JP2014131808A - 圧延銅箔、表面処理銅箔、積層板及びプリント基板 - Google Patents

圧延銅箔、表面処理銅箔、積層板及びプリント基板 Download PDF

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Abstract

【課題】従来と同じ粗化めっきを施した場合にも平滑な表面を有し、樹脂と良好に接着し、且つ、銅箔をエッチングで除去した後の樹脂の透明性に優れた圧延銅箔、表面処理銅箔、積層板及びプリント基板を提供する。
【解決手段】少なくとも一方の表面の突出山部高さRpkが0.035μm以下である圧延銅箔。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層板の回路に用いられる銅箔及びそれを用いた積層板に関し、特に銅箔をエッチングした後の樹脂の透明性が要求される分野に好適な圧延銅箔、表面処理銅箔、積層板及びプリント基板に関する。
近年、電子機器の高機能化に伴い、信号の高周波化が進んでおり、それに伴い信号配線として用いられるフレキシブルプリント配線板(以下、FPC)にも高周波対応が求められてきている。信号が高周波化すると、信号電流は配線の表面近傍を伝播するために、FPCの配線部材として用いられる銅箔の表面が粗いと信号の損失が大きくなる。そのため高周波対応の銅箔には表面の平滑性が求められる。
また、FPCをLCDとACF接合する際に、FPCのベースとなる樹脂層(例えば、ポリイミド)越しにCCDカメラでマーカー位置を確認し、接合位置合わせを行う。このため樹脂層の透明度が低いと位置合わせができない。
FPCの樹脂層は、銅箔と樹脂層とを接合した後にエッチングによって銅層を除去したものである。そのため樹脂層表面は、銅箔表面の凹凸を転写したレプリカとなっている。つまり、銅箔表面が粗いと樹脂層表面も粗くなり、光を乱反射するために透明度が低下する。このため、樹脂層の光透過性を改善するためには、銅箔の樹脂層との接着面を平滑にする必要がある。
一般に、銅箔の樹脂層との接着面は、接着強度を増すために粗化めっき処理される。銅箔の表面粗さに比べて粗化処理のめっき粒子が大きいことから、銅箔表面を平滑にする手段として、これまで主としてめっき条件の改良が行われてきた。
このような技術として、例えば、特許文献1には、銅箔表面にクロム及び亜鉛のイオンまたは酸化物から形成され、少なくとも0.5%のシランを含有する水溶液を用いて処理される付着層を持つ銅箔が示されている。
特開2012−39126号公報
しかしながら、特許文献1に開示された実証サンプルの密着強度は比較サンプルである粗い銅箔と比較すると接着強度は低い値にとどまっている。このように、粗化粒子を過度に微細化すると樹脂層との密着強度が低下することから、粗化めっきの改良による平滑化には限界があった。このため、樹脂層と銅箔との密着強度の確保と、樹脂層の視認性の向上とを両立することが困難となっている。
本発明は、従来と同じ粗化めっきを施した場合にも平滑な表面を有し、樹脂と良好に接着し、且つ、銅箔をエッチングで除去した後の樹脂の透明性に優れた圧延銅箔、表面処理銅箔、積層板及びプリント基板を提供することを課題とする。
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、粗化めっきの母材となる圧延銅箔の表面を所定の手段で平滑化した圧延銅箔を用いることで、樹脂と良好に接着し、且つ、銅箔をエッチングで除去した後の樹脂の透明性が良好となることを見出した。より詳細には、当該平滑性を示す指標として突出山部高さRpk、或いは、表面の突出谷部深さRvkを用い、これらを所定値以下に制御した圧延銅箔を用いることで、樹脂と良好に接着し、且つ、銅箔をエッチングで除去した後の樹脂の透明性が良好となることを見出した。
