JP2014142377A - 弾性ローラの製造方法 - Google Patents

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康弘 宮原
Naoki Akiyama
直紀 秋山
Tsuneto Sugimoto
凡人 杉本
Yoshiaki Yoshida
嘉明 吉田
Katsuya Abe
勝也 阿部
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Abstract


【課題】 円筒状基体と、プライマー層と、シリコーンゴム弾性層とを有する弾性ローラにおいて、プライマー層の塗工ムラによって発生する、厚みムラ、接着性不良などを改善する手法を提供する。
【解決手段】[1],円筒状基体にプライマーを長手片側端部からスパイラル状に塗工する工程、[2],[1]の工程と同じ長手片側端部の方向から該プライマーを均す第一の均し工程、[3],[1]の工程と逆の長手片側端部の方向から該プライマーを均す第二の均し工程、をそれぞれ含み、[1]から[3]の順で工程を進めることにより、量産性よく、プライマー塗工不良のない弾性ローラが製造される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、弾性ローラの製造方法に関する。
従来、電子写真装置用の定着装置においては、省エネルギー推進の観点から、熱伝達効率が高く、装置の立ち上がりが速いオンデマンド方式として、熱容量の小さい定着ベルトを介して加熱するベルト加熱方式の定着装置が提案されている。
定着ベルトの基本構成としては、熱容量の小さい薄肉の円筒状基体、定着時にトナー画像と用紙の凹凸に対して均一な圧力を与えるためのシリコーンゴム弾性層、円筒状基体とシリコーンゴムとを接着させる役割を担うプライマーからなり、円筒状基体から外層に向かって、プライマー層、シリコーンゴム弾性層となっている。また、耐久性や離型性の観点から、円筒状基体の内層に内面摺動層や、シリコーンゴム弾性層の外層にシリコーンゴム接着剤を介してフッ素樹脂層などを備えることもある。
このような定着ベルト製造時において、プライマー層塗工時にプライマー層に厚みムラがある場合、画像ムラや光沢ムラが発生し、プライマーの塗工量が不足している場合はシリコーンゴム弾性層剥がれなどの問題を引き起こしてしまうことがある。そのため、プライマー層の塗工の段階では特に高精度での塗工技術が必要となっている。
プライマー塗工方法としては、従来、例えばスプレー塗工法、浸漬塗工法などの方法が検討されているが、スプレー塗工法は塗工液の粘度の状態により、塗工液の霧化の条件が大きく変わってしまうあげく、また、ある一定以上の高粘度となると霧化すること自体が困難になってしまい塗工方法としては不均一性という問題があった。浸漬塗工法では、スプレー塗工法における塗膜の不均一性の問題は改良されるが、塗膜の膜厚の制御が塗工液の物性、例えば塗工液の粘度、表面張力および密度、その他温度等により支配されるため、塗工液の物性の調整が難しいうえ、塗工液が高粘度の場合には薄肉の塗工が困難であった。
また、接着性の向上という点においては、特許文献1では、芯金の外周面に、所定濃度の洗浄剤を含浸してなる新たに繰り出された洗浄布を、押圧接触させて洗浄することでプライマー塗工不良を抑制し、芯金とシリコーンゴム弾性層との接着強度を高める方法、特許文献2では、予めプライマー処理をした基体上に未架橋ゴムを被覆し、加熱開始時におけるこの未架橋ゴム弾性層のプライマー層との界面の温度が、上記の未架橋ゴム弾性層表面の温度より高くなるようにして加熱硬化させ接着強度を高める方法、特許文献3では、加熱用熱盤の成形金型側の面にプライマーを塗り、成形金型表面を離型処理し加熱盤と成形金型の間に上記弾性部材の材料を入れその状態でプレスし加熱することにより成形金型にぴったりの弾性部材を加熱用熱盤の成形金型との接触面に加熱盤と一体的に形成する方法、などがそれぞれ提案され、従来採用されていた。
特開平9−187741号公報 特開2000−337352号公報 特開平9−314571号公報
しかしながら、近年、定着ベルトとしては、更なる高画質化、低価格化への要求に伴って、より一層の表面平滑性、接着性、量産性の向上が求められるようになってきている。
前記スプレー塗工法では不均一性、前記浸漬塗工法では物性値調整や薄肉化などの点で問題があった。
特許文献1に記載の方法では、芯金の洗浄、乾燥の工程を含むため、量産性が落ちてしまうことがあった。
