JP2014142467A - 画像出力装置及びその制御方法、システム、プログラム、並びに記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な機器を用いて、高解像度の画像を表示可能なシステムを構成できる技術を提供する。
【解決手段】画像出力装置と、複数の表示装置とを有し、各装置の表示エリアをつなぎ合わせて1つの画像を表示するシステムにおいて、前記画像出力装置は、画像データを取得する取得手段と、前記表示装置と通信する通信手段と、前記表示装置の表示エリアの情報に基づいて、前記表示装置への画像データの送信順序または送信の有無を決定する通信制御手段と、を有し、前記表示装置は、前記画像出力装置と通信する通信手段と、前記画像出力装置から受信した画像データから、自装置が担当する表示エリアの情報に応じた画像データを切り出す画像処理手段と、前記画像処理手段により切り出された画像データを前記表示エリアに出力する表示制御手段と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の表示装置の表示画面をつなぎ合わせて1つの画像を表示するシステムに関する。
従来、投影装置として、液晶パネル等のライトバルブにより生成された画像をスクリーンに投影表示するプロジェクタが知られている。また、近年、画像の高解像度化が進んでおり、例えば4K2Kや8K4K等の多画素数の画像を大画面表示することが望まれている。一般的に、プロジェクタの多画素化、大画面化のためには、液晶パネル等のライトバルブの微細化や、高輝度光源の採用が必要になり、コストが上がってしまう。そのため、図10(a)のように複数の表示装置1000a〜1000dをつなぎ合わせて、多画素、大画面を実現する方法や、図10(b)のように複数のプロジェクタ1001a、1001bをLANケーブル1003a、1003bでつないだマルチ投影により、多画素、大画面の投影表示を行うことも多い。なお、マルチ投影とは、複数の投影画面を繋ぎ合わせて、全体として1つの画像を表示する投影方法のことである。
このように複数の表示装置やプロジェクタを用いて多画素、大画面を実現する方法として、特許文献1には、複数のプロジェクタに画像信号を入力し、各プロジェクタが担当する部分の画像信号を切り出して表示する技術が開示されている。
特開2008−040206号公報
ところで、一般的に4K2Kや8K4K等の多画素数の画像を1つの機器から出力するためには、より高い機能が必要となり、コストが掛ってしまう。また、図10(b)のように高解像度の画像信号を各プロジェクタ1001a、1001bに分配するには高価な分配機1002が必要となる。
また、上記特許文献1に記載の技術を用いて、高解像度の画像を表示しようとした場合、高性能の出力機器や高価な分配機が必要となり、マルチ投影システムを構築するために多額のコストが掛ってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、安価な機器を用いて、高解像度の画像を表示可能なシステムを構成できる技術を提供することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明のシステムは、画像出力装置と、複数の表示装置とを有し、各装置の表示エリアをつなぎ合わせて1つの画像を表示するシステムにおいて、前記画像出力装置は、画像データを取得する取得手段と、前記表示装置と通信する通信手段と、前記表示装置の表示エリアの情報に基づいて、前記表示装置への画像データの送信順序または送信の有無を決定する通信制御手段と、を有し、前記表示装置は、前記画像出力装置と通信する通信手段と、前記画像出力装置から受信した画像データから、自装置が担当する表示エリアの情報に応じた画像データを切り出す画像処理手段と、前記画像処理手段により切り出された画像データを前記表示エリアに出力する表示制御手段と、を有する。
本発明によれば、安価な機器を用いて、高解像度の画像を表示可能なシステムを構成できる。
本発明に係る実施形態の装置構成を示すブロック図。 本実施形態の画像出力装置の基本動作を示すフローチャート。 本実施形態のシステム構成図。 図2のファイル再生表示処理を示すフローチャート。 本実施形態のシステム設定を行うためのUI画面を例示する図。 本実施形態の投影画面を例示する図。 図4のS407におけるファイル受信表示処理を示すフローチャート。 実施形態2のファイル再生表示処理を示すフローチャート。 図8のS807におけるファイル受信表示処理を示すフローチャート。 複数の表示装置やプロジェクタを繋ぎ合わせて多画素、大画面を実現する従来の方法を例示する図。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
[実施形態1]以下、本発明の画像出力装置を、例えば、静止画や動画を投影する液晶プロジェクタ等の投影装置に適用した実施形態について説明する。
<装置構成>図1を参照して、本発明に係る実施形態の投影装置の構成及び機能の概略について説明する。
本実施形態の液晶プロジェクタ(以下、プロジェクタ)は、投影面に表示するべき画像に応じて、液晶素子の光の透過率を制御して、液晶素子を透過した光源からの光をスクリーンに投影することで、画像をユーザに提示する。
図1において、本実施形態のプロジェクタ100は、CPU110、ROM111、RAM112、操作部113、画像入力部130、画像処理部140を有する。また、プロジェクタ100は、液晶制御部150、液晶素子151R、151G、151B、光源制御部160、光源161、色分離部162、色合成部163、光学系制御部170、投影光学系171を有する。さらに、プロジェクタ100は、記録再生部191、記録媒体192、通信部193、撮像部194、表示制御部195、表示部196を有していてもよい。
