JP2014137704A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影者に負担をかけることなく、自動で、複数枚の撮影画像を特徴領域が互いに重ならないように合成して合成画像を生成すること。
【解決手段】撮像装置1は、被写体像を撮像する撮像手段12と、撮像手段12により撮像された複数枚の撮影画像から、それぞれ、特徴領域を検出する特徴領域検出手段14と、特徴領域検出手段14により検出された特徴領域の位置が互いに重ならないように、複数枚の撮影画像を合成して、合成画像を生成する画像合成手段14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
撮像装置において、複数回の露出によって得られた複数枚の画像を合成して合成画像を生成する多重露出撮影機能が知られている(特許文献1参照)。多重露出撮影では、複数枚の画像を合成した際に主要被写体の領域等が互いに重なってしまう場合があり、撮影者の望む合成画像が得られないことがある。そこで、特許文献1の撮像装置では、撮影者に、合成する画像の配置関係を撮影前に予め設定させておき、撮影者によって設定された配置関係に従って、多重露出により撮影した複数枚の画像を合成するようになっている。
特開2011−103555号公報
上記従来技術では、予め合成する画像の配置関係を撮影者が手動で設定しなければならなかったので、撮影者に負担がかかっていた。
本発明による撮像装置は、被写体像を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された複数枚の撮影画像から、それぞれ、特徴領域を検出する特徴領域検出手段と、特徴領域検出手段により検出された特徴領域の位置が互いに重ならないように、複数枚の撮影画像を合成して、合成画像を生成する画像合成手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影者に負担をかけることなく、自動で、複数枚の撮影画像を特徴領域が互いに重ならないように合成して合成画像を生成することができる。
本発明の一実施の形態によるデジタルカメラの構成例を説明するブロック図である。 多重露出撮影モードの概要を説明する図である。 撮像範囲と合成範囲のサイズが同じである場合について、多重露出撮影モードによる画像の位置調整を説明する図である。 本発明の一実施の形態の多重露出撮影モードによる画像の位置調整を説明する図である。 多重露出撮影モードにおける処理の流れを説明するフローチャートである。 特徴領域検出処理の流れを説明するフローチャートである。 合成処理の流れを説明するフローチャートである。 2枚の撮影画像の特徴領域の組み合わせが「両方とも顔領域である」場合の処理を説明する図である。 2枚の撮影画像の特徴領域の組み合わせが「両方とも高輝度領域である」場合の処理を説明する図である。 2枚の撮影画像の特徴領域の組み合わせが「一方が顔領域で他方が高輝度領域である」場合の処理を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態におけるデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、撮像光学系11と、撮像素子12と、レンズ駆動回路13と、制御部14と、バッファメモリ15と、操作部材16と、表示部17とを備えている。デジタルカメラ1には、例えばメモリカードなどの記録媒体18が着脱可能である。
撮像光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成され、被写体像を撮像素子12の受光面に結像させる。なお、図1を簡単にするため、撮像光学系11を単レンズとして図示している。
レンズ駆動回路13は、制御部14の制御のもと、撮像光学系11のズームレンズを駆動して焦点距離を調節するとともに、撮像光学系11のフォーカシングレンズを駆動して焦点調節を行う。
撮像素子12は、例えばCMOSなどのイメージセンサであり、撮像光学系11により結像した被写体像を撮像して、得られた画像信号を制御部14へ出力する。
