JP2014129765A - 尿素scr用尿素水消費量診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドージングバルブからの尿素水噴射の正常・異常を検出できる尿素SCR用尿素水消費量診断装置を提供する。
【解決手段】サプライポンプ18からドージングバルブ12に至る尿素水の供給圧を検出する尿素水圧力センサ23と、イグニッションキー25がONされ、サプライポンプ18が作動されてスタートアップ時の圧力が規定圧に達するまでのスタートアップ時間を検出して尿素水圧の異常の有無を判定する尿素水圧判定手段34と、ドージングバルブ12から噴射する尿素水噴射量と尿素水タンク内の尿素水消費量との差を判断すると共に尿素水圧判定手段34からの尿素水圧異常の有無から圧送ライン又はドージングバルブ内での尿素水の詰まりの有無を判断する異常診断手段33とを備えたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの排ガス中のNOxを尿素水を用いて選択還元する尿素SCRシステムに係り、特に、ドージングバルブで噴射した尿素水の尿素水量を的確に診断できる尿素SCR用尿素水消費量診断装置に関するものである。
ディーゼルエンジンの排気ガス中のNOxを浄化するための排気ガス浄化システムとして、選択還元触媒を用いた選択触媒還元(Selective Catalytic Reduction)システム(SCRシステム)が開発されている。
このSCRシステムは、尿素水タンクに貯留された尿素水をSCR装置の排気ガス上流に供給し、排気ガスの熱で尿素水を加水分解してアンモニアを生成し、このアンモニアによってSCR装置内の触媒でNOxを還元して浄化するものである。尿素水は、SCR装置の上流側に設けられたドージングバルブから噴射されることで、SCRの排気ガス上流に供給される。
ドージングバルブへの尿素水の供給は、サプライモジュールポンプ(SMポンプ)や尿素水圧力センサなどを備えたサプライモジュールによってなされる。サプライモジュールは、吸込ラインを介して尿素水タンクと接続されており、尿素水タンクから吸込ラインを通じて吸い上げた尿素水を、サプライモジュールとドージングバルブとを接続する圧送ラインを通じてドージングバルブに供給する。ドージングバルブは、DCU(ドージングコントロールユニット)により制御され、SCR装置の下流に設けたNOxセンサの検出値に応じてドージングバルブが開閉制御されて尿素噴射量が調整される。
尿素水タンク内の尿素水のレベルは、尿素水タンク内に設けた尿素水センサで検出され、尿素水センサで検出した尿素水のレベルから尿素水の残存量を検出し、尿素水の補充の目安としている。
特開2011−247137号公報 特開2012−2061号公報
ところで、尿素水をNOx触媒内に噴射するドージングバルブ内、およびそこに至る圧送ライン内が異物により詰まりが生じた場合、それを検出する手段がない。またドージングバルブが異物等の固着により、開状態で固着した場合にも同様に検出する手段がない問題がある。
この尿素水の消費量については、尿素水タンク内の尿素水センサのレベル変化を検出すれば、その消費量はおおよそ推測できる。
そこで、尿素水のDCUでの指示噴射量と、その指示に従って実際に噴いた量、すなわち尿素水センサの検出値に基づく消費量との差をモニタし、その差でドージングバルブでの噴射の異常の有無を検出できるが、尿素水センサの検出精度は、尿素レベルを段階的に検出するもので、検出精度が悪い問題がある。
本発明者等は、消費量が尿素水センサの誤差範囲以上のレベル変化したときの値を判定量とし、他方DCUで指示噴射量を積算し、その積算指示噴射量が判定量を超えたときに、積算指示噴射量と尿素水センサから求めたレベル変化による消費量との差を比較し、その差が閾値を超えた場合、消費量異常と判定することにより、尿素水センサの検出精度が悪くても以上の有無を判定できる診断装置を発明した。
