JP2014143318A - 物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダブルパターニング(マルチパターニング)における重ね合わせ精度の点で有利な物品の製造方法を提供する。
【解決手段】ハードマスク17のパターンを基板11に形成する工程を含む物品の製造方法であって、マルチパターニングにより第1パターン14を基板11に形成する第1工程と、第1パターン14を形成された基板11の凹部にハードマスク17を埋め込む第2工程とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】ハードマスク17のパターンを基板11に形成する工程を含む物品の製造方法であって、マルチパターニングにより第1パターン14を基板11に形成する第1工程と、第1パターン14を形成された基板11の凹部にハードマスク17を埋め込む第2工程とを含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、ハードマスクのパターンを基板に形成する工程を含む物品の製造方法に関する。
マイクロメートルもしくはナノメートルオーダーの物品としての構造体、またはその構造体を含む物品を製造するための一工程として、微細なパターンを基板に形成するリソグラフィー工程がある。そのようなパターンの形成には、露光装置に代表されるリソグラフィー装置が用いられる。露光装置は、例えば、原版(レチクルまたはマスクともいう)に形成されたパターンおよび投影光学系を介して感光性の基板(表面にレジスト層が形成されたウエハやガラスプレートなど)を露光する。ここで、露光装置により転写(解像)可能なパターンの最小線幅は、レイリーの式(R=k1×λ/NA)で表される。ただし、Rは解像力(または最小線幅)であり、k1はプロセスファクターであり、λは光の波長であり、NAは投影光学系の開口数である。このうち、プロセスファクターk1は、露光を含むプロセスの条件により変化する値であり、その理論最小値は0.25である。露光装置の仕様により決まる波長λおよび開口数NAならびにプロセスファクターk1=0.25をレイリーの式に代入すれば、その露光装置での理論最小線幅(解像限界)が得られる。すなわち、プロセスファクターk1が0.25を下回るようなパターンは、露光装置の解像限界を超えるため、一度の露光で転写することができない。非特許文献1は、そのようなパターンの形成を実現するためのダブルパターニングについて記載している。
リソグラフィー工程により基板上にレジストパターンが形成された後、このレジストパターンをマスクとして基板のエッチングが行われる。このエッチング工程において、例えば、レジストの性能を上回る選択比が必要とされるときは、被エッチング材に比較してエッチングレートの小さい、いわゆるハードマスクを用いる場合がある。このハードマスクを用いることの利点は、レジストマスクでは実現することが困難な高アスペクト比のパターンや、より垂直性の高いパターンの形成が可能となることにある。そこで、ダブルパターニングでの形成を要するような線幅の高アスペクト比のパターンを形成する場合には、基板上に成膜したハードマスクに対してダブルパターニングを行うのが一般的である。
図2は、参考として、従来のハードマスクに対するダブルパターニングプロセスの流れを時系列で示す概略図である。ここでは、一例として、平坦な基板21上に成膜したハードマスク22に対してダブルパターニングを適用し、最終的にピッチ90nmのパターンを形成するものとする。まず、ハードマスク22上にはレジスト層23が成膜され、その後、1回目の露光により、ピッチ180nmのレジストパターンが形成される(図2(a))。次に、レジストパターン(レジスト層23)をマスクとした1回目のエッチングにより、ハードマスク22にはパターンが形成され、レジスト層23が剥離される(図2(b))。次に、ハードマスク22上には新たにレジスト層24が成膜され、その後、2回目の露光により、前回の露光によるものとは1/2ピッチ(90nm)ずらしたピッチ180nmのレジストパターンが形成される(図2(c))。そして、レジストパターン(レジスト層24)をマスクとした2回目のエッチングにより、ハードマスク22のパターンがさらに加工され、レジスト層23が剥離される(図2(d))。これにより、ピッチ90nmのパターンを有するハードマスク22が形成される。なお、ハードマスク22上にマスクとなり得る層をさらに成膜し、ダブルパターニングを行う方法もある。
岡崎、「ハーフピッチ32nm技術対応のリソグラフィー技術」、O plus E、新技術コミュニケーションズ、平成19年9月、第29巻、第9号、p.890−894
