JP2014143562A - 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法 - Google Patents

情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014143562A
JP2014143562A JP2013010636A JP2013010636A JP2014143562A JP 2014143562 A JP2014143562 A JP 2014143562A JP 2013010636 A JP2013010636 A JP 2013010636A JP 2013010636 A JP2013010636 A JP 2013010636A JP 2014143562 A JP2014143562 A JP 2014143562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
wireless terminal
wireless
terminal
wireless lan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013010636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5657038B2 (ja
Inventor
Naomi Otomo
直美 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2013010636A priority Critical patent/JP5657038B2/ja
Priority to US14/152,435 priority patent/US20140204925A1/en
Publication of JP2014143562A publication Critical patent/JP2014143562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5657038B2 publication Critical patent/JP5657038B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W68/00User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like
    • H04W68/12Inter-network notification
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W68/00User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like
    • H04W68/04User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like multi-step notification using statistical or historical mobility data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/10Small scale networks; Flat hierarchical networks
    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】無線LAN通信手段から無線端末への情報提供を促進することができる情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る情報提供システムは、無線LAN通信手段と、無線LAN通信手段に対応する通知用情報を記憶する通知用情報記憶手段と、無線端末の位置を示す位置情報を取得する端末位置取得手段と、無線LAN通信手段の通信エリア内に位置し、かつ無線LAN通信手段と通信していない無線端末に対して無線WAN基地局から通知用情報を通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1B

Description

本発明は、情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)通信が急速に普及している。駅、空港、店舗等の様々な場所には無線LANアクセスポイントが設置され、また、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、ポータブルゲーム機等の様々なモバイル機器には無線LAN通信機能が標準搭載されるようになってきた。かかる無線LAN通信はさらに普及することが予測され、無線端末であるモバイル機器のユーザは、さらに様々な場所で高速なインターネットへ接続環境を利用することが可能となると予測される。
このような通信環境において、例えば、展示エリア毎に無線LAN機器が設置され、無線端末からの要求に応じて展示エリアに対応する展示情報を無線LAN機器から無線端末へ送信する展示情報配信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−39598号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、無線LAN機器が無線端末との間で無線LAN通信を行っていることが前提であり、無線端末において無線LAN機能がOFF状態である場合には、無線LAN機器から無線端末への情報提供を行うことができない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、無線LAN通信手段から無線端末への情報提供を促進することができる情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法を提供することを目的とする。
本願に係る情報提供システムは、無線LAN通信手段と、前記無線LAN通信手段に対応する通知用情報を記憶する通知用情報記憶手段と、無線端末の位置を示す位置情報を取得する端末位置取得手段と、前記無線LAN通信手段の通信エリア内に位置し、かつ前記無線LAN通信手段と通信していない無線端末に対して無線WAN基地局から前記通知用情報を通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
本願に係る情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法は、無線LAN通信手段から無線端末への情報提供を促進することができるという効果を奏する。
図1Aは、実施形態に係る情報提供システムの構成を示す図である。 図1Bは、図1Aに示す情報提供システムが行う情報提供処理の説明図である。 図2は、第1の実施形態に係る情報提供システムの具体的構成例を示す図である。 図3Aは、無線LANアクセスポイントと無線端末との間のセッション確立のシーケンスを示す図(その1)である。 図3Bは、無線LANアクセスポイントと無線端末との間のセッション確立のシーケンスを示す図(その2)である。 図4は、場所情報DBに記憶されるAP端末情報テーブルの一例を示す図である。 図5は、場所情報DBに記憶される端末位置情報テーブルの一例を示す図である。 図6は、場所情報DBに記憶されるAP場所情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、ユーザ情報DBに記憶されるユーザ情報テーブルの一例である。 図8は、情報提供装置から提供される情報を無線端末の表示部で表示した画面例を示す図である。 図9は、無線LANアクセスポイントにおける情報処理のフローチャートである。 図10は、情報提供装置における情報処理のフローチャートである。 図11は、図10に示す第1の通知処理のフローチャートである。 図12は、図10に示す第2の通知処理のフローチャートである。
以下に、本願に係る情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法が限定されるものではない。
〔1.情報提供システム〕
まず、実施形態に係る情報提供システムの構成について説明する。図1Aは、実施形態に係る情報提供システムの構成を示す図である。
図1Aに示すように、実施形態に係る情報提供システムは、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントと、情報提供装置とを備える。情報提供装置は、通信ネットワークを介して無線LANアクセスポイントと通信可能であり、さらに、無線LANアクセスポイントや携帯電話通信網を介して携帯電話機である無線端末と通信可能である。通信ネットワークは、例えば、インターネットなどのIP(Internet Protocol)ネットワークである。
WAN(Wide Area Network)である携帯電話通信網は、図示しないゲートウェイサーバを介して通信ネットワークに接続される。無線端末は、携帯電話通信網の携帯電話基地局(無線WAN基地局の一例に相当)を経由して通信ネットワークに接続されたサーバ(例えば、ウェブサイト)へのアクセスが可能である。また、無線端末は、無線LAN通信機能を搭載した携帯電話機であり、無線LANアクセスポイントの通信エリア内では、無線LANアクセスポイント経由でもサーバへのアクセスが可能である。
また、無線端末は、GPS(Global Positioning System)ユニットを有しており、かかるGPSユニットによってGPS衛星から信号を受信する毎に、受信した信号に基づいて現在位置を算出する。現在位置は、例えば、緯度・経度で示される位置である。
