JP2014128774A - 竪型ミル及びこれを備える粉体供給システム - Google Patents

竪型ミル及びこれを備える粉体供給システム Download PDF

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Abstract

【課題】弾力性の高い固形物も容易に粉砕することができる竪型ミル及びこれを備える粉体供給システムを提供することにある。
【解決手段】固形物を供給される供給口及び固形物を排出する出口が形成される中空形状をなし、空気が供給される部分、供給口及び出口以外の内部領域が気密であるハウジングと、ハウジングの内部領域に鉛直方向に沿う支持軸心により駆動回転可能に支持される粉砕テーブルと、粉砕テーブルの上方に配置されて第1支持軸により回転自在に支持される粉砕ローラと、内部領域に高圧の空気を供給し、内部領域を大気圧よりも高い高圧雰囲気とする高圧雰囲気形成手段とを備る。高圧雰囲気形成手段は、供給口密閉手段と、出口密閉手段と、吸気部密閉手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、石炭やバイオマスなどの固形物を粉砕して微粉化する竪型ミル及びこれを備える粉体供給システムに関するものである。
ボイラ発電などの燃焼設備では、燃料として石炭やバイオマスなどの固形燃料が用いられる。そして、この石炭などを固形燃料として利用する場合、例えば、竪型ミルにより原炭を粉砕して微粉炭を生成し、得られた微粉炭を燃料として用いるようにしている。
この竪型ミルは、ハウジングの下部に粉砕テーブルが駆動回転可能に配設されると共に、粉砕荷重を付与可能に配設された粉砕ローラで構成されている。従って、原炭が給炭管から粉砕テーブル上に供給されると、遠心力により全面に分散されて炭層が形成され、この炭層に対して各粉砕ローラが押圧することで粉砕される。粉砕後の微粉炭は、供給空気により乾燥され、分級されて外部に排出される。このような竪型ミルとしては、例えば、下記特許文献1、2に提案されたものがある。
また、物体の微粉体を製造する方法としては、石炭やバイオマス以外の物質である穀物を微粉体とする方法がある(特許文献3参照)。特許文献3には、穀物を極低温の環境に所定の時間保管して穀物に含まれる水分が凍った状態とし、その冷凍された穀物原料を、微粉末製造装置を用いて微粉末化する処理を行う穀物の粉の製造方法が記載されている。さらに、篩装置のような分級手段を用いて、目的とする大きさの微粉末とする工程と、得られた微粉末を高圧釜に入れて加熱処理する工程と、高圧釜の圧力を徐々に下げながら内部の水蒸気成分および、気体成分を粉と分離して放出させる工程と、を経て、高圧釜から取り出した状態で、乾燥した微粉末として得る。
特開平09−047680号公報 特開2001−017880号公報 特開2007−228929号公報
ここで、例えば、バイオマスは、水分を含有している、繊維質である等の要因で石炭よりも弾力性が高く粉砕しにくい。このため、竪型ミルでの加工時間が長くなり、粉砕にかかるエネルギーが大きくなる。竪型ミルは、弾力性の高い原料を粉砕する場合、同様に粉砕に時間を要する。また、常圧雰囲気で粉砕を行う竪型ミルにおいては、バイオマスが潰れて扁平状となってしまい、粉砕が困難である。
本発明は上述した課題を解決するものであり、弾力性の高い固形物も好適に粉砕することができる竪型ミル及びこれを備える粉体供給システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の竪型ミルは、固形物を供給される供給口及び前記固形物を排出する出口が形成される中空形状をし、空気が供給される部分、前記供給口及び前記出口以外の内部領域が気密であるハウジングと、前記ハウジングの内部領域に鉛直方向に沿う支持軸心により回転可能に支持される粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルの上方に対向して配置され、第1支持軸により回転自在に支持される粉砕ローラと、前記内部領域に高圧の空気を供給し、前記内部領域を大気圧よりも高い高圧雰囲気とする高圧雰囲気形成手段と、を備え、前記高圧雰囲気形成手段は、前記供給口を密閉する供給口密閉手段、前記出口を密閉する出口密閉手段と、前記空気が供給される部分を密閉する空気供給手段と、を有することを特徴とするものである。
竪型ミルは、上記構成とすることで、粉砕ローラが粉砕を行う領域を高圧雰囲気にすることができ、大気圧よりも圧縮された状態で粉砕を行うことができる。これにより、固形物を圧縮され弾力性が低下した状態で粉砕することができ、弾力性の高い固形物も容易に粉砕することができる。
