JP2014127766A - カメラマウント構造および固体撮像素子パッケージ - Google Patents

カメラマウント構造および固体撮像素子パッケージ Download PDF

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Abstract

【課題】アオリおよびフランジバック調整を含む撮像面の位置調整を容易に可能にしたカメラマウント構造を提供する。
【解決手段】固体撮像素子パッケージ20は、枠状の周壁211を有するパッケージフレーム21と、インナーリードおよびアウターリードを有した端子配線基板(リードフレーム)22と、端子配線基板22のダイパッドに実装された、撮像面231を有する直方体形状のダイ(die;チップ)23と、ダイ23に設けられた複数のボンディングパッド(電極パッド)と端子配線基板22に設けられた複数のリード電極(インナーリード)との間をそれぞれ配線接続する可撓性を有した複数本のボンディングワイヤ24と、パッケージ内においてダイ23の位置および姿勢を光軸(o1)方向および光軸(o1)と直交する方向に対して調整可能に、ダイ23を端子配線基板22に保持する複数の第1アクチュエータ60および第2アクチュエータ65とを具備して構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像面の傾きおよび位置調整を必要とする工業用の電子撮像カメラに適用して好適なカメラマウント構造および固体撮像素子パッケージに関する。
マシンビジョンシステムにおいては、工業用の電子撮像カメラとして、撮像素子となるエリアイメージセンサ(固体撮像素子パッケージ)に、CCD(Charge Coupled Device)やCMOSイメージセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)を用いた固体撮像素子カメラが広く用いられている。
この種、マシンビジョンシステムに適用される固体撮像素子カメラは、例えば検出位置精度等に関して高精度の位置検出が可能な撮像出力が要求される。
このため、カメラレンズ取付部(フランジ)およびレンズ光軸に平行な取付基準面を有するマウントベースに、エリアイメージセンサを取り付ける製造工程においては、マウントベースに対するセンサ撮像面の微細な位置調整が必要となる。
とくに、この種のカメラ組立においては、カメラレンズ取付面(フランジ面)とセンサ撮像面との距離(フランジバック)の管理は非常に重要である。例えばCマウントレンズの場合、フランジバック(FB)を17.526mmに設定する必要がある。
通常、フランジバックは、フランジ中心部とセンサ撮像面中心部の1点間距離の測定によって管理される場合が多く、フランジ面とセンサ撮像面の平行度に関しては部品加工寸法公差に依存している。この場合、加工精度が出ていなければフランジ面と撮像面が傾いた状態で組立てられ、厳密には上記面上の位置によってフランジバックが異なる(所謂アオリが発生する)ことになる。従来の汎用カメラ製造では、このアオリに対する調整機構を有していない場合が多く、また、フランジバック調整を伴うアオリ調整を行う場合は、光学系周辺の複数箇所において光学測定しながらシムを介挿するアオリ調整手段を用いていた。このシムを用いた調整手段は作業性に問題があった。
このアオリ調整技術として、従来では、撮像素子を取り付ける固定板の板面と、この固定板に取り付けられる撮像素子の撮像面とを三次元計測により平行にした状態で、固定板に撮像素子を取り付ける技術が存在した(特許文献1参照)。
また、センサ基板を可動可能にした技術として、手ぶれ検出に伴い2個の圧電アクチュエータを駆動して撮像画面を制御する技術が存在した(特許文献2、3参照)。
特開2007−259166号公報 特許第4059322号公報 特許第4324744号公報
本発明は、アオリおよびフランジバック調整を含む撮像面の位置調整を容易に可能にしたカメラマウント構造を提供することを目的とする。
本発明は、円筒状のレンズマウントを有するマウントベースと、前記レンズマウントの光軸上のフランジバックを確保したマウント位置に設けられた固体撮像素子パッケージと、前記固体撮像素子パッケージを前記マウントベースに固定支持するセンサ基板と、を具備し、前記固体撮像素子パッケージは、撮像面を有する直方体形状のダイと、前記ダイを実装するパッケージ内の端子配線基板と、前記ダイに設けられた複数のボンディングパッドと前記端子配線基板に設けられた複数のリード電極との間をそれぞれ配線接続する可撓性を有した複数本のボンディングワイヤと、前記パッケージ内において前記ダイの位置および姿勢を前記光軸に沿う方向および光軸と直交する方向に対して調整可能に、前記ダイを前記端子配線基板に保持する複数のアクチュエータと、を具備したカメラマウント構造を提供する。
