JP2014143665A - 撮影装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

撮影装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】柔軟に構図を定めることで、撮影を効率的に行うことが可能な撮影装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ユーザがディスプレイ117に対して指等でなぞることで描画した構図が表示された撮影用画面1000をディスプレイ117へ表示した後、ユーザは、当該撮影用画面1000に表示された構図1001、構図1002、及び構図1003に被写体を合わせて撮影ボタン123を押下することで撮影を行う。
【選択図】図9

Description

本発明は、撮影時に、構図やフォーカスの指定を行うタッチパネルを有した撮像装置に関する。
ユーザがカメラにて第3者に撮影を依頼する際、意図した通りの構図で撮影して欲しい場合がある。この際、基準となる構図を予めカメラ内部に記憶しておき、この構図と、リアルタイムに出力されている現在の被写体の映像と、を共に、EVF等に冗長表示させておき、表示画面を参照しながら構図を決定することが可能な技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−294025号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、過去に撮影して得られた画像から生成した構図との比較である為、一度撮影した後でなければ、構図の指定を行うことが難しい。
従って、所望する構図がカメラ内部に存在せず、その場で直ぐに撮影を行いたい場合等、一度、所望の構図を生成するために撮影を行い、その後、第三者へカメラを渡して撮影を依頼する等の手間が生じ得る。
そこで、本発明は、柔軟に構図を定めることで、撮影を効率的に行うことが可能な撮影装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明は、タッチパネルを備えた撮影装置であって、前記タッチパネルに対して描かれた構図を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した構図を表示部へ表示した状態で、被写体の撮影を行う撮影手段と、を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するための第2の発明は、タッチパネルを備えた撮影装置の制御方法であって、前記撮影装置は、前記タッチパネルに対して描かれた構図を取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得した構図を表示部へ表示した状態で、被写体の撮影を行う撮影ステップと、を実行することを特徴とする。
上記課題を解決するための第3の発明は、タッチパネルを備えた撮影装置において読取実行可能なプログラムであって、前記撮影装置を、前記タッチパネルに対して描かれた構図を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した構図を表示部へ表示した状態で、被写体の撮影を行う撮影手段と、して機能させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影装置に備えたタッチパネルに触れて描いた構図を用いて撮影を行うことができるので、柔軟に構図を定めることで、撮影を効率的に行うことが可能となる、という効果を奏する。
本発明の実施形態に係る撮像装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明における構図描画撮影時の基本的な処理手順を示すフローチャートである。 本発明における構図描画時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明における構図を用いた撮影時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明におけるフォーカス選択時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る撮影装置で実行する処理で利用するデータを記憶するためのテーブルの構成を示す構成図である。 本発明におけるメニュー画面の構成を示す構成図である。 本発明における構図描画指示用画面の構成を示す構成図である。 本発明における構図描画用画面の構成を示す構成図である。 本発明における構図描画終了確認用画面の構成を示す構成図である。 本発明におけるフォーカス選択要求用画面の構成を示す構成図である。 本発明におけるフォーカス選択用画面の構成を示す構成図である。 本発明におけるフォーカス選択終了確認用画面の構成を示す構成図である。 本発明における撮影用画面の構成を示す構成図である。 本発明における画像合成を説明するための説明図である。 本発明における構図生成方法選択画面の構成を示す構成図である。 本発明における構図情報選択画面の構成を示す構成図である。 本発明におけるフォーカス方法選択画面の構成を示す構成図である。 本発明におけるフォーカス選択後の画面の構成を示す構成図である。 本発明におけるフォーカス選択後の撮影時の画面の構成を示す構成図である。 本発明における撮影時に被写体を枠に合わす場合の画面の構成を示す構成図である。 本発明における構図描画後の構図の属性を選択する画面の構成を示す構成図である。 本発明における動く被写体を撮影する場合の画面の構成を示す構成図である。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、図1を参照して、本発明を実施する撮影装置100のハードウェア構成について説明する。
