JP2014129277A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2014129277A
JP2014129277A JP2012287628A JP2012287628A JP2014129277A JP 2014129277 A JP2014129277 A JP 2014129277A JP 2012287628 A JP2012287628 A JP 2012287628A JP 2012287628 A JP2012287628 A JP 2012287628A JP 2014129277 A JP2014129277 A JP 2014129277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
acid
mass
skin
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012287628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6130142B2 (ja
Inventor
Yuka Narikawa
友香 成川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2012287628A priority Critical patent/JP6130142B2/ja
Publication of JP2014129277A publication Critical patent/JP2014129277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6130142B2 publication Critical patent/JP6130142B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】皮膚上で伸びが良く、マッサージし易く、べたつきがなく、かつヨレを生じないマッサージ用皮膚外用剤の提供。
【解決手段】下記成分(A)〜(D)を含有することを特徴とするマッサージ用リーブオン皮膚外用剤。
(A)25℃における粘度が25mPa・s以下の液状エステル油
(B)直鎖の高級アルコール
(C)N−アシルアミノ酸又はその塩
(D)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はその塩、及びアクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上を構成単位として含むホモポリマー、コポリマー、又はクロスポリマー
【選択図】なし

Description

本発明は、マッサージ用リーブオン皮膚外用剤に関するものである。
血行促進効果およびリフトアップ効果を目的として、古くからマッサージによる美容が行われてきた。一般的に、マッサージ効果を主たる目的としたマッサージ化粧料があり、剤型としては水系ベース、油系ベースとに大別できる。例えば、油系ベースとしては、オイルを多量に含んでおり、使用されるオイルとしては、スクワラン等の炭化水素系オイル、オリーブ油等のトリグリセライド系オイルやエステル系オイルなど、液状から半固形状のものが知られている(例えば、特許文献1)。一方、水系ベースとしては、種々の水溶性高分子を配合することでマッサージを可能としており、水性ゲルタイプのマッサージ化粧料も使用されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−82481号公報 特開2004−339110号公報
特許文献1の技術では、多量に含有したオイル分による使用感触の重さや、マッサージ後に皮膚に残留する油分によるべたつき、ぎらつき感や閉塞感が残るなど、みずみずしさがなく、使用感に課題があった。一方、水系ベースのマッサージ化粧料である特許文献2の技術では、水性ゲルとして汎用性の高いカルボキシビニルポリマーなどの水溶性高分子を利用する技術であるが、マッサージ性を求めると、水溶性高分子を高配合する必要が出てくるため、ヨレが生じてしまうという課題があった。特にリーブオンタイプのマッサージ化粧料では、これらの課題が顕著に感じられ、その改善が求められていた。
従って、本発明の課題は、皮膚上で伸びが良く、マッサージし易く、べたつきがなく、かつヨレを生じないマッサージ用リーブオン皮膚外用剤を提供することにある。
そこで、本発明者は、前記課題を解決すべく種々検討した結果、低粘度の液状エステル油と、直鎖の高級アルコールと、N−アシルアミノ酸塩と、アクリルアミド系の水溶性高分子とを組み合わせて配合することにより、皮膚上で伸びが良くてマッサージし易く、べたつきがなく、ぎらつきやヨレを生じず、さらに保湿感、浸透感に優れ、塗布後にメイクアップも可能なマッサージ用リーブオン皮膚外用剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記成分(A)〜(D)を含有することを特徴とするマッサージ用リーブオン皮膚外用剤を提供するものである。
(A)25℃における粘度が25mPa・s以下の液状エステル油
(B)直鎖の高級アルコール
(C)N−アシルアミノ酸又はその塩
(D)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はその塩、及びアクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上を構成単位として含むホモポリマー、コポリマー、又はクロスポリマー
本発明のマッサージ用リーブオン皮膚外用剤は、安定性に優れ、皮膚上で伸びがよくてマッサージし易く、べたつかず、ぎらつきやヨレが生じず、かつ、保湿感、浸透感に優れたものである。さらに、本発明のマッサージ用リーブオン皮膚外用剤を適用後、すぐにメイクアップも可能で、メイクアップ化粧料の化粧のりを向上させる効果も得られる。
本発明に用いられる(A)25℃における粘度が25mPa・s以下の液状エステル油は、低粘度の液状エステル油であり、皮膚上での伸びがよく、マッサージがし易く、べたつきのない油剤である。
(A)成分としては、炭素数6〜24の脂肪酸と炭素数2〜24の1価アルコールとのエステル、炭素数6〜24の脂肪酸とプロピレングリコール、プロパンジオール等の炭素数2〜4の2価アルコールとのモノ又はジ−エステル、炭素数4〜10の2塩基脂肪酸と炭素数2〜8の1価アルコールとのジエステル、炭酸と炭素数6〜18の1価アルコールとのジエステル等が挙げられる。