また、本発明は、撮像面を有する直方体形状のダイと、前記ダイを実装するパッケージ内の端子配線基板と、前記ダイに設けられた複数のボンディングパッドと前記端子配線基板に設けられた複数のリード電極との間をそれぞれ配線接続する可撓性を有した複数本のボンディングワイヤと、前記パッケージ内において前記ダイの位置および姿勢を前記撮像面に沿う方向および前記撮像面と直交する方向に対して調整可能に前記ダイを前記端子配線基板に保持する複数のアクチュエータと、前記パッケージ内において前記ダイを前記アクチュエータにより調整され保持された位置に再調整可能に固定する固定手段と、を具備した固体撮像素子パッケージを提供する。
また、本発明は、撮像面を有する直方体形状のダイと、前記ダイを実装するパッケージ内の端子配線基板と、前記ダイに設けられた複数のボンディングパッドと前記端子配線基板に設けられた複数のリード電極との間をそれぞれ配線接続する可撓性を有した複数本のボンディングワイヤと、前記パッケージ内において前記ダイの位置および姿勢を前記撮像面に沿う方向および前記撮像面と直交する方向に対して調整可能に前記ダイを前記端子配線基板に保持する複数のアクチュエータと、前記パッケージ内において前記ダイを前記アクチュエータにより調整され保持された位置に固定する固定手段と、を具備した固体撮像素子パッケージを提供する。
本発明の実施形態に係るカメラマウント構造の外観構成を示す斜視図。 上記実施形態に係るカメラマウント構造の外観構成を示す正面図。 上記実施形態に係る固体撮像素子パッケージの構成要素を示す斜視図。 上記実施形態に係る固体撮像素子パッケージの構成を示す平面図。 上記実施形態に係る固体撮像素子パッケージに設けられた第1アクチュエータの構成を示す側断面図。 上記図5に示す第1アクチュエータの構成を図5と異なる方向から見た側断面図。 上記実施形態に係る固体撮像素子パッケージの他の構成を示す平面図。 上記実施形態に係る固体撮像素子パッケージに設けられた第2アクチュエータの構成を示す側断面図。 上記図8に示す第2アクチュエータの構成を拡大して示す側断面図。 上記実施形態に係るカメラマウント構造の組立手順の一例を示すフローチャート。
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本発明の実施形態に係るカメラマウント構造の構成を図1および図2に示し、カメラマウント構造のマウントベースに実装される固体撮像素子パッケージの構成を図3、図4に示す。なお、ここでは、固体撮像素子パッケージのアウターリードおよび保護カバー(透明板)を含む一部構成要素を省略して示している。
本発明の実施形態に係るカメラマウント構造は、図1および図2に示すように、前面に円筒状のレンズマウント11を有し底面を取付基準面12としたマウントベース10Aと、このマウントベース10Aとともに箱形のカメラ筐体10を構成するカバー10Bと、カメラ筐体10に収納されてマウントベース10Aに固定された、センサ基板13、制御基板14、および通信インターフェイス・電源基板15とを具備して構成される。
センサ基板13には、レンズマウント11の光軸(o1)上のフランジバック(F・B)を確保したマウント位置に撮像面を配した、エリアイメージセンサを構成する固体撮像素子パッケージ20が実装されている。
固体撮像素子パッケージ20は、図2乃至図4に示すように、枠状の周壁211を有するパッケージフレーム21と、インナーリードおよびアウターリードを有した端子配線基板(リードフレーム)22と、端子配線基板22のダイパッドに実装された、撮像面231を有する直方体形状のダイ(die;チップ)23と、ダイ23に設けられた複数のボンディングパッド(電極パッド)と端子配線基板22に設けられた複数のリード電極(インナーリード)との間をそれぞれ配線接続する可撓性を有した複数本のボンディングワイヤ24と、パッケージ内においてダイ23の位置および姿勢を光軸(o1)方向および光軸(o1)と直交する方向に対して調整可能に、ダイ23を端子配線基板22に保持する複数の第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)および第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)とを具備して構成される。