無線LANアクセスポイントは、無線LAN通信部を備えており、かかる無線LAN通信部によって、無線端末と相互に無線通信可能である。無線LANアクセスポイントは、例えば、小売店、飲食店、美容院・理容院、病院、ホテル、映画館、複合レジャー施設などの他、駅、商店街、コンサートやスポーツなどが行われるイベント会場などの商業空間を通信エリアとする。
情報提供装置は、通知用情報を記憶するデータベース(以下、DBと記載する)を備えており、かかるDBに記憶された通知用情報のうち、無線端末が存在する無線LANアクセスポイントに対応する通知用情報を選択してDBから取得して、無線端末へ送信する。通知用情報の送信対象となる無線端末は、無線LAN通信機能をOFFにしている無線端末であり、通知用情報は、携帯電話基地局経由で無線端末に通知される。
通知用情報は、無線端末のユーザに無線端末の無線LAN通信機能をONにするように促す情報であり、例えば、無線端末において無線LAN通信機能をONにすれば無線LANアクセスポイントから詳細情報が無線端末へ通知される旨を知らせる情報である。これにより、無線端末のユーザに対して無線端末の無線LAN通信機能をONにさせる動機付けを与えることができる。
なお、通知用情報は、例えば、無線LANアクセスポイントの設置場所に対応する情報であり、例えば、無線LANアクセスポイントの設置場所が飲食店である場合、無線端末のユーザは、無線端末の無線LAN通信機能をONにすることで飲食店に関する情報を取得することができる。
〔2.情報提供方法〕
次に、情報提供システムによる情報提供方法の一例について説明する。図1Bは、実施形態に係る情報提供方法の説明図である。
図1Bに示すように、無線端末の制御部は、GPSユニットにより取得した現在位置を含む情報(以下、端末位置情報と記載する)を携帯電話基地局に対して所定周期で送信する(ステップS1)。携帯電話基地局は、無線端末からの端末位置情報を情報提供装置へ転送する(ステップS2)。
情報提供装置は、携帯電話基地局経由で無線端末から送信される端末位置情報をデータベース(以下、DBと記載する)に記憶する。これにより、情報提供装置には、端末位置情報がDBに所定周期で記憶される。
情報提供装置は、DBに記憶した端末位置情報に基づき、無線LANアクセスポイントの通信エリア内に位置する無線端末が存在するか否かを判定する(ステップS3)。情報提供装置は、無線LANアクセスポイントの通信エリア内に無線端末が存在すると判定すると、かかる無線端末が無線LANアクセスポイントと通信しているか否かを判定する(ステップS4)。
そして、情報提供装置は、無線LANアクセスポイントの通信エリア内に存在する無線端末が無線LANアクセスポイントと通信していないと判定すると、かかる無線端末を宛先として通知用情報を携帯電話基地局へ送信する(ステップS5)。携帯電話基地局は、情報提供装置から無線端末宛の通知用情報を受信すると、かかる通知用情報を無線端末へ転送する(ステップS6)。
通知用情報を受信した無線端末の制御部は、通知用情報を無線端末の表示部に表示する(ステップS7)。その後、無線端末のユーザが、無線端末の操作部を操作することによって、無線端末の無線LAN通信機能をONにすると(ステップS8)、無線端末の無線LAN通信部から無線LANアクセスポイントに対して無線信号が送信される(ステップS9)。
無線LANアクセスポイントは、無線端末から送信される無線信号を受信すると、無線端末と無線信号の送受信を行って無線端末との間のセッションを確立し、無線端末と通信状態になる。これにより、無線端末が無線LANアクセスポイント経由で情報提供装置と通信可能な状態になる。無線LANアクセスポイントは、無線端末が情報提供装置と通信可能な状態になると、かかる無線端末の情報を含む接続通知を情報提供装置に対して送信する(ステップS10)。
情報提供装置は、無線LANアクセスポイントから接続通知を受け付けると、かかる無線LANアクセスポイントの設置場所に関する情報(以下、場所情報と記載する場合がある)をDBから読み出す(ステップS11)。そして、情報提供装置は、DBから読み出した場所情報を、無線端末宛の情報として無線LANアクセスポイントへ送信する(ステップS12)。無線LANアクセスポイントは、受信した場所情報を無線端末へ転送する(ステップS13)。無線端末の制御部は、場所情報を無線端末の表示部に表示する(ステップS14)。
このように、実施形態に係る情報提供システムによる情報提供方法では、無線端末において無線LAN機能がOFF状態である場合であっても、通知用情報を無線端末へ通知することができる。これにより、無線端末のユーザに対して無線端末の無線LAN通信機能をONにさせる動機付けを与え、無線LANアクセスポイントから無線端末への情報提供を促進することができる。
〔3.情報提供システムの具体的構成〕
図2を用いて、実施形態に係る情報提供システムの具体的構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供システムの具体的構成例を示す図である。
図2に例示するように、情報提供システム1は、複数の無線LANアクセスポイント21〜2nと、情報提供装置3とを備え、無線端末41〜4nに対して各種の情報を提供する。無線端末41〜4nは、スマートフォンなどのように、無線LAN通信機能を備えた携帯電話機であり、各ユーザに所有される。なお、無線端末41〜4nを区別する必要がない場合には、これらを総称して「無線端末4」と表記する。
無線LANアクセスポイント21〜2nおよび情報提供装置3は、例えば、情報提供サービス業者によって管理される。なお、無線LANアクセスポイント21〜2nを区別する必要がない場合には、これらを総称して「無線LANアクセスポイント2」と表記する。
無線LANアクセスポイント2は、通信ネットワーク5を介して情報提供装置3に接続されており、情報提供装置3は、通信ネットワーク5を介して無線LANアクセスポイント2から無線端末4へ各種の情報を提供することができる。本実施形態では、通信ネットワーク5をインターネットとして説明するが、通信ネットワーク5はインターネットに限定されるものではなく、例えば、情報提供サービス業者専用に設けられるネットワークであってもよい。
また、携帯電話通信網6は、ゲートウェイサーバ8、9を介して通信ネットワーク5に接続されており、情報提供装置3は、通信ネットワーク5を介して携帯電話通信網6に接続された携帯電話基地局7〜7から無線端末4に情報を送信させることもできる。なお、携帯電話基地局7〜7を区別する必要がない場合には、これらを総称して「携帯電話基地局7」と表記する。
ここでは、無線WAN基地局が接続される通信網として携帯電話通信網6を一例に挙げて説明したが、無線WAN基地局が接続される通信網は携帯電話通信網6に限られない。例えば、無線WAN基地局が接続される通信網はデータ通信専用網であってもよい。この場合、無線WAN基地局はデータ通信専用網の無線基地局であり、かかる無線基地局から無線端末4に情報が送信される。
無線端末4は、GPSユニットを有しており、かかるGPSユニットによってGPS衛星から信号を受信する毎に、受信した信号に基づいて現在位置を算出し、携帯電話基地局経由で情報提供装置3に対して所定周期で現在位置の情報を含む端末位置情報を送信する。
また、無線端末4は、通知用情報を表示部に表示する機能を有しており、通信ネットワーク5を介して情報提供システム1から提供される通知用情報を取得して表示する。なお、通知用情報を表示する機能は、例えば、無線端末4のOS(Operating System)やアプリケーションが有する機能である。
さらに、無線端末4は、ブラウザを搭載しており、情報提供システム1や図示しないサイトから提供されるページの情報を表示する。例えば、通信ネットワーク5がインターネットである場合、情報提供システム1から提供されるページは、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語で規定されるウェブページである。
以下、無線LANアクセスポイント2、情報提供装置3の順にそれぞれの具体的構成を説明する。
〔4.無線LANアクセスポイント2の構成〕
まず、無線LANアクセスポイント2の構成について具体的に説明する。図2に示すように、無線LANアクセスポイント2は、無線LAN通信部20と、通信部21と、制御部22とを有する。
無線LAN通信部20は、無線LANアクセスポイント2の設置対象となる場所を含む領域がその通信エリアとなるように設置される。かかる無線LAN通信部20は、無線LAN通信を行う通信インタフェースであり、無線LAN通信機能を搭載した無線端末4との間で無線信号により情報の送受信を行う。なお、無線LANとして、例えば、IEEE802.11によって規定される無線LANなどがあるが、かかる規格の無線LANに限定されるものではない。
通信部21は、通信ネットワーク5に接続され、通信ネットワーク5を介して通信ネットワーク側装置との間で情報の送受信を行う。かかる通信部21は、通信ネットワーク5との接続を有線または無線で行う。通信ネットワーク側装置は、例えば、情報提供装置3やウェブサーバ(図示せず)である。
制御部22は、情報中継処理を行う中継部25と、無線端末4の検出処理を行う検出部26とを備えており、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部22の内部構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
中継部25は、例えば、無線端末4から無線LAN通信部20を介して取得した情報を通信部21から通信ネットワーク側装置へ送信し、また、通信ネットワーク側装置から通信部21を介して取得した情報を無線LAN通信部20から無線端末4へ送信する。