特許文献2に記載の方法では、未架橋ゴムを被覆する工程を含むため、量産性が若干落ちることが懸念される。また、接着性向上という目的には適するが、厚みムラ抑制に関しては不十分な点があった。
特許文献3に記載の方法では、定着ローラ、加圧ローラの製造には適しており、厚みムラなく成型できるが、定着ベルトに関しては金型を使った成型では円筒状基体の支軸部への固定が不安定で、プライマー層もしくはシリコーンゴム弾性層に厚みムラが発生してしまうことがあった。
そこで、本発明の目的は、電子写真装置用の定着装置などに使用される、優れた表面平滑性、接着性、量産性を兼ね備えた弾性ローラの製造方法を提供することにある。
上記目的は本発明に係る製造方法によって提供される弾性ローラにて達成される。要約すれば、本発明は以下の特徴を有する製造方法となる。
(特徴1)
円筒状基体から外層に向かって、プライマー層、シリコーンゴム弾性層を有する弾性ローラの製造方法であって、
[1],該円筒状基体にプライマーを長手片側端部からスパイラル状に塗工する工程、
[2],[1]の工程と同じ長手片側端部の方向から該プライマーを均す第一の均し工程、
[3],[1]の工程と逆の長手片側端部の方向から該プライマーを均す第二の均し工程、
をそれぞれ含み、[1]から[3]の順で工程を進めることを特徴とする弾性ローラの製造方法。
(特徴2)
特徴1に記載の弾性ローラの製造方法において、該プライマーがヒドロシリル系シリコーンプライマー、ビニル系シリコーンプライマー、アルコキシ系シリコーンプライマーのいずれかを含むことを特徴とする弾性ローラの製造方法。
(特徴3)
特徴1または2に記載の弾性ローラの製造方法において、該円筒状基体がアルミニウム、鉄、ニッケル、銅、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリアミドイミド樹脂のいずれかを含むことを特徴とする弾性ローラの製造方法。
本発明によれば、円筒状基体から外層に向かって、プライマー層、シリコーンゴム弾性層を有する弾性ローラにおいて、プライマー塗工ムラが発生せず、表面平滑性、接着性に優れた弾性ローラを、量産性を落とすことなく得ることが出来る。
本実施例に用いた画像形成装置の概略断面図 本実施例に用いた定着装置の概略断面図 本実施例に用いた定着ベルトの概略断面図 本実施例のプライマー塗工方法を説明するための模式図 本実施例に用いたリングコート法の塗工装置
次に、本発明を実施するための形態について、電子写真装置用の定着装置に用いられる定着ベルトに基づいて説明するが、本発明の範囲はこの形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を損ねない範囲で変更されたものも本発明に含まれる。
<画像形成装置の構成概略>
図1は、本実施例で用いた画像形成装置の概略断面図である。
101は像担持体としての感光ドラムであり、矢印の反時計方向に所定のプロセス速度(周速度)で回転駆動される。感光ドラム101はその回転過程で帯電ローラ等の帯電装置102により所定極性に帯電処理される。
次いで、その帯電処理面にレーザ光学系110から出力されるレーザ光103により、入力された画像情報に基づき露光処理される。
レーザ光学系110は不図示の画像読み取り装置等の画像信号発生装置からの目的画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調(オン/オフ)したレーザ光103を出力して感光ドラム101面を走査露光するものである。その結果、この走査露光により感光ドラム101面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
109はレーザ光学系110からの出力レーザ光103を感光ドラム101の露光位置に偏向させるミラーである。そして、感光ドラム上に形成された静電潜像は、現像装置104のうちのイエロー現像器104Yによりイエロートナーにて可視像化される。
このイエロートナー像は感光ドラム101と中間転写ドラム105との接触部である1次転写部T1において中間転写ドラム105面に転写される。なお、感光ドラム101面上に残留するトナーはクリーナ107によりクリーニングされる。
上記のような帯電・露光・現像・一次転写・清掃のプロセスサイクルが、マゼンタトナー像(現像器104Mが作動)、シアントナー像(現像器104Cが作動)、ブラックトナー像(現像器104Kが作動)を形成すべく、同様に繰り返される。