以上の知見を基礎として完成された本発明は一側面において、少なくとも一方の表面の突出山部高さRpkが0.035μm以下である圧延銅箔である。
本発明に係る圧延銅箔の一実施形態においては、少なくとも一方の表面のコア部のレベル差Rkが0.13μm以下である。
本発明に係る圧延銅箔の別の一実施形態においては、少なくとも一方の表面の突出谷部深さRvkが0.12μm以下である。
本発明に係る圧延銅箔の更に別の一実施形態においては、前記突出山部高さRpkが0.027μm以下である。
本発明に係る圧延銅箔の更に別の一実施形態においては、前記コア部のレベル差Rkが0.1μm以下である。
本発明に係る圧延銅箔の更に別の一実施形態においては、前記突出谷部深さRvkが0.1μm以下である。
本発明に係る圧延銅箔は別の一側面において、少なくとも一方の表面の突出谷部深さRvkが0.12μm以下である圧延銅箔である。
本発明に係る圧延銅箔の更に別の一実施形態においては、厚みが6〜35μmである。
本発明に係る圧延銅箔の更に別の一実施形態においては、前記銅箔とフィルム厚25μmのポリイミドフィルムとを積層した幅3mm以上5mm以下の片面銅張積層板の試料に対し、前記ポリイミドフィルム面を内側とした180°密着曲げを行ったときに、前記銅箔が破断するまでの曲げ回数が3回以上である。
本発明に係る圧延銅箔の更に別の実施形態においては、前記銅箔が破断するまでの曲げ回数が5回以上である。
本発明は更に別の一側面において、本発明の圧延銅箔の少なくとも一方の表面に、粗化処理により粗化粒子が形成された表面処理銅箔であって、前記銅箔を、ポリイミド樹脂基板の両面に貼り合わせた後、エッチングで前記両面の銅箔を除去し、ライン状のマークを印刷した印刷物を露出した前記ポリイミド基板の下に敷いて、前記印刷物を前記ポリイミド基板越しにCCDカメラで撮影したとき、前記撮影で得られた画像について、観察された前記ライン状のマークが伸びる方向と垂直な方向に沿って観察地点ごとの明度を測定して撮影した、観察地点−明度グラフにおいて、前記マークの端部から前記マークが描かれていない部分にかけて生じる明度曲線のトップ平均値Btとボトム平均値Bbとの差ΔB(ΔB=Bt−Bb)が40以上であり、観察地点―明度グラフにおいて、明度曲線とBtとの交点の内、前記ライン状のマークに最も近い交点をt1として、明度曲線とBtとの交点からBtを基準に0.1ΔBまでの深さ範囲において、明度曲線と0.1ΔBとの交点の内、前記ライン状のマークに最も近い交点をt2としたときに、下記(1)式で定義されるSvが3.5以上となる表面処理銅箔である。
本発明の表面処理銅箔は一実施形態において、前記明度曲線における(1)式で定義されるSvが5.0以上となる。
本発明は更に別の一側面において、本発明の圧延銅箔と樹脂基板とを積層して構成した積層板である。
本発明は更に別の一側面において、本発明の表面処理銅箔と樹脂基板とを積層して構成した積層板である。
本発明は更に別の一側面において、本発明の積層板を用いたプリント基板である。
本発明によれば、従来と同じ粗化めっきを施した場合にも平滑な表面を有し、樹脂と良好に接着し、且つ、銅箔をエッチングで除去した後の樹脂の透明性に優れた圧延銅箔、表面処理銅箔、積層板及びプリント基板を提供することができる。
Bt及びBbを定義する模式図である。 t1及びt2及びSvを定義する模式図である。 明度曲線の傾き評価の際の、撮影装置の構成及び明度曲線の傾きの測定方法を表す模式図である。
〔圧延銅箔、表面処理銅箔の形態及び製造方法〕
本発明において使用する圧延銅箔は、樹脂基板と接着させて積層体を作製し、エッチングにより部分的に銅箔を除去することで使用される圧延銅箔に有用である。
