JP2014133484A - シートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置 - Google Patents

シートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シートベルトを巻き取るモータを複数駆動する場合でも、モータを駆動するための構成の規模を抑えることができる、シートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置を提供すること。
【解決手段】シートベルトを巻き取るモータと、前記モータを駆動する駆動部とをそれぞれ有する複数の駆動回路を並列に備えるとともに、前記複数の駆動回路に共通の電流検出部によって、前記モータそれぞれに流れる電流を測定する電流測定部と、前記電流測定部の測定結果を用いて、前記複数の駆動回路を駆動する駆動制御部とを備える、シートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートベルトを巻き取るモータを制御するシートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置に関する。
シートベルト用モータ制御装置に関する先行技術文献として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1には、シートベルトを巻き上げるモータを駆動するHブリッジ回路が開示されている。
特開2010−28878号公報
しかしながら、従来技術では、シートベルトを巻き取るモータを複数駆動するには、モータを駆動するための構成の規模が大きくなりやすい。本発明は、シートベルトを巻き取るモータを複数駆動する場合でも、モータを駆動するための構成の規模を抑えることができる、シートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
シートベルトを巻き取るモータと、前記モータを駆動する駆動部とをそれぞれ有する複数の駆動回路を並列に備えるとともに、
前記複数の駆動回路に共通の電流検出部によって、前記モータそれぞれに流れる電流を測定する電流測定部と、
前記電流測定部の測定結果を用いて、前記複数の駆動回路を駆動する駆動制御部とを備える、シートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置を提供するものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、
シートベルトを巻き取るモータと、前記モータに一方向のみの電流を流す駆動部とをそれぞれ有する複数の駆動回路を並列に備える、シートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置を提供するものである。
本発明によれば、シートベルトを巻き取るモータを複数駆動する場合でも、モータを駆動するための構成の規模を抑えることができる。
一実施形態に係るシートベルト装置の構成図 複数の駆動回路毎の駆動期間を示したタイムチャートの一例 一実施形態に係るシートベルト装置の構成図 複数の駆動回路毎の駆動期間を示したタイムチャートの一例 一実施形態に係るシートベルト装置の構成図 複数の駆動回路毎の駆動期間を示したタイムチャートの一例 複数の駆動回路毎の駆動期間を示したタイムチャートの一例 一実施形態に係るシートベルト装置の構成図 一実施形態に係るシートベルト装置の構成図
図1は、第1の実施形態であるシートベルト装置1の構成図である。シートベルト装置1は、シートベルト11,21と、リトラクタ12,22と、タング14,24と、バックル15,25と、モータ制御装置80とを備えている。例えば、シートベルト11は、運転席に設けられる運転席用シートベルトであり、シートベルト21は、助手席に設けられる助手席用シートベルトである。
シートベルト11,21は、シートに座る乗員を拘束するための帯状部材である。シートベルト11の一方の端部は、リトラクタ12に接続され、シートベルト11のもう一方の端部は、車体又はプリテンショナ装置に接続されている。シートベルトは、ウェビングとも称される。
リトラクタ12は、シートベルト11の巻き取り又は引き出しを可能にする巻き取り装置である。リトラクタ12は、例えば、シートの背もたれ部の側方の車体部位(例えば、ショルダーアンカーが固定されるピラー部の下側部位)に固定されている。
リトラクタ12は、ベルトリール13と、シートベルト11をベルトリール13によって巻き取る又は引き出すモータM1とを備えている。モータM1は、ベルトリール13を巻き取り方向に正回転させることによって、シートベルト11をリトラクタ12のベルトリール13に巻き取ることができ、ベルトリール13を引き出し方向に逆回転させることによって、シートベルト11をリトラクタ12のベルトリール13から引き出すことができる。
