JP2014137089A - 電動遮断弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘導モータ停止時のモータとゼンマイバネにより生じる慣性力をクラッチ・ブレーキに依らずに低下させることで、モータ軸の折損、クラッチ・ブレーキの消耗を防ぐ。
【解決手段】回転している誘導モータの主巻線L1と補助巻線L2へ直流電流を入力する。こうすることで、主巻線L1と補助巻線L2に磁界を生じさせてロータRに電気的制動を加えたのち、クラッチ・ブレーキによりモータを停止させることで、モータの軸の折損やクラッチ・ブレーキの消耗を防ぐ。
【選択図】図5

Description

この発明は、制動時のモータ軸の折損やクラッチ・ブレーキの消耗を防止することのできる電動遮断弁に関するものである。
バネリターン式の電動遮断弁は、出力軸1とモータ2を複数のギヤを組み合わせた伝達機構3を介して連結する構造となっている。例えば、特許文献1のバルブ用アクチュエータでは、図6に示すように、伝達機構3に付勢用のゼンマイバネ(以下、バネ)4を備えた構成となっている。ちなみに、バネ4には、捻りバネを用いることもできる。
図6では、出力軸1に平歯車が取り付けられ、平歯車下方の出力軸1の先端に弁5が取り付けられている。また、平歯車の上方となる出力軸1の後端には、2個のカムを90°の位相差でもって取り付け、図6のように、リミットスイッチ7a、7bを取り付けて、弁5の開閉を検出できるようにしてある。
モータ2は、直流あるいは交流モータのモータ軸に減速用のギヤヘッドを取り付け、制動用の電磁クラッチ・ブレーキ8を搭載したもので、前記クラッチ・ブレーキ8でモータ軸を固定してロックする構造となっている。
伝達機構3は、ピッチの異なる伝達ギヤを組み合わせたもので、このようなギヤを使用することで、所要のトルクが得られるようになっており、出力軸1と係合する伝達歯車に、バネ4を取り付けている。
前記バネ4は、弁5が閉じる方向へ出力軸1を付勢するように取り付け、このバネ4を取り付けた歯車の軸の後端にギヤを取り付けてある。そして、この後端のギヤに、カムを取り付けたギヤを歯合させて、前記カムに係合させたリミットスイッチ9でバネ4が巻き終わったことを検出するようにしてある。
このような遮断弁では、モータ2を作動して弁5を開放状態にすると、伝達機構3に設けたバネ4も同時に巻き取られる。そして、弁5が開放状態であることがリミットスイッチ7a、7bで検出され、かつ、バネ4を巻き終わったことがリミットスイッチ9によって検出されると、クラッチ・ブレーキ8を作動させてモータ軸をロックし、モータ2への通電を停止する。そして、弁5を開放した状態で保持するとともに、バネ4を巻き取った状態で保持する。
一方、停電などの緊急時にクラッチ・ブレーキ8への通電が途絶えると、クラッチ・ブレーキ8のロックが解除されてバネ4が伸長する。そのため、バネ4の伸長によって伝達機構3のギヤが回転し、出力軸1を回転させて弁5を閉じる仕組みになっている。
なお、上記電動遮断弁では、図6に示すように、ゼンマイバネ4を取り付けたギヤに無励磁作動形電磁ブレーキ10を歯合させてある。この電磁ブレーキ10は、非通電時にゼンマイバネ4の巻戻しを防止する。そして、この電磁ブレーキ10に、外部からの緊急信号で通電して巻戻しを解除することで、緊急時に弁5を開閉できるようにしている。
特開2004−150620号公報
しかしながら、上記のものでは、例えば、通常のメンテナンス作業などでモータを使って弁を開閉する際、モータを停止するため通電をオフにしても、慣性力で回転する。特に、交流の誘導モータはステータがコイルで通電が停止するとロータを制御できない。そのため、ステータにマグネットを用いた直流モータに比べて完全に停止するまでに時間が掛かる。
一方、クラッチ・ブレーキは、モータへの通電オフとほぼ同時に通電し、モータの回転を止める。
このとき、リターン用のゼンマイバネは、機構上モータやクラッチ・ブレーキと繋がっているので、バネの復帰回転力は、モータ内のロータの慣性力を増大する。