制御部14は、CPUおよびその他の周辺回路等により構成され、デジタルカメラ1全体の制御を行う。バッファメモリ15は、撮像素子12からの画像信号を一時記憶するためなどに使用される。
操作部材16は、撮影者によって操作される種々の入力部材、例えば、モード切替ボタン、シャッターボタン、録画ボタン、十字キー、決定ボタンなどにより構成される。操作部材16は、各ボタンが押下操作されると、各操作に応じた操作信号を制御部14へ出力する。
表示部17は、デジタルカメラ1の背面に搭載された液晶モニタ(背面モニタ)等で構成され、撮像素子12で撮像された画像や各種設定メニューなどが表示される。
制御部14は、操作部材16の操作により撮影モードに設定されると、撮像素子12から時系列で取得した画像の表示用画像データを表示部17に出力する。これによって表示部17にはスルー画が表示される。また制御部14は、シャッターボタンが全押し操作されると、撮像素子12から出力された画像信号に対して所定の画像処理を行って静止画像データを生成し、JPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行って、記録媒体18に記録する。また制御部14は、操作部材16の操作により再生モードに設定されると、記録媒体18に記録された静止画像データを読み出して再生し、表示部17に表示する。
また、本実施形態のデジタルカメラ1には、連続した複数回の撮影処理によって得られる複数枚の撮影画像を合成して合成画像を生成する多重露出撮影モードが設けられている。なお、本実施形態において複数枚の撮影画像を合成するとは、複数枚の撮影画像を重ねた際に位置が重なる画素同士を加算することにより1枚の合成画像を生成することである。また、本実施形態では、2枚の撮影画像を合成する例について説明するが、3枚以上の撮影画像を合成するようにしてもよく、この場合でも以下に説明する処理と同様にして合成画像を生成できる。
まず、本実施形態における多重露出撮影モードの概要を、図2を用いて説明する。図2(a)は1枚目に撮影された撮影画像P1の一例を示し、図2(b)は2枚目に撮影された撮影画像P2の一例を示す。1枚目の撮影画像P1には人物が写っており、2枚目の撮影画像P2には複数の発光体(ロウソク)が写っている。
図2(c)は、1枚目の撮影画像P1と2枚目の撮影画像P2とを、位置調整を行わずに合成した場合の合成画像P3を示す。合成画像P3では、1枚目の撮影画像P1における人物の顔領域と、2枚目の撮影画像P2における高輝度領域とが重なってしまっている。なお、本実施形態において、高輝度領域とは、輝度値が所定値以上である領域とする。顔領域と高輝度領域とが重なって合成されてしまうと、重なった部分が白とびしてしまったり、顔が見にくくなったりして、撮影者の望む画像が得られない可能性がある。
そこで、本実施形態における多重露出撮影モードでは、1枚目の撮影画像P1と2枚目の撮影画像P2とを、顔領域と高輝度領域とが互いに重ならないように自動で位置調整を行って合成し、図2(d)に示すような合成画像P4を生成する。また、本実施形態における多重露出撮影モードでは、1枚目の撮影画像と2枚目の撮影画像との両方に顔領域がある場合には、顔領域同士が重ならないように合成し、1枚目の撮影画像と2枚目の撮影画像との両方に高輝度領域がある場合には、高輝度領域同士が重ならないように合成する。
次に、多重露出撮影モードにおける画像の位置調整の概要を、図3および図4を用いて説明する。図3は、撮像素子12による撮像範囲と多重露出撮影によって生成する合成画像に写る範囲(合成範囲)のサイズが同じである場合を説明する図である。図3(a)は1枚目に撮影された撮影画像P5の一例を示し、図3(b)は2枚目に撮影された撮影画像P6の一例を示す。ここで、1枚目の撮影画像P5における顔領域と2枚目の撮影画像P6における高輝度領域との位置が重ならないように、図3(c)に示すように、1枚目の撮影画像P5の位置を調整したとする。すると、位置調整後における1枚目の撮影画像P5では、図3(c)に斜線で示す部分についてはデータがないため、図3(d)に示すように、位置調整後における1枚目の撮影画像P5と2枚目の撮影画像P6とを合成して合成画像P7を生成した場合に、合成画像P7において、1枚目の撮影画像P5におけるデータのない部分(斜線部分)が目立ってしまう。
