したID、読取位置及び画像データを含む画像レコード240を生成して、画像データ記憶部24に記録する。この場合、この画像レコード240には、宛先情報は記録されていない。
次に、区分機10の制御部15は、仕分け処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部15の搬送制御手段152は、取得した宛先情報に対応する収納棚に、処理対象の郵便物が収納されるように、搬送部12を制御する。なお、制御部15の搬送制御手段152は、宛先を読めなかった郵便物(ステップS2−4において「NO」の場合と判定された郵便物)については、この郵便物がVC再供給の収納棚に収納されるように、搬送部12を制御する。
以上の処理を、郵便物毎に繰り返して実行する。
(ID化処理)
次に、図5を用いて、ID化処理(ステップS2−3)について説明する。
まず、制御部15の宛先処理手段150は、IDBCを読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、宛先処理手段150は、郵便物の宛先面画像において、IDBCのIDパターンに該当するものを検索する。そして、宛先処理手段150は、IDBCを特定した場合には、このIDBCをデコードして、IDBCに含まれる英数字列を特定する。
ここで、IDBCを読めた場合(ステップS3−1において「YES」の場合)、制御部15の宛先処理手段150は、このIDBCをIDとして特定する処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、宛先処理手段150は、IDBCをデコードした英数字列と、これの読取位置とを関連付けて仮記憶する。
一方、IDBCを読めなかった場合(ステップS3−1において「NO」の場合)、宛先処理手段150は、くじ番号を読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、宛先処理手段150は、郵便物の宛先面画像において、くじ番号のIDパターンデータの表示位置において、くじ番号のIDパターンの英数字列を読み取れた場合には、くじ番号を読めたと判定する。
ここで、くじ番号を読めた場合(ステップS3−3において「YES」の場合)、宛先処理手段150は、このくじ番号をIDとして特定する処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、宛先処理手段150は、この英数字列と、くじ番号の読取位置とを関連付けて仮記憶する。
一方、くじ番号を読めなかった場合(ステップS3−3において「NO」の場合)、宛先処理手段150は、追跡コードを読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、宛先処理手段150は、郵便物の宛先面画像において認識した英数字列において、追跡コードのIDパターンに該当するものを検索する。この英数字列が追跡コードのIDパターンに該当する場合には、宛先処理手段150は、追跡コードを読めたと判定する。
ここで、追跡コードを読めた場合(ステップS3−5において「YES」の場合)、宛先処理手段150は、この追跡コードをIDとして特定する処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、宛先処理手段150は、この英数字列と、追跡コードの読取位置とを関連付けて仮記憶する。
一方、追跡コードを読めなかった場合(ステップS3−5において「NO」の場合)、宛先処理手段150は、顧客コードを読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS3−7)。具体的には、宛先処理手段150は、郵便物の宛先面画像において認識した英数字列において、顧客コードのIDパターンに該当するものを検索する。この英数字列が顧客コードのIDパターンに該当する場合には、宛先処理手段150は、顧客コードを読めたと判定する。
ここで、顧客コードを読めた場合(ステップS3−7において「YES」の場合)、宛先処理手段150は、この顧客コードをIDとして特定する処理を実行する(ステップS3−8)。具体的には、宛先処理手段150は、この英数字列と、顧客コードの読取位置とを関連付けて仮記憶する。
一方、顧客コードを読めなかった場合(ステップS3−8において「NO」の場合)、宛先処理手段150は、画像をコード化してIDとして特定する処理を実行する(ステップS3−9)。ここで、郵便物が窓付き封筒の場合には、窓内の画像を除いた画像をコード化する。具体的には、宛先処理手段150は、宛先面画像データにおいて宛先の外周を囲む枠を検出したか否かを判定する。ここで、宛先処理手段150は、枠を検出せず、窓付き封筒ではないと判定した場合には、郵便物の画像データをコード化関数に代入することによりコード化する。一方、宛先処理手段150は、枠を検出したことにより窓付き封筒と判定した場合には、この枠内の領域(窓領域)の画像データを除いた画像データをコード化関数に代入して、所定の構成情報のコードを生成する。そして、宛先処理手段150は、生成したコードをIDとし、全体を読取位置として、これらのデータを関連付けて仮記憶する。
