JP2014127324A - 電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】最小の温度センサにより、効率良く低コストで電池セルの過熱状況を監視するとともに、セルユニット内において隣接する電池セルの影響を受けず、さらに冷却空気を考慮した正確な温度測定を可能とした電池モジュールを提供する。
【解決手段】複数の電池セルC1〜C8を互いに密着させて配置したセルユニット41と、セルユニット41の配列方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に対する一側面41Aで電池セルC1〜C8のいずれかの温度を測定する第1の温度センサ60と、一側面41Aと対向する他側面41Bで電池セルC1〜C8以外の電池セルC1〜C8の温度を測定する第2の温度センサ61とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、リチウムイオン電池からなる複数の電池セルが密着状態で配置された電池モジュールにおいて、最小の温度センサにより、効率良くかつ低コストで電池セルの温度状況を監視することができる技術に関する。
電気自動車などに使用されるリチウムイオン電池で代表される二次電池の電池モジュールとして、特許文献1の組電池が知られている。
特許文献1に示される組電池は、複数の電池セルを直列に配設してなる複数のセルユニットを、該電池セルの配設方向と直交する方向に並列配置した構造であって、所要数の温度センサを適当間隔おきに接続してなる温度センサユニットが、セルユニット間の側面に配設されている。
そして、このような温度センサにより、電池セルの電極板群との伝熱距離を最小限にして伝熱ロスを小さくして、異常温度を適切に検出するようにしている。
特開2001−91363号公報
ところで、特許文献1に示される電池モジュールでは、複数の電池セルを直列に配設してなるセルユニットにて、該セルユニットの電池セル間に挟まれるように温度センサが配置される構成であるので、該温度センサでの検出温度が平均化されてしまい、セルユニット内の最高セル温度を正確に検出できないという問題がある。
また、上記電池モジュールでは、温度センサが電池セル2個毎に配置されているので、計測点が多くなり、その結果、配線が複雑となり、コスト高になるという問題がある。
また、上記電池モジュールでは、電池セルの配列方向に沿うように冷却空気が流れているが、該冷却空気を考慮した温度測定がなされておらず、この点においても改良の余地が残されていた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、最小の温度センサにより、効率良くかつ低コストで電池セルの過熱状況を監視することができるとともに、セルユニット内において隣接する電池セルの影響を受けず、さらに冷却空気を考慮した正確な温度測定を可能とした電池モジュールを提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、複数の電池セルを互いに密着させて重ねて配置したセルユニットと、前記電池セルの配列方向に沿う一方の側面において、前記電池セルのいずれかの温度を測定する第1の温度センサと、前記一方の側面と対向する他方の側面において、前記電池セル以外のいずれかの電池セルの温度を測定する第2の温度センサと、を有することを特徴とする。なお、密着とは、セルユニット内において隣接する電池セルが互いに直接的に接触する場合のみならず、電気絶縁性のシートや、防水性のシート、分離用のシート、これとは逆に接着用のシート等が介在する場合、特に、これらを目的とするシートとして、熱伝導性の良好なシートを用い、電池セル間の熱伝導性を損なわないようにして接する場合を含むものとする。
そして、上記のように構成された発明では、複数の電池セルを互いに密着させて重ねて配置したセルユニットにおいて、電池セル配列方向に沿う一方の側面に、該電池セルのいずれかの温度を測定する第1の温度センサを設け、かつ前記一方の側面と対向する他方の側面にて、前記電池セル以外のいずれかの電池セルの温度を測定する第2の温度センサを設けるようにした。
これにより例えば、冷却風の影響を考慮して、第1の温度センサをセルユニット内の最高温度となる電池セルの一方側面に配置するとともに、第2の温度センサを、セルユニットの中心部に対して第1の温度センサと対称となる電池セルの他方側面に配置し、これら第1及び第2の温度センサでの検出値を監視すれば、セルユニット内における電池セルの温度状況を正確に知ることができる。
また、セルユニットの一方の側面と、他方の側面にそれぞれ第1、第2の温度センサを設ける構成であるので、最小の温度センサにより、効率良くかつ低コストで電池セルの最高温度を監視することができるとともに、セルユニット内において隣接する電池セルの影響を受けず、さらに冷却空気を考慮した正確な温度測定が可能となる。