さらに、ゼンマイバネを取り付けたギヤに歯合させた無励磁作動形電磁ブレーキもバネの復帰回転力の慣性を増加させることになる。
このため、クラッチ・ブレーキを作動すると、モータを急激に停止させることになる。すると、モータ軸へ過大な負荷がかかり、軸の折損を誘発する問題がある。
また、クラッチ・ブレーキとモータの接触部分についても、摩擦による消耗が激しく、部品の交換を必要とする問題も生じる。
そこで、この発明の課題は、モータとゼンマイバネにより発生した慣性力をクラッチ・ブレーキに依らずに低下させることである。
上記の課題を解決するため、この発明では、弁を接続した出力軸と誘導モータを複数のギヤを組み合せた伝達機構を介して連結し、前記弁を閉じる方向に付勢するバネと制動用のクラッチ・ブレーキを設け、前記モータを作動してバネを巻きながら弁を開放し、弁が開放すると制御用のクラッチ・ブレーキを作動したのち、前記モータをオフにして弁を開放状態で保持し、緊急時にバネの付勢力でもって弁を閉じるようにした電動遮断弁において、前記モータを作動して弁が開放した際、前記モータをオフにして直流電流を入力したのち、クラッチ・ブレーキを作動するという構成を採用したのである。
このような構成を採用することにより、回転している誘導モータへ直流電流を入力し、ステータコイルに磁界を生じさせてロータに電気的制動を加える。このように電気的制動を加えてから、クラッチ・ブレーキによりモータを停止させる。
また、このとき、上記モータを作動して弁が閉じた際、前記モータをオフにして直流電流を入力したのち、クラッチ・ブレーキを作動する構成を採用することもできる。
このような構成を採用したことにより、モータを使って弁を閉じる際にも慣性力を低減できる。
また、このとき、上記モータが、交流電源に第1のスイッチ手段を介して並列に接続された主巻線と補助巻線をロータに直交させて配置し、前記補助巻線と直列に進相用コンデンサを挿入した単相誘導モータに、前記進相用コンデンサと並列に、ダイオードのカソード端子同士を接続したダイオード直列回路を接続し、そのコンデンサと並列に接続したダイオード直列回路のカソード端子同士の接続点を第2のスイッチ手段を介して交流電源と接続されたものとし、前記第1のスイッチ手段をオンにして弁が開放した際、第1のスイッチ手段をオフにして、第2のスイッチ手段をオンにしたのち、クラッチ・ブレーキを作動するという構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、第1のスイッチ手段と第2のスイッチ手段を切り換えることで、ダイオードで整流した直流電流を誘導モータの主巻線と補助巻線に入力して電気的な制動を加えてからクラッチ・ブレーキによりモータを停止させることができる。
また、このとき、上記補助巻線と直列に挿入されたコンデンサとの接続点を、第3のスイッチ手段を介して交流電源と接続し、前記スイッチ手段をオンすることでモータを逆転する構成を採用することができる。
このような構成を採用することにより、モータを逆転できるので、弁を閉じる際にも慣性力を低減できる。
上記のように構成したことにより、モータ軸に大きな捩り力が発生しないためモータの寿命を延ばすことができる。また、クラッチ・ブレーキが制動時にスリップせず、磨り減らないためクラッチ・ブレーキの寿命を飛躍的に長くできる。したがって、製品寿命を格段に長くできる。また、モータの停止精度があがるため、回転角度制御の性能を向上させることができる。
実施形態の斜視図 実施形態の駆動回路 実施形態の作用説明図 実施形態の作用説明図 実施形態の作用説明図 従来例の斜視図
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
この形態の電動緊急遮断弁は、図1,2に示すような遮断弁本体と駆動回路とから成っている。
遮断弁本体は、図1に示すように、先端に弁19が取り付けられた出力軸20と開閉モータ(以下、モータ)21を複数のギヤを組み合わせた伝達機構22を介して接続し、前記伝達機構22に付勢用のバネ(例えば、ゼンマイバネ)23を取り付けた構造となっている。