そこで、本実施形態による多重露出撮影モードでは、撮像素子12による撮像範囲よりも合成画像に写る合成範囲のサイズを小さくする。図4は、本実施形態による多重露出撮影モードの場合を説明する図である。図4(a)は1枚目に撮影された撮影画像P8の一例を示し、図4(b)は本実施形態の多重露出撮影において2枚目に撮影された撮影画像P9の一例を示す。図4(a)および(b)に示すように、各撮影画像P8、P9では、合成範囲Grが撮像範囲Irよりも狭い範囲となっている。換言すれば、撮像素子12では、合成範囲Grよりも広い撮像範囲Irを撮像するようになっている。なお、デジタルカメラ1において、多重露出撮影を行わない通常の撮影モードでは、撮像素子12による撮像範囲と、記録画像として記録する範囲とは同じとなっている。
デジタルカメラ1は、1枚目の撮影画像P8における合成範囲Gr内の画像と2枚目の撮影画像P9における合成範囲Gr内の画像とを合成した際に、顔領域と高輝度領域とが重なってしまう場合、例えば、図4(c)に示すように、顔領域と高輝度領域とが重ならないように、1枚目の撮影画像P8における合成範囲Grの位置を調整する。そして、デジタルカメラ1は、1枚目の撮影画像P8および2枚目の撮影画像P9からそれぞれ合成範囲Gr内の画像を切り出し、切り出した画像同士を合成する。この結果、図4(d)に示すように、1枚目の撮影画像P8の顔領域と2枚目の撮影画像P9の高輝度領域が重ならないように合成された合成画像P10が生成される。このように、本実施形態における多重露出撮影モードでは、合成範囲Grを撮像範囲Irよりも狭くすることで、合成範囲Grを撮像範囲Ir内で変更することができるため、合成画像P7(図3)のようにデータのない部分が目立つといった不具合のない合成画像P10を生成できる。
次に、本実施形態の多重露出撮影モードにおける処理の流れを、図5に示すフローチャートを用いて説明する。制御部14は、操作部材16での操作により多重露出撮影モードに設定されると、図5に示す処理を開始する。
ステップS1において、制御部14は、多重露出撮影において1枚目の撮影画像を取得する撮影処理を行う。具体的に制御部14は、スルー画を表示部17に表示しながら、撮影者にシャッターボタンの全押し操作が行われるまで待機する。このとき制御部14は、スルー画において撮像範囲全体を表示するのではなく、合成範囲のみを表示する。すなわち、スルー画の表示範囲を合成範囲とする。なお、合成範囲のサイズは、撮像範囲よりも小さい所定のサイズに予め設定されている。また、合成範囲の位置は、デフォルトでは、合成範囲の中心と撮像範囲の中心とが一致する位置に設定されている。撮影者は、表示部17に表示されたスルー画を確認しながら、シャッターチャンスを待つ。
そして、撮影者によりシャッターボタンの全押し操作が行われると、制御部14は、所定の撮影処理を行い、撮像素子12により撮像された撮影画像データをバッファメモリ15に記憶させ、ステップS2へ進む。
ステップS2において、制御部14は、ステップS1で取得した1枚目の撮影画像に対して、撮影画像における特徴的な領域(特徴領域)を検出する特徴領域検出処理を実行する。
ここで、この特徴領域検出処理の流れを、図6に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS21において、制御部14は、撮影画像における合成範囲(表示範囲)内から顔領域を検出する顔検出処理を実行し、ステップS22へ進む。なお、顔検出処理については公知の技術を用いればよい。また、顔検出処理では、人物の顔領域に限らず、ペットなどの動物の顔領域を検出するようにしてもよい。