また、本発明では、前記セルユニット内における電池セルの配列方向は、冷却風の流れる方向に向けられたことを特徴とする。
また、本発明では、前記一方の温度センサは、前記電池セルの配列方向一端からN番目の電池セルに、他方の温度センサは、配列方向他端からN番目の電池セルに設けられたことを特徴とする。
また、本発明では、前記第1の温度センサは、前記セルユニット内の最高温度となる電池セルの一方側面に配置され、前記第2の温度センサは、前記セルユニットの中心部に対して前記第1の温度センサと対称となる電池セルの他方側面に配置されていることを特徴とする。
また、本発明では、前記第1の温度センサは、前記冷却風に沿って流れる方向に配置された前記複数の電池セルの中で、中央部より後方の電池セルの一方側側面に配置されていることを特徴とする。
そして、上記のように構成された発明では、セルユニットの配列方向に対する一方側面に第1の温度センサを配置するとともに、該第1の温度センサを、冷却風の流れる方向に沿って配置したセルユニット内における電池セルの配列方向一端からN番目に位置させ,かつ他方の温度センサである第2の温度センサを、配列方向他端からN番目の電池セルの他方側面に位置させるようにする。これにより、N番目の電池セルをセルユニット内の最高温度となるセルに設定した上で、該N番目の電池セルに第1の温度センサを配置し、かつ配列方向他端からN番目の電池セルに第2の温度センサを配置することで、第1の温度センサと第2の温度センサとはセルユニットの中心部に対して第1の温度センサと対称となる位置に設置することができる。この状態で、これら第1及び第2の温度センサでの検出値を監視すれば、セルユニット内における電池セルの温度状況を正確に知ることができる。
また、第1の温度センサを、電池セルの配列方向一端からN番目の電池セルに設置し、かつ第2の温度センサを、配列方向他端からN番目の電池セルに設置することで、電池セルの配列方向に沿ういずれの側から冷却風が流れてきたとしても、同じ条件でセルユニット内における電池セルの温度状況を知ることができ、これによっても最小の温度センサにより、効率良くかつ低コストで電池セルの最高温度を監視することが可能となる。
また、本発明では、前記セルユニットは複数あり、これら複数のセルユニットが直列接続されることを特徴とする。
また、本発明では、前記セルユニットは複数あり、これら複数のセルユニットが並列接続されることを特徴とする。
また、本発明では、前記複数のセルユニットが収容された電池パックケースの端部には冷却風を流通させるための冷却ファンが設置されていることを特徴とする。
そして、上記のように構成された発明では、セルユニットが複数あり、該複数のセルユニットが直列接続又は並列接続される構成であるので、これら直列接続又は並列接続されたセルユニットのそれぞれにおいて、電池セルの温度状況を正確に知ることができる。これにより複数あるセルユニットにて検出された温度を比較し、それら温度にばらつきがあれば、ばらつきが生じたユニットセルを異常と判定することができ、正確な温度異常検知を行うことができる。
また、前記複数のセルユニットが収容された電池パックケースの端部に冷却ファンを設けることで、該電池パックケース内で冷却風を強制的に流通させることができ、高い冷却効果を得ることができる。
本発明によれば、複数の電池セルを互いに密着させて重ねて配置したセルユニットにおいて、電池セル配列方向に沿う一方の側面に、該電池セルのいずれかの温度を測定する第1の温度センサを設け、かつ前記一方の側面と対向する他方の側面にて、前記電池セル以外のいずれかの電池セルの温度を測定する第2の温度センサを設けるようにした。
これにより例えば、冷却風の影響を考慮して、第1の温度センサをセルユニット内の最高温度となる電池セルの一方側面に配置するとともに、第2の温度センサを、セルユニットの中心部に対して第1の温度センサと対称となる電池セルの他方側面に配置し、これら第1及び第2の温度センサでの検出値を監視すれば、セルユニット内における電池セルの温度状況を正確に知ることができる。
また、セルユニットの一方の側面と、他方の側面にそれぞれ第1、第2の温度センサを設ける構成であるので、最小の温度センサにより、効率良くかつ低コストで電池セルの過熱状況を監視することができるとともに、セルユニット内において隣接する電池セルの影響を受けず、さらに冷却空気を考慮した正確な温度測定が可能となる。
本発明の第1実施形態に係る電池モジュールが複数組み込まれた電源管理装置を示す概略構成図である。 図1の電源管理装置に内蔵された組電池を示す斜視図である。 電池モジュールの電池セル毎の温度分布を示すグラフである。 一電池モジュールにおける温度センサの配置状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係り、電池パックケース内に電池モジュールが直列に配置された状態を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係り、電池パックケース内に電池モジュールが並列に配置された状態を示す平面図である。