この積算消費量が、判定量に達する間に、尿素水タンクへ尿素水の補充が行われた場合、その補充量をレベル変化で算出した消費量から引く必要がある。補充量を検出する際、車両の傾きによる液面上昇、センサ自体の持つ設計誤差分等を考慮し、この両者の誤差範囲以上の値K1よりも多い変化があった時を補充と認識し、尿素水センサで検出した消費量に補充量を加算する必要がある。
しかし、値K1より少ない量の補充が行われた場合、その量は検出誤差となり、補充量とは見なされず、これが繰り返されると、実際に消費される消費量の誤差量が大となり誤判定となる問題を残す。
さらに、ドージングバルブが開状態で固着し、尿素水が噴きっぱなしになったときには、尿素水センサのレベル変化でこれを検出することは不可能である。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、尿素水タンクに補充される尿素水量変化を検出できなく、その実消費量を検出できなくとも圧送ラインやドージングバルブが異物により詰まったり固着したとき、或いはドージングバルブで尿素水が噴きっぱなしになった状態を検出できる尿素SCR用尿素水消費量診断装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、尿素水タンク内の尿素水を、サプライポンプにて吸い込み、これを圧送ラインを介してSCR装置の上流側に設けたドージングバルブから噴射するための尿素SCR用尿素水消費量診断装置において、前記サプライポンプから前記ドージングバルブに至る尿素水の供給圧を検出する尿素水圧力センサと、尿素水圧力センサの検出値が入力され、サプライポンプが作動されたときに、ドージングバルブが閉状態から開状態となるスタートアップ時の圧力が規定圧に達するまでのスタートアップ時間を検出し、そのスタートアップ時間と予め設定された規定時間とを比較して尿素水圧の異常の有無を判定する尿素水圧判定手段と、前記ドージングバルブから噴射する尿素水噴射量と尿素水タンク内の尿素水消費量との差を判断すると共に尿素水圧判定手段からの尿素水圧異常の有無から圧送ライン又はドージングバルブ内での尿素水の詰まりの有無を判断する異常診断手段とを備えたことを特徴とする尿素SCR用尿素水消費量診断装置である。
前記尿素水圧判定手段は、スタートアップ時間が規定時間より短いときに異常フラッグをONとし、前記異常診断手段は、その尿素水圧判定手段のフラッグがONで、尿素水噴射量と尿素水消費量との差が閾値以上のとき異常と診断するのが好ましい。
前記尿素水圧判定手段は、スタートアップ時間が規定時間以上のときに異常フラッグをクリアし、前記異常診断手段は、その尿素水圧判定手段のフラッグがクリアで、尿素水噴射量と尿素水消費量との差が閾値以上のとき、尿素水タンクへ尿素水が少量補充されたとして異常診断を行わないのが好ましい。
前記異常診断手段は、尿素水噴射量と尿素水消費量との差が閾値以上で、尿素消費量が尿素水噴射量に対して多いとき、尿素水圧判定手段のフラッグによらず異常と診断するのが好ましい。
本発明は、サプライポンプのスタートアップ時の圧力をモニタし、その上で尿素水の指示噴射量と実消費量の差を検出することにより、ドージングバルブや圧送ラインの詰まり、及びドージングバルブ開固着による噴きっぱなし不具合の検出が可能となる。またDCUにて補充量有無を判定できない少量の補充が繰り返され、DCUによる尿素噴射量と尿素水センサによる尿素消費量の差が閾値を超えた場合は、スタートアップ時の圧力変化は正常で異常でないと検出できるため、尿素消費量異常と判定せず、実際に尿素水噴射経路の詰まり等の異常時のみ異常判定が可能となる。
