JP2014137866A - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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Abstract

【課題】構成部品の増加や端子金具の挿抜性の悪化といった問題を招くことなく、振動環境下における端子金具のガタ付きを抑制して、安定した電気的接続性能を維持することのできるコネクタを提供すること。
【解決手段】第1ハウジング20の雌端子収容部21は、雌端子収容孔211の一側に連通すると共に前記雌端子収容孔211と平行に延在して21の先端面に開口する規制片挿入孔214を備え、第2ハウジング40は、雌端子収容部21が嵌合する筒状部41の内底面41bに、規制片挿入孔214に挿通するガタ規制片43を備え、ハウジング相互を嵌合接続させた状態では、ガタ規制片43が雌端子収容部21内の雌端子金具10の一面を押圧して、雌端子金具10のガタ付きを抑止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタに関する。
車載のワイヤハーネスに使用されるコネクタでは、振動環境下における端子金具のガタ付きに起因した電気的接続性能の低下を抑止することから、ガタ付きを防止する手段を講じることが重要である。
下記の特許文献1及び特許文献2には、コネクタにおけるガタ付きを防止する技術が開示されている。
下記特許文献1に開示されたガタ付き防止技術では、図18に示すように、雌端子金具110を収容するハウジング100を、雌端子金具110を収容保持した樹脂製の端子収容部材120と、該端子収容部材120を挿抜可能な樹脂製のケース130と、で構成している。
また、端子収容部材120は、雌端子金具110が挿入される端子収容孔121を画成している上壁122に、端子係止ランス123を備えている。
端子係止ランス123は、端子収容孔121に対する雌端子金具110の挿抜方向(図18の矢印X1方向)と直交する方向(図18では、矢印Y1方向)に撓み変形可能な弾性片123aと、この弾性片123aから端子収容孔121内に突出した端子係止突起123bと、端子係止突起123bから外方に突出したガタ止め用突起123cと、を備えている。
特許文献1における端子係止ランス123は、端子係止突起123bを雌端子金具110の段差部111に係合させることで、雌端子金具110を抜け止めする。また、端子係止ランス123は、端子収容部材120がケース130に挿入された際に、ガタ止め用突起123cがケース130の上部壁131により押圧されて、雌端子金具110側に弾性変形した状態になり、この時にガタ止め用突起123cから上部壁131に作用する弾性反力により、端子収容部材120をガタ止めする。
下記特許文献2に開示されたガタ付き防止技術は、ハウジング内に、雌端子金具の外面に対向する可撓性バンド部と、該可撓性バンド部に突設されて前記雌端子金具の外面に前記雌端子金具の挿抜方向と直交する方向の押圧力を付与する位置規制用突起と、を装備したものである。即ち、特許文献2では、ハウジング内の雌端子金具に、直接、挿抜方向と直交する方向の押圧力を付与することで、雌端子金具のガタ付きを防止する。
特開2010−140806号公報 特開2012−84404号公報
しかし、特許文献1に開示の技術では、雌端子金具を収容するハウジングが端子収容部材120とケース130との組立構造であり、ハウジング構成部品が増加するという問題があった。
また、特許文献2に開示の技術では、ハウジングに雌端子金具を挿抜する際に、雌端子金具に挿入方向と直交する方向の押圧力が作用するため、雌端子金具の挿抜に大きな操作力が必要となり、端子金具の挿抜性が悪いという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、構成部品の増加や端子金具の挿抜性の悪化といった問題を招くことなく、振動環境下における端子金具のガタ付きを抑制して、安定した電気的接続性能を維持することのできるコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 雌端子金具を保持する雌端子収容部を備えた第1ハウジングと、前記雌端子金具に嵌合する舌片状の端子先端部を有する雄端子金具を保持して前記第1ハウジングと嵌合接続される第2ハウジングと、を備えるコネクタであって、