すなわち、出力軸20は、平歯車が取り付けられ、その平歯車を取り付けた出力軸20の先端に弁19を取り付ける構成となっている。また、出力軸20の後端には、2個のカムを90度の位相差でもって取り付け、そのカムに、全開位置設定マイクロスイッチLS1と全閉位置設定マイクロスイッチLS2の2つのマイクロスイッチを取り付けて、弁19の開閉が検出できるようにしてある。
ここでは、全開位置設定マイクロスイッチLS1と全閉位置設定マイクロスイッチLS2に常閉接点(b接点)タイプのものを使用しており、常時はオンで弁の開放(または閉鎖)時にオフとなる。
モータ21は、交流モータ(誘導モータ)の軸にギヤヘッド26を取り付けたものに、制動用の電磁式クラッチ・ブレーキ27を搭載したもので、前記クラッチ・ブレーキ27でモータ軸を固定して伝達機構22に接続した弁19をロックできるようになっている。
伝達機構22は、ピッチの異なる伝達ギヤを組み合わせて、所要のトルクが得られるようにしたもので、先に述べたバネ23を伝達歯車に取り付けることにより、弁19が閉じる方向に付勢するようになっている。
このように構成される遮断弁本体は、モータ21を作動して弁19を開放状態にすると、伝達機構22のバネ23が巻き取られる(巻き締められる)。また、巻き取られたバネ23は、後述するように、前記クラッチ・ブレーキ27を解放すると、伸長して弁19を閉鎖する。
一方、駆動回路は、図2に示すように、クラッチ・ブレーキ回路30とモータ回路31で構成されている。
クラッチ・ブレーキ回路30は、トランジスタT0で構成されるスイッチ回路を用いたもので、トランジスタT0をオン・オフすることでクラッチ・ブレーキ27を作動したり、作動したクラッチ・ブレーキ27を解除したりする。
モータ回路31は、スイッチ手段S1〜S3とダイオードD1、D2及び進相用コンデンサC1で構成されており、スイッチ手段S1〜S3は、第1のスイッチ手段S1、第2のスイッチ手段S2、第3のスイッチ手段S3の3つから成っている。この各スイッチ手段S1〜S3は、例えば、電力制御素子に双方向サイリスタを使用した交流フォトリレー(SSR:ソリッドステートリレー)を用いたもので、図2の第1〜第3のトランジスタスイッチ回路T1〜T3をオン・オフすることで弁19の開閉と制動を制御する。
図2のモータ回路31は図3のように示すことができる。
すなわち、前記モータ21は単相誘導モータで、交流電源ACに第1のスイッチ手段S1を介して並列に接続された主巻線L1と補助巻線L2をロータRに直交させて配置し、前記補助巻線L2と直列に進相用コンデンサC1を挿入した構成となっており、前記進相用コンデンサC1と並列に、ダイオード直列回路Dを接続した構成となっている。前記ダイオード直列回路Dは、ダイオードD1とD2のカソード端子同士を接続したもので、前記ダイオードD1とD2のカソード端子同士の接続点を第2のスイッチ手段S2を介して交流電源ACと接続するようになっている。
さらに、前記補助巻線L2とコンデンサC1(並列に接続したダイオード直列回路D)との接続点を、第3のスイッチ手段S3を介して交流電源ACと接続する構成となっている。
このように構成されるモータ回路31では、図2の回路で、第1のトランジスタスイッチ回路T1をオン(第2、3のトランジスタスイッチ回路T2、T3はオフ)して第1のスイッチ手段S1をオン(第2、3のスイッチ手段S2、S3はオフ)にする。すると、交流電流は、図3の矢印Aのように、「交流電源AC−節a−主巻線L1−第1のスイッチ手段S1−交流電源AC」と、矢印Bのように、「交流電源AC−節a−補助巻線L2−第1のスイッチ手段S1−交流電源AC」と流れることでモータ21を正転させる。そして、ゼンマイバネ23を巻締めながら開弁する。
また、図2の第3のトランジスタスイッチ回路T3をオン(第1、2のトランジスタスイッチ回路T1、T2はオフ)して第3のスイッチ手段S3をオン(第1、2のスイッチ手段S1、S2はオフ)にすると、交流電流は、図4の矢印Cのように、「交流電源AC−主巻線L1−進相用コンデンサC1−第3のスイッチ手段S3−交流電源AC」と、矢印Dのように「交流電源AC−節a−補助巻線L2−第3のスイッチ手段S3−交流電源AC」と流れることでモータ21を逆転させる。そして、ゼンマイバネ23を緩めながら閉弁する。