この実施形態では、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)および第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)をそれぞれ逆圧電効果素子(ピエゾ素子)を用いた電動素子と小形機械要素部品とを組み合わせた、所謂、微小電気機械システム(MEMS)により構成されている。
第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)の一構成例を図5および図6に示し、第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)の一構成例を図8および図9に示している。
第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)は、ダイ23の各側面部232において、辺の中心位置より隅(角)方向に偏らせた、対角線上に対向する一対の隅部(Ca,Cb)の両側の4点の位置に、それぞれ駆動軸61の先端が当接して、矢印b1,b2で示す駆動軸61の進退駆動により、ダイ23を矢印x・yで示す光軸(o1)と直交する方向および矢印θで示す光軸(o1)の軸廻り方向に調整可能に端子配線基板22に保持する。
第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)は、図5および図6に示すように、逆圧電効果素子(ピエゾ素子)により構成される電動素子62,64と、電動素子62の駆動軸62aに設けられたラック62bと、駆動軸61に軸着されたピニオン63と、電動素子64の駆動軸64aに設けられた係止片(ロック爪)64bとを具備して構成される。
ピニオン63を軸着した駆動軸61は、一端がダイ保持片を構成し、他端側が進退駆動部を構成している。この進退駆動部は、駆動軸61の他端側に螺刻された螺刻部61sが、ケーシング60Aの背面側に設けられた螺刻部61sに螺合して、ラック62bに歯合したピニオン63が回転駆動されることにより、ピニオン63の回転に伴い駆動軸61が回転駆動されて駆動軸61が図示矢印b1,b2方向に進退駆動する構成としている。
電動素子64の駆動電圧が断たれた状態では、駆動軸64aが図示矢印a5方向に復帰した状態にあり、駆動軸64aに設けられた係止片(ロック爪)64bがピニオン63の歯に噛み合ってピニオン63の回転を阻止している。
電動素子64に所定の駆動電圧が印加されると、駆動軸64aが図示矢印a1方向に駆動されて、駆動軸64aに設けられた係止片(ロック爪)64bがピニオン63との噛み合いを解除し、ピニオン63の回転を可能にする。
第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)は、ダイ23の底面と端子配線基板22のダイパッドとの間に介在して、ダイ23の撮像面231を光軸(o1)に対し角度調整(アオリ調整)並びにフランジバック調整可能に端子配線基板22に支持する。
ここでは、各アクチュエータ65a,65b,65cがそれぞれ端子配線基板22に形成された凹陥部に埋設された状態で端子配線基板22に固定され、駆動軸66の先端に設けられた扁平状の支持片67が、ダイ23の底面に接着固定された軸着部68に、矢印b1,b2で示す方向に所定量移動可能に係合して、ダイ23が矢印c1,c2で示す高さ方向の位置調整を可能にアクチュエータ65の駆動軸66に結合した状態で支持される。
上記各アクチュエータ65a,65b,65cは、それぞれ逆圧電効果素子(ピエゾ素子)を用いた電動素子により構成され、駆動電圧が印加されると印加電圧に応じて駆動軸66を図示矢印c1方向に駆動し、駆動電圧が断たれると駆動軸66を図示矢印c2方向に復帰する。
また、端子配線基板22のダイパッドとダイ23の底面との間には、熱可塑性樹脂(P)が両面に付着した放熱用の熱伝導板(F)が介挿され、この放熱用の熱伝導板(F)を挟んでダイ23が端子配線基板22に熱可塑性樹脂(P)により予め設定された基準位置に仮固定されている。
上記各アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)、65(65a,65b,65c)は、それぞれ個別に、端子配線基板22に設けられた駆動制御用のインナーリード221、231に導電接続され、外部から供給される駆動用電源により駆動軸(62a,64a,66)を軸方向に進退駆動する。