通常、銅箔の、樹脂基板と接着する面、即ち粗化面には積層後の銅箔の引き剥し強さを向上させることを目的として、脱脂後の銅箔の表面にふしこぶ状の電着を行う粗化処理を施して表面処理銅箔とすることができる。この粗化処理は銅−コバルト−ニッケル合金めっきや銅−ニッケル−りん合金めっき等により行うことができる。
本発明に係る圧延銅箔にはAg、Sn、In、Ti、Zn、Zr、Fe、P、Ni、Si、Te、Cr、Nb、V、B等の元素を一種以上含む銅合金箔も含まれる。例えば、上記元素を10〜2000ppm含む銅合金、好ましくは10〜500ppm含む銅合金が含まれる。上記元素の濃度が高くなる(例えば合計で10質量%以上)と、導電率が低下する場合がある。圧延銅箔の導電率は、好ましくは50%IACS以上、より好ましくは60%IACS以上、更に好ましくは80%IACS以上である。また銅箔厚みは特に限定されないが、好ましくは5〜50μm、さらに好ましくは6〜35μmである。
本発明の圧延銅箔は、少なくとも一方の表面の突出山部高さRpkが0.035μm以下である。突出山部高さRpkはJISB0671に規定されている線形負荷曲線による高さ特性の指標であり、コア部の上にある突出山部の平均高さを示す。圧延銅箔の表面の平滑性が向上すると、樹脂層に接着して除去された後の樹脂層の視認性が良好となる。また、銅箔表面が平滑であっても鋭い凹凸がある場合は、凹凸のエッジ部に粗化めっきが過剰に電着するために粗化後の粗さが不均一となり、当該樹脂層の視認性が不良となる。凹凸のエッジ部への過剰な電着を防止するため粗化めっきの電着を少なくすると、樹脂層との接着性が不良となってしまう。このため、本発明の圧延銅箔は、表面の突出山部高さRpkが0.035μm以下に制御されており、表面から突き出した突起が小さく且つ少ない。このような構成により、銅箔の表面にめっき処理を行ったときの異常電着の起点となる材料表面の鋭い凹凸を良好に制御しつつ、樹脂との密着性を確保することができる。突出山部高さRpkは、好ましくは0.027μm以下であり、より好ましくは0.025μm以下である。
本発明の圧延銅箔は、少なくとも一方の表面の突出谷部深さRvkが0.12μm以下であってもよい。突出谷部深さRvkはJISB0671に規定されている線形負荷曲線による高さ特性の指標であり、コア部の下にある突出谷部の平均深さを示す。表面の突出谷部深さRvkが0.12μm以下に制御されていると、表面から窪んだ溝が小さく且つ少なくなり、上述の表面の突出山部高さRpkの制御と同様の理由により、銅箔の表面にめっき処理を行ったときの異常電着の起点となる材料表面の鋭い凹凸を良好に制御しつつ、樹脂との密着性を確保することができる。突出谷部深さRvkは、好ましくは0.1μm以下であり、より好ましくは0.08μm以下である。
本発明の圧延銅箔は、更に、少なくとも一方の表面のコア部のレベル差Rkが0.13μm以下であってもよい。コア部のレベル差RkはJISB0671に規定されている線形負荷曲線による高さ特性の指標であり、コア部の上側レベルと下側レベルの差を示す。表面のコア部のレベル差Rkが0.13μm以下に制御されていると、表面の凹凸のばらつきが少なくなり、銅箔の表面にめっき処理を行ったときの異常電着の起点となる材料表面の鋭い凹凸を良好に制御しつつ、樹脂との密着性を確保することができる。コア部のレベル差Rkは、好ましくは0.1μm以下であり、より好ましくは0.08μm以下である。
