JP2014137297A - ストロークセンサ、これを備えたアクチュエータ及び後輪操舵装置 - Google Patents

ストロークセンサ、これを備えたアクチュエータ及び後輪操舵装置 Download PDF

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Abstract

【課題】精度良くストローク位置を検出できるストロークセンサ、これを備えたアクチュエータ及び後輪操舵装置を提供する。
【解決手段】ストロークセンサ63は、可動鉄心53と同行して往復動する第1及び第2マグネット81,82と、ロックハウジング42に固定されて第1マグネット81で作られる磁束の磁路となる一対の第1磁路形成部材85及びその磁束を検出する第1磁気検出素子86と、ロックハウジング42に固定されて第2マグネット82で作られる磁束の磁路となる一対の第2磁路形成部材91及びその磁束を検出する第2磁気検出素子92とを備える。そして、第1マグネット81は、後輪転舵軸の軸線Xに沿った幅が該後輪転舵軸から離間するにつれて小さくなる三角形の板状に形成され、第2マグネット82は、後輪転舵軸の軸線Xに沿った幅が該後輪転舵軸から離間するにつれて大きくなる三角形の板状に形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ストロークセンサ、これを備えたアクチュエータ及び後輪操舵装置に関する。
従来、旋回性能の向上等を目的として、運転者のステアリング操作による前輪の転舵に対応して後輪を転舵する四輪操舵(4WS)車両が提案されている。こうした四輪操舵車両に搭載される後輪操舵装置としては、軸方向移動することにより後輪を転舵させる後輪転舵軸と、後輪転舵軸を軸方向移動させる転舵軸駆動装置とを備えたものが知られている。そして、後輪操舵装置には、後輪転舵軸の軸方向移動を後輪の転舵角の中立位置で規制するロック装置が設けられたものがあり、例えば中高速走行時において所謂尻振り現象の発生が防止されている。
例えば特許文献1には、後輪転舵軸に対して接離する方向に移動(ストローク)可能なロックピンを備え、該ロックピンを後輪転舵軸に形成された溝部(凹部)に係合させることにより、該後輪転舵軸の軸方向移動を規制するロック装置が開示されている。また、このロック装置には、可変抵抗器を用いたストロークセンサが設けられており、ロックピンの位置(ストローク位置)を検出している(特許文献1、第3図参照)。詳しくは、このストロークセンサでは、抵抗体に対して接触する突起部がロックピンと同行移動可能に設けられており、接触部分での電圧値に基づいてロックピンのストローク位置が検出される。これにより、例えばロックピンが溝部から完全に離脱していない状態で後輪転舵軸が軸方向移動することが防止されている。
実開昭61−66066号公報
ところが、上記特許文献1のようなストロークセンサでは、ロックピンに設けられた突起部と抵抗体との間に摩擦力が作用するため、ロックピンのストローク量と抵抗体上での突起部のストローク量とが一致しないことがある。その結果、検出される電圧値がロックピンの実際のストローク位置に対応した適切な値からずれてしまい、ストローク位置の検出精度が低下するという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、精度良くストローク位置を検出できるストロークセンサ、これを備えたアクチュエータ及び後輪操舵装置を提供することにある。
上記課題を解決するストロークセンサは、往復動する検出対象のストローク位置を検出するものにおいて、マグネットと、前記マグネットとの間に間隔を空けて配置されるとともに該マグネットで作られる磁束の磁路となる磁路形成部材、及び前記磁路形成部材を通過する磁束を検出する磁気検出素子を有する検出部と、を備え、前記マグネット及び前記検出部のいずれか一方は、前記検出対象と同行して往復動可能に設けられるとともに、他方は前記検出対象の往復動によって該検出対象のストローク方向の位置が変化しない固定部材に設けられ、前記マグネットは、該マグネットの磁極面における前記磁路形成部材と対向する対向面積が前記検出対象のストローク範囲における一端位置から他端位置に向かうにつれて増加するように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、磁路形成部材は、マグネットとの間に間隔を空けて配置されるため、マグネットと磁路形成部材とは互いに非接触となる。また、マグネットの磁極面における磁路形成部材との対向面積は、検出対象のストローク範囲における一端位置から他端位置に向かうにつれて増加するため、磁路形成部材を通過する磁束(磁束密度)は、検出対象のストローク位置に応じて変化する。したがって、検出対象のストローク位置に応じて磁気検出素子の出力信号が変化するため、該出力信号に基づいて検出対象のストローク位置を検出できる。このように上記構成では、磁路形成部材を通過する磁束を利用して非接触でストローク位置を検出することから、例えば可変抵抗器を用いた構成のように検出対象に対して接触部分がある場合に比べ、磁気検出素子の出力信号の値が検出対象の実際のストローク位置に対応した適切な値からずれ難くなる。これにより、ストローク位置の検出精度を向上させることができる。
