JP2014138221A - デジタル電子機器およびデジタル信号の信号レベル調整方法 - Google Patents

デジタル電子機器およびデジタル信号の信号レベル調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信号レベルを調整して定電力化を図るための回路を簡略化して、装置の小型化を図ることが可能なデジタル電子機器を提供する。
【解決手段】このオーディオシステム(デジタル電子機器)100は、オーディオ信号(デジタル信号)のデジタル値Xを検出するピークディテクタ21と、ピークディテクタ21により検出されたデジタル値Xに基づいて、オーディオ信号の信号レベルVを算出するとともに、算出された信号レベルVを出力可能レベル以下に調整するための圧縮率(調整率)Cを算出する中央演算装置22と、中央演算装置22により算出された圧縮率Cに基づいて、信号レベルVが出力可能レベル以下になるようにオーディオ信号を調整する信号レベル処理部24とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、デジタル信号の出力レベルを調整するデジタル電子機器およびデジタル信号の信号レベル調整方法に関する。
従来、定電力化などを図るためにデジタル信号の信号レベルを調整するデジタル電子機器が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、入力端子に入力された高周波信号(入力信号)の電力量(信号レベル)を検出する入力レベル検出部と、入力信号を増幅する増幅器と、増幅器により増幅されて出力端子から出力される高周波信号(出力信号)の電力量を検出する出力レベル検出部と、出力信号の電力量が規定値以上になった場合に入力信号の電力量を減衰させるように調整する電圧可変減衰器(調整部)とを備えた高周波増幅器(デジタル電子機器)が開示されている。このデジタル電子機器では、電圧可変減衰器により入力信号の電力量を調整して定電力化などを図るために、入力レベル検出部の検出結果と出力レベル検出部の検出結果とを比較する比較器や、比較器による比較結果をフィードバックするフィードバック回路などを含む複雑な回路が設けられている。
特開2009−171524号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された高周波増幅器(デジタル電子機器)では、入力レベル検出部の検出結果と出力レベル検出部の検出結果とを比較する比較器や、比較器による比較結果をフィードバックするフィードバック回路などを含む複雑な回路によって入力信号の電力量(信号レベル)を調整する処理(定電力化などを図る処理)が行われているため、入力信号の電力量(信号レベル)を調整して定電力化などを図るための回路が複雑化して装置が大型化するという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、信号レベルを調整して定電力化を図るための回路を簡略化して、装置の小型化を図ることが可能なデジタル電子機器およびデジタル信号の信号レベル調整方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面によるデジタル電子機器は、デジタル信号を出力する出力部と、出力部に入力されるデジタル信号のデジタル値を検出する検出部と、検出部により検出されたデジタル値に基づいて、デジタル信号の信号レベルを算出するとともに、算出された信号レベルを出力部が出力可能な出力可能レベル以下に調整するための調整率を算出する演算部と、演算部により算出された調整率に基づいて、信号レベルが出力可能レベル以下になるようにデジタル信号を調整する調整部とを備える。
この発明の第1の局面によるデジタル電子機器では、上記のように構成することによって、演算部により理論的に(ソフトウェア的に)算出された調整率に基づいて、信号レベルが出力可能レベル以下になるようにデジタル信号が調整されるので、デジタル信号の信号レベルを調整して定電力化を図るために、入力信号の信号レベルと出力信号の信号レベルとを比較する比較器や、比較器による比較結果をフィードバックするフィードバック回路などを含む複雑な回路を設ける必要がない。これにより、信号レベルを調整して定電力化を図るための回路(調整部を含む回路)を簡略化して、装置(デジタル電子機器)の小型化を図ることができる。また、本発明では、ソフトウェアプログラムによる調整率の算出によりデジタル信号の調整を行うことによって、ソフトウェアプログラムのアップデートなどにより、容易にソフトウェアプログラムの更新処理を行うことができ、柔軟性に優れた定電力化装置を提供することができる。
上記第1の局面によるデジタル電子機器において、好ましくは、調整率は、信号レベルを出力可能レベル以下に圧縮するための圧縮率を含み、調整部は、演算部により算出された圧縮率に基づいて、信号レベルが出力可能レベル以下になるようにデジタル信号を圧縮するように構成されている。このように構成すれば、演算部により算出された圧縮率に基づいてデジタル信号を圧縮することによって、容易に、デジタル信号の信号レベルを出力可能レベル以下に調整することができる。これにより、容易に、ソフトウェア的に定電力化を図ることができる。
