JP2014136166A - 残渣分別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリ袋等の軽質物が残渣と絡まった状態でも軽質物を分離することが可能な残渣分別装置の提供。
【解決手段】入口端部が閉蓋された横倒円筒形状で側面下側に多数のメッシュ孔が設けられたドラム2と、ドラム2と同軸で駆動装置により回転駆動されるシャフト20と、螺旋板状に形成されシャフト20と同軸に、シャフト20から離隔し且つ外側辺とドラム内面との間を空けて設けられたスクリュー羽板21と、一端がシャフト20に連結され他端がスクリュー羽板21に連結されたスポークロッド22と、ドラム2の入口端側の上部側面に設けた投入ホッパ6と、ドラム2の出口端に設けた排出シュータ7と、基端がブロワに接続され、先端がドラム2の入口端蓋の中心から偏倚した位置を貫通し且つシャフト20の回転方向に向けてドラム2内に開口する送風管11を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンポストなどの残渣からポリ袋などの軽質な混合物を分離する残渣分別装置に関する。
コンポストなどの残渣を分離する残渣分別装置として、トロンメル(trommel:回転篩)が従来から広く用いられている。トロンメルは、金網または打抜孔を有する鋼板を円筒または円錐形に造り、横にして回転するものであり、元々、鉱石・石炭・鋳物砂などを粒度別にふるい分ける装置であるが、コンポストなどの残渣選別にも利用される。このような残渣選別装置としては、特許文献1〜3のものが公知である。
特許文献1に記載の破砕塵の選別機(残渣分別装置)(特許文献1の図1〜4を参照)は、中心軸周りに回転する円筒状篩31を備え、円筒状篩31の内部に気流搬送されてきた破砕塵を、円筒状篩31の軸線方向に搬送しながら分級し選別するものである。この破砕塵の選別機において、破砕機2によって破砕された袋(ビニールシートやポリ袋等)入りの塵は、気流による圧送機構により破砕機2の排出口24から水平に送出され、破砕塵導入ダクト4を経由して円筒状篩31の投入筒41に水平に気流搬送される。比重の大きい湿った塵は破砕塵導入ダクト4において下部の排出シュート61に落下し分離される。塵袋等のビニールシート類は、風によって円筒状篩31の中を通過して出口まで送られ、出口に設けられた回収部で回収される。一方、比較的比重の大きい塵は円筒状篩31の内底面に落下する。円筒状篩31はローラ16,17,18,19により回転駆動されており、落下した塵は円筒状篩31の回転に伴い攪拌される。また、円筒状篩31の内面には、スクレーパである塵送り刃44が設けられており、塵送り刃44は円筒状篩31の内底面の塵を掻き上げ掻き混ぜると共に、その傾斜によって塵を円筒状篩31の出口方向に移動させる。円筒状篩31の各位置の網目を通過した塵は落下して、サイズ別に分級される。
特許文献2に記載の廃棄物分別機(残渣分別装置)(特許文献2の図1を参照)は、廃棄物を重質物(金属、陶器・磁器等)と軽質物(ポリ袋、樹脂フィルム等)とに分別するものである。この廃棄物分別機10は、回転ドラム17a,17b及び回転ドラム17a,17bの全体を覆う外郭12を軸方向に傾斜配置し、この外郭12の略中央上側に廃棄物投入口13を、外郭12の底面の傾斜上端に軽質物排出口14を、外郭12の底面の傾斜下端に重質物排出口15を設け、外郭12の同軸上で、且つ廃棄物投入口13の上側と下側に無数のパンチングホール16を設けた回転ドラム17a,17bを回転可能に配置し、上側・下側の回転ドラム17a,17bの対向端に接続筒18を被嵌し、回転ドラム17a,17bの中心軸より下方に並行して、螺旋翼19を設けた回転軸20を外郭12の鏡板22a,22bを貫通して設置している。また、外郭12の傾斜下端の鏡板22aに空気吹き込み口23を開口し、この空気吹き込み口23にブロワ26を接続して、傾斜下方から上方へ送風するようにしている。この廃棄物分別機10では、廃棄物投入口13から廃棄物が投入されると、ブロワ26からの送風によって軽質物は傾斜上方に吹き飛ばされて、軽質物排出口14から排出される。重質物は、回転ドラム17a,17bによりサイズ別に分級される。
特許文献3に記載の廃棄物の回転選別装置(残渣分別装置)も、基本的に特許文献1に記載のものと同様である。