検出部26は、無線端末4から送信される無線パケットを無線LAN通信部20を介して取得することで、無線端末4の存在を検出する。図3Aおよび図3Bは、無線LANアクセスポイント2と無線端末4との間のセッション確立のシーケンスを示す図である。
図3Aに示す例では、無線端末4から周期的にプローブ要求と呼ばれる無線パケットがブロードキャストなどによって送信されており、検出部26は、かかる無線パケットを無線LAN通信部20経由で取得することで、無線端末4の存在を検出する。
プローブ要求にはBSSID(Basic Service Set Identifier)が含まれており、検出部26は、無線LAN通信部20のBSSIDと一致する場合に、プローブ応答を無線端末4へ送信する。プローブ応答を受信した無線端末4は、自動通信の設定がされている場合、通信中状態へ移行する。
通信中状態への移行は、図3Aに示すように、アソシエーション要求とアソシエーション応答によりセッションを確立することによって行われ、その後、無線端末4と無線LAN通信部20との間で、データフレームやコントロールフレームの送受信が行われて通信中状態になる。
また、検出部26は、周期的に無線パケットが送信されない無線端末4に対して、例えば、図3Bに示すように、ビーコンと呼ばれる無線パケットを無線LAN通信部20を介してブロードキャストし、かかるビーコンに対するアソシエーション要求を受信することで、無線端末4の存在を検出する。アソシエーション要求を受信した検出部26は、アソシエーション応答を無線端末4へ送信することによってセッションを確立し、無線端末4と無線LAN通信部20との間を通信中状態にする。
検出部26は、通信中状態へ移行すると、その後、通信中状態が解除されるまで繰り返し無線パケットを受信しており、無線端末4の存在を検出している状態である。なお、無線端末4から切断要求があった場合や、無線端末4と無線LAN通信部20との間で無線パケットを送受信できなくなった場合に、通信中状態が解除される。
検出部26は、例えば無線端末4を検出したと判定すると、無線端末4の端末情報を含む検出情報を通信部21から情報提供装置3へ送信する。具体的には、検出部26は、無線端末4から送信される無線パケットに含まれる端末IDを抽出し、さらに電波強度を検出する。
端末IDは、例えば、無線端末4の無線LAN通信部のMACアドレスであり、無線パケットに付加されて無線端末4から送信される。電波強度は、無線LANアクセスポイント2で受信される無線信号の電波強度である。なお、電波強度は、無線端末4において取得された電波受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)であってもよい。この場合、電波強度の情報を含む無線信号が無線端末4から無線LANアクセスポイント2へ送信される。
検出部26は、無線端末4の端末IDおよび電波強度の情報に加え、AP−IDおよび通信中状態であるか否かの情報を検出情報として、情報提供装置3へ送信する。AP−IDとしては、例えば、通信部21に割り当てられる通信ネットワーク5のネットワークアドレス(例えば、IPアドレス)を用いることができる。
〔5.情報提供装置3の構成〕
次に、実施形態に係る情報提供装置3の具体的構成について説明する。図2に示すように、情報提供装置3は、通信部30と、記憶部31と、制御部32とを有する。さらに、記憶部31は、ユーザ情報DB33と、場所情報DB34とを有し、制御部32は、受付部35と、取得部36と、判定部37と、送信部38とを有する。
通信部30は、NIC(Network Interface Card)等のインタフェースである。制御部32は、通信部30および通信ネットワーク5を介して、無線LANアクセスポイント2や、無線LANアクセスポイント2を介した無線端末4との間で各種の情報を送受信する。
ユーザ情報DB33および場所情報DB34は、例えば、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、光ディスク等の記憶装置である。なお、ユーザ情報DB33および場所情報DB34を一つのDBとしてもよい。なお、ユーザ情報DB33および場所情報DB34に記憶される各種のIDは、「A1」や「U1」などの符号を用いて説明するが、説明の便宜上区別するために付した符号であり、かかる符号に限定される趣旨ではない。
制御部32は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。また、制御部32は、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)によって内部の記憶装置に記憶されたプログラムがRAMを作業領域として実行されることで、受付部35、取得部36、判定部37および送信部38として機能する。なお、制御部32の構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
〔5.1.受付部35〕
受付部35は、無線LANアクセスポイント2から送信される検出情報や無線端末4から無線LANアクセスポイント2を介して送信される各種の要求を受け付ける。
受付部35は、無線LANアクセスポイント2から送信される検出情報を受け付けると、検出情報に含まれる端末情報、AP−IDおよび通信中状態であるか否かの情報に基づき、場所情報DB34のAP端末情報テーブルを更新する。
図4は、場所情報DB34に記憶されるAP端末情報テーブルの一例を示す図である。図4に示すように、AP端末情報テーブルは、「AP−ID」毎に、「端末ID」、「チェックイン時間」、「チェックアウト時間」および「電波強度」が関連付けられた情報である。
「AP−ID」は、無線LANアクセスポイント2の識別情報であり、無線LANアクセスポイント2毎に割り当てられる情報である。
「端末ID」は、関連付けられた無線LANアクセスポイント2の通信エリア(以下、AP通信エリアと記載する場合がある)内に存在する無線端末4の端末IDである。例えば、図4に示す例では、AP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2の通信エリア内に、端末ID「T2」、「T3」の無線端末4などが存在していることを示している。
「電波強度」は、AP通信エリア内に存在する無線端末4の電波強度の情報である。図4に示す例では、便宜上、各端末IDに対応して最新の電波強度の情報が示されているが、無線端末4がAP通信エリアへ進入したときからの電波強度の情報やその平均値が端末存在データに設定される。また、図4に示す例では、電波強度を0〜10の範囲で強度が高いほど値が大きくなる強度レベルで表しているが、その他の単位(例えば、dBm)で設定することもできる。
受付部35は、無線LANアクセスポイント2から通信中状態である情報を含む検出情報を受信した場合、検出情報に含まれる「AP−ID」に対応付けて、検出情報に含まれる端末IDおよび電波強度の情報を端末存在データに設定する。また、受付部35は、無線端末4が通信中状態となった時刻を「チェックイン時刻」として端末存在データに設定する。
チェックイン時刻と現時刻とを比較することによってAP通信エリア内での無線端末4の滞在時間を検出することができる。なお、受付部35は、通信中状態であるか否かとは無関係に検出情報の受信を開始した時刻を「進入時刻」として端末存在データに設定することでもきる。
端末存在データに情報が設定された無線端末4がその後AP通信エリアから退出した場合、受付部35は、無線端末4の退出時刻を「チェックアウト時刻」として端末存在データに設定した後、退出した無線端末4の情報をAP端末情報テーブルから削除して履歴情報として管理する。
〔5.2.取得部36〕
取得部36は、携帯電話基地局7を介して無線端末4から端末位置情報を取得し、かかる端末位置情報から無線端末4の現在位置を特定する。取得部36は、特定した無線端末4の現在位置の情報を端末位置情報テーブルに設定する。
図5は、場所情報DB34に記憶される端末位置情報テーブルの一例を示す図である。図5に示すように、端末位置情報テーブルは、「端末ID」毎に、各時刻の「位置データ」が関連付けられた情報である。
「端末ID」は、無線端末4に固有の情報であり、例えば、無線端末4の無線LAN通信部のMACアドレスである。かかる端末IDは、端末位置情報に付加されて無線端末4から送信される。なお、端末IDは、無線端末4に固有の情報または無線端末4のユーザに固有の情報であればよく、例えば、ユーザが設定したIDであってもよい。
「位置データ」は、無線端末4の位置を示す情報であり、緯度および経度の情報が含まれる。かかる位置データは、端末位置情報に含まれる現在位置の情報であり、無線端末4から所定周期で送信され、取得部36により端末位置情報テーブルへ都度設定される。例えば、図5に示す例では、端末ID「T1」、「T2」の位置データとして、「2013年2月11日12時28分50秒」の位置データ、「2013年2月11日12時28分55秒」の位置データなどのように5秒毎の位置データが設定される。
なお、取得部36は、無線端末4の位置データを携帯電話通信網6の通信センタ(図示せず)から取得することもできる。携帯電話通信網6の通信センタは、例えば、3つの携帯電話基地局7で受信する無線端末4の電波強度に基づいた3点計測法によって無線端末4の位置を検出し、かかる検出結果を端末位置情報として無線端末4へ送信する。
この場合、無線端末4の取得部36は、携帯電話通信網6の通信センタから送信される端末位置情報を端末位置情報テーブルへ設定することができる。これにより、GPSユニットを有していない無線端末4の位置情報を取得することができる。
