JP2014136332A - 波状中芯シート積層板の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中芯シートやライナーシートが、樹脂素材である場合や、不織布、メッシュ素材などの通気性のあるシートである場合においても、波状シート加工積層を一連の工程で行うことができる波状中芯シート積層板の提供。
【解決手段】中芯シート11を、上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との間に噛み込ませて波状の波状中芯シート12に加工し、上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との隙間から排出された波状中芯シート12を、その排出方向で、下段歯型ロール31の外方に配置されたシート案内部材41の内側に当接させるとともに、その内周に沿って下段歯型ロール31方向に巻き回し、下段歯型ロール31と第1ラミネートロール61との間で、波状中芯シート12と第1ライナーシート13とを積層して波状中芯シート積層板15を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、波状中芯シート積層板、その製造方法及びその製造装置に関し、
特に、中芯シートやライナーシートに、不織布、メッシュ素材などの通気性のある通気性シートを用いた波状中芯シート積層板、その製造方法及びその製造装置に関する。
従来、段ボール業界では、紙のコルゲート加工方法が広く行われている。
例えば、円周面に波状の歯型を形成した上段歯型ロールと下段歯型ロールを噛み合わせるように配置し、これらの歯型ロールの噛み合い部に芯紙を送り込んで通過させることにより、芯紙を波状に加工する。そして、波状芯紙の段頂部に糊を塗布して、別途案内されてきたライナーシートと貼着され片面段ボールをコルゲート加工方法により製造する方法がある。
しかしながら、この方法では、噛み合わせるように配置された上段歯型ロールと下段歯型ロールとの噛み合い部から排出された波状芯紙は、遠心力で直進方向に進行したり、上段歯型ロールに圧着されたままであったりして、波状芯紙は下段歯型ロール方向に巻き回されず、続く工程で、下段歯型ロールに巻き回してライナーシートとの積層加工を行うことが困難であった。
このような下段歯型ロールから波板紙が浮き上がるのを防止するために種々な提案がされている。
例えば、特許文献1に示すように、アッパーロール(上段歯型ロール)上に、メインロール(下段歯型ロール)に対し中芯材の内面となる側にメインロールへの仮り糊付け装置を設け、中芯材の内面に仮り糊付けを行うことで、波状に成形された中芯材がメインロールから浮き上がるのを防止している。
しかしながら、この方法は、中芯材に塗布した糊が、歯型ロールの表面に残って汚れとなるという問題がある。
実開昭55−118720号公報
そこで、本発明は、中芯材に糊を塗布することなく、上段歯型ロールと下段歯型ロールとの噛み合い部から排出された波状中芯シート(コルゲートという場合もある)を、下段歯型ロールに巻き回してライナーシートとの積層加工を、一連の工程で得られる波状中芯シート積層板、その製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、中芯シートやライナーシートが、樹脂素材である場合や、不織布、メッシュ素材などの通気性のあるシートである場合においても、波状シート加工積層を一連の工程で行って得られる波状中芯シート積層板、その製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の波状中芯シート積層板は、中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、該波状中芯シートを、上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層してなることを特徴とする。
(2)本発明の波状中芯シート積層板は、中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、該波状中芯シートを、上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層した後、さらに、第2ラミネートロールと第3ラミネートロールとの間で、第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層してなることを特徴とする。
(3)本発明の波状中芯シート積層板は、上記(1)又は(2)において、前記中芯シート、第1ライナーシート、第2ライナーシートの1以上が通気性のある通気性シートであることを特徴とする。
(4)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、該波状中芯シートを、上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層することを特徴とする。
(5)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、上記(4)において、前記第1ライナーシートとともに接着シートを下段歯型ロールに供給し、該接着シートを介して、波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層することを特徴とする請求項4に記載の波状中芯シート積層板の製造方法。
(6)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、該波状中芯シートを、上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層した後、さらに、第2ラミネートロールと第3ラミネートロールとの間で、第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層することを特徴とする。
(7)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、上記(4)乃至(6)のいずれかにおいて、前記下段歯型ロールの外周に、ロール周回溝がロール軸方向に対して垂直面で周回するように設けられており、該ロール周回溝を通して吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するようにしたことを特徴とする。