ステップS22において、制御部14は、ステップS21の顔検出処理の結果に基づいて、撮影画像における合成範囲内から顔領域が検出されたか否かを判定する。制御部14は、顔領域が検出された場合にはステップS22を肯定判定してステップS23へ進み、顔領域が検出されていない場合にはステップS22を否定判定してステップS24へ進む。
ステップS23において、制御部14は、ステップS21の顔検出処理によって検出された顔領域を、撮影画像における特徴領域として設定して、図5の処理を終了する。なお、ステップS21の顔検出処理において、複数の顔領域が検出された場合には、顔領域のサイズや信頼性などに基づいて最も主要な顔領域を1つ決定し、特徴領域とする。例えば、顔領域のサイズが大きいほど、また顔領域の信頼性が高いほど、主要な顔領域として決定する。なお、顔領域の信頼性の評価については、公知の技術を用いればよい。また、顔領域については、図2(a)に示したように円形の領域で設定してもよいし、矩形の領域で設定してもよい。
一方、ステップS24において、制御部14は、撮影画像における合成範囲内から高輝度領域を検出する高輝度領域検出処理を実行し、ステップS25へ進む。高輝度領域検出処理では、輝度が所定値以上である領域を、高輝度領域として検出する。
ステップS25において、制御部14は、ステップS24の高輝度領域検出処理の結果に基づいて、撮影画像における合成範囲内から高輝度領域が検出されたか否かを判定する。制御部14は、高輝度領域が検出された場合にはステップS25を肯定判定してステップS26へ進み、高輝度領域が検出されていない場合にはステップS25を否定判定してステップS27へ進む。
ステップS26において、制御部14は、ステップS24の高輝度領域検出処理によって検出された高輝度領域を、撮影画像における特徴領域として設定して、図5の処理を終了する。なお、ステップS24の高輝度領域検出処理において、複数の高輝度領域が検出された場合にも、検出された複数の高輝度領域全てを、撮影画像における特徴領域として設定する。また、高輝度領域については、図2(b)に示したように円形の領域で設定してもよいし、矩形の領域で設定してもよい。
一方、ステップS27において、制御部14は、撮影画像における特徴領域を「なし」と設定して、図5の処理を終了する。
このようにして制御部14は、1枚目の撮影画像に対して特徴領域検出処理を実行し、1枚目の撮影画像における特徴領域を設定すると、ステップS3(図5)へ進む。
ステップS3において、制御部14は、多重露出撮影における2枚目の撮影画像を取得する撮影処理を行う。ステップS3では、制御部14は、ステップS1と同様に、デフォルトで設定された合成範囲を表示範囲としてスルー画を表示しながら、シャッターボタンの全押し操作が行われるまで待機する。そして制御部14は、シャッターボタンの全押し操作が行われると、所定の撮影処理を行い、撮像素子12により撮像された撮影画像データをバッファメモリ15に記憶させて、ステップS4へ進む。
ステップS4において、制御部14は、ステップS3で取得した2枚目の撮影画像に対して、ステップS2と同様の特徴領域検出処理(図6)を実行し、2枚目の撮影画像における特徴領域を設定して、ステップS5へ進む。
ステップS5において、制御部14は、1枚目の撮影画像における合成範囲内の画像と2枚目の撮影画像における合成範囲内の画像とを合成した場合に、それぞれの撮影画像から検出された特徴領域の位置が重なるか否かを判定する。制御部14は、特徴領域の位置が重なる場合は、ステップS5を肯定判定してステップS6へ進み、特徴領域の位置が重ならない場合は、ステップS5を否定判定してステップS7へ進む。なお、制御部14は、1枚目の撮影画像および2枚目の撮影画像の少なくとも一方において特徴領域が検出されなかった(「なし」と設定された)場合には、ステップS5を否定判定してステップS7へ進む。
ステップS6において、制御部14は、1枚目の撮影画像と2枚目の撮影画像とを特徴領域の位置が重ならないように合成する合成処理を実行して合成画像を生成する。