(VCS処理)
次に、図6を用いて、VCS処理(ステップS1−2)について説明する。このVCS処理において、区分機10の制御部15が、投入された郵便物のすべてについて上述した1パス処理が終了した場合に実行される。
ここで、VCS20の制御部21は、宛先情報が記録されていない画像レコード240を、画像データ記憶部24から1つずつ処理対象として特定し、処理対象の画像データ毎に、以下の処理を繰り返して実行する。
まず、VCS20の制御部21は、画像認識処理を実行する(ステップS4−1)。具体的には、制御部21は、ステップS2−2と同様に、取得した宛先面の画像に含まれる文字候補の位置を特定し、この位置における文字(英数字や漢字等)を特定し、特定した文字から宛先住所候補を特定する。
次に、VCS20の制御部21は、宛先を読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、制御部21は、ステップS2−4と同様に、特定した宛先住所候補に一致する住所の住所レコードを住所情報記憶部25において検索する。ここで、一致する住所レコードを1つ抽出した場合、又は抽出した住所レコードの住所がすべて同じだった場合には、制御部21は、宛先を読めたと判定する。
ここで、VCS20の制御部21は、宛先を読めなかったと判定した場合(ステップS4−2において「NO」)、画像表示処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、制御部21は、この画像データを表示部22に表示し、住所を入力することを促す。
次に、VCS20の制御部21は、宛先入力処理を実行する(ステップS4−4)。具体的には、制御部21は、入力部23を介して、住所が入力された場合、入力された住所を取得する。
次に、VCS20の制御部21は、ID、読取位置情報に関連付けて宛先情報の記録処理を実行する(ステップS4−5)。具体的には、制御部21は、処理対象の画像データが記録された画像レコード240の宛先情報データ領域に、取得した住所を記録する。
次に、VCS20の制御部21は、IDと宛先情報を区分機に送信する処理を実行する(ステップS4−6)。具体的には、VCS20の制御部21は、この画像レコード240のID、読取位置及び宛先情報を、区分機10の制御部15に送信する。
区分機10は、VCS20から受信したID、読取位置及び宛先情報を含む宛先レコード160を生成して、宛先情報記憶部16に記録する。
以上の処理を、画像データ記憶部24に記憶された画像データ毎に繰り返して実行する。そして、VCS20の制御部21は、宛先情報が記録されていない画像レコード240がなくなった場合には、このVCS処理を終了する。
(VC再供給処理)
次に、図7を用いて、VC再供給処理(ステップS1−3)について説明する。このVC再供給処理は、VCS処理が終了した後、VC再供給の収納棚に仕分けされた郵便物を、区分機10に投入する。この場合、区分機10は、各郵便物を1通ずつ搬送部12内に送出する。
そして、区分機10は、以下の処理を、郵便物毎に繰り返して実行する。
まず、区分機10の制御部15は、ステップS2−1と同様に、画像取得処理を実行する(ステップS5−1)。
次に、区分機10の制御部15は、画像認識処理を実行する(ステップS5−2)。具体的には、制御部15の画像認識手段151は、ステップS2−2と同様に、取得した宛先面の画像に含まれるコード領域を特定し、このコード領域の位置、コード領域に含まれるバーコード及び文字(英数字や漢字等)を認識し、認識した文字から宛先住所候補と、宛先住所候補以外の英数字列又はバーコードを特定する。
次に、区分機10の制御部15は、ID検索処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、郵便物のIDを検索する処理を実行する。この処理の詳細は、後述する。
次に、区分機10の制御部15は、IDの登録があるか否かの判定処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、ID検索処理(ステップS5−3)において特定したIDを含む宛先レコード160が宛先情報記憶部16に記憶されているか否かを検索する。ここで、一致するIDを抽出した場合、宛先処理手段150は、このIDの宛先レコード160の読取位置と、読み取ったIDの読取位置とが所定の許容範囲で一致しているか否かを判定する。ここで、両者の読取位置が所定の許容範囲内の場合には、宛先処理手段150は、IDの登録があると判定する。
ここで、区分機10の制御部15は、IDの登録があると判定した場合(ステップS5−4において「YES」の場合)ID、読出位置情報に関連付けられた宛先情報の読み出し処理を実行する(ステップS5−5)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、ID及び読取位置が一致する宛先レコード160を宛先情報記憶部16から抽出し、この宛先レコード160の宛先情報を特定する。
