JP2014143514A - 実行装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の端末から要求された処理を実行する1つの実行装置を、それらの各端末が属するグループごとに個別の装置として機能させる。
【解決手段】生成部111は、処理を指示する指示部115を、予め決められたグループごとに生成する。受信部112は、複数の端末から処理の要求を受信し、この各端末が属するグループの指示部115に割り当てる。特定部113は、自装置の利用者の操作を受付けて、この操作に関連付けられたグループを特定する。呼出部114は、生成部111が生成した指示部115の中から、特定部113により特定されたグループの指示部115を呼出す。画像形成部17(実行部)は、呼出部114が呼出した指示部115によって指示される処理を実行する。指示部115は、受信部112により割り当てられた要求が示す処理を画像形成部17に指示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、実行装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、表示部、操作部、印刷部および撮像部などのハードウエア資源を有し、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどの複合サービスをおこなう画像形成装置と、前記画像形成装置に対してソフトウエアコンポーネントを提供するサーバとをネットワークに接続した画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、前記表示部に表示された前記サーバに蓄積されたソフトウエアコンポーネントのリストから所望のソフトウエアコンポーネントを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたソフトウエアコンポーネント並びに認証情報を前記サーバから取得する取得手段と、前記取得手段により取得された認証情報に基づいて前記取得手段により取得されたソフトウエアコンポーネントの処理動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成システムが記載されている。
特許文献2には、接続時に認証処理が必要な仮想ネットワークに接続可能な画像形成装置であって、複数の仮想ネットワークのうち前記画像形成装置を接続しようとする注目仮想ネットワークに対応する認証情報を入力する入力手段と、前記認証情報を含む、前記注目仮想ネットワークへの接続要求を認証部に対して行う要求手段と、前記認証部からの応答に従った設定により前記注目仮想ネットワークにおいて通信可能な外部装置と通信する通信手段とを備えることを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、画像データの入力を行う少なくとも1つの画像入力機器及び画像データの出力を行う少なくとも1つの画像出力機器を、ネットワークを介して互いに接続して構成されるマルチファンクションシステムにおいて、前記少なくとも1つの画像入力機器及び前記少なくとも1つの画像出力機器は、それぞれ、前記画像入力機器及び前記画像出力機器の機器情報を保管する機器情報保管手段と、前記機器情報保管手段に保管されている機器情報に基づいて決定される、前記画像入力機器と前記画像出力機器との組合せによって構成されうる機能に関する情報を保管する機能情報保管手段と、前記機能情報保管手段により保管されている機能情報に応じて当該マルチファンクションシステムにおいて実行可能な機能の全てを表示する表示手段と、前記表示手段により表示された機能の中から所望の機能を設定する機能設定手段とを備えることを特徴とするマルチファンクションシステムが記載されている。
特開2002−152458号公報 特開2007−293813号公報 特開2000−187573号公報
本発明は、複数の端末から要求された処理を実行する1つの実行装置を、それらの各端末が属するグループごとに個別の装置として機能させることを目的とする。
本発明の請求項1に係る実行装置は、処理を指示する指示部を、予め決められたグループごとに生成する生成部と、複数の端末から処理の要求を受信し、当該各端末が属するグループの前記指示部に割り当てる受信部と、自装置の利用者の操作を受付けて、当該操作に関連付けられたグループを特定する特定部と、前記生成部が生成した指示部の中から、前記特定部により特定された前記グループの指示部を呼出す呼出部と、前記呼出部が呼出した指示部によって指示される処理を実行する実行部とを備え、前記指示部は、前記受信部により割り当てられた前記要求が示す処理を前記実行部に指示することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る実行装置は、請求項1に記載の態様において、前記指示部に許可される機能の識別情報を前記グループごとに記憶する記憶部を備え、前記生成部は、前記記憶部に記憶された識別情報に基づいて前記指示部を生成することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