前記雌端子収容部は、前記雌端子金具を収容する雌端子収容孔と、前記雌端子収容孔と連通して前記雌端子収容部の先端面に開口し、前記舌片状の端子先端部が挿通可能な雄端子挿入孔と、前記雌端子収容孔の一側に連通すると共に前記雌端子収容孔と平行に延在して前記雌端子収容部の先端面に開口する規制片挿入孔と、を備え、
前記第2ハウジングは、前記雌端子収容部が嵌合する筒状部と、該筒状部に嵌合した前記雌端子収容部内の前記雌端子金具に前記端子先端部が嵌合するように前記雄端子金具を保持する雄端子収容部と、前記筒状部に嵌合した前記雌端子収容部の前記規制片挿入孔に挿通するように前記雌端子収容部の先端面と対向する前記筒状部の内底面に突設されたガタ規制片と、を備え、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを嵌合接続させた状態では、前記ガタ規制片が前記雌端子収容部内の前記雌端子金具の一面を押圧して、前記雌端子金具のガタ付きを抑止することを特徴とするコネクタ。
(2) 上記(1)に記載のコネクタであって、
前記雌端子収容部は、前記雌端子金具の挿入途中では前記雌端子金具との干渉によって前記雌端子収容孔の外側に弾性変位し、前記雌端子金具の挿入が完了した時には弾性復元力で前記雌端子収容孔内に突出した状態に戻って前記雌端子金具を抜け止めする端子係止ランスを備えると共に、前記規制片挿入孔内が前記端子係止ランスの弾性変位を許容する空間となるように前記端子係止ランスが配置されていることを特徴とするコネクタ。
(3) 上記(1)又は(2)に記載のコネクタであって、
前記ガタ規制片を、前記端子先端部の先端よりも先方に突出させていることを特徴とするコネクタ。
上記(1)の構成によれば、第1ハウジングと第2ハウジングとを嵌合接続させると、それぞれのハウジングに収容されている雌端子金具と雄端子金具とが嵌合する一方、第2ハウジングに装備されているガタ規制片が第1ハウジングの規制片挿入孔に進入する。そして、第1ハウジングの規制片挿入孔に進入したガタ規制片は、第1ハウジング内の雌端子金具の一面を押圧して、雌端子金具のガタ付きを抑止する。
即ち、上記(1)の構成によれば、雌端子金具のガタ付きの抑止は、第2ハウジングの筒状部の内底面に突設されたガタ規制片によって行うもので、第2ハウジング自体は単一部品で済むため、構成部品の増加を招かない。
また、第2ハウジングに装備されるガタ規制片は、当該第2ハウジングへの雄端子金具の挿抜には何ら関与せず、また、第1ハウジングへの雌端子金具の挿抜にも関与しない。即ち、ガタ規制片は、それぞれのハウジングにおける端子金具の挿抜時には、いずれの端子金具にも接触しないため、端子金具の挿抜に大きな操作力が必要となることもない。従って、端子金具の挿抜性の悪化といった問題を招くこともない。
従って、上記(1)の構成によれば、構成部品の増加や端子金具の挿抜性の悪化といった問題を招くことなく、振動環境下における端子金具のガタ付きを抑制して、安定した電気的接続性能を維持することができる。
上記(2)の構成によれば、第1ハウジングの雌端子収容孔に挿入された雌端子金具が嵌合途中で停止した半嵌合状態の場合、端子係止ランスが規制片挿入孔内に撓んでいる。そのため、半嵌合状態の第1ハウジングと第2ハウジングとを嵌合接続しようとすると、規制片挿入孔内に進入する第2ハウジングのガタ規制片が、規制片挿入孔内に撓んでいる端子係止ランスと衝突し、ハウジング相互の嵌合を完了させることができない。
即ち、ガタ規制片が雌端子金具の半嵌合状態を検知する半嵌合検知手段として機能し、雌端子金具の半嵌合状態の見落としを防止することができる。
上記(3)の構成によれば、ガタ規制片が端子先端部の先端よりも先方に突出しているため、第2ハウジングの保管時や運搬時において、外部機材等が筒状部内に進入しても、雄端子金具の舌片状の端子先端部と外部機材等との接触を、ガタ規制片が防ぐ。即ち、ガタ規制片が雄端子金具の端子先端部を保護し、前記端子先端部の変形や破損を防止することができる。