次に、区分機10の制御部15は、ステップS2−7と同様に、仕分け処理を実行する(ステップS5−6)。具体的には、制御部15の搬送制御手段152は、特定した宛先情報に対応する収納棚に、処理対象の郵便物が収納されるように、搬送部12を制御する。
一方、一致するIDを抽出できない場合、又は一致したIDの読取位置が許容範囲内にない場合には、区分機10の制御部15は、IDの登録がないと判定する。この場合(ステップS5−4において「NO」の場合)、区分機10の制御部15は、リジェクト処理を実行する(ステップS5−7)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、宛先不明の郵便物を収納する収納棚に、処理対象の郵便物が収納されるように、搬送部12を制御する。
以上の処理を郵便物毎に繰り返して実行する。
(ID検索処理)
次に、図8を用いて、上記ステップS5−3におけるID検索処理について説明する。
まず、制御部15の宛先処理手段150は、ステップS3−1、S3−2と同様に、IDBCを読めたか否かの判定処理(ステップS6−1)、IDBCを読めた場合(ステップS6−1において「YES」の場合)には、このIDBCをIDとして特定する処理(ステップS6−2)を実行する。
一方、IDBCを読めなかった場合(ステップS6−1において「NO」の場合)、宛先処理手段150は、ステップS3−3と同様に、くじ番号を読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS6−3)。ここで、くじ番号を読めた場合(ステップS6−3において「YES」の場合)、宛先処理手段150は、ステップS3−4と同様に、このくじ番号をIDとして特定する処理を実行する(ステップS6−4)。
一方、くじ番号を読めなかった場合(ステップS6−3において「NO」の場合)、宛先処理手段150は、ステップS3−5と同様に、追跡コードを読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS6−5)。ここで、追跡コードを読めた場合(ステップS6−5において「YES」の場合)、宛先処理手段150は、ステップS3−6と同様に、この追跡コードをIDとして特定する処理を実行する(ステップS6−6)。
一方、追跡コードを読めなかった場合(ステップS6−5において「NO」の場合)、宛先処理手段150は、ステップS3−7と同様に、顧客コードを読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS6−7)。ここで、顧客コードを読めた場合(ステップS6−7において「YES」の場合)、宛先処理手段150は、ステップS3−8と同様に、この顧客コードをIDとして特定する処理を実行する(ステップS6−8)。
一方、顧客コードを読めなかった場合(ステップS6−8において「NO」の場合)、宛先処理手段150は、ステップS3−9と同様に、画像をコード化してIDとして特定する処理を実行する(ステップS6−9)。
(2パス処理)
次に、図9を用いて、上記ステップS2−4における2パス処理について説明する。この場合にも、郵便物が区分機10に投入されると、区分機10は、各郵便物を1通ずつ搬送部12内に送出する。
そして、区分機10は、以下の処理を、郵便物毎に繰り返して実行する。
まず、区分機10の制御部15は、ステップS5−1〜S5−3と同様に、画像取得処理(ステップS7−1)、画像認識処理(ステップS7−2)及びID検索処理(ステップS7−3)を実行する。
次に、区分機10の制御部15は、ステップS5−4と同様に、IDの登録があるか否かの判定処理を実行する(ステップS7−4)。
ここで、IDの登録がある場合(ステップS7−4において「YES」の場合)、区分機10の制御部15は、ステップS5−5、S5−6と同様に、ID、読出位置情報に関連付けられた宛先情報の読み出し処理(ステップS7−5)及び仕分け処理(ステップS7−6)を実行する。
一方、IDの登録がない場合(ステップS7−4において「NO」の場合)、区分機10の制御部15は、ステップS5−7と同様に、リジェクト処理を実行する(ステップS7−7)。以上の処理を郵便物毎に繰り返して実行する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、区分機10の制御部15は、1パス処理(ステップS1−1)において、区分機10に送出された郵便物の宛先面の画像データを取得して、画像認識処理(ステップS2−2)及びID化処理(ステップS2−3)を実行する。そして、制御部15は、宛先を読めた場合(ステップS2−4において「YES」の場合)には、このID化処理において特定したIDと読取位置情報に関連付けて宛先情報を記録する。その後、2パス処理(ステップS1−4)において、区分機10に送出された郵便物の宛先面の画像データを取得して、画像認識処理(ステップS7−2)及びID検索理(ステップS7−3)を実行する。制御部15は、IDの登録があった場合(ステップS7−4において「YES」の場合)、ID、読出位置情報に関連付けられた宛先情報の読み出し処理(ステップS7−5)及び仕分け処理(ステップS7−6)を実行する。これにより、郵便物に予め表示されていた英数字列(コード)等を郵便物識別子(配送物識別子)として用いることができる。特に、読出位置情報を用いるため、異なるID種別のコードにおいて、仮に共通したコード体系のコードが用いられている場合にも、各郵便物を識別する郵便物識別子として用いることができる。従って、宛先情報を関連付ける郵便物識別子を、郵便物に対して新たに印字する必要がなく、先に取得した宛先情報に基づいて郵便物を区分することができる。