撮影装置100は、いわゆるデジタルカメラから成り、撮影用のレンズ101、撮像素子(以下、「CCD」と称する)102、カメラ信号処理部(以下、「ADC」と称する)103、画像処理部104、システムコントローラ110、バッファメモリ111、フラッシュROM112、インターフェース回路(以下、「I/F回路」と称する)113、カードホルダ114、メモリカード115、ディスプレイドライバ116、および操作部120を備える。
レンズ101は、レンズ等であり、対物レンズ、ズームレンズ、およびフォーカスレンズなどで構成される。ズームレンズおよびフォーカスレンズについては、不図示の駆動機構により光軸方向へ駆動される。撮像素子102は、レンズ101から入射した撮像光を結像し、電気信号(アナログ信号)に変換して出力するCCDイメージセンサで構成される。
カメラ信号処理部(ADC)103は、撮像素子102から受けた電気信号にデジタル変換やホワイトバランス調整などの信号処理を行なって、デジタル信号に変換する機能を有する。システムコントローラ110は、画像処理部104、バッファメモリ111、フラッシュROM112、I/F回路113、ディスプレイドライバ116、サウンドドライバ118、LEDドライバ128、および操作部120に接続されている
画像処理部104は、前処理部105、YC処理部106、電子ズーム処理部107、圧縮部108、および伸長部109を備え、カメラ信号処理部103から出力されるデジタル信号から画像データを生成し、各種画像処理を行う機能を有する。
前処理部105は、入力される画像データに基づく画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス処理や画像のガンマ補正処理を行う機能を有する。ホワイトバランス処理は、画像の色合いを、実物の色合いに近くなるように調整したり、光源(蛍光灯や太陽光など)に合った適正な色に調整したりする処理である。ガンマ補正処理は、画像のコントラストを調整する処理である。なお、前処理部105は、ホワイトバランス処理およびガンマ補正処理以外の画像処理を実行することも可能である。
YC処理部106は、入力される画像データに基づく画像を、輝度情報「Y」と、輝度信号と青色の色差情報「Cb」と、輝度信号と赤色の色差情報「Cr」とに分離する機能を有する。電子ズーム処理部107は、画像の一部(例えば中央部)を所定の大きさでトリミングし、トリミングした画像を信号処理で元画像の大きさに拡大する機能を有する。
電子ズーム処理部107は、例えば、撮影された1600×1200ドットの画像から中央の1024×768ドットの画像を切り出し、データ補間を行いながら1600×1200ドットのサイズに拡大することができる。
圧縮部108は、画像データをJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式などの圧縮形式によって圧縮する機能を有する。伸長部109は、圧縮されている画像データを伸長する機能を有する。例えば、画像データをJPEG方式で圧縮する場合、まず、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理が行われる(DCT処理)。次に、画像の階調やグラデーションを表現する段階を数値(量子化ビット数)で表現する量子化処理が行われる。最後に、ハフマン符号化処理で画像データが圧縮される。
具体的には、画像データの信号文字列が一定のビット毎に区切られ、出現頻度が高い文字列に対してより短い符号が与えてられてゆく。なお、圧縮処理を行わないで画像データを記録する方式の場合は、圧縮部108および伸長部109を省略することができる。また、画像データの圧縮形式は、JPEG方式に限らず、GIF(Graphical Interchange Format)形式などであっても、同様に処理を行うことができる。
バッファメモリ111には、画像処理部104で画像処理が行われる際に、一時的に画像データが保存される。フラッシュROM112には、撮影装置100の各種設定情報や、後述する指定された構図情報等が保存される。I/F回路113は、システムコントローラ110から出力される画像データを、メモリカード115に記録可能なデータ形式に変換する。また、I/F回路113は、メモリカード115から読み出された画像データ等を、システムコントローラ110で処理可能なデータ形式に変換する。
カードホルダ114は、記録媒体であるメモリカード115を撮影装置100に着脱可能にする機構を備えると共に、メモリカード115との間でデータ通信が可能な電気接点を備える。また、カードホルダ114は、撮影装置100で利用される記録媒体の種類に応じた構造を有する。メモリカード115は、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子を内蔵し、カードホルダ114に着脱可能なカード型の記録媒体である。メモリカード115には、撮影装置100で撮影された画像データを記録することができる。
ディスプレイドライバ116は、システムコントローラ110から出力される画像データをディスプレイ117で表示可能な信号に変換する。具体的には、ディスプレイドライバ116は、システムコントローラ110から出力されるデジタルの画像データをアナログ画像信号に変換する処理を行い、次に画像サイズをディスプレイ117の表示可能エリアのサイズに適したサイズに変換する処理を行う。
サウンドドライバ118は、システムコントローラ110から出力される音声データをスピーカ219で鳴動可能な信号に変換する処理を行う。LED(Light Emitting Diode)ドライバ128は、システムコントローラ110から出力される命令に従いランプ129の制御を行う。
操作部120は、電源スイッチ121、モードダイヤル122、撮影ボタン123、カーソルキー124、ズームボタン125、および閲覧(再生)ボタン126を備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、操作内容に応じた信号をシステムコントローラ110に出力する。なお、操作部120には、図示の操作ボタン以外の操作ボタン類も含まれるが、それらの説明は省略する。
