JP2014127556A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】落雪等の堆積物の滑落による危険を排除しつつも、雪による圧力によっては破損しにくい太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール1は、太陽電池セル2を並べた板状の太陽電池パネル3と、前記太陽電池パネル3の下辺を挟み込む下フレーム41と、前記太陽電池パネル3の上辺を挟み込む上フレーム40とを有する。そして、太陽電池パネル3への積雪9に対して滑落方向と逆の抗力を与える上側障害部材40aを上フレーム40に備える。
【選択図】図1

Description

本実施形態は、屋根、屋根瓦やスレート材等の屋根部材、又は大地に設置する太陽電池モジュールに関する。
近年、地球温暖化、化石燃料の枯渇が問題となっており、地球環境とエネルギーに対する関心が急速に高まっている。このような状況の下、環境負荷の少ないエネルギー源として太陽光が注目されており、太陽光を電力に変換することのできる太陽電池モジュールを建物の屋根に設置する一般家庭が増えている。
一般的に、太陽電池モジュールは、図6に示すように、太陽電池セル2を直列及び並列に二次元アレイ状に並べた板状の太陽電池パネル3を四方を囲むフレームに嵌め込んで成る。フレームは、太陽電池パネル3の外形に内形を合わせた枠体であり、太陽電池パネル3の上辺を空側から挟み込む上フレーム40と、太陽電池パネル3の下辺を大地側から挟み込む下フレーム41と、左右のフレーム(不図示)よりなる。
下フレーム41と上フレーム40は、枠内側に向く面から平行に突き出した2枚の鍔と、2枚の鍔で囲まれる壁領域とからなるコの字状の挟持部を有している。コの字状の部分に太陽電池パネル3を挿入し、ボルト等で留めることで、太陽電池パネル3はフレームに嵌め込まれる。
このような太陽電池モジュール1は、積雪地域においても使用され、屋根に表面を揃えて縦横に二次元アレイ状に並べられる。当然、この太陽電池モジュール1の表面には、雪が積もる場合があるが、太陽電池モジュール1の表面は、太陽電池セル2の保護のためにガラスでコーティングされており、瓦等の屋根材よりも積もった雪が滑りやすくなっている。そのため、太陽電池モジュール1上を積雪9が滑り落ち、下を歩いている歩行者、下を走っている自動車、或いは下方の建物設備に傷害や損傷を与える危険性が指摘されていた。
そこで、従来は、太陽電池モジュール1の表面に、落雪自体を抑制したり、落雪スピードを抑制するための障害部材を形成していた(特許文献1、特許文献2参照。)。図7は、雪の滑落を抑制する障害部材41aを設けた従来の太陽電池モジュール1を示す斜視図である。図7に示すように、従来は、落雪方向において、より下方に存在する下フレーム41の表面に突起でなる障害部材41aを設けていた。一般的には、障害部材41aを下フレーム41にボルト等により固定したり、下フレーム41と障害部材41aとをダイキャスティング法等により一体成形していた。
特開2003−184245号公報 特開平08−13725号公報
図7に示すように、従来の下フレーム41に障害部材41aを設ける方式では、この障害部材41aによって雪が勢いよく落ちることは抑制でき、下を歩いている歩行者等に対して大きな傷害や損傷を与えるおそれを低減させることは可能であった。
しかしながら、この下フレーム41に障害部材41aを設ける方式では、次のような理由により太陽電池モジュール1を破壊してしまうことがあった。
すなわち、太陽電池モジュール1に積もる雪は、障害部材41aに対して落雪方向に圧力を与える。障害部材41aと下フレーム41とは固定関係にあるため、この障害部材41aが受ける圧力は下フレーム41に伝わる。そうすると、下フレーム41は、下に凸となるように湾曲変形するおそれがある。この場合、下フレーム41の挟持部は、太陽電池パネル3から開く方向に歪み、太陽電池パネル3と下フレーム41との間に隙間ができてしまう。
この歪みは、最悪の場合、太陽電池パネル3の下フレーム41からの脱落を招き、太陽電池モジュール1を破壊してしまいかねない。また、太陽電池モジュール1は、この開いた隙間からの雪解け水の侵入を許し、この点においても太陽電池モジュール1を破壊する可能性がある。
尚、太陽電池モジュール1に積もる堆積物には、積雪9以外にも火山灰等があり、これらも積雪9と同様に滑落による危険性が指摘されている。
