JP2014136400A - 液体収容容器、及び液体収容容器のセット - Google Patents

液体収容容器、及び液体収容容器のセット Download PDF

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啓 水谷
Toshihiro Niihara
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Abstract

【課題】液体収容容器に備えた1つの液体注入口のみからインクを注入する場合、多くの量のインクを注入するときには、どうしても多くの時間が掛かってしまう。また、2種類以上の液体のそれぞれを個別の液体収容容器に注入して混合する場合、各液体収容容器の下流において液体を混合する必要があり、インクシステムが複雑化する。
【解決手段】液体消費装置に供給する液体を収容するインクタンク100であって、液体を収容する液体収容室と、液体収容室に液体を注入するための複数の液体注入口112a,112bと、液体消費装置に液体を供給するためのインク供給口104と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体収容容器、及び液体収容容器のセットに関する。
液体消費装置の一例であるプリンターは、記録ヘッドから液体を記録対象物(例えば印刷用紙)に吐出して印刷を行う。記録ヘッドへの液体供給技術として、液体収容容器に液体を注入して記録ヘッドに当該液体を供給する技術が知られている。例えば、特許文献1では、プリンターに装着された液体収容容器に1つの液体注入口を備え、当該液体注入口から液体収容容器内にインクを注入できるようにしている。特許文献2では、重合性単量体及び重合開始剤からなる群の液体を2種類以上混合する製造方法が記載されている。また、特許文献3では、2液型の光硬化型インク組成物を、記録ヘッドから吐出する前に混合する記録方法が記載されている。
特開2012−144017号公報 特開2012−169462号公報 国際公開第07/100008号パンフレット
しかしながら、特許文献1では、液体収容容器に備えた1つの液体注入口のみからインクを注入するため、多くの量のインクを注入するときには、どうしても多くの時間が掛かってしまう。また、特許文献2及び特許文献3の場合、個々に保存されている2種類以上の液体のそれぞれを個別の液体収容容器に注入した後、各液体収容容器の下流において液体を混合する必要があり、インクシステムが複雑化することが考えられる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]液体消費装置に供給する液体を収容する液体収容容器であって、前記液体を収容する液体収容室と、前記液体収容室に前記液体を注入するための複数の液体注入口と、前記液体消費装置に前記液体を供給するための液体供給口と、を備えることを特徴とする液体収容容器。
上記した液体収容容器によれば、液体収容室に液体を注入するための液体注入口を複数備えることから、各液体注入口を介して液体を液体収容室に注入することができる。これにより、液体注入口が1つしかない場合に比べて、液体を短時間に液体収容室に注入することが可能になる。また、2種類以上の液体を混合して使用する場合に、各液体を各液体注入口から注入することにより、液体収容容器内で混合されることになり、各液体の混合のためにインクシステムが複雑化するのを回避することができる。
[適用例2]前記液体注入口の数と前記液体収容室の数が同じである、ことを特徴とする上記液体収容容器。
上記した液体収容容器によれば、液体注入口の数と同数の液体収容室を備える。このため、2種類以上の液体を混合して使用する場合に、各液体注入口から注入された液体をそれぞれの液体収容室に一旦蓄えることになる。これにより、各液体収容室に蓄えられた液体を均一に混合して液体消費装置に供給することが可能になる。
[適用例3]前記液体収容室に収容されている前記液体を前記液体収容容器の外部へ排出する液体排出口を備えることを特徴とする上記液体収容容器。
上記した液体収容容器によれば、液体収容室には、液体を外部へ排出する液体排出口が備えられている。これにより、2種類以上の液体を混合して使用する場合に、各液体収容室に蓄えられた液体を液体排出口を介して外部に排出することができ、各液体の混合比率に応じて液体の量を調整することができる。
[適用例4]前記液体排出口は、前記液体収容室の底部、又は前記液体収容室の側面と前記液体注入口が形成された面とが交差する端部よりも前記側面と前記液体供給口が形成された面とが交差する端部に近い位置である鉛直方向下側に配置されていることを特徴とする上記液体収容容器。
上記した液体収容容器によれば、液体排出口は、液体収容室の底面、又は側面の鉛直方向下側に配置されている。これにより、液体収容室の液体に沈降が発生した場合に、底面、又は側面の鉛直方向下側にある液体排出口から、沈降度合いの大きい液体を優先的に排出することができる。
[適用例5]前記液体排出口は、鉛直方向と交差する方向において、前記液体注入口の反対側に配置されていることを特徴とする上記液体収容容器。
上記した液体収容容器によれば、液体排出口は液体注入口の反対側に配置されている。これにより、液体収容室において、液体注入口の反対側に溜まっている比較的古い液体から優先的に排出することができる。
