JP2014125217A - ラベラー - Google Patents
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Abstract
【課題】より単純な構成で糊の粘度を適正範囲に調整するための有利な技術を提供する。
【解決手段】ラベラーは、糊を使ってラベルを容器に貼り付ける貼付部200と、糊を収容するタンク10と、タンク10から貼付部200へ糊が供給されるようにタンク10から貼付部200への糊の供給路26に配置されたポンプ22と、タンク10の中の糊の温度を調整する温度調節器14と、ポンプ22の消費電流に基づいて温度調節器14を制御することによりタンク10の中の糊の粘度を制御する制御部16とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】ラベラーは、糊を使ってラベルを容器に貼り付ける貼付部200と、糊を収容するタンク10と、タンク10から貼付部200へ糊が供給されるようにタンク10から貼付部200への糊の供給路26に配置されたポンプ22と、タンク10の中の糊の温度を調整する温度調節器14と、ポンプ22の消費電流に基づいて温度調節器14を制御することによりタンク10の中の糊の粘度を制御する制御部16とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、容器にラベルを貼り付けるラベラーに関する。
ビール瓶等の容器にラベルを貼り付ける装置があり、このような装置は、ラベラーと呼ばれている。ラベラーの一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたラベラーは、糊を使ってラベルを容器に貼り付ける貼付部と、該貼付部に糊を供給する供給部と、該供給部において糊の粘度を測定する粘度計と、該粘度計によって測定された粘度に基づいて、該供給部における糊の粘度が許容範囲内に収まるように該供給部における糊の温度を調節する温度調節器と、を備えている。特許文献1に記載されたラベラーによれば、糊の粘度を高い精度で安定化させることができ、これにより、ラベルの貼付不良が防止される。
特許文献1に記載されたラベラーでは、糊の粘度を制御するために粘度計が使用される。粘度計は、一般に、高い精度を有するが、高価である。しかし、ラベラーにおいて貼付不良を防止するために要求される糊の粘度の制御精度は、それほど高いものではない。よって、高価な粘度計の使用は望ましくない。
本発明は、より単純な構成で糊の粘度を適正範囲に調整するための有利な技術を提供することを目的とする。
本発明のラベラーは、糊を使ってラベルを容器に貼り付ける貼付部と、糊を収容するタンクと、前記タンクから前記貼付部へ糊が供給されるように前記タンクから前記貼付部への糊の供給路に配置されたポンプと、前記タンクの中の糊の温度を調整する温度調節器と、前記ポンプの消費電流に基づいて前記温度調節器を制御することにより前記タンクの中の糊の粘度を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、より単純な構成で糊の粘度を適正範囲に調整するための有利な技術が提供される。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。
図1、図2は、本発明の好適な実施形態のラベラー100の概略構成を示す平面図、模式図である。本発明の好適な実施形態のラベラー100は、例えば、ビール瓶或いは飲料瓶等の容器にラベルを貼り付ける装置として構成されうる。なお、ラベルを貼り付ける対象の容器は、瓶容器に限定されず、例えば、プラスチック製の容器や紙製の容器等であってもよい。
ラベラー100は、糊を使ってラベル51を容器71に貼り付ける貼付部(本体部)200と、糊を収容するタンク10と、タンク10から貼付部200へ糊が供給されるようにタンク10から貼付部200への糊の供給路26に配置されたポンプ22と、タンク10の中の糊の温度を調整する温度調節器14と、ポンプ22の消費電流に基づいて温度調節器14を制御することによりタンク10の中の糊の粘度を制御する制御部16とを備えうる。温度調節器14は、例えば、加熱部(ヒータ)および/または冷却部を含みうる。
ポンプ22の消費電流は、タンク10から貼付部200へ供給される糊の粘度に相関を有する。即ち、タンク10から貼付部200へ供給される糊の粘度が高ければポンプ22の消費電流が大きくなり、該糊の粘度が低ければポンプ22の消費電流が小さくなる。よって、ポンプ22の消費電流を測定することによって糊の粘度を間接的に測定することができる。
ポンプ22の消費電流は、電流計29を使って計測されうる。電流計29は、例えば、電源ラインと接地ラインとの間にポンプ22と直列に配置されうる。なお、ポンプ22の消費電力に基づいて温度調節器14を制御することは、ポンプ22の消費電流に基づいて温度調節器14を制御することの範疇に含まれる。
ラベラー100は、タンク10の中の糊の液面の高さを計測する液面計24を更に備えてもよく、制御部16は、ポンプ22の消費電流および液面計24の出力に基づいて温度調節器14を制御することによりタンク10の中の糊の粘度を制御するように構成されてもよい。
貼付部200は、ポンプ22によってタンク10から供給路26を通して供給されてくる糊を糊ローラー30で受け取る。糊ローラー30の側方には、糊ローラー30の表面に糊を均一に広げるためのスクレーパー32が配置されている。また、糊ローラー30、スクレーパー32の下方には、糊ローラー30、スクレーパー32から滴り落ちる糊を回収する回収パン34が配置されている。回収パン34で回収された糊は、回収路28を通してタンク10に戻される。
糊ローラー30の側方には、また、複数のパレット41が円周に沿って等間隔で配置されたパレット回転機構40が配置されている。パレット回転機構40の回転にともなって各パレット41が公転しながら、糊ローラー30の表面の糊が各パレット41に塗布される。パレット回転機構40の側方には、ラベル供給部(例えば、ラベルマガジン)50が配置されている。ラベル供給部50は、ラベル51をその裏面(糊を塗布する面)をパレット41側に向けてパレット41に供給する。ラベル51は、公転中のパレット41の表面(糊が塗布された面)に付着し、これによりラベル51の裏面に糊が塗布される。
パレット回転機構40の側方には、また、複数のラベル受け(グリッパーフィンガー)61が円周に沿って等間隔で配置されたラベル受け回転機構(グリッパーシリンダ)60が配置されている。ラベル受け回転機構60の回転にともなって各ラベル受け61が公転する。各ラベル受け61は、公転中に、パレット41に付着しているラベル51を引っ掛けて受け取る。この状態で、ラベル51は、糊が塗布された面(裏面)が外側を向くことになる。