上記した第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)および第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)により、ダイ23が端子配線基板22に対し、所定の調整範囲内で位置および姿勢を任意に調整可能に端子配線基板22上で支持される。
これにより、ダイ23は、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)および第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)により、撮像面231が、x方向、y方向、θ方向、光軸(o1)方向、x軸の軸廻り方向(Pitch)、y軸の軸廻り方向(Yaw)の計6軸調整可能に、端子配線基板22のダイパッド上に支持される。
上記したダイ23の位置および姿勢を調整可能にした固体撮像素子パッケージ20をセンサ基板13に実装したカメラマウント構造における光学調整の手順を図10に例示している。
ここでは、まず、固体撮像素子パッケージ20の放熱路を形成する熱伝導路の廃熱側より、パッケージ内の熱伝導板(F)に対して、予め設定された熱可塑性樹脂(P)の融点を超える熱を加えて、端子配線基板22のダイパッド上の基準位置に仮固定されたダイ23の位置および姿勢を設定された調整範囲内で移動可能な(6軸調整可能な)状態にする。
この位置および姿勢調整(6軸調整)の可動範囲の一具体例を挙げると、例えば撮像面231の画素ピッチが5μmの場合、x方向、y方向に、それぞれ±50μm(50画素)、光軸(o1)方向に±500μm、θ方向、x軸の軸廻り方向(Pitch)、y軸の軸廻り方向(Yaw)に、それぞれ±1°である。
上記加熱による熱可塑性樹脂(P)の融解により、ダイ23の位置および姿勢調整が可能になった後、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)の係止片(ロック爪)64bをピニオン63との咬み合いから外し、ピニオン63の回転ロックを解除して、ピニオン63を回転可能な状態とする(ステップS1)。
この状態で、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)および第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)を所定の調整プログラムに従い駆動制御して、上記した6軸調整を実施する(ステップS2)。
この6軸調整は、例えば、調整用の撮像パターンと撮像パターンを撮像したモニタ画面とを用いて実施可能であり、第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)の駆動制御による、光軸(o1)方向(F・B)、x軸の軸廻り方向(Pitch)、y軸の軸廻り方向(Yaw)の3軸調整と、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)駆動制御による、x方向、y方向、θ方向の3軸調整とを繰り返し行うことで実施される(ステップS3 No〜S2〜)。
6軸調整が終了したならば(ステップS3 Yes)、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)のそれぞれに対し、調整時の駆動電圧に一斉に一定の駆動電圧を加えて、ダイ23の四辺に当接する各駆動軸61に一定の加圧力を付与する(ステップS4)。この第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)の各駆動軸61による締め付け時においてマウントベース10に外部から超音波振動を付与することで緊締作業をより促進できる。
その後、加圧付与によってダイ23の支持位置に位置ずれが生じていないか否かを確認する(ステップS5)。ここで、位置ずれが生じた場合(ステップS5 No)は、ステップS2に戻り、位置ずれが生じていないことを確認する(ステップS5 Yes)まで6軸調整を繰り返し実施する。