(8)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、上記(4)乃至(7)のいずれかにおいて、前記中芯シート、第1ライナーシート、第2ライナーシートの1以上が通気性のある通気性シートであることを特徴とする。
(9)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、上記(4)乃至(8)のいずれかにおいて、前記波状中芯シートと第1ライナーシート又は/及び第2ライナーシートとを積層して波状中芯シート積層板を形成した後、冷却装置によって波状中芯シート積層板を冷却することを特徴とする。
(10)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、中芯シートをそれらの隙間に噛み込ませて波状の波状中芯シートに形成して排出する上段歯型ロール及び下段歯型ロールと、波状中芯シートの排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材と、下段歯型ロール方向に案内され巻き回された波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するための吸引装置と、下段歯型ロールの下側に配置され波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するための第1ラミネートロールと、を備え、
上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出された波状中芯シートをシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層するようにしたことを特徴とする。
(11)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、上記(10)において、前記第1ライナーシートとともに接着シートを下段歯型ロールに供給し、該接着シートを介して、波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するようにしたことを特徴とする。
(12)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、中芯シートをそれらの隙間に噛み込ませて波状の波状中芯シートに形成して排出する上段歯型ロール及び下段歯型ロールと、波状中芯シートの排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材と、下段歯型ロール方向に案内され巻き回された波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するための吸引装置と、下段歯型ロールの下側に配置され波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するための第1ラミネートロールと、第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層するための第2ラミネートロールと第3ラミネートロールと、を備え、
上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出された波状中芯シートをシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層した後、さらに、第2ラミネートロールと第3ラミネートロールとの間で、第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層することを特徴とする。
(13)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、上記(10)乃至(12)のいずれかにおいて、前記下段歯型ロールの外周に、ロール周回溝がロール軸方向に対して垂直面で周回するように設けられており、該ロール周回溝を通して吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するようにしたことを特徴とする。
(14)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、上記(10)乃至(13)のいずれかにおいて、前記波状中芯シートと第1ライナーシート又は/及び第2ライナーシートとを積層して波状中芯シート積層板を形成した後、波状中芯シート積層板を冷却する冷却装置を設けたことを特徴とする。
本発明の波状中芯シート積層板は、上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出された波状の波状中芯シートを下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層して得られるので、波状中芯シートの下段歯型ロール方向へ拘束して、波状中芯シートの形状崩れを防止することができる。
また、中芯シートやライナーシートが、樹脂素材である場合や、不織布、メッシュ素材などの通気性のあるシートである場合においても、シート案内部材よって波状中芯シートを下段歯型ロール方向へ拘束するので、波状中芯シートの波状の形状を崩すことなしに、波状中芯シート積層板を製造することができる。
図1は、本発明の実施形態1にかかる波状中芯シート積層板の製造方法及び製造装置を示す概略説明図である。 図2は、図1の部分拡大図である。 図3は、下段歯型ロールの外方に設けたシート案内部材の取り付け状態を示す正面図である。 図4は、下段歯型ロールの外周に、ロール軸方向に対して垂直面で周回するように設けられたロール周回溝を示す正面図である。 図5は、本発明の実施形態2にかかる波状中芯シート積層板の製造方法及び製造装置を示す概略説明図である。 図6は、本発明の実施形態3にかかる波状中芯シート積層板の製造方法及び製造装置を示す概略説明図である。 図7は、本発明の実施形態4にかかる波状中芯シート積層板の製造方法及び製造装置を示す概略説明図である。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態1にかかる波状中芯シート積層板の製造方法及び製造装置を示す概略説明図である。図2は、図1の部分拡大図である。
図示するように、実施形態1では、先ず、中芯シート11を、上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との間に噛み込ませて、段差を有した波状の波状中芯シート(コルゲート)12に加工する。