このうち、炭素数8〜10の脂肪酸と炭素数2〜24の1価アルコールとのエステル、炭酸と炭素数6〜18の1価アルコールとのジエステル、炭素数8〜10の脂肪酸と炭素数2〜4の2価アルコールとのジエステル、炭素数8〜10の2塩基脂肪酸と炭素数2〜4の1価アルコールとのジエステルがより好ましい。ここで脂肪酸及びアルコールは直鎖でも分岐でもよい。
当該(A)成分の具体例としては、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸エチルヘキシル、ジオレイン酸プロピレングリコール、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、ジ(カプリル酸/カプリン酸)プロパンジオール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、イソノナン酸イソノニル、セバシン酸ジイソプロピル、イソステアリン酸プロピレングリコール、炭酸ジカプリリル等を挙げることが出来る。これらは、1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明では皮膚用外用剤中に、べたつき感を抑え、マッサージ時の使用感の向上の点から、さらに(A)成分は、25℃における粘度が15mPa・s以下のエステル油であることが好ましく、より好ましくは3mPa・s以上、15mPa・s以下であることがより好ましい。なお、粘度測定は、1気圧下、25℃でB型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS−A1(芝浦システム製);ローターNo.1、60回転/分、30秒)で行うことができる。
(A)成分のうち、粘度が15mPa・s以下のエステル油として、例えば、イソノナン酸イソノニル、セバシン酸ジイソプロピル、ジ(カプリル酸/カプリン酸)プロパンジオール、2−エチルヘキサン酸セチル、炭酸ジカプリリルなどが好適に挙げられる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用される。
本発明で用いる(A)成分は、公知の物質であり、例えばカプリル酸/カプリン酸とプロパンジオールのエステル化により容易に製造できる。また、一般に市販もされており、ジ(カプリル酸/カプリン酸)プロパンジオールとして、日清オイリオグループ株式会社より販売されているサラコスPR−85等が挙げることができる。
(A)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量は、べたつき感を抑え、かつ、マッサージ可能で、その後、メイクアップが可能な点から、1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、また20質量%以下が好ましく、18質量%以下がより好ましく、さらに16質量%以下が好ましい。具体的には、1〜20質量%が好ましく、3〜18質量%がより好ましく、5〜16質量%がさらに好ましい。
本発明で用いられる(B)直鎖の高級アルコールは、皮膚外用剤に用いられるものであれば特に限定されるものではなく、式ROH(Rは炭素数12以上の直鎖のアルキル又はアルケニル基)で表される炭素数12以上の直鎖のアルコールが好ましく用いられる。高級アルコールは、乳化製剤の安定性の向上、乳化製剤の外観、粘度ならびに塗布する際の延展性、肌おさまり、保湿効果の点から、炭素数12〜24の飽和の直鎖アルコールがより好ましく、炭素数14〜24の飽和直鎖アルコールがさらに好ましく、炭素数16〜22の飽和直鎖アルコールがさらに好ましい。具体的には、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナービルアルコール等が挙げられ、1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
これらのうち、好ましくはベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコールである。
(B)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量は、べたつき感を抑え、かつ、マッサージ可能で、その後、メイクアップが可能な点から、0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、また8質量%以下が好ましく、6質量%以下がより好ましく、さらに4質量%以下が好ましい。具体的には、0.1〜8質量%が好ましく、0.3〜6質量%がより好ましく、0.5〜4質量%がさらに好ましい。
本発明で用いられる(C)N−アシルアミノ酸又はその塩は、水溶性の界面活性剤である。N−アシルアミノ酸を構成するアミノ酸としては、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、スレオニン、メチルアラニン、サルコシン、リジン、アルギニン等が挙げられる。これらのアミノ酸は、L体、D体又はDL体の何れでもよい。これらのうち1種類を使用してもよいし、上記の群から選ばれる2種以上を混合して使用してもよい。分散安定性、べたつき感のなさの点から、酸性アミノ酸又は中性アミノ酸がより好ましい。具体的には、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニンが更に好ましく、グルタミン酸が特に好ましい。また、N−アシルアミノ酸の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、エタノールアミン塩等のアミン塩が挙げられる。
(C)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量は、べたつき感を抑え、かつ安定性を保持する点から、0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、また2質量%以下が好ましく、1.8質量%以下がより好ましく、さらに1.6質量%以下が好ましい。具体的には、0.1〜2質量%が好ましく、0.3〜1.8質量%がより好ましく、0.5〜1.6質量%がさらに好ましい。