[適用例6]前記液体収容室に収容されている前記液体を、前記液体収容容器の外部から視認するための視認部を有することを特徴とする上記液体収容容器。
上記した液体収容容器によれば、液体収容容器の外部から液体を視認するための視認部を有する。これにより、液体注入口から液体を注入するときに、液体収容室の液体の量を視認部を通して確認することができる。この結果、液体収容室に液体を入れ過ぎて液体注入口から溢れさせたり、逆に液体収容室に入れた液体の量が足りなかったりするのを防止することができる。
[適用例7]前記各液体収容容器の前記液体注入口の配置位置は、注入する前記液体の種類に応じて異なることを特徴とする上記液体収容容器のセット。
上記した液体収容容器のセットによれば、各液体収容容器の液体注入口の配置位置は、注入する液体の種類に応じて異なる。これにより、各液体収容容器に異なる種類の液体を注入するときに、液体をどの液体収容容器のどの液体注入口から注入するのかが分かり易くなる。この結果、誤って間違った液体を液体収容容器に注入してしまうようなトラブルを抑制することができる。
[適用例8]前記各液体収容容器に共通の前記液体を注入するための前記液体注入口の配置位置は、前記各液体収容容器に共通であることを特徴とする上記液体収容容器のセット。
上記した液体収容容器のセットによれば、各液体収容容器に共通の液体を注入するための液体注入口の配置位置は、各液体収容容器に共通である。これにより、各液体収容容器に、異なる種類の液体と共通の液体とを注入するときに、共通の液体をどの液体注入口から注入するのかが分かり易くなる。この結果、誤って間違った液体を液体収容容器に注入してしまったり、共通の液体の注入がもれたりするなどのトラブルを抑制することができる。
液体収容容器の一例としてのインクタンクの外観形状を示す斜視図。 第1実施形態のインクタンクの上面をZ方向側から見た平面図。 第1実施形態のインクタンクの内部構造を示す図。 第2実施形態に係る液体収容容器の一例としての4個のインクタンクの外観形状を示す斜視図。 第2実施形態の各インクタンクの上面をZ方向側から見た平面図。 第3実施形態に係る液体収容容器の一例としてのインクタンクの外観形状を示す斜視図。 第3実施形態のインクタンクの上面をZ方向側から見た平面図。 第3実施形態のインクタンクの内部構造を示す図。 第4実施形態のインクタンクの内部構造を示す図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係る液体収容容器について、図面を参照して説明する。
図1は、液体収容容器の一例としてのインクタンク100の外観形状を示す斜視図である。図1に示すように、インクタンク100は、略直方体形状を有しており、内部に液体の一例としてのインクを収容する。インクタンク100は、液体消費装置の一例としてのインクジェットプリンターに備えたホルダー(不図示)に装着され、当該インクジェットプリンターにインクを供給する。
インクタンク100の−Z方向側の底面(底部)には、インクジェットプリンターにインクを供給するための液体供給口としてのインク供給口104が設けられている。インクタンク100の上面(Z方向側の面)には、インクタンク100にインク等の液体を注入するための2つの液体注入口112a,112bが設けられている。液体注入口112a,112bは、インクジェットプリンターにインクを供給する際には、それぞれの栓部材114によって密封されている。一方、インクタンク100に液体を注入する際には、液体注入口112a,112bからそれぞれの栓部材114が取り外される。
インクタンク100の左側面(X方向側の側部)には、インクタンク100の液体量を外部から視認可能な光透過性を有する視認部としての表示窓116a,116bと、インクタンク100に収容されている液体を外部へ排出するための液体排出口122a,122bとが設けられている。各液体排出口122a,122bには、弁機構(不図示)が設けられている。弁機構は、通常は閉状態となっており、液体を外部へ排出するための排出用の例えばチューブなどが挿入された際に開状態となる。
図2は、第1実施形態のインクタンク100の上面をZ方向側から見た平面図である。図2では、液体注入口112a,112bから栓部材114が取り外されている。図2に示すように、インクタンク100の上面の−X方向側の端部の近くには、2つの液体注入口112a,112bがY方向に並んで配置されている。
図3は、第1実施形態のインクタンク100の内部構造を示す図である。図3(a)は、インクタンク100を左側面から見たときの内部構造、(b)は、インクタンク100を右側面(−X方向側の側面)から見たときの内部構造、(c)は、インクタンク100を正面(Y方向側の側面)から見たときの内部構造を示している。
図3(a)〜(c)に示すように、インクタンク100には、液体注入口112aから注入された液体を収容する液体収容室120aと、液体注入口112bから注入された液体を収容する液体収容室120bとが設けられている。また、液体収容室120a,120bの下方(−Z方向)には液体収容室130が設けられている。