る実行装置は、請求項1または2に記載の態様において、前記実行部は、前記指示部によって指示された画像を媒体上に形成する処理を実行することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る実行装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載の態様において、前記指示部に割り当てられた前記要求により示される処理の一覧表を提示する提示部と、前記利用者の操作に応じて、前記提示部により提示された一覧表に含まれる処理の中から1つの処理を選択する選択部とを備え、前記指示部は、前記選択部が選択した処理を前記実行部に指示することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る実行装置は、請求項1から4のいずれか1項に記載の態様において、前記実行部は、前記指示部によって指示された画像を読取る処理を実行することを特徴とする。
本発明の請求項6に係るプログラムは、呼出された指示部によって指示される処理を実行する実行部を備える実行装置のコンピュータを、前記指示部を、予め決められたグループごとに生成する生成部と、端末から処理の要求を受信し、当該端末が属するグループの前記指示部に割り当てる受信部と、前記実行装置の利用者の操作を受付けて、当該操作に関連付けられたグループを特定する特定部と、前記生成部が生成した指示部の中から、前記特定部により特定された前記グループの指示部を呼出す呼出部として機能させるとともに、前記指示部が、前記受信部により割り当てられた前記要求が示す処理を前記実行部に指示するように前記コンピュータを機能させるためのプログラムである。
請求項1,6に係る発明によれば、複数の端末から要求された処理を実行する1つの実行装置を、それらの各端末が属するグループごとに個別の装置として機能させることができる。
請求項2に係る発明によれば、グループごとに異なる機能をそのグループの指示部に許可することができる。
請求項3に係る発明によれば、複数の端末から要求された画像を形成する1つの画像形成装置としての実行装置を、それらの各端末が属するグループごとに個別の装置として機能させることができる。
請求項4に係る発明によれば、端末から要求された処理の一覧表を利用者に提示して、その利用者に実行部に実行させる処理を選択させることができる。
請求項5に係る発明によれば、複数の端末から要求された画像を読取る1つの画像読取装置としての実行装置を、それらの各端末が属するグループごとに個別の装置として機能させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。 画像形成装置の構成を示す図である。 端末の構成を示す図である。 画像形成装置の機能的構成を示す図である。 記憶部に記憶される所属データベースの一例を示す図である。 記憶部に記憶される機能表の一例を示す図である。 複数のモジュールが記憶部に記憶されていることを示す図である。 画像形成装置が処理の要求を指示部に割り当てる動作を説明するためのフロー図である。 利用者の操作を受付けるときの画像形成装置の動作を説明するためのフロー図である。
1.第1実施形態
1−1.全体構成
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システム9の全体構成を示す図である。画像形成システム9は、画像形成装置1と、端末2と、通信回線3とを備える。画像形成装置1は、通信回線3を介して端末2と処理の要求を示す制御信号や処理の進行状況を示す情報などの遣り取りをする。通信回線3は、例えば、インターネットである。通信回線3は、複数のグループ30を含んでおり、端末2は、それぞれいずれかのグループ30に属している。このグループ30とは、例えば、ローカルネットワークやプライベートネットワークなどと呼ばれるものである。グループ30には、その内外で遣り取りされる通信内容を制限するファイアーウォール機能を実現するサーバを備えていてもよい。
1−2.画像形成装置の構成
図2は、画像形成装置1の構成を示す図である。制御部11は、画像形成装置1の各部の動作を制御する手段である。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記憶装置を備え、これら記憶装置に記憶されたプログラムを実行する。なお、記憶装置は、いわゆるリムーバブルディスク、すなわち着脱可能な記録媒体を含んでもよい。
記憶部12はハードディスクドライブなどの大容量の記憶手段であり、制御部11に読み込まれるプログラムを記憶する。また、記憶部12は、端末2が属するグループ30の識別情報(グループ名)を記述した所属データベース(図においてDBと表記する)121と、このグループ30に対して利用を許可する機能を記述した機能表122とを記憶する。