本発明の竪型ミルでは、前記高圧雰囲気形成手段は、前記内部領域を2気圧以上とすることが好ましい。これにより、固形物をより確実に圧縮した状態とすることができ、粉砕しやすくすることができ、弾力性の高い固形物も容易に粉砕することができる。
本発明の竪型ミルでは、前記ハウジングは、前記粉砕テーブルの回動部との接触位置を密閉する軸シール機構を備えることが好ましい。これにより、内部領域とその外側の領域との境界の気密性をより高くすることができ、内部領域を好適に高圧雰囲気にすることができる。
本発明の竪型ミルでは、前記高圧雰囲気形成手段は、前記内部領域にある前記固形物及び前記微粉体を流動させる空気を供給する手段を含むことが好ましい。これにより、供給する空気で固形物の粉砕を補助しつつ、内部領域を高圧雰囲気とすることができる。
本発明の竪型ミルでは、前記固形物は、バイオマスであることが好ましい。
竪型ミルは、固形物として弾力性の高いバイオマスを用いた場合でも、固形物を容易に粉砕できる。バイオマスという環境負荷の少ない燃料を、容易に燃焼しやすい状態に加工することができる。
上記の目的を達成するための本発明の粉体供給システムでは、上記のいずれかに記載の竪型ミルと、前記竪型ミルの前記供給口と接続し、前記竪型ミルに固形物を供給する固形物供給手段と、前記竪型ミルの前記出口と接続し、前記竪型ミルで製造された微粉体を回収する微粉体回収手段と、を有し、前記固形物供給手段から前記微粉体回収手段までの空間が前記高圧雰囲気であることを特徴とする。
本発明の粉体供給システムは、上記構成とすることで、ハウジングの供給口及び出口のそれぞれと接続している部分である固形物供給手段と微粉体回収手段とに、高圧雰囲気とその外側の領域との境界を設けることができる。つまり、粉体供給システムは、固形物及び微粉体の通過経路における高圧雰囲気とその外側の領域との境界を固形物供給手段と微粉体回収手段とに設けることができる。これにより、固形物を粉砕する竪型ミルにおける固形物の挙動に影響を与えることを抑制することができ、固形物の粉砕を好適に行うことができる。
本発明の竪型ミル及びこれを備える粉体供給システムによれば、粉砕ローラが粉砕を行う領域を高圧雰囲気にすることができ、大気圧よりも圧縮された状態で粉砕を行うことができる。これにより、固形物を圧縮され弾力性が低下した状態で粉砕することができ、弾力性の高い固形物も容易に粉砕することができる
図1は、本発明の実施例に係る竪型ミルを表す概略構成図である。 図2は、実施例の竪型ミルを備える粉体供給システムを用いる粉体利用システムの概略構成図である。 図3は、図2に示す粉体供給システムの動作を説明するための概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る竪型ミル及びこれを備える粉体供給システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の実施例に係る竪型ミルを表す概略構成図である。実施例の竪型ミル10は、バイオマスなどの固形物(材料)を粉砕するものである。ここで、バイオマスとは、再生可能な生物由来の有機性資源(環境負荷の少ない燃料)であり、例えば、間伐材、廃材木、流木、草類、廃棄物、汚泥、タイヤ及びこれらを原料としたリサイクル燃料(ペレットやチップ)などであり、ここに提示したものに限定されることはない。なお、竪型ミル10は、固形物(材料)として、バイオマスと石炭とを混合したものを用いることもできる。
実施例の竪型ミル10において、ハウジング11は、竪型の円筒中空形状をなし、天井部12の中央部に固形物供給管13が装着されている。この固形物供給管13は、後述する固形物供給手段からハウジング11内に固形物を供給するものであり、ハウジング11の中心位置に上下方向(鉛直方向)に沿って配置され、下端部が下方まで延設されている。
ハウジング11は、下部に架台14が設置され、この架台14上に粉砕テーブル15が回転自在に配置されている。この粉砕テーブル15は、ハウジング11の中心位置に固形物供給管13の下端部に対向して配置されている。また、この粉砕テーブル15は、上下方向(鉛直方向)の軸心により回転自在であると共に、図示しない駆動装置により回転可能となっている。そして、粉砕テーブル15は、中心部が高く、外側に向けて低くなるような傾斜形状をなし、外周部が上方に湾曲した形状をなしている。
ハウジング11は、粉砕テーブル15の回動部との接触位置を密閉する軸シール機構30を備える。軸シール機構30は、オイルシールやメカニカルシールである。軸シール機構30は、粉砕テーブル15の回動部が回転可能な状態で粉砕テーブル15の回動部と接触している。また、軸シール機構30は、ハウジング11に対して回転する粉砕テーブル15の回動部との接触面から空気が漏れないように密閉(気密に)している。