CPU110は、プロジェクタ100の各動作ブロックを制御する。ROM111は、CPU110の処理手順を記述した制御プログラムを記憶する。RAM112は、ワークメモリとして一時的に制御プログラムやデータを格納する。また、CPU110は、記録再生部191により記録媒体192から読み出された静止画ファイルや動画ファイルを一時的に記憶し、ROM111に記憶されたプログラムを用いて、それぞれの静止画や動画を再生することもできる。また、CPU110は、通信部193より受信した静止画ファイルや動画ファイルを一時的に記憶し、ROM111に記憶されたプログラムを用いて、それぞれの静止画や動画を再生することもできる。また、CPU110は、撮像部194により得られた画像信号を一時的にRAM112に記憶し、ROM111に記憶されたプログラムを用いて、静止画ファイルや動画ファイルを生成して記録媒体192に記録させることもできる。
また、操作部113は、例えばスイッチやダイヤル、表示部196上に設けられたタッチパネルなどからなり、ユーザの操作指示を受け付け、CPU110に指示信号を送信する。また、操作部113は、例えば、不図示のリモコンからの信号を受信する信号受信部(赤外線受信部など)で、受信した信号に基づいて所定の指示信号をCPU110に送信するものであってもよい。また、CPU110は、操作部113や、通信部193から入力された制御信号を受信して、プロジェクタ100の各動作ブロックを制御する。
画像入力部130は、外部装置から静止画信号や動画信号を受信する。画像入力部130は、例えば、コンポジット端子、S映像端子、D端子、コンポーネント端子、アナログRGB端子、DVI−I端子、DVI−D端子、HDMI(登録商標)端子等を含む。また、画像入力部130は、アナログの静止画信号や動画信号を受信した場合には、受信したアナログ信号をデジタル信号に変換し、画像処理部140に送信する。ここで、外部装置は、静止画信号や動画信号を出力できるものであれば、パーソナルコンピュータ、カメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機など、どのようなものであってもよい。
画像処理部140は、例えば画像処理用のマイクロプロセッサからなり、画像入力部130から受信した静止画信号や動画信号にフレーム数、画素数、画像形状などの変更処理を施して、液晶制御部150に送信する。また、画像処理部140は、専用のマイクロプロセッサである必要はなく、例えば、ROM111に記憶されたプログラムによって、CPU110が画像処理部140と同様の処理を実行してもよい。画像処理部140は、フレーム間引き処理、フレーム補間処理、解像度変換処理、歪み補正処理(キーストン補正処理)といった機能を実行することが可能である。また、画像処理部140は、画像入力部130から受信した信号以外にも、CPU110によって再生された画像や映像に対して前述の変更処理を施すこともできる。
液晶制御部150は、例えば制御用のマイクロプロセッサからなり、画像処理部140で処理された静止画信号や動画信号に基づいて、各液晶パネルの液晶素子151R、151G、151Bの画素の液晶に印加する電圧を制御して、液晶素子151R、151G、151Bの透過率を調整する。なお、液晶制御部150は、専用のマイクロプロセッサである必要はなく、例えば、ROM111に記憶されたプログラムによって、CPU110が液晶制御部150と同様の処理を実行してもよい。例えば、画像処理部140に動画信号が入力されている場合、液晶制御部150は、画像処理部140から1フレームの画像データを受信するごとに、画像に対応する透過率となるように、液晶素子151R、151G、151Bを制御する。液晶素子151Rは、赤色に対応する液晶素子であって、光源161から出力された光のうち、色分離部162で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、赤色の光の透過率を調整する。液晶素子151Gは、緑色に対応する液晶素子であって、光源161から出力された光のうち、色分離部162で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、緑色の光の透過率を調整する。液晶素子151Bは、青色に対応する液晶素子であって、光源161から出力された光のうち、色分離部162で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、青色の光の透過率を調整する。
光源制御部160は、光源161のオン/オフの制御や光量の制御をする、例えば制御用のマイクロプロセッサからなる。なお、光源制御部160は、専用のマイクロプロセッサである必要はなく、例えば、ROM111に記憶されたプログラムによって、CPU110が光源制御部160と同様の処理を実行してもよい。また、光源161は、例えばハロゲンランプ、キセノンランプ、高圧水銀ランプであり、スクリーン180に画像や映像を投影するための光を出力する。また、色分離部162は、例えばダイクロイックミラーやプリズムからなり、光源161から出力された光を、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離する。なお、光源161として、各色に対応するLED等を使用する場合には、色分離部162は不要である。また、色合成部163は、例えばダイクロイックミラーやプリズムからなり、液晶素子151R、151G、151Bを透過した赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を合成する。そして、色合成部163により赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の成分を合成した光は、投影光学系171に送られる。このとき、液晶素子151R、151G、151Bは、画像処理部140から入力された画像データに対応する光の透過率となるように、液晶制御部150により制御される。そのため、色合成部163により合成された光は、投影光学系171によりスクリーンに投影されると、画像処理部140により入力された静止画データや動画データに対応する静止画や動画がスクリーン上に表示されることになる。
