JP2014125556A - 石鹸組成物 - Google Patents

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Tetsuro Iwanaga
哲朗 岩永
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Abstract

【課題】化学的変化が起きにくく、また比較的硬くなく、アレルギー等の発症懸念も高くなく、しかもスクラブ剤が石鹸表面に適度に現れており、スクラブ剤配合による泡立ちの低下がなく、使用時は適度な肌触りがあり、スクラブ剤が擦り取る感じがあり、経時による退色や異臭が発生することのない石鹸組成物を提供する。
【解決手段】抹茶を石鹸組成物全量に対して0.01〜10質量%、好ましくは0.05〜10質量%、より好ましくは0.1〜3質量%配合することを特徴とする石鹸組成物。
【選択図】なし

Description

本発明はスクラブ効果のある石鹸組成物に関する。
従来、石鹸や洗浄剤にスクラブ剤を加えたスクラブ洗顔料が市販されており、スクラブ洗顔料を使用すると、スクラブ剤が研磨的役割を果たして、肌の皮脂等の汚れを角質層とともに落とすことができる。そのため、スクラブ剤は石鹸や洗浄剤の使用時に肌に沈着した汚れを剥離させる作用をもった固形状物であることが求められる。スクラブ剤として石鹸や洗剤に配合される成分は、植物由来のもの、動物由来のもの、合成されたものなどがある。スクラブ剤を配合した石鹸組成物として、例えば抽出処理後のカンゾウ繊維末を用いた石鹸組成物(例えば、特許文献1参照。)や、天然海綿粉末を用いた固形石鹸組成物(例えば、特許文献2参照。)などが知られている。そのほかにも、微生物産生セルロースや甘藷の裏ごし残渣などのスクラブ剤(例えば、特許文献3参照。)や、アプリコットの果実種子殻粉末、クルミの果実種子殻粉末、ピーチの果実種子殻粉末、小麦の種子外皮粉末、コーンの穂茎粉末などをスクラブ剤として用いたボディスクラブ用ローション(例えば、特許文献4参照。)なども知られている。
特開平8−209199号公報 特許第3693949号公報 特開平2007−91717号公報 特許第2890027号公報
しかしながら、上記各特許文献に記載されるスクラブ剤の中には、熱やアルカリ、経時変化等により、スクラブ剤が腐敗したり、分解するような問題点ある。一方、肌にこすりつけることで刺激を与えたり、傷付けるような問題点もある。また、肌接触によるアレルギー等の発症懸念の問題点もある。例えば、鶏卵殻や甲殻類の殻の粉末はアレルギーの心配があり、種子殻の粉末は比較的硬く、粒径も大きなりがちであるため、肌を傷つけるおそれがある。また、これら動植物由来であれば腐敗やカビが発生しやすい。
そこで、本発明者は上記問題点に鑑みて鋭意研究した結果、化学的変化が起きにくく、また比較的硬くなく、アレルギー等の発症懸念も高くない性質を併せ持つ物質であり、しかも石鹸や洗浄剤の本来の役割である肌の皮脂等の汚れを落とす機能を阻害しない成分として抹茶が最適であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明の目的は、化学的変化が起きにくく、また比較的硬くなく、アレルギー等の発症懸念も高くなく、しかもスクラブ剤が石鹸表面に適度に現れており、スクラブ剤配合による泡立ちの低下がなく、使用時は適度な肌触りがあり、スクラブ剤が擦り取る感じがあり、経時による退色や異臭が発生することのない石鹸組成物を提供することにある。
上記課題を解決し、その目的を達成するために、本発明による石鹸組成物は、抹茶を石鹸組成物全量に対して0.01〜10質量%配合するものである。
本発明によれば、化学的変化が起きにくく、また比較的硬くなく、アレルギー等の発症懸念も高くなく、しかもスクラブ剤が石鹸表面に適度に現れており、スクラブ剤配合による泡立ちの低下がなく、使用時は適度な肌触りがあり、スクラブ剤が擦り取る感じがあり、経時による退色や異臭が発生することのない石鹸組成物を提供できる。
すなわち、本発明は茶葉を粉砕した抹茶を配合することによって、洗顔を行うと、比較的に軟らかい抹茶がスクラブ剤となって、古い角層を剥離し、地肌を傷つけることなく、そして、皮脂吸着剤としての役目も果たし、さっぱりとした使用感触を与えることができるものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用する抹茶は、履下栽培した茶葉を揉まずに乾燥させた茶葉を粉砕して微粉状にしたものである。茶葉の品種については特に問わないが、いわゆる日本茶として供されるものであれば良い。茶葉の粉砕方法についても特に問わないが、石臼又は粉砕機で粉砕したもので良い。
本発明の石鹸組成物において、上記抹茶は石鹸全量に対して0.01〜10質量%配合するものであるが、好ましくは0.05〜10質量%、より好ましくは0.1〜3質量%配合するものである。
本発明の石鹸組成物の剤形としては、固形石鹸に限らず、ペースト状石鹸、液体石鹸などでも良く、いずれも抹茶を配合することができる。