本発明で用いられる(D)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及びアクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上を構成単位として含むホモポリマー、コポリマー、又はクロスポリマーは特に限定されるものではない。具体的にはビニルピロリドン/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、ジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、アクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、メチレンビスアクリルアミドでクロスリンクさせたジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のクロスポリマー、ポリアクリルアミドとポリアクリル酸ナトリウムの混合物、アクリル酸ナトリウム/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、ポリアクリルアミド/アクリル酸アンモニウム共重合体、アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム共重合体等が挙げられる。ただし、これらの例示に限定されるものではない。
上記において、塩としては、アルカリ金属塩(例えば、カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アンモニウム塩、有機アミン類塩(例えば、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩等)などが好適例として挙げられる。これらの(D)成分は、1種または2種以上を用いることができる。
これらの(D)成分は、合成したものでも市販品でもよい。例えば、ビニルピロリドン/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体としては、「ARISTOFLEX AVC」(Clariant社製)、アクリル酸ナトリウム/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体としては、「SIMULGEL EG」(SPPIC社製)、「SIMULGEL EPG」(SPPIC社製)、アクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩共重合体としては、「SIMULGEL 600」(SEPPIC社製)、アクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)としては、「SEPIGEL 305」(SPPIC社製)、「SEPIGEL 501」(SPPIC社製)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム塩のホモポリマーとしては、「Hostacerin AMPS」(Clariant社製)、「SIMULGEL 800」(SPPIC社製)等が挙げられ、ジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸としては、「SU−POLYMER G−1」(東邦化学工業(株)社製)等が挙げられる。
(D)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量は、べたつき感を抑え、メイクアップのときにヨレが生じず、かつ安定性を保持する点から、0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、0.3質量%以上がさらに好ましく、また2.5質量%以下が好ましく、2.0質量%以下がより好ましく、さらに1.5質量%以下が好ましい。具体的には、0.1〜2.5質量%が好ましく、0.2〜2.0質量%がより好ましく、0.3〜1.5質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚外用剤の剤形としては、特に限定されるものではないが、クリーム、乳液、美容液、サンスクリーンなどに適用が可能であり、さらにスプレー剤、ムース剤としても適用できる。
本発明の皮膚外用剤は乳化組成物であるのが好ましく、その乳化型としては、油中水型乳化、水中油型乳化等の制限なく、様々な乳化型に応用できるが、べたつき感を抑え、メイクアップがしやすい水中油型乳化組成物とするのが好ましい。
本発明の皮膚外用剤は、前記の必須成分に加えて必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で通常、医薬品、医薬部外品、化粧料等に使用されている他の任意の成分、例えば、(C)成分以外のアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、(A)成分以外の油分、紫外線吸収剤、防腐剤、保湿剤、(D)成分以外のポリマー類、アミノ酸誘導体、糖誘導体、香料、水、アルコール、増粘剤、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、薬剤等の成分を適宜配合することができる。
本発明の皮膚外用剤は、顔、手、足等の皮膚に塗布し、マッサージすることにより使用されるマッサージ用皮膚外用剤である。また、マッサージ終了後、洗い流す必要はなく、リーブオンタイプの皮膚外用剤である。本発明の皮膚外用剤を用いてマッサージ後、メイクアップをすることも可能である。
上述の実施形態に関し、本発明はさらに以下の実施態様を開示する。
<1>下記成分(A)〜(D)を含有することを特徴とするマッサージ用リーブオン皮膚外用剤。
(A)25℃における粘度が25mPa・s以下の液状エステル油
(B)直鎖の高級アルコール
(C)N−アシルアミノ酸又はその塩
(D)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はその塩、及びアクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上を構成単位として含むホモポリマー、コポリマー、又はクロスポリマー
<2>(A)成分が、炭素数6〜24の脂肪酸と炭素数2〜24の1価アルコールとのエステル、炭素数6〜24の脂肪酸とプロピレングリコール、プロパンジオール等の炭素数2〜4の2価アルコールとのモノ又はジ−エステル、炭素数4〜10の2塩基脂肪酸と炭素数2〜8の1価アルコールとのジエステル及び炭酸と炭素数6〜18の1価アルコールとのジエステルから選ばれる1種又は2種以上である<1>の皮膚外用剤。