光学系制御部170は、例えば制御用のマイクロプロセッサからなり、投影光学系171を制御する。なお、光学系制御部170は、専用のマイクロプロセッサである必要はなく、例えば、ROM111に記憶されたプログラムによって、CPU110が光学系制御部170と同様の処理を実行してもよい。また、投影光学系171は、色合成部163から出力された合成光をスクリーンに投影する。投影光学系171は、複数のレンズ、レンズ駆動用のアクチュエータからなり、レンズをアクチュエータにより駆動することで、投影画像の拡大、縮小、シフト、焦点調整などを行うことができる。
記録再生部191は、記録媒体192から読み出した静止画ファイルや動画ファイルを再生したり、また、撮像部194により得られた画像信号をCPU110から受信して記録媒体192に記録する。また、通信部193より受信した静止画ファイルや動画ファイルを記録媒体192に記録してもよい。記録再生部191は、例えば、記録媒体192と電気的に接続するインタフェースや記録媒体192と通信するためのマイクロプロセッサからなる。なお、記録再生部191には、専用のマイクロプロセッサを含む必要はなく、例えば、ROM111に記憶されたプログラムによって、CPU110が記録再生部191と同様の処理を実行してもよい。また、記録媒体192は、静止画ファイルや動画ファイル、その他、本実施形態のプロジェクタに必要な制御データなどを記録することができるものである。記録媒体192は、磁気ディスク、光学式ディスク、半導体メモリなどのあらゆる方式の記録媒体であってよく、着脱可能な記録媒体であっても、内蔵型の記録媒体であってもよい。
通信部193は、外部装置から制御信号や画像信号、静止画ファイルや動画ファイル等を受信するものであり、例えば、無線LAN、有線LAN、USB、Bluetooth(登録商標)などであってよく、通信方式を特に限定するものではない。また、画像入力部130の端子が、例えばHDMI(登録商標)端子であれば、その端子を介してCEC通信を行うものであってもよい。ここで、外部装置は、プロジェクタ100と通信が可能な機器であれば、パーソナルコンピュータ、カメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機、リモコンなど、どのようなものであってもよい。
撮像部194は、液晶プロジェクタ100の周辺の被写体を撮像して画像信号を生成するために設けられており、投影光学系171を介して投影された静止画や動画を撮影(スクリーン方向を撮影)する。CPU110は、撮像部194により得られた画像信号を一時的にRAM112に記憶し、ROM111に記憶されたプログラムを用いて、静止画ファイルや動画ファイルに変換して記録媒体192に記録する。撮像部194は、被写体の光学像を結像するズームレンズやフォーカスレンズを含むレンズ群、レンズ群を駆動するアクチュエータ、アクチュエータを制御するマイクロプロセッサを備える。また、撮像部194は、レンズ群により結像された被写体像を電気信号に変換するCCDやCMOS等の撮像素子、撮像素子により得られた画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部などを備える。なお、撮像部194は、スクリーン方向を撮影するものに限られず、例えば、スクリーンとは反対方向の視聴者側を撮影しても良い。
表示制御部195は、表示制御用のマイクロプロセッサなどからなり、プロジェクタ100に備えられた表示部196にプロジェクタ100を操作するための操作画面やスイッチアイコン等の画像を表示させるための制御をする。なお、表示制御部195専用のマイクロプロセッサである必要はなく、例えば、ROM111に記憶されたプログラムによって、CPU110が表示制御部195と同様の処理を実行してもよい。また、表示部196は、プロジェクタ100を操作するための操作画面やスイッチアイコンを表示する。表示部196は、画像を表示できればどのようなものであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイであってよい。また、特定のボタンをユーザに認識可能に掲示するために、各ボタンに対応するLED等を発光させるものであってもよい。
なお、本実施形態の画像処理部140、液晶制御部150、光源制御部160、光学系制御部170、記録再生部191、表示制御部195は、これらの動作ブロックと同様の処理を行うことのできる単数または複数のマイクロプロセッサあってもよい。または、例えば、ROM111に記憶されたプログラムによって、CPU110が各ブロックと同様の処理を実行してもよい。
<基本動作>次に、図1及び図2を参照して、本実施形態のプロジェクタ100の基本動作について説明する。