本発明によるコネクタによれば、構成部品の増加や端子金具の挿抜性の悪化といった問題を招くことなく、振動環境下における端子金具のガタ付きを抑制して、安定した電気的接続性能を維持することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は本発明に係るコネクタの一実施形態の第1ハウジングと第2ハウジングとを嵌合接続させた状態の斜視図である。 図2は図1に示したコネクタの縦断面図である。 図3は図1に示した雌端子金具の前方斜め上方から視た斜視図である。 図4は図1に示した雌端子金具の前方斜め下方から視た斜視図である。 図5は図1に示した第1ハウジングの斜視図である。 図6は図1に示した第1ハウジングにおける端子金具の抜け止め構造を示す拡大斜視図である。 図7は図6に示した端子金具の抜け止め構造の拡大縦断面図である。 図8は図1に示した雄端子金具の前方斜め上方から視た斜視図である。 図9は図1に示した雄端子金具の前方斜め下方から視た斜視図である。 図10は図1に示した第2ハウジングの斜視図である。 図11は図10に示した第2ハウジングの正面図である。 図12は図10に示した第2ハウジングの筒状部内の構造を示す斜視図である。 図13は図1に示した第2ハウジングの縦断面図である。 図14は図2に示したハウジング相互の嵌合状態の要部の拡大図である。 図15は一実施形態の第1ハウジングにおける雌端子金具の半嵌合状態を示す拡大断面図である。 図16は雌端子金具が半嵌合状態にある第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態を示す要部の縦断面図である。 図17は図16の要部の拡大図である。 図18は従来のコネクタの要部の縦断面図である。
以下、本発明に係るコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図17は本発明に係るコネクタの一実施形態を示したもので、図1は本発明に係るコネクタの一実施形態の第1ハウジングと第2ハウジングとを嵌合接続させた状態の斜視図、図2は図1に示したコネクタの縦断面図、図3は図1に示した雌端子金具の前方斜め上方から視た斜視図、図4は図1に示した雌端子金具の前方斜め下方から視た斜視図、図5は図1に示した第1ハウジングの斜視図、図6は図1に示した第1ハウジングにおける端子金具の抜け止め構造を示す拡大斜視図、図7は図6に示した端子金具の抜け止め構造の拡大縦断面図、図8は図1に示した雄端子金具の前方斜め上方から視た斜視図、図9は図1に示した雄端子金具の前方斜め下方から視た斜視図、図10は図1に示した第2ハウジングの斜視図である。また、図11は図10に示した第2ハウジングの正面図、図12は図10に示した第2ハウジングの筒状部内の構造を示す斜視図、図13は図1に示した第2ハウジングの縦断面図、図14は図2に示したハウジング相互の嵌合状態の要部の拡大図、図15は一実施形態の第1ハウジングにおける雌端子金具の半嵌合状態を示す拡大断面図、図16は雌端子金具が半嵌合状態にある第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合状態を示す要部の縦断面図、図17は図16の要部の拡大図である。
この一実施形態のコネクタ1は、図1及び図2に示すように、雌端子金具10を保持する第1ハウジング20と、雌端子金具10に嵌合する雄端子金具30を保持して第1ハウジング20と嵌合接続される第2ハウジング40と、を備える。
雌端子金具10は、金属板のプレス成形品で、図3及び図4に示すように、雄端子金具30の舌片状の端子先端部31が嵌合する角筒状の端子嵌合部11と、電線51(図2参照)の芯線を圧着する芯線加締め片12と、電線51の被覆部の上に加締め付けられて電線51を固定する被覆加締め片13と、を備えている。
また、図4に示すように、端子嵌合部11の底面部11aには、ランス係合部15と、ランス嵌入孔16と、が装備されている。
ランス係合部15は、端子嵌合部11の底面部11aから下方(図2では、矢印X2方向)に隆起した構造で、後述する第1ハウジング20内の端子係止ランス213と係合することで、抜け止めを果たす。
ランス嵌入孔16は、ランス係合部15に係合する端子係止ランス213の外面側が没入可能な開口である。
第1ハウジング20は、図5に示すように、雌端子金具10を保持する雌端子収容部21と、該雌端子収容部21の上面に装備されたロックアーム22と、を備える。
雌端子収容部21は、図1及び図2に示すように、雌端子金具10を収容する雌端子収容孔211と、雄端子挿入孔212と、端子係止ランス213と、規制片挿入孔214(図7参照)と、を備えている。
雌端子収容孔211は、図1に示すように、第1ハウジング20の後端部に開放していて、第1ハウジング20の後方から雌端子金具10が挿入される。