このようにして中間転写ドラム105上に順次重ねて形成された各色のトナー像は、転写ローラ106との接触部である二次転写部T2において、記録材P上に一括して二次転写される。中間転写ドラム105上に残留するトナーはトナークリーナ108によりクリーニングされる。なお、このクリーナ108は、中間転写ドラム105に対し接離可能とされており、中間転写ドラム105をクリーニングする時に限り中間転写ドラム105に接触した状態となるように構成されている。
また、転写ローラ106も、中間転写ドラム105に対し接離可能とされており、二次転写時に限り中間転写ドラム105に接触した状態となるように構成されている。
二次転写部T2を通過した記録材Pは、画像加熱装置としての定着装置100に導入され、その上に担持した未定着トナー像の定着処理(画像加熱処理)を受ける。そして、定着処理を受けた記録材Pは、機外に排出されて、一連の画像形成動作が終了する。
<定着装置の構成概略>
図2は、定着装置100の概略断面図である。
1は弾性層を備えた円筒状の定着ベルト(エンドレスベルト)である。
6は定着フィルムとの間で定着ニップ部14を形成する加圧部材としての加圧ローラである。
2は加熱体としての定着ヒータであり、4は耐熱性を有するフィルムガイド兼ヒータホルダである。定着ヒータ2は、フィルムガイド兼ヒータホルダ4の下面に該フィルムガイド兼ヒータホルダ4の長手に沿って固定されており、定着フィルム1とその加熱面が摺動可能な構成とされている。そして、定着フィルム1はこのフィルムガイド兼ヒータホルダ4に若干の自由度を持って外嵌されている。
フィルムガイド兼ヒータホルダ4は、耐熱性の高い液晶ポリマー樹脂で形成されており、定着ヒータ2を保持するとともに定着フィルム1を記録材Pと分離させるための形状にする役割を果たしている。
加圧ローラ6は、ステンレス製の芯金上に、厚み約3mmのシリコーンゴム層、さらに厚み約40μmのPFA樹脂チューブが順に積層された多層構造とされている。この加圧ローラ6の芯金の両端部が装置フレーム13の不図示の奥側と手前側の側板間に回転可能に軸受保持されている。
この加圧ローラ6の上側に、定着ヒータ2、フィルムガイド兼ヒータホルダ4、定着フィルムステイ5、定着フィルム1を備えた定着ユニットが設置される。この定着ユニットは、定着ヒータ2側を下向きにして加圧ローラ6に平行に設置されている。
定着フィルムステイ5の両端部は不図示の加圧機構によりその一端側が156.8N(16kgf)、総圧313.6N(32kgf)の力で加圧ローラ6に付勢されている。その結果、定着ヒータ2の下面(加熱面)を、定着フィルム1を介して加圧ローラ6の弾性層に抗して所定の押圧力をもって圧接させ、定着に必要な所定幅の定着ニップ部14が形成されている。
3は、温度検知手段としてのサーミスタである。サーミスタ3(ヒータ温度センサ)は、熱源である定着ヒータ2の裏面(加熱面とは反対側の面)に設置され、定着ヒータ2の温度を検知する機能を担っている。加圧ローラ6は矢印の方向に所定の周速度で回転駆動される。これと圧接された関係にある定着フィルム1は加圧ローラ6によって従動し所定の速度で回転する。このとき、定着フィルム1の内面が定着ヒータ2の下面に密着して摺動しながらフィルムガイド兼ヒータホルダ4の外回りを矢印の方向に従動回転状態になる。
定着フィルム1内面には後述する半固形状潤滑剤が塗布され、フィルムガイド兼ヒータホルダ4と定着フィルム1内面との摺動性を確保している。
サーミスタ3は、定着ヒータ2の裏面に接触するよう配置され、A/Dコンバータ9を介して制御手段としての制御回路部(CPU)10に接続されている。
この制御回路部(CPU)10はそれぞれのサーミスタからの出力を所定の周期でサンプリングしており、このように得られた温度情報を温度制御に反映させる構成となっている。つまり、制御回路部(CPU)10は、サーミスタ3の出力をもとに、定着ヒータ2の温調制御内容を決定し、電力供給部であるヒータ駆動回路部11によって、定着ヒータ2の温度が目標温度(設定温度)となるように定着ヒータ2への通電を制御する役割を果たしている。また、制御回路部(CPU)10は、後述する定着フィルム寿命見積もりシーケンスの制御をする役割も果たしており、加圧ローラ6の駆動モータとA/Dコンバータ9を介して接続されている。