(2)本実施形態では、区分機10の制御部15は、ID化処理(ステップS2−3)において、取得した宛先面の画像データに含まれる英文字列が、IDBC、くじ番号、追跡コード、又は顧客コードとして読めた場合(ステップS3−2,S3−4,S3−6,S3−8)、IDBC、くじ番号、追跡コード、又は顧客コードをIDとして特定する。これにより、郵便物において予め表示され、かつこの郵便物を特定できるコードをIDとして用いて宛先情報を関連付けることができる。特に、くじ番号は、予め決まった位置に配置されているため、効率的にID化を行なうことができる。
(3)本実施形態では、区分機10の制御部15は、ID化処理(ステップS2−3)において、取得した宛先面の画像データに含まれる英文字列が、IDBC、くじ番号、追跡コード、顧客コードの順番でIDを特定する。これにより、予め決めた順番でID種別を特定して、郵便物識別子として用いることができる。
(4)本実施形態では、区分機10の制御部15は、ID化処理(ステップS2−3)において、IDBC、くじ番号、追跡コード及び顧客コードを読めない場合(ステップS3−7において「NO」の場合)、画像をコード化してIDとして特定する処理を実行する(ステップS3−9)。これにより、宛先面画像において表示されているコードが読み取れない場合には、郵便物に対して新たにコードを印字することなく、IDを用いて郵便物を区分することができる。
(5)本実施形態では、区分機10の制御部15は、画像をコード化してIDとして特定する処理(ステップS3−9)において、画像データにおいて枠を検出して、窓付き封筒か否かを判定する。そして、窓付き封筒と判定した場合には、この枠内の領域(窓領域)を除いた画像データをコード化関数に代入して、コードを生成する。窓付き封筒において、内容物と窓の位置とが変化することがある。この場合には、窓を通じて見える内容を含めた画像データを用いてコード化すると、同じ郵便物であっても異なるコードが生成されてしまう。そこで、窓領域の画像を除いてコードを生成することにより、窓から内容物の一部が外から見える郵便物であっても、的確なコードを生成することができる。
(6)本実施形態では、区分機10の制御部15は、1パス処理(ステップS1−1)において、画像認識処理(ステップS2−2)を実行し、宛先を読めなかった場合(ステップS2−4において「NO」の場合)、ID及び画像データをVCSに送信する処理を実行する(ステップS2−6)。そして、VCS20の制御部21は、VCS処理(ステップS1−2)において、再度、画像認識処理(ステップS4−1)を実行する。これにより、1回の画像認識処理で宛先を読めなかった場合には、再度、画像認識処理を実行するので、宛先情報を自動に取得できる可能性を高くすることができる。
(7)本実施形態では、VCS20の制御部21は、VCS処理(ステップS1−2)の画像認識処理(ステップS4−1)を実行後、宛先を読めなかった場合(ステップS4−2において「NO」の場合)、画像表示処理及び宛先入力処理を実行する(ステップS4−3,S4−4)。これにより、宛先情報が読み取れない場合には、入力により宛先情報を取得し、この宛先情報を用いて郵便物を区分することができる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態においては、区分機10の制御部15は、ID化処理(ステップS2−3)において、IDBC、くじ番号、追跡コード、顧客コード及びコード化した画像を順に郵便物識別子(ID)として特定した。配送物識別子であるIDとして用いるコードの種類は、これらに限定されるものではない。
更に、IDとして特定する順位も、この順番に限定されるものではない。例えば、指定によって、IDとして特定する優先順位を予め決定してID化処理を実行してもよい。この場合、区分機10の制御部15に、優先順位を記憶するための優先順位記憶部を設ける。
図10を用いて、このID化処理を説明する。具体的には、区分機10の制御部15は、まず、ID候補の優先順位の特定処理を実行する(ステップS8−1)。具体的には、区分機10に、ID候補についての優先順位の設定変更を行なうための表示部及び操作部を設ける。区分機10の制御部15は、操作部を介して、ID候補について優先順位の変更指示を受け付けた場合、優先順位毎にコードのID種別を特定する画面を表示部に表示する。区分機10の制御部15は、画面において、操作部を介して入力されたID種別の優先順位を取得し、ID種別と優先順位とを関連付けて優先順位記憶部に記憶する。