特開2000−126684号公報 特開2007−144382号公報 特開平4−358578号公報
ところで、実際に残渣分別を行う場合、残渣中には生ゴミのような水分を多く含み且つ絡まりやすい残渣が多く含まれており、これがポリ袋やビニールなどと混合された状態にある場合が多く見られる。このような残渣では、残渣中に含まれるポリ袋やビニールなどの軽質物は、ブロワからの送風による気流だけでは容易には吹き飛ばされない場合が多く見られる。また、特許文献1,3の残渣分別装置は、回転する円筒状篩内に、残渣を入口から出口方向へ押し流すためのスクレーパ(特許文献1の塵送り刃44、特許文献3の掻き上げ板5)を備えているが、これらのスクレーパは気流の障害となるため、ブロワからの気流の殆どは円筒状篩の中心軸付近を通過する。そのため、残渣と絡まりあった軽質物は吹き飛ばされずに残り、十分な分別を行うことができないという問題があった。
特許文献2の残渣分別装置も、回転軸20と螺旋翼19からなるスクリュ(特許文献2の図1参照)の上方に送風する構造であるため、同様に、残渣と絡まりあった軽質物は吹き飛ばされずに残り、十分な分別を行うことができないという問題があった。
また、特許文献1〜3に記載されたような従来の気流選別式の残渣分別装置は、円筒状篩の中心軸と平行な方向に空気を送入しているため、送入された空気は、大部分が気流抵抗が小さい中央の空間を真っ直ぐに吹き抜けてしまい、十分な気流選別効果を得られないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、ポリ袋やビニールなどの軽質物が残渣と絡まりあった状態にあるような場合でも、軽質物を残渣から十分に分離することが可能な残渣分別装置を提供することにある。
本発明に係る残渣分別装置の第1の構成は、横倒円筒形状に形成され、入口端部が閉蓋され、側面下側に多数のメッシュ孔が設けられたドラムと、
前記ドラム内に、前記ドラムの中心軸と同軸に設けられ、駆動装置により回転駆動されるシャフトと、
螺旋板状に形成され、前記ドラム内に、前記シャフトと同軸に、前記シャフトから離隔し且つ外側辺と前記ドラム内面との間に間隙を空けて設けられたスクリュー羽板と、
一端が前記シャフトに連結され、前記シャフトから前記ドラムの半径方向に延設され、他端が前記スクリュー羽板に連結された複数のスポークロッドと、
前記ドラムの入口端側の上部側面に連通して設けられた投入ホッパと、
前記ドラムの出口端に連通して設けられた排出シュータと、
基端が前記ドラムの入口側端に送風する空気を圧送するブロワに接続され、先端が、前記ドラムの入口端部の蓋の中心から偏倚した位置を貫通し且つ前記シャフトの回転方向に向けて前記ドラム内に開口する送風管と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、駆動装置によりシャフト及びスポークロッドを介してスクリュー羽板を回転駆動させるとともに、ブロワにより送風管を通して送風すると、スクリュー羽板の回転方向と同方向に旋回しながら、ドラムの入口端から出口端の排出シュータへ流れる気流が生じる。ここで、スクリュー羽板は螺旋状(螺旋巻きされたリボン状)の一枚の板であり、ブロワからの気流はこのスクリュー羽板とシャフトとの間の空間を旋回しながら流れる。この状態で、ポリ袋やビニールシートなどが混合した残渣を投入ホッパから投入すると、残渣はスクリュー羽板により攪拌されつつドラムの側面下側のメッシュ孔により細粒が篩い分けられる。このとき、ポリ袋などの軽質な混合物は、旋回する気流によってドラム中心に向けて巻き上げられ、シャフトとスクリュー羽板との間の空間を通って気流により排出シュータへと圧送される。これにより、ポリ袋やビニールなどの軽質物が残渣と絡まりあった状態にあるような場合でも、軽質物を残渣から十分に分離することが可能となる。
本発明に係る残渣分別装置の第1の構成は、前記第1の構成において、前記送風管は先端側が複数の分岐管に分岐しており、前記各分岐管の先端は、前記ドラムの入口端部の蓋の中心を対象点として、回転対称となる位置を貫通して設けられていることを特徴とする。
このように、複数の分岐管により入口端部の蓋部からシャフトの回転方向に向かって旋回する気流を入れることで、ドラム内により強い旋回気流が形成されて、ポリ袋などの軽質な混合物をより効率的に分離することができる。