モータM1がシートベルト11を巻き取る又は引き出すことによって、例えば、シートベルト11の弛みを適切に調整できる。また、モータM1がシートベルト11を巻き取ることによって、例えば、シートベルト11を自動でリトラクタ12に収納したり、乗員がシートベルト11を持ってリトラクタ12に手動で収納する動作をアシストしたりできる。また、モータM1がシートベルト11を引き出すことによって、例えば、シートベルト11を自動でリトラクタ12から引き出したり、乗員がシートベルト11を持ってリトラクタ12から手動で引き出す動作をアシストしたりできる。
タング14は、車体又はプリテンショナ装置とショルダーアンカーとの間で、シートベルト11にスライド可能に取り付けられた板状部材である。
バックル15は、タング14が着脱される部材である。バックル15は、例えば、シートの座部に対してリトラクタ12とは反対側の車体部位に固定されている。
なお、シートベルト21,リトラクタ22,ベルトリール23,モータM2,タング24、バックル25等の助手席側の構成については、上述の運転席側の構成と同様でよいため、その説明を省略する。
モータ制御装置80は、駆動回路71,72と、電流測定回路50と、制御回路40とを備えている。
駆動回路71は、シートベルト11を巻き取るモータM1と、シートベルト11の巻き取り動作に必要な駆動電流がモータM1に流れるようにモータM1を駆動する駆動部73とを有している。駆動部73は、当該駆動電流を生成してモータM1に供給する、モータM1専用の駆動手段である。駆動回路71は、シートベルト11の引き出し動作に必要な駆動電流がモータM1に流れるようにモータM1を駆動するものでもよい。
駆動回路72は、シートベルト21を巻き取るモータM2と、シートベルト21の巻き取り動作に必要な駆動電流がモータM2に流れるようにモータM2を駆動する駆動部74とを有している。駆動部74は、当該駆動電流を生成してモータM2に供給する、モータM2専用の駆動手段である。
駆動回路71,72は、高電位の電源電位部である電源VBと低電位の電源電位部であるグランド(GND)との間で、並列に接続されている。モータM1の一方の電流端子cは、例えば直接又は駆動部73を介して間接的に、電源VBには接続されているがグランドには接続されていない上流側端子である。モータM1の他方の電流端子dは、例えば直接又は駆動部73を介して間接的に、グランドには接続されているが電源VBには接続されていない下流側端子である。モータM2の一方の電流端子eは、例えば直接又は駆動部74を介して間接的に、電源VBには接続されているがグランドには接続されていない上流側端子である。モータM2の他方の電流端子fは、例えば直接又は駆動部74を介して間接的に、グランドには接続されているが電源VBには接続されていない下流側端子である。
例えば、モータM1の電流端子c及びモータM2の電流端子eが直接又は間接的に接続される接続点bは、電源VBには接続されているがグランドには接続されていない。モータM1の電流端子d及びモータM2の電流端子fが直接又は間接的に接続される接続点aは、グランドには接続されているが電源VBには接続されていない。
駆動部73,74の具体例として、ハーフブリッジ駆動回路、ハイサイドアームのみを有するハイサイド駆動回路、ローサイドアームのみを有するローサイド駆動回路、Hブリッジ駆動回路などが挙げられる。駆動部73,74は、これら以外の駆動方式の駆動回路でもよい。
電流測定回路50は、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流を測定し、その測定結果を制御回路40に対して出力する電流測定部である。電流測定回路50は、例えば、駆動回路71,72に共通の電流検出部53によって、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流を測定する。駆動回路71,72に、別々の電流検出部を設けるのではなく、共通の電流検出部53を設けることによって、モータ制御装置80の規模を抑えて小型化が可能となる。
制御回路40は、電流測定回路50による電流測定結果等を用いて、駆動回路71に構成される駆動部73と、駆動回路72に構成される駆動部74とを、それぞれ駆動する駆動制御部である。制御回路40は、例えば、駆動部73及び駆動部74をそれぞれPWM駆動する。制御回路40の具体例として、CPUを備えるマイクロコンピュータを備えた電子回路が挙げられる。
制御回路40は、例えば、モータM1に一方向のみの電流が流れるように駆動部73を駆動し、モータM2に一方向のみの電流が流れるように駆動部74を駆動する。この場合、駆動部73,74は一方向のみの電流を流す構成を有すればよいので、駆動部73,74の規模を抑えて小型化が可能となる。また、一方向のみに電流を流す駆動部73,74によれば、シートベルト11,21の引き出し方向にモータM1,M2を逆転駆動させる必要がない場合、シートベルト11,21の巻き取り方向に、モータM1,M2を正転駆動させることができる。