次に、区分機10の制御部15は、第1順位コードが読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS8−2)。具体的には、制御部15は、優先順位記憶部において、第1優先順位として記憶されたID種別(IDBC、くじ番号、追跡コード又は顧客コード)を特定し、画像上において、このID種別のコードを読めるか否かを特定する。
そして、第1順位のコードを読めた場合(ステップS8−2において「YES」の場合)、制御部15は、この第1順位のコードをIDとして特定する処理を実行する(ステップS8−3)。具体的には、この第1順位のコードと、このコードの読取位置とを関連付けて仮記憶する。
一方、第1順位のコードを読めなかった場合(ステップS8−2において「NO」の場合)、制御部15は、第2順位コードが読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS8−4)。具体的には、制御部15は、優先順位記憶部において、第2優先順位として記憶されたID種別を特定し、画像上において、このID種別のコードを読めるか否かを判定する。
そして、第2順位のコードを読めた場合(ステップS8−4において「YES」の場合)、制御部15は、ステップS8−3と同様に、この第2順位のコードをIDとして特定する処理を実行する(ステップS8−5)。具体的には、この第2順位のコードと、このコードの読取位置とを関連付けて仮記憶する。
一方、第2順位のコードを読めなかった場合(ステップS8−4において「NO」の場合)、制御部15は、第3順位コードが読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS8−6)。具体的には、制御部15は、優先順位記憶部において、第3優先順位として記憶されたID種別を特定し、画像上において、このID種別のコードを読めるか否かを判定する。
そして、第3順位のコードを読めた場合(ステップS8−6において「YES」の場合)、制御部15は、ステップS8−3と同様に、この第3順位のコードをIDとして特定する処理を実行する(ステップS8−7)。具体的には、この第3順位のコードと、このコードの読取位置とを関連付けて仮記憶する。
一方、第3順位のコードを読めなかった場合(ステップS8−6において「NO」の場合)、制御部15は、第4順位コードが読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS8−8)。具体的には、制御部15は、優先順位記憶部において、第4優先順位として記憶されたID種別を特定し、画像上において、このID種別のコードを読めるか否かを判定する。
そして、第4順位のコードを読めた場合(ステップS8−8において「YES」の場合)、制御部15は、ステップS8−3と同様に、この第4順位のコードをIDとして特定する処理を実行する(ステップS8−9)。具体的には、この第4順位のコードと、このコードの読取位置とを関連付けて仮記憶する。
一方、第4順位のコードを読めなかった場合(ステップS8−8において「NO」の場合)、制御部15は、ステップS3−9と同様に、画像をコード化してIDとして特定する処理を実行する(ステップS8−10)。
これにより、区分機10のコードの読取特性や取扱う配送物の種類等の状況に応じて、読み取り易いコード(英数文字)の優先順位を変更することができる。
また、IDとして特定する順位を時期によって変更してもよい。例えば、年賀状の受付開始から年始までは、くじ番号を第1順位にしてもよい。この場合、期間に関連付けて、優先順位とID種別とを、優先順位記憶部に記憶する。そして、区分機10の制御部15は、現在日に応じた期間におけるID種別の優先順位を特定する。これにより、年賀はがきが多くなる場合には、効率よく配送物を区分することができる。
また、複数枚のサンプルを用いて、サンプルにおいて読み取りやすいIDを特定して優先順位を決めてもよい。
また、上記実施形態のID化処理(ステップS2−3)において、1つのIDを特定して記録したが、複数のIDを特定して記録してもよい。例えば、宛先レコード160を、読取位置に関連付けたIDを複数記憶可能な構成とする。
図11を用いて、このID化処理を説明する。具体的には、区分機10の制御部15は、ステップS3−1と同様に、IDBCを読めたか否かの判定処理を実行し(ステップS9−1)、IDBCを読めた場合(ステップS9−1において「YES」の場合)には、IDBCの登録処理を実行する(ステップS9−2)。具体的には、制御部15は、ステップS3−2と同様に、このIDBCと、これの読取位置とを関連付けて仮記録する。一方、IDBCを読めなかった場合(ステップS9−1において「NO」の場合)には、制御部15は、ステップS9−2をスキップする。
次に、制御部15は、ステップS3−3と同様に、くじ番号を読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS9−3)。ここで、くじ番号を読めた場合(ステップS9−3において「YES」の場合)、制御部15は、くじ番号の登録処理を実行する(ステップS9−4)。具体的には、制御部15は、ステップS3−4と同様に、このくじ番号と、これの読取位置とを関連付けて仮記録する。一方、くじ番号を読めなかった場合(ステップS9−3において「NO」の場合)には、制御部15は、ステップS9−4をスキップする。
