JP2014126595A - 画像形成装置並びにそのトナー濃度制御方法及びトナー濃度制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】線速を変更しても常にトナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持される画像形成装置及びそのトナー濃度制御方法を提供する。
【解決手段】制御装置68はトナー濃度センサ44の出力電圧目標値を記憶し、現像器14内の現像剤Tnを現像器攪拌装置70により攪拌動作させ、トナー濃度センサ44の出力電圧(V)71値を測定する。トナー濃度センサ44の出力電圧が目標とする出力電圧とのずれがあるときは、そのずれ分を制御入力電圧72に与えるフィードバック制御を行い、トナー濃度センサ44の出力電圧が目標とする出力電圧になったときの制御入力電圧72と任意の線速との関係式を現像器14に内蔵のメモリに保存する。画像形成処理を実行するときはメモリから読み出した関係式に基づいて現行の線速に応じた制御入力電圧をトナー濃度センサに印加する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置並びにそのトナー濃度制御方法及びトナー濃度制御プログラムに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置がある。この画像形成装置は、一般に感光体ドラムを一様に帯電させて初期化し、この感光体ドラムに光書込みによって静電潜像を形成し、この静電潜像をトナー像化して、そのトナー像を直接または間接に用紙等の転写材に転写して定着器で定着させる。
このような電子写真方式の画像形成装置には、トナーのみから成る一成分現像剤を用いるものと、トナーとキャリアから成る二成分現像剤を用いるものとがある。近年、要望が強い印字(以下、印刷ともいう)処理の高速化に対処するには二成分現像剤を用いる方式の方がよく対応できる。
上記の二成分現像剤のキャリアは、現像器内でトナーと混合撹拌されてトナーに所定の電荷を与える。電荷を与えられたトナーはキャリアの表面に一時的に付着してキャリアの表面を被覆する。
現像器には磁性体の現像ローラが配置されている。現像ローラに付着したキャリアは電荷を帯びたトナーを感光体上に運び、感光体上の静電潜像にトナーを転移させて静電潜像上にトナー像を現像させる。
表面のトナーを放出したキャリアは現像ローラ上に残り、再び現像器内に戻って現像器に補給される新たなトナーと再び混合撹拌され、トナーに電荷を与え、そのトナーを感光体上に運ぶ、ということが繰り返される。
一般に、現像器の現像剤中のトナー濃度が高すぎると形成された画像に地汚れ等が発生する。逆にトナー濃度が低すぎると高濃度な画像が得られない。従って、高画質な画像を得るためには現像器内の現像剤のトナー濃度を一定範囲内に制御することが必要である。
そこで、このような現像剤を使って画像形成を行う電子写真方式の画像形成装置の現像器では、印字して消費したトナー量を測定するためのトナー濃度センサが設けられている。そしてトナー濃度が所定以下に低いことが検知されると現像器にトナーを補給するようにしている。
上記のトナー濃度センサには透磁率を検知する磁気センサが使用される。このトナー濃度センサは、現像器の内壁面の一部に検知面を露出させ、この検知面周辺の現像剤中のキャリアからの透磁率の変化を検知する。すなわち、トナー濃度が高いと透磁率が下りセンサ出力は弱くなる。トナー濃度が低いと透磁率が上がりセンサ出力は強くなる。
そして補給基準電圧値(補給電圧閾値)よりもセンサ出力が上回った場合トナーを不足分だけ補給し、出力が基準電圧値よりも下回れば補給を停止する。この時のトナー量は補給される時間当たり定量の補給が好ましい。
ところで、近年の画像形成装置は、カラー印刷、モノクロ印刷、高速印刷と、画像形成の処理速度が3段階に可変なものが出来ている。処理速度は一般に感光体ドラムの回転数つまり感光体ドラムの周面の回転線速度が基準となるため、処理速度のことを、当業界では「線速」と言い習わしている。
ところが、線速が変化すると、現像器の駆動速度も変化し、現像器内の現像剤の流速や流量等も変化するため、同一のトナー濃度に対するトナー濃度センサの検知出力が変化することが判明した。
同一のトナー濃度に対するトナー濃度センサの検知出力が変化してしまうのでは、現像器内のトナー濃度の制御が不安定になって、安定した画像を形成できなくなるという不具合を生じる。
この不具合を解消して、トナー濃度を常に一定に制御するために、[透磁率センサ出力実験]により得られたデータに基づいて感光体ドラムの線速の変化に応じてトナー濃度センサの検出値に対するしきい値を変更することが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2002−207357号公報
しかしながら、画像形成装置の現像器、及びトナー濃度センサには、それぞれに個体差つまり特性があり、トナー濃度センサの出力実験のデータに基づいて一律に検出値に対するしきい値を設定しても、組み上がった現像器、又はこれに取り付けたトナー濃度センサごとに、センサ出力とトナー濃度との関係が一定しないという不具合が発生する。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置において、線速を変更しても常にトナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持される画像形成装置並びにそのトナー濃度制御方法及びトナー濃度制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、上記トナー濃度に対する上記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定手段と、任意の線速で上記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得手段と、該出力電圧値取得手段により取得された上記出力電圧値と上記目標値との差分によって上記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで上記出力電圧値が上記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