定着ヒータは、アルミナの基板と、この上に、銀・パラジウム合金を含んだ導電ペーストをスクリーン印刷法によって均一な10μm程度の厚さの膜状に塗布された抵抗発熱体を有している。さらに、この上に、耐圧ガラスによるガラスコートが施された、セラミックヒータとされている。
<定着ベルトの構成概略>
図3は本発明で得られた定着ベルト1の概略断面図である。16は円筒状基体 、15は円筒状基体16の内周面に配された内面摺動層、17は円筒状基体16の外周面を被覆したプライマー層、18はシリコーンゴム弾性層、20はフッ素樹脂表層としてのフッ素樹脂チューブであり、シリコーンゴム弾性層18上にシリコーンゴム接着剤層19を介して配してある。
以下に具体的に説明する。
(4)円筒状基体;
定着ベルトには耐熱性が要求される為、円筒状基体16は、耐熱、耐屈曲性に配慮されたものを用いるのが好ましい。例えば、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅などの金属やそれらの合金、もしくは、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリアミドイミド樹脂などの耐熱性樹脂やそれらのポリマーアロイを用いることが出来る。
本実施例では特WO05/054960で開示されているニッケル−鉄合金からなる内径φ30mm、厚み40μm、長さ400mmの無端金属円筒状基体を用いた。
(5)内面摺動層;
内面摺動層15として、ポリイミド樹脂のような高耐久性、高耐熱性を持つ樹脂が適している。本実施例では、芳香族テトラカルボン酸二無水物或いはその誘導体と、芳香族ジアミンとの略等モルを有機極性溶媒中で反応させて得られるポリイミド前駆体溶液を、前記円筒状基体内面に塗布、乾燥、加熱し、脱水閉環反応により形成したポリイミド樹脂層を形成させた。具体的には、本実施例ではポリイミド前駆体溶液として、3,3‘,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物とパラフェニレンジアミンからなるポリイミド前駆体のN−メチル−2−ピロリドン溶液を用いて、厚み15μmのポリイミド樹脂内面摺動層を形成した。
(6)シリコーンゴム弾性層;
シリコーンゴム弾性層18は、定着時にトナー画像と用紙の凹凸に対して均一な圧力を与えるために定着部材に担持させる弾性層として機能する。かかる機能を発現させる上で、シリコーンゴム弾性層18は、特に限定しないが、加工性を鑑み付加硬化型シリコーンゴムを硬化させたものとすることが好ましい。また、後述するフィラーの種類や添加量に応じて、その架橋度を調整することで、弾性を調整することができるからである。
(6−1)付加硬化型シリコーンゴム;
一般に、付加硬化型シリコーンゴムは、不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサンと、ケイ素に結合した活性水素を有するオルガノポリシロキサン、および架橋触媒として白金化合物が含まれている。
ケイ素に結合した活性水素を有するオルガノポリシロキサンは白金化合物の触媒作用により、不飽和脂肪族基を有するオルガノポリシロキサン成分のアルケニル基との反応によって架橋構造を形成させる。
シリコーンゴム弾性層18は、定着部材に熱伝導性の向上、補強、耐熱性の向上等のためにフィラーを含んでいてもよい。
特に、熱伝導性を向上させる目的では、フィラーとしては高熱伝導性であることが好ましい。具体的には、無機物、特に金属、金属化合物等を挙げることができる。
高熱伝導性フィラーの具体例は、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(Si)、窒化ホウ素(BN)、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化マグネシウム(MgO)、シリカ(SiO)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)などが挙げられる。
これらは単独であるいは2種以上を混合して用いることができる。高熱伝導性フィラーの平均粒径は取り扱い上、および分散性の観点から1μm以上50μm以下が好ましい。また、形状は球状、粉砕状、針状、板状、ウィスカ状などが用いられるが、分散性の観点から球状のものが好ましい。
定着部材の表面硬度への寄与、及び定着時の未定着トナーへの熱伝導の効率から、シリコーンゴム弾性層の厚みの好ましい範囲は100μm以上500μm以下、特には200μm以上400μm以下が好ましい。