これにより、ダイ23は、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)の4点支持により、端子配線基板22のダイパッド上の6軸調整された位置に保持される。この際は、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)は、電動素子64の駆動電圧が断たれて駆動軸64aが図示矢印a2方向に復帰した状態にあり、駆動軸64aに設けられた係止片(ロック爪)64bがピニオン63の歯に噛み合ってピニオン63の回転を阻止している。この状態で、熱可塑性樹脂(P)を硬化させ、ダイ23を端子配線基板22のダイパッド上に固定する(ステップS6)。
上記したカメラマウント構造により、光学系周辺の複数箇所において光学測定しながらシムを介挿するアオリ調整や、センサ基板13の取付位置および傾きを調整する機構を不要にして、カメラ全体の構成を簡素化することが可能となる。
また、レンズ交換時やセンサ基板13を含む部品の再組立時においても、上記調整手段を適用することにより、容易に高精度の再調整が可能になる。
上記実施形態における固体撮像素子パッケージ20の他の構成例を図7に示している。この図7に示す構成は、第1アクチュエータ70(70a,70b,70c,70d)の駆動軸71が、ケーシング(図6に示すケーシング60A参照)ではなく、パッケージフレーム21の周壁部に螺合し、後端側が螺合部(s)によりパッケージフレーム21に回転可能に支持され、後端がパッケージフレーム21より突出している。この突出した軸端に、例えば角度センサ、操作部等の外付部品(R)を実装可能にしている。
また、ダイ23の位置および姿勢を再調整する必要がない場合は、熱可塑性樹脂(P)に代わり、熱硬化性樹脂若しくは紫外線硬化性樹脂を用いて、ダイ23を端子配線基板22のダイパッド上に固定してもよい。
また、前記第1、第2アクチュエータは、逆圧電素子に限らず、例えば若しくは電磁駆動素子と小形駆動機構を組み合わせた微小電気機械システム(MEMS)を用いて構成してもよい。
また、上記実施形態においては、ダイ23の各側面部232において、辺の中心位置より隅方向に偏らせた、対角線上に対向する一対の隅部(Ca,Cb)の両側の4点の位置に、それぞれ駆動軸61の先端が当接して、駆動軸61の進退駆動により、ダイ23を光軸(o1)と直交する方向および光軸(o1)の軸廻り方向に調整可能に端子配線基板22に保持する構成としているが、上記4点支持に限らず、4点以上の多軸による多点支持構成であってもよく、例えばダイ23の各側面部232において、上記した4点支持に加え、各辺の中心位置それぞれに第1アクチュエータ60を設けて、8軸による8点支持構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、第2アクチュエータ65(65a,65b,65c)に駆動軸66のロック機構を設けていないが、第1アクチュエータ60(60a,60b,60c,60d)と同様のロック機構を設けることも可能である。
その他の構成部位においても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更、置き換え、省略が可能である。
10…カメラ筐体、10A…マウントベース、11…レンズマウント、12…取付基準面、13…センサ基板、14…制御基板、5…通信インターフェイス・電源基板1、20…固体撮像素子パッケージ、21…パッケージフレーム、22…端子配線基板(リードフレーム)、23…ダイ(die;チップ)、24…ボンディングワイヤ、22…端子配線基板、60(60a,60b,60c,60d)…第1アクチュエータ、65(65a,65b,65c)…第2アクチュエータ。

Claims (12)

  1. 円筒状のレンズマウントを有するマウントベースと、
    前記レンズマウントの光軸上のフランジバックを確保したマウント位置に設けられた固体撮像素子パッケージと、
    前記固体撮像素子パッケージを前記マウントベースに固定支持するセンサ基板と、
    を具備し、
    前記固体撮像素子パッケージは、
    撮像面を有する直方体形状のダイと、
    前記ダイを実装するパッケージ内の端子配線基板と、
    前記ダイに設けられた複数のボンディングパッドと前記端子配線基板に設けられた複数のリード電極との間をそれぞれ配線接続する可撓性を有した複数本のボンディングワイヤと、
    前記パッケージ内において前記ダイの位置および姿勢を前記光軸に沿う方向および前記光軸と直交する方向に対して調整可能に、前記ダイを前記端子配線基板に保持する複数のアクチュエータと、
    を具備したことを特徴とするカメラマウント構造。