図3(b)に示すように、液体収容室120aと液体収容室130とは、それぞれの右側面において液体導出口124a、溝118a、及び液体導入口132aを介して連通している。液体収容室120aの液体は、液体導出口124a、溝118a、及び液体導入口132aを介して液体収容室130に流入することができる。一方、液体収容室120bと液体収容室130とは、それぞれの右側面において液体導出口124b、溝118b、及び液体導入口132bを介して連通している。液体収容室120bの液体は、液体導出口124b、溝118b、及び液体導入口132bを介して液体収容室130に流入することができる。更に、液体収容室130とインク供給口104とは液体導出口134を介して連通している。液体収容室120a,120bから液体収容室130に流入して混合された液体は、液体導出口134、インク供給口104、及びインク供給針(不図示)を介してインクジェットプリンターに供給される。
また、図3(a)に示すように、液体収容室120a,120bの左側面における鉛直方向下側のそれぞれの中央位置には、液体排出口122a,122bが設けられている。また、図3(c)に示すように、これらの液体排出口122a,122bは、鉛直方向と交差する方向となるX方向において、液体注入口112a,112bとは反対側の端部に設けられている。ここで、下側とは、前記インクタンクの側面の2つの端部うち、液体注入口112a、112bが設けられた面と交差することにより形成される端部よりもインク供給口104が形成された面と交差することにより形成される端部側に近い位置をいう。
なお、液体注入口112a,112bの配置位置は、インクタンク100の上面の−X方向側の端部の近くに限られず、上面の任意の位置であっても良い。更に、液体注入口112a,112b配置位置は、インクタンク100の上面に限られず、インクタンク100の側面や底面の任意の位置であっても良い。また、表示窓116a,116bの配置位置は、インクタンク100の左側面に限られず、右側面、正面、背面(−Y方向側の側面)等の他の側面や上面の任意の位置であっても良い。また、液体排出口122a,122bの配置位置は、液体収容室120a,120bの左側面に限られず、右側面、正面、背面等の他の側面や底面の任意の位置であっても良い。また、液体注入口及び液体収容室、のそれぞれの個数は、2つに限られず3つ以上であっても良い。また、液体排出口の個数は、2つに限られず0でも任意の個数であっても良い。
上述したように、本実施形態では、インクタンク100の上面に2つの液体注入口112a,112bが設けられている。そして、インクタンク100の内部には、液体注入口112a,112bから注入されたそれぞれの液体を収容する液体収容室120a,120bと、各液体収容室120a,120bの液体が流入して混合される液体収容室130が設けられている。
これにより、例えば、光硬化型インクを用いるインクジェットプリンターの場合、液体注入口112aから例えば色材を含む液体を液体収容室120aに注入し、もう1つの液体注入口112bから例えば重合開始剤を含む液体を液体収容室120bに注入する。そして、液体収容室130において2種類の液体が混合されて、光硬化型インクとしてインク供給口104を介してインクジェットプリンターに供給することができる。このように、2種類の液体を別々に保存しておき、それぞれの液体をインクタンク100に注入し、インクジェットプリンターにおいて吐出する前に混合する形態が可能になる。また、インクタンク100は、液体注入口112a,112bと、液体収容室120a,120b,130とを設けるだけの簡単な構成であることから、液体を混合するためにインクシステムが複雑化するのを回避することができる。
更に、各液体収容室120a,120bには、収容されている液体を外部へ排出するための液体排出口122a,122bが設けられている。これらの液体排出口122a,122bにより、各液体収容室120a,120bに注入した液体の量が多過ぎた場合、液体排出口122a,122bから液体を外部へ排出することによって適量に調整することができる。例えば、上述した光硬化型インクのための色材を含む液体と、重合開始剤を含む液体とを所定の混合比となるように液量を調整する場合に、液体注入口112a,112bからの注入と、液体排出口122a,122bからの排出とによって容易に液量を調整することができる。このとき、インクタンク100に設けられた各液体収容室120a,120b用の表示窓116a,116bを通して液体の量を視認することができるので、作業を容易に行うことができる。
更に、液体排出口122a,122bは、液体収容室120a,120bの側面の下側や底面に位置することにより、液体成分が液体収容室120a,120b内で沈降した場合に、沈降度合いの大きい液体から優先的に外部へ排出することができる。また、液体排出口122a,122bが液体注入口112a,112bとは反対側の端部に位置することにより、液体注入口112a,112bの真下周辺に溜まっている注入してから時間があまり経過していない液体ではなく、液体注入口112a,112bの反対側に溜まっている注入してから時間が経過した古い液体から優先的に外部へ排出することができる。これらにより、液体収容室120a,120b内での液体の濃さのバラツキを低減することができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係る液体収容容器について、図面を参照して説明する。