このように、従来は、落雪等の堆積物の滑落による危険を排除しつつも、堆積物による圧力によっては破損しにくい太陽電池モジュールを実現できていなかった。本実施形態は、上記のような状況に鑑みてなされたものであり、堆積物の滑落危険排除と破損防止とを両立させた太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
本実施形態の太陽電池モジュールは、光起電力効果により光を受けて発電する太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルの下辺を挟み込む下フレームと、前記太陽電池パネルの上辺を挟み込む上フレームと、前記上フレームに設けられ、前記太陽電池パネルの堆積物に対して滑落方向と逆の抗力を与える上側障害部材と、を備えること、を特徴とする。
前記上フレームは、前記太陽電池パネルを挟み込むコの字状部を少なくとも一部に有し、前記太陽電池パネルを挟み込むと、前記太陽電池パネルの端面と前記コの字状部の内部奥壁との間に空間部が形成されるようにしてもよい。
第1の実施形態に係る太陽電池モジュールの全体構成を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る太陽電池モジュールを上下方向に沿って切断した断面図である。 太陽電池モジュールの上側障害部材を示す拡大側面図である。 第2の実施形態に係る太陽電池モジュールの断面図である。 第3の実施形態に係る太陽電池モジュールの斜視図である。 従来の太陽電池モジュールを示す斜視図である。 雪の滑落を抑制する障害部材を設けた従来の太陽電池モジュールを示す斜視図である。
以下、太陽電池モジュールの各実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。太陽電池モジュールにおいて、上辺、上フレームとは空側に位置する辺、フレームに相当し、下辺、下フレームとは大地側に位置する辺、フレームに相当する。屋根に設置する場合、又は屋根に代えて設置する場合には、棟側が上側或いは空側に対応し、軒側が下側或いは大地側に対応する。更に、表面とは太陽に晒す側を指し、裏面とは其の反対を指す。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、第1の実施形態に係る太陽電池モジュール1の全体構成を示す斜視図である。図1に示すように、この太陽電池モジュール1は、太陽電池セル2を直列及び並列に二次元アレイ状に並べた板状の太陽電池パネル3の四方を囲むフレームに嵌め込んで成る。この太陽電池モジュール1は、面の高さを揃えて幾段にも連ねて複数配置される。
太陽電池セル2は、多結晶シリコン等の半導体ウェハの表裏面に電極を付設し、それをサブストレートに搭載して成り、光起電力効果により光エネルギーを電力に変換する発電体である。太陽電池パネル3は、所望の電圧と電流を得られるように、太陽電池セル2を複数枚直並列に電気的に接続して並べた板であり、周囲の環境に耐えるために、太陽電池セル2をEVA等の充填剤で封止し、更にガラス板等の支持板で覆っている。
フレームは、太陽電池パネル3の外形に内形を合わせた枠体であり、太陽電池パネル3の強度向上のため、及び設置の際の太陽電池パネル3の支持体として、太陽電池パネル3が嵌め込まれる。太陽電池パネル3は、一般的には矩形であり、フレームは、太陽電池パネル3の上辺を上段側から挟み込む上フレーム40と、太陽電池パネル3の下辺を下段側から挟み込む下フレーム41と、左右のフレーム(不図示)よりなる。
各フレームは、耐食性に優れたアルミニウム等の素材を押出型を用いてダイキャスティング等によって継ぎ目なく一体成形されている。但し、継ぎ目に雨水の流下制御等の特定の目的を持たせる場合には、これに限られない。
上フレーム40と下フレーム41とは、太陽電池パネル3の辺長と同一かそれより長い長辺を有し、長辺を太陽電池パネル3の辺に沿わせて挟み込む。上フレーム40と下フレーム41の厚みは、太陽電池パネル3よりも厚く、底面を設置面として太陽電池パネル3が地上や屋根に接触しないように空中で保持している。
図2は、第1の実施形態に係る太陽電池モジュール1を上下方向に沿って切断した断面図である。図2に示すように、この上フレーム40と下フレーム41は、中空の四角柱部分を基本構成とする。四角柱部分を基本構成とすることにより、太陽電池モジュール1の強度の向上が図られる。そして、この四角柱部分に対して、両フレーム40、41には挟持部5と足部6が長辺に沿って一体成形され、上フレーム40については更に上側障害部材40aが長辺に沿って一体成形されている。