雄端子挿入孔212は、図6及び図7に示すように、雌端子収容部21の先端面に開口した孔で、雌端子収容孔211と連通している。この雄端子挿入孔212は、後述する雄端子金具30の舌片状の端子先端部31が挿通可能な孔である。
端子係止ランス213は、図6及び図7に示すように、雌端子金具10の底面部11aと対向する雌端子収容孔211の底面に、装備されている。この端子係止ランス213は、雌端子収容孔211への雌端子金具10の挿入方向に沿って延在する弾性片である。この端子係止ランス213は、雌端子金具10の挿入途中では、雌端子金具10の底面部11aとの干渉によって雌端子収容孔211の外側(図7では、矢印Y2側)に弾性変位し、雌端子金具10の挿入が完了した時には弾性復元力で雌端子収容孔211内に突出した状態に戻って、図2に示すように雌端子金具10のランス係合部15と係合した状態になり、雌端子金具10を抜け止めする。
規制片挿入孔214は、図7に示すように、雌端子収容孔211の一側(底面側)に連通すると共に、雌端子収容孔211と平行に延在している孔である。この規制片挿入孔214は、雌端子収容部21の先端面に開口していて、後述する第2ハウジング40のガタ規制片43を挿通させる。
本実施形態の場合、図7に示すように、規制片挿入孔214内が端子係止ランス213の弾性変位を許容する空間となるように、端子係止ランス213が配置されている。
第1ハウジング20に装備されたロックアーム22は、図5に示すように、雌端子収容部21の先端側から後端に向かって延出した可撓アーム221に係合突起222を突設した構造である。このロックアーム22は、ハウジング相互を嵌合させた時に、係合突起222が第2ハウジング40の係止突起(ロックビーク)411と係合することで、ハウジング相互の接続状態をロックする。
雄端子金具30は、金属板のプレス成形品で、図8及び図9に示すように、舌片状の端子先端部31と、端子先端部31の基端に連なる角筒状の端子中間部32と、電線52(図2参照)の芯線を圧着する芯線加締め片33と、電線52の被覆部の上に加締め付けられて電線52を固定する被覆加締め片34と、を備えている。
また、図9に示すように、端子中間部32の底面部32aは、雌端子金具10の端子嵌合部11の底面部11aと同様の構造で、ランス係合部35と、ランス嵌入孔36と、が装備されている。
ランス係合部35は、端子中間部32の底面部32aから下方(図2では、矢印X3方向)に隆起した構造で、後述する第2ハウジング40内の端子係止ランス421aと係合することで、抜け止めを果たす。
ランス嵌入孔36は、ランス係合部35に係合する端子係止ランス421aの外面側が没入可能な開口である。
第2ハウジング40は、図10〜図13に示すように、雌端子収容部21が嵌合する筒状部41と、該筒状部41の基端に連なる雄端子収容部42と、筒状部41内に突出したガタ規制片43と、を備えている。
筒状部41は、雌端子収容部21を収容する角筒状である。この筒状部41の先端側の内面には、係止突起411が突設されている。この係止突起411は、図2に示すように、筒状部41に挿入された雌端子収容部21上のロックアーム22と係合することで、ハウジング相互の接続状態をロックする。
雄端子収容部42は、図13に示すように、雄端子金具30が挿入される雄端子収容孔421を有している。雄端子収容孔421の一側面(図13では、上部側面)には、端子係止ランス421aが装備されている。また、雄端子収容部42の外面には、図11及び図12に示すように、クランプ装着部423が装備されている。このクランプ装着部423は、第2ハウジング40を車体等にクランプする場合に使用される。
この端子係止ランス421aは、図13に示すように、雄端子金具30の底面部32aと対向する雄端子収容孔421の上面に、装備されている。この端子係止ランス421aは、雄端子収容孔421への雄端子金具30の挿入方向に沿って延在する弾性片である。この端子係止ランス421aは、雄端子金具30の挿入途中では、雄端子金具30の底面部32aとの干渉によって雄端子収容孔421の外側(図13では、矢印Y3側)に弾性変位し、雄端子金具30の挿入が完了した時には弾性復元力で雄端子収容孔421内に突出した状態に戻って、図13に示すように雄端子金具30のランス係合部35と係合した状態になり、雄端子金具30を抜け止めする。