制御回路40は、例えば、シートベルト11が設けられる座席に乗員が座っていることが乗員検知センサ30によって少なくとも検知されたとき、電流測定回路50によるモータM1の電流測定結果に応じて、駆動回路71に構成される駆動部73をPWM駆動する。同様に、制御回路40は、例えば、シートベルト21が設けられる座席に乗員が座っていることが乗員検知センサ30によって少なくとも検知されたとき、電流測定回路50によるモータM2の電流測定結果に応じて、駆動回路72に構成される駆動部74をPWM駆動する。
また、制御回路40は、例えば、シートベルト11の着用がバックル15によって少なくとも検知されたとき、電流測定回路50によるモータM1の電流測定結果に応じて、駆動回路71に構成される駆動部73をPWM駆動してもよい。同様に、制御回路40は、例えば、シートベルト21の着用がバックル25によって少なくとも検知されたとき、電流測定回路50によるモータM2の電流測定結果に応じて、駆動回路72に構成される駆動部74をPWM駆動してもよい。
なお、モータM1,M2の駆動許可条件は、このような条件に限られず、他の任意の条件に設定されてもよい。例えば、乗員検知センサ30によって乗員が検知され且つバックル15,25によってシートベルト11,21の着用が検知されたときでもよいし、ドアの開閉動作の検知などの他の条件が更に組み合わされてもよい。
また、電流測定回路50は、駆動回路71,72に共通の電流検出部53を使用するため、制御回路40は、駆動回路71,72を、駆動回路71,72毎に駆動期間を分けて駆動すると、電流の誤検出防止の点で、好適である。
この場合、制御回路40は、駆動回路71を駆動する場合、駆動回路72のモータM2に流れる電流が電流検出部53によって検出されないように、駆動回路72をその動作が停止するように駆動するとよい。逆に、制御回路40は、駆動回路72を駆動する場合、駆動回路71のモータM1に流れる電流が電流検出部53によって検出されないように、駆動回路71をその動作が停止するように駆動するとよい。
これにより、モータM1に流れる電流が電流検出部53に流れているときに、電流測定回路50が、電流検出部53によって検出された電流を、モータM2に流れる電流として、誤って測定することを防止できる。同様に、モータM2に流れる電流が電流検出部53に流れているときに、電流測定回路50が、電流検出部53によって検出された電流を、モータM1に流れる電流として、誤って測定することを防止できる。また、制御回路40が、誤って測定された電流に基づいて、駆動回路71,72を駆動することを防止できる。
図2は、駆動回路71,72の駆動期間の一例を示したタイムチャートである。制御回路40は、駆動回路71,72毎に予め設定された駆動期間で、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流を制御する。駆動期間P1,P3は、駆動回路71が駆動される期間であり、駆動期間P2は、駆動回路72が駆動される期間である。このように、駆動回路71,72の各駆動期間は、互いに重複せずに交互に繰り返されるように、予め設定されている。
図2の場合、制御回路40は、駆動回路71に構成される駆動部73を駆動するタイミングを駆動期間P1で制御する。そして、電流測定回路50は、駆動期間P1内で測定される電流をモータM1に流れる電流として測定し、その測定結果を制御回路40にフィードバックする。制御回路40は、駆動期間P1内で測定された電流に基づいて、駆動部73を駆動するタイミングをフィードバック制御する。
そして、駆動期間P1の経過後、制御回路40は、駆動回路71に流れる電流を止めて、駆動回路72に構成される駆動部74を駆動するタイミングを駆動期間P2で制御する。そして、電流測定回路50は、駆動期間P2内で測定される電流をモータM2に流れる電流として測定し、その測定結果を制御回路40にフィードバックする。制御回路40は、駆動期間P2内で測定された電流に基づいて、駆動部74を駆動するタイミングをフィードバック制御する。
そして、駆動期間P2の経過後、制御回路40は、駆動回路72に流れる電流を止めて、駆動回路71に構成される駆動部73を駆動するタイミングを駆動期間P3で制御する。以下、同様の制御が、制御回路40によって繰り返される。
このように、本実施形態によれば、2つのモータM1,M2を個別に電流制御できるので、シートベルト毎の精度のよい巻き取り制御を容易に実現できる。
図3は、第2の実施形態であるシートベルト装置100の構成図である。上述の実施形態と同様の構成及び動作についての説明は省略又は簡略する。
モータ制御装置81は、駆動回路61,62と、電流測定回路50と、制御回路40とを備えている。駆動回路61は、モータM1を駆動する駆動部として、スイッチング素子T1とスイッチング素子T3とを有するハーフブリッジ駆動回路を有する。駆動回路62は、モータM2を駆動する駆動部として、スイッチング素子T2とスイッチング素子T4とを有するハーフブリッジ駆動回路を有する。
駆動回路61,62は、高電位の電源電位部である電源VBと低電位の電源電位部であるグランド(GND)との間で、互いに並列に接続されている。
駆動回路61は、シートベルト11を巻き取るモータM1と、モータM1の一端の電流端子cに接続される下流側電極を有するハイサイドのスイッチング素子T1と、モータM1の他端の電流端子dに接続される上流側電極を有するローサイドのスイッチング素子T3とを有している。