挟持部5は、太陽電池パネル3の一辺を挟み込むことにより、太陽電池パネル3の位置及び姿勢を保持する。この挟持部5は、両フレーム40、41の表側に偏って設けられる。これは、太陽電池パネル3を地上や屋根に接触させないためである。
この挟持部5は、四角柱部分の枠内側の面から平行に突き出した2枚の鍔5aと、2枚の鍔5aで囲まれる壁領域5bとからなり、コの字形状を有する。枠内側の面は、フレームの枠内領域に向いた面であり、換言すると、上フレーム40の下フレーム41と対向する面、下フレーム41の上フレーム40と対向する面である。
挟持部5を形成する2枚の鍔5aの間隔は、太陽電池パネル3の辺縁の厚みと同じか、太陽電池パネル3が2枚の鍔5aの間に挿入可能であるが、挿入後にがたつきが無い程度に空いている。
鍔5aの突出長は、両フレーム40、41において、一定程度の風雪その他による荷重によっても太陽電池パネル3が脱落しない程度に長い。但し、上フレーム40の鍔5aの突出長に関しては、コの字状部に挟み込まれる太陽電池パネル3の辺縁の幅よりも長く延ばされている。
すなわち、太陽電池パネル3を上フレーム40に嵌め込むと、太陽電池パネル3のコの字状部に挿入された端面とコの字状部の背に相当する内部奥壁との間に、空間部7が形成される。この空間部7は、上フレーム40が太陽電池パネル3側に押し込まれるように歪んでしまった際に、上フレーム40と太陽電池パネル3とを衝突させないバッファ空間となる。
足部6は、地上や屋根に対する設置面である。この足部6は、両フレーム40、41の裏側に偏って設けられる。具体的には、足部6は、四角柱部分の枠内側の面から突き出したプレートである。プレートは、両フレーム40、41の底面と同一の高さに延設されている。プレートに表裏を貫くようにボルトを通すことにより、太陽電池モジュール1は、地上や屋根に固定される。
上側障害部材40aは、上フレーム40の表面に突設された凸部であり、積雪9の滑落方向と直交する断面を有し、太陽電池モジュール1への積雪9に対して落雪方向と逆の抗力を与える。凸部の形状や高さ、すなわち、積雪9の滑落方向と直交する上側障害部材40aの断面積は、特に限定する必要はないが、最低限、太陽電池パネル3の表面を滑落する積雪9に抵抗を与えて落雪スピードを鈍化させる程度であればよい。また、その断面積を大きくして、積雪9の滑落を防止させるようにしたり、滑落する積雪9を押し止めるように設定することもできる。
この上側障害部材40aは、上フレーム40の表面に対して直立させる必要はなく、例えば、上フレーム40の表面に対して下方向又は上方向に傾斜させてもよく、滑落と抗する方向に角を向けたくさび形であっても、更には上フレーム40の長辺に沿って延びる円柱、三角形や五角形等の多角形柱であってもよい。また、上側障害部材40aを二重、三重の壁としてもよい。
また、この上側障害部材40aは、例えば、上フレーム40の長辺に沿って連続する障壁、上フレーム40の長辺に沿って断続的に配設された複数の障壁又はピン状部材の何れでもよい。換言すると、櫛状に形成されていてもよい。図3は、上側障害部材40aの拡大側面図である。更には、図3に示すように、上側障害部材40aに多数の貫通孔40bを形成するようにしてもよい。上側障害部材40aを櫛状に形成し、又は多数の貫通孔40bを形成した場合、その歯抜け部分や貫通孔40bが雪解け水の流通経路となる。
(作用効果)
この太陽電池モジュール1は、太陽電池パネル3を太陽側に向けるように傾斜させつつ、家屋や商業施設や工場等の施設の屋上、或いは地上の傾斜面等に設置される。太陽電池モジュール1は、縦横隙間無く連ねるように複数設置される。設置地域には、降雪地域も含まれ、傾斜設置された太陽電池パネル3には積雪9も発生する。
太陽電池パネル3に雪が過大に堆積すると、その雪は、環境の変化や自重増大によって落雪となり得る。このとき、本実施形態の太陽電池モジュール1は、次の理由により、落雪時に下にいた人等に怪我を与える危険性を低減させ、また同時に太陽電池モジュール1の積雪9による破壊を防止することができる。
すなわち、上段の太陽電池モジュール1に堆積していた雪は、下段の太陽電池モジュール1が有する上側障害部材40aによって、落雪方向とは逆に抗力を与えられ、落雪スピードが鈍化する。また、上段に積もっていた雪に対しては下段の太陽電池モジュール1が有する上側障害部材40aによって落下が抑制される。そのため、太陽電池モジュール1に堆積した雪がスピードに乗って下にいた人等に落ちてしまう危険性を低減することができる。