本発明の圧延銅箔の製造方法としては、まず溶解炉で原料を溶解し、所望の組成の溶湯を得る。そして、この溶湯をインゴットに鋳造する。その後、熱間圧延、冷間圧延、及び、焼鈍を適宜行い、所定の厚みを有する箔に仕上げる。熱処理後には、熱処理時に生成した表面酸化膜を除去するために、表面の酸洗や研磨等を行ってもよい。最終冷間圧延では、熱処理後の材料を繰り返し圧延機に通板(パス)することで所定の厚みに仕上げる。本発明の圧延銅箔の製造方法では、最終冷間圧延工程の最終圧延パスにおける油膜当量を17000以下、最終圧延パスの直前の圧延パスにおける油膜当量を15000以下、更にその直前の圧延パスにおける油膜当量を10000以下とし、且つ、最終冷間圧延工程において、最終圧延パスの直前で圧延平行方向の60度光沢度Gが400以上かつ算術平均傾斜Δaが0.1以下になるように調整した後、最終圧延パスを行うことが重要である。ここで、「60度光沢度G」は、JIS Z8741で定義された60度鏡面光沢である。また、「算術平均傾斜Δa」は、JIS B0601−1994で定義された値であり、測定曲線を一定間隔ΔXで区切り、各区間内における測定曲線の終始点を結ぶ線分の傾きの絶対値を求め、その値を平均したものである。
また、油膜当量は下記の式で規定される。
油膜当量={(圧延油粘度[cSt])×(通板速度[mpm]+ロール周速度[mpm])}/{(ロールの噛み込み角[rad])×(材料の降伏応力[kg/mm2])}
圧延油粘度[cSt]は40℃での動粘度である。
油膜当量を制御するためには、低粘度の圧延油を用いたり、通板速度を遅くしたりする等、公知の方法を用いればよい。
油膜当量を制御することによって、材料表面の変形がロールによって拘束され、圧延による厚みの変化に伴う表面粗さの増加を抑制するとともに、表面形状を制御することができる。また、最終圧延パスの直前で光沢度Gを高く且つΔaを小さくすることで、突出山部高さRpk、コア部のレベル差Rk、突出谷部深さRvkをそれぞれ所望の範囲に制御できる。最終パス直前で光沢度Gが低い、又は、Δaが大きいと、最終パスで材料表面を平滑にしても、前パスまでに形成された深い凹凸が残留するため、所望の表面形状が得られない。
また、油膜当量が小さい場合には、圧延に用いる圧延ロール表面の凹凸が材料表面に転写しやすいため、圧延ロール表面も平滑であるのが好ましい。このため、本発明の圧延銅箔の製造方法で用いる圧延ロールは、ロールの回転軸に平行な方向に測定したときの平均粗さRaが0.1μm以下であるのが好ましい。
本発明の圧延銅箔を、粗化処理面側から樹脂基板に貼り合わせて積層体を製造することができる。樹脂基板はプリント配線板等に適用可能な特性を有するものであれば特に制限を受けないが、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)等のポリエステルフィルムやポリイミドフィルム、液晶ポリマー(LCP)フィルム等を使用する事ができる。
貼り合わせの方法は、ポリイミドフィルム等の基材に接着剤を介して、又は、接着剤を使用せずに高温高圧下で圧延銅箔に積層接着して、又は、ポリイミド前駆体を塗布・乾燥・硬化等を行うことで積層板を製造することができる。
(曲げ回数)
本発明の圧延銅箔は、銅箔とフィルム厚25μmのポリイミドフィルムとを、300℃で1時間の加熱プレスを用いて圧着させて積層した幅3mm以上5mm以下の片面銅張積層板の試料に対し、ポリイミドフィルム面を内側とした180°密着曲げを行ったときに、銅箔が破断するまでの曲げ回数が3回以上であるのが好ましく、5回以上であるのがより好ましい。このような条件を満たすように屈曲性が良好であれば、LCDモジュール用FPCとして好適に用いることができる。
(Sv値)