第2実施形態では、インクジェットプリンターに装着する4個のインクタンクのそれぞれに、第1実施形態におけるインクタンク100に対して一部変更を行った構成を適用する例を示している。なお、以下では、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付与し、詳細な説明を省略することとする。
図4は、第2実施形態に係る液体収容容器の一例としての4個のインクタンク101の外観形状を示す斜視図である。本実施形態において、図4に示す4個のインクタンク101K,101C,101M,101Yのそれぞれは、ブラックインク用、シアンインク用、マゼンタインク用、イエローインク用のインクタンクである。また、各インクタンク101には、第1実施形態のインクタンク100と同様に、インク供給口104、表示窓116a,116b、及び液体排出口122a,122bが設けられている。
各インクタンク101の上面には、第1実施形態のインクタンク100と同様に、2つの液体注入口112a,112bが設けられている。具体的には、インクタンク101Kの上面には液体注入口112aK,112bK、インクタンク101Cの上面には液体注入口112aC,112bC、インクタンク101Mの上面には液体注入口112aM,112bM、インクタンク101Yの上面には液体注入口112aY,112bYがそれぞれ設けられている。
図5は、第2実施形態の各インクタンク101の上面をZ方向側から見た平面図である。図5では、各液体注入口112a,112bから栓部材114が取り外されている。図5に示すように、各インクタンク101において1つの液体注入口112aとなる液体注入口112aK,112aC,112aM,112aYは、それぞれがX方向にずらして配置されている。一方、各インクタンク101においてもう1つの液体注入口112bとなる液体注入口112bK,112bC,112bM,112bYは、それぞれがX方向の同位置に配置されている。
なお、本実施形態における各インクタンク101の内部構造は、図3に示す第1実施形態のインクタンク100と同様に、2つの液体注入口112a,112bから注入された液体を収容する2つの液体収容室120a,120bと、これらの液体収容室120a,120bからの液体が流入することのできる1つの液体収容室130が設けられている。また、各インクタンク101におけるインク供給口104、表示窓116a,116b、及び液体排出口122a,122bは、第1実施形態と同様の構成及び機能を有している。
上述したように、本実施形態では、インクジェットプリンターに装着する各インクタンク101に2つの液体注入口112a,112bが設けられている。そして、各インクタンク101の液体注入口112aは、それぞれがX方向にずらして配置され、もう1つの液体注入口112bは、それぞれがX方向の同位置に配置されている。
液体注入口112aがずらして配置されていることにより、各インクタンク101に異なる種類の液体を注入するときに、液体をどのインクタンク101のどの液体注入口112aから注入するのかの対応付けが明確になる。更に、液体を収容した注入用容器(不図示)の一部を液体注入口112aから挿入して液体を注入する場合に、隣り合う液体注入用容器が互いに接触して同時に注入できなくなる等の問題を回避することができる。また、もう1つの液体注入口112bが同位置に配置されていることにより、例えば、各インクタンク101に共通の液体をどの液体注入口から注入するのかが明確になる。例えば、上述した光硬化型インクのための色材を含む液体と重合開始剤を含む液体とを各インクタンク101に注入する場合に、各インクタンク101用の異なる色材を含む液体については、ずらして配置された各液体注入口112aから注入し、各インクタンク101に共通な重合開始剤を含む液体については、液体注入口112bから注入する。これにより、誤って間違った液体をインクタンク101に注入してしまうようなトラブルを抑制することができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態に係る液体収容容器について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付与し、詳細な説明を省略することとする。
図6は、第3実施形態に係る液体収容容器の一例としてのインクタンク102の外観形状を示す斜視図である。図6に示すように、本実施形態のインクタンク102と第1実施形態のインクタンク100とは、液体注入口112c,112dの位置、液体排出口122c,122dの位置、及びインクタンク102の内部構造が異なる。
図7は、第3実施形態のインクタンク102の上面をZ方向側から見た平面図である。図7では、液体注入口112c,112dから栓部材114が取り外されている。本実施形態では、図7に示すように、インクタンク102の上面には、2つの液体注入口112c,112dがX方向に並んで配置されている。また、液体注入口112cは、インクタンク102の上面のX方向における略中央に位置している。一方、液体注入口112dは、インクタンク102の上面の−X方向側端部の近くに位置している。