モードダイヤル(選択ボタン)122は、撮影動作のモードを切り替えるための回転可能なダイヤルである。ユーザはモードダイヤル122を操作することで、複数の撮影動作モードを選択することが可能である。なお、本発明の実施形態で、モードダイヤルは、ダイヤル式機構として記載をするが、例えば、ダイヤルではなくスライド式のボタンであってもよい。つまり、モードダイヤル122について、その機構はダイヤルに限定されず、カメラのモードを切り替えられるための機構を備えていることが本質である。
また、撮影動作モードの例として、構図を用いて撮影を行う場合、その構図の指示入力を受付けることが可能なモード等があるが、尚、このようなモードへの切替方法については、ダイヤルに限定されず、ディスプレイ117上のタッチパネル(不図示)などによる切替方法であってもよい。
閲覧ボタン126は、撮影した画像データを閲覧する閲覧モード(再生モード)に切り替えるためのボタンである。閲覧ボタン126が押下されると、撮影モードから閲覧モードに移行する。なお、閲覧モードへの切替方法については、前述のように、閲覧ボタン126の押下に限定されず、ディスプレイ117上のタッチパネル(不図示)などによる移行方法であってもよい。
閲覧モードでは、システムコントローラ110が、I/F回路113を介して、カードホルダ114に装着されているメモリカード115から設定情報と画像データを読み出す。設定情報は、現在装着されているメモリカード115に記録されている画像の枚数および記録されている画像データの容量などである。読み出される画像データは、例えば、画像1枚分の画像データまたはサムネイルデータである。なお、メモリカード115から読み出される画像データは、上述したように所定の圧縮形式で圧縮されている。
メモリカード115から読み出された画像データは、I/F回路113およびシステムコントローラ110を介して、ディスプレイドライバ116へ入力される。ディスプレイドライバ116は、入力された画像データをディスプレイ117に表示させる。
カーソルキー124は、ユーザが撮影装置100に対する所定の指示や機能選択を行うためのキーである。ユーザは、カーソルキー124により、撮影装置100に対する各種設定情報やユーザ認証情報などの操作入力を行うことができる。
また、カーソルキー124により、ディスプレイ117にメニュー画面や撮影装置100に対して各種設定情報を設定するための画面を表示したり、撮影装置100が有する所定の機能を選択することができる。
さらに、カーソルキー124により、撮影装置100で撮影された画像データをディスプレイ117上にプレビュー表示させることができる。プレビュー表示とは、撮影装置100で撮影した画像を、その直後にディスプレイ117に表示させる機能である。
なお、プレビュー表示については、ディスプレイ117上に撮影した画像を1枚のみ表示する構成に限定されず、サムネイル画像を含む複数の画像を表示するように構成してもよい。また、プレビュー表示の切り替えについては、カーソルキー124の押下に限らず、他のボタンの押下などの一般的な方法を利用して切り替えられる構成にしてもよい。また、プレビュー表示画面で、プレビュー表示画像の削除や編集などが行えるように構成してもよい。
レンズ制御部127は、レンズ101のレンズに対して、ズーム、フォーカス、絞り等の制御を行う。また、撮影装置100は、被写体を撮像して画像データを得る撮影モードと当該撮影モードで得た画像データを表示する閲覧(再生)モードとを備える。
なお、音声についてはマイクやスピーカを用いることで、撮影装置100と同様に記録、及び再生が可能である。また、映像(動画)記録時には、通常音声記録も同時に行われ、圧縮部108および伸長部109で、映像と音声が多重化される。
また、撮影装置100における撮影動作について図1を用いて説明する。まず、ユーザが電源スイッチ121を操作し、撮影装置100の電源をONにする。すると、撮影装置100に内蔵されているバッテリー(不図示)から各回路へ電源供給されて、撮影装置100の起動処理(レンズバリアを開く動作制御およびマイクロコンピューターのリセット処理など)が行われる。
撮影装置100は、電源OFF時に電源スイッチ121が押下されると電源ONとなり、自動的に撮影モードとなるように構成されている。また、電源OFF時に閲覧ボタンが押下されると電源ONとなり、自動的に閲覧モードとなるように構成されている。
撮影装置100が撮影モードに移行すると、光学画像がレンズ101を介して撮影装置100内へ入射し、撮像素子(CCD)102に結像される。CCD102は、入射される光学画像を電気信号に変換して、カメラ信号処理部(ADC)103へ出力する。ADC103は、入力される電気信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。ADC103から出力されるデジタル信号は画像処理部104に入力される。
画像処理部104内の前処理部105では、入力されるデジタル信号に基づき画像データを生成し、ホワイトバランス処理およびガンマ補正処理などが行われる。画像処理部104内のYC処理部106では、画像データが輝度信号Yと色差信号CrおよびCbとに分離され、色差信号CrおよびCbの情報量を減らす処理が行われる。
色差信号CrおよびCbの情報量の削減処理は、例えば、画像の主走査方向の色情報を間引く「4:2:2ダウンサンプリング処理」や、画像の縦横方向の色情報を間引く「4:1:1ダウンサンプリング処理」などがある。なお、前処理部105およびYC処理部106で画像処理を行う際は、画像データを一時的にバッファメモリ111に保存し、随時バッファメモリ111に保存されている画像データを読み出しながら画像処理が行われる。