また、取得部36は、無線LANアクセスポイント2から送信される検出情報に基づいて無線端末4の位置情報を取得することもできる。例えば、図4に示す端末ID「T2」の無線端末4は、AP−ID「A1」に対応するAP通信エリアにあり、取得部36は、AP−ID「A1」に対応するAP通信エリアの位置情報を端末位置情報テーブルへ設定することができる。
また、取得部36は、AP通信エリア内に設置された種々の装置から無線端末4の情報を取得することもできる。AP通信エリア内に設置される装置は、例えば、無線端末4と通信を行う近距離通信装置であり、店舗に設置されたFelica読み取り機や駅の自動改札などがある。
近距離通信装置は、無線端末4の識別情報を取得し、自装置の識別情報と共に無線端末4の識別情報(例えば、端末ID)を情報提供装置3へ送信する。この場合、情報提供装置3は、例えば、AP場所情報テーブルにおいてAP−IDに近距離通信装置の識別情報を予め関連付けて記憶部31に記憶しておく。取得部36は、AP場所情報テーブルに基づき、近距離通信装置の識別情報から無線端末4のAP通信エリアを判定し、これにより、AP通信エリアの位置を無線端末4の位置情報として取得する。
なお、近距離通信装置は、例えば、Felica、ISO/IEC14443(MIDARE)、Bluetooth(登録商標)などの通信方式を採用した装置である。近距離通信装置による通信は、電波に限定されるものではなく、例えば、赤外線通信、可視光通信、音波などを用いることもできる。
また、AP通信エリア内に設置される装置は、例えば、無線端末4に位置情報を送信する位置情報提供装置がある。かかる位置情報提供装置は、自装置が設置されている位置の情を無線で提供する近距離通信装置であってもよく、また、位置情報が含まれるバーコードなどを提供する媒体であってもよい。無線端末4は、無線通信やカメラなどにより位置情報提供装置から位置情報を取得し、取得した位置情報を端末位置情報として携帯電話基地局7経由で情報提供装置3へ送信する。このようにすることで、GPSユニットを有していない無線端末4であっても端末位置情報を情報提供装置3へ送信することができる。
なお、各AP通信エリアの位置情報は、後述するAP場所情報テーブルに設定され、取得部36は、AP場所情報テーブルからAP通信エリアの位置情報を取得することができる。また、無線LANアクセスポイント2から送信される検出情報にAP通信エリアの位置情報を含めるようにしてもよい。この場合、取得部36は、無線LANアクセスポイント2から送信される検出情報からAP通信エリアの位置情報を取得することができる。
〔5.3.判定部37〕
判定部37は、取得部36によって取得された端末位置情報に基づき、無線端末4がAP通信エリア内に位置するか否かを判定する。具体的には、判定部37は、端末位置情報テーブルに位置データが設定された無線端末4が、AP場所情報テーブルに設定されたAP通信エリアの緯度・経度内に位置するか否かを判定する。
図6は、場所情報DB34に記憶されるAP場所情報テーブルの一例を示す図である。図6に示すように、AP場所情報テーブルは、「AP−ID」毎に、「場所名」、「LAN通知用情報」、「WAN通知用情報」、「場所情報」および「AP通信エリア」が関連付けられた情報である。
「AP−ID」は、無線LANアクセスポイント2の識別情報であり、無線LANアクセスポイント2毎に割り当てられる情報であり、上述したように、例えば、IPアドレスである。「場所名」は、無線LANアクセスポイント2の設置場所の名称であり、例えばAP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2の設置場所は、「A店舗」である。
「LAN通知用情報」は、無線LANアクセスポイント2経由で無線端末4へ通知する通知用情報のファイル名を示す情報であり、場所情報DB34に記憶される。また、「WAN通知用情報」は携帯電話基地局7経由で無線端末4へ通知する通知用情報のファイル名を示す情報であり、場所情報DB34に記憶される。
図6に示すAP場所情報テーブルでは、例えば、AP−ID「A1」の「LAN通知用情報」は、ファイル名「noticeA11.data」であり、「WAN通知用情報」は、ファイル名「noticeA21.data」である。
「場所情報」は、無線LANアクセスポイント2の設置場所に関する情報であり、例えば、店舗ポータルサイトの情報などが設定される。「AP通信エリア」は、無線LANアクセスポイント2の通信エリアの緯度・経度を示す情報である。例えば、図6に示すAP場所情報テーブルでは、AP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2は、緯度がX1〜X2で経度がY1〜Y2の範囲がAP通信エリアであることを示す。
例えば、端末位置情報テーブルおよびAP場所情報テーブルが図5および図6に示す状態であるとする。この場合、Xa1がX1〜X2の範囲内でないか、または、Ya1がY1〜Y2の範囲内でなければ、判定部37は、端末ID「T1」の無線端末4がAP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2の通信エリア内に存在しないと判定する。
一方、Xa1がX1〜X2の範囲内にあり、かつYa1がY1〜Y2の範囲内にあれば、判定部37は、端末ID「T1」の無線端末4がAP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2の通信エリア内に存在すると判定する。判定部37は、端末位置情報テーブルに設定された無線端末4がAP場所情報テーブルに設定されたAP通信エリア内にあると判定すると、かかる無線端末4が無線LANアクセスポイント2と通信しているかをAP端末情報テーブルに基づき判定する。
例えば、AP端末情報テーブルが図4に示す状態であり、端末ID「T1」の無線端末4がAP−ID「A1」に対応するAP通信エリア内に存在するとする。この場合、AP端末情報テーブルには、端末ID「T1」の無線端末4の情報がAP−ID「A1」に対応して設定されていないことから、判定部37は、端末ID「T1」の無線端末4がAP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2と通信していないと判定する。
〔5.4.送信部38〕
送信部38は、判定部37による判定結果に基づき、AP通信エリア内に位置し、かつ無線LANアクセスポイント2と通信していないと判定された無線端末4(以下、AP内未通信端末と記載する場合がある)へWAN通知用情報を送信する。
例えば、端末ID「T1」の無線端末4がAP−ID「A1」に対応するAP通信エリア内に位置し、AP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2と通信していないとする。この場合、送信部38は、AP−ID「A1」に対応するWAN通知用情報をAP場所情報テーブルから取得し、端末ID「T1」の無線端末4宛へ携帯電話基地局7経由で送信する。
携帯電話通信網6における無線端末4の宛先であるWAN−IDは、ユーザ情報テーブルに設定されており、送信部38は、ユーザ情報テーブルからWAN通知用情報の送信対象である無線端末4のWAN−IDを取得する。
図7は、ユーザ情報DB33に記憶されるユーザ情報テーブルの一例である。図7に示すように、ユーザ情報テーブルには、「ユーザID」毎に、「端末ID」、「WAN−ID」、「ユーザ属性」および「通知フラグ」などの各情報を対応付けた情報が含まれる。「端末ID」、「WAN−ID」、「ユーザ属性」および「通知フラグ」は、例えば、無線端末4から情報提供装置3への登録要求等に含まれる情報であり、無線端末4が情報提供装置3に対して、ユーザ登録や登録変更を行った場合に、受付部35によってユーザ情報テーブルに設定される。
ユーザ登録は、例えば、無線端末4から情報提供装置3に対して携帯電話通信網6経由で行うことができる。この場合、情報提供装置3の受付部35は、無線端末4から送信されるユーザ登録の要求に対してユーザIDを割り当て、ユーザ登録の要求に含まれる端末ID、WAN−IDおよびユーザ属性などの情報をユーザ情報テーブルに設定する。
「ユーザID」は、無線端末4のユーザ毎に割り当てられたIDであり、例えば、無線端末4から情報提供装置3に対してユーザ登録を行った場合に、受付部35によってユーザ情報テーブルに設定される。
「端末ID」は、端末位置情報テーブルに設定される「端末ID」と同様の情報である。なお、端末IDは、無線端末4を識別できるものであればよく、必ずしもMACアドレスに限られるものではない。
「WAN−ID」は、無線端末4の携帯電話通信部側の識別情報である。例えば、無線端末4が第3世代移動通信システムである場合、WAN−IDは、無線端末4に搭載されたSIMカード(Subscriber Identity Module Card)の固有番号である。かかる固有番号は、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)とも呼ばれる。無線端末4は、WAN−IDを含む無線パケットを送受信することで携帯電話基地局7との間で通信を行う。
ユーザ属性は、無線端末4のユーザのユーザ属性情報である。かかるユーザ属性には、デモグラフィック属性およびサイコグラフィック属性が含まれる。デモグラフィック属性は、例えば、ユーザの性別、年齢などの属性である。サイコグラフィック属性は、例えば、パソコン、ケーキなどのユーザの嗜好を示す属性が設定され、ユーザの興味がある属性に「1」が設定され、それ以外は「0」に設定される。
ユーザ属性は、例えば、無線端末4から情報提供装置3に対してユーザ登録や登録変更を行った場合に、受付部35によってユーザ情報テーブルに設定される。なお、図7に示すユーザ属性は一例であり、ユーザ情報テーブルには種々の属性を設定することができる。
