JP2014124593A - 水道管理支援システム - Google Patents

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Hiroto Yokoi
浩人 横井
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秀之 田所
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Abstract

【課題】浄水施設において、節電要請などによる急激な処理水量の変化は、水道水の水質リスクを増大させる可能性がある。このため、電力不足の場合もロバストな運転ができ、需要家に安全な水を供給するシステムを提供する必要がある。
【解決手段】本発明の水道管理支援システムによれば、電力供給と水需要予測を入力とする水運用計画策定手段と、水運用計画に基づき自家発電設備の運転を制御する電力制御手段と、ろ過池の運転履歴を元に選択したろ過池をスロースタートさせるろ過池運転計画策定手段と、水運用計画と濁度により凝集剤注入率算出式を決定する凝集剤注入率算出手段とを備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、浄水処理施設の運転制御を支援する水道管理支援システムに関する。
新興国は経済発展に伴う電力需要の増加による電力不足が顕在化しており、さらに電力供給自体が不安定な地域もある。
浄水処理施設は、河川からの取水、薬品注入、水道水の送水およびろ過池の逆洗などにポンプを、薬品注入後の攪拌に攪拌機を多く使用しており、大量の電力を消費している。そのため、電力需給が切迫した場合、水道は重要インフラの一つであるものの、節電を要請される可能性がある。
浄水処理施設は、ポンプや攪拌機の他に、着水井、混和池、フロック形成池、沈殿池、砂ろ過池、消毒池、浄水池、さらには高度浄水処理施設(オゾン接触槽、粒状活性炭処理槽など)で構成され、原水中の濁質などを除去する凝集沈殿処理過程、細菌などを不活化する消毒過程を得て上水が得られる。通常、浄水処理施設は複数の系統からなり、損失水頭などから判断して、使用する砂ろ過池の変更や逆洗などの運転を実施している。もしも節電が要請された場合、浄水処理施設としてはポンプや攪拌機の使用台数の削減(使用系統の削減)で対応することになるが、処理水量が減ることになる。
処理水量の減少が長く継続すると上水の不足が発生し、需要家に影響を与える危険性がある。また、通常、浄水処理施設は日変動による処理水量の増減はあるものの、常に安定稼働を続けることが前提であり、節電要請などによる急激な処理水量の変化は、上水の水質リスクを増大させる可能性がある。具体的には、以下のような課題が挙げられる。
(1)定常時の薬品注入や攪拌操作では対応できず、凝集沈殿処理が不安定となる。
(2)消毒目的で注入した残留塩素濃度が時間経過に伴い減少し、細菌が発生する。
(3)不適切な消毒剤の注入で、消毒副生成物や臭気物質が発生する。
(4)砂ろ過池より濁質が漏えいし、ろ過水濁度が上昇する。
需要家に安全な水を供給するために、以下のような技術が提案されている。
たとえば特許文献1には、機器の運転管理のための複数の操作量算出手段を備え、原水水質などの評価指標に応じた上水道施設の機器を制御する自動運転制御システムが開示されている。
特許04906799
特許文献1に記載の技術は、主に原水水質を考慮した運転制御であり、節電要請などの外的要因に対して最適な運転制御を実施することは困難である。
このため、本発明は電力不足の場合もロバストな運転ができ、需要家に安全な水を供給するシステムを提供することにある。
上述した目的の達成の為に、本発明の水道管理支援システムは、電力供給と水需要予測から水運用計画を策定する水運用計画策定手段と、前記水運用計画に基づき自家発電設備の運転を制御する電力制御手段と、ろ過池の運転履歴を元に選択したろ過池をスロースタートさせるろ過池運転計画を策定するろ過池運転計画策定手段と、前記水運用計画と濁度により凝集剤注入率を算出する凝集剤注入率算出手段とを備えたことを特徴とするものである。