画像処理部104から出力される画像データ(非圧縮)はシステムコントローラ110に入力される。システムコントローラ110は、画像処理部104から出力される画像データを、ディスプレイドライバ116へ出力する。
ディスプレイドライバ116は、入力される画像データ(デジタル信号)をアナログ画像信号に変換すると共に、アナログ画像信号に基づく画像のサイズをディスプレイ117で表示可能なサイズに調整する。
また、ディスプレイドライバ116は、ディスプレイ117に画像を表示させるよう制御する。このとき、ディスプレイ117に表示される画像は、CCD102、ADC103、および画像処理部104で、連続的に信号処理されて生成される画像(スルー画像)である。
ディスプレイ117にスルー画像が表示されている状態で、ユーザが希望のタイミングで撮影ボタン123を操作すると、システムコントローラ110は画像処理部104に制御信号を出力する。画像処理部104に制御信号が入力されると、圧縮部108は、前処理部105およびYC処理部106で画像処理された画像データをバッファメモリ111へ保存し、圧縮処理を行う。
具体的には、画像データの高周波成分と低周波成分の割合を数値化する離散コサイン変換処理(DCT処理)や、画像の階調やグラデーションを表現する段階を量子化ビット数で表現する量子化処理や、画像データの信号文字列を一定のビット毎に区切り、出現頻度が高い文字列に対して、より短い符号を与えてゆくハフマン符号化処理などが実行される。圧縮された画像データは、システムコントローラ110およびディスプレイドライバ116を介してディスプレイ117に表示される。また、圧縮された画像データは、カードホルダ114を介してメモリカード115に記録される。
撮影ボタン123が操作される前にズームボタン125が操作されると、システムコントローラ110は光学ズーム処理や電子ズーム処理を実行し、画像の大きさを拡大または縮小させることができる。そして、ズームボタン125の操作後、撮影ボタン123が操作されると、拡大または縮小された画像の画像データがメモリカード115へ記録される。
図2は、本発明における構図描画撮影時の基本的な処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、システムコントローラ110の制御の下、処理が実行される。
ステップS100では、ユーザが、電源スイッチ121が操作されてONになる、モードダイヤル122の操作、あるいは、ディスプレイ117に対して指等で触れることを検知して、図7に示すメニュー画面300をディスプレイ117へ表示する。
メニュー画面300は、構図を描画するモードを選択することが可能な画面であり、提供される機能を選択可能なように一覧表示する機能選択欄301、機能選択欄301において、構図の描画を行うモードを設定する際に選択される構図モード選択欄302、ユーザによって構図モード選択欄302が、カーソルキー124の操作、モードダイヤル122の操作、ディスプレイ117に対して指等で触れることを検知して選択されると(以後、ディスプレイ117に対して指で触れることで選択することを前提に記載するが、この方法に限られず、ユーザによるカーソルキー124の操作、モードダイヤル122の操作等によって選択することが可能である)、構図モード設定画面303が表示される。
構図モード設定画面303では、構図の描画を行うモードの選択を行う場合、ONを選択し、構図の描画を行うモードの選択を行わない場合、OFFを選択する。選択方法としては、前述と同様に、カーソルキー124の操作、モードダイヤル122の操作、ディスプレイ117に対して指等に触れることを検知して選択される。
ステップS101では、ユーザは、メニュー画面300の構図モード設定画面303のON、OFFの何れが選択されたかを検知することで、構図の描画を行うか否かを判定し、ONが選択されたことを検知した場合は、ステップS102へ処理を進め、OFFが選択されたことを検知した場合は、ステップS105へ処理を進める。
ステップS102では、図8に示す構図描画指示用画面400をディスプレイ117へ表示し、後述する構図描画処理を実施する。また、ユーザは構図の指定だけではなく、どの対象物にフォーカスをあてるかを複数指定することが出来る。構図描画時の処理の詳細に関しては、後述する。
構図描画指示用画面400は、ユーザに対して構図を描くことを促すための画面であり、その旨を示すメッセージ401を表示する。
ステップS103では、図14に示す撮影用画面1000をディスプレイ117へ表示し、写真を撮影する。ここでの撮影は、通常の撮影とは違い、フォーカスをあてた対象物の数分撮影を行う。撮影用画面1000及び構図撮影時の処理の詳細に関しては、後述する。
ステップS104では、図11に示すフォーカス選択要求用画面700をディスプレイ117へ表示する。ここでは、ステップS102においてフォーカス選択を行わなかった場合でも、撮影後にもフォーカスを合わせることが可能となり、撮影後の写真を見て満足しなかった場合でも再度フォーカス選択することで期待通りの写真にすることが可能となる。
フォーカス選択要求用画面700は、描画した構図に対してフォーカス設定を行う構図の選択を行うか否かを確認するための画面であり、その旨を示すメッセージ701を表示し、ユーザは、フォーカス設定を行う場合、はい702を選択し、フォーカス設定を行わない場合、いいえ703を選択する。
本ステップでは、はい702が選択された場合、ステップS105へ処理を進め、いいえ703を選択した場合、ステップS106へ処理を進める。
ステップS105では、図12に示すフォーカス選択用画面800をディスプレイ117へ表示する。撮影後にフォーカスを合わせたい場合は、ここでフォーカスを選択することが可能である。尚、フォーカス選択時の処理の詳細に関しては、後述する。