上記ストロークセンサにおいて、第2マグネットと、前記第2マグネットとの間に間隔を空けて配置されるとともに該第2マグネットで作られる磁束の磁路となる第2磁路形成部材、及び前記第2磁路形成部材を通過する磁束を検出する第2磁気検出素子を有する第2検出部と、を備え、前記第2マグネット及び前記第2検出部のいずれか一方は、前記検出対象と同行して往復動可能に設けられるとともに、他方は前記固定部材に設けられ、前記第2マグネットは、該第2マグネットの磁極面における前記第2磁路形成部材と対向する対向面積が前記検出対象のストローク範囲における一端位置から他端位置に向かうにつれて減少するように形成されることが好ましい。
ここで、マグネットや磁路形成部材の温度が変化すると、磁路形成部材を通過する磁束量が変化するため、周囲温度の影響によりストローク位置の検出精度が低下する虞がある。この点、上記構成では、第2マグネットの磁極面における第2磁路形成部材との対向面積は、ストローク範囲の一端位置から他端位置に向かうにつれて減少するように形成されている。そのため、第2マグネットの磁極面における対向面積が検出対象の往復動に応じて増減する傾向は、マグネットの磁極面における対向面積が増減する傾向とは逆になる。すなわち、第2磁気検出素子の出力信号の変化傾向は、磁気検出素子の出力信号の変化傾向と逆になる。そのため、例えば磁気検出素子の出力信号と第2磁気検出素子の出力信号との差分に基づいてストローク位置を検出することで周囲温度の影響による各出力信号の変化を相殺でき、より精度良くストローク位置を検出できる。
上記課題を解決するアクチュエータは、往復動する可動部材と、前記可動部材を移動させる駆動部と、前記可動部材のストローク位置を検出する上記いずれかの構成のストロークセンサと、を備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、可動部材のストローク位置を精度良く検出できるため、例えばアクチュエータの制御性を向上させることができる。
上記課題を解決する後輪操舵装置は、軸方向移動することにより後輪を転舵させる後輪転舵軸と、前記後輪転舵軸を軸方向移動させる転舵軸駆動装置と、前記後輪転舵軸の軸方向移動を規制可能なロック装置と、を備えたものにおいて、前記ロック装置は、前記後輪転舵軸に形成された係合凹部に係合可能な係合凸部を有するロック部材、及び前記ロック部材を往復動させて前記係合凸部を前記凹部に係脱させる上記構成のアクチュエータを有することを要旨とする。
上記構成によれば、精度良くストローク位置を検出できるため、例えば係合凸部が係合凹部から完全に離脱していない状態で後輪転舵軸が軸方向移動することをより確実に防止できる。
本発明によれば、精度良くストローク位置を検出できる。
四輪操舵車両の概略構成図。 第1実施形態のロック装置近傍の断面図。 第1実施形態のストロークセンサ近傍の拡大断面図。 第1実施形態のストロークセンサにおける可動鉄心の軸線と直交する断面図(図3のA−A断面図)。 (a),(b)は第1実施形態の第1及び第2マグネットにおける磁極面の対向面積の変化を示す模式図。 第1及び第2磁気検出素子からの出力信号を示すグラフ。 第2実施形態のストロークセンサ近傍の拡大断面図。 第2実施形態のストロークセンサにおける可動鉄心の軸線と直交する断面図(図7のB−B断面図)。 図8の矢視C方向からのストロークセンサを示す平面図。 別例のストロークセンサ近傍の平面図。 別例のストロークセンサにおける可動鉄心の軸線と直交する断面図。
(第1実施形態)
以下、ストロークセンサ、これを備えたアクチュエータ及び後輪操舵装置の第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、前輪2Fを転舵する前輪操舵装置3と、後輪2Rを転舵する後輪操舵装置4とが搭載されている。すなわち、車両1は、運転者のステアリング操作による前輪2Fの転舵に対応して後輪2Rを転舵する四輪操舵(4WS)車両として構成されており、その旋回性能の向上等が図られている。
先ず、前輪操舵装置の機械的構成について説明する。
前輪操舵装置3は、ステアリングホイール11が固定されるステアリングシャフト12と、ステアリングシャフト12の回転に応じて軸方向移動することにより前輪2Fの転舵角を変更する前輪転舵軸(ラック軸)13とを備えている。なお、ステアリングシャフト12は、ステアリングホイール11側から順にコラム軸14、中間軸15、及びピニオン軸16を連結してなる。また、前輪操舵装置3は、前輪転舵軸13が往復動可能に挿通される略円筒状の前輪側ハウジング17を備えている。