図2は、本実施形態のプロジェクタ100の基本動作を示すフローチャートである。なお、図2の動作は、CPU110が、ROM111に格納されたプログラムを、RAM112のワークエリアに展開し、各動作ブロックを制御することにより実現される。また、図2の動作は、ユーザが操作部113やリモコンによりプロジェクタ100の電源をオンすると開始される。操作部113やリモコンによりユーザがプロジェクタ100の電源をオンすると、CPU110は、不図示の電源制御部によりプロジェクタ100の各部へ不図示の電源部から電力の供給を開始する。
次に、CPU110は、ユーザによる操作部113やリモコンの操作により選択された表示モードを判定する(S210)。本実施形態のプロジェクタ100の表示モードの1つは、画像入力部130より入力された静止画データや動画データを表示する「入力画像表示モード」である。また、本実施形態のプロジェクタ100の表示モードの1つは、記録再生部191により記録媒体192から読み出された静止画ファイルや動画ファイルを表示する「ファイル再生表示モード」である。また、本実施形態のプロジェクタ100の表示モードの1つは、通信部193から受信した静止画ファイルや動画ファイルを表示する「ファイル受信表示モード」である。なお、本実施形態では、ユーザにより表示モードが選択される場合について説明するが、電源を投入した時点での表示モードは、前回終了時の表示モードになっていてもよく、また、前述のいずれかの表示モードをデフォルトの表示モードとしてもよい。その場合には、S210の処理は省略可能である。
ここでは、S210で、「入力画像表示モード」が選択されたものとして説明する。
「入力画像表示モード」が選択されると、CPU110は、画像入力部130から静止画データや動画データが入力されるまで待機する(S220)。そして、入力された場合(S220でYes)は投影処理(S230)に移行する。
S230では、CPU110は、画像処理部140により、画像入力部130により入力された静止画データや動画データの画素数、フレームレート、画像形状などの変更を実行させ、処理の施された1画面分の画像データを液晶制御部150に送信する。そして、CPU110は、液晶制御部150により、受信した1画面分の画像データの赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色成分の階調レベルに応じた透過率となるように、各液晶パネルの液晶素子151R、151G、151Bの透過率を制御する。そして、CPU110は、光源制御部160により光源161からの光の出力を制御する。色分離部162は、光源161から出力された光を、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離し、それぞれの光を、各液晶パネルの液晶素子151R、151G、151Bに供給する。各液晶素子151R、151G、151Bに供給された各色の光は、各液晶素子の画素毎に透過する光量が制限される。そして、各液晶素子151R、151G、151Bを透過した赤色(R)、緑色(G)、青色(B)それぞれの光は、色合成部163に供給され再び合成される。そして、色合成部163で合成された光は、投影光学系171を介して、スクリーン180に投影される。
この投影処理は、画像を投影している間、1フレームの画像データ毎に順次、実行されている。
なお、このとき、ユーザにより操作部113から投影光学系171の操作指示が入力されると、CPU110は、光学系制御部170により、投影画像の焦点を変更したり、光学系の拡大率を変更したりするように投影光学系171のアクチュエータを制御する。
この投影処理実行中に、CPU110は、ユーザにより操作部113から表示モードを切り替える指示が入力されたか否かを判定する(S240)。ここで、操作部113から表示モードを切り替える指示が入力されると(S240でYes)、CPU110は、再びS210に戻り、表示モードの判定を行う。このとき、CPU110は、画像処理部140に、表示モードを選択させるためのメニュー画面をOSD(On Screen Display)画像データとして送信し、投影中の画像に対して、このOSD画面を重畳させるように画像処理部140を制御する。ユーザは、この投影されたOSD画面を見ながら、表示モードを選択する。
一方、投影処理実行中に、ユーザにより操作部113から表示モードを切り替える指示が入力されない場合は(S240でNO)、CPU110は、ユーザにより操作部113から投影終了の指示が入力されたか否かを判定する(S250)。ここで、操作部113から投影終了の指示が入力された場合には(S250でYES)、CPU110は、プロジェクタ100の各動作ブロックに対する電源供給を停止させ、投影処理を終了する。一方、操作部113から投影終了の指示が入力されない場合には(S250でNo)、CPU110は、S220へ戻り、以降、操作部113から投影終了の指示が入力されるまで、S220からS250までの処理を繰り返す。
以上のようにして、本実施形態のプロジェクタ100は、スクリーンに対して画像を投影する。
なお、「ファイル再生表示モード」では、CPU110は、記録再生部191により、記録媒体192から静止画ファイルや動画ファイルのファイルリストや各ファイルのサムネイルデータを読み出し、RAM112に一時的に記憶する。そして、CPU110は、ROM111に記憶されたプログラムに基づいて、RAM112に一時的に記憶されたファイルリストに基づく文字画像や各ファイルのサムネイルデータに基づく画像データを生成し、画像処理部140に送信する。そして、CPU110は、通常の投影処理(S230)と同様に、画像処理部140、液晶制御部150、光源制御部160を制御する。