粉砕テーブル15は、その上方に対向して複数(本実施例では、3個)の粉砕ローラ16が配置されている。この各粉砕ローラ16は、粉砕テーブル15の外周部の上方に、周方向に均等間隔で配置されている。複数(本実施例では、3個)の第1支持軸17は、ハウジング11の側壁から中心部側へ下方に傾斜するように配置され、先端部に軸受(図示略)を介して粉砕ローラ16が回転自在に支持されている。即ち、各粉砕ローラ16は、粉砕テーブル15の上方で、上部がハウジング11の中心部側へ傾斜した状態で、回転自在に支持されることとなる。
複数(本実施例では、3個)の支持アーム18は、中間部が水平方向に沿った第2支持軸19によりハウジング11の側壁に上下に揺動自在に支持されている。そして、各支持アーム18は、先端部に粉砕ローラ16が装着された第1支持軸17の基端部を支持している。即ち、各粉砕ローラ16は、各支持アーム18が第2支持軸19を支点として上下に揺動することで、粉砕テーブル15の上面に対して接近離反自在に支持されることとなる。そして、各粉砕ローラ16は、外周面が粉砕テーブル15の上面に接触した状態でこの粉砕テーブル15が回転すると、粉砕テーブル15から回転力を受けて回転する。
また、各支持アーム18は、上端部18aに対して各粉砕ローラ16の反力荷重を付与する反力荷重付与装置20が設けられる一方、下端部18bに対してストッパ21が設けられている。この反力荷重付与装置20は、支持アーム18から粉砕ローラ16に対して、この粉砕ローラ16が粉砕テーブル15から離間する方向に対抗する反力荷重を付与するものである。ストッパ21は、支持アーム18を介して粉砕ローラ16が下方に回動できる量を規制するものである。この反力荷重付与装置20とストッパ21は、ハウジング11に設けられている。
固形物が粉砕テーブル15の中心部に供給されると、この固形物は遠心力により外周側に移動し、各粉砕ローラ16と粉砕テーブル15との隙間に入り込む。ここで、各粉砕ローラ16は、固形物により上昇しようとするが、反力荷重付与装置20により反力荷重が付与されているため、上昇せずに固形物に押圧荷重を与える。ここで、粉砕ローラ16は、粉砕テーブル15から固形物を介して回転力が伝達されて回転すると共に、固形物に押圧荷重を作用して粉砕することができる。
ハウジング11は、下部に粉砕テーブル15の外周辺に位置して一次空気が送り込まれる入口ポート22が設けられている。入口ポート22は、後述するコンプレッサ50に接続されている。また、ハウジング11は、上部に固形物供給管13の外周辺に位置して粉砕した固形物(以下、粉砕物)を分級するロータリセパレータ(分級装置)23が設けられると共に、天井部12に分級した粉砕物を排出する出口ポート24が設けられている。更に、ハウジング11は、下部に異物排出管25が設けられており、この異物排出管25は、固形物に混在する礫や金属片などの異物(スピレージ)を粉砕テーブル15の外周部から落下させて排出するものである。
ハウジング11は、ハウジング11の内面と軸シール機構30とハウジング11の内部に露出した各部とに囲まれた内部領域αが、固形物や微粉体が流動する領域となる。ここで、内部領域αは、軸シール機構30や内面の構造で、固形物供給管(供給口)13、入口ポート(空気が供給される部分)22及び出口ポート(出口)24以外の領域が気密状態となる。これにより、ハウジング11は、固形物供給管13、入口ポート22及び出口ポート24以外から空気が漏れない状態(固形物供給管13、入口ポート22及び出口ポート24を塞ぐと密閉されている状態)となる。なお、ハウジング11は、ハウジング11の内面を気密に保つ各種機構を用いることができる。例えば、シール膜を形成してもよいし、部材と部材のつなぎ面にシールを配置してもよい。
コンプレッサ50は、配管52を介して入口ポート22が設けられている。コンプレッサ50は、圧縮した空気を入口ポート22に一次空気として送り込むことで、ハウジング11の内部領域αを高圧雰囲気とする。コンプレッサ50は、一次空気として、大気や、窒素(N)、例えば排ガス等の低酸素ガスを供給する。
コンプレッサ50は、竪型ミル10の高圧雰囲気形成手段に含まれる。高圧雰囲気形成手段は、竪型ミル10の内部領域αを高圧雰囲気とするための各種手段が含まれる。例えば、ハウジング内を気密に保つための機構、軸シール機構30も含めることができる。高圧雰囲気形成手段は、固形物及び微粉体を搬送する経路を密閉する機構も含めることができる。竪型ミル10は以上のような構成である。