次に、制御部15は、ステップS3−5と同様に、追跡コードを読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS9−5)。ここで、追跡コードを読めた場合(ステップS9−5において「YES」の場合)、制御部15は、追跡コードの登録処理を実行する(ステップS9−6)。具体的には、制御部15は、ステップS3−6と同様に、この追跡コードと、これの読取位置とを関連付けて仮記録する。一方、追跡コードを読めなかった場合(ステップS9−5において「NO」の場合)には、制御部15は、ステップS9−6をスキップする。
次に、制御部15は、ステップS3−7と同様に、顧客コードを読めたか否かの判定処理を実行する(ステップS9−7)。ここで、顧客コードを読めた場合(ステップS9−7において「YES」の場合)、制御部15は、顧客コードの登録処理を実行する(ステップS9−8)。具体的には、制御部15は、ステップS3−8と同様に、この顧客コードと、これの読取位置とを関連付けて仮記録する。一方、顧客コードを読めなかった場合(ステップS9−7において「NO」の場合)には、制御部15は、ステップS9−8をスキップする。
次に、制御部15は、ステップS3−9と同様に、画像をコード化してIDとして特定する処理を実行する(ステップS9−9)。
そして、図4に示すように、ID、読取位置情報に関連付けて宛先情報の記録処理(ステップS2−5)において、制御部15は、仮記憶したIDと、これの読取位置とを関連付けた宛先レコード160を生成し、宛先情報記憶部16に記録する。
その後、図7に示す2パス処理において、区分機10の制御部15は、ID検索処理(ステップS7−3)を省略し、IDの登録があるか否かの判定処理を実行する(ステップS7−4)。この判定処理において、制御部15は、住所以外で特定した英数字列又はデコードした英数字列と、宛先レコード160のIDとが一致するとともに、この英数字列の読取位置が、宛先レコード160の読取位置とが許容範囲になるレコードを、宛先情報記憶部16において検索する。該当する宛先レコード160を抽出した場合には、制御部15は、IDが登録されていると判定し(ステップS7−4において「YES」)、ID、読出位置情報に関連付けられた宛先情報の読み出し処理を実行する(ステップS7−5)。
これにより、複数のIDを用いて配送物を特定することができるので、より確実に配送物を仕分けすることができる。
・ 上記実施形態においては、区分機10における区分処理の後にVCS20におけるVCS処理を実行するオフラインVCSの区分処理について説明した。これに代えて、区分機10における1パス処理と連動してVCS処理を実行するオンラインVCSの区分処理を実行してもよい。図12(a)に示すように、区分機10の制御部15は、宛先情報を記憶して区分を行なう1パス処理と、記憶した宛先情報を用いて区分を行なうn(n≧2)パス処理を実行する。
図12(b)を用いて、まず1パス処理について説明する。区分機10の制御部15は、導入される郵便物毎に、以下の処理を繰り返して実行する。
まず、区分機10の制御部15は、ステップS2−1〜S2−4と同様に、画像取得処理(ステップS11−1)、画像認識処理(ステップS11−2)、ID化処理(ステップS11−3)及び宛先を読んだか否かの判定処理(ステップS11−4)を実行する。
ここで、区分機10の制御部15は、宛先を読めなかったと判定した場合(ステップS11−4において「NO」の場合)、VCSにおける画像表示処理を実行する(ステップS11−5)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は特定したID及び読取位置に関連付けて、取得した宛先面の画像データをVCS20に送信する。VCS20の制御部21は、取得した画像データを表示部22に表示し、住所を入力することを促す。
次に、VCS20の制御部21は、入力部23を介して、宛先入力処理を実行する(ステップS11−6)。具体的には、制御部21は、住所が入力された場合、入力された住所を取得し、この住所を宛先情報として、特定したID及び読取位置とともに、区分機10の制御部15に送信する。制御部15は、VCS20からIDと読取位置と宛先情報とを受信する。一方、区分機10の制御部15は、宛先を読めたと判定した場合(ステップS11−4において「YES」の場合)、ステップS11−5,S11−6をスキップする。
次に、区分機10の制御部15は、ID、読取位置情報に関連付けて宛先情報の記録処理を実行する(ステップS11−7)。具体的には、制御部15の宛先処理手段150は、特定したID、読取位置及び宛先情報を含む宛先レコード160、又は受信したID、読取位置及び宛先情報を含む宛先レコード160を生成して、宛先情報記憶部16に記録する。