次に、本発明の石鹸組成物の製造方法を説明する。製造方法の一例としては、従来公知の方法、すなわち、牛脂・豚脂・鯨脂・魚脂などに代表される動物性油脂、ヤシ油・パーム油・パーム核油・大豆油・オリーブ油・綿実油等に代表される植物性油脂等の単独物または混合物をアルカリ等でけん化するか、あるいは種々の脂肪酸や樹脂酸をアルカリ等で中和することによって製造した石鹸ベースに対し、抹茶と、香料、EDTA、ヒドロキシエタンジホスホン酸、アルカリ金属塩等の安定剤など成分を配合することにより本発明の石鹸組成物を製造する方法が挙げられる。り好ましくは0.1〜3%の抹茶)を混合し、その他所要の成分とともにミキサーで均一に混合し、ロールまたはブロッダーを用いて押し出し、型打ちする方法、あるいは石けんに糖類、多価アルコール、エタノール、および水に本発明成分を加え、70〜80℃に加熱して均一な透明石けん液とした後、固化枠に流し込み、冷却固化させて切断し、乾燥したのち型打ちする方法が挙げられる。ペースト状石鹸の場合は、例えば高級脂肪酸を水酸化カリウム、トリエタノールアミンなどを用いて中和したあと、脂肪酸アルカノールアミド、多価アルコール等及び精製水を加え混合撹拌して製造する方法が挙げられる。
本発明の石鹸組成物の洗浄力を更に高めるために、石鹸ベース以外に他の界面活性剤を添加することもできる。そのような界面活性剤としては、例えばα−スルホ脂肪酸エステル、イセチオン酸エステル、アルコール硫酸エステル、アルコールエトキシレートの硫酸エステル、オレフィンスルホン酸、N−アシルグルタミン酸およびそれらエステルや塩の塩類からなるアニオン性界面活性剤、さらにはアルキルベタイン、アルキルスルホベタインなど両性界面活性剤などが挙げられる。
本発明の石鹸組成物には、必要に応じて上記以外の各種成分を配合できる。そのようなものとしては、スクワラン、オレフィンオリゴマー、ワックス、ワセリン、その他の鉱油な
どの炭化水素、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リシノール酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸などの脂肪酸、各種グリセリド、シュガーエステル、ラノリン、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテートなどの脂肪酸エステル、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリオール類、アルコールや脂肪酸のエトキシレート、ジメチルシリコーン等のシリコーン類、その他各種の蛋白及び蛋白誘導体、ビタミン類、色素、顔料、アラントインやグリチルリチン酸ジカリウム等の消炎剤、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテルや3,4,4’−トリクロロカルバニリド(TCC)や安息香酸塩などの殺菌剤等が挙げられる。
以下、本発明の石鹸組成物について実施例及び比較例を例示することにより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。まず、各実施例及び比較例の評価方法を説明する。
10名の被験者が各実施例及び比較例の石鹸組成物に対し、下記の項目について目視又は官能により評価を行った。
(1)退色の有無
製造直後の色と1ヵ月後の色を目視により対比し、変化がないものを良好とした。
○:変化なしと答えた被験者が8名以上
×:退色ありと答えた被験者が2名以上
(2)外観
石鹸組成物表面に現れているスクラブ剤の程度を目視により確認し、下記指標に従って評価した。10名の評価点の平均(少数点以下第1位を四捨五入)が2〜4のものを良好とした。
5:顕著に現れている
4: ↓
3:適度に現れている
2: ↓
1:わずかに現れている
0:全く現れていない
(3)異臭の有無
1ヵ月後の異臭の発生の有無を確認し、異臭がないものを良好とした。
○:異臭なしと答えた被験者が8名以上
×:異臭ありと答えた被験者が2名以上
(4)泡立ち
各被験者が日常と同様の方法で洗顔を行い、泡立ちを評価した。10名の評価点の平均(少数点以下第1位を四捨五入)が4〜5のものを良好とした。
5:脂肪酸ナトリウム石鹸と同様の泡立ち
4: ↓
3:泡立つが不十分
2: ↓
1:わずかに泡立つ
0:全く泡立たない
(5)使用感
各被験者が日常と同様の方法で洗顔を行い、感触(スクラブ感)を評価した。10名の評価点の平均(少数点以下第1位を四捨五入)が4〜5のものを良好とした。
5:スクラブが手や肌に残り、感触・肌触りが悪い
4: ↓
3:適度な肌触りがあり、擦り取る感じがある
2: ↓
1:全くスクラブの感触がない
<実施例1〜7、比較例1〜3>
パーム油70重量部、ヤシ油30重量部からなる石鹸素地100重量部に対して、表1に示す配合の固形石鹸を常法により調製し、退色の有無、外観、異臭の有無、泡立ち、使用感の各項目を評価した。その結果を表1に併せて示す。
Figure 2014125556
表1から明らかなように、本発明の石鹸組成物である実施例1〜7は全ての評価項目において優れた結果が得られるのに対し、抹茶を配合しない比較例1や他のスクラブ剤を配合した比較例2〜3ではいずれかの項目で劣っている。
<実施例8〜12、比較例4>
表2に示す配合のペースト状洗顔石鹸を常法により調製し、異臭の有無、泡立ち、使用感の各項目を評価した。その結果を表2に併せて示す。
様に泡立ち、使用感を評価した。
Figure 2014125556
表2から明らかなように、本発明の石鹸組成物である実施例8〜12は全ての評価項目において優れた結果が得られるのに対し、抹茶を配合しない比較例4では使用感が劣っている。

Claims (1)

  1. 抹茶を石鹸組成物全量に対して0.01〜10質量%配合することを特徴とする石鹸組成物。
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