(6−2)プライマー層;
プライマー処理とは円筒状基体とシリコーンゴムとを接着させるプライマーを、接着性能を発揮しうる状態で基材表面に形成することを指す。
プライマー層を構成する材料は、内面摺動層15、円筒状基体16、フッ素樹脂表層20の材料よりも軟化点および溶融点が低く、またシリコーンゴム弾性層18に比べて円筒状基体との濡れ性が良いことが求められる。例えば、ヒドロシリル系(SiH系)シリコーンプライマー、ビニル系シリコーンプライマー、アルコキシ系シリコーンプライマーなどが挙げられ、ヒドロシリル系(SiH系)、ビニル系に関しては付加重合架橋、アルコキシ系に関しては縮合重合架橋によってシリコーンゴム弾性層と結合される。
更に詳細には、シリコーンプライマーは、シランカップリング剤であるプライマー組成物と有機溶媒の混合物となっている。
プライマー組成物としては、アルケニル基を含むオルガノアルコキシシランやオルガノアルコキシポリシロキサン樹脂などが挙げられる。ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等、分子中に、無機質と化学結合する反応基(メトキシ基、エトキシ基、シラノール基等)及び有機材料と化学結合する反応基(ビニル基、エポキシ基、メタクリル基、アミノ基、メルカプト基等)を持つ有機ケイ素化合物を挙げることができる。
プライマー組成物の溶媒としては揮発し易いものが良く、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール系溶剤、トルエン等の芳香族炭化水素系溶剤、n−ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ジメチルシクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶剤、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン系溶剤、酢酸エチル等のエステル系溶剤が例示される。特に、トルエン、酢酸エチル、ヘプタンの混合溶剤が好ましい。これらの溶剤は単独で用いても2種類以上を併用しても良い。溶剤の添加量に関しては、プライマー組成物の塗工方法に応じて、適切な濃度になるように適宜調整すれば良いが、プライマー組成物中の溶剤量は溶剤以外の成分に対して質量基準で2倍以上であることが望ましく、円筒状基体に塗工する際、接着層に厚さムラをより少なくすることができる。
プライマー層の厚みとしては、ムラを少なくしつつ、接着性能を発揮する程度の量が良く、1〜5μm程度、特には1〜3μm程度が望ましい。
(6−3)プライマー層の塗工;
図4はプライマー層の塗工工程の一例を説明するための模式図である。塗工工程の一連は流れとしては以下に示すとおりである。
まず、回転上下移動ワーク21において、所定の外径を有する円筒状基体が該ワークに固定された状態にされる(ここで、該ワークに固定された時の該円筒状基体の上側を端部A側と定義する。)。
その後、プライマー塗工部材22が該円筒状基体の端部A側に当接され、該ワークが500rpmで回転しながら、100mm/sで上昇していくことで、該円筒状基体にプライマーが端部A側から端部B側の方向に沿ってスパイラル状に塗工される(ここで、プライマー塗工部材22はロール状のスポンジになっており、該ワークの上昇速度と同じ速度の100mm/sでプライマーが送り出される。また、プライマー塗出口23からプライマーが滴下されることにより、円筒状基体と当接する部分は常時プライマーを含有している状態になっている。)。
該円筒状基体にプライマーがスパイラル状に塗工された後、プライマー塗工部材22は該円筒状基体から離間され、該ワークは下降を始め、初期の固定位置に戻る。
移動後、ロール紙からなるプライマー均し部材24が、プライマーが塗工された該円筒状基体の端部A側に当接され、該ワークが(II)の工程と同じ速度の500rpmで回転しながら、100mm/s程度で上昇していくことで、円筒状基体に過分に塗工されたプライマーが端部A側から端部B側の方向に沿って拭き取られる(第一の均し工程)。
((III)の工程を挟むことにより、プライマー塗工開始位置である端部A側からプライマーを均し始めるため、長手位置によらずプライマーの塗工からの放置時間を一定に出来、厚みムラを低減することが可能である。また、プライマー均し部材24は一定速度で送り出されており、円筒状基体と当接する部分は常時乾燥状態となっている。)