更に、本発明の水道管理支援システムは、前記水運用計画より消毒剤注入率を算出する消毒剤注入手段を備えたことを特徴とするものである。
更に、本発明の水道管理支援システムは、前記水運用計画より活性炭注入率を算出する活性炭注入率算出手段を備えたことを特徴とするものである。
更に、本発明の水道管理支援システムは、高度浄水処理施設を備え、前記水運用計画に基づき前記高度浄水処理施設を運転制御する高度浄水処理制御手段を備えたことを特徴とするものである。
更に、本発明の水道管理支援システムは、前記水運用計画策定手段は電力供給、水需要予測および発電コストに基づいて前記水運用計画を策定することを特徴とするものです。
更に、本発明の水道管理支援システムは、二次電池を備え、前記水運用計画策定手段は電力供給、水需要予測および前記二次電池の電力量に基づいて前記水運用計画を策定することを特徴とするものである。
更に、本発明の水道管理支援システムは、前記水運用計画に基づいて混和池やフロック形成池で使用される攪拌機の出力を運転制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、浄水処理施設において水需要予測だけではなく電力供給も考慮した水運用計画に沿い運転制御することで、施設のリスク管理能力が向上する。
また、本発明によれば自家発電設備も合わせて運転制御することで、電力不足の場合もロバストな運転ができ、需要家に安全な水を供給できる。
また、本発明によればろ過池の運転計画策定手段と水運用計画を考慮した凝集剤注入率算出手段を備えることで水質リスクを低減できる。
実施例1における水道管理支援システムの一実施形態を示す図である。 実施例1における水道管理支援システム10の処理フローを示す図である。 実施例1における通常時と電力不足時の水運用計画を示す図である。 実施例1における凝集剤注入率式の例を示す図である。 実施例2における水道管理システムを示す図である。 実施例2における処理水量と消毒剤注入率の関係を示す図である。 実施例2における処理水量に対する消毒剤注入率の時間変化を示す図である。 実施例3における水道管理支援システムを示す図である。 実施例4における水道管理支援システムを示す図である。 通常時と電力不足時の発電コストと処理水量を示す図である。 実施例5における発電コストと処理水量を示す図である。 実施例6における水道管理支援システムを示す図である。 実施例7における水道管理支援システムを示す図である。
以下、本発明による水道管理支援システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明による水道管理支援システムの一実施形態を示す図である。実施例1での水道管理支援システム10は、図1に示すように、濁度計170、凝集剤注入手段180、損失水頭計190、水運用計画策定手段200、電力制御手段300、凝集剤注入率算出手段400、ろ過池運転計画策定手段500、ろ過池運転履歴データベース(以下、ろ過池運転履歴DBと称する)600およびろ過池制御手段700から構成される。水道管理支援システム10のうち、濁度計170、凝集剤注入手段180、損失水頭計190は、浄水処理施設20内に設けられる。水運用計画策定手段200、電力制御手段300、凝集剤注入率算出手段400、ろ過池運転計画策定手段500、ろ過池運転履歴データベース(DB)600およびろ過池制御手段700は、浄水処理施設20内に設けても、浄水処理移設20外に設けてもよい。そして、本実施例では、浄水処理施設20外に設けている。水道管理システム10の濁度計170、凝集剤注入手段180、損失水頭計190、水運用計画策定手段200、電力制御手段300、凝集剤注入率算出手段400、ろ過池運転計画策定手段500、ろ過池運転履歴データベース(DB)600およびろ過池制御手段700は、図示しないネットワークを介して通信しており、それぞれデータを送受信する。