画像形成部17は、制御部11により指示された画像データに基づいて画像を形成する構成であり、例えば、像保持体、帯電器、照射部、供給部、転写部、定着部など(いずれも図示せず)を有する。像保持体は、電荷発生層や電荷輸送層を有する部材であり、例えば、円柱形状であって軸を中心にして回転する感光体ドラムなどである。帯電器は、像保持体の表面を帯電させる部材である。照射部は、レーザ発光源やポリゴンミラーなどを備え、制御部11によって制御され、画像を示す画像データに応じたレーザ光を、帯電器により帯電させられた後の像保持体に向けて照射する。これにより像保持体には静電潜像が保持される。
供給部は、静電潜像が保持された像保持体にトナーを供給する。トナーは像保持体の表面で照射部により露光された部分、すなわち静電潜像の画線部に付着する。これにより、像保持体には現像像が形成(現像)される。転写部は、像保持体に形成された現像像を媒体に転写する。これにより、媒体上に画像が形成される。定着部は、画像が形成された媒体を挟んで加熱し、媒体上に転写された現像剤を溶融させて定着する。媒体は、例えば用紙などであるが、樹脂製のシートなどであってもよく、要するに、表面に画像を記録し得るものであればよい。
通信部13は、通信回線3に接続して端末2からの制御信号を受信するためのインターフェースである。表示部14は、液晶などを使用したディスプレイ装置であり、制御部11からの指示に応じて画像を表示する。操作部15は各種の指示を入力するための座標取得部や操作ボタンなどの操作子を備えており、ユーザによる操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部11に供給する。
読取部16は、例えば、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)やRFID(Radio Frequency Identificationなどの多数の短距離無線通信技術を用いて、利用者を認証するための情報(以下、認証情報という)をその利用者が携帯するICカードなどから読取る。読取部16は、利用者が操作部15を操作する位置から手が届く範囲に設けられている。利用者は読取部16にICカードをかざして操作部15を操作すると、制御部11は、この読取部16を制御することにより、画像形成装置1を利用しようとする利用者の認証をする。認証に成功した場合、制御部11は、この利用者の操作に関連付けられたグループ30を特定する。上述した認証処理において認証情報と照合される情報と、利用者と、グループ30との対応関係は記憶部12に記憶されている。
1−3.端末の構成
図3は、端末2の構成を示す図である。制御部21は、端末2の各部の動作を制御する手段である。制御部21は、CPUなどの演算処理装置や、ROM、RAM、ハードディスク、フラッシュメモリなどの記憶装置を備え、これら記憶装置に記憶されたプログラムを実行する。なお、記憶装置は、いわゆるリムーバブルディスク、すなわち着脱可能な記録媒体を含んでもよい。記憶部22はフラッシュメモリなどの大容量の記憶手段であり、制御部21に読み込まれるプログラムを記憶する。
通信部23は、画像形成装置1との間で上述した制御信号を遣り取りするためのインターフェースである。表示部24は、液晶などを使用したディスプレイ装置であり、制御部21からの指示に応じて画像を表示する。操作部25は各種の指示を入力するための座標取得部や操作ボタンなどの操作子を備えており、ユーザによる操作を受付けてその操作内容に応じた信号を制御部21に供給する。
これらの構成により、端末2は、画像形成の処理を要求する制御信号を画像形成装置1へ送信する端末として機能する。
1−4.画像形成装置の機能的構成
図4は、画像形成装置1の機能的構成を示す図である。制御部11は、生成部111、受信部112、特定部113、呼出部114、指示部115、および選択部116として機能する。
図5は、記憶部12に記憶される所属データベース121の一例を示す図である。所属データベース121は、端末を識別する端末名と、その端末名で識別される端末が属するグループ30を識別するグループ名との対応関係が記述されている。例えば、グループ名「G1(第1会議室)」に属する端末の端末名は、「T101」「T102」「T103」…である。所属データベース121には、これら端末名として、各端末に割り当てられているIPアドレスが記述されていてもよい。また、所属データベース121には、これらの端末を互いに接続するプライベートネットワークに対して割り当てられたサブネットマスクが、グループ名として記述されていてもよい。なお、このプライベートネットワークは仮想プライベートネットワーク(VPN;Virtual Private Network)であってもよい。また、端末名で識別される端末が属するグループ30を識別するグループ名については、一つの端末で一つのグループを形成してもよい。また、端末で識別する例を記載しているが、端末ではなくユーザを識別するユーザ名であってもよい。