本発明におけるSCRシステムの概略図である。 本発明において、スタートアップとビルドアップ時の尿素水圧力の経時変化を示し、(a)は正常時、(b)尿素水噴射経路に詰まりがある時の経時変化を示す図である。 本発明の尿素SCR用尿素水消費量診断装置の消費量診断のフローチャートを示す図である。 図3のフローチャートの続きを示す図である。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、SCRシステムの概略を示したもので、ディーゼルエンジン(図示せず)の排気管10には、SCR装置11が接続され、そのSCR装置11の上流側に尿素水を噴射するドージングバルブ12が設けられ、SCR装置11の下流側には、NOxセンサ13が設けられる。
NOxセンサ13の検出値はDCU(ドージングコントロールユニット)14に入力され、DCU14によりドージングバルブ12が開閉制御される。
ドージングバルブ12から噴射される尿素水Uは、尿素水タンク15に溜められ、サクションライン16からサプライモジュール17のサプライポンプ18に吸引され、サプライポンプ18からフィルタ19を通して異物が除去され、圧送ライン20にてドージングバルブ12に圧送される。また余剰の尿素水Uは、フィルタ19の吐出側の圧送ライン20から戻しライン21にて尿素水タンク15内に戻される。
尿素水タンク15内には、尿素水センサ22が設けられ、尿素水センサ22が尿素水タンク15内の尿素水のレベルを計測し、DCU14へ送信する。また圧送ライン20には尿素水の供給圧力を検出する尿素水圧力センサ23が設けられ、その検出圧力がDCU14へ送信される。
DCU14は、SCR装置11へ尿素水を噴射する量、タイミングを算出し、サプライポンプ18を駆動させ尿素水を規定圧まで高め、ドージングバルブ12の開閉を制御し、適切な量を適切なタイミングで噴射する。
NOxセンサ13は、ドージングバルブ12から尿素水が適切に噴射されていることにより、SCR装置11の下流の排ガス中のNOx値が定常となっていることをモニタするために、DCU14へ計測値を送信する。
DCU14には、主に燃料噴射制御を行うECM(エンジンコントロールモジュール)26と接続される。ECM26には、車速、その他の運転情報が入力され、これらがECM26からDCU14へ送信される。
また、DCU14には、バッテリー24が接続されると共にイグニッションキー25のON、OFF信号が入力される。
このSCRシステムにおいて、DCU14は、ECM26の情報を基にNOxセンサ13の検出値が定常となるようドージングバルブ12から噴射する尿素水の噴射指示量を決定し、その決定値に基づいてドージングバルブ12を開閉制御する。
先ず、尿素水消費の異常診断おいては、DCU14に、ECM26の情報とNOxセンサ13の検出値に基づいてドージングバルブ12から噴射する尿素水量を指示する噴射量指示手段30と、噴射量指示手段30で指示した指示噴射量を積算する指示噴射量積算手段31と、尿素水センサ22から入力される検出値から積算消費量Dを算出する消費量算出手段32と、指示噴射量積算手段31からの積算指示噴射量Pと消費量算出手段32からの積算消費量Dを比較してドージングバルブ12による尿素水噴射が正常か異常かを判定する異常診断手段33とを備える。
異常診断を開始するときには、指示噴射量積算手段31の積算指示噴射量Pをゼロにリセットし、同時に、消費量算出手段32は、尿素水センサ22で検出されたレベルをレベル(S0)として記憶する。その後、車両が走行し、ドージングバルブ12から尿素水が噴射されたとき、指示噴射量積算手段31は、噴射量指示手段30による指示噴射量を順次積算し、積算指示噴射量Pを記憶する。
異常診断手段33での尿素水噴射が正常か異常かを検出するには、ある程度尿素水を消費(例えば消費量が数Lから十数L)したときでなければ、検出精度が高くならないため、車両走行が何回か行われたとき、すなわちイグニッションキー25がON・OFFを繰り返し、指示噴射量積算手段31での積算指示噴射量Pが判定量L(例えば15L)を超えたときに、消費量算出手段32での積算消費量Dと積算指示噴射量Pを比較し、|D−P|>K1かどうかを判断する。