駆動回路62は、シートベルト21を巻き取るモータM2と、モータM2の一端の電流端子eに接続される下流側電極を有するハイサイドのスイッチング素子T2と、モータM2の他端の電流端子fに接続される上流側電極を有するローサイドのスイッチング素子T4とを有している。
スイッチング素子T1,T2は、高電位の電源電位部である電源VBに接続される上流側電極を有するハイサイドアームであり、スイッチング素子T3,T4は、低電位の電源電位部であるグランド(GND)に接続される下流側電極を有するローサイドアームである。
スイッチング素子T1,T2,T3,T4は、オン/オフ動作する半導体素子であって、例えば、IGBT,MOSFETなどの絶縁ゲートによる電圧制御型パワートランジスタでもよいし、バイポーラトランジスタでもよい。図3には、スイッチング素子T1,T2,T3,T4として、MOSFETが例示的に図示されている。
図3の場合、スイッチング素子T1,T2は、Pチャネル型のMOSFETであり、スイッチング素子T3,T4は、Nチャネル型のMOSFETであるが、制御電極であるゲートを駆動する駆動回路の形態に応じて、Pチャネル型やNチャネル型などの導電型は適宜変更されてよい。バイポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子の場合も同様である。
ダイオードD1,D2,D3,D4は、スイッチング素子T1,T2,T3,T4のボディダイオードでもよいし、スイッチング素子T1,T2,T3,T4に並列に追加接続された整流素子でもよい。
駆動回路61,62のそれぞれは、対応するモータに一方向のみの電流を流す。駆動回路61に対応するモータとは、駆動回路61内のモータM1に相当し、駆動回路62に対応するモータとは、駆動回路62内のモータM2に相当する。駆動回路61は、(T1−c−M1−d−T3)の一方向の順路でモータM1に電流を流してモータM1を駆動し、駆動回路62は、(T2−e−M2−f−T4)の一方向の順路でモータM2に電流を流してモータM2を駆動する。
従来のHブリッジ駆動回路で2つのモータを駆動する場合、2つのHブリッジ駆動回路が必要であるため、スイッチング素子の数は8つ必要であった。これに対し、図3の本実施形態の場合、4つのスイッチング素子T1,T2,T3,T4によって、シートベルト11,21の巻き取り方向に、2つのモータM1,M2を正転駆動させることができる。つまり、図3の本実施形態では、2つのモータM1,M2を駆動する場合でも、モータM1,M2を駆動する駆動回路を構成するスイッチング素子の数が4つに抑えられるので(スイッチング素子T1,T2,T3,T4)、モータM1,M2を駆動する駆動回路の規模を抑えることができる。本実施形態は、シートベルト11,21を引き出す方向にモータM1,M2を逆転駆動させる必要がない場合、駆動回路を小型化できる点で、有利な構成である。
電流測定回路50は、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流を測定し、その測定結果を制御回路40に対して出力する電流測定部である。電流測定回路50は、例えば、駆動回路61,62のローサイドのスイッチング素子T3とT4との接続点aと、グランドとの間の電流経路に直列に挿入された抵抗R1によって、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流の電流量を測定する。抵抗R1は、駆動回路61,62に共通使用される電流検出部である。
なお、電流測定回路50は、例えば、駆動回路61,62のハイサイドのスイッチング素子T1,T2との接続点bと、電源VBとの間の電流経路に直列に挿入された抵抗によって、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流の電流量を測定してもよいし、他の任意の電流測定方式により測定してもよい。
制御回路40は、電流測定回路50による電流測定結果等を用いて、駆動回路61を構成する2つのスイッチング素子T1,T3と、駆動回路62を構成する2つのスイッチング素子T2,T4とを、それぞれ、PWM駆動する駆動制御部である。制御回路40の具体例として、CPUを備えるマイクロコンピュータを備えた電子回路が挙げられる。
制御回路40は、例えば、シートベルト11が設けられる座席に乗員が座っていることが乗員検知センサ30によって少なくとも検知されたとき、電流測定回路50によるモータM1の電流測定結果に応じて、駆動回路61を構成する2つのスイッチング素子T1,T3をPWM駆動する。同様に、制御回路40は、例えば、シートベルト21が設けられる座席に乗員が座っていることが乗員検知センサ30によって少なくとも検知されたとき、電流測定回路50によるモータM2の電流測定結果に応じて、駆動回路62を構成する2つのスイッチング素子T2,T4をPWM駆動する。
乗員検知センサ30の具体例として、乗員が座席に着座することを検知する着座センサ(例えば、座席の座部に設けられた歪みセンサなど)が挙げられるが、他の検知方式の乗員検知センサでもよい。