ここで、この合成処理の流れを、図7に示すフローチャートを用いて説明する。ステップS61において、制御部14は、1枚目の撮影画像の特徴領域および2枚目の撮影画像の特徴領域の組み合わせが、「両方とも顔領域である」、「両方とも高輝度領域である」、「一方が顔領域で他方が高輝度領域である」のいずれであるかを判定する。制御部14は、特徴領域の組み合わせが、「両方とも顔領域である」場合にはステップS62へ進み、「両方とも高輝度領域である」場合にはステップS64へ進み、「一方が顔領域で他方が高輝度領域である」場合にはステップS67へ進む。
ここで、特徴領域の組み合わせが「両方とも顔領域である」場合の処理について、図8を用いて説明する。図8(a)は1枚目に撮影された撮影画像P11の一例を示し、図8(b)は2枚目に撮影された撮影画像P12の一例を示す。1枚目の撮影画像P11および2枚目の撮影画像P12の両方に人物の顔が写っている。図8に示す例では、1枚目の撮影画像P11および2枚目の撮影画像P12において、デフォルトで設定された合成範囲Gr内の画像同士を合成すると、図8(c)に示す合成画像P13のように顔領域同士が重なってしまう状態である。
特徴領域の組み合わせが「両方とも顔領域である」場合に進むステップS62(図7)において、制御部14は、1枚目の撮影画像P11における顔領域と、2枚目の撮影画像P12における顔領域とのサイズおよび信頼度を比較し、比較結果に基づいてこれら2つの顔領域の優先度を決定する。具体的には、顔領域のサイズが大きいほど、また顔領域の信頼性が高いほど、優先度を高く決定する。図8に示す例では、2枚目の撮影画像P12よりも1枚目の撮影画像P11の方が顔領域のサイズが大きいため、1枚目の撮影画像P11の顔領域の方が、優先度が高く決定される。
そして、制御部14は、優先度が低い方の顔領域のある撮影画像(図8では2枚目の撮影画像P12)の合成範囲Grの位置を撮像範囲Ir内で変更することにより、例えば図8(d)に示すように、優先度が低い方の顔領域を、優先度が高い方の顔領域に重ならない位置に移動させ、ステップS63へ進む。
ステップS63において、制御部14は、1枚目の撮影画像P11および2枚目の撮影画像P12からそれぞれ合成範囲Gr内の画像を切り出し、切り出した画像を合成する。この結果、例えば図8(e)に示すように、1枚目の撮影画像P11の顔領域と2枚目の撮影画像P12の顔領域とが重ならないように合成された合成画像P14が生成される。制御部14は、生成した合成画像データを記録媒体18に記録して、図7の処理を終了する。
また、特徴領域の組み合わせが「両方とも高輝度領域である」場合の処理について、図9を用いて説明する。図9(a)は1枚目に撮影された撮影画像P15の一例を示し、図9(b)は2枚目に撮影された撮影画像P16の一例を示す。1枚目の撮影画像P15および2枚目の撮影画像P16の両方に複数の発光体(例えば、1枚目はロウソクの光、2枚目は星の光)が写っている。図9に示す例では、1枚目の撮影画像P15および2枚目の撮影画像P16において、デフォルトで設定された合成範囲Gr内の画像同士を合成すると、図9(c)に示す合成画像P17のように高輝度領域同士が重なってしまう状態である。
特徴領域の組み合わせが「両方とも高輝度領域である」場合に進むステップS64(図7)において、制御部14は、1枚目の撮影画像P15および2枚目の撮影画像P16のそれぞれにおいて、1又は複数の高輝度領域の中から最もサイズの大きい高輝度領域を主要高輝度領域として設定し、ステップS65へ進む。図9に示す例では、1枚目の撮影画像P15では、3つの高輝度領域のうち、最もサイズの大きい中央の高輝度領域が主要高輝度領域として設定される。また、2枚目の撮影画像P16では、8つの高輝度領域のうち、最もサイズの大きい上段中央の高輝度領域が主要高輝度領域として設定される。
ステップS65において、制御部14は、1枚目の撮影画像P15における主要高輝度領域と2枚目の撮影画像における主要高輝度領域とのサイズを比較し、比較結果に基づいて、これら2つの主要高輝度領域の優先度を決定する。具体的には、主要高輝度領域のサイズが大きいほど、優先度を高く決定する。図9に示す例では、2枚目の撮影画像P16よりも1枚目の撮影画像P15の方が主要高輝度領域のサイズが大きいため、1枚目の撮影画像P15の主要高輝度領域の方が、優先度が高く決定される。