この場合、好ましくは、出力可能レベルに対応する値を含む、デジタル電子機器に固有の値が記憶された記憶部をさらに備え、演算部は、検出部により検出されたデジタル値と、記憶部に記憶された固有の値とに基づいて、信号レベルを算出するとともに、算出された信号レベルを出力可能レベル以下に圧縮するための圧縮率を算出するように構成されている。このように構成すれば、検出部により検出されたデジタル値と、記憶部に記憶された固有の値とに基づいて、容易に、信号レベルおよび圧縮率を算出することができる。また、記憶部の記憶内容を種々に変更することによって、仕様の異なる種々のデジタル電子機器に柔軟に対応させることができる。
上記デジタル信号を圧縮する調整部を備えたデジタル電子機器において、好ましくは、調整部は、演算部により算出された圧縮率に基づいて、デジタル信号のうちの信号レベルが出力可能レベルを超える超過部分を、超過部分の信号レベルが出力可能レベルに等しくなるように圧縮するように構成されている。このように構成すれば、超過部分の信号レベルが出力可能レベルに等しくなるので、容易に、ソフトウェア的に、超過部分を含むデジタル信号の全体の信号レベルを出力可能レベル以下に調整することができる。
上記デジタル信号を圧縮する調整部を備えたデジタル電子機器において、好ましくは、調整部は、演算部により算出された圧縮率に基づいて、デジタル信号の全体を、デジタル信号の全体の信号レベルが出力可能レベル以下になるように圧縮するように構成されている。このように構成すれば、デジタル信号のうちの一部のみを圧縮する場合と異なり、デジタル信号の全体を圧縮することによって、複雑な処理を行うことなく、容易に、ソフトウェア的に、デジタル信号の全体の信号レベルを出力可能レベル以下に調整することができる。
上記デジタル信号を圧縮する調整部を備えたデジタル電子機器において、好ましくは、調整部は、演算部により算出された圧縮率に基づいて、デジタル信号のうちの信号レベルが出力可能レベルを超える超過部分を、超過部分の信号レベルが出力可能レベル以下になるように圧縮するように構成されている。このように構成すれば、超過部分以外の部分は圧縮されないので、本来圧縮する必要がない部分(超過部分以外の部分)が圧縮されて信号レベルが過度に小さくなるのを抑制することができる。
この発明の第2の局面によるデジタル信号の信号レベル調整方法は、デジタル信号のデジタル値を検出するステップと、検出されたデジタル値に基づいて、デジタル信号の信号レベルを算出するとともに、算出された信号レベルを所定の出力可能レベル以下に調整するための調整率を算出するステップと、算出された調整率に基づいて、信号レベルが出力可能レベル以下になるようにデジタル信号を調整するステップとを備える。
この発明の第2の局面によるデジタル信号の信号レベル調整方法では、上記のように構成することによって、理論的に(ソフトウェア的に)算出された調整率に基づいて、信号レベルが出力可能レベル以下になるようにデジタル信号が調整されるので、デジタル信号の信号レベルを調整して定電力化を図るために、入力信号の信号レベルの検出結果と出力信号の信号レベルの検出結果とをフィードバックして比較する比較器などを含む複雑な回路を設ける必要がない。これにより、信号レベルを調整して定電力化を図るための回路を簡略化して、装置の小型化を図ることが可能なデジタル信号の信号レベル調整方法を提供することができる。また、本発明では、ソフトウェアプログラムによる調整率の算出によりデジタル信号の調整を行うことによって、ソフトウェアプログラムのアップデートなどにより、容易にソフトウェアプログラムの更新処理を行うことができ、柔軟性に優れたデジタル信号の信号レベル調整方法を提供することができる。
上記第2の局面によるデジタル信号の信号レベル調整方法において、好ましくは、調整率を算出するステップは、検出されたデジタル値に基づいて、デジタル信号の信号レベルを算出するとともに、算出された信号レベルを所定の出力可能レベル以下に調整するための圧縮率を算出するステップを含み、デジタル信号を調整するステップは、算出された圧縮率に基づいて、信号レベルが出力可能レベル以下になるようにデジタル信号を圧縮するステップを含む。このように構成すれば、算出された圧縮率に基づいてデジタル信号を圧縮することによって、容易に、デジタル信号の信号レベルを出力可能レベル以下に調整することができる。これにより、容易に、ソフトウェア的に定電力化を図ることができる。
本発明によれば、上記のように、信号レベルを調整して定電力化を図るための回路を簡略化して、装置の小型化を図ることができる。