また、制御回路40は、例えば、シートベルト11の着用がバックル15によって少なくとも検知されたとき、電流測定回路50によるモータM1の電流測定結果に応じて、駆動回路61を構成する2つのスイッチング素子T1,T3をPWM駆動してもよい。同様に、制御回路40は、例えば、シートベルト21の着用がバックル25によって少なくとも検知されたとき、電流測定回路50によるモータM2の電流測定結果に応じて、駆動回路62を構成する2つのスイッチング素子T2,T4をPWM駆動してもよい。
なお、モータM1,M2の駆動許可条件は、このような条件に限られず、他の任意の条件に設定されてもよい。例えば、乗員検知センサ30によって乗員が検知され且つバックル15,25によってシートベルト11,21の着用が検知されたときでもよいし、ドアの開閉動作の検知などの他の条件が更に組み合わされてもよい。
制御回路40は、駆動回路61によって、シートベルト11を巻き取る方向にモータM1を正転駆動でき、駆動回路62によって、シートベルト21を巻き取る方向にモータM2を正転駆動できる。
制御回路40は、正転駆動の場合、例えば、スイッチング素子T1を所定のデューティ比のPWM制御でオン/オフさせ、スイッチング素子T3を常時オンさせる。また、制御回路40は、正転駆動の場合、例えば、スイッチング素子T3を所定のデューティ比のPWM制御でオン/オフさせ、スイッチング素子T1を常時オンさせてもよい。
同様に、制御回路40は、正転駆動の場合、例えば、スイッチング素子T2を所定のデューティ比のPWM制御でオン/オフさせ、スイッチング素子T4を常時オンさせる。また、制御回路40は、正転駆動の場合、例えば、スイッチング素子T4を所定のデューティ比のPWM制御でオン/オフさせ、スイッチング素子T2を常時オンさせてもよい。
ところで、抵抗R1は駆動回路61,62に共通の電流検出部であるため、制御回路40は、駆動回路61,62を、駆動回路61,62毎に駆動期間を分けて駆動すると、電流の誤検出防止の点で、好適である。
この場合、制御回路40は、駆動回路61を駆動する場合、駆動回路62のモータM2に流れる電流が抵抗R1によって検出されないように、駆動回路62を駆動するとよい。例えば、制御回路40は、駆動回路62のモータM2に流れる電流が抵抗R1に流れないように、モータM2に接続されるハイサイドのスイッチング素子T2及び/又はローサイドのスイッチング素子T4をオフ状態に駆動するとよい。
逆に、制御回路40は、駆動回路62を駆動する場合、駆動回路61のモータM1に流れる電流が抵抗R1によって検出されないように、駆動回路61を駆動するとよい。例えば、制御回路40は、駆動回路61のモータM1に流れる電流が抵抗R1に流れないように、モータM1に接続されるハイサイドのスイッチング素子T1及び/又はローサイドのスイッチング素子T3をオフ状態に駆動するとよい。
これにより、モータM1に流れる電流が抵抗R1に流れているときに、電流測定回路50が、抵抗R1によって検出された電流を、モータM2に流れる電流として、誤って測定することを防止できる。同様に、モータM2に流れる電流が抵抗R1に流れているときに、電流測定回路50が、抵抗R1によって検出された電流を、モータM1に流れる電流として、誤って測定することを防止できる。また、制御回路40が、誤って測定された電流に基づいて、駆動回路61,62を駆動することを防止できる。
図4は、駆動回路61,62の駆動期間の一例を示したタイムチャートである。制御回路40は、駆動回路61,62毎に予め設定された駆動期間で、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流を制御する。駆動期間P1,P3は、駆動回路61が駆動される期間であり、駆動期間P2は、駆動回路62が駆動される期間である。このように、駆動回路61,62の各駆動期間は、互いに重複せずに交互に繰り返されるように、予め設定されている。
図4の場合、制御回路40は、駆動回路61を構成するスイッチング素子T1,T3のオン/オフのタイミングを駆動期間P1で制御する。そして、電流測定回路50は、駆動期間P1内で測定される電流をモータM1に流れる電流として測定し、その測定結果を制御回路40にフィードバックする。制御回路40は、駆動期間P1内で測定された電流に基づいて、スイッチング素子T1,T3のオン/オフのタイミングをフィードバック制御する。
そして、駆動期間P1の経過後、制御回路40は、駆動回路61に流れる電流を止めて、駆動回路62を構成するスイッチング素子T2,T4のオン/オフのタイミングを駆動期間P2で制御する。そして、電流測定回路50は、駆動期間P2内で測定される電流をモータM2に流れる電流として測定し、その測定結果を制御回路40にフィードバックする。制御回路40は、駆動期間P2内で測定された電流に基づいて、スイッチング素子T2,T4のオン/オフのタイミングをフィードバック制御する。
そして、駆動期間P2の経過後、制御回路40は、駆動回路62に流れる電流を止めて、駆動回路61を構成するスイッチング素子T1,T3のオン/オフのタイミングを駆動期間P3で制御する。以下、同様の制御が、制御回路40によって繰り返される。