そして、上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との隙間から排出された波状中芯シート12を、その排出方向で、下段歯型ロール31の外方に配置されたシート案内部材41の内側に当接させるとともに、その内周に沿って下段歯型ロール31方向に案内して巻き回し、下段歯型ロール31と第1ラミネートロール61との間で、波状中芯シート12と別途下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシート13とを積層する。
この場合の積層は、波状中芯シート12の段頂部12aと第1ライナーシート13とを接着するようにして、波状中芯シート12の波状の形態を型崩れさせないようにする。
なお、段差は、上段歯型ロールと下段歯型ロールとで形成される波状形態の山と谷の差をいう。また、波状とは、サインカーブ形状の他、段差の山谷が鋭利形状となったもの、凹凸形状のものなどをいう。
また、波状中芯シート12を下段歯型ロール31に巻き回しするとともに、吸引装置51を用いて波状中芯シート12を下段歯型ロール31方向に吸引して、波状中芯シート12を下段歯型ロール31方向に拘束するので、波状中芯シート12を下段歯型ロール31の外周に密着させることができ、波状中芯シート12の波状の形態を維持することができる。
なお、上段、下段歯型ロールとは、外周面に歯型を設けたギアロールをいい、上段、下段歯型ロールは噛み合うようになっており、この上段、下段歯型ロールを通過した中芯シートは波形状に加工される。
次に、下段歯型ロール31の外周に密着させられた状態の波状中芯シート12は、下段歯型ロール31の下方に配置された第1ラミネートロール61に別途供給された第1ライナーシート13と積層される。
なお、第1ライナーシート13の、波状中芯シート12の段頂部12aとの接着予定部には、予め接着剤が筋状に塗布されている。
そして、第1ライナーシート13を、第1ラミネートロール61の前工程に配置された予熱ロール62を通過させることにより、筋状に塗布された接着剤を軟化させて波状中芯シート12の段頂部12aとの接着を容易にすることができる。
すなわち、第1ライナーシート13に、形成される波状中芯シート12の段頂部12aの間隔に合致させて、接着剤を塗布しておくことにより、段頂部12aとの接着を容易に行うことができる。
なお、接着剤の塗布形態としては、筋状、ドット状、蜘蛛の巣状、全面など、適宜変更可能である。
中芯シート11や第1ライナーシート(後述する第2ライナーシートも同様)としては、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、アクリル、ウレタンなど、又はこれらの混合素材の樹脂シートや、同じ素材を用いた不織布などが挙げられる。また、紙や布、金属箔などのシート、金属繊維や炭素繊維などを織ったシート、樹脂フィルムにアルミを蒸着したシートなども挙げられる。また、上記シートが、メッシュ素材などの貫通孔が形成された通気性のある通気性シートも適用できる。さらに、上記素材を積層したシートも適用可能である。
<吸引装置>
また、図示するように、波状中芯シート12が巻き回される下段歯型ロール31の反対側に、吸引装置51を設けている。吸引装置51によって、波状中芯シート12を下段歯型ロール31方向に吸引して、上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との隙間から排出された波状中芯シート12を下段歯型ロール31方向に密着させて巻き回すようにすることがさらに容易になる。この結果、波状中芯シート12は下段歯型ロール31から浮き上がりや、波状の形状を崩すことなく、次工程の第1ラミネートロール61方向へ搬送させることができる。
<冷却措置>
なお、第1ラミネートロール61での積層後において、波状中芯シート積層板15に、冷却措置52で冷風を噴射することにより、接着剤を急冷させて接着効果を早期に固定化させることができる。
<温度差>
なお、上下の歯型ロールに温度差を付与することもできる。例えば、中芯シート11を波状に加工する際の上段歯型ロール21の温度(例えば125℃)を下段歯型ロール31の温度(例えば150℃)よりも低くすることで、波状中芯シート12の上段歯型ロール21への固着力を小さくし、下段歯型ロール31への固着力を大きくすることで、波状中芯シート12が上段歯型ロール21から剥離し易くし、下段歯型ロール31へ巻き回し易くすることができる。
<シート案内部材>
図3は、下段歯型ロールの外方に設けたシート案内部材の取り付け状態を示す正面図である。図3及び図2の拡大説明図に示すように、シート案内部材41は、波状中芯シート12の排出側であって、下段歯型ロール31の外方に、下段歯型ロール31の外周と隙間を設けて配置されている。
これにより、上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との隙間から排出した波状中芯シート12を、シート案内部材41の内側に当接させるとともにその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すことができる。
さらに、下段歯型ロール31の外周に巻き回された波状中芯シート12が、下段歯型ロール31の回転による遠心力により下段歯型ロール31の歯型周面から浮き上がり、波形状の形が崩れることを防止することができる。
なお、中芯シートが、段ボールのような紙素材の場合は通気性がないので吸引装置によって歯型ロールに固着させて加工することができるが、不織布のような通気性素材では吸引効果が減少するので、歯型ロールに固着させることができない。よって、シート案内部材41を、下段歯型ロール31の外周と隙間を設けて取り付けることにより、上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との隙間から排出された波状中芯シート12を、下段歯型ロール31の外方に配置されたシート案内部材41の内周に沿って案内し、下段歯型ロール31方向に巻き回すようにして、波状中芯シート12は下段歯型ロール31から浮き上がること無しに、次工程で第1ラミネートロール61で第1ライナーシートと接着させることができる。
下段歯型ロール31の外方に配置されたシート案内部材41としては、例えば、図2の拡大図に示すように、下段歯型ロールと外周に沿った形状の半月状の薄板(厚み5mm)が挙げられるが、波状中芯シート12を下段歯型ロール31方向へ案内して下段歯型ロール31方向に巻き回すようにすることができるような治具であれば、その形状を特に規定するものではない。実施形態では、図3に示すように、シート案内部材41を、下段歯型ロール31の外周と5mmの間隔を空けて、下段歯型ロール31の軸方向に5cm間隔で配置している。