ステップS106では、構図毎に撮影した画像を合成する。フォーカスを合わせた複数枚の写真を合成し、指定した対象物にのみフォーカスがあたった写真を作成することができる。
ステップS107では、通常の写真を撮影する。構図指定を行っていないので、1枚のみ撮影を行う。
ステップS108では、撮影して得られた画像を保存する。構図描画を行った場合は、合成した画像を、構図描画を行っていない場合は、撮影したままの画像データを保存する。
図3は、本発明の実施形態における構図描画時の処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、システムコントローラ110の制御の下、処理が実行される。尚、図2に示すステップS102に示す処理に該当する。
ステップS200では、構図描画指示用画面400をディスプレイ117へ表示する。
ステップS201では、ユーザが、構図描画指示用画面400に対して触れることで、構図を描くための画面である図9に示す構図描画用画面500をディスプレイ117へ表示し、構図描画用画面500に対して指等でなぞることで描画された構図を受け付ける。
そして、ユーザの指等が離れたタイミングで、ステップS202では、図10に示す構図描画終了確認用画面600をディスプレイ117へ表示し、継続して描画を行うか否かをユーザに対して問い合わせる。
構図描画終了確認用画面600は、ユーザが、構図の描画を終えるか否かを選択するための画面であり、その旨を示すメッセージ601、ユーザが、構図の描画を終える際に選択するためのはい602、構図の描画を終えずに継続して描画を行う際に選択するためのいいえ603を備えている。
ステップS203では、構図の描画を終了するか否かを判定し、描画を終了すると判定した場合、ステップS204へ処理を進め、描画を終了すると判定しない場合、ステップS201へ処理を進めて、構図描画用画面500において、描画された構図を受付ける。
つまり、本ステップでは、はい602が選択されると、構図の描画が終了すると見做し、ステップS204へ処理を進め、いいえ603が選択されると、ステップS201へ処理を進める。
S204では、ステップS105と同様に、フォーカス選択時の処理を行うが、処理の詳細に関しては、後述する。
S205では、描画された構図情報をフラッシュROM112に備えられたテーブルへ保存する。この構図情報を記憶するテーブルの構成について、図6を用いて説明する。
図6の上段には、構図情報テーブルが示されており、この構図情報テーブルは、ユーザが描画した構図に関する情報を記憶するものである。
構図情報テーブルは、描画した構図を一意に示す構図画面名称201を備えており、この構図画面名称201には、構図の描画時に任意の一意の文字列で決定される名称が記憶される。また、構図情報テーブルは、ユーザが描画した構図の座標情報を記憶するための構図描画情報(座標)202を備えている。
また、構図情報テーブルは、描画した構図に対してフォーカス設定を行っているか否かを示す情報を記憶するためのフォーカス情報(ON/OFF)203を備えており、更に、描画した構図が複数存在する場合、何れの構図に対してフォーカス設定されたかを記憶するためのフォーカス対象情報204を備えている。このフォーカス対象情報204には、例えば、フォーカス設定された構図の座標情報が記憶される。
本ステップでは、構図情報テーブルの構図画面名称201及び構図描画情報(座標)202が記憶される。
図4は、構図を用いた撮影時の処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、システムコントローラ110の制御の下、処理が実行される。尚、図2に示すステップS103に示す処理に該当する。
ステップS300は、フォーカス選択された構図の個数分の写真の撮影を行うことを示しており、その個数分、ステップS301の処理を行う。この判定は、構図情報テーブルのフォーカス情報(ON/OFF)203がONであり、かつフォーカス対象情報204に記憶されたフォーカス設定された数の分だけ取得する。
尚、フォーカス設定されていない場合は、1枚だけ、撮影を行った後、ステップS302へ処理を進める。
ステップS301では、構図情報テーブルの構図描画情報(座標)202を用いて、描画した構図が表示された撮影用画面1000をディスプレイ117へ表示した後、撮影処理を行う。ユーザは、撮影用画面1000に表示された構図1001、構図1002、及び構図1003に被写体を合わせて撮影ボタン123を押下することで撮影を行う。
尚、構図情報テーブルのフォーカス対象情報204を用いて、フォーカス設定された構図をフォーカス設定された構図と識別表示しても良い。
そして、撮影ボタン123が押下されたことを検知すると、フォーカス対象情報204に記憶された情報に基づいて定めたフォーカス位置を用いて、撮影して得られた画像データを、一時的に、バッファメモリ111に保存しておき、ステップS302では、一時的に、バッファメモリ111に保存した画像データをフラッシュROM112に備えられたテーブルに保存する。この画像データを記憶するテーブルの構成について、図6を用いて説明する。
図6の下段には、画像情報テーブルが示されており、この画像情報テーブルは、フォーカス設定された構図に対して撮影して得られた画像データに関する情報を記憶するものである。
画像情報テーブルは、撮影して得られた画像データを一意に示す名称を示す画像名205を備えており、この画像名205には、撮影処理を行う際、任意の一意の文字列で決定される名称が記憶される。
また、画像情報テーブルは、構図情報テーブルのフォーカス対象情報204を用いて、対象となるフォーカス位置で撮影して得られた画像データを記憶するためのフォーカスされた画像206を備えられている。フォーカス対象が複数ある場合は、複数の画像データが記憶される。
本ステップでは、画像情報テーブルの画像名205及びフォーカスされた画像206に対して各データを記憶する。
