JP2014143014A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータに対する樹脂成形の工程数を有効に削減することができ、セパレータ製造工程の効率化及び低コスト化を図ることを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10の発電ユニット12は、第1セパレータ30、第1電解質膜・電極構造体32a、第2セパレータ34、第2電解質膜・電極構造体32b及び第3セパレータ36を設ける。第2セパレータ34の外周部には、複数の樹脂製ガイド部82が設けられ、前記樹脂製ガイド部82は、隣接する第1セパレータ30及び第3セパレータ36の外周部を覆う位置まで積層方向に延在する第1膨出部82b及び第2膨出部82cを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、第1セパレータ、第1電解質・電極構造体、第2セパレータ、第2電解質・電極構造体及び第3セパレータの順に積層される複数の発電ユニットを設ける燃料電池スタックに関する。
一般的に、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ触媒層(電極触媒層)とガス拡散層(多孔質カーボン)とからなるアノード電極とカソード電極とを配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、所定の数だけ積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、部品点数を削減して前記燃料電池スタック全体のコンパクト化を図ることが望まれている。このため、第1セパレータ、第1電解質・電極構造体、第2セパレータ、第2電解質・電極構造体及び第3セパレータの順に積層される複数の発電ユニットを備え、各発電ユニット間のみに、冷却媒体を流す冷却媒体流路が形成される間引き冷却型燃料電池スタックが採用されている。
その際、通常、数十〜数百の発電ユニットを積層して燃料電池スタックを構成している。従って、各発電ユニット自体を容易且つ効率的に位置決めする必要があり、例えば、特許文献1に開示された燃料電池スタックが知られている。
この燃料電池スタックでは、第1乃至第3セパレータ同士を相互に位置決めする位置決め機構を備えている。位置決め機構は、第2セパレータの一方の面から第1セパレータ側に突出する第1凸状部と、前記第2セパレータの他方の面から第3セパレータ側に突出する第2凸状部と、前記第1セパレータに設けられ、前記第1凸状部が嵌合する第1凹状部と、前記第3セパレータに設けられ、前記第2凸状部が嵌合する第2凹状部と、を有している。
特開2006−120562号公報
上記の燃料電池スタックでは、第2セパレータに樹脂製の第1凸状部及び第2凸状部が設けられている。さらに、第1セパレータには、樹脂製の第1凹状部が設けられる一方、第3セパレータには、樹脂製の第2凹状部が設けられている。
このため、第1セパレータ、第2セパレータ及び第3セパレータには、例えば、金属プレートに対してゴムによる射出成形(LIMS)及び樹脂による成形(アウトサート成形)の各工程が行われている。その際、発電ユニットの積層数が多くなると、セパレータの成形回数及び数量が増加し、工数が大幅に増加するとともに、製造コストが高騰するおそれがある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、セパレータに対する樹脂成形の工程数を有効に削減することができ、セパレータ製造工程の効率化及び低コスト化を図ることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側にそれぞれ電極が配設される第1電解質・電極構造体及び第2電解質・電極構造体を有し、第1セパレータ、前記第1電解質・電極構造体、第2セパレータ、前記第2電解質・電極構造体及び第3セパレータの順に積層される複数の発電ユニットを設け、前記第1セパレータと前記第1電解質・電極構造体との間、前記第1電解質・電極構造体と前記第2セパレータとの間、前記第2セパレータと前記第2電解質・電極構造体との間、及び前記第2電解質・電極構造体と前記第3セパレータとの間には、発電面に沿って所定の反応ガスを流す反応ガス流路が形成されるとともに、各発電ユニット間のみに、冷却媒体を流す冷却媒体流路が形成される燃料電池スタックに関するものである。
この燃料電池スタックでは、第2セパレータの外周部には、樹脂製ガイド部が設けられるとともに、前記樹脂製ガイド部は、隣接する第1セパレータ及び第3セパレータの外周部を覆う位置まで積層方向に延在する膨出部を有している。
また、この燃料電池スタックでは、樹脂製ガイド部には、絶縁性クリップを挿入するための孔部が積層方向に形成されることが好ましい。
本発明によれば、第2セパレータの外周部に設けられた樹脂製ガイド部が、隣接する第1セパレータ及び第3セパレータの外周部を覆う位置まで積層方向に延在する膨出部を有している。このため、第1セパレータ、第2セパレータ又は第3セパレータの少なくともいずれかに、積層方向に交差する方向から外部荷重が付与されると、樹脂製ガイド部の膨出部は、前記外部荷重を確実に受けることができる。