詳しくは、前輪転舵軸13とピニオン軸16とは、前輪側ハウジング17内に所定の交叉角をもって配置されており、前輪転舵軸13に形成されたラック歯13aとピニオン軸16に形成されたピニオン歯16aとが噛合されることでラックアンドピニオン機構21が構成されている。また、前輪転舵軸13の両端には、その軸端部に設けられたボールジョイント22を介してタイロッド23がそれぞれ回動可能に連結されている。そして、タイロッド23の先端は、前輪2Fが組み付けられた図示しないナックルに連結されている。したがって、前輪操舵装置3では、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト12の回転がラックアンドピニオン機構21により前輪転舵軸13の軸方向移動に変換され、この軸方向移動がタイロッド23を介してナックルに伝達されることにより、前輪2Fの転舵角が変更される。
なお、前輪操舵装置3は、アシストモータ25を駆動源としてコラム軸14を回転駆動する所謂コラムアシスト型の電動パワーステアリング装置として構成されている。具体的には、アシストモータ25は、ウォームアンドホイール等からなる減速機構26を介してコラム軸14に駆動連結されている。そして、アシストモータ25の回転を減速機構26により減速してコラム軸14に伝達することによって、そのモータトルクをアシスト力としてステアリングシャフト12に付与する構成になっている。
次に、後輪操舵装置の機械的構成について説明する。
後輪操舵装置4は、軸方向移動することにより後輪2Rの転舵角を変更する後輪転舵軸(ラック軸)31と、後輪転舵軸31を軸方向移動させる転舵軸駆動装置32とを備えている。また、後輪操舵装置4は、後輪転舵軸31が往復動可能に挿通される略円筒状の後輪側ハウジング33を備えている。
詳しくは、転舵軸駆動装置32は、その駆動源となる転舵モータ34と、転舵モータ34にウォームアンドホイール等の減速機構35を介して駆動連結されるピニオン軸36とを備えている。なお、本実施形態の転舵モータ34には、ブラシレスモータが採用されている。後輪転舵軸31とピニオン軸36とは、後輪側ハウジング33内に所定の交叉角をもって配置されており、後輪転舵軸31に形成されたラック歯31aとピニオン軸36に形成されたピニオン歯36aとが噛合されることでラックアンドピニオン機構37が構成されている。また、後輪転舵軸31の両端には、その軸端部に設けられたボールジョイント38を介してタイロッド39がそれぞれ回動可能に連結されている。そして、タイロッド39の先端は、後輪2Rが組み付けられた図示しないナックルに連結されている。したがって、後輪操舵装置4では、転舵軸駆動装置32の駆動に伴うピニオン軸36の回転がラックアンドピニオン機構37により後輪転舵軸31の軸方向移動に変換され、この軸方向移動がタイロッド39を介してナックルに伝達されることにより、後輪2Rの転舵角が変更される。
また、後輪操舵装置4は、後輪2Rの転舵角の中立位置(車両1が直進する転舵角)で後輪転舵軸31の軸方向移動を規制するロック装置41を備えている。
図2に示すように、ロック装置41は、後輪側ハウジング33に対して後輪転舵軸31の軸線X方向と直交する方向に突出する態様で固定されるロックハウジング42を備えている。ロックハウジング42は、ソレノイド43が収容される有底円筒状のソレノイド収容部44、及びソレノイド収容部44の底部から後輪転舵軸31と反対側に突出する有底円筒状の付勢部材収容部45を有している。一方、後輪側ハウジング33には、その内外周に貫通した貫通孔46が形成されている。そして、ロックハウジング42は、貫通孔46と同軸上に配置されるようにソレノイド収容部44の開口端が後輪側ハウジング33に固定されている。
ソレノイド43は、ソレノイド収容部44内に固定される円環状の固定鉄心51及びソレノイドコイル52と、これら固定鉄心51及びソレノイドコイル52の内周側に収容される円柱状の可動鉄心53とを備えている。可動鉄心53の後輪転舵軸31側の端部には、貫通孔46を介して後輪側ハウジング33内に挿入される円柱状の係合凸部54が形成されている。一方、後輪転舵軸31の外周面には、係合凸部54が挿入可能な係合凹部55が形成されている。そして、可動鉄心53は、係合凸部54が係合凹部55に係合するロック位置(図2中、実線で示す可動鉄心53の位置)と、係合凸部54が係合凹部55から離脱するアンロック位置(図2中、二点鎖線で示す可動鉄心53の位置)との間で、後輪転舵軸31の軸線Xと直交する方向、すなわち後輪転舵軸31に対して接離する方向(可動鉄心53の軸線Y方向)に往復動(ストローク)可能となっている。なお、貫通孔46の内周面には、係合凸部54を可動鉄心53の軸線Y方向に往復動可能に支持するブッシュ(滑り軸受)56が設けられている。
可動鉄心53には、後輪転舵軸31と反対側に突出してその一部が付勢部材収容部45内に収容される円柱状の延出部57が形成されている。延出部57の先端には、フランジ部59を有する有底円筒状の受け部材60が固定されている。付勢部材収容部45の内周面には、スナップリング等の支持部材61が固定されている。そして、付勢部材収容部45内には、支持部材61と受け部材60との間で自然長から圧縮された状態で配置されるコイルバネ等の付勢部材62、及び可動鉄心53のストローク位置を検出するためのストロークセンサ63が収容されている。このストロークセンサ63からは、後述するように可動鉄心53のストローク位置に応じた出力信号S1,S2がECU71に出力される。