具体的には、高圧雰囲気形成手段は、固形物供給管(供給口)13を密閉する供給口密閉手段と、出口ポート(出口)24を密閉する出口密閉手段と、空気を供給する入口ポート(空気供給部)22を密閉する空気供給手段を有する。これらは、ハウジング11内を高圧雰囲気に維持しつつ、必要に応じて空気、固形物及び微粉体を搬送、流通させる。このため、設置された領域を完全に閉じる機構はなく、必要に応じて開閉したり、一方向に流通可能な状態としたりしつつ、必要以上の空気が出されてハウジング11内の圧力が低下することを抑制する機構である。供給口密閉手段は、固形物供給管(供給口)13から必要以上の空気が漏れることを抑制しつつ、固形物を流通させることで、固形物供給管(供給口)13を密閉する機構である。出口密閉手段は、出口ポート(出口)24から必要以上の空気が漏れることを抑制しつつ、微粉体を流通させることで、出口ポート(出口)24を密閉する機構である。それぞれ、固形物供給管(供給口)13と出口ポート(出口)24に接続されている経路上に配設されていればよい。そして、本実施形態の空気供給手段はコンプレッサである。コンプレッサ50は、ハウジング11内の空気が入口ポート22から排出されることを抑制する。つまり、コンプレッサ50は、入口ポート22の経路に設けられ、空気が供給される部分を密閉する。
まず、竪型ミル10は、コンプレッサ50を駆動し、ハウジング11の内部領域αに、空気を供給し、内部領域αを高圧雰囲気とする。竪型ミル10は、図1に示すように、原炭などの固形物が固形物供給管13からハウジング11内に供給されると、この固形物は、粉砕テーブル15上の中心部に供給される。このとき、粉砕テーブル15は、所定の速度で回転していることから、粉砕テーブル15上の中心部に供給された固形物は、遠心力により外周に分散するように移動し、粉砕テーブル15の全面に一定の固形物層が形成される。即ち、固形物が各粉砕ローラ16と粉砕テーブル15との間に入り込む。
すると、粉砕テーブル15の回転力が固形物を介して各粉砕ローラ16に伝達され、粉砕テーブル15の回転に伴って粉砕ローラ16が回転する。このとき、各粉砕ローラ16は、固形物により上昇しようとするが、反力荷重付与装置20により反力荷重が付与されているため、上昇動作が抑制されて固形物に押圧荷重を与える。そのため、各粉砕ローラ16は、粉砕テーブル15上の固形物を押圧して粉砕することとなる。なお、各粉砕ローラ16は、粉砕テーブル15との間に入り込んだ固形物の大きさや硬さにより反力荷重に打ち勝って若干上昇するが、粉砕ローラ16の自重により初期位置に戻される。
粉砕ローラ16により粉砕された固形物は粉砕物となり、コンプレッサ50を駆動させることで入口ポート22からハウジング11内に送り込まれた一次空気により、乾燥されつつ上昇する。この上昇した粉砕物は、ロータリセパレータ23により分級され、粗粉は落下して再び粉砕テーブル15上に戻されて再粉砕が行われる。一方、細粒粉は、ロータリセパレータ23を通過し、気流に乗って出口ポート24から排出される。また、固形物に混在した礫や金属片などのスピレージは、粉砕テーブル15の遠心力により外周部から外方に落下し、異物排出管25により排出される。
実施例の竪型ミル10は、内部領域αを高圧雰囲気とし、ハウジング11内に鉛直方向に沿う支持軸心により粉砕テーブル15を駆動回転可能に支持し、この粉砕テーブル15の上方に第1支持軸17により粉砕ローラ16を回転自在に支持し、外周面が粉砕テーブル15の上面に接触して連れ回り可能とし、第1支持軸17を支持する支持アーム18を粉砕ローラ16が粉砕テーブル15に対して接近離反自在となるように第2支持軸19によりハウジング11に揺動自在に支持させることで支持アーム18から粉砕ローラ16に対して粉砕ローラ16が粉砕テーブル15から離間する方向に対抗する反力荷重を付与する反力荷重付与装置20を設けている。
従って、粉砕ローラ16と粉砕テーブル15の間に固形物が入り込んだとき、粉砕テーブル15の回転力が固形物を介して粉砕ローラ16に伝達されて連れ回りし、このとき、粉砕ローラ16が固形物の侵入により上昇しようとするが、反力荷重付与装置20により粉砕ローラ16に対して反力荷重が付与されているため、粉砕ローラ16は固形物に押圧荷重を与えて粉砕することができる。
ここで、竪型ミル10は、内部領域αを高圧雰囲気とすることで、粉砕テーブル15と粉砕ローラ16との間を含む領域を高圧雰囲気としている。これにより、高圧雰囲気で固形物を粉砕することができる。竪型ミル10は、高圧雰囲気とすることで、固形物を圧縮させて弾性率を低下させることができる。これにより、常圧雰囲気では、粉砕テーブル15と粉砕ローラ16とで挟まれても扁平に変形する固形物、つまり潰れて形状が変化するが、粉砕(複数に分離)されなかった固形物も好適に粉砕することができる。これにより、弾力性が高い固形物も容易に粉砕することができる。