この判断において、尿素水が適正に噴射されていれば、積算消費量Dと積算指示噴射量Pとは同じであり、尿素水センサ22のレベル測定の誤差範囲で決まる値K1以下であれば、正常と診断し、K1以上であれば異常と判断する。この際、両者の差の絶対値で比較することで、異物等で噴射がないときにはD≪Pで、D−Pはマイナスとなり、ドージングバルブ12が噴きっぱなしとなればD≫Pで、D−Pはプラスとなり、そのプラス・マイナスから固着による詰まりと、ドージングバルブ12の噴きっぱなしが判断できる。
また、尿素水タンク15には、尿素水の補充があるため、キースイッチのON・OFFのタイミングで尿素水センサ22によるレベルセンサのレベルを検出してその変化から消費量算出手段32が補充量を判断する。すなわち消費量算出手段32は、制御開始から診断時までその補充量を積算し、実際のレベル変化にその積算補充量を足して尿素水の積算消費量Dを求める。
しかし、凍結等により尿素水噴射経路に詰まりがあり、正常に噴射できない場合、積算指示噴射量Pと積算消費量(実噴射積算値)Dとの乖離量が広がる。
そこで、本発明は、この問題を回避するため、サプライポンプ作動時に、ドージングバルブ12に至る圧送ライン20の尿素水供給圧力を、尿素水圧力センサ23にてモニタし、尿素水圧判定手段34が、尿素水圧力センサ23の検出圧が規定圧に達したときの時間が規定時間Tkより短い場合は、尿素水噴射経路に異常がある(閉塞等)と判断し、異常フラッグをONとしておく。
この時、尿素水圧が規定圧に達する時間が正常範囲で、噴射量と尿素水消費量の差が大で、尿素消費量が少ない場合は、少量補充が繰り返され、DCUの指示噴射量と尿素水センサ22による尿素消費量に乖離が生じたと判断して、消費量異常とは見なさない。但し、指示噴射量と消費量の差が大で、尿素水供給圧が規定圧に達する時間が異常範囲内のときは異常と判定する。
また、指示噴射量と消費量の差が閾値以内であれば尿素水供給圧が規定圧に達する時間によらず、正常と判定する。
図2はサプライポンプがONされた時の尿素水圧力の経時変化を示したもので、図2(a)は正常時、図2(b)は尿素噴射経路に詰まりがある場合を示している。
図1のSCRシステムでは、排気温度が一定値以上となったとき、尿素水タンク15内の尿素水をドージングバルブ12まで送り込み、尿素水噴射が可及的速やかに行えるように準備する(以下、この動作をスタートアップと呼ぶ)。その際、ドージングバルブは開状態となっておりドージングバルブ12までの圧送ライン20内の空気も速やかに排出される。よってこの状態では、尿素水圧力センサ23で検出する供給圧(スタートアップ圧Pk)は通常では高圧状態にならない(図2(a))。
所定条件成立後、ドージングバルブ12は閉となり、ドージングバルブ12までの圧送ライン20等の配管経路内の尿素水はサプライポンプ18により、所定のビルドアップ圧Pbまで圧力が高められ噴射がいつでも行える状態となる(以下、この動作をビルドアップと呼ぶ)。
もし、ドージングバルブ12が閉固着、又はドージングバルブ12に至る配管部に詰まりがあった場合、スタートアップからビルドアップに至る時間Tが正常時に比べて短くなる(図2(b))。
ビルドアップ圧Pbより低いスタートアップ圧Pkを設定し、サプライポンプ作動開始から供給圧がスタートアップ圧Pkに達するまでのスタートアップ時間Tをモニタする。スタートアップ時間Tが規定時間Tkよりも短い時、尿素水噴射経路に詰まり等の異常があると判断する。
これを図3、4のフローチャートにより説明する。