なお、シート案内部材41は、波状中芯シート12の拘束程度の可変ができるように、シート案内部材進退機構42によって下段歯型ロール31との間隔を調整できるようになっている。また、シート案内部材41との間隔をその上下でそれぞれ変えられるようになっている(図2参照)。シート案内部材進退機構42としては、例えばエアシリンダ、スクリューネジ等が挙げられる。
<ロール周回溝>
図4は、下段歯型ロールの外周に、ロール周回溝がロール軸方向に対して垂直面で周回するように設けられている状態を示す正面図である。ロール周回溝32の形成により、吸引装置51による吸引の空気がロール周回溝32に沿って流れるので、下段歯型ロール31方向に波状中芯シート12の吸引をより促進させることができる。
なお、ロール周回溝32は、下段歯型ロールの歯及びロールのベース(歯型の谷部)を削って、幅5mm、深さ7mmで、下段歯型ロール31を周回するように溝を形成したものである。実施形態では、このようなロール周回溝32を、下段歯型ロール31の軸方向に5cm間隔で配置している。
なお、溝の幅や深さ、数などは、中芯シートやライナーシートの種類に応じて適宜決められる。
また、下段歯型ロール31の軸方向において、前記シート案内部材41の配置は、ロール周回溝32の配置と合致させることが好ましいが、特に規定するものではない。
<実施形態2>
<両面ライナーシート積層板>
図5は、本発明の実施形態2にかかる波状中芯シート積層板の製造方法及び製造装置を示す概略説明図である。図示するように、実施形態2では、波状中芯シート積層板15の上側にさらに第2ライナーシート13aを積層して、波状中芯シートの両面にライナーシートを積層した波状中芯シート積層板15aを製造する点で実施形態1と異なるが、その他の点では同一である。すなわち、実施形態2では、中芯シート11を上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シート12とし、該波状中芯シート12を、上段歯型ロール21と下段歯型ロール31との隙間から排出させ、その排出方向で下段歯型ロール31の外方に配置されたシート案内部材41に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール31方向に案内して巻き回すとともに、吸引装置51によって波状中芯シート12を下段歯型ロール31方向に吸引し、別途、下段歯型ロール31の下方に供給された第1ライナーシート13と、下段歯型ロール31と第1ラミネートロール61との間で積層した後、さらに、第2ラミネートロール61aと第3ラミネートロール61bとの間で、第1ライナーシート13を積層した波状中芯シート12の反対面に第2ライナーシート13aを積層して、両面にライナーシートを積層した波状中芯シート積層板15aを製造する。
なお、両面にライナーシートを積層した後、第2ライナーシート13aの接着を早期固定化するため、第2ライナーシート13a側に冷却装置52を設けることもできる。
<実施形態3>
<接着シート>
図6は、本発明の実施形態3にかかる波状中芯シート積層板の製造方法及び製造装置を示す概略説明図である。図示するように、実施形態3では、波状中芯シート12の片面に接着シート16を介して第1ライナーシート13を積層した波状中芯シート積層板15を製造する点で実施形態1と異なるが、その他の点では実施形態1と同様である。すなわち、第1ライナーシート13とともに接着シート16を下段歯型ロール31に供給し、接着シート16を介して、波状中芯シート12と第1ライナーシート13とを積層する。
これにより、第1ライナーシートに接着剤を予め塗布する作業を省略することができ、波状中芯シート積層板製造の省力化が図れる。
なお、接着シートとしては、ラミネートロールの加熱により軟化又は溶融する樹脂フィルム(ホットメルトシート)が挙げられ、その素材としては、ポリアクリル、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)、ポリオレフィンなどが挙げられる。
また、接着シートは、シート状の他、メッシュ状、ネット状、クモの巣状のもの(例えば呉羽テック(株)の商品名ダイナック)など、波状中芯シート積層板の用途によって、適宜決定する。
<実施形態4>
<両面−接着シート>
図7は、本発明の実施形態4にかかる波状中芯シート積層板の製造方法及び製造装置を示す概略説明図である。図示するように、実施形態4では、波状中芯シート12の両面に接着シート16、16aを介して第1ライナーシート13及び第2ライナーシート13aを積層した波状中芯シート積層板15aを製造する点で実施形態2と異なるが、その他の点では実施形態2と同様である。すなわち、第1ライナーシート13とともに接着シート16を下段歯型ロール31に供給し、接着シート16を介して、波状中芯シート12と第1ライナーシート13とを積層する。
さらに、第2ラミネートロール61aと第3ラミネートロール61bとの間で、第1ライナーシート13を積層した波状中芯シート12の反対面に、接着シート16aを介して第2ライナーシート13aを積層して、両面にライナーシートを積層した波状中芯シート積層板15aを製造する。
これにより、第1ライナーシート及び第2ライナーシートに接着剤を予め塗布する作業を省略することができ、波状中芯シート積層板製造の省力化が図れる。
中芯シート12として、直径10mmの貫通孔を形成したメッシュポリプロピレンシート(厚み5mm)を用いて、送り速度3m/分で、ロール温度125℃の上段歯型ロール21とロール温度150℃の下段歯型ロール31の間を通過させ、段差20mmの波状中芯シート12を製造した。
別途、第1ライナーシート13として、直径0.1mmの貫通孔を形成したメッシュポリプロピレンシート(厚み0.1mm)を供給して、ロール温度120℃の第1ラミネートロール61によって、波状中芯シート12上に積層して、通気性を有する波状中芯シート積層板15を製造した。
なお、第1ライナーシート13には、波状中芯シート12と接着する箇所に筋状の接着剤を予め塗布しておいた。
完成した波状中芯シート積層板は、各シート間の剥離はみられなかった。
中芯シート12として、ポリエチレンシート(厚み0.1mm)を用いて、送り速度12m/分で、ロール温度125℃の上段歯型ロール21とロール温度150℃の下段歯型ロール31の間を通過させ、段差10mmの波状中芯シート12を製造した。