(第1実施形態)
本発明に係る第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1は本発明に係る電池モジュール40が複数組み込まれた電源管理装置10を示す図であり、図2は電池モジュール40が一体化された組電池100を示す斜視図であって、電池管理装置10は、複数組の電池ユニット20−1〜20−mを備えている。
各電池ユニット20は、上位管理部となる1つのBMU(Battery Management Unit)30と、複数個の電池モジュール40(本例では、40−1〜40−6の6組からなる)を備える。BMU30と、電池モジュール40の各々は、通信バス31Aを経由して相互通信が可能に接続される。また、BMU30は、通信バス31Bを経由して各電源ユニット20内の電池モジュール40を管理する。
また、各電池モジュール40は、図2に示されるように、8つの電池セルC1〜C8とともに、電池セルC1〜C8毎に1つのCMU(Cell Monitoring Unit)32を備えている。
電池セルC1〜C8は、それぞれ単体の二次電池であり、例えばリチウムイオン電池が採用されるが、二次電池としての種別は特に限定されない。また、CMU32は、電池セルC1〜C8で検出した温度(温度センサ60、61により検出)に基づき、電池セルC1〜C8における各々の充放電動作などを制御する。また、CMU32は、通信バス31A、31Bと接続されることで、BMU30と相互通信可能に接続される。
次に、図2を参照して、電池ユニット20内にあって、複数個の電池モジュール40が収容されて一体化された組電池100について説明する。
この組電池100は、全体として矩形をなす電池パックケース50内に、複数個の電池モジュール40(本例では、電池モジュール40−1〜40−6の6組からなる)が並列に収容されたものである。
各電池モジュール40は、8つの電池セルC1〜C8が互いに密着されたセルユニット41を備えており、それぞれの電池セルC1〜C8は電池容器42の上面に電極端子43、44が設けられた構成となっている。また、電池セルC1〜C8は全体として直方体に形成されており、長辺42A及び短辺42Bの向きを一致させ、かつ電池容器42同士が互いに面接触するように整列配置されている。なお、これら各電池モジュール40のセルユニット41は、密着させた8つの電池セルC1〜C8の両端に固定プレート45を設置した状態で、結束バンド46で一体化された構成とされている。
なお、以下の説明において、結束バンド46及び固定プレート45により8つの電池セルC1〜C8が互いに密着かつ一体化されたものを「セルユニット41」と定義し、該セルユニット41に、第1の温度センサ60(後述する)及び第2の温度センサ61(後述する)が設置されたものを「電池モジュール40」と定義する。
また、組電池100において、電池モジュール40と他の電池モジュール40との間、及び電池モジュール40と電池パックケース50の壁面との間は、該電池モジュール40を冷やす冷却風が流れている。
この冷却風は、符号Fで示すように電池モジュール40における電池セルC1〜C8の配列方向(矢印(イ)‐(ロ)で示す方向)に沿うように流れており、これによってセルユニット41の一方の側面(符号41Aで示す)及び他方側面(符号41Bで示す)からなる両側面を冷却する。
次に、図3を参照して、電池モジュール40を構成する8つの電池セルC1〜C8の温度分布について説明する。
図2に示すように、電池セルC1から電池セルC8に向けて、矢印(イ)−(ロ)方向に冷却風Fが流れると、電池セルC1〜C8は両側面41A・41Bからそれぞれ冷却されるが、このとき上流側の電池セルC1〜C8を通過する毎に、冷却風Fが徐々に温められることから、各電池セルC1〜C8の温度にばらつきが生じる。
これをまとめたのが図3である。図3を参照して分かるように、冷却風Fが流れる方向に設置された電池セルC1〜C8の中で、6番目(=N番目)が最も温度が高いことが分かった(最も温度が高い電池セルをNで示す)。これは電池セルCの数が異なったとしても同じ傾向が表れ、冷却風Fに沿って流れる方向に配置された複数の電池セルの中で、中央部より後方の電池セル(本例ではN=6番目)の温度が最も高くなる。
このため、本実施形態では、図4に示すように、電池セルC1〜C8の中で、最も温度が高い6番目(=N番目)の温度セルC6の一方の側面41Aに、第1の温度センサ60を設置している。これとともに、電池モジュール40の一方の側面41Aと対向する他方側面41Bで、かつ電池セルC6以外のいずれかの位置の電池セルには第2の温度センサ61が設置されている。
第2の温度センサ61は、セルユニット41の中心部Xに対して第1の温度センサ60と対称となる電池セル(本例では、右端からN番目となる電池セルC3)の他方側面41Bに配置されている。