したがって、ロック装置41では、付勢部材62の付勢力によって可動鉄心53がロック位置に移動し、係合凸部54が係合凹部55に係合することで、後輪転舵軸31の軸方向移動が規制される。これに対し、ソレノイドコイル52への通電により可動鉄心53が固定鉄心51に吸引されてアンロック位置に移動し、係合凸部54が係合凹部55から離脱することで、後輪転舵軸31の軸方向移動の規制が解除される。つまり、本実施形態では、可動鉄心53が検出対象、可動部材及びロック部材として機能し、固定鉄心51及びソレノイドコイル52が駆動部として機能し、ソレノイド43がアクチュエータとして機能する。また、ロックハウジング42は、可動鉄心53の往復動に伴ってその軸線Y方向の位置、すなわち可動鉄心53のストローク方向の位置が変化しない固定部材として機能する。
次に、後輪操舵装置の電気的構成について説明する。
図1に示すように、後輪操舵装置4は、転舵軸駆動装置32及びロック装置41の作動を制御するECU71を備えている。ECU71には、車両1の車速SPDを検出する車速センサ72、ステアリングホイール11の操舵角θsを検出するステアリングセンサ73、及び転舵モータ34(ロータ)の回転角θmを検出する回転角センサ74が接続されている。また、ECU71には、ロック装置41のストロークセンサ63が接続されており、このストロークセンサ63から出力信号S1,S2が入力される。ECU71は、後述するように出力信号S1,S2に基づいて可動鉄心53のストローク位置をロック位置とアンロック位置との間で連続的に検出する。そして、ECU71は、これらの状態量に基づいて転舵軸駆動装置32及びロック装置41の作動を制御する。
詳述すると、ECU71は、車速SPDが所定車速未満の低速走行時(例えば、車庫入れ時等)には前輪2Fの転舵に対応して後輪2Rを転舵し、車速SPDが所定車速以上の中高速走行時には後輪2Rの転舵角を中立位置で保持する。
具体的には、ECU71は、車速SPDが所定車速未満であり、かつ可動鉄心53がアンロック位置にあると判定した場合には、操舵角θsに応じて後輪2Rの目標転舵角を演算し、後輪2Rの実際の転舵角が目標転舵角となるように転舵モータ34の作動を制御する。なお、本実施形態のECU71は、転舵モータ34の回転角θmを、電気角以外に、後輪2Rの転舵角が中立位置にあるときの回転角θmを基準とした絶対角でも検出しており、この絶対角で検出された回転角θmに基づいて後輪2Rの実際の転舵角を推定している。また、ECU71は、可動鉄心53がロック位置にあると判定した場合には、可動鉄心53がアンロック位置に移動するようにソレノイド43の作動を制御し、ロック装置41による後輪転舵軸31の軸方向移動の規制を解除してから転舵モータ34を駆動する。
一方、ECU71は、車速SPDが所定車速以上であり、後輪2Rの転舵角が中立位置にない場合には、後輪2Rの転舵角が中立位置となるように転舵モータ34の作動を制御する。そして、ECU71は後輪2Rの転舵角が中立位置になったと判定すると、可動鉄心53がロック位置に移動するようにソレノイド43の作動を制御し、ロック装置41によって後輪転舵軸31の軸方向移動を規制して後輪2Rの転舵角を中立位置に保持する。
次に、ストロークセンサによる可動鉄心のストローク位置の検出について説明する。
図2に示すように、ストロークセンサ63は、マグネットとしての第1マグネット81と、第2マグネット82とを備えている。第1及び第2マグネット81,82は、可動鉄心53の延出部57における先端から後輪転舵軸31と反対側にさらに突出して設けられた連結部83に対してそれぞれ固定されており、可動鉄心53と同行して往復動可能に設けられている。
詳しくは、図2〜図4に示すように、連結部83は、四角柱状に形成されている。第1マグネット81は、板状に形成され、連結部83(可動鉄心53)の軸線Yを含む平面と平行になる姿勢で、連結部83における四角柱の側面から後輪転舵軸31の軸線X方向一方側(図3中、右側)に突出するように該連結部83に固定されている。そして、第1マグネット81は、前記側面から突出している幅(側面からの距離)が後輪転舵軸31から離間するにつれて一定割合で連続的に小さくなる略直角三角形の板状に形成されている。なお、第1マグネット81の板厚は、その全体に亘って略一定に形成されている。そして、第1マグネット81は、その板厚方向(軸線X及び軸線Yを含む平面と直交する軸線Z)に沿った一方向に直線的に磁化されており、板厚方向の一方側の磁極面81aには第1の極性(例えばN極)のみが現れ、他方側の磁極面81aに第2の極性(例えばS極)のみが現れわれている。