このように、本実施形態によれば、2つのモータM1,M2を個別に電流制御できるので、シートベルト毎の精度のよい巻き取り制御を容易に実現できる。
図5は、第3の実施形態であるシートベルト装置200の構成図である。上述の実施形態と同様の構成及び動作についての説明は省略又は簡略する。図3のシートベルト装置100は、複数の駆動回路に共通の電流検出部を備えたものであったが、図5のシートベルト装置200は、複数の駆動回路毎に設定された電流検出部を備えたものである。
モータ制御装置82は、駆動回路63,64と、電流測定回路50と、制御回路40とを備えている。
駆動回路63,64は、高電位の電源電位部である電源VBと低電位の電源電位部であるグランド(GND)との間で、互いに並列に接続されている。
駆動回路63は、シートベルト11を巻き取るモータM1と、モータM1の一端の電流端子cに接続される下流側電極を有するハイサイドのスイッチング素子T1と、モータM1の他端の電流端子dに接続される上流側電極を有するローサイドのスイッチング素子T3と、スイッチング素子T3の下流側電極と、グランドに接続される接続点aとの間の電流経路に直列に挿入された抵抗R11とを有している。
駆動回路64は、シートベルト21を巻き取るモータM2と、モータM2の一端の電流端子eに接続される下流側電極を有するハイサイドのスイッチング素子T2と、モータM2の他端の電流端子fに接続される上流側電極を有するローサイドのスイッチング素子T4と、スイッチング素子T4の下流側電極と、グランドに接続される接続点aとの間の電流経路に直列に挿入された抵抗R12とを有している。
駆動回路63,64のそれぞれは、対応するモータに一方向のみの電流を流す。駆動回路63に対応するモータとは、駆動回路63内のモータM1に相当し、駆動回路64に対応するモータとは、駆動回路64内のモータM2に相当する。駆動回路63は、(T1−c−M1−d−T3−R11)の一方向の順路でモータM1に電流を流してモータM1を駆動し、駆動回路64は、(T2−e−M2−f−T4−R12)の一方向の順路でモータM2に電流を流してモータM2を駆動する。
図5の本実施形態では、2つのモータM1,M2を駆動する場合でも、モータM1,M2を駆動する駆動回路を構成するスイッチング素子の数が4つに抑えられるので(スイッチング素子T1,T2,T3,T4)、モータM1,M2を駆動する駆動回路の規模を抑えることができる。本実施形態は、シートベルト11,21を引き出す方向にモータM1,M2を逆転駆動させる必要がない場合、駆動回路を小型化できる点で、有利な構成である。
電流測定回路50は、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流を測定し、その測定結果を制御回路40に対して出力する電流測定部である。電流測定回路50は、例えば、モータM1に流れる電流の電流量を抵抗R11によって測定する電流量測定部51を有し、モータM2に流れる電流の電流量を抵抗R12によって測定する電流量測定部52を有する。
例えば、抵抗R11及び電流量測定部51が、モータM1に流れる電流を検出する電流検出部に相当し、抵抗R12及び電流量測定部52が、モータM2に流れる電流を検出する電流検出部に相当する。
なお、電流測定回路50は、例えば、スイッチング素子T1の上流側電極と、電源VBが接続される接続点bとの間の電流経路に直列に挿入された抵抗によって、モータM1に流れる電流の電流量を測定する電流量測定部を有してもよいし、スイッチング素子T2の上流側電極と、電源VBが接続される接続点bとの間の電流経路に直列に挿入された抵抗によって、モータM2に流れる電流の電流量を測定する電流量測定部を有してもよいし、他の任意の電流測定方式により測定してもよい。
図6は、駆動回路63,64の駆動期間の一例を示したタイムチャートである。制御回路40は、駆動回路63,64毎に予め設定された駆動期間で、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流を制御する。駆動期間P1,P3は、駆動回路63が駆動される期間であり、駆動期間P2は、駆動回路64が駆動される期間である。このように、駆動回路63,64の各駆動期間は、互いに重複せずに交互に繰り返されるように、予め設定されている。
図5の構成では、駆動回路63,64それぞれ個別に、電流検出部が設けられている。そのため、モータM1,M2それぞれに流れる電流を、図6に示されるように、駆動回路63,64の駆動期間にかかわらず、常に測定することができる。なお、図5の構成であれば、図7に示されるように、複数の駆動回路毎に駆動期間を分けずに、各駆動期間内で全ての駆動回路を駆動してもよい。
このように、本実施形態によれば、2つのモータM1,M2を個別に電流制御できるので、シートベルト毎の精度のよい巻き取り制御を容易に実現できる。
図8は、第4の実施形態であるシートベルト装置300の構成図である。上述の実施形態と同様の構成及び動作についての説明は省略又は簡略する。シートベルト装置300は、図3のシートベルト装置100に対して、スイッチング素子T1,T2のハイサイドアームとは別の第2のハイサイドアームとして、スイッチング素子T5,T6を追加したものである。