<3>(A)成分が、炭素数8〜10の脂肪酸と炭素数2〜24の1価アルコールとのエステル、炭酸と炭素数6〜18の1価アルコールとのジエステル、炭素数8〜10の脂肪酸と炭素数2〜4の2価アルコールとのジエステル、及び炭素数8〜10の2塩基脂肪酸と炭素数2〜4の1価アルコールとのジエステルから選ばれる1種又は2種以上である<1>又は<2>の皮膚外用剤。
<4>(A)成分が、25℃における粘度が15mPa・s以下のエステル油である<1>〜<3>のいずれかの皮膚外用剤。
<5>(A)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、さらに好ましくは5質量%以上であり、また好ましくは20質量%以下、より好ましくは18質量%以下、さらに好ましくは16質量%以下である<1>〜<4>のいずれかの皮膚外用剤。
<6>(A)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量が、好ましくは1〜20質量%、より好ましくは3〜18質量%、さらに好ましくは5〜16質量%である<1>〜<5>のいずれかの皮膚外用剤。
<7>(B)成分が、好ましくは炭素数12以上の直鎖アルコール、より好ましくは炭素数12〜24の飽和の直鎖アルコール、さらに好ましくは炭素数14〜24の飽和直鎖アルコール、さらに好ましくは炭素数16〜22の飽和直鎖アルコール、さらに好ましくはミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール及びカルナービルアルコールから選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<6>のいずれかの皮膚外用剤。
<8>(B)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、また好ましくは8質量%以下、より好ましくは6質量%以下、さらに好ましくは4質量%以下である<1>〜<7>のいずれかの皮膚外用剤。
<9>(B)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量が、好ましくは0.1〜8質量%、より好ましくは0.3〜6質量%、さらに好ましくは0.5〜4質量%である<1>〜<8>のいずれかの皮膚外用剤。
<10>(C)成分のN−アシルアミノ酸を構成するアミノ酸が、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、スレオニン、メチルアラニン、サルコシン、リジン及びアルギニンから選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<9>のいずれかの皮膚外用剤。
<11>(C)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、また好ましくは2質量%以下、より好ましくは1.8質量%以下、さらに好ましくは1.6質量%以下である<1>〜<10>のいずれかの皮膚外用剤。
<12>(C)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量が、好ましくは0.1〜2質量%、より好ましくは0.3〜1.8質量%、さらに好ましくは0.5〜1.6質量%である<1>〜<11>のいずれかの皮膚外用剤。
<13>(D)成分が、ビニルピロリドン/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、ジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、アクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、メチレンビスアクリルアミドでクロスリンクさせたジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のクロスポリマー、ポリアクリルアミドとポリアクリル酸ナトリウムの混合物、アクリル酸ナトリウム/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、ポリアクリルアミド/アクリル酸アンモニウム共重合体、アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム共重合体から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは、ビニルピロリドン/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、ジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、アクリルアミド/アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、ポリアクリルアミドとポリアクリル酸(塩)の混合物、アクリル酸ナトリウム/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、アクリルアミド/アクリル酸(塩)共重合体、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)のホモポリマー及びビニルホルムアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体から選ばれる1種または2種以上である<1>〜<12>のいずれかの皮膚外用剤。
<14>(D)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、さらに好ましくは0.3質量%以上であり、また好ましくは2.5質量%以下、より好ましくは2.0質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下である<1>〜<13>のいずれかの皮膚外用剤。
<15>(D)成分の皮膚外用剤総量に対する含有量が、好ましくは0.1〜2.5質量%、より好ましくは0.2〜2.0質量%、さらに好ましくは0.3〜1.5質量%である<1>〜<14>のいずれかの皮膚外用剤。
<16>水中油型乳化組成物である<1>〜<15>のいずれかの皮膚外用剤。