浄水処理施設20は、上述した濁度計170、凝集剤注入手段180および損失水頭計190のほかに、着水井110、混和池120、フロック形成池130、沈殿池140、砂ろ過池150および浄水池160を備える。
浄水処理施設20では、河川、地下水などの水源から取水した原水を浄水処理し、最終的に得られたろ過水を浄水池160から上水として送水する。
原水は、まず、着水井110に導入され、その後、混和池120、フロック形成池130、沈殿池140、砂ろ過池150、浄水池160の順に導入されて、浄水処理される。
以下、原水の処理過程を説明する。
原水は、粒径の大きな砂などが沈降除去された後、着水井110に導入され、原水の濁度が濁度計170により計測される。また,図示しない水量計測手段により水量も計測される。
混和池120では、原水は凝集剤注入手段180から凝集剤が注入され、急速攪拌される。急速攪拌により、原水中の濁質分は凝集してフロックになる。その後、凝集剤が注入された原水、すなわち凝集剤注入水は、フロック形成池130に導入される。
凝集剤注入手段180は、凝集剤注入率算出手段400に制御され、原水に凝集剤を注入し、凝集剤の注入量などのプロセスデータを計測する。
フロック形成池130では、凝集剤注入水が緩速攪拌され、フロックの成長が促進される。緩速攪拌された凝集剤注入水は、沈殿池140に導入される。
沈殿池140では、緩速攪拌後の凝集剤注入水のフロックが沈降分離される。沈殿処理水は、砂ろ過池150に導入される。
砂ろ過池150では、沈殿処理水がろ過され、沈殿池140では沈降分離されなかった微小なフロックが除去される。ろ過処理された沈殿処理水、すなわちろ過水は、浄水池160に導入される。ろ過水は、浄水池160から上水として需要家に供給される。
砂ろ過池150では、損失水頭計190で損失水頭が計測される。損失水頭の水質データは、ろ過池運転計画策定手段500に送信され、例えば、許容損失水頭を超えた場合、ろ過池制御手段700により使用砂ろ過池の変更、および許容損失水頭を超えた砂ろ過池150の逆洗などの運転が実施される。
図2は、水道管理支援システム10の処理フローを示す図である。ステップ101(以下、S101と称す)で電力会社や地方自治体など電力制限情報を発信している場所から、ネットワークを介して情報を取得する。
S102で水需要を予測する。具体的な水需要の予測方法としては、たとえば、気象庁など現在および未来の気象情報を提供する場所からネットワークを介して情報を取得し、過去の気象情報と照らし合わせ、最も近い気象パターンのときの処理水量から予測する方法がある。このとき、少なくとも過去の気象情報および処理水量は、計測年月日および時刻と関連付けられて図示しない水運用履歴データベース(以下、水運用履歴DBと称する)に格納されている。水需要の予測方法は、上述した方法に限定されるわけではなく、他の方法でもよい。
S103で電力制限情報と水需要予測が水運用計画策定手段200に入力され、水運用計画が策定される。
図3は、実施例1における通常時と電力不足時の水運用計画を示す図である。とくに電力制限がない場合は、通常の水運用となる。しかし、電力制限情報がある場合、自家発電設備を運転して発生する電力量も考慮して、電力が不足するか否かを判断し、新たな水運用計画を策定する。
水運用計画には処理水量の他にも、自家発電設備の運転制御情報、ろ過池の運転制御情報が含まれ、それらの情報に基づいた浄水処理施設の運転制御が実施される。
S104で水運用計画に基づいて、電力制御手段300により図示しない自家発電用設備を運転制御する。自家発電要設備はとくに限定されず、化石燃料を燃やして蒸気タービンを駆動し発電する設備や風力や太陽光などの自然エネルギーを利用した設備などがある。
S105で処理水量の経時変化に影響を受ける原水濁度の経時変化を予測する。ここで、原水濁度の経時変化は水運用計画策定手段200で予測しても、凝集剤注入率算出手段400で予測してもよい。