別途、第1ライナーシート13として、不織布(厚み0.1mmのポリエチレンシート)を供給して、ロール温度100℃の第1ラミネートロール61によって、波状中芯シート12上に積層して、通気性を有する波状中芯シート積層板15を製造した。
なお、第1ライナーシート13と波状中芯シート12との間には、0.2厚の接着シート(ポリエステル製のホットメルトシート)を介装した。
完成した波状中芯シート積層板は、各シート間の剥離はみられなかった。
中芯シート12として、ポリウレタンシート(厚み0.1mm)を用いて、送り速度5m/分で、ロール温度125℃の上段歯型ロール21とロール温度150℃の下段歯型ロール31の間を通過させ、段差2mmの波状中芯シート12を製造した。
別途、第1ライナーシート13としてアルミ箔(厚み0.1mm)を供給して、ロール温度100℃の第1ラミネートロール61によって、クモの巣状の接着シート16を介して波状中芯シート12の片面に積層した。
さらに第2ライナーシートとして紙(厚み0.1mm)を供給して、ロール温度100℃の第2ラミネートロール61aによって、クモの巣状の接着シート16aを介して反対面に積層した。
本発明の波状中芯シート積層板は、壁層、床、屋根などの建築部材や、通気目的のためのシートなどに利用できる。
また、濾過面積を増加させたフィルターなどにも適用できる。さらに、精密機器の梱包材や包装材としても利用でき、産業上の利用可能性が極めて高い。
11 中芯シート
12 波状中芯シート
12a 波状中芯シートの段頂部
13 第1ライナーシート
13a 第2ライナーシート
14 波状中芯シート
15,15a 波状中芯シート積層板
16,16a 接着シート
21 上段歯型ロール
31 下段歯型ロール
32 ロール周回溝
41 シート案内部材
42 シート案内部材進退機構
51 吸引装置
52 冷却装置
61 第1ラミネートロール
61a 第2ラミネートロール
61b 第3ラミネートロール
62 予熱ロール
本発明は、波状中芯シート積層の製造方法及びその製造装置に関し、特に、中芯シートやライナーシートに、不織布、メッシュ素材などの通気性のある通気性シートを用いた波状中芯シート積層板の製造方法及びその製造装置に関する。
そこで、本発明は、中芯材に糊を塗布することなく、上段歯型ロールと下段歯型ロールとの噛み合い部から排出された波状中芯シート(コルゲートという場合もある)を、下段歯型ロールに巻き回してライナーシートとの積層加工を、一連の工程で得られる波状中芯シート積層板の製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、中芯シートやライナーシートが、樹脂素材である場合や、不織布、メッシュ素材などの通気性のあるシートである場合においても、波状シート加工積層を一連の工程で行って得られる波状中芯シート積層板の製造方法及びその製造装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、
樹脂製の中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、
該波状中芯シートを、上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、
その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層する積層板の製造方法であって、
前記上段歯型ロールの温度を前記下段歯型ロールの温度よりも低くすることを特徴とする。
(2)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、上記(1)において、
前記第1ライナーシートとともに接着シートを下段歯型ロールに供給し、該接着シートを介して、波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層することを特徴とする。
(3)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、
樹脂製の中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、
該波状中芯シートを、
上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、
その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層した後、
さらに、第2ラミネートロールと第3ラミネートロールとの間で、
第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層する積層板の製造方法であって、
前記上段歯型ロールの温度を前記下段歯型ロールの温度よりも低くすることを特徴とする。
(4)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、上記(1)乃至(3)のいずれかにおいて、
前記下段歯型ロールの外周に、ロール周回溝がロール軸方向に対して垂直面で周回するように設けられており、
該ロール周回溝を通して吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するようにしたことを特徴とする。
(5)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、上記(1)乃至(4)のいずれかにおいて、
前記波状中芯シート積層板を構成するシートの1以上が通気性のある通気性シートであることを特徴とする。
(6)本発明の波状中芯シート積層板の製造方法は、上記(1)乃至(5)のいずれかにおいて、
前記波状中芯シート積層板を形成した後、
冷却装置によって波状中芯シート積層板を冷却することを特徴とする。
(7)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、
樹脂製の中芯シートをそれらの隙間に噛み込ませて波状の波状中芯シートに形成して排出する上段歯型ロール及び下段歯型ロールと、
波状中芯シートの排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材と、
下段歯型ロール方向に案内され巻き回された波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するための吸引装置と、
下段歯型ロールの下側に配置され波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するための第1ラミネートロールと、
を備え、