竪型ミル10は、特に本実施例のように固形物がバイオマスである場合、対象の固形物を短時間で確実に粉砕することが可能となる。ここで、バイオマスは、上述したように再生可能な生物由来の有機性資源、例えば木材等であるため、水分が高く,繊維質であるため弾力性が高いものが多い。これに対して竪型ミル10は、上述したように高圧雰囲気とすることで弾力性を低下させた状態の固形物を、粉砕テーブル15と粉砕ローラ16との間で粉砕することができる。これにより、弾力性が高い固形物であるバイオマスも好適に粉砕することができる。また、竪型ミル10は、弾力性が高い状態のバイオマスを粉砕できるため、乾燥処理や炭化処理の等前処理を行わなくても、または前処理を簡単にして少ない乾燥等でもバイオマスを粉砕できるようになる。これにより、加熱、炭化等で熱を消費しなくてもよくなるため、エネルギー効率も高くすることができる。
ここで、本実施例において、高圧雰囲気とは、内部領域αの圧力を2気圧以上とすることである。なお、竪型ミル10は、内部領域αの圧力を10気圧以上とすることがさらに好ましい。また、コンプレッサ50によって竪型ミル10に供給する空気は、温度を100℃以上400℃以下とすることが好ましい。このような温度とすることで、固形物が水分を含んでいる場合、固定物を乾燥させることができ、対象の固形物をより粉砕しやすくすることができる。
また、実施例の竪型ミルでは、反力荷重付与装置20の駆動源として、油圧シリンダ(図示せず)を用いているがこれに限定されない。駆動源としては、支持アームを所定の方向に付勢できればよく、例えば、リニアモータで駆動してもよい。また、駆動源を磁性流体が充填されたダンパを有する構成としてもよい。この場合、磁性流体を磁化させることで支持アーム18から粉砕ローラ16に対して粉砕ローラ16が粉砕テーブル15から離間する方向に対抗する反力荷重を付与する。
次に、本実施例の竪型ミルを備える粉体供給システムについて説明する。以下では、合わせて、粉体供給システム101の固形物及び微粉体の経路において竪型ミル10の高圧雰囲気の境界となる位置についても説明する。図2は、実施例の竪型ミルを備える粉体供給システムの概略構成図である。図3は、図2に示す粉体供給システムの動作を説明するための概略構成図である。
粉体供給システム101は、固形物から微粉体を生成し、生成した微粉体を利用し消費するシステムであり、固形物から微粉体を生成し、生成した微粉体を利用し消費するガス化炉やボイラ等の粉体利用装置102を有する。本実施例では、固形物の一例としてバイオマスを用いる場合について説明する。
粉体供給システム101は、粉体利用装置102にバイオマスを粉砕した微粉体を供給するシステムであり、上述した竪型ミル10と、竪型ミル10に固形物を供給する固形物供給手段104と、竪型ミル10で製造された微粉体を回収し、回収した微粉体を粉体利用装置102に供給する粉体回収手段108と、を有する。
固形物供給手段104は、バンカ112と、ホッパ(固形物貯留部)114a、114bと、バルブ(供給上流側バルブ)116a、116bと、バルブ(供給下流側バルブ)118a、118bとを有する。
また、固形物供給手段104の各部は、配管L1、L2、分岐管L1a、L1b、L2a、L2bによって接続されている。具体的には、配管L1は、一方の端部がバンカ112と接続され、他方の端部が分岐管L1aと分岐管L1bとに分岐されている。分岐管L1aは、配管L1と接続していない端部がホッパ114aと接続されている。分岐管L1bは、配管L1と接続していない端部がホッパ114bと接続されている。次に、分岐管L2aは、一方の端部がホッパ114aと接続され、他方の端部が配管L2と接続されている。分岐管L2bは、一方の端部がホッパ114bと接続され、他方の端部が配管L2と接続されている。配管L2は、分岐管L2a、L2bと接続していない側の端部が竪型ミル10の固形物供給管13と接続されている。
バンカ112は、粉体供給システム101の外部から供給された固形物を貯留している。バンカ112は、貯留する固形物を接続されている配管L1に供給する。ホッパ114aは、バンカ112から配管L1及び分岐管L1aを通って供給された固形物を貯留している。ホッパ114aは、貯留している固形物を分岐管L2a及び配管L2を介して粉砕ミル10に供給する。ホッパ114bは、バンカ112から配管L1及び分岐管L1bを通って供給された固形物を貯留している。ホッパ114bは、貯留している固形物を分岐管L2b及び配管L2を介して粉砕ミル10に供給する。
バルブ(供給上流側バルブ)116aは、分岐管L1aに設置されている。バルブ(供給上流側バルブ)116bは、分岐管L1bに設置されている。バルブ(供給下流側バルブ)118aは、分岐管L2aに設置されている。バルブ(供給下流側バルブ)118bは、分岐管L2bに設置されている。