本発明の第1実施形態によるオーディオシステムの全体構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態によるオーディオシステムから出力されるオーディオ信号の圧縮前および圧縮後の信号波形を示したイメージ図である。 本発明の第1実施形態によるオーディオシステムにおけるオーディオ信号の信号レベルの圧縮率の算出方法(計算理論)を説明するためのイメージ図である。 本発明の第1実施形態によるオーディオシステムにおいて用いられる計算理論によって算出される理論値(計算値)の一覧を示した表である。 図4に対応する実測値の一覧を示した表である。 本発明の第2実施形態によるオーディオシステムから出力されるオーディオ信号の圧縮前および圧縮後の信号波形を示したイメージ図である。 本発明の第3実施形態によるオーディオシステムから出力されるオーディオ信号の圧縮前および圧縮後の信号波形を示したイメージ図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第1実施形態によるオーディオシステム100の構成について説明する。このオーディオシステム100は、BD(Blu−Ray Disc)200などのディスク型記録媒体に記録された音声データ(デジタルデータ)を出力再生可能に構成されたデジタル電子機器である。
図1に示すように、オーディオシステム100は、デコーダ1と、デコーダ1に接続されたDSP(Digital Signal Processor)2と、DSP2に接続されたPWM(Pulse Width Modulation)プロセッサ3と、PWMプロセッサ3に接続されたD−AMP(Digital Amplifier)4と、D−AMP4に接続された複数のスピーカ5と、D−AMP4に接続されたD−AMP電源部6とを備える。なお、スピーカ5は、本発明の「出力部」の一例である。
デコーダ1は、BD200に記憶された音声データに対応するオーディオ信号(デジタル信号)をデコードするために設けられている。また、DSP2は、デコーダ1から入力されるオーディオ信号に対して種々の処理(たとえば、後述する信号レベルの圧縮処理)を施すために設けられている。また、PWMプロセッサ3は、DSP2から入力されるオーディオ信号をPWM信号に変換するために設けられている。また、D−AMP4は、PWMプロセッサ3から入力されるPWM信号を増幅するために設けられている。また、複数のスピーカ5は、それぞれ、D−AMP4により増幅されたPWM信号に基づいて外部に音声を出力するように構成されている。なお、D−AMP電源部6は、D−AMP4に電源を供給するために設けられている。
ここで、第1実施形態では、DSP2は、デコーダ1の出力に接続されたピークディテクタ21と、ピークディテクタ21の出力に接続された中央演算装置22と、中央演算装置22に接続された内部メモリ23と、中央演算装置22の出力に接続されるとともにデコーダ1の出力に接続された信号レベル処理部24とを含む。なお、ピークディテクタ21、中央演算装置22、内部メモリ23および信号レベル処理部24は、それぞれ、本発明の「検出部」、「演算部」、「記憶部」および「調整部」の一例である。
ピークディテクタ21は、デコーダ1から出力されるオーディオ信号(デジタル信号)のデジタル値X(nは、複数のスピーカ5の各々に対して便宜上割り当てた番号である)を検出するように構成されている。また、中央演算装置22は、ピークディテクタ21により検出されたデジタル値Xに基づいて、複数のスピーカ5の各々から出力される音声に対応するオーディオ信号の信号レベルVを算出するとともに、算出された信号レベルVを所定の出力可能レベル(D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値Wに対応する値:図2の点線参照)以下に調整するための調整率を算出するように構成されている。具体的には、中央演算装置22は、信号レベルVを所定の出力可能レベル以下に圧縮するための圧縮率Cを算出するように構成されている。
内部メモリ23には、中央演算装置22により実行されるソフトウェアプログラムや、中央演算装置22により圧縮率Cが算出される際に用いられる種々の値(オーディオシステム100に固有の値)などが記憶されている。たとえば、内部メモリ23には、PWMプロセッサ3の変調率mや、D−AMP4に入力される電源電圧Vや、各スピーカ5のインピーダンスRや、D−AMP4の効率Eや、D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値Wなどが記憶されている。これにより、中央演算装置22は、ピークディテクタ21により検出されたデジタル値Xと、内部メモリ23に記憶された上記変調率m、電源電圧V、インピーダンスR、効率Eおよび電力量の最大値Wとに基づいて、圧縮率Cを理論的に算出するように構成されている。なお、圧縮率Cの算出方法の詳細については、後述する。