モータ制御装置83は、駆動回路65,66と、電流測定回路50と、制御回路40とを備えている。
駆動回路65,66は、高電位の電源電位部である電源VBと低電位の電源電位部であるグランド(GND)との間で、互いに並列に接続されている。
駆動回路65は、モータM1と、スイッチング素子T1,T3と、モータM1の電流端子dにノードgで接続される下流側電極を有するハイサイドのスイッチング素子T5とを有している。駆動回路66は、モータM2と、スイッチング素子T2,T4と、モータM2の電流端子fにノードhで接続される下流側電極を有するハイサイドのスイッチング素子T6とを有している。
スイッチング素子T5,T6は、高電位の電源電位部である電源VBに接続される上流側電極を有するハイサイドアームであり、スイッチング素子T1等と同様の素子である。ダイオードD5,D6についても、ダイオードD1等と同様である。
駆動回路65,66のそれぞれは、対応するモータに一方向のみの電流を流す。本実施形態は、シートベルト11,21を引き出す方向にモータM1,M2を逆転駆動させる必要がない場合、駆動回路を小型化できる点で、有利な構成である。
制御回路40は、正転駆動の場合、例えば、スイッチング素子T1を所定のデューティ比のPWM制御でオン/オフさせ、スイッチング素子T5を常時オフさせ、スイッチング素子T3を常時オンさせる。また、制御回路40は、正転駆動の場合、例えば、スイッチング素子T3を所定のデューティ比のPWM制御でオン/オフさせ、スイッチング素子T5を常時オフさせ、スイッチング素子T1を常時オンさせてもよい。このとき、スイッチング素子T3のオフ時に発生するモータM1の回生電流を還流させるため、スイッチング素子T3をオフさせた状態で、スイッチング素子T1,T5をオンさせてもよい。
同様に、制御回路40は、正転駆動の場合、例えば、スイッチング素子T2を所定のデューティ比のPWM制御でオン/オフさせ、スイッチング素子T6を常時オフさせ、スイッチング素子T4を常時オンさせる。また、制御回路40は、正転駆動の場合、例えば、スイッチング素子T4を所定のデューティ比のPWM制御でオン/オフさせ、スイッチング素子T6を常時オフさせ、スイッチング素子T2を常時オンさせてもよい。このとき、スイッチング素子T4のオフ時に発生するモータM2の回生電流を還流させるため、スイッチング素子T4をオフさせた状態で、スイッチング素子T2,T6をオンさせてもよい。
ところで、抵抗R1は駆動回路65,66に共通の電流検出部であるため、制御回路40は、駆動回路65,66を、駆動回路65,66毎に駆動期間を分けて駆動すると、電流の誤検出防止の点で、好適である。
この場合、制御回路40は、駆動回路65を駆動する場合、駆動回路66のモータM2に流れる電流が抵抗R1によって検出されないように、駆動回路66を駆動するとよい。例えば、制御回路40は、駆動回路66のモータM2に流れる電流が抵抗R1に流れないように、モータM2に接続されるハイサイドのスイッチング素子T2,T6及び/又はローサイドのスイッチング素子T4をオフ状態に駆動するとよい。
逆に、制御回路40は、駆動回路66を駆動する場合、駆動回路65のモータM1に流れる電流が抵抗R1によって検出されないように、駆動回路65を駆動するとよい。例えば、制御回路40は、駆動回路65のモータM1に流れる電流が抵抗R1に流れないように、モータM1に接続されるハイサイドのスイッチング素子T1,T5及び/又はローサイドのスイッチング素子T3をオフ状態に駆動するとよい。
これにより、電流測定回路50が、電流を誤って測定したり、制御回路40が、駆動回路65,66を誤って駆動したりすることを、防止できる。
このように、本実施形態によれば、2つのモータM1,M2を個別に電流制御できるので、シートベルト毎の精度のよい巻き取り制御を容易に実現できる。
図9は、第5の実施形態であるシートベルト装置400の構成図である。上述の実施形態と同様の構成及び動作についての説明は省略又は簡略する。シートベルト装置400は、図8のシートベルト装置300に対して、駆動回路65,66に共通に接続される電流検出部の配置位置を変更したものである。
モータ制御装置84は、駆動回路65,66と、電流測定回路50と、制御回路40とを備えている。
電流測定回路50は、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流を測定し、その測定結果を制御回路40に対して出力する電流測定部である。電流測定回路50は、例えば、駆動回路65,66のハイサイドのスイッチング素子T1とT2との接続点bと、電源VBとの間の電流経路に直列に挿入された抵抗R2によって、モータM1,M2のそれぞれに流れる電流の電流量を測定する。抵抗R2は、駆動回路65,66に共通使用される電流検出部である。