次に、投影画面上において、記録媒体192に記録された静止画ファイルや動画ファイルに対応する文字画像やサムネイルを選択する指示が操作部113を介して入力される。そして、CPU110は、選択された静止画ファイルや動画ファイルを記録媒体192から読み出すように記録再生部191を制御する。さらに、CPU110は、読み出された静止画ファイルや動画ファイルをRAM112に一時的に記憶し、ROM111記憶されたプログラムに基づいて静止画や動画を再生する。そして、CPU110は、例えば再生した静止画データや動画データを順次、画像処理部140に送信し、通常の投影処理(S230)と同様に、画像処理部140、液晶制御部150、光源制御部160を制御する。
また、「ファイル受信表示モード」では、CPU110は、通信部193により受信した静止画ファイルや動画ファイルをRAM112に一時的に記憶し、ROM111記憶されたプログラムに基づいて、静止画ファイルや動画ファイルをデコードして再生する。そして、CPU110は、例えば再生した静止画データや動画データを順次、画像処理部140に送信し、通常の投影処理(S230)と同様に、画像処理部140、液晶制御部150、光源制御部160を制御する。
<システム構成>次に、図3を参照して、本実施形態のシステム構成について説明する。
図3において、上下左右に配置された4台のプロジェクタ100a〜100dが、ハブ105を介して4本のLANケーブル104a〜104dで接続されている。なお、本実施形態ではプロジェクタ同士をLANケーブルで接続する例を説明しているが、プロジェクタ同士が相互に通信できるならば、どのような接続形態を用いても良い。
プロジェクタ100aには、不図示のUSBメモリが挿入されており、USBメモリには静止画ファイルや動画ファイルが記録されている。本システムは、このUSBメモリから読み出した静止画ファイルや動画ファイルの表示再生処理を行う。以下では、マスタプロジェクタに設定されたプロジェクタ100aが本発明の画像出力装置の役割を果たすものとして説明するが、マスタプロジェクタに代えてパーソナルコンピュータ等の情報処理装置が画像出力装置を構成しても良い。また、本実施形態では表示装置をプロジェクタとして説明するが、プロジェクタ以外の表示装置を用いても良い。
<ファイル再生表示処理>次に、図4を参照して、本実施形態のファイル再生表示処理について説明する。なお、図4の動作は、マスタープロジェクタのCPU110が、ROM111に格納されたプログラムを、RAM112のワークエリアに展開し、各動作ブロックを制御することにより実現される。また、図4の動作は、図2のS210においてファイル再生表示モードであると判定された場合に開始される。
S401では、CPU110は、通信部193を介してUDPパケットを送信し、その返答の有無で複数台のプロジェクタが接続されているか否かを判定する(S401)。
そして、複数台のプロジェクタが接続されていない場合は、CPU110は図2の入力画像表示処理を行う(S402)。また、複数台のプロジェクタが接続されている場合は、CPU110は、図5(a)のような複数台ファイル再生を行うか否かをユーザが選択するためのUI画面501を表示する(S403)。
S404では、CPU110は、ユーザにより入力された選択操作に応じて、複数台のプロジェクタを用いたファイル再生(マルチ投影)を実行するか否かを判定する。そして、マルチ投影を実行しないことが選択された場合は、CPU110は、図2の入力画像表示処理を実行する(S402)。また、マルチ投影を行うことが選択された場合は、CPU110は、図5(b)のようなマスタ側とスレーブ側のプロジェクタをユーザが設定するためのUI画面502を表示する。
S406では、CPU110は、自装置がマスタプロジェクタに設定されているか判定する(S406)。ここで、マスタプロジェクタとは、静止画ファイルや動画ファイルを記録媒体192から読み出し、通信部193を介して他のプロジェクタへ送信する役割を果たすプロジェクタのことである。また、スレーブプロジェクタとは、マスタプロジェクタから受信した静止画ファイルや動画ファイルをデコードし、マスタプロジェクタの指示に応じて表示や再生を行う役割を果たすプロジェクタのことである。
S406での判定の結果、マスタプロジェクタではない場合は、CPU110は、後述するファイル受信表示処理を行う(S407)。また、マスタプロジェクタである場合は、CPU110は、通信部193を介してスレーブプロジェクタから投影エリアの設定情報を取得する(S408)。投影エリアの設定情報とは、図3の例では、各プロジェクタ100a〜100dに割り当てられている投影画面上の投影エリアA〜Dごとの配置情報を表している。投影エリアの設定情報は、各プロジェクタ100a〜100dにより表示される、図5(c)のようなUI画面503をユーザが操作することによって予め設定されているものとする。図5(c)は、プロジェクタ100dの投影エリアを設定している様子を例示している。図5(c)の例では、スピンボタン504や505を操作することにより、全体の投影画面が2x2の領域であることが設定されている。また、ユーザは、設定表示エリア506で投影エリアのいずれかを選択することにより、例えば、プロジェクタ100dが右下のエリアを担当するように割り当てることができる。このようにして、CPU110は記録再生部191を介して記録媒体192から画像ファイルを読み出してRAM112に格納し(S409)、画像ファイルと投影エリアの設定情報とに基づいて画像ファイルの送信順序を決定する(S410)。
ここで、図6を参照して、図4のS410における画像ファイルの送信順序の決定方法について説明する。
図6(a)は1枚の画像601を4台のプロジェクタで分担して表示する例であり、図中の太線で囲まれた各エリアA〜Dは各プロジェクタが担当している投影エリアを示している。また斜線部602と斜線部603は画像が表示されない部分を示している。