「通知フラグ」は、WAN通知用情報を通知するか否かのフラグであり、かかる通知フラグが「1」である無線端末4がWAN通知用情報の通知対象であり、通知フラグが「0」である無線端末4はWAN通知用情報の通知対象外である。例えば、図7に示す端末ID「T2」の無線端末4がAP−ID「A1」に対応するAP通信エリア内に位置し、AP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2と通信していない場合であっても、送信部38は、端末ID「T2」の無線端末4へはWAN通知用情報を送信しない。
なお、図7に示すユーザ情報テーブルの例では、「通知フラグ」を設定したが、例えば、「通知レベル」を設定することもできる。「通知レベル」は、WAN通知用情報を通知する対象を段階的に変更するための情報であり、例えば、レベル0からレベル3まで設定される。
送信部38は、通知レベルが「レベル0」の場合、通知フラグが「0」である場合と同様の処理を行い、また、通知レベルが「レベル3」の場合、通知フラグが「1」である場合と同様の処理を行う。一方、通知レベルが「レベル1」や「レベル2」の場合、送信部38は、無線端末4の位置や滞在時間に応じて無線端末4をWAN通知用情報の通知対象とするのか否かを決定する。
通知レベルが「レベル1」の場合、例えば、AP通信エリアの中心に近い所定範囲の位置に所定時間以上滞在している無線端末4をWAN通知用情報の通知対象とする。なお、送信部38は、無線端末4が所定範囲の位置にあるか否かを例えば、無線端末4の電波強度により判定する。
通知レベルが「レベル2」の場合、例えば、AP通信エリアに所定時間以上滞在している無線端末4をWAN通知用情報の通知対象とする。なお、通知レベルが「レベル3」の場合、AP通信エリアに定時間以上滞在している無線端末4をWAN通知用情報の通知対象とするが、「所定時間」は「レベル1」や「レベル2」の場合のよりも短い時間である。
また、ユーザ属性に応じて無線端末4をWAN通知用情報の通知対象とするのか否かを決定することもできる。例えば、通知レベルが「レベル1」の場合、AP通信エリアの中心に近い所定範囲の位置に所定時間以上滞在している無線端末4のユーザが、所定ユーザの属性を有する場合に限り、WAN通知用情報の通知対象とする。また、通知レベルが「レベル2」の場合、AP通信エリアに所定時間以上滞在している無線端末4のユーザが、所定ユーザの属性を有する場合に限り、WAN通知用情報の通知対象とする。
このように、通知レベルとして、無線端末4のAP通信エリア内での滞在時間、無線端末4の位置、および、無線端末4のユーザのユーザ属性などに応じてWAN通知用情報の通知対象を設定することができる。これにより、無線端末4のユーザへWAN通知用情報をより適切に通知することができる。なお、上述した通知レベルは、一例であり、無線端末4のAP通信エリア内での滞在時間、無線端末4の位置、および、無線端末4のユーザのユーザ属性などの組み合わせによって種々の通知レベルを設定することができる。
無線端末4の制御部は、情報提供装置3からWAN通知用情報を受信すると、WAN通知用情報に応じた画面を無線端末4の表示部に表示する。WAN通知用情報は、例えば、無線端末4のユーザに無線端末4の無線LAN通信機能をONにするように促す情報であり、図8(a)に示すように無線端末4の表示部に表示される。図8(a)は、WAN通知用情報を無線端末4の表示部で表示した画面例を示す図である。
図8(a)に示す画面において、無線端末4のユーザが例えば操作部の操作により画面上の「無線LAN接続」を選択した場合、無線端末4の制御部は、無線LANアクセスポイント2と通信を確立し、無線LANアクセスポイント2と通信状態に移行する。送信部38は、WAN通知用情報を通知した後に無線LANアクセスポイント2と通信を確立した無線端末4に対して無線LANアクセスポイント2の設置場所に対応する情報をAP場所情報テーブルから取得して送信する。これにより、無線端末4のユーザは、無線LANアクセスポイント2の設置場所に対応する情報を容易に取得することができる。
図8(b)は、情報提供装置3から送信される場所情報を無線端末4の表示部で表示した画面例を示す図である。場所情報は、例えば、無線LANアクセスポイント2の設置場所に関連するデジタルコンテンツやショッピングページなどのコンテンツを閲覧するための店舗ポータルサイトの情報である。
また、送信部38は、無線LAN通信機能をONにした状態で無線LANアクセスポイント2に進入し、無線LANアクセスポイント2と通信している無線端末4に対してはLAN通知用情報を送信する。無線LANアクセスポイント2に進入し、無線LANアクセスポイント2と通信している無線端末4か否かは、判定部37によりAP場所情報テーブルに基づいて判定される。
例えば、AP端末情報テーブルが図4に示す状態であり、端末ID「T2」の無線端末4がAP−ID「A1」に対応するAP通信エリア内に存在するとする。この場合、AP端末情報テーブルには、端末ID「T2」の無線端末4の情報がAP−ID「A1」に対応して設定されていることから、判定部37は、端末ID「T2」の無線端末4がAP−ID「A1」の無線LANアクセスポイント2と通信していると判定する。
LAN通知用情報は、例えば、店舗ポータルサイトへのアクセスを促すための情報であり、例えば、図8(c)に示すように無線端末4の表示部に表示される。図8(c)は、無線LANアクセスポイント2経由のLAN通知用情報を無線端末4の表示部で表示した画面例を示す図である。
なお、送信部38は、WAN通知用情報の送信対象となった無線端末4が同一AP通信エリアに存在する場合、LAN通知用情報は送信しない。これにより、同様の情報が無線端末4へ通知されることが抑制できる。
〔6.情報提供システム1の処理フロー〕
次に、実施形態に係る情報提供システム1による情報提供処理の手順について説明する。図9〜図12は、情報提供システム1による情報提供処理フローを説明するための図である。以下においては、図9を参照して無線LANアクセスポイント2の処理を説明し、図10〜図12を参照し、情報提供装置3の処理を説明する。
〔6.1.無線LANアクセスポイント2の処理フロー〕
まず、実施形態に係る無線LANアクセスポイント2の情報処理について、図9を参照して説明する。図9は、無線LANアクセスポイント2における情報処理のフローチャートである。かかる動作は、無線LANアクセスポイント2の制御部22によって繰り返し実行される処理である。
図9に示すように、無線LANアクセスポイント2の制御部22は、無線LAN通信部20を介して無線端末4を検出したか否かを判定する(ステップS20)。かかる処理において、無線端末4を検出したと判定すると(ステップS20;Yes)、通信部21を介して端末情報、AP−IDおよび通話中状態などの情報を含む検出情報を、情報提供装置3へ送信する(ステップS21)。
ステップS20の処理において、無線端末4を検出していないと判定した場合(ステップS20;No)、または、ステップS21の処理が終了した場合、制御部22は、通信ネットワーク5に接続された通信ネットワーク側装置から通信部21を介して情報を受信したか否かを判定する(ステップS22)。通信ネットワーク側装置から情報を受信したと判定すると(ステップS22;Yes)、制御部22は、受信した情報をこの情報の宛先となる無線端末4へ転送する(ステップS23)。
ステップS22において、情報を受信していないと判定した場合(ステップS22;No)、または、ステップS23の処理が終了した場合、制御部22は、無線端末4から通信ネットワーク側装置に対する要求があるか否かを判定する(ステップS24)。無線端末4から通信ネットワーク側装置に対する要求があると判定すると(ステップS24;Yes)、制御部22は、無線端末4から通信ネットワーク側装置に対する要求を、通信部21を介して通信ネットワーク側装置に転送する(ステップS25)。
ステップS25の処理が終了した場合、または、ステップS24において、無線端末4から通信ネットワーク側装置に対する要求がないと判定された場合(ステップS24;No)、制御部22は処理を終了する。制御部22は、例えば、ステップS20、S21の処理、ステップS22、S23の処理、および、ステップS24、S25の処理をそれぞれマルチタスク処理によって実行することができる。
〔6.2.情報提供装置3の処理フロー〕
次に、情報提供装置3の処理について説明する。図10は、情報提供装置3における情報処理のフローチャートである。かかる動作は、情報提供装置3の制御部32によって繰り返し実行される処理である。
図10に示すように、制御部32は、通信部30を介して無線端末4から端末位置情報を取得したか否かを判定する(ステップS30)。無線端末4から端末位置情報を取得したと判定した場合(ステップS30;Yes)、制御部32は、第1の通知処理を行う(ステップS31)。かかる第1の通知処理は、図11に示すステップS40〜S43の処理であり、後で詳述する。
ステップS30において、無線端末4から端末位置情報を取得していないと判定した場合(ステップS30;No)、または、ステップS31の処理が終了した場合、制御部32は、通信部30を介して無線LANアクセスポイント2からの検出情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS32)。検出情報を受け付けたと判定した場合(ステップS32;Yes)、制御部32は、第2の通知処理を行う(ステップS33)。かかる第2の通知処理は、図12に示すステップS50〜S54の処理であり、後で詳述する。