生成部111は、上述したグループ30ごとにRAM上に指示部115を生成する。指示部115とは、制御部11を制御するプログラムのインスタンスであり、制御部11のCPUが実行することで、画像形成部17に処理を指示する機能を実現するものである。例えば、管理者などが画像形成装置1を起動させたときに、生成部111は、記憶部12に記憶されている所属データベース121を参照して、所属データベース121に記述されているグループ30ごとにそれぞれ指示部115を、RAM上に生成する。RAM上に生成された時点で、これらの指示部115は、画像形成装置1の画像形成部17や表示部14などの各構成を実際には制御していない。そのため、生成された時点における指示部115は、例えば、画像形成装置1の各構成にアスセスするためのアドレスには、仮のアドレスが設定されている。すなわち、実際の制御をしていない段階において指示部115には、画像形成装置1の各構成に替えて仮想的な構成(いわゆるスタブ)が割り当てられる。
なお、指示部115は、画像形成装置1に備えられた構成のほか、通信部13を介して接続された外部装置を制御してもよい。この場合、この外部装置にアクセスするためのアドレスは、例えば通信部13におけるポート番号であり、この外部装置を制御していない段階において指示部115には、仮のポート番号が割り当てられる。
また、生成部111は、グループ30ごとに機能の異なる指示部115を生成してもよい。図6は、記憶部12に記憶される機能表122の一例を示す図である。また、図7は、複数のモジュールが記憶部12に記憶されていることを示す図である。モジュールとは、画像形成装置1を制御するプログラムに組み込まれて機能する部分プログラムである。
図6に示す通り、機能表122は、グループ30を識別するグループ名ごとに、それらグループ30に対応付けて生成される指示部115に利用を許可された機能の名称やバージョン番号などの識別情報が記述されている。例えば、図6に示す機能表122には、「画像形成」「GUI(Graphical User Interface)」「画像調整」の3種類のモジュールについて、上述した指示部115に組み込むか否かと、組み込む場合における各モジュールのバージョン番号とが記述されている。
そして、図7に示す通り、記憶部12には、「画像形成」「GUI」「画像調整」の3種類の機能を実現するためのモジュールがそれぞれ記憶されている。記憶部12には、3種類の機能のそれぞれにつき、異なるバージョン番号が付されたモジュールがそれぞれ記憶されている。生成部111は、上述した機能表122に記載された識別情報に基づき、これらの識別情報で識別されるモジュールを記憶部12からそれぞれ読み出して指示部115を生成する。
例えば、図6に示す例において、グループ「G1」の指示部115には、バージョン番号「Ver.4」の画像形成モジュールが組み込まれ、バージョン番号「Ver.3」のGUIモジュールが組み込まれ、バージョン番号「Ver.2」の画像調整モジュールが組み込まれる。一方、機能表122において、グループ「G3」に対する画像調整の欄には、利用を許可しない旨を表す「―」が記述されている。したがって、グループ「G3」の指示部115には、いずれのバージョンの画像調整モジュールも組み込まれない。
受信部112は、通信部13を介して端末2から処理の要求を示す制御信号を受信する。例えば、この要求が画像形成の処理についてのものである場合、この制御信号には、その画像をページ記述言語(以下、PDL:Page Description Languageという)で表した情報などが含まれる。
制御信号を受信すると受信部112は、この制御信号を送信した端末2が属するグループ30に対応する指示部115に、その制御信号で示される処理の要求を割り当てる。例えば、受信部112は、記憶部12に記憶されている所属データベース121と、制御信号の転送に用いられたIPアドレスの情報など、端末2に関する情報とに基づいて、この制御信号を送信した端末2が属するグループ30を特定し、生成部111が生成した指示部115のうち、上述したグループ30に対応する指示部115を特定する。そして、受信部112は、受信した制御信号が示す処理の要求を文字列に変換して、上述した指示部115の決められた領域にこの文字列を追加する。
特定部113は、読取部16が読取った認証情報に基づいて利用者を認証し、認証が成功した場合に、操作部15を介してこの利用者の操作を受付けて、受付けた操作に関連付けられたグループ30を特定する。例えば、図5に示す例において、グループ30は会議室ごとに定められており、各会議室は、利用窓口の担当者によって管理されている。各会議室には、会議室貸出証としてICカードがそれぞれ用意されている。利用者がこの担当者から第1会議室を示すグループ「G1」の会議室貸出証を受け取り、画像形成装置1を操作する際に、これを読取部16に読取らせると、これにより、この利用者は、画像形成装置1の制御部11により認証される。そして認証が成功した場合、制御部11は、この利用者の操作に関連付けられたグループ30として「G1」を特定する。特定部113は、特定したグループ30を呼出部114に伝える。
呼出部114は、上述したグループ30を特定部113から伝えられると、RAMの記憶内容を検索して、生成部111が生成した指示部115の中から、特定部113により特定されたグループ30の指示部115を見つけ、これをCPUに呼出す。
呼出部114により呼出された指示部115は、制御部11のCPUに読み込まれる。このとき、上述した仮のアドレスは、その仮のアドレスが示しているスタブに対応する実際の構成のアドレスに置き換えられる。これにより、指示部115は、画像形成装置1の各構成を制御する状態になる。