本発明に係る残渣分別装置の第3の構成は、前記第1又は2の構成において、前記スクリュー羽板の外側辺に連結され、該外側辺と前記ドラム内面との間の間隙に設けられたスクレーパを、一乃至複数備えたことを特徴とする。
この構成によれば、スクレーパがドラム内面に付着した残渣などを定期的に掻き取るため、ドラムの側面下側のメッシュ孔が目詰まりするのを効果的に防止することができる。
本発明に係る残渣分別装置の第4の構成は、前記第1乃至3の何れか一の構成において、前記ドラムの下方に設置され、前記ドラムのメッシュ孔から落下する残渣の篩い分けを行う篩分装置を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ドラムのメッシュ孔で分離された残渣の細粒を、篩分装置によりさらに粒径別に分離することができる。
以上のように、本発明によれば、ドラム内に、螺旋板状のスクリュー羽板を、シャフトと同軸に、シャフトから離隔し且つ外側辺とドラム内面との間に間隙を空けて設け、基端がドラムの入口側端に送風する空気を圧送するブロワに接続された送風管を、その先端が、ドラムの入口端部の蓋の中心から偏倚した位置を貫通し且つシャフトの回転方向に向けてドラム内に開口するように設けたことにより、ブロワからの気流がドラム内で旋回して流れて竜巻状となり、渦流の性質により軽質物は旋回流の渦中心に向けて集められ、シャフトとスクリュー羽板との間の空間を通って気流により排出シュータへと圧送される。これにより、ポリ袋やビニールなどの軽質物が残渣と絡まりあった状態にあるような場合でも、軽質物を残渣から十分に分離することが可能な残渣分別装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係る残渣分別装置の正面外観図である。 図1の残渣分別装置の右側面外観図(B−B矢視図)である。 図1の残渣分別装置のA−A矢視断面図である。 ドラム2内に設置されたシャフト20及びスクリュー羽板21の構造を模式的に示す図である。(a)は斜視図、(b)は正面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る残渣分別装置の正面外観図である。図2は、図1の残渣分別装置の右側面外観図(B−B矢視図)である。図3は、図1の残渣分別装置のA−A矢視断面図である。
残渣分別装置1は、横倒円筒形状に形成されたドラム2を備え、このドラム2は入口端部が鏡板3により閉蓋されている。ドラム2は上半分2aと下半分2bとの2つの半円筒形の部分を対合させて構成されており、下半分2bはメッシュ状の部材によって構成されている。ドラム2の出口側は、上半分2aが鏡板4により閉蓋され、下半分2bは開口している。そしてこのドラム2は、その中央部分に於いて、鉄骨で組まれた架台5に固定されている。
ドラム2の入口端側の上部側面には、粉砕された残渣を投入するための投入ホッパ6が設けられており、この投入ホッパ6は下部がドラム2内に連通している。一方、ドラムの出口端には、下半分の開口に連通して排出シュータ7が設けられている。排出シュータ7からは、投入された残渣から選別されるポリ袋やビニルシートなどの軽質物が排出される。排出シュータ7を覆うようにして、排出部カバー8が設置されており、排出シュータ7から排出される軽質物は、この排出部カバー8内に落下する。排出部カバー8の底部から背面側に延出して、排出コンベア9が設置されている。排出部カバー8内に落下した軽質物は、排出コンベア9のベルト上に落下して、排出コンベア9により外部に搬出される。
ドラム2の下方には、篩分装置10が設置されている。篩分装置10は、ドラム2の下半分2aのメッシュ孔を通って落下する残渣の篩い分けを行う。この篩分装置10は、振動フィーダが使用されており、矩形枠内にメッシュが張られた板状の篩板10aと、篩板10aの下部に取り付けられた加振機10bと、篩板10a上で飛び跳ねる残渣が周囲に飛散するのを防止するための透明板状の飛散防止カバー10cとを備えている。篩板10aは、ドラム2の入口端側から出口端側に向かって下方に傾斜するように設置されている。加振機10bは、篩板10aの傾斜上部の底面に固定されている。加振機10bの振動によって篩板10aが振動し、篩板10a上に落下した残渣は、篩板10a上を跳躍しながら傾斜下方に向かって移動する。この際、篩板10aのメッシュ孔より小さいサイズの残渣は、篩板10aの下部の回収トレイ15に落下し分級される。篩板10aのメッシュ孔を通らなかったサイズの大きな破片は、篩板10aの傾斜下方に設けられた回収トレイ16に回収される。