図5は、フォーカス選択時の処理手順を示すフローチャートであり、本処理は、システムコントローラ110の制御の下、処理が実行される。尚、図2に示すステップS105、及び図3に示すステップS205の処理に該当する。
ステップS400では、フォーカス選択要求用画面700が既にディスプレイ117に表示されているか否かを判定し、表示されていると判定した場合、ステップS401へ処理を進め、表示されていると判定しない場合、ステップS402へ処理を進める。
ステップS402では、はい702が選択された場合、ステップS403へ処理を進め、いいえ703を選択した場合、ステップ処理を終了する。
ステップS403は、ユーザが、図12に示すフォーカス選択用画面800をディスプレイ117へ表示し、フォーカス選択用画面800に表示された各構図の選択を受付けることで、フォーカスの選択を受付ける。
フォーカス選択用画面800は、描いた構図を表示しておき、各構図を選択することが可能であり、選択した構図内に写された被写体に対してフォーカスを合わせて撮影することができる。
フォーカス選択用画面800には、描いた構図801、構図802、及び構図803が表示されており、ユーザは、フォーカスを合わせたい構図を選択する。そして、フォーカス情報(ON/OFF)203をONとして記憶し、選択した構図に関しての座標情報を構図情報テーブルのフォーカス対象情報204に記憶する。
尚、フォーカス設定に関しては、選択した構図内に存在するフォーカスエリアを選択可能とする構成でも良く、その場合、選択したフォーカスエリアに関する情報をフォーカス対象情報204に記憶するか、あるいは、選択した構図内に存在する最適なフォーカスエリアを特定して、特定したフォーカスエリアに関する情報をフォーカス対象情報204に記憶しても良い。
ステップS404では、フォーカス選択用画面800の1つの構図が選択されると、図13に示すフォーカス選択終了確認用画面900をディスプレイ117へ表示し、継続してフォーカスの選択を行うか否かをユーザに対して問い合わせる。
フォーカス選択終了確認用画面900は、ユーザが、フォーカスの選択を終えるか否かを選択するための画面であり、その旨を示すメッセージ901、ユーザが、フォーカスの選択を終える際に選択するためのはい902、フォーカスの選択を終えずに継続してフォーカスの選択を行う際に選択するためのいいえ903を備えている。
ステップS203では、フォーカスの選択を終了するか否かを判定し、フォーカスの選択を終了すると判定した場合、本処理を終了し、フォーカスの選択を終了すると判定しない場合、ステップS403へ処理を進める。
つまり、本ステップでは、はい902が選択されると、フォーカスの選択が終了すると見做し、本処理を終了し、いいえ903が選択されると、ステップS403へ処理を進める。
尚、ステップS106において、フォーカス設定された構図を用いて撮影を行った場合、撮影して得られた画像データを合成することを記載したが、その1例を、図15に示す。
図15の左上に示されるように最左端の人1100に対してフォーカス設定を行うと共に、左下に示されるように右の棟1102に対してフォーカス設定を行い、人1100と棟1102とに挟まれる人1101に対してはフォーカス設定を行わないとする。
その場合、本ステップに於いて、画像データを合成することにより、右に示される、人1100と棟1102とにフォーカスが合い、人1101には、フォーカスが合っていない画像データを得ることが可能となる。
[第2の実施形態]
本発明の第1の実施形態では、新規に構図を描画して、撮影を行ったが、第2の実施形態では、描画した構図を保存しておき、保存した構図から所望する構図を選択して用いることも可能な態様について説明する。尚、第1の実施形態と同様な構成、及びステップについては、同一の符号を用いて説明し、その内容についての説明は、省略する。
第2の実施形態では、図16に示す構図生成方法選択画面1200をディスプレイ117へ表示し、新規で構図を描画するのか、あるいは、既に描画して保存しておいた構図を選択して利用するのかを選択することが可能である。
構図生成方法選択画面1200は、新規に構図を描画する際に選択するための新規作成ボタン1202、既に描画して保存しておいた構図を選択する際に選択するための保存した構図を開くボタン1203を備えている。
構図生成方法選択画面1200は、ステップS101において、構図描画モードがONであると判定した後、ディスプレイ117へ表示される。
そして、新規作成ボタン1202が選択されると、前述したように、ステップS102への処理を進め、保存した構図を開くボタン1203が選択されると、構図情報テーブルに記憶した構図情報を取得する。
そして、図17に示す構図情報選択画面1300をディスプレイ117へ表示し、構図情報選択画面1300の構図情報を表示する領域を示す構図情報表示領域1301へ取得した構図情報を表示する。
ユーザは、この構図情報表示領域1301のなかから、所望する構図情報を選択すると、その構図情報を用いて、撮影用画面1000を生成してディスプレイ117へ表示し、ステップS103において、撮影処理を行う。
これによって、新規に構図を作成する手間と省くことが可能となり、柔軟に構図を定めることで、撮影を効率的に行うことが可能となる。
[第3の実施形態]
本発明の第1の実施形態では、描画した構図に対してフォーカス設定を行うことを説明したが、第3の実施形態では、各構図に対してフォーカス設定を行わずに、省力化を目的とするフォーカス設定が可能な態様について説明する。尚、第1及び第2の実施形態と同様な構成、及びステップについては、同一の符号を用いて説明し、その内容についての説明は、省略する。
第3の実施形態では、構図生成方法選択画面1200の設定ボタン1204が選択されると、図18に示すフォーカス方法選択画面1400をディスプレイ117へ表示し、フォーカス方法選択画面1400を用いて、フォーカス設定の省力化を図る。