S106で凝集剤注入率算出手段400により凝集剤注入率式を選択する。これは処理水量の変化が浄水処理施設20内における処理水の滞留時間に影響し、凝集剤注入率が変化前と同一でも沈殿処理水濁度やろ過水濁度が変化するためである。凝集剤注入率算出手段400には、複数の凝集剤注入率式が記憶されており、少なくとも濁度計170により計測された原水濁度や処理水量から選択される。凝集剤注入率式は、上述の原水濁度、処理水量の他にも、図示しない水温計、pHセンサ、アルカリ度計、紫外線吸光度計などで計測された原水の水温、pH、アルカリ度、紫外線吸光度や、気象庁など現在および未来の気象情報を提供する場所から取得した気象情報などで選択されてもよく、とくに限定されない。
図4は、実施例1における凝集剤注入率式の例を示す図である。図では二つの式(凝集剤注入率式aおよび凝集剤注入率式b)が用意されており、たとえば浄水処理施設20が通常時の運転をしているならば凝集剤注入率式a、電力不足時の運転をしているならば凝集剤注入率式bというように、凝集剤注入率式を決定する。
S107で水運用計画に基づき、通常の取水を再開する。
S108で濁度170により原水濁度をモニタリングする。これは取水再開時の短期的な原水濁度増加(フラッシング効果)を確認するためである。
S109で原水濁度が、凝集剤注入率算出手段400に格納された所定値以下か否かを判断する。
S110で取水前に使用した凝集剤注入率式へ変更し、運転制御する。
S111で水運用計画策定手段200により策定された水運用計画と、損失水頭計190より得られた各砂ろ過池の損失水頭のデータおよびろ過池運転履歴DB600に格納されたデータを用いて、ろ過池運転計画策定手段500はろ過池運転計画を策定する。ここで、ろ過池運転履歴DB600は、ろ過池の運転履歴データとして、少なくとも各ろ過池のろ過継続時間、汚泥負荷量、損失水頭計190で計測した損失水頭を計測年月日および時刻と関連付けて格納している。ろ過池運転計画は、各ろ過池に関する運転/停止、逆洗の情報が含まる。ろ過池制御手段700はろ過池運転計画に基づいて各砂ろ過池を運転制御する。
S112でろ過池運転計画策定手段500は、運転停止した砂ろ過池の中で、再起動時、優先使用する砂ろ過池をこれまでのろ過継続時間、汚濁負荷量および損失水頭に基づいて選定する。
S113でろ過池運転計画に基づいて、再起動時優先使用する砂ろ過池を上水への濁質漏えいを防止するためスロースタートする。
S114でスロースタートした砂ろ過池を通常のろ過速度で運転する。
最後にS115でろ過池数を増加する。これにより、電力不足の場合も水需要に対応できるようになる。
実施例1は、電力供給と水需要予測を入力とする水運用計画策定手段200により、電力不足の場合もロバストな運転ができる。また、凝集剤注入率算出手段400により最適な凝集剤注入率式を選択することで、沈殿処理水濁度の上昇を抑えることができ、砂ろ過池のろ過継続時間を長く、汚泥負荷量を少なくすることが可能である。さらに再稼働時、優先使用する砂ろ過池を選定し、スロースタートすることで、水質リスクを低減することが実現できる。
図5は実施例2における水道管理支援システムを示す図である。
実施例2は実施例1の水道管理支援システム10に消毒剤注入率算出手段および消毒剤注入手段を備え、凝集剤のほかに消毒剤を考慮した構成になっている。
消毒剤注入率算出手段800は、水運用計画に基づき消毒剤注入率を決定し、着水井110で消毒剤注入(前塩素処理)する消毒剤注入手段810、浄水池160で消毒剤注入(後塩素処理)する消毒剤注入手段820により注入される。ここで、消毒剤とは液体塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウムおよび二酸化塩素などであり、とくに限定されるものではない。