御手段と、上記出力電圧値が上記目標値になった場合の上記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得手段と、上記任意の線速を他の線速に変更して、上記出力電圧値取得手段と上記制御入力電圧フィードバック制御手段と上記適正制御入力電圧値取得手段とを繰り返す繰返し手段と、該繰返し手段により取得された複数の上記線速対応適正制御入力電圧値を基に、上記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成手段と、該テーブル生成手段により生成された上記テーブルを上記現像器内蔵の上記メモリに格納するテーブル格納手段と、を備えて構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置のトナー濃度制御方法は、現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、を有する上記現像器に対し、上記トナー濃度に対する上記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定工程と、任意の線速で上記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得工程と、該出力電圧値取得工程により取得された上記出力電圧値と上記目標値との差分によって上記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで上記出力電圧値が上記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御工程と、上記出力電圧値が上記目標値になった場合の上記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得工程と、上記任意の線速を他の線速に変更して、上記出力電圧値取得工程と上記制御入力電圧フィードバック制御工程と上記適正制御入力電圧値取得工程とを繰り返す繰返し工程と、該繰返し工程により取得された複数の上記線速対応適正制御入力電圧値を基に、上記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成工程と、該テーブル生成工程により生成された上記テーブルを上記現像器内蔵の上記メモリに格納するテーブル格納工程と、を含んで構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置のトナー濃度制御プログラムは、コンピュータで読み取り可能なプログラムであって、現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、を有する上記現像器に対し、上記トナー濃度に対する上記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定手順と、任意の線速で上記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得手順と、該出力電圧値取得手順により取得された上記出力電圧値と上記目標値との差分によって上記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで上記出力電圧値が上記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御手順と、上記出力電圧値が上記目標値になった場合の上記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得手順と、上記任意の線速を他の線速に変更して、上記出力電圧値取得手順と上記制御入力電圧フィードバック制御手順と上記適正制御入力電圧値取得手順とを繰り返す繰返し手順と、該繰返し手順により取得された複数の上記線速対応適正制御入力電圧値を基に、上記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成手順と、該テーブル生成手順により生成された上記テーブルを上記現像器内蔵の上記メモリに格納するテーブル格納手順と、を上記コンピュータに実行させるように構成される。
本発明は、電子写真方式の画像形成装置において、線速を変更しても常にトナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持される画像形成装置並びにそのトナー濃度制御方法及びトナー濃度制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(プリンタ、装置本体)の内部構成を説明する断面図である。 (a)は実施例1に係るプリンタの現像器を感光体ドラムと共に示す拡大断面図、(b)は現像器を(a)の矢印bで示す向きに切断して内部構成と現像剤の還流経路を示す断面図である。 実施例1に係るプリンタのトナー濃度センサの本来の出力値であるべき出力信号に重畳して現れる小幅周期のパルス信号を示す図である。 実施例1に係るプリンタの制御部(プリンタ制御装置)に関わる主要部の回路ブロック図である。 (a)は現像剤のトナー濃度が一定でトナー濃度センサの出力電圧の目標値が一定のとき、設定された線速において適正な制御入力電圧を得るために制御入力電圧をフィードバック制御する機能ブロック図、(b)は(a)のフィードバック制御において線速のみを任意に変更してトナー濃度センサの目標出力電圧が得られたときの制御入力電圧と線速との関係を示す図である。 線速が変更されても常にトナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持されることを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、印字と印刷は同義に用いている。
図1は、本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(以下、単にプリンタ、又は本体装置という)の内部構成を説明する断面図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、いわゆる背面転写方式で転写ベルト8の下部走行部表面8aにトナー画像を転写するために、その転写ベルト8の下部走行部表面8aに接して同図の右から左へ4個の現像装置9(9k、9c、9m、9y)を多段式に並設した構成をとっている。