以下、実施例、比較例により詳細に説明する。尚、組成の単位は全て質量%である。
実施例に先立ち、実施例において行った(1)保存安定性試験、(2)官能評価試験について説明する。
(保存安定性試験)
試料をガラスビンに入れ、45℃で3ヶ月放置後の状態、外観を観察し、異常が認められる場合(分離、析出等)を×で表し、異常が認められない場合を○で表した。
(官能評価試験)
専門女性パネル(10名)につき、実施例に示す皮膚用乳化組成物を使用して、「マッサージのしやすさ」、「保湿感」、「べたつき」、「肌残り感(ぎらつき、ヨレ)」の5項目に関してアンケートを行い、下記の評価基準に基づき、評価を行った。結果はその評価の平均点で示す。
(評価基準)
マッサージのしやすさ
5:良い
4:やや良い
3:どちらともいえない
2:やや悪い
1:悪い
保湿感
5:良い
4:やや良い
3:どちらともいえない
2:やや悪い
1:悪い
べたつきのなさ
5:無い
4:やや無い
3:どちらともいえない
2:やや有る
1:有る
肌残り感(ぎらつき、ヨレ)
5:無い
4:やや無い
3:どちらともいえない
2:やや有る
1:有る
実施例1〜8、比較例1〜6
表1及び表2に記載の組成で示した皮膚用乳化組成物を常法により作製し、前記の試験を実施した。結果を表1及び表2に併せて示す。
Figure 2014129277
Figure 2014129277
表1及び表2より明らかなように、本発明の(A)〜(D)成分を含有するマッサージ用リーブオン皮膚用乳化組成物は、長期間安定で、皮膚上での伸びが良くマッサージし易く、保湿感に優れ、べたつきがなく、かつ肌残り感(ざらつき、ヨレ)がないものであった。また、塗布後にメイクアップを行っても、化粧のりが良好であった。
一方、(A)成分を配合しない又は(A)成分に該当しない液状油を配合した場合(比較例1〜3)は、マッサージのしやすさ、保湿感、べたつきのなさ、肌残り感等の点で劣っていた。また、(B)成分、(C)成分又は(D)成分を配合しなかった場合(比較例4〜6)は、保存安定性が悪く、また使用感評価も十分でなかった。
次に、本発明の皮膚用乳化組成物の処方例を表3及び表4に示す。
Figure 2014129277
上記組成の皮膚用乳化組成物(美容液)を常法により調製し、保存安定性、保湿感、のび、べたつきのなさ及びきしみのいずれの面においても優れていた。
Figure 2014129277
上記組成の皮膚用乳化組成物(クリーム)を常法により調製し、保存安定性に優れ、保湿感、マッサージのしやすさ、べたつきのなさ及び肌残り感(ぎらつき、ヨレ)の良さのいずれの面においても優れていた。

Claims (4)

  1. 下記成分(A)〜(D)を含有することを特徴とするマッサージ用リーブオン皮膚外用剤。
    (A)25℃における粘度が25mPa・s以下の液状エステル油
    (B)直鎖の高級アルコール
    (C)N−アシルアミノ酸又はその塩
    (D)2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はその塩、及びアクリルアミドから選ばれる1種又は2種以上を構成単位として含むホモポリマー、コポリマー、又はクロスポリマー
  2. (A)成分が、25℃における粘度15mPa・s以下の液状エステル油である請求項1に記載の皮膚外用剤。
  3. (A)成分が、炭素数8〜10の脂肪酸と炭素数2〜24のアルコールとのエステル、炭酸と炭素数6〜18のアルコールとのジエステル、炭素数8〜10の脂肪酸と炭素数2〜4の2価アルコールとのジエステル、及び炭素数8〜10の2塩基脂肪酸と炭素数2〜4の1価アルコールとのジエステルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
  4. (D)成分が、ビニルピロリドン/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、ジメチルアクリルアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、アクリルアミド/アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、ポリアクリルアミドとポリアクリル酸(塩)の混合物、アクリル酸ナトリウム/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体、アクリルアミド/アクリル酸(塩)共重合体、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)のホモポリマー及びビニルホルムアミド/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)共重合体から選ばれる1種または2種以上である請求項1〜3のいずれかに記載の皮膚外用剤。
JP2012287628A 2012-12-28 2012-12-28 皮膚外用剤 Active JP6130142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287628A JP6130142B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 皮膚外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012287628A JP6130142B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 皮膚外用剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014129277A true JP2014129277A (ja) 2014-07-10
JP6130142B2 JP6130142B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=51408045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012287628A Active JP6130142B2 (ja) 2012-12-28 2012-12-28 皮膚外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6130142B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022255271A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社 資生堂 美容組成物