その後、プライマー均し部材24が該円筒状基体の端部B側に当接されたままの状態で、該ワークが(II)、(III)の工程と同じ速度の500rpmで回転しながら、100mm/sで下降していくことで、円筒状基体に塗工されたプライマーが端部B側から端部A側の方向に沿って均される(第二の均し工程)。
(この工程は、プライマーのスパイラル跡をより目立たなくする効果を有する。)
プライマー塗工乾燥後、高温炉に入れ100℃〜200℃で焼成する。
上記の塗工工程により円筒状基体上に均一にプライマーを塗工することができる。
(6−4)シリコーンゴム弾性層の形成;
図5は円筒状基体16上にシリコーンゴム弾性層18を形成する工程の一例であり、所謂リングコート法を用いる方法を説明するための模式図である。
付加硬化型シリコーンゴムとフィラーとが配合された付加硬化型シリコーンゴム組成物をシリンダーポンプ37に充填し、圧送することで塗工ヘッド33内側に配置する塗工液供給ノズル(不図示)から円筒状基体31の周面に塗工する。
ここで円筒状基体31は内部に挿入された円筒状芯金と一体化している。
塗工と同時に円筒状基体31を図面右方向に一定速度で移動させることで、付加硬化型シリコーンゴム組成物の塗膜を円筒状基体31の周面に形成することが出来る。
該塗膜の厚みは、塗工液供給ノズルと円筒状基体31とのクリアランス、シリコーンゴム組成物の供給速度、円筒状基体31の移動速度、などによって制御することが出来る。
本実施例では塗工液供給ノズルと円筒状基体31とのクリアランスを0.8mm、シリコーンゴム組成物の供給速度を2.9mm/s、円筒状基体31の移動速度を40mm/sとし、300μmのシリコーンゴム組成物層35を得た。
円筒状基体31上に形成された付加硬化型シリコーンゴム組成物層35は、電気炉などの加熱手段によって一定時間加熱して、架橋反応を進行させることにより、シリコーンゴム弾性層とすることができる。
(7)フッ素樹脂表層;
フッ素樹脂層としては、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)などの樹脂をチューブ状に成形したものが用いられる。上記例示列挙した材料中、成形性やトナー離型性の観点からPFAが好ましい。
フッ素樹脂層の厚みは、50μm以下とするのが好ましい。積層した際に下層のシリコーンゴム弾性層の弾性を維持し、定着部材としての表面硬度が高くなりすぎることを抑制できるからである。
フッ素樹脂チューブの内面は、予め、ナトリウム処理やエキシマレーザ処理、アンモニア処理等を施すことで、接着性を向上させることが出来る。
シリコーンゴム弾性層18に、フッソ樹脂表層としてのPFAチューブ20を固定しているシリコーンゴム接着剤層19は、シリコーンゴム弾性層18の表面に塗工した付加硬化型シリコーンゴム接着剤の硬化物からなっている。そして、付加硬化型シリコーンゴム接着剤は、アクリロキシ基、ヒドロシリル基(SiH基)、エポキシ基、アルコキシシリル基等の官能基を有するシランに代表される自己接着成分が配合された付加硬化型シリコーンゴムを含む。
次に、電気炉などの加熱手段にて所定の時間加熱することで、付加硬化型シリコーンゴム接着剤を硬化・接着させ、両端部を所望の長さに切断することで、本発明の定着部材としての定着ベルトを得ることが出来る。
前記のニッケル−鉄合金からなる内径φ30mm、厚み40μm、長さ343mmの円筒状基体(請求項1の「円筒状基体」に対応する構成)内面にポリイミド前駆体『宇部興産株式会社製;U−ワニスS』を厚み15μmで塗工し200℃で20分間焼成することで、イミド化させ、内面摺動層を形成した。その後、円筒状基体上に前記の塗工方法にてヒドロシリル系のシリコーンプライマー(請求項1の「プライマー層」に対応する構成)『信越化学製;DY39−051』を2.0μm狙いで塗工し、200℃にて5分間焼成した。その外層に、300μm厚の付加硬化型シリコーンゴム(請求項1の「シリコーンゴム層」に対応する構成)『東レ・ダウコーニング製;SILASTIC(R) DY 35−1325』を塗工し、200℃にて20分間焼成した。更にその外層に5μm厚のシリコーン接着剤を介して40μm厚のPFAチューブ『グンゼ製』を被覆し、200℃にて2分間焼成し、定着ベルトを作製した(実施例I)。