第2マグネット82は、板状に形成され、連結部83の軸線Yを含む平面と平行になる姿勢で、連結部83における四角柱の側面から後輪転舵軸31の軸線X方向他方側(図3中、左側)に突出するように該連結部83に固定されている。そして、第2マグネット82は、前記側面から突出している幅が後輪転舵軸31から離間するにつれて一定割合で連続的に大きくなる略直角三角形の板状に形成されている。なお、第2マグネット82の板厚は、その全体に亘って略一定に形成されている。そして、第2マグネット82は、第1マグネット81と同様にその板厚方向に沿った一方向に直線的に磁化されており、板厚方向の一方側の磁極面82aには第1の極性のみが現れ、他方側の磁極面82aには第2の極性のみが現れわれている。
また、ストロークセンサ63は、第1マグネット81との間に間隔を空けて配置されるとともに第1マグネット81で作られる磁束の磁路となる磁路形成部材としての一対の第1磁路形成部材85と、第1磁路形成部材85を通過する磁束を検出する磁気検出素子としての第1磁気検出素子86と、付勢部材収容部45の底部に固定された基板87とを備えている。なお、本実施形態では、一対の第1磁路形成部材85及び第1磁気検出素子86によって検出部が構成されている。また、第1磁気検出素子86には、ホール素子が用いられている。
詳しくは、図3及び図4に示すように、一対の第1磁路形成部材85は、磁性体にて形成され、可動鉄心53の軸線Yと直交する断面(図4参照)で見て、後輪転舵軸31の軸線Xを挟んで対称な形状とされており、それぞれ第1磁気検出素子86に接続されている。各第1磁路形成部材85は、第1磁気検出素子86に接続された基部88、及び基部88から、第1マグネット81の板厚方向(軸線Zに沿った方向)の第1磁気検出素子86と反対側に延びた後に後輪転舵軸31の軸線Xに沿って第1マグネット81側に延びた断面略L字の対向部89を有している。各対向部89は、第1マグネット81の磁極面81aとの間に軸線Zに沿った方向のエアギャップを介在させて該磁極面81aと対向している。これにより、第1マグネット81で作られる磁束は、対向部89を介して各第1磁路形成部材85に出入りする。なお、各対向部89の磁極面81aと対向する部分は、軸線Z方向の厚みが一定の平板状に形成されており、該磁極面81aとの間の前記エアギャップは、ストローク範囲全体に亘って略一定となっている。また、各第1磁路形成部材85は、付勢部材収容部45の内周に固定されている。つまり、一対の第1磁路形成部材85及び第1磁気検出素子86は、固定部材であるロックハウジング42に固定されている。そして、第1磁気検出素子86は、基板87を介してECU71に接続されており、一対の第1磁路形成部材85の基部88間を通過する磁束の磁束密度に応じた電圧を示す出力信号S1をECU71に出力する。
また、ストロークセンサ63は、第2マグネット82との間に間隔を空けて配置されるとともに第2マグネット82で作られる磁束の磁路となる一対の第2磁路形成部材91と、第2磁路形成部材91を通過する磁束を検出する第2磁気検出素子92とを備えている。なお、一対の第2磁路形成部材91及び第2磁気検出素子92によって第2検出部が構成されている。また、第2磁気検出素子92には、ホール素子が用いられている。
一対の第2磁路形成部材91は、連結部83を挟んで各第1磁路形成部材85と対称な形状とされており、それぞれ第2磁気検出素子92に接続されている。すなわち、各第2磁路形成部材91は、各第1磁路形成部材85と同様に、基部93及び対向部94を有している。また、各第2磁路形成部材91は、付勢部材収容部45の内周に固定されている。つまり、一対の第2磁路形成部材91及び第2磁気検出素子92は、ロックハウジング42に固定されている。そして、第2磁気検出素子92は、基板87を介してECU71に接続されており、一対の第2磁路形成部材91の基部93間を通過する磁束の磁束密度に応じた電圧を示す出力信号S2をECU71に出力する。
ここで、上記のように第1マグネット81は、後輪転舵軸31の軸線Xに沿った幅が該後輪転舵軸31から離間するにつれて一定割合で連続的に小さくなるため、第1マグネット81の磁極面81aの対向部89との対向面積は、図5(a)に示すように、可動鉄心53がロック位置にある場合に最も小さくなる。そして、対向面積は可動鉄心53が後輪転舵軸31から離間するにつれて連続的に増加し、図5(b)に示すように、可動鉄心53がアンロック位置にある場合に最も大きくなる。つまり、ロック位置が可動鉄心53のストローク範囲における一端位置に相当し、アンロック位置が他端位置に相当する。なお、図5では、説明の便宜上、磁極面81a,82aにおける対向部89,94と対向している部分にハッチングを付している。したがって、第1磁路形成部材85を通過する磁束量、すなわち第1磁気検出素子86で検出する磁束密度は、可動鉄心53のストローク位置がロック位置からアンロック位置に向かうにつれて徐々に大きくなる。これにより、第1磁気検出素子86から出力される出力信号S1は、図6において一点鎖線で示すように、可動鉄心53のストローク位置がロック位置からアンロック位置に向かうにつれて徐々に大きくなる。