次に、区分機10の制御部15は、ステップS2−7と同様に、仕分け処理を実行する(ステップS11−8)。以上の処理を、郵便物毎に繰り返して実行する。
また、図13に示すように、区分機10は、nパス処理において上記2パス処理と同様な処理を実行する。具体的には、区分機10の制御部15は、ステップS7−1〜S7−3と同様に、画像取得処理(ステップS12−1)、画像認識処理(ステップS12−2)及びID検索処理(ステップS12−3)を実行する。
次に、区分機10の制御部15は、ステップS7−4と同様に、IDの登録があるか否かの判定処理を実行する(ステップS12−4)。
ここで、IDの登録がある場合(ステップS12−4において「YES」の場合)、区分機10の制御部15は、ステップS7−5、S7−6と同様に、ID、読出位置情報に関連付けられた宛先情報の読み出し処理(ステップS12−5)及び仕分け処理(ステップS12−6)を実行する。
一方、IDの登録がない場合(ステップS12−4において「NO」の場合)、区分機10の制御部15は、ステップS7−7と同様に、リジェクト処理を実行する(ステップS12−7)。
これにより、区分機10において宛先を自動で取得できた配送物の区分け処理と同時に、宛先を自動で取得できなかった配送物について、宛先情報の入力を行なうことができる。
・ 上記実施形態においては、宛先情報記憶部16を区分機10内に設けたが、区分機10とは別に宛先情報記憶部16を設け、複数の区分機10が、この宛先情報記憶部16とデータの送受信を行なえるようにしてもよい。具体的には、第1区分手段としての区分機10と、第2区分手段としての区分機とを別体とする。この場合には、配送物を受け付けた差出拠点の区分機10で、全国差立時に、上述した1パス処理と同様な処理を行なって、宛先レコード160を宛先情報記憶部16に記憶させるようにしてもよい。そして、配達拠点の区分機10において、1パス処理において、ID化処理〜宛先情報の記録処理(ステップSS2−3〜S2−5)を実行する代わりに、2パス処理と同様に、ID検索処理〜宛先情報の読み出し処理(ステップS7−4〜S7−5)を実行することにより区分することができる。
・ 上記実施形態では、郵便物区分システム100は、1パス処理(ステップS1−1)において画像認識処理(ステップS2−2)を実行した。その後、宛先を読まなかった場合(ステップS2−4において「NO」の場合)には、VCS処理(ステップS1−2)において、VCS20の制御部21が、画像認識処理を実行する(ステップS4−1)。この画像認識処理において、制御部21は、区分機10の画像認識処理における読取条件とは異なる条件で、画像認識処理を実行してもよい。これにより、1回の読取処理で宛先を読み取れなかったとしても、再度、異なる読取条件によって画像認識を行なうことができるので、宛先情報を取得できる可能性を高くすることができる。
・ 上記実施形態では、区分機10の制御部15は、ID化処理(ステップS2−3)において、IDBC、くじ番号、追跡コード及び顧客コードを読めない場合(ステップS3−7において「NO」の場合)、画像をコード化してIDとして特定する処理を実行する(ステップS3−9)。これに代えて、IDBC、くじ番号、追跡コード及び顧客コードを読めない場合(ステップS3−7において「NO」の場合)、従来と同様に、区分機10がIDBCを印字するようにしてもよい。
・ 上記実施形態では、窓付き封筒と判定した場合には、この枠内の領域(窓領域)を除いた画像データをコード化関数に代入して、コードを生成する。枠内と枠外を別個にコード化関数に代入し、それぞれを加算や乗算等の演算を行うことも可能である。これにより、内容物と窓の相対位置とが変化しても、同一の配送物を特定することができる。また、内容物と窓との相対位置が変化しない窓付き封筒と特定した場合には、窓付き封筒であっても、窓付き封筒でない郵便物と同様な処理によって区分けしてもよい。この場合には、ステップS3−9において窓付き封筒か否かの判定等の窓付き封筒対象処理を省略することができる。また、宛先処理手段150は、内容物と窓との相対位置が変化しない窓付き封筒の特定に応じて、窓付き封筒対象処理を実行するか否かを判定してもよい。この場合、内容物と窓との相対位置が変化しない窓付き封筒を、読取画像や指示の入力等によって判定する。例えば、内容物と窓との相対位置が変化しない窓付き封筒の画像パターンを予め登録しておき、読取画像において、このパターンを合致しない場合には窓付き封筒対象処理を実行する。また、区分機10に郵便物を投入する前に、作業者が窓付き封筒の種類に応じて、窓付き封筒対象処理の実行要否を入力してもよい。
・ 上記実施形態では、配送物として郵便物を区分した。区分する対象の配送物は郵便物に限定されず、区分システムによって区分できる配送物であればよい。
10…区分機、11…読取部、12…搬送部、15,21…制御部、16…宛先情報記憶部、17,25…住所情報記憶部、20…VCS、22…表示部、23…入力部、24…画像データ記憶部、100…郵便物区分システム、150…宛先処理手段、151…画像認識手段、152…搬送制御手段。

Claims (9)

  1. 配送物の表面を撮影して画像データを生成する読取部と、