信号レベル処理部24は、乗算器を含むように構成されている。この信号レベル処理部24は、中央演算装置22により算出された調整率(圧縮率C)に基づいて、オーディオ信号の信号レベルVを所定の出力可能レベル(D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値Wに対応する値:図2の点線参照)以下に調整するように構成されている。具体的には、信号レベル処理部24は、信号レベル処理部24に入力されるオーディオ信号のデジタル値Xに圧縮率Cの平方根√Cを乗算することにより、オーディオ信号の信号レベルVを所定の出力可能レベル以下に圧縮するように構成されている。詳細には、図2に示すように、信号レベル処理部24は、中央演算装置22により算出された圧縮率Cに基づいて、オーディオ信号のうちの信号レベルが出力可能レベル(点線の直線参照)を超える超過部分(斜線部参照)を、超過部分の信号レベルが出力可能レベルに等しくなるように圧縮するように構成されている。なお、図2では、オーディオ信号の圧縮前の信号波形が一点鎖線で表現されているとともに、圧縮後の信号波形が実線で表現されている。
次に、図3を参照して、本発明の第1実施形態によるオーディオシステム100におけるオーディオ信号の圧縮率の算出方法(計算理論)について説明する。
まず、中央演算装置22は、ある時点においてデコーダ1から出力されたオーディオ信号(デジタル信号)のデジタル値X(nは、複数のスピーカ5の各々に対して便宜上割り当てた番号である)がピークディテクタ21により検出された場合に、その時点におけるオーディオ信号の信号レベルVを、以下の式(1)に基づいて算出する。
Figure 2014138221
上記式(1)において、XFSは、量子化されたオーディオ信号(デジタル信号)のデジタル的なフルスケールの値(図3の0dBFSに対応する値)である。たとえば、オーディオ信号が8bitで量子化されている場合には、そのオーディオ信号のデジタル的なフルスケールの値は、2=256である。また、上記式(1)において、VPEAKは、デコーダ1から出力されるオーディオ信号の信号レベルのピーク値(図3参照)である。
ここで、中央演算装置22は、上記式(1)におけるオーディオ信号の信号レベルのピーク値VPEAKを、以下の式(2)に基づいて算出する。
Figure 2014138221
上記式(2)において、mは、PWMプロセッサ3の変調率である。また、Vは、D−AMP電源部6からD−AMP4に供給される電源の電圧値である。これらの値(mおよびV)は、共に、中央演算装置22に接続された内部メモリ23に予め記憶されている。
なお、上記式(1)を、オーディオ信号のデジタル値Xではなく、オーディオ信号の信号レベルのピーク値に対する比率(ある時点におけるデジタル値のフルスケール値に対する比率)rを用いて表現した場合、上記式(1)は、以下の式(3)のように表現される。また、比率rは、デジタル値Xを用いて、以下の式(4)のように表現される。
Figure 2014138221
Figure 2014138221
中央演算装置22は、上記の式(1)または(3)に基づいて、ある時点においてデコーダ1から出力されたオーディオ信号の信号レベルVを算出した場合、そのVを用いて、ある時点における各スピーカ5の最大消費電力Wn(MAX)を、以下の式(5)に基づいて算出する。そして、中央演算装置22は、以下の式(5)に基づいて算出した最大消費電力Wn(MAX)を複数のスピーカ5全てについて足し合わせて、各スピーカ5の消費電力の総和Wを、以下の式(6)に基づいて算出する。
Figure 2014138221
Figure 2014138221
上記式(5)において、Rは、各スピーカ5のインピーダンスである。また、上記式(6)において、Eは、D−AMP4の効率である。これらの値(RおよびE)は、共に、中央演算装置22に接続された内部メモリ23に予め記憶されている。
ここで、上記式(6)に基づいて算出された消費電力Wが、D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値W以上である場合には、オーディオ信号をそのまま出力しようとすると、D−AMP電源部6が落ちて、スピーカ5から音声を正常に出力することができない。このため、WをW以下に抑制するために、オーディオ信号の信号レベルを信号レベル処理部24によって圧縮する必要がある。そこで、中央演算装置22は、オーディオ信号の信号レベルの圧縮率Cを、以下の式(7)に基づいて算出する。
Figure 2014138221
なお、上記式(6)および(7)によれば、D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値Wは、以下の式(8)のように表される。
Figure 2014138221
上記式(8)によれば、消費電力WがD−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値W以上になる場合において、WをW以下に抑制するためには、信号レベル処理部24に、オーディオ信号のデジタル値Xに圧縮率Cの平方根√Cを乗算する処理を行わせて、オーディオ信号の信号レベルを圧縮すればよいことが分かる。
次に、図4および図5を参照して、本発明の第1実施形態によるオーディオシステム100においてオーディオ信号の信号レベルの圧縮率Cが算出される際に用いられる計算理論(上記式(1)〜(8)参照)を検証するために行った実験について説明する。