ステップS32において、検出情報を受け付けていない場合(ステップS32;No)、または、ステップS33の処理が終了した場合、制御部32は、通信部30を介して無線端末4から情報提供要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS34)。情報提供要求を受け付けた場合(ステップS34;Yes)、制御部32は、情報提供要求に応じた場所情報を要求元の無線端末4へ送信する(ステップS35)。
ステップS34において、情報提供要求を受け付けていない場合(ステップS34;No)、または、ステップS35の処理が終了した場合、制御部32は、処理を終了する。
次に、図10に示すステップS31に示す第1の通知処理について説明する。図11は、情報提供装置3における第1の通知処理のフローチャートである。
図11に示すように、第1の通知処理では、制御部32は、取得した端末位置情報に基づいて端末位置情報テーブルを更新する(ステップS40)。
次に、制御部32は、更新した端末位置情報テーブルに基づき、AP通信エリア内に位置する無線端末4があるか否かを判定する(ステップS41)。AP通信エリア内に位置する無線端末4があると判定すると(ステップS41;Yes)、制御部32は、AP端末情報テーブルに基づき、AP通信エリア内に位置する無線端末4のうち無線LANアクセスポイント2と通信していない無線端末4があるか否かを判定する(ステップS42)。
ステップS42において、無線LANアクセスポイント2と通信していない無線端末4があると判定すると(ステップS42;Yes)、制御部32は、無線LANアクセスポイント2と通信していないと判定した無線端末4へWAN通知用情報を携帯電話基地局7経由で送信する(ステップS43)。なお、制御部32は、同一のWAN通知用情報を同一の無線端末4へ送信する場合、所定時間以上が経過していることを条件とする。
ステップS41において、AP通信エリア内に位置する無線端末4がないと判定した場合(ステップS41;No)、または、ステップS42において、無線LANアクセスポイント2と通信していない無線端末4がないと判定した場合(ステップS42;No)、または、ステップS44の処理が終了した場合、制御部32は処理を終了する。
次に、図10に示すステップS33に示す第2の通知処理について説明する。図12は、情報提供装置3における第2の通知処理のフローチャートである。
図12に示すように、第2の通知処理では、制御部32は、受け付けた検出情報に基づいてAP端末情報テーブルを更新する(ステップS50)。
次に、制御部32は、更新したAP端末情報テーブルに基づき、AP通信エリアで新たに無線LANアクセスポイント2と通信状態になった無線端末4があるか否かを判定する(ステップS51)。AP通信エリアに新たに通信状態になった無線端末4があると判定すると(ステップS51;Yes)、制御部32は、新たに通信状態になった無線端末4がWAN通知用情報を送信後に通信状態になった無線端末4であるか否かを判定する(ステップS52)。
ステップS52において、WAN通知用情報を送信後に通信状態になった無線端末4であると判定すると(ステップS52;Yes)、制御部32は、AP場所情報テーブルからAP通信エリアに対応する場所情報を取得し、新たに通信状態になった無線端末4へ送信する(ステップS53)。
一方、WAN通知用情報を送信後に通信状態になった無線端末4ではないと判定すると(ステップS52;No)、制御部32は、AP場所情報テーブルからAP通信エリアに対応するLAN通知用情報を取得し、新たに通信状態になった無線端末4へ送信する(ステップS54)。
ステップS53、S54の処理が終了した場合、または、ステップS51において、AP通信エリアに新たに通信状態になった無線端末4がないと判定された場合(ステップS51;No)、制御部32は処理を終了する。
〔7.変形例〕
上述の実施形態では、ユーザ属性、通知フラグまたは通知レベルを、無線端末4からユーザ情報テーブルに設定できるものとして説明したが、その他の情報を無線端末4から設定することもできる。例えば、WAN通知用情報の通知を許可する地域や期間の条件を無線端末4からユーザ情報テーブルに設定することもできる。この場合、制御部32は、ユーザ情報テーブルに設定された地域や期間の条件を満たす無線端末4に対してWAN通知用情報を送信する。
また、上述の実施形態では、WAN通知用情報に対して「通知フラグ」や「通知レベル」を設定することとしたが、LAN通知用情報に対して「通知フラグ」や「通知レベル」を設定することもでき、また、かかる設定を無線端末4から行うこともできる。
また、上述の実施形態では、一つのユーザIDに対して複数の端末IDを設定することもできる。この場合、制御部32は、複数の端末IDのいずれか一つの端末IDに対応する無線端末4に対してWAN通知用情報やLAN通知用情報を送信する。制御部32は、例えば、WAN通知用情報を通知した後無線LANアクセスポイント2と通信する可能性が高い無線端末4の端末IDを選択することができる。無線LANアクセスポイント2と通信する可能性が高い無線端末4か否かは、例えば、ユーザ情報DB33に記憶する履歴情報から判定される。
また、上述の実施形態では、無線端末4の制御部32が所定周期で端末位置情報を情報提供装置3へ送信するものとして説明したが、かかる例に限定されない。例えば、無線端末4の記憶部に端末位置情報の送信対象となるエリア(以下、送信対象エリアと記載する)の情報を記憶し、送信対象エリアの範囲に無線端末4が位置した場合に、無線端末4の制御部が端末位置情報を情報提供装置3へ所定周期で送信することもできる。なお、送信対象エリアは、無線端末4の操作部から選択または設定することができる。
なお、上述の実施形態では、無線端末4の検出情報を送信する機能を各無線LANアクセスポイント2において行うようにしたが、無線端末4の検出情報を送信する機能を別途設けた検出用の無線LANアクセスポイントによって実行するようにしてもよい。検出用の無線LANアクセスポイントを別途設けることで、すでに無線LANアクセスポイントを設置している場所に対して、検出用の無線LANアクセスポイントを設置することで、上述した情報提供サービスを提供することができる。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報提供システム1は、場所情報DB34(通知用情報記憶手段の一例)が、無線LANアクセスポイント2に対応する通知用情報を記憶し、取得部36(端末位置検出手段の一例)が、無線端末4の位置を示す位置情報を含む端末位置情報を取得し、送信部38(通知手段の一例)が、無線LANアクセスポイント2の通信エリア内に位置し、かつ無線LANアクセスポイント2と通信していない無線端末4に対して携帯電話基地局7(無線WAN基地局の一例)から通知用情報を通知する。
かかる構成により、無線端末4において無線LAN機能がOFF状態である場合であっても、通知用情報を無線端末4へ通知でき、無線端末4のユーザに対して無線端末4の無線LAN通信機能をONにさせる動機付けを与えることができる。その結果、無線LANアクセスポイント2から無線端末4への情報提供を促進することが可能となる。
また、判定部37(位置判定手段および通信判定手段の一例)が、取得部36によって取得された端末位置情報に基づき、無線端末4が無線LANアクセスポイント2の通信エリア内に位置するか否かを判定し、さらに、無線LANアクセスポイント2の通信エリア内に位置すると判定した無線端末4が無線LANアクセスポイント2と通信しているか否かを判定し、送信部38が、判定部37によって無線LANアクセスポイント2と通信していないと判定された無線端末4に対してWAN通知用情報(通知用情報の一例)を通知する。
かかる構成により、無線LANアクセスポイント2の通信エリア内に位置し、かつ、無線LANアクセスポイント2と通信していない無線端末4を容易に検出することができ、情報提供装置3における処理負荷を軽減することができる。
また、判定部37が、無線LANアクセスポイント2の通信エリアに対応する位置に所定時間継続して存在する無線端末4がある場合に、無線端末4が無線LANアクセスポイント2の通信エリア内に位置すると判定する。
かかる構成により、例えば、無線LANアクセスポイント2の設置場所で留まっている可能性が高いユーザの無線端末4に対して通知用情報を送信することができる。そのため、例えば、通知用情報を通知して無線LANアクセスポイント2の通信エリアを通過してしまうようなユーザの無線端末4へ通知用情報が通知されることを抑制することができる。
また、場所情報DB34(設置場所情報記憶手段の一例)が、無線LANアクセスポイント2の設置場所に関する情報である場所情報を記憶し、取得部36が、WAN通知用情報を通知した無線端末4が無線LANアクセスポイント2と通信状態となった場合に、場所情報DB34から場所情報を取得し、送信部38(場所情報送信手段の一例)が取得部36によって取得された場所情報を、WAN通知用情報を通知後に無線LANアクセスポイント2と通信状態となった無線端末4に送信する。
かかる構成により、WAN通知用情報を通知した無線端末4のユーザは、例えば、無線端末4の無線LAN通信機能をONにすることにより、無線LANアクセスポイント2の設置場所に関する情報を取得することができ、利便性を向上させることができる。
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
上述した情報提供装置3は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。また、無線LANアクセスポイント2および情報提供装置3を一つのサーバコンピュータで実現してもよい。
1 情報提供システム
1〜2n、2 無線LANアクセスポイント
3 情報提供装置
1〜4n、4 無線端末