以上、シートベルト用モータ制御装置及びそれを備えるシートベルト装置を実施形態例により説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではない。他の実施形態例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、本発明は、3つ以上の駆動回路を備える構成にも適用できる。例えば上述の実施形態のように2つの駆動回路が並列接続された場合に限らず、3つ以上の駆動回路が並列に接続された場合にも適用できる。シートベルトの数も3つ以上あってよい。
また、シートベルト11として例示された第1のシートベルトが運転席用シートベルト、シートベルト21として例示された第2のシートベルトが助手席用シートベルトの場合を例示した。しかしながら、本発明はこの場合に限られず、第1のシートベルトが前席用シートベルトで第2のシートベルトが後席用シートベルトの場合でもよい。例えば、第1のシートベルトが運転席用シートベルトで第2のシートベルトが後席用シートベルトの場合でもよいし、第1のシートベルトが助手席用シートベルトで第2のシートベルトが後席用シートベルトの場合でもよい。
また、第1のシートベルト及び第2のシートベルトがどちらも前席用シートベルトである場合を例示したが、第1のシートベルト及び第2のシートベルトがどちらも後席用シートベルトである場合でもよい。
また、上述の実施形態では、第2のシートベルトは、第1のシートベルトが設けられる第1の座席とは別の第2の座席に設けられるシートベルトである場合(すなわち、第1の座席が運転席、第2の座席が助手席である場合)を例示した。しかしながら、第1のシートベルト及び第2のシートベルトは、互いに異なる座席に設けられるものに限られず、互いに同一の座席に設けられるものでもよい。例えば、同一座席に複数のシートベルトが設けられ、同一座席に設けられたそれぞれのシートベルトを複数のモータで巻き取る場合などが挙げられる。
また、モータM1として例示された第1のモータは、一つのモータであってもよいし、二つ以上のモータであってもよい。同様に、モータM2として例示された第2のモータは、一つのモータであってもよいし、二つ以上のモータであってもよい。
11,21 シートベルト
12,22 リトラクタ
13,23 ベルトリール
14,24 タング
15,25 バックル
30 乗員検知センサ
40 制御回路
50 電流測定回路
51,52 電流量測定部
53 電流検出部
61,62,63,64,65,66,71,72 駆動回路
73,74 駆動部
80,81,82,83,84 モータ制御装置
1,100,200,300,400 シートベルト装置
M1,M2 モータ
R1,R2,R11,R12 抵抗
T1,T2,T3,T4,T5,T6,T7,T8 スイッチング素子

Claims (10)

  1. シートベルトを巻き取るモータと、前記モータを駆動する駆動部とをそれぞれ有する複数の駆動回路を並列に備えるとともに、
    前記複数の駆動回路に共通の電流検出部によって、前記モータそれぞれに流れる電流を測定する電流測定部と、
    前記電流測定部の測定結果を用いて、前記複数の駆動回路を駆動する駆動制御部とを備える、シートベルト用モータ制御装置。
  2. シートベルトを巻き取るモータと、前記モータに一方向のみの電流を流す駆動部とをそれぞれ有する複数の駆動回路を並列に備える、シートベルト用モータ制御装置。
  3. 前記モータそれぞれに流れる電流を測定する電流測定部と、
    前記電流測定部の測定結果を用いて、前記複数の駆動回路を駆動する駆動制御部とを備える、請求項2に記載のシートベルト用モータ制御装置。
  4. 前記電流測定部は、前記複数の駆動回路に共通の電流検出部によって、前記モータそれぞれに流れる電流を測定する、請求項3に記載のシートベルト用モータ制御装置。
  5. 前記共通の電流検出部は、前記複数の駆動回路が共通接続される接続点と、電源電位部との間に設けられた、請求項1又は4に記載のシートベルト用モータ制御装置。
  6. 前記駆動制御部は、前記複数の駆動回路を、前記複数の駆動回路毎に駆動期間を分けて駆動する、請求項1,4,5のいずれか一項に記載のシートベルト用モータ制御装置。
  7. 前記駆動制御部は、第1の駆動回路を駆動する場合、第2の駆動回路のモータに流れる電流が前記電流検出部によって検出されないように、前記第2の駆動回路を駆動する、請求項6に記載のシートベルト用モータ制御装置。
  8. 前記駆動部は、対応するモータの一端に接続されるハイサイドアームと、対応するモータの他端に接続されるローサイドアームとを有する、請求項1から7のいずれか一項に記載のシートベルト用モータ制御装置。
  9. 前記駆動部は、前記他端に接続されるハイサイドアームを有する、請求項8に記載のシートベルト用モータ制御装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のシートベルト用モータ制御装置と、前記シートベルトと、前記シートベルト毎に取り付けられたタングと、前記タングが着脱されるバックルとを備える、シートベルト装置。
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