「Sv」の値は、次のようにして求める。まず、銅箔をポリイミド基材樹脂の両面に貼り合わせた後、エッチングで両面の銅箔を除去し、ライン状のマークを印刷した印刷物を露出した前記ポリイミド基板の下に敷いて、印刷物を前記ポリイミド基板越しにCCDカメラで撮影する。撮影によって得られた画像について、観察されたライン状のマークが伸びる方向に対して垂直な方向に沿って観察地点ごとの明度を測定し、観察地点−明度グラフを作成する。このグラフにおいて、マークの端部からマークが描かれていない部分にかけて生じる明度曲線のトップ平均値Btとボトム平均値Bbとの差は明るさの諧調差であり、これをΔB(=Bt−Bb)としたとき、ΔBが40以上となるように明るさの諧調を設定する。また、明度曲線とBtの交点の内、前記ライン状マークに最も近い交点をt1として、明度曲線とBtとの交点からBtを基準に0.1ΔBまでの深さ範囲において、明度曲線と0.1ΔBとの交点の内、前記ライン状マークに最も近い交点をt2としたとき、Svの値は以下の式(1)で定義される。
なお、前記観察位置-明度グラフにおいて、横軸は位置情報(ピクセル×0.1)、縦軸は明度(階調)の値を示す。
ここで、「明度曲線のトップ平均値Bt」、「明度曲線のボトム平均値Bb」、及び、後述の「t1」、「t2」、「Sv」について、図を用いて説明する。
図1(a)及び図1(b)に、マークの幅を約0.3mmとした場合のBt及びBbを定義する模式図を示す。マークの幅を約0.3mmとした場合、図1(a)に示すようにV型の明度曲線となる場合と、図1(b)に示すように底部を有する明度曲線となる場合がある。いずれの場合も「明度曲線のトップ平均値Bt」は、マークの両側の端部位置から50μm離れた位置から30μm間隔で5箇所(両側で合計10箇所)測定したときの明度の平均値を示す。一方、「明度曲線のボトム平均値Bb」は、明度曲線が図1(a)に示すようにV型となる場合は、このV字の谷の先端部における明度の最低値を示し、図1(b)の底部を有する場合は、約0.3mmの中心部の値を示す。
図2に、t1及びt2及びSvを定義する模式図を示す。「t1(ピクセル×0.1)」は、明度曲線とBtとの交点の内、前記ライン状マークに最も近い交点並びにその交点の位置を示す値(前記観察地点−明度グラフの横軸の値)を示す。「t2(ピクセル×0.1)」は、明度曲線とBtとの交点からBtを基準に0.1ΔBまでの深さ範囲において、明度曲線と0.1ΔBとの交点の内、前記ライン状マークに最も近い交点並びにその交点の位置を示す値(前記観察地点−明度グラフの横軸の値)を示す。このとき、t1およびt2を結ぶ線で示される明度曲線の傾きについては、y軸方向に0.1ΔB、x軸方向に(t1−t2)で計算されるSv(階調/ピクセル×0.1)で定義される。なお、横軸の1ピクセルは10μm長さに相当する。また、Svは、マークの両側を測定し、小さい値を採用する。さらに、明度曲線の形状が不安定で上記「明度曲線とBtとの交点」が複数存在する場合は、最もマークに近い交点を採用する。
CCDカメラで撮影した上記画像において、マークが付されていない部分では高い明度となるが、マーク端部に到達したとたんに明度が低下する。ポリイミド基板の視認性が良好であれば、このような明度の低下状態が明確に観察される。一方、ポリイミド基板の視認性が不良であれば、明度がマーク端部付近で一気に「高」から「低」へ急に下がるのではなく、低下の状態が緩やかとなり、明度の低下状態が不明確となってしまう。
このため、本発明の表面処理銅箔を貼り合わせて除去したポリイミド基板に対し、マークを付した印刷物を下に置き、ポリイミド基板越しにCCDカメラで撮影した上記マーク部分の画像から得られる観察地点−明度グラフにおいて描かれるマーク端部付近の明度曲線の傾きを制御するのが好ましい。より詳細には、明度曲線のトップ平均値Btとボトム平均値Bbとの差をΔB(ΔB=Bt−Bb)とし、観察地点−明度グラフにおいて、明度曲線とBtとの交点の内、前記ライン状マークに最も近い交点の位置を示す値(前記観察地点−明度グラフの横軸の値)をt1として、明度曲線とBtとの交点からBtを基準に0.1ΔBまでの深さ範囲において、明度曲線と0.1ΔBとの交点の内、前記ライン状マークに最も近い交点の位置を示す値(前記観察地点−明度グラフの横軸の値)をt2としたときに、上記(1)式で定義されるSvが3.5以上となるのが好ましい。