5 通信ネットワーク
6 携帯電話通信網
1〜7n、7 携帯電話基地局
8、9 ゲートウェイサーバ
20 無線LAN通信部
21 WAN通信部
22 制御部
25 中継部
26 検出部
30 通信部
31 記憶部
32 制御部
33 ユーザ情報DB
34 場所情報DB
35 受付部
36 取得部
37 判定部
38 送信部

Claims (6)

  1. 無線LAN通信手段と、
    前記無線LAN通信手段に対応する通知用情報を記憶する通知用情報記憶手段と、
    無線端末の位置を示す位置情報を取得する端末位置取得手段と、
    前記無線LAN通信手段の通信エリア内に位置し、かつ前記無線LAN通信手段と通信していない無線端末に対して無線WAN基地局から前記通知用情報を通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記端末位置取得手段によって取得された位置情報に基づき、前記無線端末が前記無線LAN通信手段の通信エリア内に位置するか否かを判定する位置判定手段と、
    前記位置判定手段によって前記無線LAN通信手段の通信エリア内に位置すると判定された無線端末が前記無線LAN通信手段と通信しているか否かを判定する通信判定手段と、を有し、
    前記通知手段は、
    前記通信判定手段によって前記無線LAN通信手段と通信していないと判定された無線端末に対して前記通知用情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記位置判定手段は、
    前記無線LAN通信手段の通信エリアに対応する位置に所定時間継続して存在する無線端末がある場合に、前記無線端末が前記無線LAN通信手段の通信エリア内に位置すると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記無線LAN通信手段の設置場所に関する情報を記憶する設置場所情報記憶手段と、
    前記通知用情報を通知した無線端末が前記無線LAN通信手段と通信状態になった場合に、前記設置場所情報記憶手段から前記設置場所に関する情報を取得する設置場所情報取得手段と、
    前記設置場所情報取得手段によって取得された前記設置場所に関する情報を、前記通知用情報を通知後に前記無線LAN通信手段と通信状態になった前記無線端末に送信する場所情報送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の情報提供システム。
  5. 無線LAN通信手段に対応する通知用情報を記憶する通知用情報記憶手段と、
    無線端末の位置を示す位置情報を取得する端末位置取得手段と、
    前記無線端末の位置が前記無線LAN通信手段の通信エリア内に位置し、かつ前記無線LAN通信手段と通信していない無線端末に対して無線WAN基地局から前記通知用情報を通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする情報提供装置。
  6. 無線LAN通信手段に対応する通知用情報を記憶するコンピュータが実行する情報提供方法であって、
    無線端末の位置を示す位置情報を取得するステップと、
    前記無線LAN通信手段の通信エリア内に位置し、かつ前記無線LAN通信手段と通信していない無線端末に対して無線WAN基地局から前記通知用情報を通知するステップと、
    を含むことを特徴とする情報提供方法。
JP2013010636A 2013-01-23 2013-01-23 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法 Active JP5657038B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013010636A JP5657038B2 (ja) 2013-01-23 2013-01-23 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
US14/152,435 US20140204925A1 (en) 2013-01-23 2014-01-10 Information providing system, information providing apparatus, and information providing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013010636A JP5657038B2 (ja) 2013-01-23 2013-01-23 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014143562A true JP2014143562A (ja) 2014-08-07
JP5657038B2 JP5657038B2 (ja) 2015-01-21

Family

ID=51207640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013010636A Active JP5657038B2 (ja) 2013-01-23 2013-01-23 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20140204925A1 (ja)
JP (1) JP5657038B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017022566A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 株式会社リコー 管理システム、及びプログラム
JP2018081506A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社Freebe 潜在顧客獲得システム、潜在顧客獲得方法、および、プログラム
US10849104B2 (en) 2015-10-29 2020-11-24 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and devices for broadcasting system information on demand
WO2021124575A1 (ja) * 2019-12-20 2021-06-24 日本電信電話株式会社 通信装置、移動通信端末、通信方法、及びプログラム
JP7117810B1 (ja) 2021-04-12 2022-08-15 Oxyzen株式会社 属性分析装置、及び属性分析プログラム

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9351176B2 (en) * 2012-01-09 2016-05-24 Qualcomm Incorporated Phase and amplitude tracking in the presence of a walking pilot signal
US9906996B2 (en) * 2015-06-23 2018-02-27 At&T Intellectual Property I, L.P. Facilitation of wireless network session continuity
JP6574159B2 (ja) * 2016-12-06 2019-09-11 パナソニック株式会社 無線端末及び無線基地局割当方法
JP6634004B2 (ja) * 2016-12-13 2020-01-22 パナソニック株式会社 無線端末及び基地局切替方法
US11334366B2 (en) * 2018-09-30 2022-05-17 Siemens Aktiengesellschaft Method and device for recognizing apparatus and computer readable storage medium and program
JP6694035B2 (ja) * 2018-10-05 2020-05-13 Hapsモバイル株式会社 通信装置、通信方法及び通信プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211471A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Sharp Corp 無線通信システム、通信端末
JP2006295961A (ja) * 2006-05-29 2006-10-26 Oki Electric Ind Co Ltd 通信端末
JP2011517147A (ja) * 2008-02-08 2011-05-26 エイディシィ・テレコミュニケーションズ・インコーポレイテッド ライセンスを取得した無線周波数スペクトルを使用してセルラーワイヤレスサービスを提供するため、および着呼の際に複数のデバイスを鳴動させることをサポートするための企業モバイルネットワーク

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030118015A1 (en) * 2001-12-20 2003-06-26 Magnus Gunnarsson Location based notification of wlan availability via wireless communication network
US7440755B2 (en) * 2003-06-17 2008-10-21 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) System and method for locating a wireless local area network