尚、ドラム2の下半分2bの両側には、図3に示したように、集塵板12,12が傾斜設置されている。ドラム2のメッシュを通過した残渣は、集塵板12,12により中央に集められ、篩板10a上に落下する。また、集塵板12,12によってドラム2の下半部のメッシュ部分が外側から閉塞されているため、ドラム2内の気流がメッシュを通過して外側に流出するのが抑止されている。
ドラム2内には、図3に示すように、ドラム2の中心軸と同軸にシャフト20が設けられている。シャフト20は、その両端が、鏡板3,4で軸承されている。また、シャフト20は、ドラム2の入口端側の鏡板3に固定設置された駆動装置13により回転駆動される。図2,図3,図4(a)において、シャフト20の回転方向を矢印Aで示す。
ドラム2の入口端側の鏡板3には、送風管11が接続されている。送風管11は、上流側端(基端)が、ドラム2の入口側端に送風する空気を圧送するためのブロワ(図示せず)に接続されている。また、下流側(先端側)は、2つの分岐管11a,11bに分岐しており、分岐管11a,11bの先端は、それぞれ鏡板3の中心から偏倚した位置に貫通接続されており、分岐管11a,11bの接続位置は、鏡板3の中心を対象点として、2回対称となる位置とされている。そして、分岐管11a,11bの先端は、シャフト20の回転方向Aに向けてドラム2内に開口している。
さらに、架台5のドラム2の下方には、第2の送風管14が接続されており、送風管14の先端は、篩分装置10の篩板10aの上方に開口している。送風管14の基端は、ブロワ(図示せず)に接続されている。送風管14から篩板10aの上方に送気がされ、ドラム2から篩板10a上に落下してくる残渣に混合する軽質物(ポリ袋やビニルシートなどの破片)は、この気流によって篩板10aの傾斜下方へ吹き飛ばされ、回収トレイ16に回収される。
さらに、ドラム2内には、シャフト20と同軸に、螺旋板状に形成されたスクリュー羽板21が設けられている。図4に、ドラム2内に設置されたシャフト20及びスクリュー羽板21の構造を模式的に示す。図4(a)は斜視図、図4(b)は正面図である。また、図4では構造を分かりやすく示すため、ワイヤフレーム図で表している。図4に示すように、スクリュー羽板21は、1枚の長尺鋼板を、リボンを巻くように螺旋状に曲げて形成されている。スクリュー羽板21は、短尺の板幅方向がドラム2の半径方向からドラム2の出口側方向に向けて若干傾斜するように形成されている。スクリュー羽板21の螺旋の中心軸はシャフト20と同軸であり、螺旋径は全長に亘りすべて同径である。また、スクリュー羽板21の板幅は、ドラム2の径よりも小さいため、スクリュー羽板21の内側辺はシャフト20から離隔し、スクリュー羽板21とシャフト20との間に広い空間が形成されている。具体的には、図4aの例では、スクリュー羽板21の板幅wは、ドラム2の内半径rの1/23とされているが、これは用途に応じて適宜調整されが、旋回気流を通過させるためにスクリュー羽板21とシャフト20との間の空間はなるべく広くとる方がよいため、w/rは1/4〜1/30程度に設計するのが好適である。スクリュー羽板21とドラム20内面との摩擦を防止するため、スクリュー羽板21の外側辺とドラム20内面は接触しておらず、10〜20mm程度の間隙が設けられている。
スクリュー羽板21は、複数のスポークロッド22によって、シャフト20に連結されている。各スポークロッド22は、一端がシャフト20に連結され、シャフト20からドラム2の半径方向に延設され、他端がスクリュー羽板21に連結されている。スポークロッド22によってスクリュー羽板21はシャフト20に固定されているため、シャフト20の回転に連動してスクリュー羽板21も回転する。