雄端子収容部42は、筒状部41に嵌合した雌端子収容部21内の雌端子金具10に端子先端部31が嵌合するように、端子先端部31を筒状部41内に突出させた状態に雄端子金具30を保持する。
ガタ規制片43は、図13に示すように、雌端子収容部21の先端面と対向する筒状部41の内底面41bに突設されている。ガタ規制片43は、筒状部41に嵌合した雌端子収容部21の規制片挿入孔214に挿通するように、内底面41bから雌端子収容部21の嵌合方向に沿って突出している。
本実施形態の場合、このガタ規制片43は、図13に示すように、端子先端部31の先端よりも先方に突出させている。
本実施形態のコネクタ1では、図1及び図2に示したように第1ハウジング20と第2ハウジング40とを嵌合接続させた状態では、図14にも示すように、第2ハウジング40のガタ規制片43が第1ハウジング20の規制片挿入孔214に進入し、雌端子収容部21内の雌端子金具10の一面(図14では、下面)を押圧して、雌端子金具10のガタ付きを抑止する。
以上に説明した一実施形態のコネクタ1の場合、第1ハウジング20と第2ハウジング40とを嵌合接続させると、それぞれのハウジング20,40に収容されている雌端子金具10と雄端子金具30とが図14に示すように嵌合する一方、第2ハウジング40に装備されているガタ規制片43が第1ハウジング20の規制片挿入孔214に進入する。そして、第1ハウジング20の規制片挿入孔214に進入したガタ規制片43は、第1ハウジング20内の雌端子金具10の一面(図14では、下面)を押圧して、雌端子金具10のガタ付きを抑止する。
即ち、一実施形態のコネクタ1では、雌端子金具10のガタ付きの抑止は、第2ハウジング40の筒状部41の内底面41bに突設されたガタ規制片43によって行うもので、第2ハウジング40自体は単一部品で済むため、構成部品の増加を招かない。
また、第2ハウジング40に装備されるガタ規制片43は、当該第2ハウジング40への雄端子金具30の挿抜には何ら関与せず、また、第1ハウジング20への雌端子金具10の挿抜にも関与しない。即ち、ガタ規制片43は、それぞれのハウジング20,40における端子金具の挿抜時には、いずれの端子金具にも接触しないため、端子金具の挿抜に大きな操作力が必要となることもない。従って、端子金具10,30の挿抜性の悪化といった問題を招くこともない。
従って、一実施形態のコネクタ1では、構成部品の増加や端子金具の挿抜性の悪化といった問題を招くことなく、振動環境下における端子金具10,30のガタ付きを抑制して、安定した電気的接続性能を維持することができる。
また、一実施形態のコネクタ1の場合、図15に示すように第1ハウジング20の雌端子収容孔211に挿入された雌端子金具10が嵌合途中で停止した半嵌合状態の場合、端子係止ランス213が規制片挿入孔214内に撓んでいる。そのため、半嵌合状態の第1ハウジング20と第2ハウジング40とを嵌合接続しようとすると、規制片挿入孔214内に進入する第2ハウジング40のガタ規制片43が、規制片挿入孔214内に撓んでいる端子係止ランス213と衝突し、ハウジング相互の嵌合を完了させることができない。
即ち、ガタ規制片43が雌端子金具10の半嵌合状態を検知する半嵌合検知手段として機能し、雌端子金具10の半嵌合状態の見落としを防止することができる。
また、一実施形態のコネクタ1の場合、図13に示すようにガタ規制片43が端子先端部31の先端よりも先方に突出しているため、第2ハウジング40の保管時や運搬時において、外部機材等が筒状部41内に進入しても、雄端子金具30の舌片状の端子先端部31と外部機材等との接触を、ガタ規制片43が防ぐ。即ち、ガタ規制片43が雄端子金具30の端子先端部31を保護し、端子先端部31の変形や破損を防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 雌端子金具(10)を保持する雌端子収容部(21)を備えた第1ハウジング(20)と、前記雌端子金具(10)に嵌合する舌片状の端子先端部(31)を有する雄端子金具(30)を保持して前記第1ハウジング(20)と嵌合接続される第2ハウジング(40)と、を備えるコネクタ(1)であって、
前記雌端子収容部(21)は、前記雌端子金具(10)を収容する雌端子収容孔(211)と、前記雌端子収容孔(211)と連通して前記雌端子収容部(21)の先端面に開口し、前記舌片状の端子先端部(31)が挿通可能な雄端子挿入孔(212)と、前記雌端子収容孔(211)の一側に連通すると共に前記雌端子収容孔(211)と平行に延在して前記雌端子収容部(21)の先端面に開口する規制片挿入孔(214)と、を備え、