この実験においては、まず、第1実施形態によるオーディオシステム100のPWMプロセッサ3の変調率mを0.9とし、D−AMP電源部6の電源電圧Vを33.19Vとし、各スピーカ5のインピーダンス(負荷)Rを4として、上記式(1)〜(8)に基づいて、信号レベルのピーク値VPEAKと、各スピーカ5の最大消費電力Wn(MAX)と、D−AMP電源部6の出力電力Wとの理論値(計算値)を算出した。この計算においては、オーディオ信号の信号レベルのピーク値に対する比率rが−3dBの時のD−AMP4の効率Eを0.83とし、rが−6dBの時のEを0.75、rが−9dBの時のEを0.66とし、rが−12dBの時のEを0.52とし、rが−15dBの時のEを0.35とし、rが−18dBの時のEを0.16として計算した。これらの計算結果(理論値)を一覧表にまとめたものが図4である。
次に、第1実施形態によるオーディオシステム100に対応する実機を用意して、その実機を用いて、上記図4に対応する値(D−AMP電源部の電源電圧VD、信号レベルのピーク値VPEAK、各スピーカの最大消費電力Wn(MAX)およびD−AMP電源部の出力電力W)を、オーディオ信号の信号レベルのピーク値に対する比率rが−3dBの時、−6dBの時、−9dBの時、−12dBの時、−15dBの時および−18dBの時のそれぞれについて実際に測定した。これらの測定結果(実測値)を一覧表にまとめたものが図5である。
図4と図5とを比較すると、信号レベルを圧縮する必要のある高出力時(信号レベルの比率rが−15dB以上の場合:図4および図5の最下段から2段目以上の行参照)においては、理論値と実測値との間の誤差が比較的小さいため、上記式(1)〜(8)の計算理論が概ね正しいことが分かった。たとえば、rが−3dBの場合におけるD−AMP4の出力電圧(各スピーカ5の消費電力の総和)Wの理論値と実測値とを比較すると、理論値は134.698(図4参照)であり、実測値は122(図5参照)であった。したがって、rが−3dBの場合においては、D−AMP4の出力電圧Wを約90%の精度で予測できた。
一方、低出力時(信号レベルの比率rが−18dBの場合:図4および図5の最下段の行参照)においては、理論値と実測値との間の誤差が比較的大きいことが分かった。たとえば、rが−18dBの場合におけるD−AMP4の出力電圧(各スピーカ5の消費電力の総和)Wの理論値と実測値とを比較すると、理論値は22.096(図4参照)であり、実測値は12.76(図5参照)であった。したがって、rが−18dBの場合においては、D−AMP4の出力電圧Wを約57%の精度でしか予測できなかった。これは、低出力時においてはD−AMP4の効率Eが極端に低下すること(図4に示すように、信号レベルの比率rが−18dBの場合における効率Eは0.16である)が原因であると考えられる。しかしながら、第1実施形態では、低出力時においては信号レベルを圧縮する必要がないため、低出力時における誤差がシステム全体に与える影響は少ないと考えられる。
第1実施形態では、上記のように、ピークディテクタ21により検出されたデジタル値Xに基づいて、オーディオ信号(デジタル信号)の信号レベルVを算出するとともに、算出された信号レベルVを出力可能レベル(D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値Wに対応する値:図2の点線参照)以下に圧縮(調整)するための圧縮率(調整率)Cを算出する中央演算装置22と、中央演算装置22により算出された圧縮率Cに基づいて、信号レベルVが出力可能レベル以下になるようにオーディオ信号を圧縮する信号レベル処理部24とを設ける。これにより、中央演算装置22により理論的に(ソフトウェア的に)算出された圧縮率Cに基づいて、信号レベルVが出力可能レベル以下になるようにオーディオ信号が調整されるので、オーディオ信号の信号レベルVを調整して定電力化を図るために、入力信号の信号レベルと出力信号の信号レベルとを比較する比較器や、比較器による比較結果をフィードバックするフィードバック回路などを含む複雑な回路を設ける必要がない。これにより、信号レベルVを調整して定電力化を図るための回路(信号レベル処理部24を含むDSP2)を簡略化して、装置(オーディオシステム100)の小型化を図ることができる。また、第1実施形態では、ソフトウェアプログラムによる調整率Cの算出によりデジタル信号の調整を行うことによって、ソフトウェアプログラムのアップデートなどにより、容易にソフトウェアプログラムの更新処理を行うことができ、柔軟性に優れた定電力化装置を提供することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ピークディテクタ21により検出されたデジタル値Xと、内部メモリ23に記憶されたオーディオシステム100に固有の値(PWMプロセッサ3の変調率mや、D−AMP4に入力される電源電圧Vや、各スピーカ5のインピーダンスRや、D−AMP4の効率Eや、D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値Wなど)とに基づいて、信号レベルVを算出するとともに、算出された信号レベルVを出力可能レベル以下に圧縮するための圧縮率Cを算出するように中央演算装置22を構成する。