そして、このような温度センサ60・61の設置により、電池セルC1〜C8の配列方向(矢印(イ)‐(ロ))に沿ういずれの側(上流側又は下流側)から冷却風Fが流れてきたとしても、同じ条件でセルユニット41内における電池セルC1〜C8の温度状況を正確に知ることができる。その結果、最小の温度センサ60・61(本例では2個)により、効率良くかつ低コストで電電池セルC1〜C8の過熱状況を監視できる。
以上詳細に説明したように本実施形態に示される電池モジュール40では、第1の温度センサ60を、冷却風Fの流れる方向に沿って配置したセルユニット41内における電池セルC1〜C8の配列方向(矢印(イ)−(ロ)方向)一端からN番目(=電池セルC6)に位置させ、かつ第2の温度センサ61を、配列方向他端からN番目(=電池セルC3)の電池セルの他方側面41Bに位置させた。
ここで、第1の温度センサ60が配置されるN番目(=電池セルC6)は、セルユニット41内の最高温度となる電池セルC6であり、また。第2の温度センサ61は、第1の温度センサ60と対称位置にある電池セルC3である。
これにより、電池セルC1〜C8の配列方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿ういずれの側(上流側又は下流側)から冷却風Fが流れてきたとしても、同じ条件でセルユニット41内における電池セルC1〜C8の温度状況を正確に知ることができ、これによっても最小の温度センサにより、効率良くかつ低コストで電池セルC1〜C8の過熱状況を監視することが可能となる。
すなわち、本実施形態に示される電池モジュール40では、従来と比較して温度計測点数が削減できて、モジュール電池の配置が前後入れ替わり、冷却風Fが電池セルC1側、又は電池セルC8側のどちらから流れても、設置位置の変更なしに電池セル最高温度を計測することができ、全ての電池セルに温度センサが設置される従来の電池モジュールと比較して省配線、コストダウンが可能となる。
なお、上記実施形態では、図1に、電池ユニット20内に6個の電池モジュール40(40−1〜40−6の6組からなる)を備えた例を示したが、これは1例であってその個数は適宜設定可能である。
また、電池モジュール40のセルユニット41を8個の電池セルC1〜C8で構成したが、これは1例であってその個数は適宜設定可能である。また、8個ある電池セルC1〜C8の中で、最も温度が高い6番目(=N番目)の温度セルC6の一方の側面41Aに、第1の温度センサ60を設置したが、これは、冷却風Fに沿って流れる方向に配置された複数の電池セルの中で、中央部より後方の電池セル(本例ではN=6番目)の温度が最も高くなるからであり、セルユニット41の電池セル数が8個でない場合、例えばセルユニット41の電池セル数が10個である場合には「N=7番目」等が選択される。
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。
第2実施形態の組電池101が、第1実施形態の組電池100と異なるのは、電池モジュール40を直列又は並列に配置し、かつかつ電池パックケース50の端部に冷却風Fを強制的に流通させる冷却ファン51を設けた点である。
図5に示される電池パックケース50では、複数の電池モジュール40が直列配置されるとともに、途中で折り返して2列となるように配置されている。
また、図6に示される電池パックケース50では、複数の電池モジュール40が3個ずつ2列に並列接続されるように配置されている。
また、図5及び図6に示されるように、電池パックケース50の後方側の端部には冷却ファン51が設置され、該電池パックケース50の前方側の端部には冷却風Fの吸気口52が設けられている。
そして、この冷却ファン51が駆動されることにより、吸気口52から吸い込まれた冷却風Fが、電池セルC1〜C8の配列方向に沿う矢印(ロ)方向に流通し、その結果、電池モジュール40が冷却される。
また、電池パックケース50内の各電池モジュール40には、第1実施形態で示した第1の温度センサ60、第2の温度センサ61がそれぞれ設置されている。
第1の温度センサ60は、電池セルC1〜C8の中で、最も温度が高い温度セルC6又はC3の側面41A、41Bに設置されている。また、第2の温度センサ61は、セルユニット41の中心部Xに対して第1の温度センサ60と対称となる電池セルC3又はC6の側面41A、41Bに設置されている。
そして、このような温度センサ60・61の設置により、電池セルC1〜C8の配列方向(矢印(イ)‐(ロ))に沿ういずれの側(上流側又は下流側)から冷却風Fが流れてきたとしても、同じ条件でセルユニット41内における電池セルC1〜C8の温度状況を正確に知ることができる。
また、電池モジュール40が直列接続又は並列接続されたセルユニット41のそれぞれにおいて、電池セルC1〜C8の温度状況を検知することができることから、複数あるセルユニット41にて検出された温度を比較し、それら温度にばらつきがあれば、ばらつきが生じたユニットセル41又はその冷却機構を異常と判定することができ、正確な温度異常検知を行うことができる。