この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。上記4個の現像装置9のうち上流側(図の左側)の3個の現像装置9y、9m及び9cは、それぞれ減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色トナーによるモノカラー画像を形成する。
また、現像装置9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。上記の各現像装置9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下イエロー(Y)のトナー用の現像装置9yを例にしてその構成を説明する。
現像装置9は、最上部に像担持体としての感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面に当接し又は近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、外部を覆うユニット筐体16、内部に設けられた隔壁17、現像ローラ15、第1攪拌搬送部材18、及び第2攪拌搬送部材19を備えている。第1及び第2攪拌搬送部材18及び19は、ここでは特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転するフィンから成る。
この現像器14には、トナー供給部4のトナー補給容器20(20y、20m、20c、20k)から、同図にはY、M、C、Kで示すようにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ21と従動ローラ22を備えている。
上記の転写ベルト8には、一次転写ローラ23がユニットと一体に組み込まれている。一次転写ローラ23は転写ベルト8を介して感光体ドラム10に圧接し、下方を循環移動する転写ベルト8の下部走行部表面8aにトナー像を直接転写(一次転写)する。
転写ベルト8は、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への二次転写部24まで搬送する。二次転写部24は、駆動ローラ21に隣接して下流側(図では上方)に配置された転写補助ローラ25と、この転写補助ローラ25に転写ベルト8を介して圧接する二次転写ローラ26とで形成されている。
転写ベルト8には、ベルトクリーナ27が配置されている。ベルトクリーナ27は、転写ベルト8の従動ローラ22に掛け渡されている表面に当接するクリーニングブレード28を備えている。また、ベルトクリーナ27の左方から下方にかけて隣接して、廃トナー回収容器29が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーナ27は、クリーニングブレード28により転写ベルト8の表面に残留する廃トナーを擦り取って除去し、その廃トナーを不図示の搬送スクリューにより廃トナー回収容器29に送り込んでいる。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行部の上方に配置される4個のトナー補給容器20(20y、20m、20c、20k)を着脱自在に備えている。4個のトナー補給容器20には前述したようにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーが収容されている。
これら4個のトナー補給容器20は、図1では転写ベルトユニット3の向う側に隠れて見えないが、それぞれ装着部のトナー供給口に続くトナー供給路を介して、それぞれに対応する現像装置9の現像器14と連結されている。
このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能に装着部を介してプリンタ1本体のフレームに保持されている。
給紙部5は、上下2段に配置された2個の給紙カセット30(30a、30b)を備えている。2個の給紙カセット30の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ31、給送ローラ32、捌きローラ33、待機搬送ローラ対34が配置されている。
待機搬送ローラ対34の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト8、転写補助ローラ25、二次転写ローラ26による前述した用紙への二次転写部24が形成されている。
この二次転写部24の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット6が配置され、ベルト式熱定着ユニット6の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対36、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する排紙ローラ対38が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対38の直前から図の右横方向に分岐する返送開始路39a、それから下方に曲がる返送中間路39b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる返送終端路39cから成る返送路39を備えている。
また、返送路39の途中には、5組の返送ローラ対41(41a、41b、41c、41d、41e)が配置されている。上記返送終端路39cの出口は、給紙部5の下方の給紙カセット30bに対応する待機搬送ローラ対34への搬送路に合流している。
図2(a)は上記構成のプリンタ1の現像器14を感光体ドラム10と共に示す拡大断面図であり、図2(b)は現像器14を図2(a)の矢印bで示す向に切断して内部構成と現像剤の還流経路を示す断面図である。
なお、図2(a),(b)には図1の構成と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。また、図2(b)では図2(a)に示すクリーニングブレード43の図示を省略している。