ATE333175T1 (de) * 2003-09-03 2006-08-15 Cit Alcatel Lokalisierung von mobilen stationen in einem wlan durch zugangspunktregistrierung
US7680518B2 (en) * 2006-03-31 2010-03-16 Interdigital Technology Corporation Deviation based antenna control algorithm for an access point
US7953376B2 (en) * 2006-06-20 2011-05-31 Nokia Corporation Synchronization method for discontinuous transmissions in a communications network
US20080117875A1 (en) * 2006-11-20 2008-05-22 Broadcom Corporation Wireless access point operation based upon historical information
US8605678B2 (en) * 2007-01-31 2013-12-10 Broadcom Corporation Anticipatory hand-off setup between networks
US8665743B2 (en) * 2011-10-28 2014-03-04 Cisco Technology, Inc. User behavior model and statistical transition map to assist advanced WLAN applications
US8792912B2 (en) * 2011-12-22 2014-07-29 Cisco Technology, Inc. System and method for providing proximity-based dynamic content in a network environment
GB201211567D0 (en) * 2012-06-29 2012-08-15 Microsoft Corp Determining suitability of an access network
WO2014016929A1 (ja) * 2012-07-25 2014-01-30 富士通株式会社 無線通信システム、移動局、基地局、及び無線通信方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211471A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Sharp Corp 無線通信システム、通信端末
JP2006295961A (ja) * 2006-05-29 2006-10-26 Oki Electric Ind Co Ltd 通信端末
JP2011517147A (ja) * 2008-02-08 2011-05-26 エイディシィ・テレコミュニケーションズ・インコーポレイテッド ライセンスを取得した無線周波数スペクトルを使用してセルラーワイヤレスサービスを提供するため、および着呼の際に複数のデバイスを鳴動させることをサポートするための企業モバイルネットワーク

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017022566A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 株式会社リコー 管理システム、及びプログラム
US10849104B2 (en) 2015-10-29 2020-11-24 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods and devices for broadcasting system information on demand
JP2018081506A (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社Freebe 潜在顧客獲得システム、潜在顧客獲得方法、および、プログラム
WO2021124575A1 (ja) * 2019-12-20 2021-06-24 日本電信電話株式会社 通信装置、移動通信端末、通信方法、及びプログラム
JPWO2021124575A1 (ja) * 2019-12-20 2021-06-24
JP7318737B2 (ja) 2019-12-20 2023-08-01 日本電信電話株式会社 通信装置、移動通信端末、通信方法、及びプログラム
JP7117810B1 (ja) 2021-04-12 2022-08-15 Oxyzen株式会社 属性分析装置、及び属性分析プログラム
KR20220141247A (ko) * 2021-04-12 2022-10-19 옥시젠 인크. 속성 분석 장치 및 속성 분석 프로그램
JP2022162531A (ja) * 2021-04-12 2022-10-24 Oxyzen株式会社 属性分析装置、及び属性分析プログラム
KR102586575B1 (ko) 2021-04-12 2023-10-06 옥시젠 인크. 속성 분석 장치 및 속성 분석 프로그램

Also Published As

Publication number Publication date
JP5657038B2 (ja) 2015-01-21
US20140204925A1 (en) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5657038B2 (ja) 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
JP5592511B2 (ja) 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
TWI470985B (zh) 在無線網路中之快取網路發現回應
AU2011369809B2 (en) Method and apparatus for sharing connectivity settings via social networks
US20140106748A1 (en) Method and System for Selecting A Wireless Network
US20090124284A1 (en) System and method for providing seamless broadband internet access to web applications
JP5410632B1 (ja) 情報提供システム、無線端末、プログラムおよび情報提供方法
WO2013153689A1 (ja) 情報提供システムおよび情報提供方法
JP2004088424A (ja) 公衆無線lanサービスエリア内通知装置および方法
RU2607615C2 (ru) Способы и устройство для получения услуги
US9467929B2 (en) Wireless terminal, information providing method, and information providing system
US20130298194A1 (en) Communication apparatus and control method
US20150358892A1 (en) Ssid-based advertising of services
JP2014241130A (ja) ユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システム
JP2014241048A (ja) ユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システム
US20130301630A1 (en) Local information delivery system
JP2004350054A (ja) ネットワーク接続システム、このシステムに用いられる端末装置及びネットワーク接続方法
JP2015165424A (ja) ユーザ情報提供装置、ユーザ情報提供方法、ユーザ情報提供プログラムおよび広告配信システム
JP5756819B2 (ja) 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
JP5893095B2 (ja) 情報提供システム、情報提供装置および情報提供方法
JP5980721B2 (ja) 情報配信システム及び情報配信方法
JP6093183B2 (ja) 受信信号強度を考慮した使用周波数帯域の設定が可能な無線端末、プログラム及び方法
KR20200107227A (ko) 음식 주문 관리 서버 및 방법
JP5819017B1 (ja) 通信システム及び接続方法
JP2017017405A (ja) 無線通信システム、情報端末装置、ユーザー端末装置、管理サーバおよび無線通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141028

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5657038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350