これにより、ピークディテクタ21により検出されたデジタル値Xと、内部メモリ23に記憶された固有の値とに基づいて、容易に、信号レベルVおよび圧縮率Cを算出することができる。また、内部メモリ23の記憶内容を種々に変更することによって、仕様の異なる種々のオーディオシステム100に柔軟に対応させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、中央演算装置22により算出された圧縮率Cに基づいて、オーディオ信号のうちの信号レベルVが出力可能レベルを超える超過部分(図2の斜線部参照)を、超過部分の信号レベルVが出力可能レベルに等しくなるように圧縮するように信号レベル処理部24を構成する。これにより、超過部分の信号レベルVが出力可能レベルに等しくなるので、容易に、ソフトウェア的に、超過部分を含むオーディオ信号の全体の信号レベルVを出力可能レベル以下に調整することができる。
(第2実施形態)
次に、図1および図6を参照して、本発明の第2実施形態によるオーディオシステム100aの構成について説明する。この第2実施形態では、デジタル信号のうちの信号レベルが出力可能レベルを超える超過部分(図2の斜線部参照)を、超過部分の信号レベルが出力可能レベルに等しくなるように圧縮する上記第1実施形態と異なり、デジタル信号の全体の信号レベルが出力可能レベル以下になるようにデジタル信号の全体を圧縮する例について説明する。
図1に示すように、第2実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、オーディオシステム100aのDSP2aは、デコーダ1の出力に接続されたピークディテクタ21と、ピークディテクタ21の出力に接続された中央演算装置22aと、中央演算装置22aに接続された内部メモリ23aと、中央演算装置22aの出力に接続されるとともにデコーダ1の出力に接続された信号レベル処理部24aとを含む。なお、中央演算装置22a、内部メモリ23aおよび信号レベル処理部24aは、それぞれ、本発明の「演算部」、「記憶部」および「調整部」の一例である。
ピークディテクタ21は、上記第1実施形態と同様に、デコーダ1から出力されるオーディオ信号(デジタル信号)のデジタル値Xを検出するように構成されている。また、中央演算装置22aも、上記第1実施形態と同様に、ピークディテクタ21により検出されたデジタル値Xと、内部メモリ23aに記憶されたオーディオシステム100aに固有の値とに基づいて、オーディオ信号の信号レベルVを所定の出力可能レベル(図6の点線参照)以下に圧縮するための圧縮率Cを算出するように構成されている。なお、内部メモリ23aには、PWMプロセッサ3の変調率mや、D−AMP4に入力される電源電圧Vや、各スピーカ5のインピーダンスRや、D−AMP4の効率Eや、D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値量Wなどのオーディオシステム100aに固有の値のほか、中央演算装置22aにより実行されるソフトウェアプログラムなどが記憶されている。
ここで、第2実施形態では、信号レベル処理部24aは、D−AMP4から出力されるオーディオ信号の音量(ゲイン)を調整するための音量調節ユニット(ボリュームコントロールユニット)を含むように構成されている。この信号レベル処理部24aは、中央演算装置22aにより算出された調整率(圧縮率C)に基づいて、現在の音量の設定値Aoldを、以下の式(9)に基づいて算出した新しい設定値Anewに変更するように構成されている。
Figure 2014138221
これにより、第2実施形態では、図6に示すように、信号レベル処理部24aは、中央演算装置22aにより算出された圧縮率Cに基づいて、オーディオ信号の全体の信号レベルが出力可能レベル以下になるように、オーディオ信号の全体を圧縮するように構成されている。なお、図6では、圧縮前の信号波形が一点鎖線で表現されているとともに、圧縮後の信号波形が実線で表現されている。
ここで、第2実施形態では、図6に示すように、圧縮前のオーディオ信号の信号波形(一点鎖線参照)と、圧縮後のオーディオ信号の信号波形(実線参照)とは、横軸方向の全体に渡って互いに対応する形状の曲線(正弦波状の曲線)になっている。すなわち、第2実施形態では、信号レベル処理部24aは、オーディオ信号の全体の信号レベルが出力可能レベル以下になり、かつ、圧縮前と圧縮後とでオーディオ信号の全体の信号波形のプロポーションが保たれるように、オーディオ信号の全体の音量(ゲイン)を圧縮するように構成されている。なお、第2実施形態では、上記のようなゲインの圧縮処理を常時行ってもよい。また、ゲインの圧縮処理を一定時間行った場合において、その一定時間内に中央演算装置22aにより算出された各スピーカ5の消費電力の総和Wが、D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値W以上になることが無ければ、ゲインの圧縮処理を停止してもよい。そして、各スピーカ5の消費電力の総和Wが、D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値W以上になった場合に、再度ゲインの圧縮処理を開始するようにしてもよい。