また、この上側障害部材40aは上フレーム40に設けられている。上フレーム40は、雪から上側障害部材40aが受ける圧力によって歪んでしまう虞があるが、下フレーム41の場合と異なり、例え上フレーム40が積雪9による圧力により歪んでしまっても、その歪み方向は、フレームの枠内側へ向かうこととなる。この場合、挟持部5のコの字状部分は、下フレーム41と異なり、太陽電池パネル3から開く方向ではなく、太陽電池パネル3に食い込むこととなる。
従って、太陽電池パネル3が上フレーム40から脱落する危険性を低減できる。また、太陽電池パネル3と上フレーム40との間に隙間ができてしまい、太陽電池モジュール1が浸水してしまうおそれも低減できる。
更に、この太陽電池モジュール1では、太陽電池パネル3の端面とコの字状部の内部奥壁との間に空間部7を形成している。そのため、太陽電池パネル3にコの字状部が食い込むこととなっても、この空間部7が太陽電池パネル3とコの字状部との衝突を回避するバッファ空間となり、太陽電池パネル3のコの字状部による破壊のおそれを低減できる。
また、この太陽電池モジュール1において、上側障害部材40aを櫛状に形成し、又は多数の貫通孔40bを形成した場合、その歯抜け部分や貫通孔40bから雪解け水が流れ落ちる。すなわち、雪解け水が上側障害部材40aに堰き止められる心配はない。そのため、積雪9の他に雪解け水が加わって、過大な荷重が上側障害部材40aに働くことを低減し、太陽電池モジュール1の破壊や浸水を更に低減することができる。
(第2の実施形態)
(構成)
図4は、第2の実施形態に係る太陽電池モジュール1の断面図である。この太陽電池モジュール1は、第1の実施形態に下側障害部材8を追加している。下側障害部材8は、基礎フレーム8aの表面に突設された凸部である。基礎フレーム8aは、下フレーム41と同じ高さで同じ長さの長辺を有する中空の四角柱形状のフレームである。この基礎フレーム8aは、下フレーム41の下段に下フレーム41と隣接させて地上や屋上や屋根に設置される。言い換えると、下側障害部材8は、下フレーム41と隣接させて、下フレーム41とは別に下段側に設けられる。
この下側障害部材8は、上側障害部材40aと同じ機能を有し、積雪9の滑落方向と直交する断面を有し、太陽電池への積雪9に対して落雪方向と逆の音波を与える。すなわち、下側障害部材8が有する凸部の形状や高さは、特に限定する必要はないが、最低限、太陽電池パネル3の表面を滑落する積雪9に抵抗を与えて落雪スピードを鈍化させる程度であればよく、また、その断面積を大きくして、積雪9の滑落を防止させるようにしたり、滑落する積雪9を押し止めるように設定することもできる。更に、櫛状に形成したり、多数の貫通孔40bを設けることもできる。
(作用効果)
この下側障害部材8は、最下段の太陽電池モジュール1に隣接させて設けられる。第1の実施形態では、積雪9が最下段の太陽電池モジュール1を滑る際の歯止めが存在しない。最下段の太陽電池モジュール1を滑ることによる滑落スピードの上昇は、太陽電池モジュール1の長さからすれば、下にいる人に対する危険性を高めるものではないが、この下側障害部材8が設けられることにより危険性の更なる低下を達成することができる。
また、この下側障害部材8は、下フレーム41との構造上の接合関係がない。そのため、下側障害部材8が滑落する雪から圧力を受けても、下フレーム41が歪んでしまうおそれはない。従って、太陽電池パネル3が下フレーム41から脱落する危険性を低減できる。また、太陽電池パネル3と下フレーム41との間に隙間ができてしまい、太陽電池モジュール1が浸水してしまうおそれも低減できる。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係る太陽電池モジュール1の斜視図である。この太陽電池モジュール1では、下側障害部材8を下フレーム41の表面に位置させるものの、この下側障害部材8と下フレーム41との構造上の接合関係はなく、下側障害部材8は、上フレーム40から吊られている。
すなわち、図5に示すように、上フレーム40には、下フレーム41の表面まで延びる連結部材40cの一端が締結され、下側障害部材8は、この連結部材40cの他端に締結されることにより、連結部材40cで上フレーム40から吊られている。連結部材40cは、ヒモ、鎖、又はロッドの何れでもよい。