    配送物を特定するための配送物識別子、読取位置及び宛先情報を関連付けて記憶する宛先情報記憶部と、
    配送物を区分する処理を実行する制御部とを備えた配送物区分システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記読取部から、配送物の表面を撮影した画像の画像データを取得し、
    前記画像データから予め定められたコードを読み取れる場合には、このコードを配送物識別子として読み取るとともに、この配送物識別子の読取位置を特定し、
    前記画像から配送物の宛先情報を読み取った場合には、前記配送物識別子、前記読取位置及び前記宛先情報を関連付けて前記宛先情報記憶部に記録するとともに、前記宛先情報を用いて第1の仕分け処理を実行する第1区分手段と、
    前記読取部から、前記配送物の表面を撮影した画像を再度、取得し、
    前記画像に含まれるコードを読み取り、このコードの読取位置に基づいて配送物識別子を特定し、前記配送物識別子に関連付けられた宛先情報を用いて第2の仕分け処理を実行する第2区分手段とを備えたことを特徴とする配送物区分システム。
  2. 前記制御部は、前記画像において、配送物に表示されたくじ番号を特定して、このくじ番号を配送物識別子として用いることを特徴とする請求項1に記載の配送物区分システム。
  3. 前記制御部は、前記画像に含まれるコードを読み取れない場合には、配送物の画像データから予め定められた構成のコードを生成し、このコードを配送物識別子として用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の配送物区分システム。
  4. 前記制御部は、
    前記画像に含まれるコードを読み取れない場合には、前記画像から配送物に窓領域があるか否かを判定し、
    窓領域があると判定した場合には、前記窓領域を除いた領域の画像データから予め定められた構成のコードを生成し、このコードを配送物識別子として用いることを特徴とする請求項3に記載の配送物区分システム。
  5. 前記制御部は、
    配送物識別子として用いる種別の優先順位を記憶しており、
    前記画像に含まれるコードが、第1優先順位の種別のコードか否かを判定し、この第1優先順位のコードであった場合には、これを配送物識別子として用い、前記第1優先順位の種別のコードを読み取れない場合には、第2優先順位の種別のコードか否かを判定し、第2優先順位の種別のコードであった場合には、これを配送物識別子として用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の配送物区分システム。
  6. 前記制御部は、
    前記画像データから予め定められたコードを複数、読み取った場合には、すべてのコードを宛先情報に関連付けて前記宛先情報記憶部に記憶し、
    前記宛先情報記憶部に記憶されたいずれかのコードを用いて第2の仕分け処理を実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の配送物区分システム。
  7. 前記制御部は、前記画像から配送物の宛先情報を読み取れない場合には、読取条件を変更して、再度、読取処理を行なうことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の配送物区分システム。
  8. 前記制御部は、前記画像から配送物の宛先情報を読み取れない場合には、前記画像データをオペレータ端末に転送し、前記オペレータ端末において入力された宛先情報を配送物識別子に関連付けて、前記宛先情報記憶部に記憶することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の配送物区分システム。
  9. 配送物の表面を撮影して画像データを生成する読取部と、
    配送物を特定するための配送物識別子、読取位置及び宛先情報を関連付けて記憶する宛先情報記憶部と、
    配送物を区分する処理を実行する制御部とを備えた配送物区分システムを用いた配送物区分方法において、
    前記制御部は、
    前記読取部から、配送物の表面を撮影した画像の画像データを取得し、
    前記画像データから予め定められたコードを読み取れる場合には、このコードを配送物識別子として読み取るとともに、この配送物識別子の読取位置を特定し、
    前記画像から配送物の宛先情報を読み取った場合には、前記配送物識別子、前記読取位置及び前記宛先情報を関連付けて前記宛先情報記憶部に記録するとともに、前記宛先情報を用いて第1の仕分け処理を実行する第1区分段階と、
    前記読取部から、前記配送物の表面を撮影した画像を再度、取得し、
    前記画像に含まれるコードを読み取り、このコードの読取位置に基づいて配送物識別子を特定し、前記配送物識別子に関連付けられた宛先情報を用いて第2の仕分け処理を実行する第2区分段階とを実行することを特徴とする配送物区分方法。
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