具体的な異常判定方法として以下のような処理を行う。
(1)上流の電池モジュール40との温度差が設計値(例えば2℃)を越えたか否かを、「0」(設計値範囲内で正常)又は「1」(設計値を越えて異常)のデジタル情報で表し、電池モジュール40の各列毎にデジタル値のORを取り、「1」になるとその列は異常であると判定する。
(2)電池モジュール40の列間の同じ位置の温度センサ60・61の計測値を比較し、電池セル発熱と冷却流路のバラつきによる判定値を設定する(例えば判定値を5℃と設定する)。そして、温度センサ60・61の計測値のばらつきが、この判定値以上になった場合に電池モジュール40に異常が生じていると判定する。
(3)電池モジュール40の列間の温度勾配を計算して、他の列と比較して違いがあればその列は異常であると判定する。以上のような処理で電池モジュール40の異常判定を行う。
以上詳細に説明したように第2実施形態では、電池パックケース50内に収容される複数の電池モジュール40のそれぞれにおいて、電池セルC1〜C8の中で、最も温度が高い温度セルC6又はC3の側面41A、41Bに第1の温度センサ60を設置し、また、第2の温度センサ61は、セルユニット41の中心部Xに対して第1の温度センサ60と対称となる電池セルC3又はC6の側面41A、41Bに第2の温度センサ61を設置した。
これにより、電池セルC1〜C8の配列方向(矢印(イ)−(ロ)方向)に沿ういずれの側(上流側又は下流側)から冷却風Fが流れてきたとしても、同じ条件でセルユニット41内における電池セルC1〜C8の温度状況を正確に知ることができ、これによっても最小の温度センサにより、効率良くかつ低コストで電池セルC1〜C8の過熱状況を監視することが可能となる。
また、電池モジュール40が直列接続又は並列接続されたセルユニット41のそれぞれにおいて、電池セルC1〜C8の温度状況を検知することができることから、複数あるセルユニット41にて検出された温度を比較し、それら温度にばらつきがあれば、ばらつきが生じたユニットセル41又はその冷却機構を異常と判定することができ、正確な温度異常検知を行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、リチウムイオン電池からなる複数の電池セルが密着状態で配置された電池モジュールにおいて、最小の温度センサにより、効率良くかつ低コストで電池セルの過熱状況を監視することができる技術に関する。
40 電池モジュール
41 セルユニット
41A 一方の側面
41B 他方の側面
50 電池パックケース
51 冷却ファン
60 第1の温度センサ
61 第2の温度センサ
C1〜C8 電池セル
X 中心部
(イ)−(ロ)セルの配置方向

Claims (8)

  1. 複数の電池セルを互いに密着させて重ねて配置したセルユニットと、
    前記電池セルの配列方向に沿う一方の側面において、前記電池セルのいずれかの温度を測定する第1の温度センサと、前記一方の側面と対向する他方の側面において、前記電池セル以外のいずれかの電池セルの温度を測定する第2の温度センサと、を有することを特徴とする電池モジュール。
  2. 前記セルユニット内における電池セルの配列方向は、冷却風の流れる方向に向けられたことを特徴とする請求項1の電池モジュール。
  3. 前記一方の温度センサは、前記電池セルの配列方向一端からN番目の電池セルに、他方の温度センサは、配列方向他端からN番目の電池セルに設けられたことを特徴とする請求項2に記載の電池モジュール。
  4. 前記第1の温度センサは、前記セルユニット内の最高温度となる電池セルの一方側面に配置され、
    前記第2の温度センサは、前記セルユニットの中心部に対して前記第1の温度センサと対称となる電池セルの他方側面に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電池モジュール。
  5. 前記第1の温度センサは、前記冷却風に沿って流れる方向に配置された前記複数の電池セルの中で、中央部より後方の電池セルの一方側側面に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の電池モジュール。
  6. 前記セルユニットは複数あり、これら複数のセルユニットが直列接続されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電池モジュール。
  7. 前記セルユニットは複数あり、これら複数のセルユニットが並列接続されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電池モジュール。
  8. 前記複数のセルユニットが収容された電池パックケースの端部には冷却風を流通させるための冷却ファンが設置されていることを特徴とする請求項6又は7のいずれか1項に記載の電池モジュール。
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