上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出された波状中芯シートをシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層するようにした積層板の製造装置であって、
前記上段歯型ロールの温度を前記下段歯型ロールの温度よりも低くすることを特徴とする。
(8)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、上記(7)において、
前記第1ライナーシートとともに接着シートを下段歯型ロールに供給し、
該接着シートを介して、波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するようにしたことを特徴とする。
(9)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、
樹脂製の中芯シートをそれらの隙間に噛み込ませて波状の波状中芯シートに形成して排出する上段歯型ロール及び下段歯型ロールと、
波状中芯シートの排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材と、
下段歯型ロール方向に案内され巻き回された波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するための吸引装置と、
下段歯型ロールの下側に配置され波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するための第1ラミネートロールと、
第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層するための第2ラミネートロールと第3ラミネートロールと、
を備え、
上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出された波状中芯シートをシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層した後、
さらに、第2ラミネートロールと第3ラミネートロールとの間で、
第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層するようにした積層板の製造装置であって、
前記上段歯型ロールの温度を前記下段歯型ロールの温度よりも低くすることを特徴とする。
(10)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、上記(7)乃至(9)のいずれかにおいて、
前記下段歯型ロールの外周に、ロール周回溝がロール軸方向に対して垂直面で周回するように設けられており、
該ロール周回溝を通して吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するようにしたことを特徴とする。
(11)本発明の波状中芯シート積層板の製造装置は、上記(7)乃至(10)のいずれかにおいて、
前記波状中芯シート積層板を形成した後、波状中芯シート積層板を冷却する冷却装置を設けたことを特徴とする。

Claims (14)

  1. 中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、
    該波状中芯シートを、
    上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、
    その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
    吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
    別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
    下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層してなることを特徴とする波状中芯シート積層板。
  2. 中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、
    該波状中芯シートを、
    上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、
    その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
    吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
    別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
    下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層した後、
    さらに、第2ラミネートロールと第3ラミネートロールとの間で、
    第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層してなることを特徴とする波状中芯シート積層板。
  3. 前記中芯シート、第1ライナーシート、第2ライナーシートの1以上が通気性のある通気性シートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の波状中芯シート積層板。
  4. 中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、
    該波状中芯シートを、
    上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、
    その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
    吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
    別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
    下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層することを特徴とする
    波状中芯シート積層板の製造方法。
  5. 前記第1ライナーシートとともに接着シートを下段歯型ロールに供給し、
    該接着シートを介して、波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層することを特徴とする請求項4に記載の波状中芯シート積層板の製造方法。