また、上記のように第2マグネット82は、後輪転舵軸31の軸線Xに沿った幅が該後輪転舵軸31から離間するにつれて一定割合で連続的に大きくなるため、第2マグネット82の磁極面82aの対向部94との対向面積は、図5(a)に示すように、可動鉄心53がロック位置にある場合に最も大きくなる。そして、対向面積は可動鉄心53が後輪転舵軸31から離間するにつれて連続的に減少し、図5(b)に示すように、可動鉄心53がアンロック位置にある場合に最も小さくなる。したがって、第2磁路形成部材91の基部93での磁束密度は、可動鉄心53のストローク位置がロック位置からアンロック位置に向かうにつれて徐々に小さくなる。そのため、第2マグネット82の磁極面82aにおける対向面積が可動鉄心53の往復動に応じて増減する傾向は、第1マグネット81の磁極面81aにおける対向面積が増減する傾向とは逆になる。これにより、第2磁気検出素子92から出力される出力信号S2は、図6において二点鎖線で示すように、可動鉄心53のストローク位置がロック位置からアンロック位置に向かうにつれて徐々に小さくなる。すなわち、出力信号S2の変化傾向は、出力信号S1の変化傾向と逆になる。また、出力信号S1と出力信号S2との差分(S2−S1)は、図6において実線で示すように可動鉄心53のストローク位置がロック位置からアンロック位置に向かうにつれて徐々に小さくなる。
そして、ECU71は、このように出力信号S1と出力信号S2との差分がロック位置からアンロック位置に近づくにつれて徐々に小さくなることを踏まえ、この差分の大きさに基づいて可動鉄心53のストローク位置をロック位置とアンロック位置との間で連続的に検出する。なお、本実施形態のECU71は、差分が所定のしきい値以上の場合には、可動鉄心53がロック位置にあり、所定のしきい値未満の場合には、可動鉄心53がアンロック位置にあると判定する。
次に、本実施形態の効果について記載する。
(1)上記のように第1及び第2磁路形成部材85,91を通過する磁束を利用して非接触で可動鉄心53のストローク位置を検出することから、例えば可変抵抗器を用いた構成のように可動鉄心53に対して接触部分がある場合に比べ、出力信号S1,S2が可動鉄心53の実際のストローク位置に対応した適切な値からずれ難くなる。これにより、可動鉄心53のストローク位置の検出精度を向上させることができる。
(2)精度良くストローク位置を検出できるため、例えば係合凸部54が係合凹部55から完全に離脱していない状態で後輪転舵軸31が軸方向移動することをより確実に防止できる。
(3)第2磁気検出素子92から出力される出力信号S2の変化傾向が、第1磁気検出素子86から出力される出力信号S1の変化傾向と逆になるようにストロークセンサ63を構成し、ECU71が出力信号S1,S2の差分に基づいてストローク位置を検出するようにした。そのため、ストロークセンサ63の周辺温度の影響による磁束(出力信号S1,S2)の変化が相殺され、より精度良くストローク位置を検出できる。
(4)第1及び第2マグネット81,82の磁極面81a,82aと第1及び第2磁路形成部材85,91の対向部89,94との間のエアギャップがストローク範囲全体に亘って略一定となるように形成したため、第1及び第2磁路形成部材85,91を通過する磁束は、磁極面81a,82aの対向面積の変化に対して高精度に変化するようになる。これにより、第1及び第2磁気検出素子86,92で検出される磁束密度をストローク位置の変化に応じて容易に精度良く変化させることができ、より一層検出精度を向上させることができる。
(5)第1及び第2マグネット81,82はそれぞれ一方向に直線的に磁化されたものであり、これら第1及び第2マグネット81,82の磁化方向の両側に、第1及び第2磁路形成部材85,91の対向部89,94を設けた。このように製造(磁化)の容易な第1及び第2マグネット81,82を用いることで、コストの低減を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。なお、本実施形態と上記第1実施形態との主たる相違点は、ストロークセンサの構成のみである。このため、説明の便宜上、同一の構成については上記第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図7〜図9に示すように、第1マグネット81は、平面形状が略二等辺三角形の板状に形成され、その板厚方向が後輪転舵軸31の軸線Xと平行になり、二等辺三角形の底辺が後輪転舵軸31側、頂角を形成する頂点が反後輪転舵軸31側になる姿勢で連結部83の側面に固定されている。つまり、第1マグネット81は、平面視した幅(軸線X及び可動鉄心53の軸線Yを含む平面と直交する軸線Zに沿った幅)が後輪転舵軸31から離間するにつれて一定割合で連続的に小さくなるように設けられている。第1マグネット81の板厚は、その全体に亘って略一定に形成されている。そして、図8に示すように、第1マグネット81は、連結部83と反対側の磁極面81aにおける前記幅方向の一方側半分に第1の極性が現れ、他方側半分に第2の極性が現れわれるように、該第1マグネット81の板厚方向に沿った両方向に磁化されている。なお、連結部83は、鉄等の磁性材料により構成されており、第1マグネット81の連結部83側の磁極面81aから出入りする磁束の磁路として機能している。これにより、第1マグネット81の磁気効率が高められている。