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004517792A (ja) * 2001-01-09 2004-06-17 クラリアント インターナショナル リミティド 中性pHを有するアニオン性コロイダルシリカの水性サスペンションの調製方法およびそれらの応用
JP2006117534A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Kose Corp 乳化化粧料
JP2008106043A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Kose Corp 水中油型乳化化粧料
JP2008255023A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Kao Corp 皮膚外用剤
JP2012036145A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Kao Corp 乳化化粧料
WO2012068361A2 (en) * 2010-11-19 2012-05-24 The Procter & Gamble Company Compositions and methods for improving the appearance of facial texture
JP2012224623A (ja) * 2011-04-08 2012-11-15 Kao Corp 水中油型乳化組成物

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004517792A (ja) * 2001-01-09 2004-06-17 クラリアント インターナショナル リミティド 中性pHを有するアニオン性コロイダルシリカの水性サスペンションの調製方法およびそれらの応用
JP2006117534A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Kose Corp 乳化化粧料
JP2008106043A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Kose Corp 水中油型乳化化粧料
JP2008255023A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Kao Corp 皮膚外用剤
JP2012036145A (ja) * 2010-08-10 2012-02-23 Kao Corp 乳化化粧料
WO2012068361A2 (en) * 2010-11-19 2012-05-24 The Procter & Gamble Company Compositions and methods for improving the appearance of facial texture
JP2012224623A (ja) * 2011-04-08 2012-11-15 Kao Corp 水中油型乳化組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022255271A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社 資生堂 美容組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6130142B2 (ja) 2017-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6831639B2 (ja) 水中油型乳化組成物
JP6057461B2 (ja) αゲル構造体およびそれを含有する化粧料または皮膚外用剤
JP5342736B2 (ja) 水中油型エマルション及びその製造方法
WO2002041853A1 (fr) Composition emulsifiante d'huile dans l'eau et son procede de preparation
JP6118546B2 (ja) 水中油型乳化組成物
JP2008106043A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP6823395B2 (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2013014539A (ja) 保湿化粧料
JP2013018751A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2003176211A (ja) 油性増粘ゲル状組成物、該組成物を用いた乳化組成物及びその調製法
JP5892720B2 (ja) 皮膚外用剤
JP6130142B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5966231B1 (ja) アミノ酸配合顔用皮膚外用剤
JP6830735B2 (ja) 乳化型皮膚外用剤
WO2018061855A1 (ja) 乳化化粧料
JP2015074606A (ja) リーブオン毛髪化粧料
JP5566099B2 (ja) 皮膚用化粧料
JP2003012476A (ja) 半固形状毛髪化粧料
US20130065871A1 (en) Emulsion composition
JP2013139395A (ja) 水中油型乳化組成物
JP2013139407A (ja) 皮膚用乳化組成物
JP2013103898A (ja) 水中油型乳化組成物
JP7359436B2 (ja) 入浴剤組成物
KR102104096B1 (ko) 유화 화장료
JP5185574B2 (ja) 水中油型乳化整髪剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170413

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6130142

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250