図2(a)に示すように、現像器14は、外壁を形成するユニット筐体16と内部の隔壁17とで仕切られる2つの現像槽42(上現像槽42a、下現像槽42b)を備えている。上現像槽42aには、前述した現像ローラ15と第2の攪拌搬送部材19が配置されている。
現像ローラ15には、ドクターブレード43が当接している。下現像槽42bには前述した第1の攪拌搬送部材18が配置されている。この現像槽42aにはトナー濃度センサ44がその検知面45を槽内に露出して配置されている。
第2の攪拌搬送部材19は、回転軸46とこの回転軸46に螺旋状に固設された螺旋状フィン47とで構成されている。第1の攪拌搬送部材18は、回転軸48とこの回転軸48に螺旋状に固設された螺旋状フィン49とで構成されている。
第2の攪拌搬送部材19は、矢印cで示すように図の反時計回り方向に回転し、現像槽42a内の現像剤を螺旋状フィン47で攪拌しながら矢印e1、e2、e3で示すように図2(a)の紙面奥行き方向手前から向こう側(図2(b)では右から左)へ搬送し、その現像剤を現像ローラ15に供給する。
現像ローラ15は、現像剤のトナーのみを感光体ドラム10に供給して、感光体ドラム10周面上の静電潜像をトナー像化(現像)する。トナーのみを感光体ドラム10に引き取られた現像ローラ15上の現像剤のキャリアは現像槽42a内の現像剤に混合される。
その後、現像剤は第2の攪拌搬送部材19により図2(a)の紙面奥行き方向向こう側、図2(b)では左端部の戻し口51において矢印e4で示すように現像槽42bに送り戻される。戻し口51の下方側面にはトナーが補給される補給口52が開口している。トナー濃度が所定の補給しきい値以下になると、トナー補給容器20の補給機構により補給口52からトナーが補給される。
現像槽42b内の第1の攪拌搬送部材18は、図2(a)の矢印dで示すように図の反時計回り方向に回転し、現像槽42b内の現像剤を螺旋状フィン57で攪拌しながら図2(a),(b)の矢印f(f1、f2、f3)で示すように図2(a)の紙面奥行き方向向こう側から手前、図2(b)では左から右方へ搬送しながら、供給口53から像剤を現像槽42aに送り出す。このように、現像剤の還流とトナーの補給が繰り返されて、トナーによる現像が逐次進行する。
上記のトナー濃度センサ44の検知面45は槽内に露出して配置されているので、現像剤が検知面45に滞留しやすい。現像剤が検知面45に滞留するとトナー濃度センサ44の検知精度が低下する。
このトナー濃度センサ44の検知精度の低下を防止するために、現像槽42b内の第1の攪拌搬送部材18の回転軸48には、トナー濃度センサ44の検知面45に対向して回転する位置に、ブレード保持部54とこのブレード保持部54に保持された弾性体シート(ブレード)55から成るクリーニングブレード56が固設されている。
クリーニングブレード56は、攪拌搬送部材17の回転軸48と共に回転し、トナー濃度センサ44の検知面45を弾性体シート55により摺擦して、検知面45に滞留しようとする現像剤を払い飛ばして、直後に搬送されてくる現像剤と入替える。
これにより、トナー濃度センサ44の検知面45に現像剤が滞留することによって生じる虞のあるトナー濃度の誤検知を防止している。
もし、現像剤のトナー濃度が規定以下に薄くなっていれば、トナー濃度センサ44がトナー濃度低下を検出する。トナー濃度低下が検出されると、トナー供給部4の当該現像器14に対応するトナー補給容器20から補給口52を介してトナーTnが補給される。
ところで、本例のトナー濃度センサ44は、現像剤の二成分中のキャリアの磁性分を検知している。つまり磁気センサである。現像剤のトナー濃度が高いときはキャリアに付着しているトナーが多いときである。したがって、トナー濃度センサ44とキャリアの間の透磁率が下がり、トナー濃度センサ44の検知出力電圧は低下する。
一方、現像剤のトナー濃度が低いときはキャリアに付着しているトナーが少ないときである。したがって、トナー濃度センサ44とキャリアの間の透磁率が上り、トナー濃度センサ44の検知出力電圧が上昇する。
図3は、トナー濃度センサ44の本来の出力値であるべき出力信号に重畳して現れる小幅周期のパルス信号57を示す図である。このようにトナー濃度センサ44の本来の出力値に重畳されて小幅周期のパルス信号57が発生する理由を説明する。
図2(a)で説明したように、クリーニングブレード56の弾性体シート55は、第1攪拌搬送部材18の回転軸48の回転に伴われて一定周期でトナー濃度センサ44の検知面45を摺擦する。
弾性体シート55が検知面45を摺擦中は、弾性体シート55が検知面45に対して現像剤を押し付ける状態となって検知面45における現像剤の密度が上昇し、トナー濃度センサ44の出力値がやや上昇する。
そして、弾性体シート55による検知面45の摺擦が終了した直後は、弾性体シート55が検知面45近傍の現像剤を跳ね飛ばすため、検知面45近傍に空隙が生じて検知面45における現像剤の密度が低下し、トナー濃度センサ44の出力値がやや下降する。
このように、第1の攪拌搬送部材18による撹拌動作時に弾性体シート55が検知面45を摺擦する周期に合わせて、トナー濃度センサ44の検知出力値が周期的に変化する。これが図3に示す小幅周期のパルス信号57である。
すなわち、パルス信号57のMax値57aは、クリーニングブレード56の弾性体シート55がトナー濃度センサ44の検知面45を摺擦したタイミングを示している。そして、パルス信号57のMin値57bは、弾性体シート55が検知面45から離れたタイミングを示している。
パルス信号57のMax値57aとMin値57bとの差は、画像形成装置1の設定にもよるが、通常は0.5V程度である。以下に記載されるトナー濃度センサ44の出力値は、上記のようなパルス信号57の出力値の平均値を算出して得たものである。
図4は、上記のプリンタ1の制御部(プリンタ制御装置)に関わる主要部の回路ブロック図である。図4に示すように回路ブロックは、CPU(central processing unit)57を中心にして、このCPU57に、それぞれデータバスを介してインターフェイスコントローラ(I/F_CONT)58及びプリンタコントローラ(PR_CONT)59が接続されている。PR_CONT59にはプリンタ印字部61が接続されている。