従って、第2セパレータの外周部にのみ、樹脂製ガイド部を設ければよく、第1セパレータ及び第3セパレータには、前記樹脂製ガイド部の成形作業が不要になる。これにより、セパレータに対する樹脂成形の工程数を有効に削減することができ、セパレータ製造工程の効率化及び低コスト化を図ることが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電ユニットの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図2中、III−III線断面図である。 前記燃料電池スタックの、図2中、IV−IV線断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10は、複数の発電ユニット12を矢印A方向(水平方向)に積層してケーシング14内に収容している。
ケーシング14は、発電ユニット12の積層方向両端に配置される、例えば、横長形状のエンドプレート16a、16bと、前記発電ユニット12の側部に配置される4枚の側部プレート18a〜18dと、前記エンドプレート16a、16b及び前記側部プレート18a〜18dを互いに連結するヒンジ部20とを備える。
ヒンジ部20には、係合ピン22が挿入されて前記係合ピン22の端部にスナップリング(図示せず)が結合することにより、エンドプレート16a、16bと側部プレート18a〜18dの両端とが、互いに固定される。側部プレート18a〜18dは、それぞれの端部間に連結部材24が介装されるとともに、複数のねじ26により固定される。
図2及び図3に示すように、発電ユニット12は、第1セパレータ30、第1電解質膜・電極構造体(第1電解質・電極構造体)(MEA)32a、第2セパレータ34、第2電解質膜・電極構造体(第2電解質・電極構造体)32b及び第3セパレータ36を設ける。
第1セパレータ30、第2セパレータ34及び第3セパレータ36は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した縦長形状の金属板により構成される。第1セパレータ30、第2セパレータ34及び第3セパレータ36は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。
第1電解質膜・電極構造体32a及び第2電解質膜・電極構造体32bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜38と、前記固体高分子電解質膜38を挟持するアノード電極40及びカソード電極42とを備える。アノード電極40は、カソード電極42よりも小さな平面寸法(表面寸法)を有する段差MEAを構成しているが、これに限定されるものではない。例えば、アノード電極40は、カソード電極42よりも大きな平面寸法を有してもよく、又は、前記カソード電極42と同一の平面寸法を有していてもよい。
アノード電極40及びカソード電極42は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜38の両面に形成される。
図2に示すように、発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔44a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔46bが設けられる。
発電ユニット12の長辺方向(矢印B方向)の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔46a、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔44bが設けられる。
発電ユニット12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体入口連通孔48aが設けられる。発電ユニット12の短辺方向の両端縁部他方には、冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体出口連通孔48bが設けられる。
各冷却媒体入口連通孔48a、48aは、酸化剤ガス入口連通孔44a及び燃料ガス出口連通孔46bに近接し、且つそれぞれ矢印C方向両側の各辺に振り分けられる。各冷却媒体出口連通孔48b、48bは、酸化剤ガス出口連通孔44b及び燃料ガス入口連通孔46aにそれぞれ近接し、且つそれぞれ矢印C方向両側の各辺に振り分けられる。
第1セパレータ30の第1電解質膜・電極構造体32aに向かう面30aには、燃料ガス入口連通孔46aと燃料ガス出口連通孔46bとを連通する波形状(又は直線状)の第1燃料ガス流路50が形成される。第1燃料ガス流路50は、矢印B方向に延在し、その入口近傍及び出口近傍には、それぞれ複数のエンボスを有する入口バッファ部52a及び出口バッファ部52bが設けられる。
第1セパレータ30の面30bには、冷却媒体入口連通孔48aと冷却媒体出口連通孔48bとを連通する冷却媒体流路54の一部が形成される。冷却媒体流路54は、第1燃料ガス流路50の裏面形状である。
第2セパレータ34の第1電解質膜・電極構造体32aに向かう面34aには、酸化剤ガス入口連通孔44aと酸化剤ガス出口連通孔44bとを連通する波形状(又は直線状)の第1酸化剤ガス流路56が形成される。第1酸化剤ガス流路56の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部58a及び出口バッファ部58bが設けられる。
第2セパレータ34の第2電解質膜・電極構造体32bに向かう面34bには、燃料ガス入口連通孔46aと燃料ガス出口連通孔46bとを連通する波形状(又は直線状)の第2燃料ガス流路60が形成される。第2燃料ガス流路60の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部62a及び出口バッファ部62bが設けられる。