消毒剤注入率算出手段800における消毒剤注入率の決定方法は、どのような方法でもよく、電力不足に対応して適切な消毒剤注入率を決定できればとくに限定されない。本実施例では、水運用計画で策定された処理水量およびろ過池の運転制御情報から前塩素処理と後塩素処理の消毒剤注入率を決定する方法を一例として示す。
図6は、実施例2における処理水量と消毒剤注入率の関係を示す図である。処理水量が低下すると消毒剤注入率は、前塩素処理が低下して後塩素処理が増加する。図6の関係図のように消毒剤を注入する理由を以下で説明する。
処理水量の変化は浄水処理施設20内における処理水の滞留時間の変化に影響する。処理水量が低下すると滞留時間は増加する。一般に消毒剤として使用される塩素系消毒剤の有効性は塩素濃度で表現されるが、塩素濃度は消毒反応、トリハロメタンなどの消毒副生成物の生成、トリクロラミンなどの臭気物質の生成および水面からの揮発などで時間経過に伴い低下する。前塩素処理のように凝集沈殿処理前の原水に消毒剤を注入すると、原水に含まれる有機物と消毒剤が反応して消毒副生成物および臭気物質が生成し易い。消毒副生成物および臭気物質は有機物濃度および塩素濃度に比例し、時間経過に伴い増加するため、電力不足への対応で処理水量を低下した場合、前塩素処理の消毒剤注入率を減少させる運転制御が有効となる。これにより、消毒副生成物および臭気物質の生成を抑制できる。しかし、前塩素処理の消毒剤注入率を減少すると、処理水中の残留塩素濃度が低下し、細菌などが発生する危険性がある。そのため、後塩素処理の消毒剤注入率を増加させる必要がある。
図7は実施例2における処理水量に対する消毒剤注入率の時間変化を示す図である。図7のように水運用計画に従い、消毒剤注入率算出手段800が消毒剤注入手段810および消毒剤注入手段820を運転制御する。図7は、一つの砂ろ過池に関するものだが、これを各砂ろ過池に対して決定することになる。
水運用計画に従い砂ろ過池を停止した後の塩素注入再開時も、前塩素処理で臭気物質が発生し易い。そのため、塩素注入再開時も前述のように前塩素処理の消毒剤注入率を減少し、後塩素処理の消毒剤注入率を増加させる運転が有効となる。
実施例2において、前塩素処理は着水井110で実施しているが、着水井110の手前で実施してもよく、とくに限定されない。同様に後塩素処理は浄水池160で実施しているが、浄水池160以降で実施してもよく、とくに限定されない。また、実施例2では、前塩素処理と後塩素処理を実施しているが、これに中塩素処理を追加しても構わない。
図5では図示していないが、少なくとも後塩素処理は、十分な消毒効果を確保しているか確認するため、後塩素処理の前、後もしくは両方で塩素濃度計により残留塩素濃度を計測する。塩素濃度計により計測された残留塩素濃度は消毒剤注入率算出手段800に入力され、消毒剤注入率の算出に使用される。
このように、実施例2は、実施例1の水道管理支援システム10に電力不足に対応可能な消毒剤注入制御を備えたことで、さらにリスク管理能力を向上することができる。
実施例3は、実施例1における水道管理支援システム10に活性炭注入率算出手段および活性炭注入手段を備え、凝集剤のほかに粉末活性炭を考慮した場合である。ここで、粉末活性炭は、夏などの高水温期に藻類などにより発生した臭気物質などの除去のためによく注入されるものである。
図8は、実施例3における水道管理支援システムを示す図である。活性炭注入率算出手段900は、水運用計画に基づき活性炭注入率を決定し、着水井110で粉末活性炭を注入する活性炭注入手段910により注入される。
活性炭注入率算出手段900における活性炭注入率の決定方法は、どのような方法でもよく、電力不足に対応して適切な活性炭注入率を決定できればとくに限定されない。本実施例では、水運用計画で策定された処理水量およびろ過池の運転制御情報から活性炭注入率を決定する。具体的には、処理水量の低下に伴い活性炭注入率を増加させる運転および、砂ろ過池の運転再開時、図2のS109のように、原水濁度が、活性炭注入率算出手段900に格納された所定値以下か否かを判断し、所定値以上の場合、活性炭注入率を増加させる運転をする。このように運転する理由は、処理水量の低下もしくは砂ろ過池の運転停止により滞留した処理水は、藻類の繁殖もしくは有機物と消毒剤の反応によって臭気物質が通常よりも発生し易いためである。処理水量の低下および砂ろ過池の運転再開時に活性炭注入率を増加させることで臭気物質を除去することが可能となる。