ステップS1で診断が開始され、キースイッチがONされたとき(ステップS2)、尿素水センサで初期のレベルセンサ位置(S0)を読み込み、記憶する(ステップS3)。次にステップS4で、車速=0kmかどうかを判断し、車両が停止状態のとき(Yes)は、繰り返しレベルセンサ位置(S0’)を読み込み、その停止中に尿素水の補充があればそのレベルS0’を最大値として記憶更新する(ステップS5)。このステップS4で車両が走行したとき(No)、ステップS6の判断で、最初に記憶したレベルS0と停止中に記憶したレベルS0’の差(S0’−S0)が、尿素水センサの検出精度以上又は誤差範囲以上の値(K1)に対して大ききかどうか(S0’−S0>K1)を判断する。このステップS4の判断で、誤差範囲以上にレベルが上昇したならば(Yes)、S0’−S0=Rp0とし、その補充量を積算補充量RΣに加算(ステップS7)して、指示噴射量積算開始のステップS8に移行し、また、レベルS0’が最初のレベルS0に対して誤差範囲であれば(No)、ステップS8に移行する。この指示噴射量積算開始のステップS8では、ステップS9のキースイッチOFFまで指示噴射量を積算すると共に尿素水はレベルS0として記憶する。ステップS9でキースイッチがOFFとされたときに、制御開始から一回目の走行後のレベルセンサ位置S1を読み込み、そのときの尿素水の積算消費量D(=S1−S0)を記憶する(ステップS10)。
次に、ステップS11で、キースイッチがONとされたとき、ステップS11−1で排気温度が一定値以上に達したとき(Yes)、サプライポンプが作動を開始し、尿素水圧判定手段34による尿素水圧の正常・異常の判定を行う。すなわち、ステップS12で、圧送ラインへの尿素水を送り込み(スタートアップ)、ステップS13の判断で、その尿素水圧が規定圧(スタートアップ圧Pk)以上かどうかを判断し、ステップS14でサプライポンプ作動開始から規定圧Pkに達するまでのスタートアップ時間Tが規定時間Tkより長いか短いかを判断し、スタートアップ時間Tが規定時間Tkより短いとき(No)は、ステップS15で、尿素水圧異常フラッグをONとし、長いとき(Yes)は、ステップS16で、尿素水圧異常フラッグをクリアしておく。
このステップS11のキースイッチがON時の尿素水圧判定手段34による尿素水圧の正常・異常の判定が行われた後は、ステップS17の判断で、その前の走行による積算指示噴射量Pが判定量Lに達したかどうか(P≧L)を判定する。この判定量Lは、数L〜十数Lの範囲で、例えば15Lに設定する。
このステップS17の判断で、尿素水の積算指示噴射量Pが判定量Lに達していないとき(No)、ステップS18に移行して、レベルセンサ位置(S1+n)を読み込んで記憶する。次にステップS19の判断で、その記憶したレベル(S1+1)とステップS11でキースイッチがONとされる前のレベルS1とを比較し、S1+n−S1>K1かどうかを判断して尿素水の補充の有無を判断し、補充がなければ(No)、ステップS22に移行し、補充があれば(Yes)、ステップS20で、S1+n−S1=R1を計算し、R1を補充量として記憶した後、ステップS21で補充量R1を積算補充量RΣに加算し、ステップS22に移行し、そのステップS22で、指示噴射量積算を継続する。その後ステップS23でキースイッチがOFFされたならば、ステップS24でレベルセンサ位置(S2+n)を読み込み、そのレベル(S2+n)を基に積算消費量D(=S2+n−S1)を計算して記憶すると共にステップS11の上流側に戻す。
次に、ステップS11でキースイッチがONとされたとき、尿素水圧判定手段34で、ステップS12〜S16による尿素水圧の正常・異常判定を行った後、ステップS17で、尿素水の積算指示噴射量Pが判定量Lに達したかどうかを判断する。積算指示噴射量Pが判定量Lに達していないときには、上述したステップS18〜S24から、ステップS11に戻し、尿素水圧判定手段34による尿素水圧の正常・異常の判定のステップS12〜S16による尿素水圧の正常・異常判定を繰り返す。