CPUに読み込まれた指示部115は、受信部112によって追加された文字列に基づいて、要求されている処理の一覧表を作成し、これを表示させるよう表示部14に指示する。この指示を受けて表示部14は、この一覧表を表示する。すなわち、表示部14は、指示部115に割り当てられた要求により示される処理の一覧表を提示する提示部として機能する。
このとき、利用者が表示部14に表示された一覧表を見て、操作部15を介して、この一覧表の中から1つの処理を選択する操作をすると、操作部15はこの操作に応じた信号を制御部11に送信する。選択部116は、この信号を受信して利用者の操作を解釈し、この操作に応じて、表示された一覧表に含まれる処理の中から1つの処理を選択する。指示部115は、選択部116が選択したこの処理を画像形成部17に指示する。すなわち、指示部115は、受信部112により割り当てられた要求が示す処理の中から、操作部15を介した利用者の操作によって選択される処理を画像形成部17に指示する。
画像形成部17は、指示部115によって指示される処理を実行する実行部として機能する。この処理が画像形成の処理である場合、例えば上述したページ記述言語を解釈してビットマップデータに変換し用紙などの媒体上にそのビットマップデータで表される画像を形成する。なお、このページ記述言語を解釈してビットマップデータに変換する処理(いわゆるラスタライズ処理)は、画像形成部17に予め備えられたプロセッサによって実行されてもよいし、制御部11によって実行されてもよい。
1−5.画像形成装置の動作
図8は、画像形成装置1が処理の要求を指示部115に割り当てる動作を説明するためのフロー図である。画像形成装置1の制御部11は、通信部13を介して端末2から処理の要求を受信したか否かを判断し(ステップS101)、受信していないと判断する間(ステップS101;NO)にわたって、この判断を継続する。端末2から処理の要求を受信したと判断した場合(ステップS101;YES)、制御部11は、要求した端末2が属するグループ30を特定し(ステップS102)、特定したグループ30の指示部にその要求が示す処理を割り当てる(ステップS103)。具体的には、例えば制御部11は、特定したグループ30に対応する指示部115のRAM上における決められた領域に、要求された処理を示す文字列を書き込む。これにより、グループ30ごとに生成された指示部115には、そのグループ30に属する端末2から受信した処理の要求が割り当てられる。
図9は、利用者の操作を受付けるときの画像形成装置1の動作を説明するためのフロー図である。画像形成装置1の制御部11は、読取部16を監視して利用者がかざしたICカードから認証情報を読取ったか否かを判断し(ステップS201)、この認証情報を読取っていないと判断する間(ステップS201;NO)にわたり、この判断を継続する。この認証情報を読取ったと判断した場合(ステップS201;YES)、制御部11は、読取った認証情報を読取部16から取得し、利用者の認証を行う(ステップS202)。そして制御部11は、認証が成功したか否かを判断する(ステップS203)。認証が失敗した場合(ステップS203;NO)、制御部11は、処理をステップS201に戻す。認証が成功した場合(ステップS203;YES)、制御部11は、利用者の操作に関連付けられたグループ30を特定する(ステップS204)。
グループ30を特定すると制御部11は、特定したそのグループ30に対応する指示部115をRAMの中から呼出し(ステップS205)、そのグループ30に属する端末2から要求された処理の一覧表を作成する(ステップS206)。この一覧表は、上述したステップS103において、例えばこの指示部115における決められた領域に書き込まれた文字列に基づいて作成される。
一覧表を作成すると制御部11は、これを表示部14に表示させ(ステップS205)、この一覧表の中から1つの処理を選択する利用者の操作があったか否かを判断する(ステップS208)。この操作があったと判断した場合(ステップS208;YES)、制御部11は、この操作によって選択された処理を実行するように画像形成部17に指示する(ステップS209)。この操作がなかったと判断した場合(ステップS208;NO)、制御部11は処理を終了する。