ラベル受け回転機構60の側方には、ビール等の製品が充填された複数の容器71を円周に沿って等間隔で保持した容器回転機構70が配置されている。容器回転機構70の回転にともなって各容器71が公転し、この際に、ラベル受け61によって保持されているラベル51が容器71に貼り付けられる。ラベル51が貼り付けられた容器71は、次工程に向けて搬送される。
図3を参照しながら制御部16の第1構成例を説明する。第1構成例では、制御部16は、ポンプ22の消費電流に基づいて温度調節器14を制御することによりタンク10の中の糊305の粘度を制御する。電流計29は、ポンプ22の消費電流を測定する。制御部16に対する入力である目標値TVは、目標粘度に対応するポンプ22の消費電流として与えられうる。あるいは、目標値TVは、目標粘度そのものでもよく、この場合には、電流計29は、ポンプ22の消費電流を糊305の粘度に換算した値を出力する。演算器301は、目標値TVと電流計29の出力との差分を偏差信号として演算し、補償器302に提供する。補償器302は、例えばPID補償器であり、演算器301から提供される偏差信号に基づいて、温度調節器14を制御する指令値(例えば電流値)を生成する。ドライバ303は、補償器302から提供される指令値に基づいて温度調節器14を駆動し、温度調節器14に糊305の温度を調節させる。
図4を参照しながら制御部16の第2構成例を説明する。ここで言及しない事項は、第1構成例に従いうる。第2構成例では、制御部16は、ポンプ22の消費電流および液面計24の出力に基づいて温度調節器14を制御することによりタンク10の中の糊305の粘度を制御する。ここで、ポンプ22の消費電流は、供給路26を通してポンプ22が糊を貼付部200に供給する際に受ける負荷に相関を有し、該負荷は、糊305の粘度のほか、タンク10の中の糊305の液面の高さに依存しうる。即ち、タンク10の中の糊305の液面の高さが高くなると、ポンプ22が糊を貼付部200に供給する際に受ける負荷が低下し、タンク10の中の糊305の液面の高さが低くなると、ポンプ22が糊を貼付部200に供給する際に受ける負荷が増加する。よって、電流計29の出力は、タンク10の中の糊305の液面の高さに依存しうる。そこで、補正部306は、液面計24の出力、即ち、タンク10の中の糊305の液面の高さに基づいて、電流計29の出力を補正する。これにより、糊305の粘度をより正確に求めることができる。補正部306の出力は、演算器301に提供される。
以上のように、この実施形態によれば、タンク10から貼付部200へ糊を供給するためのポンプ22の消費電流が糊の粘度と相関を有することを利用し、ポンプ22の消費電流に基づいて温度調節器14を制御することによりタンク10の中の糊の粘度を制御する。これによって、専用の粘度計を設ける必要がなくなる。
Claims (2)
- 糊を使ってラベルを容器に貼り付ける貼付部と、
糊を収容するタンクと、
前記タンクから前記貼付部へ糊が供給されるように前記タンクから前記貼付部への糊の供給路に配置されたポンプと、
前記タンクの中の糊の温度を調整する温度調節器と、
前記ポンプの消費電流に基づいて前記温度調節器を制御することにより前記タンクの中の糊の粘度を制御する制御部と、
を備えることを特徴とするラベラー。 - 前記タンクの中の糊の液面の高さを計測する液面計を更に備え、
前記制御部は、前記ポンプの消費電流および前記液面計の出力に基づいて前記温度調節器を制御することにより前記タンクの中の糊の粘度を制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載のラベラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012281725A JP2014125217A (ja) | 2012-12-25 | 2012-12-25 | ラベラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012281725A JP2014125217A (ja) | 2012-12-25 | 2012-12-25 | ラベラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014125217A true JP2014125217A (ja) | 2014-07-07 |
Family
ID=51405037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012281725A Pending JP2014125217A (ja) | 2012-12-25 | 2012-12-25 | ラベラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014125217A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4335767A1 (de) * | 2022-09-09 | 2024-03-13 | Krones AG | Etikettiervorrichtung |
DE102022122986A1 (de) | 2022-09-09 | 2024-03-14 | KIC KRONES Internationale Cooperationsgesellschaft mbH | Verfahren zur Modifikation eines Klebstoffes, insbesondere im laufenden Betrieb einer Etikettiervorrichtung |
-
2012
- 2012-12-25 JP JP2012281725A patent/JP2014125217A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP4335767A1 (de) * | 2022-09-09 | 2024-03-13 | Krones AG | Etikettiervorrichtung |
DE102022122986A1 (de) | 2022-09-09 | 2024-03-14 | KIC KRONES Internationale Cooperationsgesellschaft mbH | Verfahren zur Modifikation eines Klebstoffes, insbesondere im laufenden Betrieb einer Etikettiervorrichtung |
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