フォーカス方法選択画面1400は、描画した全ての構図に対してフォーカスを設定する際に選択するための全フォーカス設定ボタン1401、1の構図に対してフォーカス設定を行うと、その近隣に存在する構図も一緒にフォーカス設定を行う際に選択するための近距離設定ボタン1402を備えている。
近距離設定ボタン1402を選択すると、ユーザは、一緒にフォーカス設定を行う構図間の距離を距離指定選択欄1403から選択する。
フォーカス方法選択画面1400は、全フォーカス設定ボタン1401が設定されている場合、ステップS403からステップS405のフォーカス設定を行う処理を省略し、一方、近距離設定ボタン1402を選択すると、ステップS403では、選択された構図に対して、構図間の距離が距離指定選択欄1403において選択した距離の範囲内である構図に対してもフォーカス設定を行う。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、ユーザがフォーカス設定されている構図がどれなのかが一目で理解できるように、フォーカス設定されている構図を識別表示することが可能な態様について説明する。尚、第1の実施形態から第3の実施形態と同様な構成、及びステップについては、同一の符号を用いて説明し、その内容についての説明は、省略する。
図19に示すフォーカス選択後画面1500は、フォーカス設定済み表記1501、ユーザが描いた構図1502を備えている。
ステップS403にてフォーカスする構図を選択すると、それ以降、フォーカス設定した構図は、フォーカス設定済み表記1501を表示し、さらに構図1502の枠線の色を変えて表示する。
尚、フォーカス設定がなされている構図は、構図情報テーブルのフォーカス情報203がONとなっているものであり、構図描画情報を用いて、フォーカス設定済み表記1501、構図1502の枠線の色を変えて表示する。
[第5の実施形態]
第5の実施形態では、フォーカス設定した枚数だけ撮影を行う際に、撮影中に、残り何枚撮影すると撮影完了となるかをユーザに対して識別表示する態様について説明するが、これは、フォーカス設定した構図全てに対して撮影を行ったか否かを、ユーザが認識し易くすることを目的とする。尚、第1の実施形態から第4の実施形態と同様な構成、及びステップについては、同一の符号を用いて説明し、その内容についての説明は、省略する。
図20に示すフォーカス選択構図撮影画面1600は、フォーカス設定された構図の数に対して、何枚撮影されたかを示す撮影枚数情報1601、ユーザが描いた構図1602を備えている。
ステップS301にて、撮影処理実施時、フォーカス選択構図撮影画面1600において、撮影枚数情報1601を画面上に表示する。
この表示を行うには、構図情報テーブルのフォーカス情報(ON/OFF)203がONのものの数を算出することで、フォーカス設定された構図の数を求め、撮影枚数情報1601の分母の数とする。初期の段階では、撮影が行われていないので、分子には、0が表示される。
そして、構図1602、つまりフォーカス設定された構図に収まった被写体を撮影すると、分子に表示された数値に1を加算して表示する。但し、同じ構図で複数回撮影した場合は、1を加算しないでそのままとする。
また、ユーザが描いた構図1602は、撮影がされると、枠線の色を変更し、その構図にフォーカスが設定された写真が撮影されたことをユーザに知らせる。全ての構図の枠線の色を変更したタイミングで、全ての構図に対して撮影がなされたことをユーザに知らせることが可能となる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態では、構図に被写体が収まっているか否かをユーザに対して識別表示する態様について説明する。尚、第1の実施形態から第5の実施形態と同様な構成、及びステップについては、同一の符号を用いて説明し、その内容についての説明は、省略する。
図21に示す構図撮影画面1700は、ユーザが描いた構図1702を備える。
ステップS301にて、撮影処理時、ユーザがシャッターを押す前に被写体を画面に映して構図に合っているかを判定する。構図に完全に入っていれば、被写体を構図に合わせる必要がない為、画面全体が見やすいように、構図の枠線を点線1702に変更する。
尚、判定方法の1例としては、構図内の背景の色を一時的に記憶しておき、被写体によってその色が塗りつぶされる割合を%で算出し、その値が、所定値以上に達した場合、構図に合っていると判定し、構図の枠線を点線1702に変更する。
[第7の実施形態]
第7の実施形態では、被写体が構図にどれくらい収まっているかの指標を画面上に表示させる態様について説明する。尚、第1の実施形態から第6の実施形態と同様な構成、及びステップについては、同一の符号を用いて説明し、その内容についての説明は、省略する。
図21に示す構図撮影画面1700は、被写体が構図にどの程度入っているかを表した収容率1701、1703と、ユーザが描いた構図1702を備える。
ステップS301にて、撮影処理時、ユーザがシャッターを押す前に被写体を画面に映して、構図1702にどの程度入っているかを収容率1701、1703で表す。被写体が構図に全て入っていれば、収容率を100%とする1701。構図に合っていなければ、対象が構図にどの程度入っているかを%で表示する1703。
この表示も第6の実施形態と同様に、収容率の算出方法の1例としては、構図内の背景の色を一時的に記憶しておき、被写体によってその色が塗りつぶされる割合を%で算出する方法があげられる。
尚、収容率が100%、あるいは所定値以上となったタイミングで、その構図に収まる被写体の撮影を行っても良い。
[第8の実施形態]
第8の実施形態では、属性を備えた構図を選択して撮影を行えるようにする態様について説明する。尚、第1の実施形態から第7の実施形態と同様な構成、及びステップについては、同一の符号を用いて説明し、その内容についての説明は、省略する。