まず、他のプロジェクタよりもデコードに時間のかかるエリアを担当するプロジェクタに先に画像ファイルを転送するように画像ファイルの送信順序を決定する方法について説明する。
図6(a)の画像を表示する場合、画像ファイルがビットマップ形式のような非圧縮データであり、任意の箇所の画像データが切り出せる場合は、各投影エリアA〜Dの画像データを生成する処理に時間の差は殆ど発生しない。よって、各投影エリアA〜Dを担当するプロジェクタに対して、どのような順序で画像ファイルを送信しても良いことになる。しかし、図6(a)の画像がJPEG等の圧縮形式で記録されたデータの場合、JPEGファイルはデータの先頭からしかデコードできないため、データ配列が後方の画像が割り当てられた投影エリアを担当するプロジェクタほど、画像データを切り出すまでの時間が長くなる。つまり、投影エリアAの画像データを生成する時間よりも、投影エリアDの画像データを生成する時間の方が長くなる。このようなケースでは画像ファイルの送信順序を投影エリアD→C→B→Aの順に設定した方が、プロジェクタ全体として画像データを処理する時間は短くなる。つまり、投影エリアAよりデコードにかかる時間が長くなる位置に配置された表示エリアBを担当するプロジェクタへの送信順序が先になるように決定し、投影エリアBよりデコードにかかる時間が長くなる位置に配置された表示エリアCを担当するプロジェクタへの送信順序が先になるように決定し、投影エリアCよりデコードにかかる時間が長くなる位置に配置された表示エリアDを担当するプロジェクタへの送信順序が先になるように決定する。
図6(b)は1枚の画像604を3台のプロジェクタで分担して表示する例であり、図中の太線で囲まれた各エリアA〜Cは各プロジェクタの担当している投影エリアを示している。また、図6(a)と同様に斜線部は画像が表示されない部分を示している。図6(b)の例では、投影エリアAとCには殆ど画像が描画されておらず、Bは全ての画面に画像が描画されている。このようなケースでは、画像ファイルの送信順序を投影エリアB→C→Aの順にした方が、プロジェクタ全体として画像データを処理する時間は短くなる。
次に、画像をマルチ投影した場合に、画像が表示されないエリアのプロジェクタには画像ファイルを転送しないように画像ファイルの送信の有無を決定する方法について説明する。
図6(c)は1枚の画像605を3台のプロジェクタで分担して表示する例であり、図中の太線で囲まれた各エリアA〜Cは各プロジェクタが担当している投影エリアを示している。また、図6(a)と同様に斜線部は画像が表示されない部分を示している。図6(c)の例では、投影エリアBのみに画像が描画されている。よって、このようなケースでは、投影エリアBを担当しているプロジェクタのみに画像ファイルを送信する。
以上説明したように、画像ファイルの記録フォーマットや、各プロジェクタで描画する画像の大きさ(幅、高さ)、描画の有無などを考慮して、ファイルの送信順序や、送信の有無を決定する。このように送信順序を決定することによって、画像全体を表示するまでの時間を短縮する効果が得られる。
なお、本実施形態では、画像ファイルの記録フォーマットや描画する画像の大きさ、描画の有無などで送信順序を決定したが、これ以外の要素を考慮して送信順序を決定しても良い。例えば、ネットワークの帯域や、プロジェクタの処理速度などに応じて送信順序を決定しても良い。
図4の説明に戻り、CPU110は、S410で決定した画像ファイルの送信順序に従い、通信制御手段として通信部193を制御することによりTCPパケットを用いて他のプロジェクタに画像ファイルを送信する(S411)。その後、CPU110は画像ファイルをデコードし、自装置が担当するエリアの画像データを切り出してRAM112上に格納する(S412)。
S413では、CPU110は、通信部193を監視し、他のプロジェクタから画像ファイルのデコードと切り出しの完了通知を受信するまで待機する(S413)。他のプロジェクタから完了通知を受信した後、CPU110は、通信制御手段として通信部193を制御することによりUDPパケットを用いて他のプロジェクタに対して画像の更新指示を送信する(S414)。
その後、CPU110は、画像処理部140を制御して、S412でRAM112上に格納した画像データを表示し、画像を更新する(S415)。
上述したS413〜S415の処理により画像の更新を行うことで、複数のプロジェクタで画像を同期して切り替えることが可能となる。
最後に、CPU110は、ユーザからの終了指示があるか判定し(S416)、終了指示があった場合は本処理を終了し、終了指示がない場合はS409に戻り、S409〜S416までの処理を繰り返す。
<ファイル受信表示処理>次に、図7を参照して、図4のS407におけるファイル受信表示処理について説明する。なお、図7の動作は、スレーブプロジェクタのCPU110が、ROM111に格納されたプログラムを、RAM112のワークエリアに展開し、各動作ブロックを制御することにより実現される。
図7において、S701では、CPU110は、通信部193を介してマスタプロジェクタから画像ファイルを受信し、RAM112に格納する。
S702では、CPU110は、受信した画像ファイルのデコードを行い、自装置が担当する投影エリアの設定情報に基づいて画像データの切り出しを行い、RAM112に格納する。
S703では、CPU110は、通信部193を制御することによりUDPパケットを用いてマスタプロジェクタに画像ファイルのデコードと切り出しの完了通知を送信する。