第3セパレータ36の第2電解質膜・電極構造体32bに向かう面36aには、酸化剤ガス入口連通孔44aと酸化剤ガス出口連通孔44bとを連通する波形状(又は直線状)の第2酸化剤ガス流路64が形成される。第2酸化剤ガス流路64の入口近傍及び出口近傍には、入口バッファ部66a及び出口バッファ部66bが設けられる。第3セパレータ36の面36bには、冷却媒体流路54の一部が形成される。
第1セパレータ30は、燃料ガス入口連通孔46aと第1燃料ガス流路50とを連通する複数の供給連結路68aと、燃料ガス出口連通孔46bと前記第1燃料ガス流路50とを連通する複数の排出連結路68bとを有する。第2セパレータ34は、燃料ガス入口連通孔46aと第2燃料ガス流路60とを連通する複数の供給連結路70aと、燃料ガス出口連通孔46bと前記第2燃料ガス流路60とを連通する複数の排出連結路70bとを有する。
供給連結路68a及び排出連結路68bには、ブリッジ部として蓋体72a、72bが配置される。供給連結路70a及び排出連結路70bには、ブリッジ部として蓋体74a、74bが配置される。
第1セパレータ30の面30a、30bには、この第1セパレータ30の外周端縁部を周回して第1シール部材76が一体成形される。第2セパレータ34の面34a、34bには、この第2セパレータ34の外周端縁部を周回して第2シール部材78が一体成形される。第3セパレータ36の面36a、36bには、この第3セパレータ36の外周端縁部を周回して第3シール部材80が一体成形される。
第1シール部材76、第2シール部材78及び第3シール部材80としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2及び図3に示すように、第2セパレータ34の外周部には、複数の樹脂製ガイド部(荷重受け部)82が、前記第2セパレータ34を構成する金属プレート34pの切り欠き部に対応して一体化される。各樹脂製ガイド部82には、孔部84a、84bが互いに並列して設けられる。
図3に示すように、樹脂製ガイド部82は、金属プレート34pに一体化される連結板部82aを有する。連結板部82aの先端側には、第2セパレータ34の一方側に隣接する第1セパレータ30の外周部を覆う位置まで積層方向(矢印A方向)に延在する第1膨出部82bと、前記第2セパレータ34の他方側に隣接する第3セパレータ36の外周部を覆う位置まで積層方向に延在する第2膨出部82cとが一体に設けられる。
図2及び図4に示すように、第1セパレータ30には、第2セパレータ34の孔部84a、84bと矢印A方向に連通して孔部86a、86bが形成される。第3セパレータ36には、第2セパレータ34の孔部84a、84bと矢印A方向に連通して孔部88a、88bが形成される。孔部88a、88bの直径は、孔部84a、84b及び86a、86bの直径よりも小径に設定される。
積層方向に対して一つ置きに配置される発電ユニット12では、孔部84a、86a及び88aに、接続部材、例えば、絶縁性樹脂クリップ90が挿入される。他の一つ置きに配置される発電ユニット12では、各孔部84b、86b及び88bに、同様に接続部材である樹脂クリップ90が挿入される。孔部84a、86a及び88aに樹脂クリップ90が挿入される発電ユニット12と、孔部84b、86b及び88bに樹脂クリップ90が挿入される発電ユニット12とは、交互に積層される。
各樹脂クリップ90は、首部90aが、第3セパレータ36に係止する一方、大径なフランジ部90bが、第1セパレータ30に当接することにより、第1セパレータ30、第2セパレータ34及び第3セパレータ36が、積層方向に一体に保持される。
図1に示すように、エンドプレート16aには、酸化剤ガス入口連通孔44a、酸化剤ガス出口連通孔44b、燃料ガス入口連通孔46a及び燃料ガス出口連通孔46bが形成される。エンドプレート16bには、冷却媒体入口連通孔48a及び冷却媒体出口連通孔48bが形成される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、エンドプレート16aに設けられた酸化剤ガス入口連通孔44aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔46aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、エンドプレート16bに設けられた一対の冷却媒体入口連通孔48aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
図2に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔44aから第2セパレータ34の第1酸化剤ガス流路56及び第3セパレータ36の第2酸化剤ガス流路64に導入される。酸化剤ガスは、第1酸化剤ガス流路56に沿って矢印B方向(水平方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体32aのカソード電極42に供給される。さらに、残余の酸化剤ガスは、第2酸化剤ガス流路64に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体32bのカソード電極42に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔46aから第1セパレータ30の第1燃料ガス流路50に沿って水平方向(矢印B方向)に移動し、第1電解質膜・電極構造体32aのアノード電極40に供給される。また、残余の燃料ガスは、第2セパレータ34の第2燃料ガス流路60に沿って矢印B方向に移動し、第2電解質膜・電極構造体32bのアノード電極40に供給される。