このような構成によれば、基板樹脂の種類や厚みの影響を受けずに、CCDカメラによるポリイミド越しのマークの識別力が向上する。このため、視認性に優れるポリイミド基板を作製することができ、電子基板製造工程等でポリイミド基板に所定の処理を行う場合のマーキングによる位置決め精度が向上し、これによって歩留まりが向上する等の効果が得られる。Svは好ましくは3.9以上、より好ましくは5.0以上である。Svの上限は特に限定する必要はないが、例えば70以下、30以下、15以下、10以下である。このような構成によれば、マークとマークで無い部分との境界がより明確になり、位置決め精度が向上して、マーク画像認識による誤差が少なくなり、より正確に位置合わせができるようになる。
以下、本発明の実施例を示すが、これらは本発明をより良く理解するために提供するものであり、本発明が限定されることを意図するものではない。
実施例1〜17及び比較例1〜9として、各圧延銅箔を以下のように準備した。
まず、表1に記載の組成の銅インゴットを製造し、熱間圧延を行った後、冷間圧延と300〜800℃の温度に設定した焼鈍炉における焼鈍とを一回以上繰り返した後、冷間圧延を行って1〜2mm厚の圧延板を得た。この圧延板を300〜800℃の温度に設定した焼鈍炉で焼鈍して再結晶させ、表1に記載の厚みまで最終冷間圧延した。このとき、実施例1〜17については最終冷間圧延工程において、最終圧延パスにおいて油膜当量が17000以下、最終圧延パスの直前の圧延パスにおける油膜当量を15000以下、更にその直前の圧延パスにおける油膜当量を10000以下となるように圧延条件を整え、最終圧延パスの直前で圧延平行方向の60度光沢度G及びΔaが表1に記載の値になるように圧延条件を整えて行った。表1において、最終圧延パスにおける油膜当量を「最終パス油膜当量」、最終圧延パスの直前の圧延パスにおける油膜当量を「最終1パス前油膜当量」、更にその直前の圧延パスにおける油膜当量を「最終2パス前油膜当量」と記載している。
また、比較例1〜9については表1に記載の条件で最終冷間圧延を行った。
また、このとき用いた圧延ロールは、ロールの回転軸に平行な方向に測定したときの平均粗さRaが0.08μmであった。
粗化処理の条件は以下のように設定した。粗化処理の条件は、実用上十分なピール強度が得られるものとして一般的にFPC用途で用いられているものとした。
・めっき浴組成:Cu15g/L、Co8.5g/L、Ni8.6g/L
・処理液pH:2.5
・処理温度:38℃
・電流密度:20A/dm2
・めっき時間:2.0秒
上述のようにして作製した実施例及び比較例の各サンプルについて、各種評価を下記の通り行った。
・表面特性;
銅箔表面の突出山部高さRpk、コア部のレベル差Rk及び突出谷部深さRvkについては、それぞれ小坂研究所製表面粗さ測定機SE−3400を用いて測定した。送り速度は0.1mm/s、基準長さ0.25mm、評価長さ1.25mm、カットオフ値0.25mmの条件で、圧延方向と垂直な方向(TD)の測定を行った。なお、測定環境温度は23〜25℃とした。
・ピール強度(接着強度);
PC−TM−650に準拠し、引張り試験機オートグラフ100で常態ピール強度を測定し、上記常態ピール強度が0.7N/mm以上を積層基板用途に使用できるものとした。
・曲げ性;
各銅箔とフィルム厚25μmのポリイミドフィルムとを、300℃で1時間の加熱プレスを用いて圧着させて積層した幅3mm以上5mm以下の片面銅張積層板の試料を作製し、ポリイミドフィルム面を内側とした180°密着曲げを行ったときに、銅箔が破断するまでの曲げ回数を測定した。
・視認性(Sv値);
表1の銅箔サンプルの片面に、粗化処理として、以下の条件でめっき処理を行った。