下側障害部材8を連結部材40cを用いて上フレーム40から吊り、下側障害部材8を下フレーム41の表面に位置させるようにすることによっても、滑落する積雪9に対する抵抗を発生させることができるとともに、下フレーム41の歪み防止を達成することができる。また、上フレーム40には、下側障害部材8が積雪9から受ける圧力が連結部材40cを介して伝わり、歪みが発生する可能性があるが、第1の実施形態と同様に、その歪みは太陽電池パネル3に上フレーム40を食い込ませる結果となり、太陽電池パネル3を脱落させてしまったり、太陽電池モジュール1に浸水を発生させてしまうことはない。
(その他の実施の形態)
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、第1乃至第3の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせたものも包含される。以上のような実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、本発明に係る複数の実施形態では、積雪9を例に説明したが、太陽電池モジュール1に積もる堆積物には、積雪9以外にも火山灰等も挙げられる。例示した複数の実施形態は、これら堆積物に対しても積雪9と同様に滑落による危険性を低減できる。すなわち、本発明は、積雪9以外にも火山灰等の太陽電子モジュール1に積もる可能性のある堆積物に広く効果を発揮する。
1 太陽電池モジュール
2 太陽電池セル
3 太陽電池パネル
40 上フレーム
40a 上側障害部材
40b 貫通孔
40c 連結部材
41 下フレーム
41a 障害部材
5 挟持部
5a 鍔
5b 壁領域
6 足部
7 空間部
8 下側障害部材
8a 基礎フレーム
9 積雪

Claims (9)

  1. 光起電力効果により光を受けて発電する太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの下辺を挟み込む下フレームと、
    前記太陽電池パネルの上辺を挟み込む上フレームと、
    前記上フレームに設けられ、前記太陽電池パネルの堆積物に対して滑落方向と逆の抗力を与える上側障害部材と、
    を備えること、
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記上フレームは、
    前記太陽電池パネルを挟み込むコの字状部を少なくとも一部に有し、
    前記太陽電池パネルを挟み込むと、前記太陽電池パネルの端面と前記コの字状部の内部奥壁との間に空間部が形成されること、
    を特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記下フレームと隣接させて、前記下フレームとは別に其の下段に設けられ、前記太陽電池セルへの堆積物に対して滑落方向と逆の抗力を与える下側障害部材を更に備えること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記下フレームの表面に当接し、前記太陽電池パネルの堆積物に対して滑落方向と逆の抗力を与える下側障害部材を更に備えること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記下側障害部材は、前記上フレームから延びた連結部材により支持されること、
    を特徴とする請求項4記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記上側障害部材は、
    多数形成された貫通孔を有すること、
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記上側障害部材は、
    前記上フレームに沿って櫛形状を有すること、
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の太陽電池モジュール。
  8. 前記上側障害部材は、
    前記上フレームの表面に形成された凸部であること、
    を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の太陽電池モジュール。
  9. 前記上側障害部材は、
    前記上フレームと押出型で一体成形されていること、
    を特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の太陽電池モジュール。
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