従って、第1電解質膜・電極構造体32a及び第2電解質膜・電極構造体32bでは、カソード電極42に供給される酸化剤ガスと、アノード電極40に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、第1電解質膜・電極構造体32a及び第2電解質膜・電極構造体32bの各カソード電極42に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔44bに沿って矢印A方向に排出される。第1電解質膜・電極構造体32aのアノード電極40に供給されて消費された燃料ガス、及び第2電解質膜・電極構造体32bのアノード電極40に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔46bに排出される。
一方、上下一対の冷却媒体入口連通孔48aに供給された冷却媒体は、一方の発電ユニット12を構成する第1セパレータ30と、他方の発電ユニット12を構成する第3セパレータ36との間に形成された冷却媒体流路54に導入される。
各冷却媒体入口連通孔48a、48aから冷却媒体流路54に供給される冷却媒体は、一旦矢印C方向(重力方向)内方に沿って流動した後、矢印B方向(水平方向)に移動して第1電解質膜・電極構造体32a及び第2電解質膜・電極構造体32bを冷却する。この冷却媒体は、矢印C方向外方に移動した後、一対の冷却媒体出口連通孔48b、48bに排出される。
この場合、本実施形態では、図2〜図4に示すように、第2セパレータ34の外周部に樹脂製ガイド部82が一体に設けられている。樹脂製ガイド部82は、第2セパレータ34の一方側に隣接する第1セパレータ30の外周部を覆う位置まで積層方向に延在する第1膨出部82bと、前記第2セパレータ34の他方側に隣接する第3セパレータ36の外周部を覆う位置まで積層方向に延在する第2膨出部82cとを一体に有している。
このため、図4に示すように、第1セパレータ30、第2セパレータ34又は第3セパレータ36の少なくともいずれかに、車両衝突時等に外部荷重Fが付与される際、これらの外周部を覆っている樹脂製ガイド部82は、前記外部荷重Fを確実に受けることができる。
従って、第2セパレータ34の外周部にのみ、樹脂製ガイド部82を設ければよく、第1セパレータ30及び第3セパレータ36には、前記樹脂製ガイド部82の成形作業が不要になる。これにより、セパレータに対する樹脂成形の工程数を有効に削減することができ、セパレータ製造工程の効率化及び低コスト化を図ることが可能になるという効果が得られる。
また、樹脂製ガイド部82は、第1膨出部82bにより第2セパレータ34と第1セパレータ30との位置決め部として利用する一方、第2膨出部82cにより第3セパレータ36と前記第1セパレータ30との位置決め部として利用することができる。
10…燃料電池スタック 12…発電ユニット
14…ケーシング 16a、16b…エンドプレート
18a〜18d…側部プレート 30、34、36…セパレータ
32a、32b…電解質膜・電極構造体
40…アノード電極 42…カソード電極
44a…酸化剤ガス入口連通孔 44b…酸化剤ガス出口連通孔
46a…燃料ガス入口連通孔 46b…燃料ガス出口連通孔
48a…冷却媒体入口連通孔 48b…冷却媒体出口連通孔
50、60…燃料ガス流路 54…冷却媒体流路
56、64…酸化剤ガス流路 76、78、80…シール部材
82…樹脂製ガイド部 82a…連結板部
82b、82c…膨出部
84a、84b、86a、86b、88a、88b…孔部
90…樹脂クリップ

Claims (2)

  1. 電解質の両側にそれぞれ電極が配設される第1電解質・電極構造体及び第2電解質・電極構造体を有し、第1セパレータ、前記第1電解質・電極構造体、第2セパレータ、前記第2電解質・電極構造体及び第3セパレータの順に積層される複数の発電ユニットを設け、前記第1セパレータと前記第1電解質・電極構造体との間、前記第1電解質・電極構造体と前記第2セパレータとの間、前記第2セパレータと前記第2電解質・電極構造体との間、及び前記第2電解質・電極構造体と前記第3セパレータとの間には、発電面に沿って所定の反応ガスを流す反応ガス流路が形成されるとともに、各発電ユニット間のみに、冷却媒体を流す冷却媒体流路が形成される燃料電池スタックであって、
    前記第2セパレータの外周部には、樹脂製ガイド部が設けられるとともに、
    前記樹脂製ガイド部は、隣接する前記第1セパレータ及び前記第3セパレータの外周部を覆う位置まで積層方向に延在する膨出部を有することを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記樹脂製ガイド部には、絶縁性クリップを挿入するための孔部が前記積層方向に形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107845825A (zh) * 2016-09-21 2018-03-27 中国科学院大连化学物理研究所 一种氧化还原液流电池端板与端电池间的密封件及电堆

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CN107845825A (zh) * 2016-09-21 2018-03-27 中国科学院大连化学物理研究所 一种氧化还原液流电池端板与端电池间的密封件及电堆
CN107845825B (zh) * 2016-09-21 2023-11-21 中国科学院大连化学物理研究所 一种氧化还原液流电池端板与端电池间的密封件及电堆

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