さらに、図2の第2のトランジスタスイッチ回路T2をオン(第1、3のトランジスタスイッチ回路T1、T3はオフ)して、第2のスイッチ手段S2をオン(第1、3のスイッチ手段S1、S3はオフ)にすると、電流は、図5の矢印Eの「交流電源AC−節a−主巻線L1−ダイオードD1−第2のスイッチ手段S2−交流電源AC」と、矢印Fの、「交流電源AC−節a−補助巻線L2−ダイオードD2−第2のスイッチ手段S2−交流電源AC」のように流れる、そのため、ダイオードD1とD2で整流した直流電流(脈流)が主巻線L1と補助巻線L2に流れる。その結果、直流電流の流れた主巻線L1と補助巻線L2は磁界を発生し、発生した磁界はロータRに制動をかけてモータ21を急速に停止させる。
このように、この回路では、第3のスイッチ手段S3を設けただけの簡単な回路で、誘導モータ21に直流電流を入力して急停止させることができる。そのため、装置の小型化、低コスト化が可能である。
また、急停止することで、モータの停止精度が向上するため、例えば、弁19の開度を調整するような場合には、回転角度制御の性能を向上させることができる。
この形態は上記のように構成され、この遮断弁は、クラッチ・ブレーキ回路30とモータ回路31の作動タイミングを「ずらす」ことで、モータ21とゼンマイバネ23により発生した慣性力を低下させる。
例えば、弁19を開放した際、つまり、モータ21を正転させた場合は、第1のトランジスタスイッチ回路T1へ前記回路T1をオンする信号を入力する。すると、第1のスイッチ手段S1はオン(第2、3のスイッチ手段S2、S3はオフ)となり、図3の矢印AとBのように、交流電流が流れる。その結果、モータ21が正転し、ゼンマイバネ23を巻締めながら開弁する。次に、開弁したことが全開位置設定マイクロスイッチLS1で検出されると、第1のトランジスタスイッチ回路T1をオフする。このオフと同時か、若干(例えば、tm秒)遅れて、第2のトランジスタスイッチ回路T2へ前記回路T2をオンする信号を入力する。このように、第2のトランジスタスイッチ回路T2へオン信号を入力すると、第2のスイッチ手段S2がオン(第1、3のスイッチ手段S1、S3はオフ)となり、図5の矢印EとFのように、主巻線L1と補助巻線L2にダイオードD1とD2で整流した直流(脈流)が流れる。そのため、直流電流が流れた主巻線L1と補助巻線L2は磁界を発生し、発生した磁界がロータRに制動を掛けてモータ21を急停止させる。
このようにして、モータ21が停止したのち、クラッチ・ブレーキ回路30のトランジスタT0をオンして、クラッチ・ブレーキ27を作動させることで開弁状態を保持する。
また、モータ21を使って弁19を閉じる場合も同様に、クラッチ・ブレーキ回路30とモータ回路31の作動タイミングを「ずらす」ことで、モータ21とゼンマイバネ23により発生した慣性力を低下させる。
すなわち、閉弁のため、モータ21を逆転させる場合は、第3のトランジスタスイッチ回路T3へオン信号を入力する。すると、第3のスイッチ手段S3がオン(第1、2のスイッチ手段S1、S2はオフ)となり、図4の矢印CとDのように交流電流が流れて、モータ21が逆転し、ゼンマイバネ23を緩めながら閉弁する。次に、閉弁したことが全閉位置設定マイクロスイッチLS2で検出されると、第3のトランジスタスイッチ回路T3をオフにする。そして、このオフと同時か、若干(例えば、tm秒)遅れて第2のトランジスタスイッチ回路T2へオン信号を入力して、第2のスイッチ手段S2をオン(第1、3のスイッチ手段はオフ)すると、図5の矢印EとFのように、主巻線L1と補助巻線L2にダイオードD1とD2で整流した直流(脈流)が流れて、主巻線L1と補助巻線L2は磁界を発生する。そのため、その磁界によってロータRに制動がかかり、モータ21が急停止する。このようにモータ21が停止したのち、クラッチ・ブレーキ回路30のトランジスタT0をオンして、クラッチ・ブレーキ27を作動させれば、閉弁状態を保持することができる。