図8は、第3実施形態のインクタンク102の内部構造を示す図である。図8(a)は、インクタンク102を左側面から見たときの内部構造、(b)は、インクタンク102を正面から見たときの内部構造、(c)は、インクタンク102を背面から見たときの内部構造を示している。
図8(a)〜(c)に示すように、インクタンク102には、液体注入口112cから注入された液体を収容する液体収容室120cと、液体注入口112dから注入された液体を収容する液体収容室120dとが設けられている。また、液体収容室120c,120dの下方には液体収容室130が設けられている。
図8(c)に示すように、液体収容室120cと液体収容室130とは、それぞれの背面において液体導出口124c、溝118c、及び液体導入口132cを介して連通している。液体収容室120cの液体は、液体導出口124c、溝118c、及び液体導入口132cを介して液体収容室130内に流入することができる。一方、液体収容室120dと液体収容室130とは、それぞれの背面において液体導出口124d、溝118d、及び液体導入口132dを介して連通している。液体収容室120dの液体は、液体導出口124d、溝118d、及び液体導入口132dを介して液体収容室130内に流入することができる。更に、第1実施形態のインクタンク100と同様に、液体収容室120c,120dから液体収容室130に流入して混合された液体は、インク供給口104からインク供給針を介してインクジェットプリンターに供給される。
また、図8(b)に示すように、液体収容室120c,120dの正面における鉛直方向下側のX方向端部寄りの位置には、それぞれ液体排出口122c,122dが設けられている。即ち、液体排出口122c,122dのそれぞれは、鉛直方向と交差する方向となるX方向において液体注入口112c,112dとは反対側の端部に設けられている。
なお、インクタンク102では、第1実施形態のインクタンク100と異なり、インクタンク102の液体の量を外部から視認可能な表示窓が設けられていないが、インクタンク102の側面や上面に表示窓を設けて液体の量を視認可能な構成としても良い。
上述したように、本実施形態では、第1実施形態とは液体注入口112c,112dの位置、液体排出口122c,122dの位置、及びインクタンク102の内部構造が異なるが、第1実施形態と同様に、インクタンク102の上面に2つの液体注入口112c,112dが設けられている。そして、インクタンク102の内部には、第1実施形態と同様に、液体注入口112c,112dから注入されたそれぞれの液体を収容する液体収容室120c,120dと、各液体収容室120c,120dの液体が流入して混合される液体収容室130が設けられている。これにより、本実施形態では、第1実施形態のインクタンク100における効果と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態に係る液体収容容器について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を付与し、詳細な説明を省略することとする。
第4実施形態に係る液体収容容器の一例としてのインクタンク103は、図6に示す第3実施形態のインクタンク102の外観形状を示す斜視図、及び図7に示す第3実施形態のインクタンク102の上面をZ方向側から見た平面図がそのまま適用できることから、これらの説明を省略する。本実施形態のインクタンク103と第3実施形態のインクタンク102とはインクタンクの内部構造が異なる。
図9は、第4実施形態のインクタンク103の内部構造を示す図である。図9(a)は、インクタンク103を左側面から見たときの内部構造、(b)は、インクタンク103を正面から見たときの内部構造を示している。
図9(a),(b)に示すように、インクタンク103には2つの液体注入口112e,112fが設けられているが、インクタンク103の内部は、第3実施形態のインクタンク102と異なり、1つの液体収容室130のみが設けられている。つまり、液体注入口112e,112fのそれぞれから注入された液体は、全て1つの液体収容室130に収容されることになる。そして、第3実施形態のインクタンク102と同様に、液体収容室130に注入された液体は、インク供給口104からインク供給針を介してインクジェットプリンターに供給される。なお、液体注入口の個数は、2つに限られず3つ以上であっても良い。
上述したように、本実施形態では、インクタンク103の上面に2つの液体注入口112e,112fが設けられている。そして、インクタンク103の内部には、液体注入口112e,112fから注入された液体を収容する液体収容室130が設けられている。
これにより、液体注入口が1つしかないインクタンクと比べて、2つの液体注入口112e,112fから液体を短時間に液体収容室130に注入することが可能になる。また、注入用容器の一部を液体注入口112e,112fから挿入して液体を注入する場合に、注入用容器を液体注入口112e,112fのそれぞれに挿入したままの状態にすることで、インクタンク103に何本の注入用容器を注入したのかを明確にすることができ、作業効率の向上が期待できる。
(変形例1)