図22に示す構図描画画面1800は、対象の構図の属性の設定ボタンを備える。
ステップS201にて構図の描画を行った後、構図毎に「人物」、「建物」、「風景」等のような属性を設定するボタン1801が表示される。ボタン1801に触れることで属性を設定すると、属性毎に設定された情報1802が構図に表示される。
また、属性を設定することで、属性の特徴を考慮した撮影を行うことができる。例えば、構図の一つが人物設定だった場合、被写体が人物設置された構図内に収まった瞬間に自動で撮影を行うことが可能な機能がある。
図23の上段に示す撮影画面1900は、動く被写体がまだ枠内に収まっていない場合の画面である。右から左へ被写体1902が移動しているが、まだ構図1903に収まっていない為、撮影されない。
一方、下段に示す撮影画面1904は、動く被写体が構図に全て収まった場合の画面である。被写体1907が構図1906内に収まり、被写体が人物であることを検知すると、自動で撮影される。
この別例として、予め撮影装置100に記憶した顔を認識するためのテンプレートや自身の顔情報を用いて被写体の顔とのマッチングを行う顔認識技術を適用した例があげられる。この別例の場合、属性設定された構図内で被写体の顔が収まった時、撮影を行い、構図に収まっていない時、撮影を行えないように制御することが可能である。あるいは、構図に収まったタイミングで、構図の枠線を構図に収まっていない構図の枠線とは異なるように識別表示(例えが、色別、点線等を用いて表示)しても良い。
また、属性に限らず、収容率が100%(収容率1905が100%)になったタイミングで、構図内の被写体が「人物」であるか否かを判定して、「人物」であると判定したタイミングで、撮影を行っても良い。
以上、本発明によれば、撮影装置に備えたタッチパネルに触れて描いた構図を用いて撮影を行うことができるので、柔軟に構図を定めることで、撮影を効率的に行うことが可能となる。
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法を撮影装置が実行可能(読取可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法を撮影装置が実行可能なプログラムが記憶されている。
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、撮影装置に供給し、その撮影装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、SDカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータで稼働しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、その撮影装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 撮影装置
101 レンズ
102 撮像素子
103 カメラ信号処理部
104 画像処理部
105 前処理部
106 YC処理部
107 電子ズーム処理部
108 圧縮部
109 伸長部
110 システムコントローラ
111 バッファメモリ
112 フラッシュメモリ
113 I/F回路
114 カードホルダ
115 メモリカード
116 ディスプレイドライバ
117 ディスプレイ
118 サウンドドライバ
119 スピーカ
120 操作部
121 電源スイッチ
122 モードダイヤル
123 撮影ボタン
124 カーソルキー
125 ズームボタン
126 閲覧ボタン
127 レンズ制御部
128 LEDドライバ
129 ランプ

Claims (5)

  1. タッチパネルを備えた撮影装置であって、
    前記タッチパネルに対して描かれた構図を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した構図を表示部へ表示した状態で、被写体の撮影を行う撮影手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記構図を選択することでフォーカスをあてる位置を定めるフォーカス選択手段を備え、
    前記撮影手段は、前記フォーカス選択手段によって選択された構図に対してフォーカスをあてて撮影を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記撮影手段は、前記選択手段によって選択されたフォーカスをあてて撮影して得られた各画像データを合成して新たな画像データを生成することを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. タッチパネルを備えた撮影装置の制御方法であって、
    前記撮影装置は、
    前記タッチパネルに対して描かれた構図を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得した構図を表示部へ表示した状態で、被写体の撮影を行う撮影ステップと、
    を実行することを特徴とする撮影装置の制御方法。
  5. タッチパネルを備えた撮影装置において読取実行可能なプログラムであって、
    前記撮影装置を、
    前記タッチパネルに対して描かれた構図を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した構図を表示部へ表示した状態で、被写体の撮影を行う撮影手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016127492A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 オリンパス株式会社 撮像装置、操作支援方法及び操作支援プログラム

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