以上説明した通り、画像形成装置1は、複数の端末2から要求された処理を受信して、それら端末2が属するグループごとにあたかも個別の画像形成装置を設けたかのように振る舞うので、実際にグループごとに画像形成装置を設ける場合に比べてコストが抑えられる。また、利用者にとっては、他のグループの実行装置として画像形成装置1が機能する際に遣り取りされる情報を知ることなく、自分のグループの実行装置として画像形成装置1を利用するので、複数のグループで単に一台の画像形成装置を共有する場合に比べて情報漏洩の危険性が低い。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上述した実施形態において、制御信号を受信した受信部112は、この制御信号を送信した端末2が属するグループ30に対応する指示部115に、その制御信号で示される処理の要求を割り当てていたが、指示部115がこれらの処理の要求を自身に割り当ててもよい。この場合、制御部11は、生成部111が生成した指示部115を順次呼出して、時分割処理を行ってもよい。各指示部115には、制御部11を占拠する時間が割り当てられて、その割り当てにしたがって、これらの指示部115が切り替えられればよい。そして、順次切り替えられる各指示部115が、それぞれ割り当てられた時間内に、通信部13を介して端末2から処理の要求を示す制御信号を受信すると、指示部115は、その端末2が属するグループが自身のグループと一致するか否かを判断する。そして、指示部115は、制御信号を送信した端末2のグループと自身のグループとが一致すると判断した場合に、その制御信号で示される処理の要求を自身の記憶領域に割り当てればよい。すなわち、指示部115が上述した受信部112を兼ねてもよい。
なお、端末2のグループと自身のグループとが一致しないと判断された場合には、上述した制御信号は制御部11のRAM上に予め決められた領域にキューとして蓄積され、次に切り替えられた指示部115は、このキューに蓄積された制御信号から上述した判断を行うようにすればよい。
2−2.変形例2
上述した実施形態において、記憶部12は、グループ30を識別するグループ名ごとに、それらグループ30に対応付けて生成される指示部115に利用を許可された機能の名称やバージョン番号などの識別情報が記述された機能表122を記憶していたが、機能表122を記憶していなくてもよい。この場合、全てのグループについて同じ機能を有する指示部115が生成されればよい。
2−3.変形例3
上述した実施形態において、表示部14は、指示部115が作成した一覧表を表示していたが、一覧表を提示する構成は表示部14に限られない。例えば、画像形成装置1は音声を放音する放音部を備えており、この放音部が、一覧表に基づいて合成される音声を放音することにより、利用者に一覧表が提示されてもよい。すなわち、提示部は、指示部115に割り当てられた要求により示される処理の一覧表を提示するものであればよい。
また、画像形成装置1は、この提示部を備えなくてもよい。この場合、利用者は、読取部16にかざすICカードによって制御部11に特定されるグループに係る全ての処理を、要求された順に実行するように操作部15を操作してもよい。そしてこの場合、上述した選択部116はなくてもよく、指示部115は、受信部112により割り当てられた要求が示す処理を、例えば、要求された順に逐次、画像形成部17に指示してもよい。
2−4.変形例4
上述した実施形態において、処理とは画像を形成する処理であり、処理を実行する実行部は画像形成部17であったが、本発明は、画像を形成すること以外の処理を実行する実行部に適用してもよい。例えば、制御部11(指示部115)は、媒体上に形成された画像を光学的に読取る画像読取部にこの読取りの処理を実行させるように指示してもよい。また、制御部11は、構造物の強度計算や薬品の分子設計などといった種々の科学技術計算を実行する演算部に、その計算を実行させるように指示してもよい。要するに、実行部は、呼出部114が呼出した指示部115によって指示される処理を実行する構成であればよい。
2−5.変形例5
画像形成装置1の制御部11によって実行される各プログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットなどの通信回線を経由してダウンロードさせることも可能である。なお、上記の制御部11によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサなどが用いられる。
2−6.変形例6
上述した実施形態において、生成部111は、管理者などが画像形成装置1を起動させたときにグループ30ごとの指示部115をそれぞれ生成していたが、生成部111が指示部115を生成するタイミングは、これに限られない。例えば、受信部112が上述した制御信号を受信したときに、生成部111は、この制御信号を送信した端末2が属するグループ30に対応する指示部115が既に生成されているか否かを判断し、生成されていないと判断した場合に、このグループ30に対応する指示部115を生成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態において、指示部115が消滅するタイミングについて記載していないが、処理が全て実行部に指示されて実行されることで、受信部112によって割り当てられた要求が全てなくなったときに、制御部11は、この指示部115を消滅させてもよい。また、最後に上述した要求を示す制御信号を受信してから決められた期間が経過したときに、制御部11は、この指示部115を消滅させてもよい。この期間は、グループごとに異なる値に設定されていてもよい。
2−7.変形例7