また、CPU57には、ROM(read only memory)62、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)63、本体操作部の操作パネル64、センサ部65が接続されている。センサ部65には各部に配置されたセンサからの出力が入力され、センサ部65からは、詳しくは後述する現行の線速に対応するトナー濃度センサ44への駆動電圧が供給される。
ROM62には、システムプログラムが記憶され、CPU57は、このシステムプログラムに従って各部を制御して処理を行う。
すなわち、各部において、先ず、I/F_CONT58は、例えばパーソナルコンピュータ等のホスト機器から供給される印字データをビットマップデータに変換し、フレームメモリ66に展開する。フレームメモリ66は、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)ごとに記憶エリアが設定されており、各色のデータが対応するエリアに展開される。
フレームメモリ66に展開されたデータはPR_CONT59に出力され、PR_CONT59からプリンタ印字部61に出力される。
また、I/F_CONT58は、4個の現像装置9(9k、9c、9m、9y)それぞれの現像器14の内蔵のメモリ14aに対し、詳しくは後述する現像器14ごとの(または現像装置9ごとの)特性に応じた線形(1次の比例式)のテーブルを書き込んだり読み出したりする。
プリンタ印字部61は、エンジン部であり、PR_CONT59からの制御の下で、図1に示した感光体ドラム10、一次転写ローラ23等を含む不図示の回転駆動系、帯電ローラ12、光書込ヘッド13等の被駆動部を有する画像形成部、転写ベルトユニット3の上下移動を駆動する不図示の駆動部を備えている。
更に、プリンタ印字部61は、転写ベルト8の回転駆動や、ベルト式定着ユニット6のベルト駆動を行うベルト駆動部66や現像器14のモータ等を駆動するトナー供給部モータ駆動部67を備えている。
また、プリンタ印字部61は、用紙取出ローラ31〜排紙ローラ対38等の回転駆動される各部からなる搬送機構、発熱駆動及び回転駆動されるベルト式定着ユニット6などのプロセス負荷への駆動出力を制御する。
そして、PR_CONT59から出力されたブラック(K)、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の各色の印字データは、プリンタ印字部61からそれぞれ対応する図1に示した光書込ヘッド13に供給される。
ところで、トナー濃度が同一であっても線速が変更されるとトナー濃度センサの検知出力が変化することは前述した。具体的には、同一のトナー濃度、同一のトナー濃度センサ駆動電圧(以下、センサ駆動電圧という)に対して、線速が遅いほどトナー濃度センサの出力が下がり、線速が早いほどトナー濃度センサの出力が上がる傾向がある。
これに対して、センサ出力実験により得られたデータに基づいて線速の変化に応じてトナー濃度センサの検出値に対するしきい値を変更して、検出値を補正する考え方があることも前述した。しかし、これでは、個々に特性の異なる現像器やトナー濃度センサに対して適正な補正値が得られないことも前述した。
本発明では、個々に特性の異なる現像器やトナー濃度センサに対しても、線速の変更に関わり無く、トナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持されるようにセンサ駆動電圧を制御する。
本例において、現像器14は、現像剤のトナー濃度として濃度6%を基準としている。また、このときのトナー濃度センサ44の出力として基準出力2.5Vとなるように設定されている。したがって、画像形成処理が実行されてトナーが消耗してくると、トナー濃度が下がるため、トナー濃度センサ44の出力が2.5Vを超えるようになる。
トナー濃度センサ44の出力が2.5Vを超えて所定のしきい値Dthとなったとき、トナー濃度センサ44の出力が2.5Vとなるようにトナーを補給する。本例では、線速の変更に関わり無く、トナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持されるので、線速の変更に応じてしきい値Dthを変更する必要がない。
したがって、線速の変更に関わり無く同一のしきい値を監視してトナーの補給を行うことができる。これにより、現像剤を常に適正なトナー濃度に維持して、常に高画質な画像を形成することができる。以下、これについて説明する。
先ず、現像器14の現像剤の量を一定量に設定する。その現像剤のトナー濃度として濃度6%を設定する。そして、このときのトナー濃度センサ44の出力電圧の目標値を2.5Vとする。
次に、トナー濃度センサ44を駆動するための制御入力電圧として初期制御入力電圧を設定する。なお、この初期制御入力電圧は経験的に設定できる範囲で適宜に設定してよい。次に、任意の線速を設定する。この線速も、実際の画像処理時の線速にこだわる必要はない。
例えば、線速の速い方から遅いほうへ、モノクロ印字、高速印字、通常のカラー印字と線速が異なるが、上記3点の線速を含む範囲であれば、上記実際の画像処理時の線速にこだわる必要はない。
図5(a)は、上記のように現像剤のトナー濃度、トナー濃度センサ44の出力電圧の目標値、初期制御入力電圧、及び任意の線速が設定されてからの、適正な制御入力電圧を取得するために、制御入力電圧をフィードバック制御する機能ブロック図である。
また、図5(b)は、図5(a)のフィードバック制御において、線速のみを任意に(図5(b)では4種類の線速S1、S2、S3、S4)に変更して、トナー濃度センサ44の目標とする出力電圧が得られたときの制御入力電圧と線速との関係を示す図である。
また、図5(b)で制御入力電圧と線速との関係を示す直線が4本あるのは、4個の現像装置9それぞれの現像器14のトナー濃度センサ44について、図5(a)のフィードバック制御を行って制御入力電圧と線速との関係を求めたものである。
また、4本の制御入力電圧と線速との関係を得たフィードバック制御対象の4個の現像装置9として、図5(b)では判りやすいように上から順に、9y、9m、9c、9kとして示しているが、実際には、現像装置9の特性はこの順に変動しているわけではなく、順不同である。
なお、図5に示す機能ブロックは、図4に示した回路ブロックにおいて、操作パネル64からの指示入力に基づいて、CPU57とセンサ部65によって行われる処理である。