また、実施例Iに対する比較として、他の層構成の作製条件が等しく、プライマー塗工方法のみを表1のように変更させた定着ベルト比較例I〜IVを作製した。ここで、比較例Iは、前記のプライマー塗工方法のうち、第一の均し工程と第二の均し工程を省いて作製した定着ベルト、比較例IIは第二の均し工程を省いて作製した定着ベルト、比較例IIIは第二の均し工程を端部Aから端部Bに向かって均すように工程を変更して作製した定着ベルト、比較例IVは端部Bから端部Aに向かって均すように工程を変更して作製した定着ベルトとそれぞれなっている。
≪接着性試験≫
円筒状基体とシリコーンゴム弾性層との接着性は90度ピーリング強度の測定により評価した。具体的には、円筒状基体上のシリコーンゴム弾性層にフェザーカッターで切りこみを入れ試験機にて、シリコーンゴム弾性層側を試験機で引っ張り速度、サンプル幅10mmの状態で円筒状基体とシリコーンゴム弾性層界面の90度ピーリング強度を、長手方向で端部A側、中央、端部B側の3か所(プライマー塗工開始側を端部A側と定義)で測定した。結果は表1に併せて示す。
実施例I、比較例I、比較例II、比較例IIIでは端部A側、中央、端部B側に寄らず、長手位置全体に渡って5.5N付近の高いピーリング強度を示した。一方、比較例IVに関しては、長手位置によってピーリング強度に大きなばらつきが見られ、端部B側では2.3Nという低いピーリング強度を示し、接着性が不十分であった。これは比較例IVが、プライマー塗工開始位置が端部A側であるのに対し、第一の均し開始位置が端部B側であるために、実質、端部B側でプライマーの塗布からの拭き取るまでの放置時間が短くなっており、プライマーの円筒状基体への浸透が端部A側に比べ、少なくなっている影響である。
≪厚み測定≫
レーザー測長器にて定着ベルト作製における各段階でのベルト総厚みのばらつきを測定した。具体的には、プライマー層形成後、シリコーンゴム弾性層形成後、フッ素樹脂表層形成後の3段階において、長手方向で端部A側、中央、端部B側の3か所、周方向を45°ごとに8か所の計24か所を総厚みを測長した最大値−最少値で評価した。結果は表1に併せて示す。
実施例I、比較例II、比較IIIではフッ素樹脂層形成後の定着ベルト完成時の段階で、厚みムラが5.5μm以下という精度良い定着ベルトが得られた。これら3種に関してはプライマー塗工と第一の均しが端部A側を開始位置にして端部B側に向かう方向であり、プライマー塗工から過分プライマーを拭き取る第一の均し工程までの放置時間が長手位置で均一である。そのため、結果として厚みムラが抑えられている。
また、実施例Iと比較例II、比較例IIIとを比較すると、実施例Iがより一層厚みムラが少なく高精度な定着ベルト完成物が得られている。これは第二の均し工程により、円筒状基体状にわずかに残るプライマーのスパイラル跡を打ち消す効果があり、それが影響した結果であると推測される。
一方、比較例I、比較例IVに関しては厚みムラが7μm以上と大きくなっている。比較例Iに関しては均し工程を含まないため、端部A側に過分に塗工されたプライマーが粘度の影響で端部B側に垂れ、その状態で焼成されてしまったため、長手方向で厚みムラが発生していると考えられる。比較例IVに関しては、先述のように、プライマーの円筒状基体への浸透が長手方向によってムラがあるため、第一の均し工程、もしくは第二の均し工程で拭き取られるプライマー量が均一でなくなり、結果として厚みムラが大きくなってしまったと考えられる。
また、プライマー層形成後、シリコーンゴム弾性層形成後、フッ素樹脂表層形成後の各段階で総厚みのムラはあまり変化していないため、プライマー塗工の精度が定着ベルトの総厚みを左右する影響が大きいことも確認される。
≪実機通紙耐久試験≫
実施例または比較例の定着ベルトをキヤノン製フルカラーコピー機である『iR ADVANCE C5051』に搭載し画出し耐久テストを行った。加圧力は250N、定着ニップは8mm×310mmであり、定着温度190℃、プロセススピードは246mm/secに設定した。結果は表1に併せて示す。
実施例I、比較例I、比較例II、比較例IIIでは想定寿命の30万枚出力した後もシリコーンゴム弾性層に関しては、界面剥離などは無く接着性の問題は見られなかった。しかしながら、比較例I、比較例II、比較例IIIに関しては、画質という観点では、ハーフトーンなどの画像を出力すると、定着ベルトの厚みムラに起因した画像ムラが確認されることがあった。比較例IVに関しては端部B側の接着性が弱いためか、2万5千枚出力したところでシリコーンゴム弾性層の端部B側より界面剥離が見られた。