固形物供給手段104は、バルブ116a、116b、118a、118bの開閉を切り換えることで、当該バルブ116a、116b、118a、118bが設置されている分岐管L1a、L1b,L2a、L2bが開放された状態と密閉された状態(閉塞され空気が通らない状態)とを切り替える。また、固形物供給手段104は、バルブ(供給上流側バルブ)116a、116bの開閉を切り換えることで、バンカ112からホッパ114a、114bに固形物を供給するか否かを切り換えることもできる。固形物供給手段104は、バルブ(供給下流側バルブ)118a、118b、の開閉を切り換えることで、ホッパ114a、114bから竪型ミル10に固形物を供給するか否かを切り換えることもできる。このように、粉体供給システム101は、バルブ116a、116bとバルブ118a、118bとが供給密閉手段となる。
固形物供給手段104は、それぞれの経路について、バルブ116a、116bとバルブ118a、118bとのいずれかを開放することで、バンカ112から固形物が供給される状態または竪型ミル10に固形物を供給する状態とすることができる。
竪型ミル10は、上述したようにコンプレッサ50から一次空気が供給される。具体的には、コンプレッサ50は、配管L3に接続されている。また竪型ミル10とコンプレッサ50とは、配管L4(52)で接続されている。これにより、コンプレッサ50は、配管L3で供給される乾燥ガスを圧縮して配管L4に供給することで、竪型ミル10に一次空気を供給する。
竪型ミル10は、L4から供給される一次空気で内部領域を高圧雰囲気にする。また、竪型ミル10は、L4から供給される一次空気で内部の固形物を流動させながら粉砕し、微粒子を製造する。竪型ミル10は、配管L2、L4、L5に接続されている。竪型ミル10は、配管L2から固形物が供給され、製造した微粉体を配管L5に排出する。
粉体回収手段108は、集塵装置122と、ガス排出部(煙突)124と、減圧弁126と、ビン128と、ホッパ(粉体貯留部)130a、130bと、バルブ(排出上流側バルブ)132a、132bと、バルブ(排出下流側バルブ)134a、134bと、を有する。
また、粉体回収手段108の各部は、配管L5、L6、L7、L8、L9、分岐管L8a、L8b、L9a、L9bによって接続されている。具体的には、配管L5は、一方の端部が竪型ミル10と接続され、他方の端部が集塵装置122と接続される。配管L6は、一方の端部が集塵装置122と接続され、他方の端部がガス排出部124と接続される。配管L7は、一方の端部が集塵装置122と接続され、他方の端部がビン128と接続される。配管L8は、一方の端部がビン128と接続され、他方の端部が分岐管L8aと分岐管L8bとに分岐されている。分岐管L8aは、配管L8と接続していない端部がホッパ130aと接続されている。分岐管L8bは、配管L8と接続していない端部がホッパ130bと接続されている。次に、分岐管L9aは、一方の端部がホッパ130aと接続され、他方の端部が配管L9と接続されている。分岐管L9bは、一方の端部がホッパ130bと接続され、他方の端部が配管L9と接続されている。配管L9は、分岐管L9a、L9bと接続していない側の端部が粉体利用装置102と接続されている。なお、粉体回収手段108は、竪型ミル10から配管L5に排出される一次空気を利用し、微粉体を空気搬送する。
集塵装置122は、サイクロン、フィルタ等であり、配管L5から供給される微粉体と空気流を分離する。集塵装置122は、捕集した微粉体を貯留し、貯留した微粉体を配管L7に排出する。また、集塵装置122は、空気流の一部を配管L6に排出する。ガス排出部(煙突)124は、配管L6から供給された空気流を排出する排出機構である。減圧弁126は、配管L6に配置されている。減圧弁126は、配管L6の集塵装置122側の領域を一定以上の圧力に維持した状態で、過剰な空気をガス排出部124に排出する。これにより、粉体回収手段108は、ガス排出部124からガスを排出しても、空気流れにおいて、減圧弁126よりも上流側の部分は一定圧力(具体的には高圧雰囲気の圧力)に維持することができる。ビン128は、集塵装置122から配管L7を介して供給された微粉体を貯留している。ビン128は、貯留する微粉体を接続されている配管L8に供給する。ホッパ130aは、ビン128から配管L8及び分岐管L8aを通って供給された微粉体を貯留している。ホッパ130aは、貯留している微粉体を分岐管L9a及び配管L9を介して粉体利用装置102に供給する。ホッパ130bは、ビン128から配管L8及び分岐管L8bを通って供給された微粉体を貯留している。ホッパ130bは、貯留している微粉体を分岐管L9b及び配管L9を介して粉体利用装置102に供給する。
バルブ(排出上流側バルブ)132aは、分岐管L8aに設置されている。バルブ(排出上流側バルブ)132bは、分岐管L8bに設置されている。バルブ(排出下流側バルブ)134aは、分岐管L9aに設置されている。バルブ(排出下流側バルブ)134bは、分岐管L9bに設置されている。