図5(a)において、先ず、制御装置68(CPU57及びセンサ部65)は、トナー濃度センサ44の出力電圧目標値を記憶する。次に、現像器14内の現像剤Tnを、現像器攪拌装置70(第1攪拌搬送部材18及び第2攪拌搬送部材19)により攪拌動作させ、トナー濃度センサ44の出力電圧(V)71値を測定する。
そして、トナー濃度センサ44の出力電圧が目標とする出力電圧とのずれがあるときは、そのずれ分の絶対値を制御入力電圧72に加算又は減算して与え、トナー濃度センサ44の出力電圧が目標とする出力電圧に近づくようにフィードバック制御を行う。
このフィードバック制御は、トナー濃度センサ44の出力電圧69と制御入力電圧72が安定するまで、すなわち、上記のずれ分が「0」に収斂するまで行う。そして、上記のずれ分が「0」に収斂したときの制御入力電圧72を任意の線速、例えば線速S1に対する「線速対応適正制御入力電圧値」として記録する。
図5(b)では線速S1の上にプロットされた○、×、□、△が、線速1に対応する線速対応適正制御入力電圧値となる。その後、別の任意の線速(例えばS2)に切り替えて同様のフィードバック制御により、切り替えた線速S2におけるトナー濃度センサ44の目標出力電圧が出る制御入力電圧をサンプリングするということを繰り返す。
上述したように、現像剤量とトナー濃度とトナー濃度センサ44の目標出力値とは固定値であるので、線速に対する制御入力電圧の関係式は、図5(b)に示すように1次の比例式で表される。
したがって、線速に対する制御入力電圧のサンプリングは2種類採用すれば1次の比例式を得ることができるが、本例では、誤差を考慮してサンプリングは少なくとも4点とする。
このように、複数の(例えば4種類の)任意の線速に対する制御入力電圧のサンプルを得ると、っ図5(b)に示すように、現像器14ごとの(または現像装置9ごとの)特性に応じた線形(1次の比例式)のテーブルを得ることができる。
このテーブルを基にして必要な線速数分の対応テーブルを生成し、、それぞれの現像器14の内蔵のメモリ14aに保存する。ここまでは、工場から出荷する前の段階で行ってもよく、ユーザに納品してから、所定枚数の印字が行われて経時的変化を補正する必要があるときに、保守作業員等からの指示によって行なうようにしてもよい。
実際の画像形成処理時には、図4の制御部では、先ず、現像器14のメモリ14aに格納されたテーブルから現行の線速に対応する線速対応適正制御入力電圧を読みとる。
そして、その読み取った線速対応適正制御入力電圧を、読み出したメモリ14aに対応する現像器14のトナー濃度センサ44への制御入力電圧として、そのトナー濃度センサ44へ印加する。
このように、あらゆる線速に対して、現像剤量とトナー濃度を一定としたときのトナー濃度センサ44の目標出力値が得られる線速と制御入力電圧とのテーブルに基づいて、線速が変更されたとき、その線速に対応する制御入力電圧でトナー濃度センサを駆動するのでトナー濃度センサの目標とする出力電圧とトナー濃度との関係を一定に保つことができるようになる。
図6は、線速が変更されても常にトナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持されることを示す図である。図6の曲線Csは、上記のようにして得られた線速と制御入力電圧とのテーブルに基づく制御入力電圧をトナー濃度センサに印加した場合のトナー濃度とトナー濃度センサとの関係を示す基準グラフである。
曲線Clは、同じ制御入力電圧をトナー濃度センサに印加したままで、線速が曲線Csの場合よりも遅いときのトナー濃度とトナー濃度センサとの関係を示すグラフであり、基準グラフとは上方にずれが生じている。
しかし、このとき線速と制御入力電圧とのテーブルを用いて曲線Clの線速に対応する制御入力電圧をトナー濃度センサに印加すると、矢印gで示すように曲線Clを示していたトナー濃度とトナー濃度センサとの関係が曲線Csを描くようになる。
また、曲線Chは、曲線Csのときと同じ制御入力電圧をトナー濃度センサに印加したままで、線速が曲線Csの場合よりも速いときのトナー濃度とトナー濃度センサとの関係を示すグラフであり、基準グラフとは下方にずれが生じている。
しかし、このとき線速と制御入力電圧とのテーブルを用いて曲線Chの線速に対応する制御入力電圧をトナー濃度センサに印加すると、矢印hで示すように曲線Chを示していたトナー濃度とトナー濃度センサとの関係が曲線Csを描くようになる。
このように、本発明によれば、線速を変更しても常にトナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持される画像形成装置並びにそのトナー濃度制御方法及びトナー濃度制御プログラムを提供することができる。
また、トナー濃度センサに対するこの制御方法及びプログラムを用いることによって、現像器本体の個体差、センサの個体差や、現像器内の現像剤の量が異なることなどによって生じてくるセンサ出力とトナー濃度の関係の個体差を同時に解消することができる。これにより、トナー補給制御の精度を上げることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、
現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、
前記トナー濃度に対する前記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定手段と、
任意の線速で前記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得手段と、
該出力電圧値取得手段により取得された前記出力電圧値と前記目標値との差分によって前記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで前記出力電圧値が前記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御手段と、
前記出力電圧値が前記目標値になった場合の前記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得手段と、
前記任意の線速を他の線速に変更して、前記出力電圧値取得手段と前記制御入力電圧フィードバック制御手段と前記適正制御入力電圧値取得手段とを繰り返す繰返し手段と、
該繰返し手段により取得された複数の前記線速対応適正制御入力電圧値を基に、前記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成手段と、