S704では、CPU110は、通信部193を監視し、マスタプロジェクタからの画像更新指示があるまで待機する。そして、マスタプロジェクタからの画像更新指示を受信すると、CPU110は画像処理部140を制御して、S702でRAM112に格納した画像データを表示し、画像を更新する(S705)。
その後、CPU110は、ユーザからの終了指示があるか判定し(S706)、終了指示があった場合は本処理を終了し、終了指示がない場合はS701に戻り、S701〜S706までの処理を繰り返す。
このように、マスタプロジェクタが画像ファイルの読み出しと送信を行い、マスタ側とスレーブ側のプロジェクタで画像ファイルのデコードと切り出しを行うことによって、表示処理時間を効率よく使用し、高解像度の画像が表示できるようになる。また、マスタプロジェクタの更新指示に応じて同時に画像の更新を行うことで、複数のプロジェクタで画像を同期して切り替えることが可能となる。
また、プロジェクタ同士をLANケーブルで接続し、画像ファイルを送信して表示することによって、専用の機器を用いる必要が無くなるため、安価に高解像度の画像を表示するシステムを構築することが可能となる。
なお、本実施形態では、他のプロジェクタの接続の確認やプロジェクタ間のメッセージの送受信にUDPパケットを使用し、ファイルの送受信にTCPパケットを使用する構成について説明したが、その他の通信のプロトコルを使用しても良い。
[実施形態2]次に、図8及び図9を参照して、実施形態2のファイル再生表示処理について説明する。
実施形態1では静止画ファイルを表示する例を説明したが、実施形態2は複数のプロジェクタで動画を再生する構成である。なお、本実施形態のシステム構成は実施形態1と同様であるため説明を省略する。
図8は本実施形態のファイル再生表示処理を示すフローチャートであり、図8の動作は、CPU110が、ROM111に格納されたプログラムを、RAM112のワークエリアに展開し、各動作ブロックを制御することにより実現される。また、図8の動作は、図2のS210においてファイル再生表示モードであると判定された場合に開始される。
なお、S801〜S808までの処理は図4のS401〜S408の処理と同一であるため、説明は省略する。
S808で投影エリアの設定情報を取得した後、CPU110は記録再生部191を介して記録媒体192から動画ファイルを読み出してRAM112に格納する(S809)。
S810では、CPU110は、動画ファイルの解像度と投影エリアの設定情報に基づいて動画ファイルを送信すべきプロジェクタを決定する。ここで、動画ファイルを送信すべきプロジェクタとは、図6(a)、(b)の場合は全てのプロジェクタである。また、図6(c)の場合はエリアBを担当するプロジェクタのみである。
S811では、CPU110は、通信制御手段として通信部193を制御することにより、S810で送信先に指定された全てのプロジェクタに対して動画ファイルを送信する。なお、動画ファイルは実施形態1と同様にTCPパケット等を使用して送信される。
S812では、CPU110は、通信制御手段として通信部193を制御することにより、S811で動画ファイルを送信したプロジェクタに対して、動画データの再生指示を送信する。なお、動画データの再生指示は実施形態1と同様にUDPパケット等を使用して送信される。
S813では、CPU110は、動画データの切り出しと再生を行う。
S813で動画データの再生が終了すると、CPU110はユーザからの終了指示があるか判定し(S814)、終了指示があった場合は本処理を終了し、終了指示がない場合はS809に戻り、S809〜S814までの処理を繰り返す。
<ファイル受信表示処理>次に、図9を参照して、図8のS807におけるファイル受信表示処理について説明する。なお、図9の動作は、スレーブプロジェクタのCPU110が、ROM111に格納されたプログラムを、RAM112のワークエリアに展開し、各動作ブロックを制御することにより実現される。
図9において、S901では、CPU110は、通信部193を介してマスタプロジェクタから動画ファイルを受信し、RAM112に格納する。
S902では、CPU110は、通信部193を監視し、マスタプロジェクタからの動画データの再生指示があるまで待機する。マスタプロジェクタから動画再生指示を受信すると、CPU110は動画ファイルをデコードし、自装置が担当する投影エリアの設定情報に基づいて動画の切り出しを行い、RAM112に格納する。また、CPU110は画像処理部140を制御して動画を再生する(S903)。
その後、CPU110はユーザからの終了指示があるか判定し(S904)、終了指示があった場合は本処理を終了し、終了指示がない場合はS901に戻り、S901〜S904までの処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態によれば、マスタプロジェクタから動画ファイルを送信し、マスタプロジェクタの再生指示に応じて動画データの切り出しと再生を行うことによって、複数台のプロジェクタで同期して動画を再生することが可能となる。
[他の実施形態]本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (16)

  1. 画像出力装置と、複数の表示装置とを有し、各装置の表示エリアをつなぎ合わせて1つの画像を表示するシステムにおいて、
    前記画像出力装置は、
    画像データを取得する取得手段と、
    前記表示装置と通信する通信手段と、
    前記表示装置の表示エリアの情報に基づいて、前記表示装置への画像データの送信順序または送信の有無を決定する通信制御手段と、を有し、
    前記表示装置は、
    前記画像出力装置と通信する通信手段と、