上述した実施形態では、光硬化型インクのための色材を含む液体と、重合開始剤を含む液体とを混合する例について述べたが、これに限られない。例えば、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の顔料を適量混合して配合したり、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の顔料のほかに、ライトマゼンタ、ライトシアン等の同系列の淡色顔料を加えて混合したりしても良く、任意の種類の液体を混合するケースについて適用することができる。
(変形例2)
上述した実施形態では、本発明を、液体消費装置としてのインクジェットプリンター及び液体収容容器としてのインクタンクに適用する例について説明したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体消費装置に用いても良い。また、本発明は、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の印刷装置に流用可能である。「液滴」とは、印刷装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、印刷装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、物質が液相であるときの状態のものであれば良く、粘性の高い又は低い液状態、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上述した実施形態で説明したようなインクや、液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。印刷装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解の形で含む液体を噴射する印刷装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する印刷装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する印刷装置であっても良い。更に、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する印刷装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する印刷装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する印刷装置を採用しても良い。
100,101,102,103…インクタンク、104…インク供給口、112a,112b,112c,112d…液体注入口、114…栓部材、116a,116b…表示窓、118a,118b,118c,118d…溝、120a,120b,120c,120d,130…液体収容室、122a,122b,122c,122d…液体排出口、124a,124b,124c,124d,134…液体導出口、132a,132b,132c,132d…液体導入口。

Claims (8)

  1. 液体消費装置に供給する液体を収容する液体収容容器であって、
    前記液体を収容する液体収容室と、
    前記液体収容室に前記液体を注入するための複数の液体注入口と、
    前記液体消費装置に前記液体を供給するための液体供給口と、を備えることを特徴とする液体収容容器。
  2. 前記液体注入口の数と前記液体収容室の数が同じである、ことを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  3. 前記液体収容室に収容されている前記液体を前記液体収容容器の外部へ排出する液体排出口を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体収容容器。
  4. 前記液体排出口は、前記液体収容室の底部、又は前記液体収容室の側面と前記液体注入口が形成された面とが交差する端部よりも前記側面と前記液体供給口が形成された面とが交差する端部に近い位置である鉛直方向下側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の液体収容容器。
  5. 前記液体排出口は、鉛直方向と交差する方向において、前記液体注入口の反対側に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液体収容容器。
  6. 前記液体収容室に収容されている前記液体を、前記液体収容容器の外部から視認するための視認部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の液体収容容器。
  7. 前記各液体収容容器の前記液体注入口の配置位置は、注入する前記液体の種類に応じて異なることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の液体収容容器のセット。
  8. 前記各液体収容容器に共通の前記液体を注入するための前記液体注入口の配置位置は、
    前記各液体収容容器に共通であることを特徴とする請求項7に記載の液体収容容器のセット。
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