さらに、スポークロッド22とスクリュー羽板21との各連結部分(ドラム2の両端部を除く。)において、スクリュー羽板21の外側辺に金属棒状のスクレーパ23が連結されている。このスクレーパ23は、ドラム2内の残渣を掻き上げることを目的とするものではなく、ドラム2の内面を擦過して、ドラム2内面に付着する残渣を剥ぎ落とすために設けられたものである。故に、スクレーパ23は、スクリュー羽板21の外側辺とドラム2の内面との間の間隙に設けられておりその幅は狭い。スクリュー羽板21の回転に伴い、スクレーパ23が定期的にドラム2の内面を擦過するため、ドラム2下部のメッシュに残渣が付着してもすぐに剥ぎ落とされ、目詰まりが防止される。
以上のように構成された本実施例に係る残渣分別装置について、以下その動作を説明する。まず、駆動装置13を起動してシャフト20及びスクリュー羽板21を回転させるとともに、ブロワにより送風管11,14に送風し、ドラム2に旋回気流を発生させる。この状態で、事前に破砕機によって破砕された残渣を、投入ホッパ6からドラム2内へ連続的に投入する。投入された残渣は、ドラム2の内底面に堆積するが、スクリュー羽板21の回転によって、ドラム2の出口側端方向へ向けて押し流される。この際、破砕残渣は、スクリュー羽板21によりドラム2の下半分2aのメッシュ上で掻き混ぜられ、メッシュ孔より小さいサイズの残渣が、メッシュ孔を通過して、篩分装置10の篩板10a上へ落下し分離される。また、ドラム2内に形成された竜巻状の旋回気流によって、残渣に混合する軽質物はドラム2の中心方向に巻き上げられ、気流と共に排出シュータ7へ吹き飛ばされる。ここで、送風管11の先端が、ドラム2の入口端部の蓋の中心から偏倚した位置を貫通し且つシャフト20の回転方向Aに向けてドラム20内に開口するようにされているため、ブロワから送られる気流はドラム2内で強制的に強い渦流となる。従って、渦流の性質により、残渣に含まれる軽質物は渦流の渦中心に向けて吸い集められ、シャフト20とスクリュー羽板21との間の空間を通って気流により排出シュータ7へと圧送される。従って、ポリ袋やビニールなどの軽質物が残渣と絡まりあった状態にあるような場合でも、軽質物を残渣から十分に分離することが可能となる。
1 残渣分別装置
2 ドラム
3,4 鏡板
5 架台
6 投入ホッパ
7 排出シュータ
8 排出部カバー
9 排出コンベア
10 篩分装置
10a 篩板
10b 加振機
10c 飛散防止カバー
11 送風管
11a,11b 分岐管
12 集塵板
13 駆動装置
14 送風管
15,16 回収トレイ
20 シャフト
21 スクリュー羽板
22 スポークロッド
23 スクレーパ

Claims (4)

  1. 横倒円筒形状に形成され、入口端部が閉蓋され、側面下側に多数のメッシュ孔が設けられたドラムと、
    前記ドラム内に、前記ドラムの中心軸と同軸に設けられ、駆動装置により回転駆動されるシャフトと、
    螺旋板状に形成され、前記ドラム内に、前記シャフトと同軸に、前記シャフトから離隔し且つ外側辺と前記ドラム内面との間に間隙を空けて設けられたスクリュー羽板と、
    一端が前記シャフトに連結され、前記シャフトから前記ドラムの半径方向に延設され、他端が前記スクリュー羽板に連結された複数のスポークロッドと、
    前記ドラムの入口端側の上部側面に連通して設けられた投入ホッパと、
    前記ドラムの出口端に連通して設けられた排出シュータと、
    基端が前記ドラムの入口側端に送風する空気を圧送するブロワに接続され、先端が、前記ドラムの入口端部の蓋の中心から偏倚した位置を貫通し且つ前記シャフトの回転方向に向けて前記ドラム内に開口する送風管と、を備えた残渣分別装置。
  2. 前記送風管は先端側が複数の分岐管に分岐しており、前記各分岐管の先端は、前記ドラムの入口端部の蓋の中心を対象点として、回転対称となる位置を貫通して設けられていることを特徴とする請求項1記載の残渣分別装置。
  3. 前記スクリュー羽板の外側辺に連結され、該外側辺と前記ドラム内面との間の間隙に設けられたスクレーパを、一乃至複数備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の残渣分別装置。
  4. 前記ドラムの下方に設置され、前記ドラムのメッシュ孔から落下する残渣の篩い分けを行う篩分装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一記載の残渣分別装置。
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