実施例3は、実施例1の水道管理支援システム10に電力不足に対応可能な活性炭注入制御を備えたことで、さらにリスク管理能力を向上することができる。
実施例4は、実施例1の水道管理支援システム10に高度浄水処理制御手段、浄水処理施設20の沈殿池150後に高度浄水処理施設を備え、電力不足に対応して高度浄水処理施設を運転制御する場合である。
図9は、実施例4における水道管理支援システムを示す図である。高度浄水処理制御手段1000は、水運用計画に基づき高度浄水処理施設1010の運転制御を実施する。
高度浄水処理施設1010は、オゾン接触槽および粒状活性炭処理槽で構成される。前段のオゾン接触槽は、濁質、有機物質および臭気物質などを分解・除去する。後段の粒状活性炭処理槽は、前段により処理水中に存在するオゾンの分解および、濁質、有機物質および臭気物質などを吸着・除去する。
高度浄水処理制御手段1000は電力不足の場合、オゾン注入率を減少させるなど使用電力量を抑制する方向に制御する。ただし、処理水量の変化時および再稼働時は、非定常運転により水質リスクが増加する可能性があるため、オゾン注入率を増加させる方向に制御する。このとき、通常時の運転に戻す方法としては、図2のS109のように、原水濁度が、活性炭注入率算出手段900に格納された所定値以下か否かで判断する方法がある。
実施例4は、浄水処理施設10に備えた高度浄水処理施設1010を、電力不足を考慮して運転制御することで使用電力量を抑制し、さらにリスク管理能力を向上することができる。
実施例5は、実施例1の水運用計画策定手段200で発電コストも考慮して水運用計画を策定する場合である。
図10は、通常時と電力不足時の発電コストと処理水量を示す図である。図10では、自家発電設備により不足した電力量を補うことができ、浄水処理施設を通常の水運用計画通り運転制御した場合と比較する。自家発電設備として化石燃料を燃やして蒸気タービンを駆動し発電したとすると、発電コストは図10のように、通常時が電力不足時よりも高くなる。
本実施例では、具体的には電力不足により自家発電設備を運転する必要がある時、電力供給に問題のない時間に浄水処理施設20による処理水量を増加させる。
図11は、実施例5における発電コストと処理水量を示す図である。図11のように発電コストを考慮した水運用計画を策定することで、電力不足時に必要な発電量を抑制し、発電コストを下げることができる。
実施例5では、水運用計画策定手段200に自家発電設備の発電コストおよび浄水池160の容量と貯水率のデータが入力される。
実施例5は実施例1と比較して、水運用計画策定手段200で発電コストも考慮した水運用計画を策定することで、電力不足時も安価に上水を生産することが実現できる。
図12は実施例6における水道管理支援システムを示す図である。
実施例6は、実施例1の浄水処理施設20に二次電池1100を備え、水運用計画策定手段200で二次電池1100の電力量も考慮して水運用計画を策定する場合である。
二次電池1100の種類、その充電手段は、とくに限定されないが、自然エネルギーを利用して発電した電力および夜間電力による充電が望ましい。これらの電力は通常の電力会社の電力を充電するよりも以下の利点がある。
(1)自然エネルギーを利用して発電した電力の場合、通常の電力会社の電力よりも環境負荷が小さい。
(2)夜間電力の場合、昼間の電力よりも電気料金が安価で経済的である。また、昼間のピーク電力になり易い時間帯の電力使用を抑制することで、電力負荷を平準化できる。