第2実施形態では、上記のように、中央演算装置22aにより算出された圧縮率Cに基づいて、オーディオ信号(デジタル信号)の全体を、オーディオ信号の全体の信号レベルVが出力可能レベル(図6の点線参照)以下になるように圧縮するように信号レベル処理部24aを構成する。これにより、オーディオ信号のうちの一部のみを圧縮する場合と異なり、オーディオ信号の全体を圧縮することによって、複雑な処理を行うことなく、容易に、ソフトウェア的に、オーディオ信号の全体の信号レベルVを出力可能レベル以下に調整することができる。
(第3実施形態)
次に、図1および図7を参照して、本発明の第3実施形態によるオーディオシステム100bの構成について説明する。この第3実施形態では、オーディオ信号の全体の信号レベルが出力可能レベル以下になるようにオーディオ信号の全体を圧縮する上記第2実施形態と異なり、オーディオ信号のうちの信号レベルが出力可能レベルを超える超過部分(図7の斜線部参照)のみを、超過部分の信号レベルが出力可能レベル以下になるように、信号波形のプロポーションを保った状態で圧縮する例について説明する。
図1に示すように、第3実施形態においても、上記第2実施形態と同様に、オーディオシステム100bのDSP2bは、デコーダ1の出力に接続されたピークディテクタ21と、ピークディテクタ21の出力に接続された中央演算装置22bと、中央演算装置22bに接続された内部メモリ23bと、中央演算装置22bの出力に接続されるとともにデコーダ1の出力に接続された信号レベル処理部24bとを含む。なお、中央演算装置22b、内部メモリ23bおよび信号レベル処理部24bは、それぞれ、本発明の「演算部」、「記憶部」および「調整部」の一例である。
ピークディテクタ21は、上記第2実施形態と同様に、デコーダ1から出力されるオーディオ信号(デジタル信号)のデジタル値Xを検出するように構成されている。また、中央演算装置22bも、上記第2実施形態と同様に、ピークディテクタ21により検出されたデジタル値Xと、内部メモリ23bに記憶されたオーディオシステム100bに固有の値とに基づいて、オーディオ信号の信号レベルVを所定の出力可能レベル(図7の点線参照)以下に圧縮するための圧縮率Cを算出するように構成されている。なお、内部メモリ23bには、PWMプロセッサ3の変調率mや、D−AMP4に入力される電源電圧Vや、各スピーカ5のインピーダンスRや、D−AMP4の効率Eや、D−AMP電源部6が実際に出力可能な電力量の最大値Wなどのオーディオシステム100bに固有の値のほか、中央演算装置22bにより実行されるソフトウェアプログラムなどが記憶されている。
ここで、第3実施形態では、オーディオシステム100bは、DRC(Dynamic Range Compression)機能(比較的小さい音量の音声については音量がより大きくなるように調整して、比較的大きい音量の音声については音量がより小さくなるように調整する機能)を有する。そして、信号レベル処理部24bは、DRC機能を実現するための音量調節ユニット(ボリュームコントロールユニット)により構成されている。具体的には、信号レベル処理部24bは、中央演算装置22bにより算出された圧縮率Cに基づいて、DRC機能の現在の設定値Boldを、以下の式(10)に基づいて算出された新しい設定値Bnewに変更するように構成されている。
Figure 2014138221
これにより、第3実施形態では、図7に示すように、信号レベル処理部24bは、中央演算装置22bにより算出された圧縮率Cに基づいて、オーディオ信号のうちの信号レベルが出力可能レベルを超える超過部分(図7の斜線部参照)を、超過部分の信号レベルが出力可能レベル以下になるように圧縮するように構成されている。なお、図7では、圧縮前の信号波形が一点鎖線で表現されているとともに、圧縮後の信号波形が実線で表現されている。ここで、第3実施形態では、図7に示すように、圧縮前のオーディオ信号の信号波形(一点鎖線参照)と、圧縮後のオーディオ信号の信号波形(実線参照)とは、超過部分(斜線部参照)において、互いに対応する形状の曲線(正弦波状の曲線)になっている。すなわち、第3実施形態では、圧縮前と圧縮後とでオーディオ信号の超過部分の信号波形のプロポーションが保たれている。
第3実施形態では、上記のように、中央演算装置22bにより算出された圧縮率Cに基づいて、オーディオ信号のうちの信号レベルVが出力可能レベルを超える超過部分(図7の斜線部参照)を、超過部分の信号レベルVが出力可能レベル以下になるように圧縮するように信号レベル処理部24bを構成する。これにより、超過部分以外の部分は圧縮されないので、本来圧縮する必要がない部分(超過部分以外の部分)が圧縮されて信号レベルVが過度に小さくなるのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、本発明のデジタル電子機器の一例として、BDに記録されたオーディオ信号(デジタル信号)を出力再生するオーディオシステムを示したが、本発明はこれに限らない。本発明は、オーディオ信号に加えてビデオ信号をも出力再生可能なホームシアターシステムなどの一般的なデジタル電子機器にも適用可能である。