・めっき浴組成 Cu:15g/L、Co:8.5g/L、Ni:8.6g/L
・処理液pH:2.5
・処理温度:38℃
・電流密度:20A/dm2
・めっき時間:2.0秒
粗化処理後の銅箔をポリイミドフィルム(カネカ製厚み50μm)の両面に貼り合わせ、銅箔を塩化第二鉄水溶液で溶解除去してサンプルフィルムを作製した。次に、ライン状の黒色マークを印刷した印刷物をサンプルフィルムの下に敷いて、印刷物をサンプルフィルム越しにCCDカメラで撮影し、撮影によって得られた画像について、観察されたライン状のマークが伸びる方向と垂直な方向に沿って観察地点ごとの明度を測定した。このように測定した観察地点−明度グラフにおいて、マークの端部からマークが描かれていない部分にかけて生じる明度曲線の傾き(角度)を測定した。この時用いた測定装置の構成及び明度曲線の傾きの測定方法を示す模式図を図3に示す。また、ΔB、t1、t2、Svは、図2で示すように、下記の撮影装置で測定した。なお、横軸の1ピクセルは10μm長さに相当する。そして、明度曲線の傾きであるSvを求める別の方法としては、明度曲線のグラフにおける1ピクセルと1階調の長さの比率を3.5:5(明度曲線のグラフにおける1ピクセルの長さ:明度曲線のグラフにおける1階調の長さ=3.5(mm):5(mm))とした明度曲線のグラフにおいて、t1、t2、Svの値を算出することもできる。
撮影装置は、CCDカメラ、マークを付した紙を下に置いたポリイミド基板を置くステージ(白色)、ポリイミド基板の撮影部に光を照射する照明用電源、撮影対象のマークが付された紙を下に置いた評価用ポリイミド基板をステージ上に搬送する搬送機を備えている。測定に用いた撮影装置一式の主な仕様を以下に示す。
・撮影装置:株式会社ニレコ製シート検査装置Mujiken
・CCDカメラ:8192画素(160MHz)、1024階調デジタル(10ビット)
・照明用電源:高周波点灯電源
・照明:蛍光灯(30W)
なお、図3に示された明度について、0は「黒」を意味し、明度255は「白」を意味し、「黒」から「白」までの灰色の程度(白黒の濃淡、グレースケール)を256階調に分割して表示している。
上記各試験の条件及び評価を表1に示す。
(評価結果)
実施例1〜17は、いずれもRpkが0.035μm以下、Rvkが0.12μm以下であり、曲げ性、ピール強度及び樹脂の視認性がいずれも良好であった。特に、Rkが0.13μm以下となったものは視認性が良好であった。
比較例1〜9は、いずれもRpkが0.035μmを超え、Rkが0.13μmを超え、Rvkが0.12μmを超えており、樹脂の視認性が不良であった。また、樹脂との密着性、曲げ性において不良であるものもあった。
実施例1〜17及び比較例1〜3、5、8〜9として、各圧延銅箔を以下のように準備した。
まず、表1に記載の組成の銅インゴットを製造し、熱間圧延を行った後、冷間圧延と300〜800℃の温度に設定した焼鈍炉における焼鈍とを一回以上繰り返した後、冷間圧延を行って1〜2mm厚の圧延板を得た。この圧延板を300〜800℃の温度に設定した焼鈍炉で焼鈍して再結晶させ、表1に記載の厚みまで最終冷間圧延した。このとき、実施例1〜17については最終冷間圧延工程において、最終圧延パスにおいて油膜当量が17000以下、最終圧延パスの直前の圧延パスにおける油膜当量を15000以下、更にその直前の圧延パスにおける油膜当量を10000以下となるように圧延条件を整え、最終圧延パスの直前で圧延平行方向の60度光沢度G及びΔaが表1に記載の値になるように圧延条件を整えて行った。表1において、最終圧延パスにおける油膜当量を「最終パス油膜当量」、最終圧延パスの直前の圧延パスにおける油膜当量を「最終1パス前油膜当量」、更にその直前の圧延パスにおける油膜当量を「最終2パス前油膜当量」と記載している。