上述した実施形態において、画像形成装置1の制御部11は、読取部16にICカードを読取らせることで、利用者の操作に関連付けられたグループを特定していたが、このグループを特定する手段はこれに限られない。例えば、利用者が操作部15を介してパスワードや暗証番号などを入力することで、制御部11は、上述したグループを特定してもよい。なお、利用者自身はグループに属していなくてもよく、利用者の画像形成装置1に対する操作がグループに関連付けられていればよい。
また、利用者自身を認証する認証情報を取得して、この利用者を認証し、認証が成功した場合に、制御部11は、この利用者自身を識別する識別情報とグループとが対応付けられている対応表を記憶部12の中から読み出して、上述したグループを特定してもよい。
また、例えば、通信回線3を介して接続されたサーバ群により構成される記憶領域(いわゆるクラウド)に、グループごとに画像形成装置1を利用する時間帯を示したスケジュールを記憶しておき、制御部11は、通信部13を介してこのスケジュールを取得し、そのの記述内容にしたがって上述したグループを特定してもよい。例えば、17時から18時までグループ「G1」が画像形成装置1を利用し、19時から20時までグループ「G2」が画像形成装置1を利用する旨をスケジュールに記述しておく場合、画像形成装置1の制御部11は、このスケジュールを取得し、内蔵したタイマが示す現在時刻が17時になったら、18時になるまでに受付ける操作は、グループ「G1」のための操作であると判断すればよい。そして、グループ「G1」に対応付けて生成された指示部115を呼出して、この指示部115に画像形成装置1を制御させればよい。
なお、このクラウド上に記憶されたスケジュールと連動させる場合、長期間利用されないことが分かっているグループの指示部115については、記憶される領域をRAM上から記憶部12へ移動させてもよい。この場合、このグループの利用開始時刻が近づいていたときに、このグループの指示部115を記憶部12からRAMへ移動させればよい。
1…画像形成装置、11…制御部、111…生成部、112…受信部、113…特定部、114…呼出部、115…指示部、12…記憶部、121…所属データベース、122…機能表、13…通信部、14…表示部、15…操作部、16…読取部、17…画像形成部、2…端末、21…制御部、22…記憶部、23…通信部、24…表示部、25…操作部、3…通信回線、30…グループ、9…画像形成システム。

Claims (6)

  1. 処理を指示する指示部を、予め決められたグループごとに生成する生成部と、
    複数の端末から処理の要求を受信し、当該各端末が属するグループの前記指示部に割り当てる受信部と、
    自装置の利用者の操作を受付けて、当該操作に関連付けられたグループを特定する特定部と、
    前記生成部が生成した指示部の中から、前記特定部により特定された前記グループの指示部を呼出す呼出部と、
    前記呼出部が呼出した指示部によって指示される処理を実行する実行部と
    を備え、
    前記指示部は、前記受信部により割り当てられた前記要求が示す処理を前記実行部に指示する
    ことを特徴とする実行装置。
  2. 前記指示部に許可される機能の識別情報を前記グループごとに記憶する記憶部
    を備え、
    前記生成部は、前記記憶部に記憶された識別情報に基づいて前記指示部を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の実行装置。
  3. 前記実行部は、前記指示部によって指示された画像を媒体上に形成する処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の実行装置。
  4. 前記指示部に割り当てられた前記要求により示される処理の一覧表を提示する提示部と、
    前記利用者の操作に応じて、前記提示部により提示された一覧表に含まれる処理の中から1つの処理を選択する選択部と
    を備え、
    前記指示部は、前記選択部が選択した処理を前記実行部に指示する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の実行装置。
  5. 前記実行部は、前記指示部によって指示された画像を読取る処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の実行装置。
  6. 呼出された指示部によって指示される処理を実行する実行部を備える実行装置のコンピュータを、
    前記指示部を、予め決められたグループごとに生成する生成部と、
    端末から処理の要求を受信し、当該端末が属するグループの前記指示部に割り当てる受信部と、
    前記実行装置の利用者の操作を受付けて、当該操作に関連付けられたグループを特定する特定部と、
    前記生成部が生成した指示部の中から、前記特定部により特定された前記グループの指示部を呼出す呼出部
    として機能させるとともに、
    前記指示部が、前記受信部により割り当てられた前記要求が示す処理を前記実行部に指示するように
    前記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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