    前記画像出力装置から受信した画像データから、自装置が担当する表示エリアの情報に応じた画像データを切り出す画像処理手段と、
    前記画像処理手段により切り出された画像データを前記表示エリアに出力する表示制御手段と、を有することを特徴とするシステム。
  2. 前記画像出力装置は、
    前記取得手段により得られた画像データから、自装置が担当する表示エリアの情報に応じた画像データを切り出す画像処理手段と、
    前記画像処理手段により切り出された画像データを表示エリアに出力する表示制御手段と、を更に有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記表示エリアの情報は、各装置が担当する表示エリアの配置情報を含み、
    前記通信制御手段は、前記表示装置の表示エリアの配置情報と画像の大きさとに基づいて前記画像データの送信順序または送信の有無を決定することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 前記画像出力装置と前記表示装置の各画像処理手段は、圧縮形式で記録された画像データをデコードし、デコードした画像データから自装置の表示エリアの配置情報に応じた画像データを切り出すことを特徴とする請求項2または3に記載のシステム。
  5. 前記通信制御手段は、前記表示装置の各表示エリアのうち、前記デコードにかかる時間が長くなる位置に配置された表示エリアを担当する表示装置への送信順序が先になるように決定することを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 前記画像データが静止画データである場合、前記表示装置の画像処理手段および表示制御手段は、前記画像出力装置から画像データを受信した時点でデコードを開始し、デコードが完了したことを前記画像出力装置に通知し、
    前記画像出力装置からの指示に応じて、画像データの表示を更新することを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  7. 前記画像データが動画データである場合、前記表示装置の画像処理手段および表示制御手段は、前記画像出力装置からの指示に応じて、前記画像出力装置から受信した画像データをデコードし、再生することを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  8. 前記表示装置は、
    装置の表示モードを、複数の表示エリアを用いて画像を表示するモードに切り替える手段と、
    前記表示装置を前記画像出力装置に設定する手段と、
    各表示装置が担当する表示エリアの配置を設定する手段と、を更に有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 複数の表示装置の表示エリアをつなぎ合わせて1つの画像を表示するシステムを構成する画像出力装置であって、
    画像データを取得する取得手段と、
    前記複数の表示装置と通信する通信手段と、
    前記複数の表示装置のそれぞれの表示エリアの情報に基づいて、当該表示装置への画像データの送信順序または送信の有無を決定する通信制御手段と、を有することを特徴とする画像出力装置。
  10. 前記取得手段により得られた画像データをデコードし、自装置が担当する表示エリアの情報に応じた画像データを切り出す画像処理手段と、
    前記画像処理手段により切り出された画像データを表示エリアに出力する表示制御手段と、を更に有することを特徴とする請求項9に記載の画像出力装置。
  11. 前記表示エリアの情報は、各画像出力装置が担当する表示エリアの配置情報を含み、
    前記通信制御手段は、前記表示装置の表示エリアの配置情報と画像の大きさとに基づいて前記画像データの送信順序または送信の有無を決定することを特徴とする請求項9または10に記載の画像出力装置。
  12. 前記通信制御手段は、前記表示装置の各表示エリアのうち、前記デコードにかかる時間が長くなる位置に配置された表示エリアを担当する表示装置への送信順序が先になるように決定することを特徴とする請求項10または11に記載の画像出力装置。
  13. 前記通信制御手段は、
    前記画像データが静止画データである場合には、前記表示装置へ画像データを送信した後、当該表示装置から画像データのデコードが完了したことの通知を受信すると、前記表示装置に対して画像データの表示を更新するための指示を送信し、
    前記画像データが動画データである場合には、前記表示装置に対して前記画像出力装置から受信した画像データをデコードし、再生させるための指示を送信することを特徴とする請求項9ないし12のいずれか1項に記載の画像出力装置。
  14. 複数の表示装置の表示エリアをつなぎ合わせて1つの画像を表示するシステムを構成する画像出力装置の制御方法であって、
    画像データを取得する取得ステップと、
    前記複数の表示装置と通信するステップと、
    前記複数の表示装置のそれぞれの表示エリアの情報に基づいて、当該表示装置への画像データの送信順序または送信の有無を決定するステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  15. コンピュータを、請求項9ないし13のいずれか1項に記載の画像出力装置の各手段として機能させるプログラム。
  16. コンピュータを、請求項9ないし13のいずれか1項に記載の画像出力装置の各手段として機能させるプログラムを格納した記憶媒体。
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