粉体回収手段108は、バルブ132a、132b、134a、134bの開閉を切り換えることで、当該バルブ132a、132b、134a、134bが設置されている分岐管L8a、L8b,L9a、L9bが開放された状態と密閉された状態(閉塞され空気が通らない状態)とを切り替える。また、粉体回収手段108は、バルブ(排出上流側バルブ)132a、132bの開閉を切り換えることで、ビン128からホッパ130a、130bに微粉体を供給するか否かを切り換えることもできる。粉体回収手段108は、バルブ(排出下流側バルブ)134a、134b、の開閉を切り換えることで、ホッパ130a、130bから粉体利用装置102に微粉体を供給するか否かを切り換えることもできる。
粉体回収手段108は、以上のような構成であり、ビン128から粉体利用装置102に微粉体を供給する経路として、配管L8、分岐管L8a、ホッパ130a、分岐管L9a、配管L9を通過させる経路と、配管L8、分岐管L8b、ホッパ130b、分岐管L9b、配管L9を通過させる経路と、の2つの経路を備えている。また、それぞれの経路は、ホッパ130a、130bの上流と下流にバルブ132a、132bと、バルブ134a、134bとが配置されている。これにより、粉体回収手段108は、それぞれの経路について、バルブ132a、132bとバルブ134a、134bとのいずれかを閉じることで、竪型ミル10と繋がっている領域を気密にすることができる。また、粉体回収手段108は、それぞれの経路について、バルブ132a、132bとバルブ134a、134bとのいずれかを開放することで、ビン128から微粉体が供給される状態または粉体利用装置102に微粉体を供給する状態とすることができる。このように、粉体供給システム101は、バルブ132a、132bとバルブ134a、134bとが出口密閉手段となる。
粉体利用装置102は、ガス化炉、ボイラ等のバイオマスを粉砕した微粉体を燃焼させる燃焼装置である。粉体利用装置102は、配管L9から供給された微粉体を燃焼させる。なお、粉体利用装置102は、複数の粉体供給システム101と接続していてもよいし、石炭の微粉体を供給するシステムと接続していてもよい。
粉体供給システム101は、固形物供給手段104と、粉体回収手段108とを上記構成とすることで、竪型ミル10に連続的に固形物を供給することができ、竪型ミル10で製造された微粉体を連続的に回収し、粉体利用装置102に供給することができる。
具体的には、上述したように、固形物供給手段104は、バルブ116a、116bとバルブ118a、118bとの開閉を制御し、粉体回収手段108は、バルブ132a、132bとバルブ134a、134bとの開閉を制御することで、高圧雰囲気を維持しつつ、固形物のホッパへの供給及びホッパからの排出と、微粉体のホッパへの供給及びホッパからの排出とを実行することができる。
固形物供給手段104のバルブ116aとバルブ118bが閉じた状態、バルブ116bとバルブ118aが開いた状態となっている。これにより、矢印150に示すようにバンカ112からホッパ114bに固形物が供給される。また、矢印152に示すように、ホッパ114aに貯留された固形物が竪型ミル10に供給される。また、粉体回収手段108のバルブ132bとバルブ134aが閉じた状態、バルブ132aとバルブ134bが開いた状態となっている。これにより、矢印154に示すようにビン128からホッパ130aに微粉体が供給される。また、矢印156に示すように、ホッパ130bに貯留された微粉体が粉体利用装置102に供給される。
各経路が固形物のホッパへの供給及びホッパからの排出と、微粉体のホッパへの供給及びホッパからの排出とを実行している。また、各経路は、バルブ116a、118b、132b、134aが閉じた状態となっているため、これらバルブ116a、118b、132b、134aで挟まれた範囲Phが高圧雰囲気に維持される。
これに対して、図3に示す粉体供給システム101は、固形物供給手段104のバルブ116bとバルブ118aが閉じた状態、バルブ116aとバルブ118bが開いた状態となっている。これにより、矢印160に示すようにバンカ112からホッパ114aに固形物が供給される。また、矢印162に示すように、ホッパ114bに貯留された固形物が竪型ミル10に供給される。また、粉体回収手段108のバルブ132aとバルブ134bが閉じた状態、バルブ132bとバルブ134aが開いた状態となっている。これにより、矢印164に示すようにビン128からホッパ130bに微粉体が供給される。また、矢印166に示すように、ホッパ130aに貯留された微粉体が粉体利用装置102に供給される。
各経路が固形物のホッパへの供給及びホッパからの排出と、微粉体のホッパへの供給及びホッパからの排出とを実行している。また、各経路は、バルブ116b、118a、132a、134bが閉じた状態となっているため、これらバルブ116b、118a、132a、134bで挟まれた範囲Phが高圧雰囲気に維持される。