  2. 前記固体撮像素子パッケージは、前記パッケージ内において前記ダイを前記アクチュエータにより調整され保持された位置に再調整可能に固定する固定手段、若しくは前記パッケージ内において前記ダイを前記アクチュエータにより調整され保持された位置に固定する固定手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載のカメラマウント構造。
  3. 前記複数のアクチュエータは、
    前記ダイの各側面部において、辺の中心位置より隅方向に偏らせた、対角線上に対向する一対の隅部の両側の4点の位置に、それぞれ駆動軸の先端が当接して、前記駆動軸の進退駆動により、前記ダイを前記光軸と直交する方向および前記光軸の軸廻り方向に調整可能に前記端子配線基板に保持する複数の第1アクチュエータと、
    前記ダイの底面と前記端子配線基板との間に介在して、前記ダイを前記光軸に対し角度調整並びにフランジバック調整可能に前記端子配線基板に支持する複数の第2アクチュエータと、
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載のカメラマウント構造。
  4. 撮像面を有する直方体形状のダイと、
    前記ダイを実装するパッケージ内の端子配線基板と、
    前記ダイに設けられた複数のボンディングパッドと前記端子配線基板に設けられた複数のリード電極との間をそれぞれ配線接続する可撓性を有した複数本のボンディングワイヤと、
    前記パッケージ内において前記ダイの位置および姿勢を前記撮像面に沿う方向および前記撮像面と直交する方向に対して調整可能に前記ダイを前記端子配線基板に保持する複数のアクチュエータと、
    前記パッケージ内において前記ダイを前記アクチュエータにより調整され保持された位置に再調整可能に固定する固定手段と、
    を具備したことを特徴とする固体撮像素子パッケージ。
  5. 撮像面を有する直方体形状のダイと、
    前記ダイを実装するパッケージ内の端子配線基板と、
    前記ダイに設けられた複数のボンディングパッドと前記端子配線基板に設けられた複数のリード電極との間をそれぞれ配線接続する可撓性を有した複数本のボンディングワイヤと、
    前記パッケージ内において前記ダイの位置および姿勢を前記撮像面に沿う方向および前記撮像面と直交する方向に対して調整可能に前記ダイを前記端子配線基板に保持する複数のアクチュエータと、
    前記パッケージ内において前記ダイを前記アクチュエータにより調整され保持された位置に固定する固定手段と、
    を具備したことを特徴とする固体撮像素子パッケージ。
  6. 前記複数のアクチュエータは、
    前記ダイの各側面部において、辺の中心位置より隅方向に偏らせた、対角線上に対向する一対の隅部の両側の4点の位置に、それぞれ駆動軸の先端が当接して、前記駆動軸の進退駆動により、前記ダイを前記光軸と直交する方向および前記光軸の軸廻り方向に調整可能に前記端子配線基板に保持する複数の第1アクチュエータと、
    前記ダイの底面と前記端子配線基板との間に介在して、前記ダイを前記光軸に対し角度調整並びにフランジバック調整可能に前記端子配線基板に支持する複数の第2アクチュエータと、
    を具備したことを特徴とする請求項4または5に記載の固体撮像素子パッケージ。
  7. 前記第1、第2アクチュエータは、逆圧電素子若しくは電磁駆動素子と、駆動機構を組み合わせた微小電気機械システムを構成している請求項4または5に記載の固体撮像素子パッケージ。
  8. 前記固定手段は、前記パッケージ内において設定温度で溶解する熱可塑性樹脂、若しくは機械式操作機構を用いて構成されている請求項4に記載の固体撮像素子パッケージ。
  9. 前記固定手段は、前記パッケージ内において設定温度の加熱により硬化する熱硬化性樹脂若しくは前記光軸に沿う方向から入射された紫外線により硬化する紫外線硬化樹脂を用いて構成されている請求項5に記載の固体撮像素子パッケージ。
  10. 前記ダイの底面と前記端子配線基板との間に板状の放熱体が設けられ、前記ダイが前記放熱体を介して前記固定手段により前記端子配線基板に固定される請求項4または5に記載の固体撮像素子パッケージ。
  11. 前記駆動軸は、一端がダイ保持片を構成し、他端側が進退駆動部を構成している請求項6に記載の固体撮像素子パッケージ。
  12. 前記パッケージは、枠状の周壁を有し、前記駆動軸は、前記他端側が前記周壁に螺合して進退駆動される請求項11に記載の固体撮像素子パッケージ。
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