JP2014136584A - 箱詰め装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】箱詰め装置10では、制御部が、レギュレータ31を制御することによって、持上げシリンダ29内の空気の待ち受け圧力は、製品が落下する前のピストン29aが自己に作用する力を持上げシリンダ29内の空気に伝達しながら徐々に沈んでいく程度に設定されている。その結果、ピストン29aが沈み易く、製品落下時の衝撃を適切に吸収することができる。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る箱詰め装置10の正面図である。また、図2は、箱詰め装置10の側面図である。図1及び図2において、箱詰め装置10は、ローラーシャッタ21、可動コンベア23、可動プレート25、スプリング27と、持上げシリンダ29、レギュレータ31、保持シリンダ33、衝撃吸収部材35、及び制御部40を備えた構成である。
(2−1)ローラーシャッタ21
図2に示すとおり、ローラーシャッタ21は、製品を箱Bの開口部上方まで搬送する機能と、下方に回動して製品を落下させる機能とを有する。それゆえ、2つのローラー式のコンベア21a,21bを同一水平面上に並べて配置され、各コンベア21a,21bの端部のうち箱Bの開口部から遠い側の端部を中心に回動することができる。
可動コンベア23は、ローラーシャッタ21の下方に箱Bを搬送する機能と、箱B内に製品が落下したと同時に降下する機能とを有している。可動コンベア23は、箱Bの底面全体を載せることができる程度の大きさのローラー式のコンベアである。具体的には、複数のローラー23aと、各ローラー23aを水平に且つ回転自在に保持する側板23bとを有している。
可動プレート25は、可動コンベア23を支える機能と、箱B内に製品が落下したと同時に可動コンベア23と共に降下する機能とを有している。可動プレート25は、可動コンベア23の側板23bの下端を支持することによって、可動コンベア23のローラー23aとの間に鉛直方向の間隔を確保している。
スプリング27は、圧縮コイルバネである。スプリング27は、可動プレート25の4隅それぞれに配置されており、可動プレート25の降下時の加速を圧縮によって適度に抑制する。なお、このような圧縮コイルバネを支持する構成として、コイル内を貫通する支持棒が設けられるのが一般的であり、図示していないが、本実施形態においても、スプリング27のコイル中心と可動プレート25の各隅を貫通する支持棒(図示せず)が設けられる。したがって、可動プレート25はその支持棒にガイドされて降下し、スプリング27もその支持棒に沿って圧縮される。
持上げシリンダ29は、ピストン29aを介して可動プレート25の下面を支持しており、可動プレート25の降下時の加速を適度に抑制する機能と、降下した可動プレート25を持上げて箱Bを原位置まで復帰させる機能とを有している。なお、箱Bの原位置とは、製品の落下を待ち受ける位置である。
保持シリンダ33は、箱Bを原位置へ復帰させた後の持上げシリンダ29が次の製品落下に備えて待ち受け圧力を調整するまでの間、可動プレート25の原位置に保持する。なお、可動プレート25の原位置とは、箱Bが原位置であるときの可動プレート25の位置である。
衝撃吸収部材35は、スポンジである。もちろん、スポンジに限定されるものではなく、衝撃を吸収できるものであるならばスポンジ以外のものでもよい。衝撃吸収部材35は、可動コンベア23の隣接するローラー23a同士の隙間からローラー23aの上部水平接線より上に突出するように配置されている。
図3は、箱詰め装置10の制御ブロック図である。図3において、制御部40は、CPU41とメモリ43とを搭載している。本実施形態では、制御部40は、ローラーシャッタ21(駆動部)、レギュレータ31、及び退避装置37と信号の送受信ができるように接続されている。
(3−1)動作
以下、箱詰め装置10の動作について、図1及び図4A〜図4Fを参照しながら説明する。また、ここでは、宅配用水パック袋P(以下、水パック袋Pという。)をダンボールの箱Bに投入して積み上げる箱詰め装置を前提に、水パック袋Pが投入され落下したときに破裂しない仕組みを中心に説明する。
この一連の動作を制御フローに沿って説明すると、以下のようになる。なお、図5A及び図5Bは、箱詰め装置10の制御フローチャートである。
(4−1)