このステップS17の判断で、積算指示噴射量Pが判定量Lに達したとき(Yes)、ステップS25で積算補充量RΣ=0かを判断し、補充がないとき(Yes)は、ステップS27で、|D−P|>K1を判断し、補充があるとき(No)は、ステップS26で、補充時のDの訂正(D=S2+1−S1+RΣ)を行ってステップS27の判断に戻す。
このステップS27の判断で、ドージングバルブからの尿素水の噴射が正常であれば、積算消費量Dと積算指示噴射量Pとは略同じで0であり、検出誤差値K1以内であるため(No)、ステップS29で消費量正常と判定し、制御を終了(ステップS33)する。
ステップS27の絶対値(|D−P|)とK1の比較判断で、絶対値がK1より大きければ(YES)、ステップS30で、消費量Dと積算指示噴射量Pの差がマイナスK1を下回るかどうかを比較判断する。
このステップS30で、消費量Dと積算指示噴射量Pとの差がマイナスK1を下回らないとき(No)は、ステップS32−3にて消費量プラス側異常と判定する。ステップS30で、消費量Dと積算指示噴射量Pとの差がマイナスK1を下回るとき、ステップS31で、尿素水圧異常フラッグの有無を判断し、フラッグONのとき(No)は、ドージングバルブや圧送ライン等が固着したとしてステップS32−2で、消費量マイナス側異常(噴射経路詰まり)と判定する。また、ステップS31で異常フラッグが無い(Yes)ときは、消費量マイナス側異常(噴射経路詰まり以外)と判定する(ステップS32−1)。
10 排気管
11 SCR装置
12 ドージングバルブ
13 NOxセンサ
15 尿素水タンク
22 尿素水センサ
23 尿素水圧力センサ
30 噴射量指示手段
31 指示噴射量積算手段
32 消費量算出手段
33 異常診断手段
34 尿素水圧判定手段

Claims (4)

  1. 尿素水タンク内の尿素水を、サプライポンプにて吸い込み、これを圧送ラインを介してSCR装置の上流側に設けたドージングバルブから噴射するための尿素SCR用尿素水消費量診断装置において、
    前記サプライポンプから前記ドージングバルブに至る尿素水の供給圧を検出する尿素水圧力センサと、
    尿素水圧力センサの検出値が入力され、サプライポンプが作動されたときに、ドージングバルブが閉状態から開状態となるスタートアップ時の圧力が規定圧に達するまでのスタートアップ時間を検出し、そのスタートアップ時間と予め設定された規定時間とを比較して尿素水圧の異常の有無を判定する尿素水圧判定手段と、
    前記ドージングバルブから噴射する尿素水噴射量と尿素水タンク内の尿素水消費量との差を判断すると共に尿素水圧判定手段からの尿素水圧異常の有無から圧送ライン又はドージングバルブ内での尿素水の詰まりの有無を判断する異常診断手段と
    を備えたことを特徴とする尿素SCR用尿素水消費量診断装置。
  2. 前記尿素水圧判定手段は、スタートアップ時間が規定時間より短いときに異常フラッグをONとし、前記異常診断手段は、その尿素水圧判定手段のフラッグがONで、尿素水噴射量と尿素水消費量との差が閾値以上のとき異常と診断する請求項1記載の尿素SCR用尿素水消費量診断装置。
  3. 前記尿素水圧判定手段は、スタートアップ時間が規定時間以上のときに異常フラッグをクリアし、前記異常診断手段は、その尿素水圧判定手段のフラッグがクリアで、尿素水噴射量と尿素水消費量との差が閾値以上のとき、尿素水タンクへ尿素水が少量補充されたとして異常診断を行わない請求項1記載の尿素SCR用尿素水消費量診断装置。
  4. 前記異常診断手段は、尿素水噴射量と尿素水消費量との差が閾値以上で、尿素消費量が尿素水噴射量に対して多いとき、尿素水圧判定手段のフラッグによらず異常と診断する請求項2又は3記載の尿素SCR用尿素水消費量診断装置。
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