また、上記第1〜第3実施形態では、本発明の検知部の一例として、オーディオ信号(デジタル信号)の信号レベルのピーク値を検出するピークディテクタを示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、オーディオ信号の信号レベルの実効値を検出する検出部を用いてもよい。この場合、実効値を検出する処理の簡単化を図るために、オーディオ信号の信号レベルのピーク値を検出して、その検出値(ピーク値)を√2で割った値を実効値として扱ってもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、オーディオシステム(デジタル電子機器)に固有の値が内部メモリ(記憶部)に予め記憶された例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、デジタル電子機器に外部と通信するための通信インターフェースを設け、その通信インターフェースを介して記憶部に記憶される値をアップデート可能に構成してもよい。
5 スピーカ(出力部)
21 ピークディテクタ(検出部)
22、22a、22b 中央演算装置(演算部)
23、23a、23b 内部メモリ(記憶部)
24、24a、24b 信号レベル処理部(調整部)
100、100a、100b オーディオシステム(デジタル電子機器)

Claims (8)

  1. デジタル信号を出力する出力部と、
    前記出力部に入力される前記デジタル信号のデジタル値を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記デジタル値に基づいて、前記デジタル信号の信号レベルを算出するとともに、算出された前記信号レベルを前記出力部が出力可能な出力可能レベル以下に調整するための調整率を算出する演算部と、
    前記演算部により算出された前記調整率に基づいて、前記信号レベルが前記出力可能レベル以下になるように前記デジタル信号を調整する調整部とを備える、デジタル電子機器。
  2. 前記調整率は、前記信号レベルを前記出力可能レベル以下に圧縮するための圧縮率を含み、
    前記調整部は、前記演算部により算出された前記圧縮率に基づいて、前記信号レベルが前記出力可能レベル以下になるように前記デジタル信号を圧縮するように構成されている、請求項1に記載のデジタル電子機器。
  3. 前記出力可能レベルに対応する値を含む、前記デジタル電子機器に固有の値が記憶された記憶部をさらに備え、
    前記演算部は、前記検出部により検出された前記デジタル値と、前記記憶部に記憶された前記固有の値とに基づいて、前記信号レベルを算出するとともに、算出された前記信号レベルを前記出力可能レベル以下に圧縮するための前記圧縮率を算出するように構成されている、請求項2に記載のデジタル電子機器。
  4. 前記調整部は、前記演算部により算出された前記圧縮率に基づいて、前記デジタル信号のうちの前記信号レベルが前記出力可能レベルを超える超過部分を、前記超過部分の前記信号レベルが前記出力可能レベルに等しくなるように圧縮するように構成されている、請求項2または3に記載のデジタル電子機器。
  5. 前記調整部は、前記演算部により算出された前記圧縮率に基づいて、前記デジタル信号の全体を、前記デジタル信号の全体の前記信号レベルが前記出力可能レベル以下になるように圧縮するように構成されている、請求項2または3に記載のデジタル電子機器。
  6. 前記調整部は、前記演算部により算出された前記圧縮率に基づいて、前記デジタル信号のうちの前記信号レベルが前記出力可能レベルを超える超過部分を、前記超過部分の前記信号レベルが前記出力可能レベル以下になるように圧縮するように構成されている、請求項2または3に記載のデジタル電子機器。
  7. デジタル信号のデジタル値を検出するステップと、
    検出された前記デジタル値に基づいて、前記デジタル信号の信号レベルを算出するとともに、算出された前記信号レベルを所定の出力可能レベル以下に調整するための調整率を算出するステップと、
    算出された前記調整率に基づいて、前記信号レベルが前記出力可能レベル以下になるように前記デジタル信号を調整するステップとを備える、デジタル信号の信号レベル調整方法。
  8. 前記調整率を算出するステップは、検出された前記デジタル値に基づいて、前記デジタル信号の信号レベルを算出するとともに、算出された前記信号レベルを所定の出力可能レベル以下に調整するための圧縮率を算出するステップを含み、
    前記デジタル信号を調整するステップは、算出された前記圧縮率に基づいて、前記信号レベルが前記出力可能レベル以下になるように前記デジタル信号を圧縮するステップを含む、請求項7に記載のデジタル信号の信号レベル調整方法。
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