第2マグネット82は、図示は省略するが平面形状が略二等辺三角形の板状に形成され、その板厚方向が後輪転舵軸31の軸線Xと平行になり、二等辺三角形の底辺が反後輪転舵軸31側、頂角を形成する頂点が後輪転舵軸31側になる姿勢で連結部83の側面に固定されている。つまり、第1マグネット81は、平面視した幅が後輪転舵軸31から離間するにつれて一定割合で連続的に大きくなるように設けられている。第2マグネット82の板厚は、その全体に亘って略一定に形成されている。そして、第2マグネット82は、第1マグネット81と同様に、連結部83と反対側の磁極面82aにおける前記幅方向の一方側半分に第1の極性が現れ、他方側半分に第2の極性が現れわれるように板厚方向に沿った両方向に磁化されている。
各第1磁路形成部材85の対向部89は、基部88から第1マグネット81の幅方向(軸線Zに沿った方向)の第1磁気検出素子86と反対側に延びており、第1マグネット81の磁極面81aとの間に後輪転舵軸31の軸線Xに沿った方向のエアギャップを介在させて該磁極面81aと対向している。なお、各対向部89の磁極面81aと対向する部分は、後輪転舵軸31の軸線Xに沿った方向の厚みが一定の平板状に形成されており、該磁極面81aとの間のエアギャップは、ストローク範囲全体に亘って略一定となっている。同様に、各第2磁路形成部材91の対向部94は、基部93から第2マグネット82の幅方向の第2磁気検出素子92と反対側に延びた平板状に形成ており、第2マグネット82の磁極面82aとの間に後輪転舵軸31の軸線Xに沿った方向のエアギャップを介在させて該磁極面82aと対向している。
このように構成されたストロークセンサ63では、出力信号S1,S2は、可動鉄心53の往復動に伴って、上記第1実施形態と同様に図6に示すように変化する。そして、ECU71は、出力信号S1と出力信号S2との差分の大きさに基づいて可動鉄心53のストローク位置をロック位置とアンロック位置との間で連続的に検出する。
以上記述したように、本実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(4)と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記第1実施形態では、第1及び第2マグネット81,82を可動鉄心53の往復動に応じてこれらの磁極面81a,82aの対向面積が一定割合で変化する三角形状に形成したが、これに限らず、例えば台形状としてもよい。また、例えば磁極面81a,82aの対向面積の変化割合がロック位置に近いほど急峻となるような扇形状等に形成してもよい。
また、例えば図10に示すように、磁極面81a,82aの対向面積が段階的に増加するようにしてもよい。このように構成しても、幅が変化する段数に応じた精度で可動鉄心53のストローク位置を検出できる。要は、第1及び第2マグネット81,82の形状は、可動鉄心53の往復動に伴って磁極面81a,82aの対向面積が変化すればよく、適宜変更可能である。同様に、上記第2実施形態において、第1及び第2マグネット81,82の形状は、適宜変更可能である。
・上記第2実施形態において、例えば図11に示すように、第1及び第2マグネット81,82を磁極面81a,82aに第1及び第2の極性の双方が現れるように円弧状に湾曲した方向に沿って磁化してもよい。なお、この場合には、連結部83を非磁性材料により構成しても、第1及び第2マグネット81,82の磁気効率が低下することが抑制される。
・上記各実施形態では、ロック位置を可動鉄心53のストローク範囲における一端位置とし、アンロック位置を他端位置としたが、ロック位置を他端位置とし、アンロック位置を一端位置としてもよい。この場合、一例として、上記第1実施形態では第1マグネット81を後輪転舵軸31の軸線Xに沿った幅が該後輪転舵軸31から離間するにつれて大きくなる三角形の板状に形成するとともに、第2マグネット82を軸線Xに沿った幅が後輪転舵軸31から離間するにつれて小さくなる三角形の板状に形成することになる。
・上記各実施形態において、第1及び第2マグネット81,82をロックハウジング42に固定し、第1及び第2磁気検出素子86,92、第1及び第2磁路形成部材85,91を可動鉄心53と同行して往復動可能に設けてもよい。
・上記各実施形態では、出力信号S1と出力信号S2との差分に基づいて可動鉄心53のストローク位置を検出したが、これに限らず、例えば出力信号S1と出力信号S2との比に基づいてストローク位置を検出してもよい。また、第2マグネット82、第2磁路形成部材91及び第2磁気検出素子92を設けず、第1磁気検出素子86からの出力信号S1のみに基づいて可動鉄心53のストローク位置を検出してもよい。