図2に示すバルブの開閉状態と、図3に示すバルブの開閉状態と、を交互に実行することで並列した2つの経路の一方のホッパで固形物または微粉体の供給を行い、他方のホッパで固形物または微粉体の排出を行うことができる。これにより、連続処理が可能となり、効率よく処理を実行することができる。
以上のように、粉体供給システム101は、固形物供給手段により上流側の経路を閉じるバルブを設け、微粉体回収手段により下流側の経路を閉じるバルブを設け、当該バルブを閉じて、固形物供給手段から微粉体回収手段までの空間を高圧雰囲気とすることで、竪型ミル10の供給口と出口とが閉じられていない状態でも、竪型ミル10を高圧雰囲気に維持することができる。また、粉体供給システム101は、ホッパの前後にバルブを設け、少なくとも一方を閉状態とすることで、固形物または微粉体の流通経路が繋がっている竪型ミル10の高圧雰囲気を維持することができる。
また、本実施例では、固形物供給手段104と、粉体回収手段108との両方にバルブを設けた形状としたがこれに限定されない。例えば、粉体供給システム101を、IGCC(石炭ガス化複合発電、Integrated coal Gasification Combined Cycle)に適用する場合、粉体利用装置102がIGCCのガスタービンである場合、ガスタービンに高圧の空気を供給する構成であるため、粉体回収手段108にバルブを設けなくてもよい。この場合、配管を流れる高圧の空気流をガスタービンにそのまま供給すればよい。
また、本実施例の粉体供給システム101は、竪型ミル10から排出された空気をガス排出部124から排出させたが、これに限定されない。圧力を維持した状態で、コンプレッサ50に供給するようにしてもよい。つまり、高圧の空気を循環させる構成としてもよい。
11 ハウジング
13 固形物供給管
15 粉砕テーブル
16 粉砕ローラ
17 第1支持軸
18 支持アーム
19 第2支持軸
20 反力荷重付与装置
21 ストッパ
25 異物排出管
30 軸シール機構
50 コンプレッサ(高圧雰囲気形成手段)
101 粉体供給システム
102 粉体利用装置(ガス化炉、ボイラ等)
104 固形物供給手段
108 粉体回収手段
112 バンカ
114a、114b ホッパ(固形物貯留部)
116a、116b バルブ(供給上流側バルブ)
118a、118b バルブ(供給下流側バルブ)
122 集塵装置
124 ガス排出部(煙突)
126 減圧弁
128 ビン
130a、130b ホッパ(粉体貯留部)
132a、132b バルブ(排出上流側バルブ)
134a、134b バルブ(排出下流側バルブ)
L1〜L9 配管
L1a、L1b、L2a、L2b、L8a、L8b、L9a、L9b 分岐管
α 内部領域

Claims (5)

  1. 固形物を供給される供給口及び前記固形物を排出する出口が形成される中空形状をなし、空気が供給される部分、前記供給口及び前記出口以外の内部領域が気密であるハウジングと、
    前記ハウジングの内部領域に鉛直方向に沿う支持軸心により回転可能に支持される粉砕テーブルと、
    前記粉砕テーブルの上方に対向して配置されて第1支持軸により回転自在に支持される粉砕ローラと、
    前記内部領域に高圧の空気を供給し、前記内部領域を大気圧よりも高い高圧雰囲気とする高圧雰囲気形成手段と、を備え、
    前記高圧雰囲気形成手段は、前記供給口を密閉する供給口密閉手段と、前記出口を密閉する出口密閉手段と、前記空気が供給される部分を密閉する空気供給手段と、を有することを特徴とする竪型ミル。
  2. 前記高圧雰囲気形成手段は、前記内部領域を2気圧以上とすることを特徴とする請求項1に記載の竪型ミル。
  3. 前記ハウジングは、前記粉砕テーブルの回動部との接触位置を密閉する軸シール機構を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の竪型ミル。
  4. 前記高圧雰囲気形成手段は、前記内部領域にある前記固形物及び前記微粉体を流動させる空気を供給する手段を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の竪型ミル。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の竪型ミルと、
    前記竪型ミルの前記供給口と接続し、前記竪型ミルに固形物を供給する固形物供給手段と、
    前記竪型ミルの前記出口と接続し、前記竪型ミルで製造された微粉体を回収する微粉体回収手段と、を有し、
    前記固形物供給手段から前記微粉体回収手段までの空間が前記高圧雰囲気であることを特徴とする粉体供給システム。
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