しかしながら、ハードマスクに対してダブルパターニングを適用する図2のプロセスでは、1回目のエッチングによりハードマスク22に残留している応力が変化することに起因して、基板21の歪み状態も変化する。そして、2度の露光の間の重ね合わせは、基板21に形成されているアライメントマークを用いて行うため、基板21の歪み状態の変化に伴ってアライメントマークの変位または変形も生じ、そのため、2回目の露光での重ね合わせ精度が低下しうる。このような重ね合わせ精度への影響は、アライメントマーク間の距離が大きくなるほど顕著に現れうる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、ダブルパターニング(マルチパターニング)における重ね合わせ精度の点で有利な物品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ハードマスクのパターンを基板に形成する工程を含む物品の製造方法であって、マルチパターニングにより第1パターンを基板に形成する第1工程と、第1パターンを形成された基板の凹部にハードマスクを埋め込む第2工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、例えば、ダブルパターニングにおける重ね合わせ精度の点で有利な物品の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る物品の製造方法について図面を参照して説明する。なお、本実施形態でいう「物品」は、例えば、波長板・偏光板等の光学素子や、半導体集積回路デバイス、液晶表示デバイス、MEMS等のデバイス等の最終製造物、最終製造物となる前の微細パターンを有する構造体としての中間製造物を含みうる。また、最終製造物または中間製造物の製造には多種の工程が含まれうるが、以下では、ダブルパターニングの工程を含む一部の工程について重点的に説明する。他の工程は、公知の工程としうる。さらに、本実施形態でいう「ダブルパターニング」における露光回数は、以下で例示する2回に限定されず、3回以上であってもよく、それらを総称して「マルチパターニング」と称することとする。
図1は、本実施形態に係る物品の製造方法に含まれる一連の工程としてのパターン形成プロセスを時系列で示す概略図である。まず、形成すべきパターンのピッチは、一例として90nm(ハーフピッチは45nm)とする。そして、パターン形成プロセス中、露光工程が存在するが、当該露光には、リソグラフィー装置としての露光装置が用いられる。露光装置としては、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式にて、レチクル(原版)に形成されたパターンおよび投影光学系を介して基板を露光する走査(型)投影露光装置を採用し得る。本実施形態では、露光装置の光源として、フッ化クリプトンエキシマレーザー(波長λ=248nm)を用いるものとする。ただし、光源の種類は、これに限定されるものではなく、例えばフッ化アルゴンエキシマレーザー(波長λ=193nm)を採用することもできる。ここで、露光装置の開口数NAを0.86とすると、プロセスファクターk1は約0.16となる。よって、プロセスファクターk1が0.25を下回るため、この露光装置によりピッチ90nmのパターンを1回の露光でパターニングすることは不可能である。そこで、本実施形態では、ピッチ180nmのパターニングを2回行うことで、最終的にピッチ90nmのパターンを形成するダブルパターニングを採用する。この場合、ピッチ180nmのパターンならばプロセスファクターk1が約0.31となるため、1回の露光でパターニング可能である。なお、ここで例示しているピッチなどの数値は、適宜変更可能である。
まず、図1(a)〜図1(d)に示すダブルパターニングに係る各工程(第1工程)により、基板11上にピッチ90nmのハードマスク埋め込み部としてのパターン(第1パターン)14を形成する。まず、基板11上には、レジスト層12が成膜され、その後、1回目の露光によりピッチ180nmのレジストパターンが形成される(図1(a))。基板11の材質は、本実施形態では石英とする。ただし、石英には限定されず、最終製造物または中間製造物の種類によって変更可能であり、例えばシリコン(Si)でもよい。次に、レジストパターン(レジスト層12)をマスクとした1回目のエッチング(ドライエッチング)により基板11にパターンが形成され、レジスト層12が剥離される(図1(b))。ドライエッチングの方法としては、例えば、平行平板型(容量結合型)リアクティブイオンエッチング(CCP-RIE: Capacitive Coupled Plasma-RIE)を用いうる。一方、誘導結合型リアクティブイオンエッチング(ICP-RIE: Inductive Coupled Plasma-RIE)等を用いてもよい。このとき、エッチング深さは、必要とするハードマスクの厚さによるが、50nm以上200nm以下としうる。次に、基板11上に新たにレジスト層13が成膜され、その後、2回目の露光により、前回の露光によるものとは1/2ピッチ(90nm)ずらしたピッチ180nmのレジストパターンが形成される(図1(c))。そして、レジストパターン(レジスト層13)をマスクとした2回目のエッチングにより、基板11がさらに加工され、レジスト層13が剥離される。これにより、ピッチ90nmのパターン14を有する基板11が形成される(図1(d))。
次に、図1(e)〜図1(g)に示す各工程(第2工程)により、ハードマスク埋め込み部としてのパターン14にハードマスク17を埋め込む。まず、パターン14が形成された基板11上に、ハードマスク層15が成膜される(第2−1工程:図1(e))。ハードマスク17の材質としては、例えば、Cr、CrO2、CrO3、Cr2O3、Ta、W、Al、TiO2のいずれかが採用可能である。また、成膜方法としては、例えば、カバレージの良いスパッタリング法または化学気相成長法(CVD法)が望ましいが、それには限定されず、例えば蒸着法であってもよい。このとき、成膜厚さは、パターン14の深さの2倍程度としうる。この成膜により形成されたハードマスク層15の表面形状は、パターン14の形状を反映した凹凸を有する。次に、ハードマスク層15上にレジスト層16を成膜し(第2−2工程)、表面を平坦化する(図1(f))。次に、エッチングにより、エッチバック(平坦化)を行い、パターン14の凹部のみにハードマスク17を残すようにする(第2−3工程:図1(g))。ここでは、レジスト層16とハードマスク層15とのエッチング選択比が1に近い条件でドライエッチングを行う。その後、例えば、図1(g)のように形成されたハードマスクパターンをマスクとして基板11をエッチングし(第3工程)、さらに不要となったハードマスク17を除去することを介して、最終製造物としての波長板や偏光板などの光学素子を製造することができる。また、基板11の材質をシリコンとして同様にパターンを形成することで、種々のデバイスの製造にも適用可能である。