そして、制御部14は、優先度が低い方の主要高輝度領域のある撮影画像(図9では2枚目の撮影画像P16)の合成範囲Grの位置を撮像範囲Ir内で変更することにより、例えば図9(d)に示すように、優先度が低い方の高輝度領域を、優先度が高い方の高輝度領域に重ならない位置に移動させ、ステップS66へ進む。なお、合成範囲Grの位置を変更しても、複数の高輝度領域のいずれかにおいて高輝度領域同士が重なってしまう場合には、最低限、主要高輝度領域同士が重ならないように合成範囲Grの位置を変更する。
ステップS66において、制御部14は、1枚目の撮影画像P15および2枚目の撮影画像P16からそれぞれ合成範囲Gr内の画像を切り出し、切り出した画像を合成する。この結果、例えば図9(e)に示すように、1枚目の撮影画像P15の高輝度領域と2枚目の撮影画像P16の高輝度領域とが重ならないように合成された合成画像P18が生成される。制御部14は、生成した合成画像データを記録媒体18に記録して、図7の処理を終了する。
また、特徴領域の組み合わせが「一方が顔領域で他方が高輝度領域である」場合の処理について、図10を用いて説明する。図10(a)は1枚目に撮影された撮影画像P19の一例を示し、図10(b)は2枚目に撮影された撮影画像P20の一例を示す。1枚目の撮影画像P19には人物が写っており、2枚目の撮影画像P20には複数の発光体(ロウソク)が写っている。図10に示す例では、1枚目の撮影画像P19および2枚目の撮影画像P20において、デフォルトで設定された合成範囲Gr内の画像同士を合成すると、図10(c)に示す合成画像P21のように顔領域と高輝度領域とが重なってしまう状態である。
特徴領域の組み合わせが「一方が顔領域で他方が高輝度領域である」場合に進むステップS67(図7)において、制御部14は、高輝度領域のある撮影画像(図10では2枚目の撮影画像P20)において、他方の撮影画像(図10では1枚目の撮影画像P19)の顔領域を高輝度領域と重ならないように配置できる領域(配置可能領域)を算出して、ステップS68へ進む。図10に示す例では、図10(d)の斜線部分が配置可能領域を示している。なお、図10(d)の斜線部分では、顔領域の中心を配置可能な領域を示している。
ステップS68において、制御部14は、例えば図10(e)に示すように、顔領域のある撮影画像(1枚目の撮影画像P19)において、顔領域の中心が合成範囲Grの中心となるように合成範囲Grの位置を変更して、ステップS69へ進む。
ステップS69において、制御部14は、例えば図10(d)に示すように、高輝度領域のある撮影画像(2枚目の撮影画像P20)において、配置可能領域内で、当該撮影画像P20の中心Ooから一番近い位置Opを算出する。そして、制御部14は、例えば図10(f)に示すように、当該算出した位置Opと顔領域の中心とが重なるように、顔領域のある撮影画像(1枚目の撮影画像P19)と、高輝度領域のある撮影画像(2枚目の撮影画像P20)とを重ねて、ステップS70へ進む。この結果、顔領域が配置可能領域内に重ねられるので、顔領域が高輝度領域と重ならずに、1枚目の撮影画像P19と2枚目の撮影画像P20とが重ねられる。
ステップS70において、制御部14は、2枚の撮影画像P19、P20が重なった状態において、顔領域のある撮影画像(1枚目の撮影画像P19)においてステップS68で設定した合成範囲Grが、2枚目の撮影画像P20の撮像範囲Ir内に収まっているか否かを判定する。合成範囲Grが撮像範囲Ir内に収まっている場合には、制御部14は、ステップS70を肯定判定し、顔領域のある撮影画像(1枚目の撮影画像P19)における合成範囲Grと重なっている範囲を、高輝度領域のある撮影画像(2枚目の撮影画像P20)における合成範囲Grと設定して、ステップS72へ進む。一方、合成範囲Grが撮像範囲Irからはみ出している場合には、制御部14は、ステップS70を否定判定してステップS71へ進む。