また、比較例1〜3、5、8〜9については表1に記載の条件で最終冷間圧延を行った。
また、このとき用いた圧延ロールは、ロールの回転軸に平行な方向に測定したときの平均粗さRaが0.08μmであった。
(評価結果)
実施例1〜17は、いずれもRpkが0.035μm以下、Rvkが0.12μm以下であり、曲げ性、ピール強度及び樹脂の視認性がいずれも良好であった。特に、Rkが0.13μm以下となったものは視認性が良好であった。
比較例1〜3、5、8〜9は、いずれもRpkが0.035μmを超え、Rkが0.13μmを超え、Rvkが0.12μmを超えており、樹脂の視認性が不良であった。また、樹脂との密着性、曲げ性において不良であるものもあった。

Claims (15)

  1. 少なくとも一方の表面の突出山部高さRpkが0.035μm以下である圧延銅箔。
  2. 少なくとも一方の表面のコア部のレベル差Rkが0.13μm以下である請求項1に記載の圧延銅箔。
  3. 少なくとも一方の表面の突出谷部深さRvkが0.12μm以下である請求項1又は2に記載の圧延銅箔。
  4. 前記突出山部高さRpkが0.027μm以下である請求項1〜3のいずれかに記載の圧延銅箔。
  5. 前記コア部のレベル差Rkが0.1μm以下である請求項2〜4のいずれかに記載の圧延銅箔。
  6. 前記突出谷部深さRvkが0.1μm以下である請求項3〜5のいずれかに記載の圧延銅箔。
  7. 少なくとも一方の表面の突出谷部深さRvkが0.12μm以下である圧延銅箔。
  8. 厚みが6〜35μmである請求項1〜7のいずれかに記載の圧延銅箔。
  9. 前記銅箔とフィルム厚25μmのポリイミドフィルムとを積層した幅3mm以上5mm以下の片面銅張積層板の試料に対し、前記ポリイミドフィルム面を内側とした180°密着曲げを行ったときに、前記銅箔が破断するまでの曲げ回数が3回以上である請求項1〜8のいずれかに記載の圧延銅箔。
  10. 前記銅箔が破断するまでの曲げ回数が5回以上である請求項9に記載の圧延銅箔。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の圧延銅箔の少なくとも一方の表面に、粗化処理により粗化粒子が形成された表面処理銅箔であって、前記銅箔を、ポリイミド樹脂基板の両面に貼り合わせた後、エッチングで前記両面の銅箔を除去し、
    ライン状のマークを印刷した印刷物を露出した前記ポリイミド基板の下に敷いて、前記印刷物を前記ポリイミド基板越しにCCDカメラで撮影したとき、
    前記撮影で得られた画像について、観察された前記ライン状のマークが伸びる方向と垂直な方向に沿って観察地点ごとの明度を測定して撮影した、観察地点−明度グラフにおいて、
    前記マークの端部から前記マークが描かれていない部分にかけて生じる明度曲線のトップ平均値Btとボトム平均値Bbとの差ΔB(ΔB=Bt−Bb)が40以上であり、観察地点―明度グラフにおいて、明度曲線とBtとの交点の内、前記ライン状のマークに最も近い交点をt1として、明度曲線とBtとの交点からBtを基準に0.1ΔBまでの深さ範囲において、明度曲線と0.1ΔBとの交点の内、前記ライン状のマークに最も近い交点をt2としたときに、下記(1)式で定義されるSvが3.5以上となる表面処理銅箔。
  12. 前記明度曲線における(1)式で定義されるSvが5.0以上となる、請求項11に記載の表面処理銅箔。
  13. 請求項1〜10のいずれかに記載の圧延銅箔と樹脂基板とを積層して構成した積層板。
  14. 請求項11又は12に記載の表面処理銅箔と樹脂基板とを積層して構成した積層板。
  15. 請求項13又は14に記載の積層板を用いたプリント基板。
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