前記のニッケル−鉄合金からなる内径φ30mm、厚み40μm、長さ343mmの円筒状基体内面上に前記の塗工方法にてビニル系のシリコーンプライマー『信越化学製;DY39−067』を2.0μm狙いで塗工し、200℃にて5分間焼成した。その外層に、300μm厚の付加硬化型シリコーンゴム『ジーイー東芝シリコーン製;XE15−B9236』を塗工し、200℃にて20分間焼成した。更にその外層に5μm厚のシリコーン接着剤を介して40μm厚のPFAチューブ『グンゼ製』を被覆し、200℃にて2分間焼成し、定着ベルトを作製した(実施例II)。
また、実施例IIに対する比較として、他の層構成の作製条件が等しく、プライマー塗工方法のみを表2のように変更させた定着ベルト比較例V〜VIIIを作製した。ここで、比較例Vは、前記のプライマー塗工方法のうち、第一の均し工程と第二の均し工程を省いて作製した定着ベルト、比較例VIは第二の均し工程を省いて作製した定着ベルト、比較例VIIは第二の均し工程を端部Aから端部Bに向かって均すように工程を変更して作製した定着ベルト、比較例VIIIは端部Bから端部Aに向かって均すように工程を変更して作製した定着ベルトとそれぞれなっている。
作製した定着ベルトに関しては、実施例1と同様の評価項目にて試験を行った。結果を表2に併せて示す。実施例1の時と同様に本実施例(実施例II)の定着ベルトに関しても、ピーリング強度、厚みムラ、実機耐久した時のゴム状態と画質の全ての評価項目で、要求のレベルを満たしていた。それに対し、比較例V〜VIIIの定着ベルトに関しては、ピーリング強度、厚みムラ、実機耐久した時のゴム状態と画質のいずれかで不十分な点があった。理由に関しては実施例1の時と同様と考えられるため、省略する。
100 定着装置
101 感光ドラム
102 帯電装置
103 レーザ光
104 現像装置
105 中間転写ドラム
106 転写ローラ
107 トナークリーナ
108 トナークリーナ
109 偏向ミラー
110 レーザ光学系
T1 1次転写部
T2 2次転写部
1 定着ベルト
2 定着ヒータ
3 サーミスタ
4 フィルムガイド兼ヒータホルダ
5 定着フイルムステイ
6 加圧ローラ
7 入り口ガイド
8 定着排紙ローラ
9 A/Dコンバータ
10 制御回路部(CPU)
11 ヒータ駆動回路部
12 モータ駆動回路部
13 装置フレーム
14 定着ニップ部
t 未定着トナー像
P 記録材
15 内面摺動層
16 円筒状基体
17 プライマー層
18 シリコーンゴム弾性層
19 シリコーン接着剤層
20 フッ素樹脂表層(フッ素樹脂チューブ)
21 回転上下移動ワーク
22 プライマー塗工部材
23 プライマー塗出口
24 プライマー均し部材
31 円筒状基体
311 芯金保持治具
32 塗工台
33 塗工ヘッド
34 塗工ヘッド保持部
35 付加硬化型シリコーンゴム組成物層
36 チューブ
37 シリンダーポンプ

Claims (4)

  1. 円筒状基体から外層に向かって、プライマー層、シリコーンゴム弾性層を有する弾性ローラの製造方法であって、
    前記円筒状基体の長手方向一端側からプライマーを前記円筒状基体にスパイラル状に塗工する第一の工程と、
    前記円筒状基体に塗工されたプライマーを前記長手方向一端側から均す第二の工程と、
    前記円筒状基体に塗工されたプライマーを前記長手方向他端部から均す第三の工程と、
    を有することを特徴とする弾性ローラの製造方法。
  2. 前記第一の工程、前記第二の工程、前記第三の工程の順で工程を進めることを特徴とする請求項1に記載の弾性ローラの製造方法。
  3. 前記プライマーがヒドロシリル系シリコーンプライマー、ビニル系シリコーンプライマー、アルコキシ系シリコーンプライマーのいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾性ローラの製造方法。
  4. 前記円筒状基体がアルミニウム、鉄、ニッケル、銅、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリアミドイミド樹脂のいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の弾性ローラの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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