ステップS71において、制御部14は、合成範囲Grにおける撮像範囲Irからのはみ出し量に基づいて、合成範囲Grの位置を、1枚目の撮影画像P19および2枚目の撮影画像P20の撮像範囲Irからはみ出さない位置に変更する。そして、制御部14は、変更後の合成範囲Grを、1枚目の撮影画像P19および2枚目の撮影画像P20のそれぞれにおける合成範囲Grとして設定して、ステップS72へ進む。
ステップS72において、制御部14は、1枚目の撮影画像P19および2枚目の撮影画像P20からそれぞれ合成範囲Gr内の画像を切り出し、切り出した画像を合成する。この結果、例えば図10(g)に示すように、1枚目の撮影画像P19の顔領域と2枚目の撮影画像P20の高輝度領域とが重ならないように合成された合成画像P22が生成される。制御部14は、生成した合成画像データを記録媒体18に記録して、図7の処理を終了する。
このようにして制御部14は、図5のステップS6において、1枚目の撮影画像と2枚目の撮影画像とを特徴領域の位置が重ならないように合成する合成処理を実行して合成画像を生成すると、図5の処理を終了する。
また、ステップS5を否定判定した場合に進むステップS7において、制御部14は、合成範囲の位置をデフォルトから変更せずに、1枚目の撮影画像および2枚目の撮影画像からそれぞれ合成範囲内の画像を切り出し、切り出した画像を合成して合成画像データを生成し、記録媒体18に記録して、図5の処理を終了する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)デジタルカメラ1は、被写体像を撮像する撮像素子12と、撮像素子12により撮像された2枚の撮影画像から、それぞれ、特徴領域(顔領域、高輝度領域)を検出する制御部14と、検出した特徴領域の位置が互いに重ならないように、2枚の撮影画像を合成して、合成画像を生成する制御部14と、を備える。これにより、撮影者に負担をかけることなく、自動で、2枚の撮影画像を特徴領域が互いに重ならないように合成して合成画像を生成することができる。
(2)上記(1)のデジタルカメラ1において、制御部14は、撮影画像から、顔領域および高輝度領域の少なくともいずれかを特徴領域として検出するようにした。これにより、顔領域同士や高輝度領域同士、顔領域と高輝度領域とが互いに重ならないように合成画像を生成することができるため、合成画像において顔が見にくくなったり白飛びが生じたりするのを防ぐことができる。
(3)上記(1)または(2)のデジタルカメラ1において、各撮影画像における一部の範囲を合成範囲として設定する制御部14をさらに備え、制御部14は、合成画像において特徴領域の位置が互いに重ならないように合成範囲の位置を調整し、合成範囲の画像を各撮影画像から切り出して合成して、合成画像を生成するようにした。このように、合成範囲を撮像範囲よりも狭くするようにしたので、合成画像において特徴領域の位置が互いに重ならないように、合成範囲を撮像範囲内で変更することができる。
(4)上記(2)のデジタルカメラ1において、制御部14は、2枚の撮影画像から顔領域および高輝度領域が検出された場合、顔領域の位置が高輝度領域と重ならず且つ合成画像の中心に近くなるように、2枚の撮影画像を合成するようにした。これにより、合成画像において顔領域が見にくくなるのを防止できると共に、合成画像の構図を、顔領域を中心とした構図にすることができる。
(5)上記(3)のデジタルカメラ1において、制御部14は、検出した特徴領域の優先度を決定する制御部14をさらに備え、制御部14は、決定した優先度に基づいて合成範囲の位置を調整するようにした。例えば、1枚目および2枚目の撮影画像の両方から顔領域が検出された場合には、優先度の低い顔領域のある画像の合成範囲をデフォルトの位置から変更するようにした。また例えば、1枚目および2枚目の撮影画像の両方から高輝度領域が検出された場合には、優先度の低い主要高輝度領域のある画像の合成範囲をデフォルトの位置から変更するようにした。これにより、合成画像の構図を、優先度の高い特徴領域を主体とした構図にすることができる。
(変形例)