該テーブル生成手段により生成された前記テーブルを前記現像器内蔵の前記メモリに格納するテーブル格納手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
[付記2]
前記現像器の前記メモリに格納された前記テーブルから現行の前記線速に対応する前記線速対応適正制御入力電圧値を読み出す制御入力電圧値読出手段と、
該制御入力電圧値読出手段により読み出された前記線速対応適正制御入力電圧値で示される電圧を前記現像器の前記トナー濃度センサに印加する線速対応適正制御入力電圧印加手段と、
を有することを特徴とする付記1記載の画像形成装置。
[付記3]
前記現像器は複数個である、ことを特徴とする付記1又は2記載の画像形成装置。
[付記4]
現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、
現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、
を有する前記現像器に対し、
前記トナー濃度に対する前記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定工程と、
任意の線速で前記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得工程と、
該出力電圧値取得工程により取得された前記出力電圧値と前記目標値との差分によって前記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで前記出力電圧値が前記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御工程と、
前記出力電圧値が前記目標値になった場合の前記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得工程と、
前記任意の線速を他の線速に変更して、前記出力電圧値取得工程と前記制御入力電圧フィードバック制御工程と前記適正制御入力電圧値取得工程とを繰り返す繰返し工程と、
該繰返し工程により取得された複数の前記線速対応適正制御入力電圧値を基に、前記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成工程と、
該テーブル生成工程により生成された前記テーブルを前記現像器内蔵の前記メモリに格納するテーブル格納工程と、
を含むことを特徴とする画像形成装置のトナー濃度制御方法。
[付記5]
コンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、
現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、
を有する前記現像器に対し、
前記トナー濃度に対する前記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定手順と、
任意の線速で前記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得手順と、
該出力電圧値取得手順により取得された前記出力電圧値と前記目標値との差分によって前記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで前記出力電圧値が前記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御手順と、
前記出力電圧値が前記目標値になった場合の前記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得手順と、
前記任意の線速を他の線速に変更して、前記出力電圧値取得手順と前記制御入力電圧フィードバック制御手順と前記適正制御入力電圧値取得手順とを繰り返す繰返し手順と、
該繰返し手順により取得された複数の前記線速対応適正制御入力電圧値を基に、前記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成手順と、
該テーブル生成手順により生成された前記テーブルを前記現像器内蔵の前記メモリに格納するテーブル格納手順と、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする画像形成装置のトナー濃度制御プログラム。
本発明は、線速を変更しても常にトナー濃度センサの出力とトナー濃度との関係が一定に維持される画像形成装置並びにそのトナー濃度制御方法及びトナー濃度制御プログラムに利用することができる。
1 フルカラー画像形成装置(プリンタ、本体装置)
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
7 両面印刷用搬送ユニット
8 転写ベルト
8a 下部走行部表面
9(9m、9c、9y、9k) 現像装置
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
14a メモリ
15 現像ローラ
16 ユニット筐体
17 隔壁
18 第1攪拌搬送部材
19 第2攪拌搬送部材
20(20y、20m、20c、20k) トナー補給容器
21 駆動ローラ
22 従動ローラ(蛇行制御ローラ)
23 一次転写ローラ
24 二次転写部
25 転写補助ローラ
26 二次転写ローラ
27 ベルトクリーナ
28 クリーニングブレード
29 廃トナー回収容器
30(30a、30b) 給紙カセット
31 用紙取出ローラ
32 給送ローラ
33 捌きローラ
34 待機搬送ローラ対
36 搬出ローラ対
37 排紙トレー
38 排紙ローラ対
39 返送路
39a 返送開始路
39b 返送中間路
39c 返送終端路
41(41a、41b、41c、41d、41e) 返送ローラ対
42 現像槽
42a 上現像槽
42b 下現像槽
43 ドクターブレード
44 トナー濃度センサ
45 検知面
46、48 回転軸
47、49 螺旋状フィン
51 戻し口
52 補給口
53 供給口
54 ブレード保持部
55 弾性体シート(ブレード)
56 クリーニングブレード
57 CPU(central processing unit)