箱詰め装置10では、持上げシリンダ29内の空気の待ち受け圧力は、製品が落下する前のピストン29aが自己に作用する力を持上げシリンダ29内の空気に伝達しながら徐々に沈んでいく程度に設定されている。その結果、ピストン29aが沈み易く、製品落下時の衝撃を適切に吸収することができる。
箱詰め装置10では、箱Bを保持シリンダ33のピストン33aによって所定高さ位置に拘束することができるので、次の製品が落下する直前までは箱Bを所定位置に留めて持上げシリンダ29内の空気圧力の調整を行うことができる。また、製品が落下する直前にピストン33aを下方へ素早く退避させることもでき、使い勝手がよい。さらに、持上げシリンダ29内の空気圧力の設定が行なわれるまでは、箱Bは保持シリンダ33によって所定高さ位置に維持されるので、適正な圧力設定時間が確保される。
箱詰め装置10では、箱Bの外底面に接触する衝撃吸収部材35としてのスポンジを備えており、安価な方法で製品への衝撃を緩和することができる。
箱詰め装置10では、第2の製品投入からは、退避手段37が衝撃吸収部材35を箱Bの外底面と接触しない位置へ退避させるので、衝撃吸収部材35の永久変形を防止することができる。
箱詰め装置10では、箱Bを持上げシリンダ29とともに支持するスプリング27を備えており、製品への衝撃を緩和することができる。
箱詰め装置10では、制御部40が、レギュレータ31を介して、空気圧力を落下する製品の順序に応じて異なる値に調整するので、落下する製品ごとに適切な空気圧力で衝撃を緩和することができる。
23 可動コンベア(可動部)
25 可動プレート(可動部)
27 スプリング
29 持上げシリンダ
31 レギュレータ(圧力調整部)
33 保持シリンダ(ロック機構)
35 衝撃吸収部材
37 退避装置(退避手段)
40 制御部
B 箱
P 水パック袋
Claims (9)
- 包装用の箱の中に、複数の製品を順に落として積み上げる箱詰め装置であって、
前記箱を流体圧力の増減によって変位させるシリンダと、
前記シリンダに支持された可動部と、
前記流体圧力を調整する圧力調整部と、
前記圧力調整部を制御する制御部と、
を備え、
前記製品の落下を待ち受けるときの前記流体圧力は、前記製品が落下する前の前記箱に作用する重量によって前記可動部が前記箱に作用する力を前記シリンダ内の流体に伝達しながら徐々に前記シリンダ内に沈む程度である待ち受け圧力に設定される、
箱詰め装置。 - 前記箱を拘束するロック機構をさらに備え、
前記制御部は、前記製品の落下が開始される直前まで前記ロック機構を介して前記箱を所定高さ位置に拘束する、
請求項1に記載の箱詰め装置。 - 前記ロック機構が、第2のシリンダである、
請求項2に記載の箱詰め装置。 - 前記制御部は、前記ロック機構により前記箱を前記所定位置に拘束し、前記流体圧力を前記待ち受け圧力に設定した後、前記ロック機構を解除する、
請求項2に記載の箱詰め装置。 - 前記箱の外底面と前記可動部との間に配置され、前記外底面に接触する衝撃吸収部材をさらに備える、
請求項1に記載の箱詰め装置。 - 前記衝撃吸収部材を前記箱の前記外底面と接触しない位置へ退避させる退避手段をさらに備える、
請求項5に記載の箱詰め装置。 - 前記衝撃吸収部材が、スポンジである、
請求項5又は請求項6に記載の箱詰め装置。 - 前記箱を前記シリンダとともに支持するスプリングをさらに備える、
請求項1に記載の箱詰め装置。 - 前記複数の製品は、少なくとも第1の製品および第2の製品を含み、
前記制御部は、前記圧力調整部を介して、前記流体圧力を前記第1の製品が落下するときと前記第2の製品が落下するときとで異なる値に調整する、
請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の箱詰め装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018138463A (ja) * | 2017-02-24 | 2018-09-06 | ヒラヤマプロダクツ株式会社 | 箱詰装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60148407A (ja) * | 1983-12-14 | 1985-08-05 | テトラ パツク インタ−ナシヨナル アクテイエボラ−グ | 容器詰込み機 |
JPS6277109U (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-18 |
-
2013
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