前記第2ハウジング(40)は、前記雌端子収容部(21)が嵌合する筒状部(41)と、該筒状部(41)に嵌合した前記雌端子収容部(21)内の前記雌端子金具(10)に前記端子先端部(31)が嵌合するように前記雄端子金具(30)を保持する雄端子収容部(42)と、前記筒状部(41)に嵌合した前記雌端子収容部(21)の前記規制片挿入孔(214)に挿通するように前記雌端子収容部(21)の先端面と対向する前記筒状部(41)の内底面(41b)に突設されたガタ規制片(43)と、を備え、
前記第1ハウジング(20)と前記第2ハウジング(40)とを嵌合接続させた状態では、前記ガタ規制片(43)が前記雌端子収容部(21)内の前記雌端子金具(10)の一面を押圧して、前記雌端子金具(10)のガタ付きを抑止することを特徴とするコネクタ(1)。
[2] 上記[1]に記載のコネクタ(1)であって、
前記雌端子収容部(21)は、前記雌端子金具(10)の挿入途中では前記雌端子金具(10)との干渉によって前記雌端子収容孔(211)の外側に弾性変位し、前記雌端子金具(10)の挿入が完了した時には弾性復元力で前記雌端子収容孔(211)内に突出した状態に戻って前記雌端子金具(10)を抜け止めする端子係止ランス(213)を備えると共に、前記規制片挿入孔(214)内が前記端子係止ランス(213)の弾性変位を許容する空間となるように前記端子係止ランス(213)が配置されていることを特徴とするコネクタ(1)。
[3] 上記[1]又は[2]に記載のコネクタ(1)であって、
前記ガタ規制片(43)を、前記端子先端部(31)の先端よりも先方に突出させていることを特徴とするコネクタ(1)。
1 コネクタ
10 雌端子金具
20 第1ハウジング
21 雌端子収容部
30 雄端子金具
31 端子先端部
40 第2ハウジング
41 筒状部
42 雄端子収容部
41b 内底面
43 ガタ規制片
211 雌端子収容孔
212 雄端子挿入孔
213 端子係止ランス
214 規制片挿入孔

Claims (3)

  1. 雌端子金具を保持する雌端子収容部を備えた第1ハウジングと、前記雌端子金具に嵌合する舌片状の端子先端部を有する雄端子金具を保持して前記第1ハウジングと嵌合接続される第2ハウジングと、を備えるコネクタであって、
    前記雌端子収容部は、前記雌端子金具を収容する雌端子収容孔と、前記雌端子収容孔と連通して前記雌端子収容部の先端面に開口し、前記舌片状の端子先端部が挿通可能な雄端子挿入孔と、前記雌端子収容孔の一側に連通すると共に前記雌端子収容孔と平行に延在して前記雌端子収容部の先端面に開口する規制片挿入孔と、を備え、
    前記第2ハウジングは、前記雌端子収容部が嵌合する筒状部と、該筒状部に嵌合した前記雌端子収容部内の前記雌端子金具に前記端子先端部が嵌合するように前記雄端子金具を保持する雄端子収容部と、前記筒状部に嵌合した前記雌端子収容部の前記規制片挿入孔に挿通するように前記雌端子収容部の先端面と対向する前記筒状部の内底面に突設されたガタ規制片と、を備え、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを嵌合接続させた状態では、前記ガタ規制片が前記雌端子収容部内の前記雌端子金具の一面を押圧して、前記雌端子金具のガタ付きを抑止することを特徴とするコネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記雌端子収容部は、前記雌端子金具の挿入途中では前記雌端子金具との干渉によって前記雌端子収容孔の外側に弾性変位し、前記雌端子金具の挿入が完了した時には弾性復元力で前記雌端子収容孔内に突出した状態に戻って前記雌端子金具を抜け止めする端子係止ランスを備えると共に、前記規制片挿入孔内が前記端子係止ランスの弾性変位を許容する空間となるように前記端子係止ランスが配置されていることを特徴とするコネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタであって、
    前記ガタ規制片を、前記端子先端部の先端よりも先方に突出させていることを特徴とするコネクタ。
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