ちなみに、このような制御は、マイコンなどを用いた制御装置やシーケンサなどを設けることで簡単に実現できる。
このように、モータ21に直流電流を入力して制動をかけることで、モータ21とゼンマイバネ23により発生する慣性力を低下させることができる。そのため、このようにして慣性力を低下させたのち、クラッチ・ブレーキ27を作動させることで、クラッチ・ブレーキ27が制動時にスリップせず、磨り減らない。その結果、クラッチ・ブレーキ27の寿命を飛躍的に長くできる。また、このとき、機械的では無く、電気的な制動によってエネルギーを吸収するため、モータ軸に大きなよじりを生じない。そのため、モータ21の寿命を延ばすことができる。したがって、製品寿命を格段に長くできる。
なお、ここで、クラッチ・ブレーキ回路30のトランジスタT0をオンするタイミングは、例えば、クラッチ・ブレーキ27の作動遅れ(タイムラグ)を考慮して、全開位置設定マイクロスイッチLS1や全閉位置設定マイクロスイッチLS2が開弁あるいは閉弁を検出した際に、その検出した時点や検出した時点を基に、装置の特性に合わせて決めることで、慣性力を効果的に低減できる。
また、実施形態では、モータ21を誘導モータとしてクラッチ・ブレーキ27を設けたものについて述べたが、本願発明は、誘導モータに簡易ブレーキを内蔵したレバーシブルモータにも適用されるものである。この場合、内蔵ブレーキをクラッチ・ブレーキ27として使用しても良いし、内蔵ブレーキを使用せずに別にクラッチ・ブレーキ27を設けても良い。
19 弁
20 出力軸
21 モータ
22 伝達機構
23 ゼンマイバネ
27 クラッチ・ブレーキ
C1 進相用コンデンサ
D ダイオード直列回路
D1 ダイオード
D2 ダイオード
L1 主巻線
L2 補助巻線
S1 第1のスイッチ手段
S2 第2のスイッチ手段
S3 第3のスイッチ手段

Claims (5)

  1. 弁を接続した出力軸と誘導モータを複数のギヤを組み合せた伝達機構を介して連結し、前記弁を閉じる方向に付勢するバネと制動用のクラッチ・ブレーキを設け、前記モータを作動してバネを巻きながら弁を開放し、弁が開放すると制御用のクラッチ・ブレーキを作動したのち、前記モータをオフにして弁を開放状態で保持し、緊急時にバネの付勢力でもって弁を閉じるようにした電動遮断弁において、
    前記モータを作動して弁が開放した際、前記モータをオフにして直流電流を入力したのち、クラッチ・ブレーキを作動することを特徴とする電動遮断弁。
  2. 上記モータを作動して弁が閉じた際、前記モータをオフにして直流電流を入力したのち、クラッチ・ブレーキを作動することを特徴とする請求項1に記載の電動遮断弁。
  3. 上記モータが、交流電源に第1のスイッチ手段を介して並列に接続された主巻線と補助巻線をロータに直交させて配置し、前記補助巻線と直列に進相用コンデンサを挿入した単相誘導モータに、
    前記進相用コンデンサと並列に、ダイオードのカソード端子同士を接続したダイオード直列回路を接続し、そのコンデンサと並列に接続したダイオード直列回路のカソード端子同士の接続点を第2のスイッチ手段を介して交流電源と接続されたものとし、
    前記第1のスイッチ手段をオンにして弁が開放した際、第1のスイッチ手段をオフにして、第2のスイッチ手段をオンにしたのち、クラッチ・ブレーキを作動することを特徴とする請求項1に記載の電動遮断弁。
  4. 上記弁が閉じた際、上記第1のスイッチ手段をオフにして、第2のスイッチ手段をオンにしたのち、クラッチ・ブレーキを作動することを特徴とする請求項3に記載の電動遮断弁。
  5. 上記補助巻線と直列に挿入されたコンデンサとの接続点を、第3のスイッチ手段を介して交流電源と接続し、前記スイッチ手段をオンすることでモータを逆転するようにした請求項3または4に記載の電動遮断弁。
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