上述した実施の形態では、多重露出撮影モードにおいて、特徴領域の位置が重ならないように合成範囲の位置を調整して2枚の撮影画像を合成する例について説明した。しかしながら、特徴領域の位置が重ならないように合成範囲の位置を調整して2枚の撮影画像を合成する第1の多重露出撮影モードと、特徴領域の位置が重なっていても合成範囲の位置を調整せずに2枚の撮影画像を合成する第2の多重露出撮影モードと、を切り替えられるようにしてもよい。
上述した実施の形態では、撮影画像から複数の顔領域が検出された場合に、最も主要な顔領域を1つ選択して特徴領域とする例について説明した。しかしながら、撮影画像から検出された全ての顔領域を特徴領域として、当該全ての顔領域に、他の撮影画像の特徴領域が重ならないように合成画像を生成するようにしてもよい。
上述した実施の形態では、撮影画像から複数の高輝度領域が検出された場合に、全ての高輝度領域を特徴領域とする例について説明した。しかしながら、撮影画像から検出された高輝度領域から最も主要な高輝度領域を1つ選択して特徴領域とし、当該主要な高輝度領域に、他の撮影画像の特徴領域が重ならないように合成画像を生成するようにしてもよい。
上述した実施の形態では、1枚の撮影画像から顔領域および高輝度領域のいずれかを特徴領域として検出する例について説明した。しかしながら、1枚の撮影画像から顔領域および高輝度領域の両方が検出された場合には、その両方を特徴領域とするようにしてもよい。
上述した実施の形態では、連続して撮影された複数枚の撮影画像を合成する例について説明したが、これに限らなくてよく、例えば別々の日に撮影されて、それぞれ記録媒体18に記録されている複数枚の撮影画像を合成するようにしてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、上記実施形態に各変形例の構成を適宜組み合わせてもかまわない。
1…デジタルカメラ、11…撮像光学系、12…撮像素子、14…制御部、15…バッファメモリ、16…操作部材、17…表示部、18…記録媒体

Claims (5)

  1. 被写体像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された複数枚の撮影画像から、それぞれ、特徴領域を検出する特徴領域検出手段と、
    前記特徴領域検出手段により検出された特徴領域の位置が互いに重ならないように、前記複数枚の撮影画像を合成して、合成画像を生成する画像合成手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記特徴領域検出手段は、前記撮影画像から、顔領域および高輝度領域の少なくともいずれかを、前記特徴領域として検出することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    各撮影画像における一部の範囲を、前記画像合成手段において合成する合成範囲として設定する合成範囲設定手段をさらに備え、
    前記画像合成手段は、前記合成範囲設定手段により設定された合成範囲の画像を、各撮影画像から切り出して合成して、合成画像を生成し、
    前記合成範囲設定手段は、前記合成画像において前記特徴領域の位置が互いに重ならないように、前記合成範囲の位置を調整することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記画像合成手段は、前記特徴領域検出手段によって、前記複数枚の撮影画像から顔領域および高輝度領域が検出された場合、前記顔領域の位置が前記高輝度領域と重ならず且つ前記合成画像の中心に近くなるように、前記複数枚の撮影画像を合成することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記特徴領域検出手段によって検出された特徴領域の優先度を決定する優先度決定手段をさらに備え、
    前記合成範囲設定手段は、前記優先度決定手段によって決定された優先度に基づいて前記合成範囲の位置を調整することを特徴とする撮像装置。
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