  6. 中芯シートを上段歯型ロールと下段歯型ロールとの間に噛み込ませて波状に形成して波状中芯シートとし、
    該波状中芯シートを、
    上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出させ、
    その排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
    吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
    別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
    下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層した後、
    さらに、第2ラミネートロールと第3ラミネートロールとの間で、
    第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層することを特徴とする波状中芯シート積層板の製造方法。
  7. 前記下段歯型ロールの外周に、ロール周回溝がロール軸方向に対して垂直面で周回するように設けられており、
    該ロール周回溝を通して吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するようにしたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の波状中芯シート積層板の製造方法。
  8. 前記中芯シート、第1ライナーシート、第2ライナーシートの1以上が通気性のある通気性シートであることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の波状中芯シート積層板の製造方法。
  9. 前記波状中芯シートと第1ライナーシート又は/及び第2ライナーシートとを積層して波状中芯シート積層板を形成した後、
    冷却装置によって波状中芯シート積層板を冷却することを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載の波状中芯シート積層板の製造方法。
  10. 中芯シートをそれらの隙間に噛み込ませて波状の波状中芯シートに形成して排出する上段歯型ロール及び下段歯型ロールと、
    波状中芯シートの排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材と、
    下段歯型ロール方向に案内され巻き回された波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するための吸引装置と、
    下段歯型ロールの下側に配置され波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するための第1ラミネートロールと、
    を備え、
    上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出された波状中芯シートをシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
    吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
    別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
    下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層するようにしたことを特徴とする
    波状中芯シート積層板の製造装置。
  11. 前記第1ライナーシートとともに接着シートを下段歯型ロールに供給し、
    該接着シートを介して、波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するようにしたことを特徴とする請求項10に記載の波状中芯シート積層板の製造装置。
  12. 中芯シートをそれらの隙間に噛み込ませて波状の波状中芯シートに形成して排出する上段歯型ロール及び下段歯型ロールと、
    波状中芯シートの排出方向で下段歯型ロールの外方に配置されたシート案内部材と、
    下段歯型ロール方向に案内され巻き回された波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するための吸引装置と、
    下段歯型ロールの下側に配置され波状中芯シートと第1ライナーシートとを積層するための第1ラミネートロールと、
    第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層するための第2ラミネートロールと第3ラミネートロールと、
    を備え、
    上段歯型ロールと下段歯型ロールとの隙間から排出された波状中芯シートをシート案内部材に当接させてその内周に沿って下段歯型ロール方向に案内して巻き回すとともに、
    吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引し、
    別途、下段歯型ロールの下方に供給された第1ライナーシートと、
    下段歯型ロールと第1ラミネートロールとの間で積層した後、
    さらに、第2ラミネートロールと第3ラミネートロールとの間で、
    第1ライナーシートを積層した波状中芯シートの反対面に第2ライナーシートを積層することを特徴とする波状中芯シート積層板の製造装置。
  13. 前記下段歯型ロールの外周に、ロール周回溝がロール軸方向に対して垂直面で周回するように設けられており、
    該ロール周回溝を通して吸引装置によって波状中芯シートを下段歯型ロール方向に吸引するようにしたことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の波状中芯シート積層板の製造装置。
  14. 前記波状中芯シートと第1ライナーシート又は/及び第2ライナーシートとを積層して波状中芯シート積層板を形成した後、
    波状中芯シート積層板を冷却する冷却装置を設けたことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の波状中芯シート積層板の製造装置。
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