実施例6は実施例1と比較して、浄水処理施設20に二次電池1100を備えることで、さらにロバストな運転制御が可能であり、電力不足時に利用することで発電コストを下げることが実現できる。
図13は実施例7における水道管理支援システムを示す図である。
実施例7は、水運用計画にて混和池120やフロック形成池130で使用される攪拌機1210、1220の出力(攪拌強度)も考慮した場合である。
一般的に混和池120やフロック形成池130では凝集剤の混合、フロックの形成・成長のために攪拌処理が実施されている。このとき、良好な凝集剤の混合、フロックの形成・成長を促すための運転条件は、浄水処理施設の設計指針に記載されたGT値を参考とする場合が多い。ここで、GT値とは攪拌強度×滞留時間である。
電力不足に対応して処理水量が低下すると滞留時間が増加する。これにより、GT値が増加してGT値の最適範囲(23000〜210000)から外れる可能性がある。この場合、G値を低下させる、つまり、攪拌機1210、又は/更には攪拌機1220の回転数を低下させることで、GT値を最適範囲にする運転が有効である。これは、電力不足時の処理水量の低下に伴い回転数を低下させることから使用電力を抑制することができる。
これにより、実施例7は実施例1と比較して、発電コストを下げた上にリスク管理能力を向上することが実現できる。
10…水道管理支援システム、20…浄水処理施設、110…着水井、120…混和池、130…フロック形成池、140…沈殿池、150…砂ろ過池、160…浄水池、170…濁度計、180…凝集剤注入手段、190…損失水頭計、200…水運用計画策定手段、300…電力制御手段、400…凝集剤注入率算定手段、500…ろ過池運転計画策定手段、600…ろ過池運転履歴DB、700…ろ過池制御手段、800…消毒剤注入率算出手段、810…消毒剤注入手段、820…消毒剤注入手段、900…活性炭注入率算出手段、910…活性炭注入手段、1000…高度浄水処理制御手段、1010…高度浄水処理施設、1100…二次電池、1210…攪拌機、1220…攪拌機

Claims (7)

  1. 電力供給と水需要予測から水運用計画を策定する水運用計画策定手段と、
    前記水運用計画に基づき自家発電設備の運転を制御する電力制御手段と、
    ろ過池の運転履歴を元に選択したろ過池をスロースタートさせるろ過池運転計画を策定するろ過池運転計画策定手段と、
    前記水運用計画と濁度により凝集剤注入率を算出する凝集剤注入率算出手段とを備えたことを特徴とする水道管理支援システム。
  2. 請求項1の水道管理支援システムにおいて、
    前記水運用計画より消毒剤注入率を算出する消毒剤注入手段を備えたことを特徴とする水道管理支援システム。
  3. 請求項1の水道管理支援システムにおいて、
    前記水運用計画より活性炭注入率を算出する活性炭注入率算出手段を備えたことを特徴とする水道管理支援システム。
  4. 請求項1の水道管理支援システムにおいて、
    高度浄水処理施設を備え、
    前記水運用計画に基づき前記高度浄水処理施設を運転制御する高度浄水処理制御手段を備えたことを特徴とする水道管理支援システム。
  5. 請求項1の水道管理支援システムにおいて、
    前記水運用計画策定手段は電力供給、水需要予測および発電コストに基づいて前記水運用計画を策定することを特徴とする水道管理支援システム。
  6. 請求項1の水道管理支援システムにおいて、
    二次電池を備え、
    前記水運用計画策定手段は電力供給、水需要予測および前記二次電池の電力量に基づいて前記水運用計画を策定することを特徴とする水道管理支援システム。
  7. 請求項1の水道管理支援システムにおいて、
    前記水運用計画に基づいて混和池やフロック形成池で使用される攪拌機の出力を運転制御することを特徴とする水道管理支援システム。
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