・上記各実施形態では、ECU71が出力信号S1,S2に基づいてストローク位置を検出したが、これに限らず、ストローク位置を検出する制御回路をECU71とは別に設け、ストロークセンサ63からストローク位置を示す出力信号をECU71に出力してもよい。
・上記各実施形態では、第1及び第2磁気検出素子86,92としてホール素子を用いたが、これに限らず、例えばMR素子等を用いてもよい。
・上記各実施形態では、可動部材としての可動鉄心53をソレノイドコイル52への通電により生じる電磁力によって往復動させたが、これに限らず、例えば油圧等を用いて可動鉄心53を往復動させてもよい。
・上記各実施形態では、アクチュエータとしてのソレノイド43を後輪操舵装置4のロック装置41の駆動源として用いたが、これに限らず、例えば電磁弁等の他の装置の駆動源として用いてもよい。このように構成しても、可動鉄心53のストローク位置を精度良く検出できるため、例えば制御性を向上させることができる。
・上記各実施形態では、ストロークセンサ63を可動鉄心53のストローク位置を検出するために用いたが、これに限らず、他の往復動する部材のストローク位置を検出するために用いてもよい。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記マグネットの磁極面と該磁極面と対向する前記磁路形成部材の対向部との間のエアギャップがストローク範囲全体に亘って一定とされたことを特徴とする。
(ロ)前記第2マグネットの磁極面と該磁極面と対向する前記第2磁路形成部材の対向部との間のエアギャップをストローク範囲全体に亘って一定とされたことを特徴とする。
(ハ)前記マグネットは一方向に直線的に磁化されたものであり、該マグネットの磁化方向の両側には前記磁路形成部材の前記磁極面と対向する対向部が設けられたことを特徴とする。
(ニ)前記第2マグネットは一方向に直線的に磁化されたものであり、該第2マグネットの磁化方向の両側には前記第2磁路形成部材の前記磁極面と対向する対向部が設けられたことを特徴とする。
1…車両、2F…前輪、2R…後輪、3…前輪操舵装置、4…後輪操舵装置、31…後輪転舵軸、32…転舵軸駆動装置、41…ロック装置、43…ソレノイド、51…固定鉄心、52…ソレノイドコイル、53…可動鉄心、54…係合凸部、55…係合凹部、63…ストロークセンサ、71…ECU、81…第1マグネット、81a,82a…磁極面、82…第2マグネット、85…第1磁路形成部材、86…第1磁気検出素子、87…基板、88,93…基部、89,94…対向部、91…第2磁路形成部材、92…第2磁気検出素子。

Claims (4)

  1. 往復動する検出対象のストローク位置を検出するストロークセンサにおいて、
    マグネットと、
    前記マグネットとの間に間隔を空けて配置されるとともに該マグネットで作られる磁束の磁路となる磁路形成部材、及び前記磁路形成部材を通過する磁束を検出する磁気検出素子を有する検出部と、を備え、
    前記マグネット及び前記検出部のいずれか一方は、前記検出対象と同行して往復動可能に設けられるとともに、他方は前記検出対象の往復動によって該検出対象のストローク方向の位置が変化しない固定部材に設けられ、
    前記マグネットは、該マグネットの磁極面における前記磁路形成部材と対向する対向面積が前記検出対象のストローク範囲における一端位置から他端位置に向かうにつれて増加するように形成されたことを特徴とするストロークセンサ。
  2. 請求項1に記載のストロークセンサにおいて、
    第2マグネットと、
    前記第2マグネットとの間に間隔を空けて配置されるとともに該第2マグネットで作られる磁束の磁路となる第2磁路形成部材、及び前記第2磁路形成部材を通過する磁束を検出する第2磁気検出素子を有する第2検出部と、を備え、
    前記第2マグネット及び前記第2検出部のいずれか一方は、前記検出対象と同行して往復動可能に設けられるとともに、他方は前記固定部材に設けられ、
    前記第2マグネットは、該第2マグネットの磁極面における前記第2磁路形成部材と対向する対向面積が前記検出対象のストローク範囲における一端位置から他端位置に向かうにつれて減少するように形成されたことを特徴とするストロークセンサ。
  3. 往復動する可動部材と、前記可動部材を移動させる駆動部と、前記可動部材のストローク位置を検出する請求項1又は2に記載のストロークセンサと、を備えたことを特徴とするアクチュエータ。
  4. 軸方向移動することにより後輪を転舵させる後輪転舵軸と、前記後輪転舵軸を軸方向移動させる転舵軸駆動装置と、前記後輪転舵軸の軸方向移動を規制可能なロック装置と、を備えた後輪操舵装置において、
    前記ロック装置は、前記後輪転舵軸に形成された係合凹部に係合可能な係合凸部を有するロック部材、及び前記ロック部材を往復動させて前記係合凸部を前記凹部に係脱させる請求項3に記載のアクチュエータを有することを特徴とする後輪操舵装置。
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