このように、上記の一連の工程では、ダブルパターニングを用いてハードマスクのパターンを形成するにあたり、基板11の表面上に形成されたハードマスク層をエッチングすることにより形成するのではない。すなわち、本実施形態では、基板11にハードマスク埋め込み部(凹部)を含むパターン14を形成する。そして、パターン14上にハードマスク層15形成することを介して、パターン14の凹部にハードマスク17が埋め込まれた構造を形成する。すなわち、ダブルパターニングによりパターン14を形成する段階では、ハードマスク層に対するものではない。したがって、本実施形態のダブルパターニングでは、2回の露光の間における基板の歪み状態の変化を低減することができる。これにより、2回目の露光における重ね合わせ精度の点で有利となる。よって、物品の製造歩留まり、性能または品質の点で有利な物品製造方法を提供することができる。
以上のように、本実施形態によれば、ダブルパターニングにおける重ね合わせ精度の点で有利な物品の製造方法を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
11 基板
14 パターン
17 ハードマスク
14 パターン
17 ハードマスク
Claims (7)
- ハードマスクのパターンを基板に形成する工程を含む物品の製造方法であって、
マルチパターニングにより第1パターンを基板に形成する第1工程と、
前記第1パターンを形成された前記基板の凹部に前記ハードマスクを埋め込む第2工程と、
を含むことを特徴とする物品の製造方法。 - 前記第2工程は、
前記第1パターンを形成された前記基板の上に前記ハードマスクの層を形成する第2−1工程と、
前記ハードマスクの層の上にレジスト層を形成する第2−2工程と、
前記レジスト層および前記ハードマスクの層をエッチバックする第2−3工程と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の物品の製造方法。 - 前記第2−2工程と前記第2−3工程との間に、前記レジスト層を平坦化する工程を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の物品の製造方法。
- 前記基板の材質は、石英およびシリコンのうち少なくとも一方を含む、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の物品の製造方法。
- 前記ハードマスクの材質は、Cr、CrO2、CrO3、Cr2O3、Ta、W、Al、およびTiO2のうち少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の物品の製造方法。
- 前記ハードマスクを埋め込まれた前記基板を、該ハードマスクをマスクとしてエッチングする第3工程を含む、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の物品の製造方法。
- 前記物品は、光学素子およびデバイスのうち少なくとも一方を含む、ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の物品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013011341A JP2014143318A (ja) | 2013-01-24 | 2013-01-24 | 物品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013011341A JP2014143318A (ja) | 2013-01-24 | 2013-01-24 | 物品の製造方法 |
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JP2014143318A true JP2014143318A (ja) | 2014-08-07 |
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JP2013011341A Pending JP2014143318A (ja) | 2013-01-24 | 2013-01-24 | 物品の製造方法 |
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Country | Link |
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2013
- 2013-01-24 JP JP2013011341A patent/JP2014143318A/ja active Pending
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