58 インターフェイスコントローラ(I/F_CONT)
59 プリンタコントローラ(PR_CONT)
61 プリンタ印字部
62 ROM(read only memory)
63 EEPROM(electrically erasable programmable ROM)
64 操作パネル
65 センサ部
66 ベルト駆動部
67 トナー供給部モータ駆動部

Claims (5)

  1. 現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、
    現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、
    前記トナー濃度に対する前記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定手段と、
    任意の線速で前記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得手段と、
    該出力電圧値取得手段により取得された前記出力電圧値と前記目標値との差分によって前記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで前記出力電圧値が前記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御手段と、
    前記出力電圧値が前記目標値になった場合の前記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得手段と、
    前記任意の線速を他の線速に変更して、前記出力電圧値取得手段と前記制御入力電圧フィードバック制御手段と前記適正制御入力電圧値取得手段とを繰り返す繰返し手段と、
    該繰返し手段により取得された複数の前記線速対応適正制御入力電圧値を基に、前記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成手段と、
    該テーブル生成手段により生成された前記テーブルを前記現像器内蔵の前記メモリに格納するテーブル格納手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像器の前記メモリに格納された前記テーブルから現行の前記線速に対応する前記線速対応適正制御入力電圧値を読み出す制御入力電圧値読出手段と、
    該制御入力電圧値読出手段により読み出された前記線速対応適正制御入力電圧値で示される電圧を前記現像器の前記トナー濃度センサに印加する線速対応適正制御入力電圧印加手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記現像器は複数個である、ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、
    現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、
    を有する前記現像器に対し、
    前記トナー濃度に対する前記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定工程と、
    任意の線速で前記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得工程と、
    該出力電圧値取得工程により取得された前記出力電圧値と前記目標値との差分によって前記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで前記出力電圧値が前記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御工程と、
    前記出力電圧値が前記目標値になった場合の前記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得工程と、
    前記任意の線速を他の線速に変更して、前記出力電圧値取得工程と前記制御入力電圧フィードバック制御工程と前記適正制御入力電圧値取得工程とを繰り返す繰返し工程と、
    該繰返し工程により取得された複数の前記線速対応適正制御入力電圧値を基に、前記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成工程と、
    該テーブル生成工程により生成された前記テーブルを前記現像器内蔵の前記メモリに格納するテーブル格納工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置のトナー濃度制御方法。
  5. コンピュータで読み取り可能なプログラムであって、
    現像器内のトナー濃度を検知するトナー濃度センサと、
    現像器個別の情報を現像器内に記録格納するための内蔵のメモリと、
    を有する前記現像器に対し、
    前記トナー濃度に対する前記トナー濃度センサの出力電圧の目標値を設定する出力目標値設定手順と、
    任意の線速で前記トナー濃度センサの出力電圧値を取得する出力電圧値取得手順と、
    該出力電圧値取得手順により取得された前記出力電圧値と前記目標値との差分によって前記トナー濃度センサに印加する制御入力電圧を変化させることで前記出力電圧値が前記目標値になるようにフィードバック制御する制御入力電圧フィードバック制御手順と、
    前記出力電圧値が前記目標値になった場合の前記制御入力電圧を線速対応適正制御入力電圧値として取得する適正制御入力電圧値取得手順と、
    前記任意の線速を他の線速に変更して、前記出力電圧値取得手順と前記制御入力電圧フィードバック制御手順と前記適正制御入力電圧値取得手順とを繰り返す繰返し手順と、
    該繰返し手順により取得された複数の前記線速対応適正制御入力電圧値を基に、前記線速との対応テーブルを生成するテーブル生成手順と、
    該テーブル生成手順により生成された前記テーブルを前記現像器内蔵の前記メモリに格納するテーブル格納手順と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする画像形成装置のトナー濃度制御プログラム。
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